JP6737806B2 - 層状飲料を調製するための飲料注出機 - Google Patents

層状飲料を調製するための飲料注出機 Download PDF

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Description

本発明は、飲料容器内に飲料を注出する飲料注出機に関し、それらの飲料は、種々の積み重ね層を視覚的に提示する。
層状飲料は、現況技術から、特に、コーヒー及び乳飲料(例えば、ラテマキアート)の分野において、あるいは、カクテルのようなアルコール飲料の分野において、既知である。通常、これらの飲料は、それらの層を良好に分離させたまま保つことが困難であるため、手作業で調製される。
欧州特許出願公開第1681969(A1)号は、適正な希釈率で濃縮物を希釈することから得られる、多層の視覚的外観を有する飲料の、注出方法を開示している。第1の液体層が、最初に、制御された密度で送出される。第2の液体層が、第1の液体層の密度よりも低い密度まで希釈されることにより、それら第1の層及び第2の層は、より低密度の第2の液体層が、容器内で、第1の液体層と比較して視覚的に別個の層を提供するように、空間的に第1の液体層の上方に維持された状態で、安定な層状の配置構成を形成する。これらの層の完全な分離は、第2の上部層が第1の底部層と混合する可能性があるという事実により、常に可能であるとは限らない。この問題を低減する試みにおいて、この先行技術では、第2の層の成分の、送出される際の速度を低減して、第1の層との混合を回避するために、第1の層の上部に泡を作り出すことが提案されている。したがって、その注出機は、混合チャンバの出口に、ホイッパを備える。しかしながら泡は、特に冷たい層状飲料の調製に関して、とりわけフルーツ又はシロップの層状飲料に関しては、顧客によって常に所望されるとは限らない。
更には、上述の先行技術で開示される方法は、カプチーノのような既知のレシピの調製に固執するものであり、現在周知のレシピとは異なる順序の層を有する、層状飲料を作り出す可能性を、想定するものではない。この先行技術は、コーヒーベースの層の上方にミルクベースの層を有する、カプチーノを調製する可能性を、想定するものではない。
米国特許出願公開第2013/0014857号は、分離した液体層でホルダを充填するための注出機及び方法を開示している。1つの方法は、そのホルダの底部に隣接して、液体供給導管を定置し、その導管を通じて、密度が増大する順序で液体を注出するようになっている。連続する各液体は、先行の液体層の下に形成される。この方法では、それらの液体の密度は固定されており、高い密度を有する液体は、常にホルダの底部に配置され、その一方で、低い密度を有する液体は、常にホルダの底部に配置される。最終飲料中の液体の位置を、いたずらに変更することは不可能である。
本発明の目的は、上述の先行技術の欠点のうちの少なくとも一部に対処することである。
具体的には、本発明の目的は、ユーザが、種々の層の性質(イチゴ、モモ、マンゴー、...)を選択し、選択した各性質に関して、飲用容器内におけるその層の位置を選択することを可能にする、層状飲料を調製するための注出機を提供することである。
本発明の第1の態様では、複数の飲料成分の複数の層で構成される飲料を飲用容器内に注出するように構成された飲料注出機が提供され、この注出機は、
飲料成分を調製し、その飲料成分を飲用容器内に注出するための調製ユニットであって、少なくとも1種の可溶性飲料原材料を希釈液で、好ましくは水で希釈することによって、飲料成分を調製する調製ユニットと、
この調製ユニットをユーザが制御することを可能にするための制御ユニットであって、
ユーザが飲料を選択することを可能にするためのユーザインターフェースと、
ユーザによって選択された飲料に従って、調製ユニットを駆動するための処理ユニットと、を備え、
ユーザインターフェースが、飲用容器内における飲料成分の層の垂直方向順序を、ユーザが選択することを可能にし、
処理ユニットが、
ユーザによって選択された、飲用容器内における層の垂直方向順序を得るために、各飲料成分の密度を算出し、
各飲料成分を、連続的に、対応する算出密度で調製して、飲用容器内に注出するために、調製ユニットを駆動するように構成されている、制御ユニットとを備える。
この注出機は、飲用容器内に、好ましくは、視覚的効果を提供するために、透明なグラス内に、飲料を注出するように構成されている。実際に、この注出機は、一方が他方の上に垂直方向に積み重ねられた、少なくとも2つの異なる飲料成分の層で視覚的に構成された飲料を作り出す。
1つのモードによれば、この注出機は、密度及び性質が異なる、少なくとも2つの異なる飲料成分を含む、飲料を調製することができる。それら2つの成分は、通常、異なる可溶性飲料原材料から調製される。例えば、この注出機は、1つのイチゴシロップの底部層、及び1つのオレンジジュースの上部層を備える、層状飲料を調製することができる。
