JP2006178572A - 飲料抽出装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を提供する。
【構成】飲料抽出装置40のフィルタブロック42にエア供給、抽出管路51を連通してミキシングボール68に接続してある。エア供給、抽出管路51はその途中にチューブポンプ52および流量調整器53が配設され、チューブポンプ52が一方向に回転するとフィルタブロック42にエアを供給して挽き豆と湯の混合体を攪拌し、他方向に回転すると負圧を発生させ、フィルタ43を通過させてろ過した飲料をフィルタブロック42を介してエア供給、抽出管路51からミキシングボール68に供給する。流量調整器53を通流する流量が少なくなるように調整してあると、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が長くなり、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出する。
【選択図】 図2
【構成】飲料抽出装置40のフィルタブロック42にエア供給、抽出管路51を連通してミキシングボール68に接続してある。エア供給、抽出管路51はその途中にチューブポンプ52および流量調整器53が配設され、チューブポンプ52が一方向に回転するとフィルタブロック42にエアを供給して挽き豆と湯の混合体を攪拌し、他方向に回転すると負圧を発生させ、フィルタ43を通過させてろ過した飲料をフィルタブロック42を介してエア供給、抽出管路51からミキシングボール68に供給する。流量調整器53を通流する流量が少なくなるように調整してあると、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が長くなり、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、粉末原料が投入された抽出容器に湯を供給して、粉末原料と湯の混合体から飲料を抽出する飲料抽出装置に関するものである。
例えば、コーヒー豆を挽いた粉末原料(以下、「挽き豆」という)と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出して販売するカップ式飲料自動販売機や飲料ディスペンサには、その内部に飲料抽出装置が設けられている。この種の飲料抽出装置としては、抽出容器、フィルタ、フィルタブロックおよび弁機構を備えたものが一般的である。抽出容器は、いわゆるシリンダと称されるものであり、上下両端を開口した円筒形状を成し、内部にエア(空気)を供給するためのエア導入口が設けられている。フィルタは、抽出容器の下端開口を閉塞する態様で配置されるもので、例えば紙製のものが使用されている。フィルタブロックは、フィルタを介して抽出容器の下端開口に嵌合させて装着される有底円筒形状の容器であり、その内底部に送出通路を有している。
この飲料抽出装置でコーヒー飲料を抽出するには、まず、抽出容器の下端開口にフィルタを介してフィルタブロックを装着した後、弁機構を開放させた状態で抽出容器の上端開口から挽き豆を投入するとともに湯タンクに貯留してタンクヒータで加熱している湯を供給する。そして、この挽き豆と湯の混合体に下部エア導入口からエアを供給して攪拌する。この結果、挽き豆から湯に香味や旨味が抽出され、抽出容器の内部においてコーヒー飲料が生成される。しかる後、弁機構によって抽出容器の上端開口を閉鎖し、この状態で上部エア導入口から抽出容器の内部に貯留してある混合体の上部空間にエアを供給すると、抽出容器に供給されたエアの圧力により、フィルタを通過してろ過されたコーヒー飲料がフィルタブロックに送出され、送出通路を通じてカップへ注がれる。
この飲料抽出装置でコーヒー飲料を抽出するには、まず、抽出容器の下端開口にフィルタを介してフィルタブロックを装着した後、弁機構を開放させた状態で抽出容器の上端開口から挽き豆を投入するとともに湯タンクに貯留してタンクヒータで加熱している湯を供給する。そして、この挽き豆と湯の混合体に下部エア導入口からエアを供給して攪拌する。この結果、挽き豆から湯に香味や旨味が抽出され、抽出容器の内部においてコーヒー飲料が生成される。しかる後、弁機構によって抽出容器の上端開口を閉鎖し、この状態で上部エア導入口から抽出容器の内部に貯留してある混合体の上部空間にエアを供給すると、抽出容器に供給されたエアの圧力により、フィルタを通過してろ過されたコーヒー飲料がフィルタブロックに送出され、送出通路を通じてカップへ注がれる。
エアの供給を停止してコーヒー飲料の送出を終了した後、抽出容器からフィルタブロックを離隔するとともに、フィルタの交換を行って原料滓を廃棄し、次の飲料抽出に備えるべく待機状態となる(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−158592号公報
このようにコーヒー飲料の抽出は、抽出容器に投入した挽き豆と湯の混合体に下部エア導入口からエアを供給して攪拌を行い、挽き豆から湯に香味や旨味を抽出してコーヒー飲料を生成した後、弁機構で抽出容器の上端開口を閉鎖し、上部エア導入口から抽出容器に貯めてある混合体の上部空間に供給したエアの圧力によりフィルタを通過させてろ過したコーヒー飲料をフィルタブロックから送出通路を通じてカップへ注いでコーヒー飲料の抽出を完了する。この種の飲料抽出装置は、本来、カップ式飲料自動販売機や飲料ディスペンサにおいても喫茶店で提供される品質の高い飲料と同じものを供給するべく開発・具現化されたものである。例えば、昨今においては、香味や旨味を確保する目的で、筐体内にコーヒー豆を蓄えておき、販売指令が与えられた段階で、つまり飲料を抽出する直前にコーヒー豆を挽いた挽き豆から飲料を抽出するものもある。このようにして使用されるコーヒー豆はその種類により、また生産地により、酸味や苦味、甘み等、また焙煎方法でも持ち味が変化し、その異なった持ち味のコーヒー豆から抽出するコーヒー飲料の適した旨味等も、濃厚なコーヒー味、またすっきりとしたコーヒー味と異なってくる。
