JP5928157B2 - 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機 - Google Patents

液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機 Download PDF

Info

Publication number
JP5928157B2
JP5928157B2 JP2012119927A JP2012119927A JP5928157B2 JP 5928157 B2 JP5928157 B2 JP 5928157B2 JP 2012119927 A JP2012119927 A JP 2012119927A JP 2012119927 A JP2012119927 A JP 2012119927A JP 5928157 B2 JP5928157 B2 JP 5928157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
cup
beverage
nozzle
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012119927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013244196A (ja
Inventor
一秀 中島
一秀 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2012119927A priority Critical patent/JP5928157B2/ja
Publication of JP2013244196A publication Critical patent/JP2013244196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5928157B2 publication Critical patent/JP5928157B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、機内で調製した飲料などの液体をカップに注出する液体注出ノズル、および、液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機に関する。
カップ式自動販売機では、カップを載置するベンドステージにコーヒー飲料、シロップ、シロップ希釈用冷水、炭酸水などを注出する液体注出ノズルの吐出口をカップの内側に向けて前傾姿勢に配置している。
係る構成で、コーヒー飲料はコーヒーブリュアで抽出したコーヒー液とキャニスタから供給した砂糖やクリームをミキシングボウルで攪拌混合して液体注出ノズルからカップに注出する。一方、シロップ飲料は、シロップ、冷水または炭酸水および氷をカップに供給し、カップ内でこれらを攪拌混合して飲料としている。
このように、ベンドステージに載置したカップには、コーヒー液と砂糖、クリームを攪拌混合したコーヒー飲料、シロップ、冷水、炭酸水などが液体注出ノズルからカップに注出され、カップ式自動販売機の利用者に提供される。
ベンドステージに載置したカップにコーヒー飲料、シロップ、冷水、炭酸水などを液体注出ノズルからカップに注出した飲料注出動作の終了後には飲料の表面張力により吐出口の外径下端にこれら飲料の残りが維持され、これが後垂れ液(しずくになって落ちる液体)として滴下してカップの縁や外側面を汚したり、次に販売する飲料に混入したり、さらには、吐出口の外径下端にこれら飲料が固着する虞がある。
このように飲料注出動作の終了後の後垂れ液がカップの縁に滴下すると見た目が悪くなるとともに、この後垂れ液がカップ外側面に流れると、利用者がカップを取り出すときに手に飲料が付着するなどの不都合が生じる。また、次に販売する飲料に混入すると味に変化を生じさせることとなる。
このようなことを防ぐため、液体注出ノズルの吐出口の外径下端に液体ガイドを設け、飲料注出動作終了後の後垂れ液を液体ガイドの底面に沿わせて流下させ、カップの外側に滴下させるようにした提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−181925号公報
しかしながら、飲料注出動作終了間際の飲料は、図8に示すように、液体注出ノズル60の吐出口61から略鉛直線に沿って流下し、カップCの縁や外側面を汚すなどの不都合を生じ、液体ガイド62は飲料注出動作終了間際の飲料をカップの外側に流下させることができなかった。また、飲料注出動作の終了後の後垂れ液が液体ガイド62の途中から滴下することがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、飲料注出時にはカップ内に飲料を注出し、飲料注出動作終了間際以降にカップの縁や外側面を汚すことのない液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る液体注出ノズルは、飲料などの液体を、カップの内側に向けて前傾姿勢に配置したノズル本体に設けた吐出口から該カップに注出する液体注出ノズルであって、前記吐出口から注出される前記液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面を有する液体ガイドの前記注出方向の先端部を、前記吐出口下端の先端部より所定寸法突設させてなる液体注出ノズルにおいて、前記液体ガイドは、パイプ状のノズル本体の内部に形成された液体通路の径よりも狭幅の厚みを有し、かつ、その底面および側面下部に、流下する液体を前記カップの外側に向けて誘導する液体誘導溝を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る液体注出ノズルは、上述した請求項1において、前記液体ガイドは、前記吐出口の外径とは隙間を有して設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るカップ式自動販売機は、液体注出ノズルのノズル本体に設けた吐出口から飲料などの液体をカップに注出して販売するカップ式自動販売機であって、前記吐出口から注出される前記液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面を有する液体ガイドの前記注出方向の先端部を、前記吐出口下端の先端部より所定寸法突設させた液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機において、前記液体注出ノズルの液体ガイドは、パイプ状のノズル本体の内部に形成された液体通路の径よりも狭幅の厚みを有し、かつ、その底面および側面下部に、流下した液体を前記カップの外側に向けて誘導する液体誘導溝を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、飲料などの液体を、カップの内側に向けて前傾姿勢に配置したノズル本体に設けた吐出口から該カップに注出する液体注出ノズルであって、前記吐出口から注出される前記液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面を有する液体ガイドの前記注出方向の先端部を、前記吐出口下端の先端部より所定寸法突設させてなる液体注出ノズルにおいて、前記液体ガイドは、パイプ状のノズル本体の内部に形成された液体通路の径よりも狭幅の厚みを有し、かつ、その底面および側面下部に、流下した液体を前記カップの外側に向けて誘導する液体誘導溝を有することにより、飲料などの液体の注出時は、吐出口からカップ内に飲料などの液体が注出される。また、飲料注出動作終了間際の飲料は、吐出口下端の先端部より突き出ている液体ガイドの先端部の上部に流下し、液体ガイドの先端部からその底面および側面下部に形成した液体誘導溝を伝わって速やかに流下し、液体ガイドの途中から流下することなくカップの外側に流れ落ちる。さらに、飲料注出動作の終了後の流下する液体も、液体ガイドの先端部の上部に滴下し、液体ガイドの先端部からその底面および側面下部に形成した液体誘導溝を伝わって速やかに流下し、液体ガイドの途中から流下することなくカップの外側に滴下するので、飲料注出時にはカップ内に飲料を注出し、飲料注出動作終了間際以降にカップの縁や外側面を飲料で汚すことのない液体注出ノズルを提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記液体ガイドは、前記吐出口の外径とは隙間を有して設けたことにより、飲料注出動作終了間際の飲料や飲料注出動作の終了後の後垂れ液が液体ガイド全体に拡がることを防ぎ、吐出口下端の先端部から液体ガイドの先端部に流下し易くなり、飲料注出動作終了間際の飲料や飲料注出動作の終了後の後垂れ液をカップの外側に流下させてカップの縁や外側面を飲料で汚すことを防止できる。
また、請求項3の発明によれば、液体注出ノズルのノズル本体に設けた吐出口から飲料などの液体をカップに注出して販売するカップ式自動販売機であって、前記吐出口から注出される前記液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面を有する液体ガイドの前記注出方向の先端部を、前記吐出口下端の先端部より所定寸法突設させた液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機において、前記液体注出ノズルの液体ガイドは、パイプ状のノズル本体の内部に形成された液体通路の径よりも狭幅の厚みを有し、かつ、その底面および側面下部に、流下した液体を前記カップの外側に向けて誘導する液体誘導溝を有することにより、飲料などの液体の注出時は、吐出口からカップ内に飲料などの液体が注出される。また、飲料注出動作終了間際の飲料は、吐出口下端の先端部より突き出ている液体ガイドの先端部の上部に流下し、液体ガイドの先端部からその底面および側面下部に形成した液体誘導溝を伝わって速やかに流下し、液体ガイドの途中から流下することなくカップの外側に流れ落ちる。さらに、飲料注出動作の終了後の流下する液体も、液体ガイドの先端部の上部に滴下し、液体ガイドの先端部からその底面および側面下部に形成した液体誘導溝を伝わって速やかに流下し、液体ガイドの途中から流下することなくカップの外側に滴下するので、飲料注出時にはカップ内に飲料を注出し、飲料注出動作終了間際以降にカップの縁や外側面を飲料で汚すことのない液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機の液体回路図である。 本発明の実施形態に係る液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機の側面図である。 図2に示した液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機の断面側面図である。 本発明の実施形態に係る液体注出ノズルの注出先端部の拡大図を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図2に示した液体注出ノズルの液体(飲料)の注出状態を示す断面側面図である。 図2に示した液体注出ノズルの飲料注出動作終了間際の液体(飲料)の流れを示す断面側面図である。 図2に示した液体注出ノズルの飲料注出動作の終了後の後垂れ液を示す断面側面図である。 従来の液体注出ノズルの飲料注出動作終了間際の液体(飲料)の流れを示す断面側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。