別のモードによれば、この注出機は、密度のみが異なる、少なくとも2つの異なる飲料成分を含む、飲料を調製することができる。それら2つの成分は、同じ可溶性飲料原材料から調製することができる。この最後のモードでは、それらの層が、それらの色の強度によって(その色は、全ての層に関して同じである)、及び、それらの味の強度によって(上部層は、より希釈度の高い層であり、底部層は、より希釈度の低い層である)、視覚的に異なる、層状飲料を調製することが可能である。
この注出機は、飲料成分を調製し、その飲料成分を飲用容器内に注出するための調製ユニットを備える。
一般に、この調製ユニットは、少なくとも1種の可溶性飲料原材料を希釈液で、一般には水で溶解することによって、飲料成分を調製する。
したがって、この希釈により、飲料成分の密度の制御が可能となる。
好ましくは、この調製ユニットは、飲用容器をその飲用容器の底部から飲料成分で充填するように構成され、処理ユニットは、より低密度の飲料成分を、より高密度の飲料成分の前に、連続的に調製して注出するように構成されている。
この注出機は、調製ユニットをユーザが制御することを可能にするための制御ユニットを備える。
ユーザが飲料を選択することを可能にするために、この制御ユニットは、ユーザインターフェースを備える。このユーザインターフェースは、飲用容器内における飲料成分の積み重ね層の垂直方向順序を、ユーザが選択することを可能にする。
制御ユニットは、ユーザによって選択されるような、飲料成分の層の性質及び垂直方向順序に従って、調製ユニットを駆動するための処理ユニットを備える。具体的には、この処理ユニットは、ユーザによって選択された、飲用容器内における層の垂直方向順序を得るために、各飲料成分の密度を算出するように構成されている。次いで、その算出の結果に基づいて、処理ユニットは、各飲料成分を、対応する算出密度で調製して、飲用容器内に注出するために、調製ユニットを駆動するように構成されている。処理ユニットは、連続的に、各飲料成分を調製して飲用容器内に注出するために、調製ユニットを駆動するように構成されている。
好ましくは、このユーザインターフェースは、グラフィカルユーザインターフェースであり、飲料の選択のプロセスの少なくとも1つのステップの間に、
グラフィカルユーザインターフェースが、
飲用容器の図と、
選択可能な複数の飲料成分のリストとを提供し、
グラフィカルユーザインターフェースが、垂直方向の積み重ね層の形態で、ユーザが飲用容器内に飲料成分を配置することを可能にする。
したがって、ユーザは、そのユーザが好む視覚的態様を呈する層状飲料を、作り出すことができる。ユーザはまた、そのユーザの味覚に従って、これらの層を定義することもでき、それらの層は、ユーザが、1つの層を他の層の後に飲むことを可能にする。
この注出機の1つの特定の実施形態では、グラフィカルユーザインターフェースは、垂直方向の積み重ね層を有する飲用容器の図を提供することができ、このグラフィカルユーザインターフェースは、その図の垂直方向の積み重ね層内に、ユーザが飲料成分を配置することを可能にし得る。
その実施形態では、垂直方向の積み重ね層は、線又は点線を使用して、その容器内に表すことができる。したがって、この実施形態は、その飲用容器の図内に、ユーザが飲料成分の層を配置するために役立つ。これは、その飲用容器内の、最大の可能な層の数(例えば3つ)に関して示唆するものである。
この注出機の別の特定の実施形態では、グラフィカルユーザインターフェースは、所定の飲料成分の、垂直方向の複数の積み重ね層を有する、飲用容器の図を提供することができ、このグラフィカルユーザインターフェースは、その飲用容器の図内における所定の飲料成分の層の順序を、ユーザが変更することを可能にし得る。
したがって、このユーザインターフェースは、所定の飲料の、所定の飲料成分の層の順序を変更するように、ユーザに提案するものである。ユーザは、そのユーザが馴染んでいる味を有する飲料を注文することができ、同時に、所定の飲料成分の層の位置を、意のままに変更することができる。
好ましくは、このグラフィカルユーザインターフェースは、タッチスクリーンを備える。
グラフィカルユーザインターフェースが、タッチスクリーンを備える場合、そのグラフィカルユーザインターフェースは、選択された飲料成分を、ユーザが、飲用容器の図にドラッグアンドドロップすることを可能にし得る。
好ましい実施形態によれば、調製ユニットは、
可溶性飲料原材料を貯蔵するための少なくとも1つの容器と、
この可溶性飲料原材料を貯蔵するための少なくとも1つの容器から1回量の可溶性飲料原材料を投入するための装置と、
希釈液、好ましくは水の供給源と、
その1回量の可溶性飲料原材料を希釈液で溶解するための少なくとも1つのチャンバであって、溶解した飲料原材料を注出するための飲料出口を備えるチャンバと、
飲用容器を支持するための注出区域とを備え、
この注出機は、飲用容器をその飲用容器の底部から溶解した飲料原材料で充填するように構成されている。
この注出機は、可溶性飲料原材料を貯蔵するための少なくとも1つの容器を備える。飲料成分の種々の積み重ね層が、それら可溶性飲料原材料から作り出される。
これらの可溶性飲料原材料は、可溶性粉末とするか、あるいは、シロップ、又は濃縮された果実若しくは野菜のジュース、又はピューレのような、濃縮物とすることができる。
この容器は、多部分容器であり、この多部分容器から、可溶性飲料原材料の一部分が、各飲料調製のために投入される。
