JP4932240B2 - コンピュータ生成の文書におけるネストされたデータを透過的方法で公開するための方法およびシステム - Google Patents

Description

本発明は一般に、様々なコンピュータ生成の文書にわたってデータを管理することに関する。具体的には、本発明は、コンピュータ生成の文書におけるネストされたデータを透過的方法で公開するための方法およびシステムおよび方法に係る。

コンピュータ時代の到来と共に、コンピュータおよびソフトウェアユーザは、プレゼンテーションの作成、計算、編成、準備、電子メールの送受信、音楽の制作などを助けるユーザフレンドリなソフトウェアアプリケーションに慣れ親しむようになっている。例えば、最新の電子文書処理アプリケーションにより、ユーザは様々な実用的な文書を準備することができる。最新のスプレッドシートアプリケーションにより、ユーザはデータを入力し、操作して、編成することができる。最新の電子スライドプレゼンテーションアプリケーションにより、ユーザは、テキスト、画像、データその他の有用なオブジェクトを含む様々なスライドプレゼンテーションを作成することができる。

そのようなアプリケーションによって生成される文書、スプレッドシート、プレゼンテーションなどは、他の文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、データベース、イメージなどの多種多様な既存のコンテンツから作成されることが多い。従って、これらのいわゆる複合文書は、本来なら透過的であるファイルに不透明な領域を作成することによって文書に問題を生じさせる可能性のある埋め込みを備えていることが多い。多くの埋め込みのシナリオにおいて、収容または受け取り側アプリケーション（クライアントアプリケーション）と埋め込みを生成するアプリケーション（サーバアプリケーション）との間に通信がある。

そのような複合文書が保存および／または再度目的を与えられた場合（例えば、別のユーザに電子メールで送信される、ツールが衝突する、別のアプリケーションにより使用される）、様々な問題が生じる可能性がある。そのような複合文書に関連する問題の１つのタイプには、不慮の情報の開示が含まれる。例えば、文書が文書または他の文書の部分（埋め込みオブジェクト）を含んでいる場合、どのコンテンツが埋め込みオブジェクトに含まれているのか正確に判断することはしばしば難しくなる。例えば、スライドプレゼンテーション文書は、会社の給与情報の表示である埋め込みスプレッドシートチャートを含むこともある。プレゼンテーションの中からは、対象の視聴者に適している給与情報の要約でしかないかのように見えるかもしれない。実際には、埋め込みオブジェクトは、主題の給与情報に関連付けられたすべての詳細を提供する潜在的な情報を含む場合もある。そのようなシナリオのもとで、無防備なマネージャが、会社の各社員の詳細な給与情報を公開してしまったことに気づかずに対象視聴者にプレゼンテーションを回覧するおそれがある。

そのような複合文書に関連するもう１つの問題には、ソフトウェアコードおよび／またはウィルスの偶然の配信あるいは故意の配信さえも含まれる。多くのウィルス対策スキャナは既知のウィルスに関連付けられている特定のファイルタイプをチェックする方法を認識しているが、そのようなスキャナは必ずしも、埋め込みコンテンツが受諾不能なコードまたはウィルスを含むかどうか判断するためにすべての埋め込みコンテンツをスキャンするようサポートすることはできない。

そのような複合文書に関連するさらにもう１つの問題には、そのような文書を既存のアプリケーションソリューションに統合することに関連する難しさも含まれる。一般に、埋め込みコンテンツが文書ファイルフォーマット内で格納される方法は、オリジナルの文書フォーマットとは異なっている。例えば、プレゼンテーションの埋め込みチャートでは、プレゼンテーションフォーマットによって定義されているあるタイプのラッパー（ｗｒａｐｐｅｒ）を備えるチャートのチャート構文を使用することもある。所与のソリューションがプレゼンテーション構文を統合することができたとしても、このソリューションはチャート構文を統合することができない。この統合の問題の結果、ソリューションプロバイダ／インテグレータは埋め込みコンテンツのタイプごとにカスタムのアプリケーションソリューションを構築する必要が生じるということであり、大規模な組織または政府機関において、特に、文書の存続期間と文書ソリューションおよびツールが変わる速度を考慮すれば、これは法外な量の作業となるおそれもある。

本発明は、これらや他の考慮事項に関して行われたものである。

本発明の実施形態は、コンピュータ生成の文書におけるネストされたデータを透過的な方法で公開するための方法およびシステムおよび方法を提供することにより、上記や他の問題を解決する。１つの実施形態によれば、クライアントアプリケーション文書に埋め込むためにサーバアプリケーション文書にオブジェクトが要求された後に、使用可能なファイルフォーマットのリストについてサーバアプリケーションにクエリを行うためのメカニズムがクライアントアプリケーションに提供される。もう１つの実施形態によれば、埋め込みオブジェクトに関連付けられている特定のフォーマットをサーバアプリケーション文書に要求するためのメカニズムがクライアントアプリケーションに提供される。これらの実施形態によれば、１つの透過コンテナ（文書またはオブジェクト）を別の透過コンテナにネストする機能も提供される。例えば、１つの文書または文書オブジェクトを別の文書または文書オブジェクトにネストすることにより、収容文書またはオブジェクトに対して使用されるファイルフォーマットは、埋め込み文書または文書オブジェクトに対して使用されることができる。クライアントアプリケーションが、サーバアプリケーションが使用できる、または特定のオブジェクトに関連付けられているファイルフォーマット情報を取得すると、クライアントアプリケーションは、埋め込みオブジェクトに関連付けられているネイティブのファイルフォーマットに従って埋め込みオブジェクトを利用するかまたは操作するために、取得したファイルフォーマットを使用することができる。