この実施の形態の液体注出ノズル、および、液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機は、機内で調製した飲料や希釈水などの液体をカップに注出するものである。ここでは、カップ式自動販売機に備えられる液体注出ノズルを例に説明するが、カップ式自動販売機に備えられる液体注出ノズルに限られるものではなく、飲料ディスペンサ(飲料供給装置)に備えられる液体注出ノズルに適用することも可能である。
図1は、本発明の実施の形態である液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機1の液体回路構成を示す概念図である。
希釈液供給回路10は、製氷機28、カーボネータ19や温水タンク30などに水を供給するためのもので、水リザーバ11、水ポンプ12、給水弁13を有している。給水弁13を開放すると水道水が水リザーバ11に貯えられ、水ポンプ12を駆動することによって冷水回路14または温水回路15に水が圧送される。冷水回路14に送られた水は、冷却水槽16に貯留している冷却水に浸漬した水冷却コイル17を通流することにより冷却される。
水冷却コイル17には給水弁18と冷水管路20とが接続してあり、給水弁18にはカップCに炭酸水を供給するカーボネータ19が接続され、水ポンプ12を駆動して給水弁18を開放するとカーボネータ19に冷水が供給される。
カーボネータ19は、冷却水槽16に浸漬してあり、炭酸ガスボンベ22から供給された炭酸ガスが冷水に溶解して炭酸水となる。また、カーボネータ19には、炭酸水弁23を介して液体注出ノズル40が接続してあり、炭酸水弁23を開放すると、炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力でカーボネータ19から押し出された炭酸水が液体注出ノズル40からカップCに注出される。
冷水管路20には、冷水弁21を介して液体注出ノズル40が接続してあり、コールド飲料注出時(販売時)には水ポンプ12を駆動して冷水弁21を開放すると、液体注出ノズル40からカップCに冷水を注出する。
また、冷却水槽16には、複数のシロップ冷却コイル24が浸漬してあり、シロップ飲料の原液となる各種のシロップがそれぞれ貯蔵してある複数のシロップコンテナ25がシロップ売切装置26を介して接続してある。各シロップコンテナ25は、それぞれ、炭酸ガスボンベ22から炭酸ガスが供給され、シロップ弁27を介して液体注出ノズル40が接続してある。そして、シロップ弁27を開放すると、シロップコンテナ25に貯蔵してあるシロップが炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力で押し出され、シロップ売切装置26からシロップ冷却コイル24を通流したシロップは冷却されて、液体注出ノズル40からカップCに注出される。
製氷機28は、製氷部と貯氷庫とを有していて、水リザーバ11から供給された水を製氷部で製氷して貯氷庫で貯蔵し、アイス飲料を販売するときに貯氷庫に貯蔵している氷をアイスダクト(図示せず)からカップCに供給する。
給水弁29を介して温水回路15に供給された水は、温水タンク30に貯えられ、温水タンク30内のヒータ(図示せず)で加熱されて湯になる。温水タンク30には、複数の湯弁31が設けてある。各湯弁31は、湯管路32によってミキシングボウル33、38またはコーヒーブリュア37に接続してあり、湯弁31を開放することにより、湯管路32を通って、ミキシングボウル33、38またはコーヒーブリュア37に湯が供給される。
ミキシングボウル33は、パウダキャニスタ34から供給された粉末原料と、温水タンク30から供給された湯とを攪拌してホット飲料とした後に、液体注出ノズル40からカップCに注出する。
コーヒーブリュア37は、コーヒー豆キャニスタ35から供給されたコーヒー豆をミル36で挽いたコーヒー挽き豆に温水タンク30から供給された湯を注ぐことによりコーヒー液を抽出し、抽出滓は滓バケツ3に廃棄される。また、ミキシングボウル38が接続してあり、砂糖、クリームなどの粉末原料を貯蔵するパウダキャニスタ39から供給された粉末原料とコーヒー液とを攪拌したコーヒー飲料を液体注出ノズル40からカップCに注出する。
以上説明したカップ式自動販売機1において、ベンドステージ2に載置したカップCにコーヒー飲料を注出するには、コーヒー豆キャニスタ35から供給されたコーヒー豆をミル36で挽いたコーヒー挽き豆をコーヒーブリュア37に供給する一方、湯弁31を開放して温水タンク30に貯えている湯を湯管路32から供給する。そして、コーヒー挽き豆と湯の混合体からコーヒー液を抽出し、ミキシングボウル38にコーヒー液を供給する。ミキシングボウル38では、パウダキャニスタ39から供給される砂糖、クリームなどの粉末原料とコーヒー液とを攪拌混合した後、液体注出ノズル40からカップCにコーヒー飲料を注出する。
また、アイス飲料、例えば炭酸飲料を供給するには、液体注出ノズル40から濃縮シロップと炭酸水をカップに注出し、さらに氷を供給してカップ内でこれらを攪拌して炭酸飲料とする。