この注出機は、その少なくとも1つの容器から1回量の可溶性飲料原材料を投入するための少なくとも1つの装置を備える。
粉末に関しては、この容器は、通常、タンク及び粉末出口を備える。通常、粉末出口は、タンクの底部に配置されている。投入装置は、好ましくは、回転可能な容量投入部材である。この投入装置は、投入スクリュー、投入オーガ、又は有孔ディスクのリスト中に含まれ得る。可溶性飲料粉末を貯蔵するための容器のタイプに応じて、投入装置は、上記容器の内側に一体化させることができ、又は、上記容器の出口に配設することもできる。好ましい実施形態によれば、投入装置は、容器の内側に定置され、かつ容器の底部に配置されている。この投入装置は、好ましくは、投入スクリューである。そのようなスクリューは、ある体積の粉末を、容器から粉末出口に変位させる。容器及び投入装置で構成される、この部分アセンブリは、通常、現行の飲料注出機内では、キャニスタとして特定されるものである。
濃縮物に関しては、この容器は、蠕動投入ポンプと協働するための可撓管を備えるバッグインボックス、又はボトルとすることができる。
この注出機は、1回量の可溶性飲料原材料を希釈液で溶解することにより、飲料成分を作り出すための少なくとも1つのチャンバを備える。
一般に、このチャンバは、可溶性粉末又は濃縮物を導入するための開口部と、少なくとも1つの希釈液入口と、飲料成分出口とを備える。このチャンバは、通常、可溶性粉末又は濃縮物と希釈液とを効率的に接触させ、それら粉末又は濃縮物の溶解を可能にすることにより、飲料成分を作り出すように設計されている。
通常、この混合チャンバは、可溶性飲料原材料容器の出口の下に配置されるため、そのチャンバ内に、自然落下によって粉末又は濃縮物を送出することができる。
このチャンバは、溶解を改善するために、モータによって作動する回転ホイッパを備え得るものであり、又はこのチャンバは、ホイッパなしとすることもできる。
一実施形態によれば、このチャンバは、可溶性飲料原材料を導入するための開口部と、そのチャンバの内部に、ジェットの形態で希釈液を導入するように構成された少なくとも1つの希釈液入口とを備え得るものであり、このチャンバは、希釈液がチャンバに導入される限り、液体の渦流がチャンバ内に作り出され、チャンバに入る希釈液のジェットが、この渦流に衝突するように構成されている。この原理に従って動作する溶解チャンバは、例えば、国際公開第2008/071613号で説明されている。
別の実施形態によれば、このチャンバは、国際公開第2010/115888号で説明される混合管のような、希釈液と飲料原材料との、好ましくは濃縮物との混合を改善するように設計された、管を備え得る。
この注出機は、一般には水(熱水、常温水、及び/又は冷水)である希釈液の、供給源を備える。好ましい実施形態によれば、この水の供給源は、冷水である。
一実施形態によれば、この注出機は、全ての飲料成分を調製するための1つのみのチャンバを備え得る(各飲料成分に関して、連続的ステップで調製が実施されるためである)。
好ましい実施形態によれば、この注出機は、
異なる可溶性飲料原材料を貯蔵するための複数の容器と、
1回量の可溶性飲料原材料を投入するための複数の装置であって、これらの投入装置のそれぞれが、可溶性飲料原材料を貯蔵するための1つの専用容器と協働する、複数の装置と、
その1回量の可溶性飲料原材料を希釈液で溶解するための複数のチャンバであって、これらのチャンバのそれぞれが、可溶性飲料原材料を貯蔵する1つの専用容器と協働する、複数のチャンバとを備える。
そのような注出機は、性質及び密度の観点で異なる、飲料成分の調製を可能にし、層状飲料の重要な多様性を作り出す可能性を提供する。
これらのチャンバのそれぞれが、可溶性飲料原材料を貯蔵する1つの専用容器と協働するため、交差汚染のリスクが抑えられるが、このことは、層状の種々の色を有する飲料の調製に関しては、最重要事項である。
この注出機は、飲用容器を配置するための注出区域を備え、飲料成分は、その飲用容器内に注出される。飲用容器が、この区域内に配置されると、この注出機は、飲用容器をその容器の底部から飲料成分で充填するように構成されている。
好ましくは、この注出機は、少なくとも1つのチャンバの飲料出口から飲料成分を取得して、その飲料成分を飲用容器を通して案内し、その飲料成分を飲用容器の底部に送出するための、送出装置を備えるか、又は、その送出装置を受容するように構成されている。
この送出装置は、飲料成分を飲用容器の内部空間を通して、その飲用容器の底部にまで案内し、その飲料成分を飲用容器の底部にのみ送出する。その結果、飲用容器は、底部から充填される。
この送出装置は、注出機から取り外し可能であるように、また任意選択的に、使い捨て式であるように、構成することができる。
好ましくは、この送出装置は、少なくとも1つのチャンバの飲料出口に、直接又は間接的に接続された、少なくとも1つの管を備える。
好ましくは、この管の底端部は、飲料成分の送出が遮断されないように、飲用容器の底部には接触しない。
この送出装置は、それぞれがチャンバ出口と協働する、いくつかの管を備え得るものであり、又は、種々のチャンバ出口と協働する、1つのみの管を備える場合もある。