本発明を特徴付けるこれらおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読み関連図を参照することによって明らかとなろう。前述の概要および以下の詳細な説明は共に例示的かつ説明のためのものにすぎず、特許請求する本発明を限定するものではないことを理解されたい。

上記で簡単に説明したように、本発明の実施形態は、埋め込みオブジェクトが、機能の範囲またはクライアントアプリケーションの理解を外れたクライアントアプリケーション文書の不透明な領域にならないよう、クライアントアプリケーションが埋め込みオブジェクトに関連付けられているフォーマット設定、方法、メカニズムおよびプロセスを理解して使用することができるように、サーバアプリケーション文書からクライアントアプリケーション文書に埋め込まれたオブジェクトに関連付けられているネストされたデータを公開するための方法およびシステムを対象としている。これらの実施形態は組み合わせることもでき、他の実施形態を利用することもでき、本発明の精神または範囲を逸脱することなく、構造的な変更を加えることができる。したがって、以下の詳細な説明は限定的にとらえるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその等価物によって定義される。

ここで図（複数の図を通じて類似した番号は類似した要素を指す）を参照して、本発明の態様および例示的なオペレーティング環境について説明してゆく。図１および以下の説明は、本発明が実装される適切なコンピューティング環境について簡単に概要を説明することを意図している。本発明については、パーソナルコンピュータ上のオペレーティングシステムで稼動するアプリケーションプログラムと共に実行するプログラムモジュールの一般的なコンテキストにおいて説明されるが、当業者であれば、本発明が他のプログラムモジュールとの組合せにおいても実装できることを理解されよう。

一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造体、および他の種類の構造が含まれる。さらに、本発明が、ハンドヘルド機器、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラマブル家庭用電化製品、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなど、他のコンピュータシステムの構成により実施できることを当業者であれば理解されよう。本発明はさらに、タスクが通信ネットワークを通じてリンクされたリモート処理装置によって実行される分散コンピューティング環境においても実施することができる。分散コンピューティング環境において、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモートのコンピュータ記憶装置に配置することができる。

ここで図１に戻ると、本発明の様々な実施形態を実施するためのパーソナルコンピュータ２の例示的なアーキテクチャが説明されている。図１に示されているコンピュータアーキテクチャは、中央処理装置４（「ＣＰＵ」）を含む従来のパーソナルコンピュータ、ランダムアクセスメモリ８（「ＲＡＭ」）および読出し専用メモリ（「ＲＯＭ」）１０を含むシステムメモリ６、およびメモリをＣＰＵ４に接続するシステムバス１２を示している。起動時などにコンピュータ内の構成要素間の情報の転送を助ける基本ルーチンを含む基本入出力システムは、ＲＯＭ１０に格納される。パーソナルコンピュータ２はさらに、オペレーティングシステム１６、アプリケーションプログラム２０５などのアプリケーションプログラム、およびデータを格納するための大容量記憶装置１４を含んでいる。

大容量記憶装置１４は、バス１２に接続された大容量記憶コントローラ（図示せず）を通じてＣＰＵ４に接続されている。大容量記憶装置１４およびその関連するコンピュータ可読媒体は、パーソナルコンピュータ２に不揮発性の記憶を提供する。本明細書に含まれているコンピュータ可読媒体の説明は、ハードディスクまたはＣＤ−ＲＯＭドライブなどの大容量記憶装置を参照しているが、コンピュータ可読媒体はパーソナルコンピュータ２によってアクセスできる任意の使用可能な媒体であってもよいことを当業者は理解すべきである。

一例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むことができるが、これらに限定されることはない。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよびその他のデータなどの情報の記憶のための任意の方法または技術で実装された揮発性および不揮発性の、取り外し可能および固定式の媒体を含んでいる。コンピュータ記憶媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリその他のソリッドステートメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤその他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置その他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を格納するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体を含む、これらに限定されることはない。

本発明の様々な実施形態によれば、パーソナルコンピュータ２は、インターネットなどのＴＣＰ／ＩＰネットワーク１８経由でリモートコンピュータへの論理接続を使用するネットワーク化された環境において動作することができる。パーソナルコンピュータ２は、バス１２に接続されたネットワークインターフェース装置２０を経由してＴＣＰ／ＩＰネットワーク１８に接続することができる。ネットワークインターフェース装置２０はまた、他のタイプのネットワークおよびリモートコンピュータシステムに接続するためにも使用できることを理解されたい。パーソナルコンピュータ２は、キーボードまたはマウス（図示せず）を含む複数の装置からの入力を受け取って処理するための入出力コントローラ２２を含むこともできる。同様に、入出力コントローラ２２は、表示画面、プリンタ、または他のタイプの出力装置に出力を提供することができる。