図2は、液体注出ノズル40を備えたカップ式自動販売機1の内部構造を模式的に示している側面図、図3は、その断面側面図である。また、図4は、液体注出ノズル40の注出先端部の拡大図を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。カップ式自動販売機1は、カップ供給装置(図示せず)から供給されたカップCを載置するベンドステージ2を備え、その上方には機内で調製したコーヒー飲料やシロップを希釈する冷水、炭酸水などの液体を、カップCの内側に向けて前傾姿勢に配置したノズル本体41に設けた吐出口42からカップCに注出する液体注出ノズル40がノズル装着部50でノズル取り付け部(図示せず)に取り付けられる。
液体注出ノズル40は、ミキシングボウル33、38などに連通されている液体チューブ(図示せず)が一端に接続されるパイプ状のノズル本体41の内部に形成されている液体通路41aの他端に開口した吐出口42の外径42bの下部に、吐出口42の外径42bとは隙間44を有し、吐出口42から注出される液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面45を有する液体ガイド43を設けている。
この液体ガイド43の注出方向の先端部46は、吐出口42下端の先端部42aより所定寸法A(例えば、2mm)突き出るように設けている(図4参照)。また、液体ガイド43の底面45には液体誘導溝47を設け、側面48下部には液体誘導溝49を設けている。
液体ガイド43の厚みtは、液体通路41aの径d(例えば、4.5mm)の40%〜70%となるように設けられ、液体通路41aの径dが4.5mmの場合、液体ガイド43の厚みtは、例えば、2mmとしている。また、液体誘導溝47の幅mは、液体ガイド43の厚みtの40%〜60%となるように設けられ、液体ガイド43の厚みtが2mmの場合、液体誘導溝47の幅mは、例えば、1mmとしている。
液体ガイド43の厚みtを、液体通路41aの径dの40%〜70%とし、液体誘導溝47の幅mを、液体ガイド43の厚みtの40%〜60%とすることにより、液体注出ノズル40からの飲料注出動作終了間際の飲料は、吐出口42下端の先端部42aより突き出ている液体ガイド43の先端部46の上部46aに流下し、ノズル41と略同じ角度でカップの内側に向けて前傾している上部46aから先端部46に流れ、先端部46から液体誘導溝47、49を伝わって流下し、液体ガイド43の途中から流下することなく、カップCの外側に流れ落ちる。
このように、コーヒー飲料などの液体を、カップCの内側に向けて前傾姿勢に配置したノズル本体41に設けた吐出口42からカップCに注出する液体注出ノズル40の吐出口42の外径42bの下部に、吐出口42の外径42bとは隙間44を有し、吐出口42から注出される液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面45を有する液体ガイド43を設け、この液体ガイド43の注出方向の先端部46を、吐出口42下端の先端部42aより所定寸法A(例えば、2mm)突き出るようにし、液体ガイド43の底面45には液体誘導溝47を設け、側面48下部には液体誘導溝49を設けているので、液体注出ノズル40から飲料などの液体をカップCに注出する時は、図5に示しているように、飲料などの液体の流れは吐出口42からカップCに注出される。
そして、液体注出ノズル40からの飲料注出動作終了間際の飲料は、図6に示しているように、吐出口42下端の先端部42aより突き出ている液体ガイド43の先端部46の上部46aに流下し、ノズル41と略同じ角度でカップの内側に向けて前傾している上部46aから先端部46に流れ、先端部46から液体誘導溝47、49を伝わって流下し、液体ガイド43の途中から流下することなく、カップCの外側に流れ落ちる。
さらに、飲料注出動作の終了後の後垂れ液も、図7に示しているように、液体ガイド43の先端部46の上部46aに滴下し、上部46aから先端部46に流れ、先端部46から液体誘導溝47、49を伝わって流下し、液体ガイド43の途中から滴下することなく、カップCの外側に滴下するので、飲料注出時にはカップC内に飲料を注出し、飲料注出動作終了間際以降にカップCの縁や外側面を汚すことのない液体注出ノズル40、および、液体注出ノズル40を備えたカップ式自動販売機1を提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、飲料などの液体を、カップCの内側に向けて前傾姿勢に配置したノズル本体41に設けた吐出口42からカップCに注出する液体注出ノズル40において、吐出口42から注出される液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面45を有する液体ガイド43の注出方向の先端部46を、吐出口42下端の先端部42aより所定寸法A(例えば、2mm)突設させたことにより、飲料などの液体の注出時は、吐出口42からカップC内に飲料などの液体が注出される。また、飲料注出動作終了間際の飲料は、吐出口42下端の先端部42aより突き出ている液体ガイド43の先端部46の上部46aに流下し、液体ガイド43の先端部46から底面45を伝わって流下し、カップCの外側に流れ落ちる。さらに、飲料注出動作の終了後の後垂れ液も、液体ガイド43の先端部46の上部46aに滴下し、液体ガイド43の先端部46から底面45を伝わって流下し、カップCの外側に滴下するので、飲料注出時にはカップC内に飲料を注出し、飲料注出動作終了間際以降にカップCの縁や外側面を飲料で汚すことのない液体注出ノズル40を提供することが可能となる。