好ましくは、この注出機は、少なくとも1つの容器内に貯蔵された、可溶性飲料原材料を識別するための装置を備え、制御装置は、その可溶性飲料原材料の識別に基づいて、所望の飲料成分の密度を得るために、チャンバ内における希釈率を設定するように構成されている。
この可溶性飲料原材料の識別は、好ましくは、物理的性質(粉末又は液体、シロップ又はピューレ)に関するものであり、液体の場合には、その可溶性飲料原材料の密度に関する。
この可溶性飲料原材料を識別するための装置は、機械可読コードリーダ、バーコードリーダ、RFIDリーダ、反射光周波数リーダ、光学式リーダ、機械式コードリーダとすることができる。
第2の態様によれば、飲料成分の複数の積み重ね層で視覚的に構成された飲料を調製して、飲用容器内に注出するための方法が提供され、この方法は、
飲用容器内における飲料成分の積み重ね層の垂直方向順序を、ユーザが選択することを可能にするステップと、
ユーザによって選択された、飲用容器内における層の順序を得るために、各飲料成分の密度を算出するステップと、
飲料成分の算出された必要な密度に到達するために、少なくとも1種の可溶性飲料原材料を希釈することによって、連続的に、飲料成分の層を調製して、飲用容器内に送出するステップとを含む。
1つのモードによれば、この方法は、ユーザが、飲料成分のリストから取得した、選択された飲料成分を、表示された飲料容器内の複数の層のうちの、1つの特定の層と関連付けることを可能にし得る。この関連付けは、ドラッグアンドドロップ移動を通じて実施することができる。
別のモードによれば、この方法は、ユーザが、表示された飲料容器内における所定の飲料成分の層の順序を変更することを可能にし得る。このモードでは、所定の既知のレシピをユーザに提示し、飲料容器内における所定の飲料成分の層の垂直方向順序を変更するように、そのユーザに提案することが可能である。
好ましくは、各飲料成分の密度が、ユーザの選択に従った、他の層に対するその飲料成分の位置の定義に基づいて、算出される。
好ましい実施形態によれば、飲料成分の層は、飲用容器を、その飲用容器の底部から飲料成分で充填することによって、飲用容器内に送出される。
好ましくは、これらの飲料成分の層は、連続的に調製され、その連続的な調製の順序は、より高密度の層の前に、より低密度の層を調製するようになっている。
最終的には、制御装置が、少なくとも1種の可溶性飲料原材料の希釈による、飲料成分の層の連続的な調製及び送出を制御する。この調製は、算出された必要な密度が得られるような、可溶性飲料原材料/希釈液の比率で、可溶性飲料原材料を希釈液で希釈するようになっている。
より高密度の層の前に、より低密度の層を飲用容器内に送出するために、各層の調製の順序が制御される。
したがって、先行の層よりも高い密度を有する、新しい各層は、送出装置によって飲用容器の底部に送出されると、より低密度の先行の層を押し上げることができる。
好ましくは、各飲料成分は、次の1つの層を構成する飲料成分の密度とは、少なくとも5%異なる密度を呈する。
好ましくは、飲料成分を調製するための、可溶性原材料の量、及びその可溶性原材料を希釈するために使用される希釈液の体積の合計は、最終飲料が、消費者によって混合された後に、好ましい味及び風味を呈するように設定される。
好ましくは、この方法は、上述のような注出機で実施される。
本テキスト中、
用語「可溶性飲料原材料」とは、飲料を調製するために溶解又は希釈される、粉末又は液体濃縮物を意味する。
用語「可溶性」とは、水溶性を意味する。
用語「飲料成分」とは、均質化された密度を呈し、最終層状飲料の1つの層を形成するために使用される、可溶性飲料原材料の希釈によって得られた成分を意味する。
用語「飲料」とは、種々の密度の種々の飲料成分を送出することによって調製され、それら可溶性飲料濃縮物の希釈物から飲用容器内に放出された、最終飲料を意味する。
用語「溶解」とは、可溶性飲料原材料から出発する、希釈液を使用した飲料成分の再構成として解釈されるものであり、また、希釈としても解釈される。
本発明の上記の諸態様は、任意の好適な組み合わせで組み合わせることができる。更には、本明細書における様々な特徴を、上記の諸態様のうちの1つ以上と組み合わせることにより、具体的に図示及び説明されたもの以外の組み合わせを提供することができる。本発明の更なる目的及び有利な特徴は、「特許請求の範囲」、「発明を実施するための形態」、及び添付図面から明らかとなるであろう。
本発明の特徴及び利点は、以下の図との関連で、より良好に理解されるであろう。
本発明による注出機によって容易に注出することが可能な、層状飲料の図示である。 層状飲料を調製する種々のステップの間の、本発明による注出機のユーザインターフェースである。 本発明による注出機を使用する、層状飲料の調製のプロセスである。 本発明による注出機の、1つの第1の実施形態の概略図である。 本発明による注出機の、1つの第2の実施形態の概略図である。 本発明のプロセスによる、飲用容器の充填のステップである。
図1は、本発明による注出機によって容易に得ることが可能な、飲用容器2内の多層飲料を示す。好ましくは、飲用容器2は、透明であることにより、消費者は、異なる視覚的態様のいくつかの積み重ね層(この場合は3つの層)を有する、視覚的効果を見ることができる。