しかしながら、挽き豆と湯の混合体にエアを供給して攪拌を行い、その混合体の上部空間に供給したエアの圧力により強制的にフィルタを通過させ、ろ過してコーヒー飲料を抽出すると、抽出されたコーヒー飲料は使用したコーヒー豆の違いによる味の違い等が無く均一なものとなり、コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出して抽出することは困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みて、コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記実情に鑑みて、コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る飲料抽出装置は、上下両端面を開口した円筒形状の抽出容器の下端開口をフィルタを介してフィルタブロックに嵌合して閉塞し、前記抽出容器の上端開口から投入された粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料に前記フィルタを介してフィルタブロックから負圧を作用させ、前記フィルタを通過させてろ過した飲料をフィルタブロックから通流させる抽出管路を有した飲料抽出装置において、前記抽出管路に、通流する飲料の流量を調整する流量調整手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料抽出装置は、上述した請求項1において、前記流量調整手段は、前記フィルタブロックから飲料に作用させる負圧を調整することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料抽出装置は、上述した請求項1において、前記流量調整手段は、前記フィルタブロックから飲料に作用させる負圧を調整することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る飲料抽出装置は、上下両端面を開口した円筒形状の抽出容器の下端開口をフィルタを介してフィルタブロックに嵌合して閉塞し、前記抽出容器の上端開口から投入された粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料に前記フィルタを介してフィルタブロックから負圧を作用させ、前記フィルタを通過させてろ過した飲料をフィルタブロックから通流させる抽出管路を有した飲料抽出装置において、前記抽出管路に接続したフィルタブロックと前記負圧を発生させる負圧発生手段との間に吸気管路を連通し、該吸気管路に負圧調整手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る飲料抽出装置は、上述した請求項3において、前記負圧調整手段は、オリフィスであることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る飲料抽出装置は、上述した請求項3において、前記負圧調整手段は、オリフィスであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、抽出管路に通流する飲料の流量を調整する流量調整手段を設けているため、流量調整手段を通流する流量が少なくなるように調整してあると、粉末原料と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間を長く要するようになり、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出することができる。また、流量調整手段を通流する流量が多くなるように調整してあると、粉末原料と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が短くなり、すっきりとした味のコーヒー飲料を抽出することができ、コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を実現することができる。
請求項2の発明によれば、流量調整手段は、フィルタブロックから飲料に作用させる負圧を調整するので、フィルタを通過してろ過されるコーヒー飲料の量を調整することができるようになる。
請求項2の発明によれば、流量調整手段は、フィルタブロックから飲料に作用させる負圧を調整するので、フィルタを通過してろ過されるコーヒー飲料の量を調整することができるようになる。
請求項3の発明によれば、抽出管路に接続したフィルタブロックと負圧を発生させる負圧発生手段との間に吸気管路を連通し、該吸気管路に負圧調整手段を設けたので、負圧調整手段を通過する吸気量を調整して、抽出管路を通流するコーヒー飲料に混入するエア量を変化させると、負圧が変化してフィルタを通過してろ過される量が変わり、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間を調整できるようになるので、コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を実現することができる。
請求項4の発明によれば、負圧調整手段をオリフィスとしたので、簡単な構造でフィルタを通過してろ過されるコーヒー飲料の量を調整することができるようになる。
請求項4の発明によれば、負圧調整手段をオリフィスとしたので、簡単な構造でフィルタを通過してろ過されるコーヒー飲料の量を調整することができるようになる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料抽出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に基づいて、本発明の実施の形態1である飲料抽出装置を筐体内に設けたカップ式飲料自動販売機1の回路構成を説明する。