簡略に前述されているように、パーソナルコンピュータ２の大容量記憶装置１４およびＲＡＭ８には、Ｗａｓｈｉｎｇｔｏｎ、ＲｅｄｍｏｎｄのＭｉｃｒｏｓｏｆｔ ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎのＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）オペレーティングシステムなどのネットワーク化されたパーソナルコンピュータの動作を制御するのに適したオペレーティングシステム１６を含む複数のプログラムモジュールおよびデータファイルを格納することができる。大容量記憶装置１４およびＲＡＭ８は、１つまたは複数のアプリケーションプログラムを格納することもできる。特に、大容量記憶装置１４およびＲＡＭ８は、様々な機能をユーザに提供するためのアプリケーションプログラム２０５を格納することができる。例えば、アプリケーションプログラム２０５は、文書処理アプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、デスクトップパブリッシングアプリケーションなど、多くの種類のプログラムを含むことができる。本発明の実施形態によれば、アプリケーションプログラム２０５は、多くの様々なソフトウェアアプリケーションから機能を提供するための多機能ソフトウェアアプリケーションスイートを含むことができる。多機能アプリケーションスイート２０５を含む個々のプログラムモジュールの一部は、文書処理アプリケーション１２５、スライドプレゼンテーションアプリケーション１３５、スプレッドシートアプリケーション１４０およびデータベースアプリケーション１４５を含んでいる。そのような多機能アプリケーションスイート２０５の例としては、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによって製造されたＯＦＦＩＣＥがあげられる。図１に示されている他のソフトウェアアプリケーションは、電子メールアプリケーション１３０を含んでいる。

図２は、サーバアプリケーション文書からクライアントアプリケーション文書に埋め込まれたオブジェクトに関するフォーマット設定および他の情報を取得するためのクライアントアプリケーション（クライアント）とサーバアプリケーション（サーバ）との間のインタラクションを示す簡略化したブロック図である。図２を参照すると、最上位コンテナを表すクライアントアプリケーション文書２１５は、内部コンテナを表すサーバアプリケーション文書から埋め込みオブジェクト２３０を受け取る。埋め込みオブジェクト２２５は、クライアントアプリケーション文書２１５にコピーまたは移動されるか、またはクライアントアプリケーション文書２１５によって指し示されるテキスト、データ、ピクチャ、画像、チャートなどを表している。

クライアントアプリケーション２０５は、クライアントアプリケーション文書を生成または編集するために使用されているソフトウェアアプリケーションを代表している。サーバアプリケーション２１０は、サーバアプリケーション文書を生成または編集するために使用されているソフトウェアアプリケーションを代表している。クライアントアプリケーション２０５およびサーバアプリケーション２１０は、例えば文書処理アプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、スライドプレゼンテーションアプリケーション、データベースアプリケーションなど、複数のソフトウェアアプリケーションを含むマルチアプリケーションスイートを代表することができる。さらに、クライアントアプリケーション２０５およびサーバアプリケーション２１０が、単一のアプリケーションスイートに属しているそのような複数のアプリケーションのうちの２つであることも理解されたい。一方、クライアントアプリケーション２０５およびサーバアプリケーション２１０は、本明細書で説明されているように、クライアントアプリケーション２０５がサーバアプリケーションと通信可能にされている分散コンピューティングネットワークにおいて様々なユーザまたはエンティティによって操作される別個のアプリケーションであってもよい。

図２に示されているように、埋め込みオブジェクト２２５は、埋め込みオブジェクト２２５に関連付けられているデータ、コーディング、または他の情報を埋め込みオブジェクト２３０としてクライアントアプリケーション文書２１５に挿入するために、クライアントアプリケーション文書２１５に埋め込まれる。例えば、クライアントアプリケーション２０５は、メモなどのクライアントアプリケーション文書２１５が生成または編集されている文書処理アプリケーションであってもよい。例えば所与の組織の全営業社員の給与情報などのデータのチャートを提供するために、クライアントアプリケーション文書２１５の作成者／編集者は、スプレッドシートアプリケーションなどのサーバアプリケーション２１０により生成または編集されたスプレッドシート文書などのサーバアプリケーション文書２２０からチャートオブジェクト２２５を埋め込むことを望むかもしれない。上記で簡単に説明したように、オブジェクトをクライアントアプリケーション文書に埋め込むための従来の方法およびシステムに関わる問題は、クライアントアプリケーション文書２１５の生成および／または編集を担うクライアントアプリケーション２０５が、埋め込みオブジェクトの生成および／または編集を担うサーバアプリケーション２１０によって埋め込みオブジェクトに伝えられた埋め込みオブジェクトに関連するフォーマット設定情報、プロパティ、方法、メカニズムなどを理解したり読み取ったりできないことに起因している。

例えば、以下に示すのは、サンプルのワード処理文書の埋め込みスライドプレゼンテーションアプリケーションオブジェクトを有するサンプルのワード処理文書の簡易化した拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）表現である。以下に示され、説明されているＸＭＬ表現の例は、簡略化したものであり、例示のみを目的としており、本明細書に説明されている本発明の実施形態の適用または動作を決して限定するものではないことを当業者なら理解されたい。以下のＸＭＬ表現の例を参照すると、ＭＸＬマークアップ＜ｗ：ｂｉｎＤａｔａ ｗ：ｎａｍｅ＝“ｏｌｅｄａｔａ．ｍｓｏ”＞の後からＸＭＬマークアップ＜／ｗ：ｂｉｎＤａｔａ＞の前までの以下の表現に含まれている情報は、サンプルのワード処理文書に埋め込まれたスライドプレゼンテーションオブジェクトの表現である。見て分かるように、埋め込みオブジェクトに関連付けられている情報は、ワード処理文書などの関連するクライアントアプリケーション文書を生成または編集するクライアントアプリケーションによって理解するのは、たとえ分かったとしても、非常に分かりにくいものとなりうる。