飲用容器2内の飲料は、3つの異なる飲料成分30、31、32で構成されている。飲料成分30、31、32は、それらの密度によって異なるものである。これらの飲料成分の密度は、容器の底部31の底部層から上部層へと、漸進的に減少している(d30<d31<d32)。それらの飲料成分はまた、それらの色及び/又はそれらの性質(シロップ、ピューレ、ジュース)によっても異なり得る。
図2は、層状飲料を注文する種々のステップa)〜ステップd)の間の、本発明による注出機1のユーザインターフェース10を示す。この注出機は、ユーザが、飲用容器2を、好ましくは透明容器を配置することが可能な、注出区域8を備える。ステップa)で示されるように、この注出機は、以下を提供するユーザインターフェース10を備える。
点線によって区切られた、垂直方向の複数の積み重ね層2a、2b、2cを有する、飲用容器の図120、及び
選択可能な複数の飲料成分130、131、132、133のリスト。
ステップb)で、ユーザインターフェース10により、ユーザは、そのユーザが所望する、飲料内の飲料成分、及び飲用容器の層内における各成分の位置、例えば、底部層2a内の飲料成分130、中間層2b内の飲料成分133、及び上部層2c内の飲料成分132を選択することが可能となる。ユーザインターフェースの性質に応じて、このステップは、選択可能な飲料成分の標識を、飲用容器の所望の層内にドラッグアンドドロップすることによって実現することができる。
ステップc)で、その選択の終了時に、ユーザインターフェース10は、示されている飲用容器120内に、ユーザによって定義されたような層状飲料の図を提供することができる。ユーザは、その定義された飲料の調製を、ユーザインターフェースの最下部のボタンを選択することを通じて、承認又は拒否することができる。
飲料の選択が確認されると、その飲料は、ステップd)で調製され、ユーザによって定義されたような層を有して、注出区域8の飲用容器2内に注出される。
変形形態によれば、ユーザインターフェースは、以下を提供することができる。
点線及び垂直方向の複数の積み重ね層を有さない、飲用容器の図、及び
ユーザが、積み重ね層の形態で飲用容器内に配置することが可能な、選択可能な複数の飲料成分のリスト。
図3は、注出機の調製ユニットをユーザが制御することを可能にするように構成された、その注出機の制御ユニットによって実施される、多層飲料の調製のステップを示す。
ステップ100で、注出機のユーザインターフェース10が、飲用容器の表示120と、垂直方向の層2a、2b、2cの形態でその飲用容器内に導入することが可能な、選択可能な飲料成分のリスト130、131、132とを、ユーザに提示する。
ステップ101で、ユーザは、飲用容器120内の層2a、2b、2c内での、飲料成分130、131、132の順序を選択することが可能となる。
ステップ102で、ユーザは、そのユーザの選択を確認する。又は、代替ステップ102’で、ユーザは、その選択を拒否して、別の選択のためにステップ100に戻ることもできる。
ステップ103で、ステップ102で実施され、かつステップ101で示された選択に基づいて、制御装置9が、各飲料成分30、31、32の層の、それぞれ必要とされる密度d30、d31、d32を、以下となるように算出する。
容器の底部の層内の飲料成分32は、他の飲料成分30、31の双方よりも高い密度を呈し、
容器の上部の層内の飲料成分30は、他の飲料成分31、32の双方よりも低い密度を呈し、
容器の中間の層内の飲料成分31は、飲料成分32よりも低く、飲料成分30よりも高い密度を呈する。
以下のステップでは、注出機の制御ユニットは、算出された必要な密度d30、d31、d32に到達するために、少なくとも1種の可溶性飲料原材料を希釈することによって、飲料成分の層の調製及び送出を連続的に制御するが、この調製及び送出の順序は、より高密度の層の前に、より低密度の層を調製して、飲用容器内に送出するようになっている。
したがって、
ステップ104で、制御装置は、より低い密度を呈する飲料成分30の調製を開始することにより、その飲料成分30が、飲用容器の底部に最初に送出される。
次いで、ステップ105で、制御装置は、第1の飲料成分よりも高い密度を呈する飲料成分31の調製を開始することにより、その飲料成分31が、飲用容器の底部に送出される。
次いで、ステップ106で、制御装置は、最も高い密度を呈する飲料成分32の調製を開始することにより、その飲料成分32が、飲用容器の底部に送出される。
各飲料成分の密度が定義されると、各飲料成分は、より低い密度を呈する飲料成分から開始して調製され、飲用容器内に送出され、漸進的に、他の飲料成分を調製及び送出し、より低密度の成分は、常に、より高密度の成分の前に調製及び送出される。
図4は、本発明による注出機1の、1つの第1の実施形態を示す。
この注出機は、異なる可溶性飲料原材料を貯蔵するためのいくつかの容器3a、3b、3c、3dを備える。これらの原材料は、インスタントコーヒー、粉末茶、粉末チョコレート、粉ミルク、果実又は野菜の粉末のような、可溶性飲料粉末とすることができる。これらの原材料は、コーヒー濃縮物、茶濃縮物、チョコレート濃縮物、乳濃縮物、シロップのような、濃縮物とすることもできる。これらの原材料は、果実又は野菜のピューレとすることもできる。