希釈液供給回路5は、冷水、炭酸水、湯などの希釈液をベンドステージ2に載置したカップ3に注出するためのものであり、水リザーバ10、水ポンプ11、給水弁12を有している。給水弁12を開放すると水道水は水リザーバ10に貯えられ、水ポンプ11を駆動することによって圧送される。水ポンプ11で圧送された水は冷水回路13または温水回路14に供給される。冷水回路13に供給された水は、冷却水槽15に貯留している冷却水に浸漬した水冷却コイル16を通流することにより冷却される。
(実施の形態1)
図1に基づいて、本発明の実施の形態1である飲料抽出装置を筐体内に設けたカップ式飲料自動販売機1の回路構成を説明する。
希釈液供給回路5は、冷水、炭酸水、湯などの希釈液をベンドステージ2に載置したカップ3に注出するためのものであり、水リザーバ10、水ポンプ11、給水弁12を有している。給水弁12を開放すると水道水は水リザーバ10に貯えられ、水ポンプ11を駆動することによって圧送される。水ポンプ11で圧送された水は冷水回路13または温水回路14に供給される。冷水回路13に供給された水は、冷却水槽15に貯留している冷却水に浸漬した水冷却コイル16を通流することにより冷却される。
水冷却コイル16には給水弁17と冷水管路18とが接続してある。また、給水弁17には、カップ3に炭酸水を供給するカーボネータ19が接続してあり、水ポンプ11を駆動して給水弁17を開放するとカーボネータ19に冷水が供給される。
冷水管路18には、冷水弁20を介して冷水注出ノズル21が接続してあり、コールド飲料注出時(販売時)には水ポンプ11を駆動して冷水弁20を開放すると、冷水注出ノズル21からカップ3に冷水を注出する。
カーボネータ19は、冷却水槽15に浸漬してある。カーボネータ19には、炭酸ガスボンベ22から炭酸ガスが供給され、この炭酸ガスが冷水に溶解して、冷水は炭酸水となる。カーボネータ19には、炭酸水弁23を介して炭酸水注出ノズル24が接続してあり、炭酸水弁23を開放すると、炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力でカーボネータ19から押し出された炭酸水がベンドステージ2に載置したカップ3に注出される。
冷水管路18には、冷水弁20を介して冷水注出ノズル21が接続してあり、コールド飲料注出時(販売時)には水ポンプ11を駆動して冷水弁20を開放すると、冷水注出ノズル21からカップ3に冷水を注出する。
カーボネータ19は、冷却水槽15に浸漬してある。カーボネータ19には、炭酸ガスボンベ22から炭酸ガスが供給され、この炭酸ガスが冷水に溶解して、冷水は炭酸水となる。カーボネータ19には、炭酸水弁23を介して炭酸水注出ノズル24が接続してあり、炭酸水弁23を開放すると、炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力でカーボネータ19から押し出された炭酸水がベンドステージ2に載置したカップ3に注出される。
また、冷却水槽15には、複数のシロップ冷却コイル32が浸漬してあり、シロップ飲料の原液となる各種のシロップがそれぞれ貯蔵してある複数のシロップコンテナ30がシロップ売切装置36を介して接続してある。各シロップコンテナ30には、それぞれ、炭酸ガスボンベ22から炭酸ガスが供給され、シロップ冷却コイル32にはシロップ弁33を介してシロップ注出ノズル34が接続されている。そして、シロップ弁33を開放すると、シロップコンテナ30に貯蔵してあるシロップが炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力で押し出され、シロップ売切装置36からシロップ冷却コイル32を通流したシロップは冷却されて、シロップ注出ノズル34からベンドステージ2に載置したカップ3に注出される。
製氷機6は、製氷部と貯氷庫とを有していて、水リザーバ10から供給された水を製氷して貯氷庫で貯蔵し、アイス飲料を販売するときに貯氷庫に貯蔵している氷をアイスダクト(図示せず)を介してベンドステージ2に載置したカップ3に供給する。
製氷機6は、製氷部と貯氷庫とを有していて、水リザーバ10から供給された水を製氷して貯氷庫で貯蔵し、アイス飲料を販売するときに貯氷庫に貯蔵している氷をアイスダクト(図示せず)を介してベンドステージ2に載置したカップ3に供給する。
給水弁25を介して温水回路14に供給された水は、温水タンク60に貯えられ、温水タンク60内でヒータ59(図2参照)で加熱されて湯になる。温水タンク60には、複数の湯弁61が配設してある。各湯弁61は、湯管路62によってミキシングボール63、ミキシングボール68または飲料抽出装置40に接続してあり、湯弁61を開放することにより、湯管路62を通って、ミキシングボール63、ミキシングボール68または飲料抽出装置40に湯が供給される。
ミキシングボール63は、粉末原料を供給する原料キャニスタ64を有している。ミキシングボール63では、原料キャニスタ64から供給された粉末原料と、温水タンク60から供給された湯とを攪拌してホット飲料とした後に、ホット飲料注出ノズル65からベンドステージ2に載置したカップ3に注出する。
ミキシングボール63は、粉末原料を供給する原料キャニスタ64を有している。ミキシングボール63では、原料キャニスタ64から供給された粉末原料と、温水タンク60から供給された湯とを攪拌してホット飲料とした後に、ホット飲料注出ノズル65からベンドステージ2に載置したカップ3に注出する。
飲料抽出装置40は、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆(粉末原料)に温水タンク60から供給された湯を注ぐことによりコーヒー飲料を抽出し、抽出滓は滓バケツ71に廃棄される。