また、液体ガイド43の底面45および/または側面48下部に、液体をカップCの外側に向けて誘導する液体誘導溝47、49を設けたことにより、飲料注出動作終了間際の飲料は、吐出口42下端の先端部42aより突き出ている液体ガイド43の先端部46の上部46aに流下し、液体ガイド43の先端部46から液体誘導溝47、49を伝わって速やかに流下し、液体ガイド43の途中から流下することなく、カップCの外側に流れ落ちる。また、飲料注出動作の終了後の後垂れ液も、液体ガイド43の先端部46から液体誘導溝47、49を伝わって速やかに流下し、液体ガイド43の途中から滴下することなく、カップCの外側に滴下する。このように液体ガイド43の底面45および/または側面48下部に液体誘導溝47、49を設けたことにより、飲料注出動作終了間際の飲料や飲料注出動作の終了後の後垂れ液を速やかにカップCの外側に導いて流下させ、カップCの縁や外側面が飲料で汚れることを防止できる。
また、液体ガイド43は、吐出口42の外径42bとは隙間44を有して設けたことにより、飲料注出動作終了間際の飲料や飲料注出動作の終了後の後垂れ液が液体ガイド43全体に拡がることを防ぎ、吐出口42下端の先端部42aから液体ガイド43の先端部46の上部46aに流下し易くなり、飲料注出動作終了間際の飲料や飲料注出動作の終了後の後垂れ液をカップCの外側に流下させてカップCの縁や外側面を飲料で汚すことを防止できる。
また、液体注出ノズル40のノズル本体41に設けた吐出口42から飲料などの液体をカップCに注出して販売するカップ式自動販売機1において、吐出口42から注出される液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面45を有する液体ガイド43の注出方向の先端部46を、吐出口42の先端部42aより所定寸法A(例えば、2mm)突設させた液体注出ノズル40を備えたことにより、飲料などの液体の注出時は、吐出口42からカップC内に飲料などの液体が注出される。また、飲料注出動作終了間際の飲料は、吐出口42下端の先端部42aより突き出ている液体ガイド43の先端部46の上部46aに流下し、液体ガイド43の先端部46から底面45を伝わって流下し、カップCの外側に流れ落ちる。さらに、飲料注出動作の終了後の後垂れ液も、液体ガイド43の先端部46の上部46aに滴下し、液体ガイド43の先端部46から底面45を伝わって流下し、カップCの外側に滴下するので、飲料注出時にはカップC内に飲料を注出し、飲料注出動作終了間際以降にカップCの縁や外側面を飲料で汚すことのない液体注出ノズル40を備えたカップ式自動販売機1を提供することが可能となる。
1 カップ式自動販売機
40 液体注出ノズル
41 ノズル本体
41a 液体通路
42 吐出口
42a 先端部
42b 外径
43 液体ガイド
44 隙間
45 底面
46 先端部
47 液体誘導溝
48 側面
49 液体誘導溝
C カップ

Claims (3)

  1. 飲料などの液体を、カップの内側に向けて前傾姿勢に配置したノズル本体に設けた吐出口から該カップに注出する液体注出ノズルであって、前記吐出口から注出される前記液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面を有する液体ガイドの前記注出方向の先端部を、前記吐出口下端の先端部より所定寸法突設させてなる液体注出ノズルにおいて、前記液体ガイドは、パイプ状のノズル本体の内部に形成された液体通路の径よりも狭幅の厚みを有し、かつ、その底面および側面下部に、流下する液体を前記カップの外側に向けて誘導する液体誘導溝を有することを特徴とする液体注出ノズル。
  2. 前記液体ガイドは、前記吐出口の外径とは隙間を有して設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体注出ノズル。
  3. 液体注出ノズルのノズル本体に設けた吐出口から飲料などの液体をカップに注出して販売するカップ式自動販売機であって、前記吐出口から注出される前記液体の注出方向とは相反する方向に向けて下向き傾斜させた底面を有する液体ガイドの前記注出方向の先端部を、前記吐出口下端の先端部より所定寸法突設させた液体注出ノズルを備えたカップ式自動販売機において、前記液体注出ノズルの液体ガイドは、パイプ状のノズル本体の内部に形成された液体通路の径よりも狭幅の厚みを有し、かつ、その底面および側面下部に、流下する液体を前記カップの外側に向けて誘導する液体誘導溝を有することを特徴とするカップ式自動販売機。
JP2012119927A 2012-05-25 2012-05-25 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機 Active JP5928157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119927A JP5928157B2 (ja) 2012-05-25 2012-05-25 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119927A JP5928157B2 (ja) 2012-05-25 2012-05-25 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013244196A JP2013244196A (ja) 2013-12-09