注出機1は、容器3a、3b、3c、3dから、それぞれ、1回量の可溶性飲料原材料を投入するための装置4a、4b、4c、4dを備える。各投入装置は、1つの容器に対して特化されている。
可溶性飲料原材料が粉末である場合は、この容器は、通常、タンク及び粉末出口を備える。通常、粉末出口は、タンクの底部に配置されている。投入装置は、好ましくは、回転可能な容量投入部材である。この投入装置は、投入スクリュー、投入オーガ、又は有孔ディスクのリスト中に含まれ得る。粉末を貯蔵するための容器のタイプに応じて、投入装置は、上記容器の内側に一体化させることができ、又は、上記容器の出口に配設することもできる。好ましい実施形態によれば、投入装置は、容器の内側に定置され、かつ容器の底部に配置されている。この投入装置は、好ましくは、投入スクリューである。そのようなスクリューは、ある体積の粉末を、容器から粉末出口に変位させる。容器及び投入装置で構成される、この部分アセンブリは、通常、現行の飲料注出機内では、キャニスタとして特定されるものである。
可溶性飲料原材料が液体である場合には、この容器は、出口に取り付けられた可撓管を有する、バッグインボックスとすることができ、この管は、投入装置としての蠕動ポンプと協働する。この容器はまた、注出及び投入キャップを有する、ボトルとすることもできる。
この注出機は、水の供給源5を備える。この供給源は、通常、選択弁55の作動によって、熱水、常温水、又は冷水のいずれかを、対応する供給源52、53、54からポンプ圧送する、ポンプ51を備える。
この注出機は、少なくとも1種の1回量の可溶性飲料原材料を、1回量の希釈液で混合及び溶解して、飲料成分を作り出すためのチャンバ6を備える。通常、このチャンバは、容器の下に配置されるため、そのチャンバ内に、自然落下によって粉末又は濃縮物を送出することができる。
このチャンバには、1種のみの可溶性飲料原材料を、又は、1種の飲料成分を作り出すための、1回量の種々の可溶性飲料原材料を、例えば、マンゴ・モモ希釈ピューレを作り出すための、モモピューレ及びマンゴピューレを供給することができる。
チャンバ6は、チャンバ6内で調製された飲料成分を注出するための飲料出口61を備える。
この注出機は、ユーザが中に飲用容器2を配置することが可能な、注出区域8を備えることにより、その容器内に、チャンバから飲料成分を注出することができる。
この注出機は、チャンバ6内で調製された、そのチャンバの飲料出口61から注出される飲料成分を取得して、その飲料成分を飲用容器2を通して案内し、その飲料成分を飲用容器の底部21に送出するための送出装置7を備える。
したがって、チャンバ6内で調製された各飲料成分は、飲用容器2を、その底部21から充填する。
図5は、本発明による注出機の、別の実施形態を示す。注出機1は、図4の注出機と同じ特徴を呈するものであるが、ただし、この注出機1は、1回量の可溶性飲料原材料を、1回量の希釈液で混合及び溶解するための3つのチャンバ6a、6b、6cを備える。各チャンバ6a、6b、6cは、それぞれ、可溶性飲料原材料を貯蔵するための1つの専用容器3a、3b、3cと協働する。したがって、各チャンバは、1つのタイプの可溶性原材料のみを溶解することに、特化されている。この構成は、容器3a、3b、3c内に貯蔵されている可溶性飲料原材料が、例えば、可溶性粉末及び濃縮物などの、同じチャンバで溶解することができないような異なる性質を呈する場合に、推奨されるものである。粉末を溶解するためのチャンバは、一般に、粉末が、ジェットによって衝突され、かつ/又は、希釈液によって渦流となる、溶解チャンバである。濃縮物を溶解するためのチャンバは、単純な管又は混合ノズルとすることができる。
いくつかの専用チャンバを有する、この構成は、1つの飲料成分の、別の飲料成分による交差汚染を抑える利点も提示し得る。
これらのチャンバの飲料出口61a、61b、61cは、各チャンバ内で調製された飲料成分を取得して、この飲料成分を飲料出口から注出し、その飲料成分を飲用容器2を通して案内し、その飲料成分を飲用容器の底部21に送出するための送出装置7と協働する。
代替形態では、この注出機は、いくつかの送出装置7を備え得るものであり、各飲料出口61a、61b、61cは、専用の送出装置と協働し得る。
いずれの注出機にせよ、異なる密度を呈する2つの飲料成分30、31を含む、2層飲料の調製に関して、飲用容器2を充填するための好ましい方法が、図6に示される。ステップa)で、第1の飲料成分30が調製され、送出装置7を通じて、容器2内に注出される。この装置7は、チャンバの放出出口61と、飲用容器の底部21との間に配置された、単純な管である。管7の底部出口は、好ましくは、あらゆる閉塞を回避するために、容器の底面の近傍に配置されている。
ステップb)で、第2の飲料成分31が調製され、送出装置7を通じて、容器2内に注出される。第2の飲料成分31は、第2の飲料成分30よりも大きい密度を呈し、その結果、第2の飲料成分31が、容器20の底部を充填する際、同時に、第1の飲料成分30を、その第1の飲料成分30と混合することなく押し上げる。
ステップc)で、飲料の調製が終了する。