飲料抽出装置40には、ミキシングボール68が接続してある。ミキシングボール68は、砂糖、クリームなどの粉末原料を供給する原料キャニスタ69を有し、原料キャニスタ69から供給された粉末原料とコーヒー飲料を攪拌した後に、コーヒー飲料注出ノズル70からベンドステージ2に載置したカップ3に注出する。または、原料キャニスタ69から供給された粉末原料とコーヒー飲料と温水タンク60から供給された湯をミキシングボール68で攪拌した後に、コーヒー飲料注出ノズル70からベンドステージ2に載置したカップ3にアメリカンコーヒーを注出する。
飲料抽出装置40には、ミキシングボール68が接続してある。ミキシングボール68は、砂糖、クリームなどの粉末原料を供給する原料キャニスタ69を有し、原料キャニスタ69から供給された粉末原料とコーヒー飲料を攪拌した後に、コーヒー飲料注出ノズル70からベンドステージ2に載置したカップ3に注出する。または、原料キャニスタ69から供給された粉末原料とコーヒー飲料と温水タンク60から供給された湯をミキシングボール68で攪拌した後に、コーヒー飲料注出ノズル70からベンドステージ2に載置したカップ3にアメリカンコーヒーを注出する。
以上説明したカップ式飲料自動販売機1において、ベンドステージ2に載置したカップ3にコーヒー飲料を注出するには、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆を飲料抽出装置40に供給する一方、湯弁61を開放して温水タンク60に貯えている湯を湯管路62を介して供給する。そして、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出し、ミキシングボール68にコーヒー飲料を供給する。ミキシングボール68では、原料キャニスタ69から砂糖、クリームなどの粉末原料を、さらに飲料の種類によっては温水タンク60に貯えている湯を加えて攪拌混合した後に、コーヒー飲料注出ノズル70からカップ3にコーヒー飲料を注出する。
また、アイスコーヒー飲料を販売するには、製氷機6からカップ3に氷を投入する。同時に、飲料抽出装置40に供給した挽き豆に湯を供給して抽出したコーヒー飲料をミキシングボール68に供給し、砂糖、クリームなどの粉末原料を加えて攪拌混合した後に氷が投入されているカップ3にコーヒー飲料を供給する。このようにしてカップ3に供給された氷とコーヒー飲料とはカップ3内で混合され、アイスコーヒー飲料となる。
また、アイスコーヒー飲料を販売するには、製氷機6からカップ3に氷を投入する。同時に、飲料抽出装置40に供給した挽き豆に湯を供給して抽出したコーヒー飲料をミキシングボール68に供給し、砂糖、クリームなどの粉末原料を加えて攪拌混合した後に氷が投入されているカップ3にコーヒー飲料を供給する。このようにしてカップ3に供給された氷とコーヒー飲料とはカップ3内で混合され、アイスコーヒー飲料となる。
図2は、本発明の実施の形態1である飲料抽出装置を示した概念図である。飲料抽出装置40は、シリンダ(抽出容器)41およびフィルタブロック42を配設してある。
シリンダ41は上下両端面を開口した円筒形状を成し、その上端開口41aと下端開口41cとの間のくびれ部41bを鼓状に形成してあり、くびれ部41bからその両端に向かい内径を拡げて開放した形状としている。
シリンダ41の上方には、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆をシリンダ41に投入する原料投入口45と、湯タンク60に貯留しタンクヒータ59で加熱(例えば、94℃)され湯弁61を開放すると湯管路62を介して湯供給部58から供給される湯をシリンダ41内に流下させる湯流下部44を上端開口41aに装着している。
シリンダ41は上下両端面を開口した円筒形状を成し、その上端開口41aと下端開口41cとの間のくびれ部41bを鼓状に形成してあり、くびれ部41bからその両端に向かい内径を拡げて開放した形状としている。
シリンダ41の上方には、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆をシリンダ41に投入する原料投入口45と、湯タンク60に貯留しタンクヒータ59で加熱(例えば、94℃)され湯弁61を開放すると湯管路62を介して湯供給部58から供給される湯をシリンダ41内に流下させる湯流下部44を上端開口41aに装着している。
フィルタブロック42は、上端に受入口42aを有した有底の円筒形状を成すもので、昇降手段46によって上下動可能に支持され、下動している場合にはシリンダ41から離隔した位置に配置される一方、上動した場合にフイルタ43を介してシリンダ41に嵌合して下端開口41cを閉塞する。また、エア供給、抽出管路51が連通され、ミキシングボール68(図1参照)に接続してある。エア供給、抽出管路51はその途中にチューブポンプ(負圧発生手段)52および流量調整器(流量調整手段)53が配設され、チューブポンプ52が一方向(例えば、反時計回り方向)に回転するとフィルタブロック42にエア(空気)を供給して挽き豆と湯の混合体を攪拌し、他方向(例えば、時計回り方向)に回転すると負圧を発生させ、フィルタ43を通過させてろ過した飲料をフィルタブロック42を介してエア供給、抽出管路51からミキシングボール68に供給する。
チューブポンプ52は、例えば、特開平10−141237号公報に示されているように、内周面に円弧面を形成したチューブガイドと、周上に複数のローラを等間隔に配したロータとの組み合わせからなるポンプで、チューブをチューブガイドの内周面に形成した円弧面に沿わせてローラとの間に挟まれるように配置してロータを回転させると、ローラがチューブをしごくことでチューブの内容物をローラの移動する方向へ移動させる働きをするポンプである。
流量調整器53は、例えば、特開2003−112798号公報に示されているように、通流する飲料の圧力が変動しても圧力を一定範囲内に制限して流量を一定に調整する働きをする流量調整器であり、ピストンスリーブ内部を摺動するピストンを飲料流入側に押圧するスプリングの圧縮力を調整してピストンの押圧力を調整するねじ部を回転させることにより飲料の流量を調整することができる。さらに、ステッピングモータ等の回転角度を制御可能なモータを設け、信号を加えてねじ部を回転させると飲料の流量をコントローラ等で調整することができる。