本発明の実施形態によれば、埋め込みオブジェクト２３０としてクライアントアプリケーション文書に埋め込むために埋め込みオブジェクトがクライアントアプリケーション文書２１５によって要求される場合、クライアントアプリケーション２０５は、要求されたオブジェクトに関連付けられているフォーマット設定情報、プロパティ、方法、メカニズムなどのために埋め込みオブジェクト２３０を要求されているサーバアプリケーション文書の生成および／または編集を担うサーバアプリケーション２１０にクエリを行う。クライアントアプリケーション２０５は、クライアントアプリケーション２０５が、要求されたオブジェクトに関連するフォーマット設定、コーディングおよび他のプロパティを理解できるように、かつクライアントアプリケーション２０５が、サーバアプリケーションによって埋め込みオブジェクトに伝えられたプロパティに従って、要求されたオブジェクトで操作できるようにするために、要求されたオブジェクトに関する情報をサーバアプリケーション２１０に要求し、埋め込まれたオブジェクトのコーディング、フォーマット設定およびプロパティがクライアントアプリケーションに対して透過的かつ使用可能になるようにする。

前述のように、クライアントアプリケーションは、クライアントアプリケーションが、要求されたオブジェクトをよりよく利用できるようにするため、要求されたオブジェクトに関する情報を要求する。従来の既知のＯＬＥオブジェクトの埋め込み原理によれば、埋め込みオブジェクトはクライアントアプリケーション２０５が使用可能な様々な情報を含むことができる。例えば、サーバアプリケーションがサービス提供側アプリケーションから返す画像であるメタファイル情報は、クライアントアプリケーションに渡すことができる。しかし、従来の方法によれば、クライアントアプリケーションは、埋め込みオブジェクトのファイルフォーマットを理解しないので、クライアントアプリケーションにオブジェクトを表示するために使用する画像を与えることはサーバアプリケーションにゆだねられる。例えば、スプレッドシートオブジェクトがワード処理文書に埋め込まれている場合、ワード処理文書のそのスプレッドシートオブジェクトの表示されるビューは、スプレッドシートオブジェクトの画像である。画像は、埋め込みオブジェクトがアクティブ化されると必ず更新されるが、通常更新はユーザが埋め込みオブジェクトをダブルクリックしたときに行われる。他の情報は、埋め込みオブジェクトをレンダリングするために呼び出すべきサーバアプリケーションを識別するｃｌａｓｓＩＤを含むことができる。つまり、ｃｌａｓｓＩＤはサーバアプリケーションにマップする。追加の情報は、ファイルの実際の永続性に関する情報を含むことができる。一実施形態によれば、この情報はＩＳｔｏｒａｇｅフォーマットの形をとる。例えば、ワード処理文書内のスプレッドシートは、スプレッドシートアプリケーションによって保存されるときに格納される場合（サーバ）と同様に格納される。

本発明の１つの実施形態によれば、メタファイル情報は、どのクライアントアプリケーションも必要に応じてアクセスできる別個のイメージとして格納される。例えば、画像が保存される場合、情報を簡単なバイナリデータファイルとして書き出すのではなく、要求されたオブジェクトのｃｌａｓｓＩＤと一致するアプリケーションがオブジェクトのコンテンツタイプを示しているかどうか判別するためにレジストリが調査される。複数の実施形態によれば、コンテンツタイプはオブジェクトを識別する。例えば、サーバ文書の画像オブジェクトの場合、オブジェクトに関連付けられているコンテンツタイプは「ＪＰＥＧ」または「ＧＩＦ」とすることができる。サーバアプリケーションがオブジェクトのコンテンツタイプを識別した場合、識別されたコンテンツタイプにどのファイル拡張子が関連付けられているかについて判別が行われる。コンテンツタイプおよびファイル拡張子が判別された場合、クライアントアプリケーションはコンテンツタイプを呼び出して、ファイル（オブジェクト）に正しい拡張子を適用する。クライアントアプリケーションはコンテンツタイプおよびファイル拡張子を理解しているので、クライアントアプリケーションは要求されたオブジェクトをサーバアプリケーション文書から取り出して、要求されたオブジェクトをクライアントアプリケーションのネイティブオブジェクトとして処理することができる。さらに、ファイル（要求されたオブジェクト）の永続性フォーマット（ｐｅｒｓｉｓｔｅｎｃｅ ｆｏｒｍａｔ）がＩＳｔｏｒａｇｅフォーマットであるかどうか判別するためにレジストリを調査することができる。既知の「．ｄｏｃ」フォーマットのような一部のファイルフォーマットは、ＩＳｔｏｒａｇｅフォーマットである。本発明の実施形態によれば、本明細書に説明されているように、オブジェクトデータストリームは、ＩＳｔｏｒａｇｅフォーマットで「ラップ」することができ、クライアントアプリケーションによっても操作されるようになっている。

一実施形態によれば、オブジェクトは埋め込みオブジェクトに埋め込むことができる。例えば、ワード処理文書に埋め込まれたチャートオブジェクトは、チャートオブジェクトに埋め込まれたスライドプレゼンテーションアプリケーションからのスライドプレゼンテーションオブジェクトを含めることができる。したがって、スライドプレゼンテーションオブジェクトはチャートオブジェクトに埋め込まれ、チャートオブジェクトは埋め込みオブジェクト２３０としてクライアントアプリケーション文書２１５に埋め込まれる。本発明の複数の実施形態によれば、サーバアプリケーション２１０は、チャートオブジェクトに埋め込まれたスライドプレゼンテーションオブジェクトに関連付けられているフォーマット設定情報、プロパティ、方法およびメカニズムを要求して受け取り、最終的に、例えば文書処理アプリケーションなどのクライアントアプリケーション２０５は、埋め込みオブジェクトに関連付けられているフォーマット設定情報、プロパティ、方法、メカニズムを、チャートオブジェクトに埋め込まれたスライドプレゼンテーションアプリケーションオブジェクトに関連付けられているスプレッドシートアプリケーション例およびスライドプレゼンテーションアプリケーション例の両方から受け取る。