ステップd)で、送出装置7を、この注出機から切り離して、使い捨ての撹拌器又はストローとして使用することができる。
図4及び図5の各注出機1は、以下のように構成された制御ユニット9を備える。
特定の1回量の可溶性飲料原材料を、チャンバ6、6a、6b、6c内に注出するために、投入装置4a、4b、4c、4dを作動させ、
特定の1回量の冷水、常温水、又は熱水を、チャンバ6、6a、6b、6c内に注出するために、希釈液供給源5を作動させ、
最終的に、チャンバ6、6a、6b、6cのうちの少なくとも1つの内部の、ホイッパ装置のモータを作動させる。
図4及び図5の各注出機1は、飲料のレシピの選択を受信するように動作可能な、図2に示されるものなどの、ユーザインターフェース10を備え、この選択は、飲用容器内における少なくとも2つの異なる飲料成分の層の相対位置を定義するステップを含む。したがって、消費者は、飲用容器内における飲料成分の垂直方向順序を定義することが可能となる。
本発明の注出機及び方法は、顧客が、その顧客自身によって定義された層の順序に基づいて、層状飲料を調製することを可能にする、利点を提示するものである。
本発明の注出機及び方法は、顧客が、層状飲料に関する周知のレシピとは異なる、層状飲料を調製することを可能にする、利点を提示するものである。
本発明の注出機及び方法は、顧客が、飲料の上部のシステマティックな泡の存在なしで、層状飲料を調製することを可能にする、利点を提示するものである。
本発明の注出機のユーザインターフェース10は、顧客が、単純かつ直観的な方式で、飲料成分の層の順序を選択することを可能にする、利点を提示するものである。
本発明は、上記で例示された実施形態を参照して説明されているが、特許請求される本発明は、いかなる方式でも、これらの例示された実施形態によって限定されるものではないことが理解されるであろう。
「特許請求の範囲」で定義されるような、本発明の範囲を逸脱することなく、変形及び修正を実施することができる。更には、特定の特徴に対して、既知の均等物が存在する場合、そのような均等物は、本明細書で具体的に言及されているかのごとく組み込まれる。
本明細書で使用するとき、用語「備える」、「備えている」、及び同様の語は、排他的又は包括的な意味で解釈されるべきではない。換言すれば、これらは、「〜を含むが、それらに限定されない」ことを意味するものとする。
1 抽出機
2 飲用容器
21 底部
3a、3b、3c、3d 可溶性原材料容器
4a、4b、4c、4d 投入装置
5 希釈液供給源
51 ポンプ
52 熱水供給源
53 冷水供給源
54 常温水供給源
55 弁
6、6a、6b、6c 溶解チャンバ
61、61a、61b、61c 飲料出口
7 送出装置
8 注出区域
9 制御ユニット
10 ユーザインターフェース
30、31、32、33 飲料成分
120 飲用容器の図
2a、2b、2c 層
130、131、132、133 選択可能な飲料成分

Claims (15)

  1. 複数の飲料成分の複数の層(2a、2b、2c)で構成される飲料を飲用容器(2)内に注出するように構成された飲料注出機(1)であって、
    前記飲料成分(30、31、32、33)を調製し、前記飲料成分を飲用容器内に注出するための調製ユニットであって、少なくとも1種の可溶性飲料原材料を希釈液で希釈することによって、前記飲料成分を調製する調製ユニットと、
    前記調製ユニットをユーザが制御することを可能にするための制御ユニット(9)であって、
    ユーザが飲料を選択することを可能にするためのユーザインターフェース(10)と、
    前記ユーザによって選択された前記飲料に従って、前記調製ユニットを駆動するための処理ユニットと、を備え、
    前記ユーザインターフェース(10)が、前記飲用容器内における前記飲料成分の層(2a、2b、2c)の垂直方向順序を、前記ユーザが定義することを可能にし、
    前記処理ユニットが、
    前記ユーザによって定義された、前記飲用容器内における前記層の垂直方向順序を得るために、各飲料成分の密度(d30、d31、d32、d33)を算出し、
    各飲料成分(30、31、32、33)を、連続的に、対応する算出された前記密度(d30、d31、d32、d33)で調製して、前記飲用容器(2)内に注出するために、前記調製ユニットを駆動するように構成されている、制御ユニットと、を備える、注出機。
  2. 前記調製ユニットが、前記飲用容器(2)前記飲用容器の底部(21)から前記飲料成分(30、31、32、33)を注ぐように構成され、
    前記処理ユニットが、より低密度の飲料成分を、より高密度の飲料成分の前に、連続的に調製して注出するように構成されている、請求項1に記載の飲料注出機。
  3. 前記ユーザインターフェースが、グラフィカルユーザインターフェースであり、前記飲料の前記選択のプロセスの少なくとも1つのステップの間に、
    前記グラフィカルユーザインターフェース(10)が、
    前記飲用容器の図(120)と、
    選択可能な複数の飲料成分(130、131、132、133)のリストと、を提供し、