流量調整器53は、例えば、特開2003−112798号公報に示されているように、通流する飲料の圧力が変動しても圧力を一定範囲内に制限して流量を一定に調整する働きをする流量調整器であり、ピストンスリーブ内部を摺動するピストンを飲料流入側に押圧するスプリングの圧縮力を調整してピストンの押圧力を調整するねじ部を回転させることにより飲料の流量を調整することができる。さらに、ステッピングモータ等の回転角度を制御可能なモータを設け、信号を加えてねじ部を回転させると飲料の流量をコントローラ等で調整することができる。
フィルタ43は、ロール状に巻回された紙製で帯状を成すフィルタ紙で、シリンダ41とフィルタブロック42との間へ順次繰り出され、挽き豆と湯の混合体を負圧の下でろ過してコーヒー飲料を抽出する。
図3は、カップ式飲料自動販売機1の制御系を示したブロック図である。同図に示すようにカップ式飲料自動販売機1は、自販機制御部90および抽出制御部91を備えている。自販機制御部90は、商品選択ボタンDおよび硬貨処理部Nの動作を制御するものである。具体的には、カップ式飲料自動販売機1のコイン投入口から硬貨が投入された場合、自販機制御部90は、硬貨処理部Nを通じてその正偽を判定し、正貨であった場合にさらに投入金額の認識を行う。商品販売に必要とする金額の硬貨が投入された場合、自販機制御部90は、商品選択ボタンDを有効化し、さらに有効化した商品選択ボタンDが押下された場合、商品選択信号を抽出制御部91に与える。抽出制御部91は、自販機制御部90から商品選択信号が与えられた場合、予めメモリ92に格納しているプログラムやデータに従って、カップ式飲料自動販売機1各部の飲料抽出制御を行う。また、コントローラ93は流量調整器53を通流する飲料の流量を調整する時に変更データを入力して流量を変更する。
図3は、カップ式飲料自動販売機1の制御系を示したブロック図である。同図に示すようにカップ式飲料自動販売機1は、自販機制御部90および抽出制御部91を備えている。自販機制御部90は、商品選択ボタンDおよび硬貨処理部Nの動作を制御するものである。具体的には、カップ式飲料自動販売機1のコイン投入口から硬貨が投入された場合、自販機制御部90は、硬貨処理部Nを通じてその正偽を判定し、正貨であった場合にさらに投入金額の認識を行う。商品販売に必要とする金額の硬貨が投入された場合、自販機制御部90は、商品選択ボタンDを有効化し、さらに有効化した商品選択ボタンDが押下された場合、商品選択信号を抽出制御部91に与える。抽出制御部91は、自販機制御部90から商品選択信号が与えられた場合、予めメモリ92に格納しているプログラムやデータに従って、カップ式飲料自動販売機1各部の飲料抽出制御を行う。また、コントローラ93は流量調整器53を通流する飲料の流量を調整する時に変更データを入力して流量を変更する。
図4は、上述した飲料抽出装置40の動作を説明するための模式図である。以下、図1〜図4を適宜参照しながら、飲料抽出装置40の動作を説明する。
まず、商品選択ボタンDが押下されていない場合、飲料抽出装置40は図2に示すように販売待機状態で、シリンダ41はフィルタブロック42およびフィルタ43から離隔した状態にある。また、この販売待機状態においては、湯弁61が閉鎖した状態に保持されている。湯タンク60では内部に貯留した湯をタンクヒータ59が所望の温度、例えば94℃に維持している。
上述した販売待機状態から利用者等によって硬貨が投入され、かつ任意の商品選択ボタンDが押下されると、抽出制御部91から信号が出力されて昇降手段46を駆動することにより、図4(a)に示すように、フィルタ43を介してフィルタブロック42をシリンダ41の下端開口41cに嵌合させて装着し、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆を原料投入口45からシリンダ41内部に投入する。
まず、商品選択ボタンDが押下されていない場合、飲料抽出装置40は図2に示すように販売待機状態で、シリンダ41はフィルタブロック42およびフィルタ43から離隔した状態にある。また、この販売待機状態においては、湯弁61が閉鎖した状態に保持されている。湯タンク60では内部に貯留した湯をタンクヒータ59が所望の温度、例えば94℃に維持している。
上述した販売待機状態から利用者等によって硬貨が投入され、かつ任意の商品選択ボタンDが押下されると、抽出制御部91から信号が出力されて昇降手段46を駆動することにより、図4(a)に示すように、フィルタ43を介してフィルタブロック42をシリンダ41の下端開口41cに嵌合させて装着し、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆を原料投入口45からシリンダ41内部に投入する。
予め設定した量の挽き豆をシリンダ41に投入すると、図4(b)に示すように、抽出制御部91は、湯弁61を開放して湯供給部58から湯を吐出して供給する。供給された湯は湯流下部44から流下し、フィルタ43上に投入された挽き豆を満遍なく均一に蒸らす。そして、供給した湯が予め設定した量に達すると、抽出制御部91は、図4(c)に示すように、湯弁61を閉じ、チューブポンプ52を駆動(実施例では、図中反時計回り方向に回転駆動)して、エア供給、抽出管路51を通じてフィルタブロック42からシリンダ41内部にエアを供給することにより、シリンダ41に貯留される挽き豆と湯の混合体の攪拌を行う。この結果、挽き豆から湯に香味や旨味が抽出され、シリンダ41内部においてコーヒー飲料が生成される。
しかる後、抽出制御部91は、図4(d)に示すように、チューブポンプ52を駆動(実施例では、図中時計回り方向に回転駆動)するとフィルタブロック42の受入口42a(図2参照)内部が負圧となり、シリンダ41内部で生成されたコーヒー飲料はフィルタ43を通過してろ過され、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給される。