以下に示すのは、１つのコンテナ（文書またはオブジェクト）の、もう１つのコンテナ（文書またはオブジェクト）へのネスティングを示す簡略化したＸＭＬ表現である。以下の例について、最初のオブジェクトがパーツリストを含むことを考慮し、埋め込みオブジェクトがパーツ識別情報を含むことを考慮する。

特定の一実施例によれば、タイプは「ｐａｒｔｓ」に割り当てることができ、＜ｐａｒｔ ｉｄ＝“＃”／＞構文は＜ｐａｒｔ ｉｄ＝“＃”ｔｙｐｅ＝“ｉｔｅｍ”／＞と置き換えることができ、ネストされた＜ｃｏｎｔａｉｎｅｒ＞は、＜ｐａｒｔ ｉｄ＝“＃”ｔｙｐｅ＝“ｃｏｎｔａｉｎｅｒ”／＞に置き換えることができる。さらに、ネストされたコンテナを備える継承モデルを作成することができる。例えば、メタデータは、埋め込み文書のパーツまたは埋め込みオブジェクトのパーツ内にコードが見つかるかどうかを記述するコンテナ（文書またはオブジェクト）に関連付けることができる。以下に示すように、このメタデータの関連付けは、＜ｃｏｎｔａｉｎｅｒ＞要素の属性を使用することによって行われる。

ネストされたオブジェクト間に階層を作成することにより、前述のようなネストされたオブジェクトに関連する多くの問題に対処することができる。例えば、上記の例を考慮すると、埋め込みオブジェクトと受け取り文書またはオブジェクトとの間の階層的関係なしで、コード（例えば、潜在的ウィルス）を含むコンテナに埋め込みが追加される場合、結果として以下の表現のような表現が得られる。

一方、埋め込みオブジェクトと、収容文書またはオブジェクト（コンテナ）との間の関係を用いると、以下のような改良された表現が生成される。

本明細書に説明されているように、埋め込みオブジェクト２３０としてクライアントアプリケーション文書２１５に埋め込むために、埋め込みオブジェクト２２５がサーバアプリケーション文書２２０に要求された場合、要求されたオブジェクトに関連付けられているファイルフォーマットに関する情報についてフォーマットクエリ２４０がクライアントアプリケーション２０５からサーバアプリケーション２１０に渡される。本明細書に説明されているように、「ファイルフォーマット」という用語は、例えばハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）、リッチテキストフォーマット（ＲＴＦ）、ＸＭＬなどのフォーマットタイプ、フォーマット設定プロパティ、および要求されたオブジェクトを生成または編集するためにサーバアプリケーションが使用する方法および／またはメカニズム（コーディング）を含むことが意図されている。

本発明の一実施形態によれば、クライアントアプリケーション２０５は、要求された情報に対してアプリケーションプログラムインターフェース（ＡＰＩ）呼び出しをサーバアプリケーション２１０に渡す。本実施形態によれば、クライアントアプリケーション２０５は、要求されたオブジェクトで、またはこれに関連してサーバアプリケーションに使用された、サーバアプリケーションから入手可能なすべてのファイルフォーマットを取得するために第１のＡＰＩ呼び出しを渡すことができる。第１のＡＰＩ呼び出しは、要求されたオブジェクトをフォーマットするかまたはこれにプロパティを適用するために、サーバアプリケーションが使用できる、サーバアプリケーション２１０から入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを取得するため「ＥｎｕｍｅｒａｔｅＦｉｌｅＦｏｒｍａｔｓ（）」の形を取ることができる。サーバアプリケーションがクライアントアプリケーションとは異なるタイプである場合（例えば、スプレッドシートアプリケーションに対して文書処理アプリケーション）、クライアントアプリケーションは、サーバアプリケーション文書から受け取ったオブジェクトにネイティブなファイルフォーマットに従って埋め込みオブジェクトを操作するためにすべての使用可能なファイルフォーマットのリストが必要になる。

代替として、第２のＡＰＩは、要求されたオブジェクトに関連付けられているファイルフォーマット情報のみを取得するために、サーバアプリケーションに渡すことができる。例えば、第２のＡＰＩ呼び出しは、「ＧｅｔＦｉｌｅＤａｔａ（ｆｉｌｅｆｏｒｍａｔ）」の形をとり、特定の要求されたオブジェクトに適用された特定のフォーマット情報を取得するためにクライアントアプリケーション２０５からサーバアプリケーション２１０に渡すことができる。クライアントアプリケーション２０５が使用可能なファイルフォーマットのリストおよび／または要求されたオブジェクトに適用された特定のファイルフォーマットを取得すると、クライアントアプリケーション２０５がクライアントアプリケーション文書２１５に含まれている他のデータまたは情報を使用または操作するように透過的な方法で、クライアントアプリケーション２０５は、クライアントアプリケーション文書２１５の要求されたオブジェクトを使用することができる。

代替実施形態によれば、クライアントアプリケーション２０５とサーバアプリケーション２１０との間のフォーマットクエリ２４０は、ファイルフォーマット情報をサーバアプリケーション２１０から取得するために、図２に示されているようなＷｅｂサービス２５０の形を取ることができる。サーバアプリケーション２１０は、インターネット２４５などの分散コンピューティングネットワークを介してクライアントアプリケーション２０５とは別々に配置できることを理解されたい。本発明の本実施形態によれば、Ｗｅｂサービス２５０は、クライアントアプリケーション２０５からクエリを受け取るため、およびサーバアプリケーション２１０から、要求されたファイルフォーマット情報を取得するために使用することができる。Ｗｅｂサービスアプリケーション２５０によれば、クライアントアプリケーション２０５は、サーバアプリケーション２１０の既知の言語またはプロトコルに従ってＡＰＩ呼び出しまたは他の要求を生成する必要はない。つまり、Ｗｅｂサービス２５０は、要求されたサーバアプリケーション文書に関連付けられているサーバアプリケーションから要求された情報を受け取るための要求側クライアントアプリケーション２０５と、要求された埋め込みオブジェクト２２５との間のインターフェースまたはレイヤーとして動作することができる。