JP5928157B2 true JP5928157B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49844462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012119927A Active JP5928157B2 (ja) 2012-05-25 2012-05-25 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5928157B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110636786A (zh) * 2017-05-19 2019-12-31 三电零售冷机系统株式会社 饮料供给装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112603158A (zh) * 2020-11-27 2021-04-06 丹顶鹤智能科技(江苏)有限公司 一种可防止尾液挂杯的奶茶机

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557886U (ja) * 1978-10-06 1980-04-19
JPS5897687U (ja) * 1981-12-24 1983-07-02 富士電機株式会社 自動販売機における飲料ノズル
JPS5988787U (ja) * 1982-12-01 1984-06-15 富士電機株式会社 飲料自動販売機
JPS61120983U (ja) * 1985-01-17 1986-07-30
JPS61128777U (ja) * 1985-01-28 1986-08-12
JPH0354083U (ja) * 1989-09-29 1991-05-24
JP2007141147A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd カップ式飲料自動販売機の注出ノズル
JP2010181925A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110636786A (zh) * 2017-05-19 2019-12-31 三电零售冷机系统株式会社 饮料供给装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013244196A (ja) 2013-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10966563B2 (en) Beverage preparation apparatus comprising a mixing chamber
JP6737806B2 (ja) 層状飲料を調製するための飲料注出機
US7762180B2 (en) Apparatus and method for preparing coffee with a fine-bubble froth layer, in particular cappuccino
US20220031110A1 (en) Beverage apparatus with mixing chamber
JP6737804B2 (ja) 層状飲料を調製するための飲料注出機
EP2516318A1 (en) Beverage dispenser with water cooler
JP5983291B2 (ja) 液体注出装置
JP5928157B2 (ja) 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機
JP2013510669A (ja) 飲料調製用アクセサリ
JP2014023979A (ja) 炭酸水製造装置
JP2010181925A (ja) 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機
US11633061B2 (en) Beverage preparation apparatus comprising a mixing chamber
JP2007141147A (ja) カップ式飲料自動販売機の注出ノズル
JP7386228B2 (ja) 飲料調製方法
JP5376022B2 (ja) 飲料供給装置
JP2013246643A (ja) 液体注出ノズルおよびこれを備えたカップ式自動販売機
JP5098822B2 (ja) 飲料供給装置
JP5534068B2 (ja) カップ式自動販売機
JP5555545B2 (ja) 飲料提供装置
US20220279958A1 (en) Method for preparing milk and coffee based beverages
JP2006325961A (ja) 飲料調理装置
JP2011258106A (ja) 自動販売機の注出ノズル
JPH0991535A (ja) 飲料供給機における液体注出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150216

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20151005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5928157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250