しかる後、抽出制御部91は、図4(d)に示すように、チューブポンプ52を駆動(実施例では、図中時計回り方向に回転駆動)するとフィルタブロック42の受入口42a(図2参照)内部が負圧となり、シリンダ41内部で生成されたコーヒー飲料はフィルタ43を通過してろ過され、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給される。
コーヒー飲料の抽出が終了すると、抽出制御部91は、昇降手段46を駆動してフィルタブロック42を下動させ、一定量のフィルタ43を繰り出し、使用後のフィルタ43およびこれに付着する抽出滓を滓バケツ71に廃棄する。また、廃液弁56を開き、廃液を滓バケツ71に排出する。以降、抽出制御部91は、自販機制御部90から商品選択信号が与えられるたびに上述した飲料抽出動作を繰り返し実行する
このコーヒー飲料抽出時、流量調整器53を通流する流量が少なくなるように調整してあると、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が弱くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量も減少する。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量も減少し、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間を長く要するので、湯がゆっくりと時間を掛けて挽き豆を通過することから、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出することができる。また、流量調整器53を通流するコーヒー飲料の流量が多くなるように調整してあると、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が強くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量が多くなる。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量が多くなると、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が短くなり、湯が挽き豆を早く通過し、この結果、すっきりとした味のコーヒー飲料が抽出される。
このコーヒー飲料抽出時、流量調整器53を通流する流量が少なくなるように調整してあると、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が弱くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量も減少する。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量も減少し、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間を長く要するので、湯がゆっくりと時間を掛けて挽き豆を通過することから、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出することができる。また、流量調整器53を通流するコーヒー飲料の流量が多くなるように調整してあると、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が強くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量が多くなる。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量が多くなると、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が短くなり、湯が挽き豆を早く通過し、この結果、すっきりとした味のコーヒー飲料が抽出される。
このように、粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料にフィルタ43を介してフィルタブロック42から負圧を作用させ、フィルタ43を通過させてろ過した飲料をフィルタブロック42から通流させるエア供給、抽出管路51を有した飲料抽出装置40のエア供給、抽出管路51に通流する飲料の流量を調整する流量調整器53を設けたので、使用するコーヒー豆の種類により、コーヒー豆個々が本来有している旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を実現することができる。
尚、上述した実施の形態1では、ピストンスリーブ内部を摺動するピストンを設けた流量調整器53を例示しているが、ニードル弁等の流量調整器を用いるようにしても良い。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料にフィルタ43を介してフィルタブロック42から負圧を作用させ、フィルタ43を通過させてろ過した飲料をフィルタブロック42から通流させるエア供給、抽出管路51に、通流する飲料の流量を調整する流量調整器53を設けた飲料抽出装置40の実施の形態で説明したが、この実施の形態2では、エア供給、抽出管路51に接続したフィルタブロック42と負圧を発生させるチューブポンプ52(負圧発生手段)との間に吸気管路54を連通し、吸気管路54に負圧調整器(負圧調整手段)55を設けた飲料抽出装置80の実施の形態を説明する。