もう１つの実施形態によれば、ファイルフォーマットマニフェストは、サーバアプリケーションから入手可能なファイルフォーマットまたはサーバアプリケーション文書からの特定のオブジェクトに関連付けられているファイルフォーマットを列挙するためにサーバアプリケーション２１０によって生成することができる。本実施形態によれば、クライアントアプリケーション文書２１５に埋め込むために埋め込みオブジェクト２２５がサーバアプリケーション文書２２０に要求された場合、クライアントアプリケーション２０５からサーバアプリケーション２１０へのフォーマットクエリ２４０は、サーバアプリケーション文書および埋め込みオブジェクト２２５に関連付けられているファイルフォーマットマニフェスト２６０をサーバアプリケーション２１０に要求する。クライアントアプリケーション２０５がファイルフォーマットマニフェスト２６０を受け取ると、クライアントアプリケーション２０５は、サーバアプリケーション２１０に関連付けられているファイルフォーマット情報を取得するかまたは要求された埋め込みオブジェクト２２５に関連付けられている特定のファイルフォーマット情報を取得するためにファイルフォーマットマニフェスト２６０を解析することができる。

以上本発明の実施形態を図１および図２に関して上記で説明してきたが、図３は、サーバアプリケーション文書からクライアントアプリケーション文書に埋め込まれた埋め込みオブジェクトに関連付けられているネストされたデータを公開するための本発明の方法およびシステムによって実施されるステップを示す流れ図である。ルーチン３００は、開始ブロック３０５で開始し、ブロック３１０に進むが、ここでクライアントアプリケーション文書２１５の埋め込みオブジェクトに対する要求がクライアントアプリケーション２０５において受け取られる。例えば、要求は、社員給与情報を含むスプレッドシート文書２２０から文書処理クライアントアプリケーション２０５で生成されるメモ文書２１５にチャートオブジェクトをコピーするという形をとることもできる。

ブロック３１５において、クライアントアプリケーション文書２１５への埋め込みオブジェクト２３０を求める要求に応答して、クライアントアプリケーション２０５は、例えばスプレッドシートアプリケーションなどのサーバアプリケーション２１０から入手可能なアプリケーションファイルフォーマットのリストに対するフォーマットクエリ２４０をサーバアプリケーション２１０に送信する。前述のように、フォーマットクエリ２４０はサーバアプリケーション２１０へのＡＰＩ呼び出しの形であっても、またフォーマットクエリ２４０はＷｅｂサービス２５０への呼び出しであっても、あるいはフォーマットクエリ２４０はクライアントアプリケーション２０５によるレビューのためにファイルフォーマットマニフェスト２６０を求める要求であってもよい。ブロック３２０において、クライアントアプリケーション２０５は、要求されたオブジェクト２２５に関連付けられている特定のファイルフォーマット情報についてサーバアプリケーション２１０にクエリを行う。使用可能なファイルフォーマットのリストおよび要求されたオブジェクトに関連付けられている特定のファイルフォーマットについてのクライアントアプリケーションからサーバアプリケーションへのクエリは、単一のフォーマットクエリ２４０の形をとることができる。

ブロック３２５において、要求されたファイルフォーマット情報はクライアントアプリケーション２０５によって受け取られ、ブロック３３０において、クライアントアプリケーション２０５は要求されたオブジェクト２２５を受け取ってこれを埋め込みオブジェクト２３０としてクライアントアプリケーション文書２１５に埋め込む。ブロック３４５において、クライアントアプリケーション２０５は、埋め込みオブジェクト２３０を処理して透過的にレンダリングするために、受け取ったファイルフォーマット情報を使用する。例えば、埋め込みオブジェクト２３０が、社員給与情報の要約を含むスプレッドシートアプリケーション文書からのチャートオブジェクトである場合、クライアントアプリケーション２０５は埋め込みオブジェクトに関連付けられているファイルフォーマット情報にアクセスできるので、埋め込みオブジェクトに関連付けられているすべての他の情報は、クライアントアプリケーション２０５に対して透過的になる。例えば、埋め込みオブジェクトが、要約給与情報に関連付けられている詳細な社員情報も含む場合、クライアントアプリケーション２０５は、サーバアプリケーション文書２２０から受け取られ、サーバアプリケーション２１０によって埋め込みオブジェクトに伝えられた、埋め込みオブジェクトに含まれるかまたは関連付けられているすべてのデータに適用されるかまたは関連付けられているファイルフォーマット、方法、メカニズムまたは他のプロパティにアクセスできるので、クライアントアプリケーション２０５は詳細な社員情報にアクセスして、埋め込みオブジェクトに関連付けられている詳細な情報を処理あるいは操作することができる。方法はブロック３９５において終了する。