    前記グラフィカルユーザインターフェース(10)が、垂直方向の積み重ね層(2a、2b、2c)の形態で、前記ユーザが前記飲用容器内に飲料成分を配置することを可能にする、請求項1又は2に記載の飲料注出機。
  4. 前記飲料の前記選択の前記少なくとも1つのステップの間に、
    前記グラフィカルユーザインターフェース(10)が、垂直方向の積み重ね層(2a、2b、2c)を有する、前記飲用容器の図(120)を提供し、
    前記グラフィカルユーザインターフェース(10)が、前記図(120)の前記垂直方向の積み重ね層(2a、2b、2c)内に、前記ユーザが飲料成分を配置することを可能にする、請求項に記載の飲料注出機。
  5. 前記ユーザインターフェースが、グラフィカルユーザインターフェース(10)であり、前記飲料の前記選択のプロセスの少なくとも1つのステップの間に、
    前記グラフィカルユーザインターフェースが、所定の飲料成分の垂直方向の複数の積み重ね層を有する、前記飲用容器の図(120)を提供し、
    前記グラフィカルユーザインターフェースが、前記飲用容器の前記図(120)内における前記所定の飲料成分の前記層の前記順序を、前記ユーザが変更することを可能にする、請求項1又は2に記載の飲料注出機。
  6. 前記グラフィカルユーザインターフェース(10)が、タッチスクリーンを備える、請求項〜5のいずれか一項に記載の飲料注出機。
  7. 前記グラフィカルユーザインターフェースが、選択された飲料成分(30、31、32、33)を、前記ユーザが前記飲用容器の前記図(120)にドラッグアンドドロップすることを可能にする、請求項3〜6のいずれか一項に記載の飲料注出機。
  8. 前記調製ユニットが、
    可溶性飲料原材料を貯蔵するための少なくとも1つの容器(3a、3b、3c、3d)と、
    可溶性飲料原材料を貯蔵するための前記少なくとも1つの容器から1回量の可溶性飲料原材料を投入するための装置(4a、4b、4c、4d)と、
    希釈液の供給源(5)と、
    前記1回量の可溶性飲料原材料を前記希釈液で溶解するための少なくとも1つのチャンバ(6、6a、6b、6c)であって、前記溶解した飲料原材料を注出するための飲料出口(61)を備えるチャンバと、
    前記飲用容器を支持するための注出区域(8)と、を備え、
    前記注出機が、前記飲用容器(2)前記飲用容器の底部(21)から前記溶解した飲料原材料を注ぐように構成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の飲料注出機。
  9. 可溶性飲料原材料を貯蔵するための複数の容器(3a、3b、3c)と、
    1回量の可溶性飲料原材料を投入するための複数の投入装置(4a、4b、4c)であって、前記投入装置のそれぞれが、可溶性飲料原材料を貯蔵するための1つの専用容器と協働する、複数の投入装置(4a、4b、4c)と、
    1回量の可溶性飲料原材料を前記希釈液で溶解するための複数のチャンバ(6a、6b、6c)であって、前記チャンバのそれぞれが、1つの専用投入装置、及び可溶性飲料原材料を貯蔵するための1つの専用容器と協働する、複数のチャンバ(6a、6b、6c)と、を備える、請求項に記載の飲料注出機。
  10. 前記注出機が、前記少なくとも1つのチャンバの前記飲料出口(61、61a、61b、61c)から前記溶解した飲料原材料を取得して、前記溶解した飲料原材料を前記飲用容器(2)を通して案内し、前記溶解した飲料原材料を前記飲用容器の底部(21)に送出するための、送出装置(7)を備えるか、又は前記送出装置(7)を受容するように構成されている、請求項8又は9に記載の飲料注出機。
  11. 前記送出装置(7)が、管を備える、請求項10に記載の飲料注出機。
  12. 前記希釈液が水である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の飲料注出機。
  13. 飲料成分の複数の積み重ね層で視覚的に構成された飲料を調製して、飲用容器(2)内に注出するための方法であって、
    前記飲用容器(2)内における飲料成分(130、131、132、133)の前記層(2a、2b、2c)の垂直方向順序を、ユーザが定義することを可能にするステップと、
    前記ユーザによって定義された、前記飲用容器内における層の前記順序を得るために、各飲料成分の密度(d30、d31、d32、d33)を算出するステップと、
    前記飲料成分の前記算出された必要な密度に到達するために、少なくとも1種の可溶性飲料原材料を希釈することによって、連続的に、飲料成分の各層を調製して、前記飲用容器内に送出するステップと、を含む、方法。
  14. 飲料成分の各層が、前記飲用容器の底部から前記飲用容器に注がれることによって、前記飲用容器内に送出され、
    飲料成分の前記層の調製及び送出の前記順序が、より高密度の層の前に、より低密度の層を調製するようになっている、請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の注出機で実施される、請求項13又は14に記載の方法。
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