尚、上述した実施の形態1では、ピストンスリーブ内部を摺動するピストンを設けた流量調整器53を例示しているが、ニードル弁等の流量調整器を用いるようにしても良い。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料にフィルタ43を介してフィルタブロック42から負圧を作用させ、フィルタ43を通過させてろ過した飲料をフィルタブロック42から通流させるエア供給、抽出管路51に、通流する飲料の流量を調整する流量調整器53を設けた飲料抽出装置40の実施の形態で説明したが、この実施の形態2では、エア供給、抽出管路51に接続したフィルタブロック42と負圧を発生させるチューブポンプ52(負圧発生手段)との間に吸気管路54を連通し、吸気管路54に負圧調整器(負圧調整手段)55を設けた飲料抽出装置80の実施の形態を説明する。
図5は、本発明の実施の形態2である飲料抽出装置を示した概念図である。なお、飲料抽出装置40と同一構成部分には同一符号を付して、その符号の説明を省略している。
図5に示すように、飲料抽出装置80は、エア供給、抽出管路51に接続したフィルタブロック42と負圧を発生させるチューブポンプ52との間に吸気管路54を連通し、吸気管路54には負圧調整器55を交換可能に配設し、チューブポンプ52を駆動して抽出したコーヒー飲料をフィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給するとき、吸気管路54からエア供給、抽出管路51に微量のエア(空気)を吸い込むようにしている。負圧調整器55はオリフィスで構成した空気の通路を有し、オリフィスの穴径は各種取り備えられている。
チューブポンプ52をフィルタブロック42の受入口42a内部が負圧となるように駆動すると、シリンダ41内部で生成されたコーヒー飲料がフィルタ43を通過してろ過され、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるが、吸気管路54に配設した負圧調整器55を通過する吸気量が多くなるように調整してあると、エア供給、抽出管路51を通流するコーヒー飲料に混入するエア量が多くなるので、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が弱くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量も減少する。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量も減少し、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間を長く要するので、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出することができる。また、負圧調整器55を通過する吸気量が少なくなるように調整してあると、エア供給、抽出管路51を通流するコーヒー飲料に混入するエア量が少なくなるので、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が強くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量が多くなる。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量が多くなると、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が短くなり、すっきりとした味のコーヒー飲料を抽出することができる。
図5に示すように、飲料抽出装置80は、エア供給、抽出管路51に接続したフィルタブロック42と負圧を発生させるチューブポンプ52との間に吸気管路54を連通し、吸気管路54には負圧調整器55を交換可能に配設し、チューブポンプ52を駆動して抽出したコーヒー飲料をフィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給するとき、吸気管路54からエア供給、抽出管路51に微量のエア(空気)を吸い込むようにしている。負圧調整器55はオリフィスで構成した空気の通路を有し、オリフィスの穴径は各種取り備えられている。
チューブポンプ52をフィルタブロック42の受入口42a内部が負圧となるように駆動すると、シリンダ41内部で生成されたコーヒー飲料がフィルタ43を通過してろ過され、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるが、吸気管路54に配設した負圧調整器55を通過する吸気量が多くなるように調整してあると、エア供給、抽出管路51を通流するコーヒー飲料に混入するエア量が多くなるので、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が弱くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量も減少する。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量も減少し、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間を長く要するので、濃厚な味のコーヒー飲料を抽出することができる。また、負圧調整器55を通過する吸気量が少なくなるように調整してあると、エア供給、抽出管路51を通流するコーヒー飲料に混入するエア量が少なくなるので、フィルタブロック42の受入口42a内部の負圧が強くなり、フィルタ43を通過してろ過されるコーヒー飲料の量が多くなる。そして、フィルタブロック42からエア供給、抽出管路51を通じてミキシングボウル68に供給されるコーヒー飲料の流量が多くなると、挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する時間が短くなり、すっきりとした味のコーヒー飲料を抽出することができる。
このように吸気管路54に負圧調整器55を交換可能に配設し、使用するコーヒー豆に最適な穴径のオリフィスで構成する負圧調整器55を設けると、コーヒー豆が有している本来の旨味を十分に引き出したコーヒー飲料を抽出するのに適した飲料抽出装置を実現することができる。