本明細書において説明されているように、方法およびシステムは、埋め込みオブジェクトとその関連するファイルフォーマットおよびプロパティを、受け取り側クライアントアプリケーションに対して透過的にすることを可能にするため、埋め込みオブジェクトを受け取るクライアントアプリケーションが埋め込みオブジェクトに関連付けられているファイルフォーマットおよび他のプロパティを理解できるように、埋め込みオブジェクトに含まれるネストされたデータを公開するステップを提供する。本発明の範囲または精神を逸脱することなく、本発明に様々な変更または変形を行うことができることが、当業者には明らかとなろう。本発明の他の実施形態は、本明細書に開示される本発明の明細および実施を考察することにより、当業者には明らかとなろう。

本発明の実施形態の例示的なオペレーティング環境を提供するパーソナルコンピュータのアーキテクチャを示すブロック図である。 サーバアプリケーション文書からクライアントアプリケーション文書に埋め込まれた埋め込みオブジェクトに関するフォーマット設定および他の情報を取得するためのクライアントアプリケーションとサーバアプリケーションとの間のインタラクションを示す簡略化したブロック図である。 本発明の実施形態による、サーバアプリケーション文書からクライアントアプリケーション文書に埋め込まれた埋め込みオブジェクトに関連付けられているネストされたデータを公開するための本発明の方法およびシステムによって実行されるステップを示す流れ図である。

符号の説明

４ 中央処理装置
６ システムメモリ
８ ランダムアクセスメモリ
１０ 読出し専用メモリ
１４ 大容量記憶装置
１６ オペレーティングシステム
１８ ＴＣＰ／ＩＰネットワーク
２０ ネットワークインターフェース装置
２２ 入出力コントローラ
１２５ 文書処理アプリケーション
１３０ 電子メールアプリケーション
１３５ スライドプレゼンテーションアプリケーション
１４０ スプレッドシートアプリケーション
１４５ データベースアプリケーション
２０５ クライアントアプリケーション（アプリケーションプログラム）
２１０ サーバアプリケーション
２１５ クライアントアプリケーション文書−最上位コンテナ
２２０ サーバアプリケーション文書−内部コンテナ
２２５ 埋め込み（ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ）オブジェクト
２３０ 埋め込み（ｅｍｂｅｄｄｅｄ）オブジェクト
２４０ フォーマットクエリ
２４５ インターネット
２５０ Ｗｅｂサービス
２６０ ファイルフォーマットマニフェスト

Claims (19)

1. クライアントアプリケーションを有するコンピュータにおいて、埋め込みオブジェクトに関するフォーマット設定情報を取得するための方法であって、前記コンピュータが、
   前記クライアントアプリケーションによって生成される第１の文書に、サーバアプリケーションによって生成された第２の文書のオブジェクトを埋め込むことを求める要求を受け取るステップと、
   前記サーバアプリケーションに、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を求めるクエリを行うステップと、
   前記サーバアプリケーションから、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を受け取るステップと、
   前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報に基づいて、前記要求されたオブジェクトのコンテンツタイプを識別し、該識別されたコンテンツタイプに関連付けられたファイル拡張子を判別することによって、前記要求されたオブジェクトを前記第１の文書にどのように埋め込むべきかを決定し、前記要求されたオブジェクトを前記第１の文書に埋め込むステップと
   を備え、前記第１の文書に埋め込まれたオブジェクトは、前記埋め込まれたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報に従ったファイルフォーマットを使用して前記クライアントアプリケーションによって操作されることを特徴とする方法。
2. 前記サーバアプリケーションにクエリを行うステップは、前記クライアントアプリケーションから前記サーバアプリケーションに、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記サーバアプリケーションに前記ＡＰＩ呼び出しを渡すステップは、ＧｅｔＦｉｌｅＤａｔａ（ｆｉｌｅｆｏｒｍａｔ）の形のＡＰＩ呼び出しを前記サーバアプリケーションに渡すことを含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を受け取るステップは、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマットを識別するファイルフォーマットマニフェストを前記サーバアプリケーションから受け取ることを含み、
   前記クライアントアプリケーションは、前記ファイルフォーマットマニフェストで識別された前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマットにアクセスすることにより、前記埋め込まれたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマットを使用して前記第１の文書の前記埋め込まれたオブジェクトを操作することを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記サーバアプリケーションに、前記サーバアプリケーションから入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを求めるクエリを行うステップと、
   前記サーバアプリケーションから前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを受け取るステップと
   をさらに備え、
   前記第１の文書に埋め込まれたオブジェクトは、前記クライアントアプリケーションによって、前記リスト内の前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのいずれかを使用して操作されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記サーバアプリケーションに、前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを求めるクエリを行うステップは、前記クライアントアプリケーションから前記サーバアプリケーションに、前記前記入手可能なすべてのファイルフォーマットの前記リストを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
7. 前記サーバアプリケーションに、前記入手可能なすべてのファイルフォーマットの前記リストを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すステップは、ＥｎｕｍｅｒａｔｅＦｉｌｅＦｏｒｍａｔｓ（）の形のＡＰＩ呼び出しを前記サーバアプリケーションに渡すことを含むことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記サーバアプリケーションから前記入手可能なすべてのファイルフォーマットの前記リストを受け取るステップは、前記サーバアプリケーションから入手可能なすべてのファイルフォーマットを識別するファイルフォーマットマニフェストを前記サーバアプリケーションから受け取ることを含み、
   前記クライアントアプリケーションは、前記ファイルフォーマットマニフェストで識別された前記入手可能なすべてのファイルフォーマットにアクセスすることにより、前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのいずれかを使用して前記第１の文書の前記埋め込まれたオブジェクトを操作することを特徴とする請求項５に記載の方法。
9. 前記要求されたオブジェクトは、該要求されたオブジェクト内に第２のオブジェクトが埋め込まれているオブジェクトであり、
   前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を受け取るステップは、前記第２のオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を前記サーバアプリケーションから受け取ることを含み、
   前記第１の文書内の前記埋め込まれたオブジェクトに埋め込まれる前記第２のオブジェクトは、前記クライアントアプリケーションによって、前記第２のオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報に従ったファイルフォーマットを使用して操作されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 異なる文書にわたってデータを管理する方法であって、クライアントアプリケーションを有するコンピュータが、
    前記クライアントアプリケーションによって生成される第１の文書に、サーバアプリケーションによって生成された第２の文書のオブジェクトを埋め込むことを求める要求を受け取るステップと、
    前記サーバアプリケーションに、前記サーバアプリケーションから入手可能なファイルフォーマットのリストを求めるクエリを行うステップと、
    前記サーバアプリケーションに、前記要求されたオブジェクトに関連付けられた特定のファイルフォーマット情報を求めるクエリを行うステップと、
    前記サーバアプリケーションから、前記入手可能なファイルフォーマットの前記リストを受け取るステップと、
    前記サーバアプリケーションから、前記要求されたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマット情報を受け取るステップと、
    前記リスト内の前記入手可能なファイルフォーマットおよび前記特定のファイルフォーマット情報に基づいて、前記要求されたオブジェクトのコンテンツタイプを識別し、該識別されたコンテンツタイプに関連付けられたファイル拡張子を判別することによって、前記要求されたオブジェクトを前記第１の文書にどのように埋め込むべきかを決定し、前記要求されたオブジェクトを前記第１の文書に埋め込むステップと
    を備え、前記第１の文書に埋め込まれたオブジェクトは、前記埋め込まれたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマット情報に従った特定のファイルフォーマットを使用して前記クライアントアプリケーションによって操作されることを特徴とする方法。
11. 前記サーバアプリケーションから入手可能なファイルフォーマットの前記リストおよび前記要求されたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマットを受け取るステップの後、前記入手可能なファイルフォーマットの前記リストをレビューし、および前記要求されたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマットをレビューするステップをさらに含み、前記クライアントアプリケーションは、該レビューにより、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマットを理解し、かつ前記クライアントアプリケーションが前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマットを使用して前記埋め込みオブジェクトを操作できるようになることを特徴とする請求項１０に記載の方法。
12. 前記サーバアプリケーションに、前記入手可能なファイルフォーマットのリストを求めるクエリを行うステップは、前記クライアントアプリケーションから前記サーバアプリケーションに、前記入手可能なファイルフォーマットの前記リストを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことを含むことを特徴とする請求項１０に記載の方法。
13. 前記入手可能なファイルフォーマットの前記リストを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことは、ＥｎｕｍｅｒａｔｅＦｉｌｅＦｏｒｍａｔｓ（）の形のＡＰＩ呼び出しを前記サーバアプリケーションに渡すことを含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
14. 前記要求されたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマット情報を求めるクエリを行うステップは、前記クライアントアプリケーションから前記サーバアプリケーションに、前記要求されたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマットを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことを含むことを特徴とする請求項１０に記載の方法。
15. 前記要求されたオブジェクトに関連付けられた前記特定のファイルフォーマットを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すステップは、ＧｅｔＦｉｌｅＤａｔａ（ｆｉｌｅｆｏｒｍａｔ）の形のＡＰＩ呼び出しを前記サーバアプリケーションに渡すことを含むことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
16. クライアントアプリケーションを有するコンピュータに、埋め込みオブジェクトに関するフォーマット設定情報を取得するための方法を実行させるコンピュータ実行可能命令を記録したコンピュータ可読記録媒体であって、前記方法は、
    前記クライアントアプリケーションによって生成される第１の文書に、サーバアプリケーションによって生成された第２の文書のオブジェクトを、埋め込むことを求める要求を受け取るステップと、
    前記サーバアプリケーションに、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を求めるクエリを行うステップと、
    前記サーバアプリケーションから、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を受け取るステップと、
    前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報に基づいて、前記要求されたオブジェクトのコンテンツタイプを識別し、該識別されたコンテンツタイプに関連付けられたファイル拡張子を判別することによって、前記要求されたオブジェクトを前記第１の文書にどのように埋め込むべきかを決定し、前記要求されたオブジェクトを前記第１の文書に埋め込むステップであって、前記第１の文書に埋め込まれたオブジェクトを、前記埋め込まれたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報に従ったファイルフォーマットを使用して前記クライアントアプリケーションによって操作できるようにするステップと
    を備えることを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
17. 前記方法は、
    前記サーバアプリケーションに、前記サーバアプリケーションから入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを求めるクエリを行うステップと、
    前記サーバアプリケーションから前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを受け取るステップと
    をさらに備え、
    前記第１の文書に埋め込まれたオブジェクトを、前記クライアントアプリケーションによって、前記リスト内の前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのいずれかを使用して操作できるようにすることを特徴とする請求項１６に記載のコンピュータ可読記録媒体。
18. 前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を求めるクエリを行うステップは、前記クライアントアプリケーションから前記サーバアプリケーションに、前記要求されたオブジェクトに関連付けられたファイルフォーマット情報を要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことを含むことを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ可読記録媒体。
19. 前記サーバアプリケーションに前記入手可能なすべてのファイルフォーマットのリストを求めるクエリを行うステップは、前記クライアントアプリケーションから前記サーバアプリケーションに、前記入手可能なすべてのファイルフォーマットの前記リストを要求するＡＰＩ呼び出しを渡すことを含むことを特徴とする請求項１８に記載のコンピュータ可読記録媒体。

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