なお、上述した実施の形態では、コーヒー原料としての挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する装置を例示しているが、本発明はその他の粉末原料から飲料を抽出するものに適用することができる。
なお、上述した実施の形態では、コーヒー原料としての挽き豆と湯の混合体からコーヒー飲料を抽出する装置を例示しているが、本発明はその他の粉末原料から飲料を抽出するものに適用することができる。
1 カップ式飲料自動販売機
40 飲料抽出装置
41 シリンダ
42 フィルタブロック
43 フィルタ
46 昇降手段
51 エア供給、抽出管路
52 チューブポンプ
53 流量調整器
54 吸気管路
55 負圧調整器
60 温水タンク
61 湯弁
62 湯管路
66 コーヒー豆キャニスタ
67 ミル
80 飲料抽出装置
90 自販機制御部
91 抽出制御部
92 メモリ
93 コントローラ
D 商品選択ボタン
N 硬貨処理部
40 飲料抽出装置
41 シリンダ
42 フィルタブロック
43 フィルタ
46 昇降手段
51 エア供給、抽出管路
52 チューブポンプ
53 流量調整器
54 吸気管路
55 負圧調整器
60 温水タンク
61 湯弁
62 湯管路
66 コーヒー豆キャニスタ
67 ミル
80 飲料抽出装置
90 自販機制御部
91 抽出制御部
92 メモリ
93 コントローラ
D 商品選択ボタン
N 硬貨処理部
Claims (4)
- 上下両端面を開口した円筒形状の抽出容器の下端開口をフィルタを介してフィルタブロックに嵌合して閉塞し、前記抽出容器の上端開口から投入された粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料に前記フィルタを介してフィルタブロックから負圧を作用させ、前記フィルタを通過させてろ過した飲料をフィルタブロックから通流させる抽出管路を有した飲料抽出装置において、
前記抽出管路に、通流する飲料の流量を調整する流量調整手段を設けたことを特徴とする飲料抽出装置。 - 前記流量調整手段は、前記フィルタブロックから飲料に作用させる負圧を調整することを特徴とする請求項1に記載の飲料抽出装置。
- 上下両端面を開口した円筒形状の抽出容器の下端開口をフィルタを介してフィルタブロックに嵌合して閉塞し、前記抽出容器の上端開口から投入された粉末原料と湯の混合体に空気を供給し攪拌して抽出した飲料に前記フィルタを介してフィルタブロックから負圧を作用させ、前記フィルタを通過させてろ過した飲料をフィルタブロックから通流させる抽出管路を有した飲料抽出装置において、
前記抽出管路に接続したフィルタブロックと前記負圧を発生させる負圧発生手段との間に吸気管路を連通し、該吸気管路に負圧調整手段を設けたことを特徴とする飲料抽出装置。 - 前記負圧調整手段は、オリフィスであることを特徴とする請求項3に記載の飲料抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004368819A JP2006178572A (ja) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | 飲料抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004368819A JP2006178572A (ja) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | 飲料抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006178572A true JP2006178572A (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=36732654
Family Applications (1)
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JP2004368819A Pending JP2006178572A (ja) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | 飲料抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006178572A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011507502A (ja) * | 2007-12-20 | 2011-03-10 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | アイスコーヒーを作るための方法及び装置 |
JP2014170581A (ja) * | 2006-12-06 | 2014-09-18 | Rheavendors Services Spa | 飲料販売機およびその作動機構 |
-
2004
- 2004-12-21 JP JP2004368819A patent/JP2006178572A/ja active Pending
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JP2011507502A (ja) * | 2007-12-20 | 2011-03-10 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | アイスコーヒーを作るための方法及び装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060703 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20060704 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |