JP2006177537A - 高圧タンクシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧タンク内に装備された熱交換器の熱媒管を薄肉化して熱伝達を良好にするとともに、軽量化を可能にすることができる高圧タンクシステムを提供する。
【解決手段】高圧タンクシステム10は、水素貯蔵タンク11と、水素貯蔵タンク11に装備されたタンク内熱交換器12に熱媒体を循環させる高圧配管系13と、燃料電池14と、燃料電池14に熱媒体を循環させる低圧配管系15とを備えている。高圧配管系13及び低圧配管系15は共に独立した閉回路で構成され、高圧配管系13及び低圧配管系15は熱交換器16を介して連結され、高圧配管系13を循環する熱媒体の加熱又は冷却が低圧配管系15を循環する熱媒体で行われるようになっている。配管22aには高圧配管系13の熱媒体をタンク内熱交換器12へ送るようにポンプ23が設けられ、ポンプ23の出口側に逆止め弁24が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧タンクシステムに係り、詳しくは内部に熱交換器を備えた高圧タンクを使用してガスを貯蔵、供給する高圧タンクシステムに関する。
近年、地球温暖化を抑制する意識が高まり、特に車両から排出される二酸化炭素の低減を目的として燃料電池電気自動車や水素エンジン自動車等の水素を燃料とした水素自動車の開発が盛んである。水素自動車としては、水素供給源として水素が充填された水素貯蔵タンクを搭載するものが一般的である。また、家庭用電源設備等としても水素を燃料とした燃料電池が注目されている。
水素の貯蔵、輸送の方法として、ある温度、圧力の条件のもとで水素を吸蔵して水素化物になり、必要時に別の温度、圧力の条件のもとで水素を放出する「水素吸蔵合金」といわれる金属の利用が着目されている。そして、水素吸蔵合金を使用した水素貯蔵タンクでは、同じ容積で水素貯蔵量を増大させることができるため、注目されている。
水素吸蔵合金からの水素の放出は吸熱反応のため、反応を円滑に進めるためには水素吸蔵合金を加熱する必要がある。また、水素吸蔵合金の水素の吸蔵反応は発熱反応のため、反応を円滑に進めるためには水素吸蔵合金を冷却する必要がある。そのため水素が充填される水素貯蔵タンク内に熱交換器を設ける必要がある。
そして、車両に搭載する水素貯蔵タンクの場合は軽量化が重要であるため、従来、水素貯蔵タンク用の軽量化を目的とした熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、密閉箱形形状の水素吸蔵合金収容器を熱媒体流路用に間隙を有して配置し、その間隙に波形フィンを配置し、波形フィンの波頂部を前記水素吸蔵合金収容器の外壁に固定し、各水素吸蔵合金収容器に水素吸放出路を通気可能に連結している。
また、水素吸蔵合金を利用した熱利用システムにおいて、水素吸蔵合金と熱媒体との熱交換効率向上のため、水素吸蔵合金が封入される容器の壁厚の薄肉化が可能な容器が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2では、水素吸蔵合金を封入する容器を扁平形状に設けるとともに、容器の対向面間にフィン形状が方形波形状のコルゲートフィンを配置し、対向面とコルゲートフィンとを接合している。その結果、コルゲートフィンによる多数の耐圧柱を介して容器の対向面が接合されることになるため、真空引き時の低圧や、水素充填時及びサイクル作動時の高圧が印加されても容器が変形せず、容器の薄肉化が可能になる。
特開2000−170998号公報(明細書の段落[0024]〜[0026]、図1,9) 特開平11−142013号公報(明細書の段落[0020]〜[0022]、図1)
ところが、特許文献1及び特許文献2では容器が扁平に形成されており、容器に充填される水素が高圧といっても1〜2MPa程度の圧力を前提にしている。例えば、特許文献2では水素が1.5MPaで充填(供給)されるとしている。しかし、車両に搭載される水素貯蔵タンクの場合、1回の水素充填でガソリン車並の500kmを走行可能とするためには、多量(例えば、5kg)の水素を充填する必要がある。そして、充填圧力が2MPaでは、水素吸蔵合金を用いない水素貯蔵タンクではその内容積が2800リットル必要となり、水素貯蔵タンクが大きすぎて車両に搭載するには現実的ではない。その結果、車両に搭載する大きさの水素貯蔵タンクとした場合、1回の水素充填で走行可能な距離は大幅に短くなる。水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵タンクの場合は、同じ充填圧力で水素貯蔵タンクの容積を1/2程度にすることが可能であるが、満充填時の圧力が数MPa程度では、まだ、5kg程度の水素を貯蔵するには水素貯蔵タンクが大きすぎる。そのため、水素を20MPa以上の高圧(例えば、35MPa程度)で充填することが行われている。しかし、特許文献1及び特許文献2の構成ではこのような高圧には耐えられない。
水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵タンクではタンク内に熱交換器が必要となり、熱媒体が流れる熱媒管内の圧力が低いため、熱媒管がタンク内の高圧で潰れないように熱媒管の外径を小さく、肉厚を厚くしなければならない。耐圧35MPaで安全率を加味してアルミニウム合金A6061-T6の外径10mmで設計すると肉厚が2.6mm程度必要となる。必要流量を確保するためには熱媒管の本数を増加させる必要がある。また、タンク内圧が70MPaでは、熱媒管の外径を同じ10mmにすると内径が1mm以下となり熱交換器の熱媒管として成立しなくなり、外径を大きくする必要がある。熱媒管の肉厚が厚くなると、熱伝達が悪くなり、重量も重くなる。
また、水素吸蔵合金を用いない単なる水素タンクの場合、熱交換器は必須ではないが、高圧のタンクから水素を供給すると、断熱膨張で供給水素の温度が低くなり、好ましくない。また、水素充填時には圧縮による発熱により、短時間で高圧に充填するのが難しくなる。従って、水素吸蔵合金を用いない単なる水素タンクの場合も熱交換器が内蔵された方が好ましい。さらに、圧縮天然ガス(CNG)を燃料としたエンジンを備えた車両等に搭載される高圧タンクにおいても同様に、圧縮天然ガスの充填時における圧縮による発熱に起因する問題を解消するには、熱交換器を内蔵するのが好ましい。そのため、水素吸蔵合金を用いない高圧タンクにおいても、熱交換器に関する前記問題点がある。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高圧タンク内に装備された熱交換器の熱媒管を薄肉化して熱伝達を良好にするとともに、軽量化を可能にすることができる高圧タンクシステムを提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、高圧タンクと、前記高圧タンク内に装備された第1の熱交換器と、前記第1の熱交換器を流れる熱媒体が前記高圧タンク外において流れる経路を有する配管と、前記高圧タンク外において前記配管を流れる熱媒体との間で熱交換を行う第2の熱交換器とを備えている。また、前記配管内の熱媒体を前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器を通るように移動させるポンプ手段と、前記高圧タンク内における前記熱媒体の圧力を、前記高圧タンク内のガスの圧力と前記熱媒体の圧力との差が、前記高圧タンク内の配管の耐圧性を満たす圧力以下となるように保持する圧力保持手段とを備えている。ここで「高圧」とは、5MPa以上を意味する。また、「熱媒体との間で熱交換を行う」とは、ヒータで熱媒体を一方的に加熱する場合も含む。
この発明では、高圧タンク内に装備された第1の熱交換器を流れる熱媒体の圧力と、高圧タンク内のガスの圧力との差が、高圧タンク内の配管の耐圧性を満たす圧力以下となるように圧力保持手段により保持される。例えば、満充填時の圧力のほぼ1/2の圧力に保持されれば、配管の肉厚をその分、薄くでき、熱伝達を良好にするとともに軽量化を可能にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記圧力保持手段は、前記高圧タンク内の前記配管に設けられ、前記配管に連通するとともに熱媒体が充満した室を前記高圧タンク内と同圧力の領域から区画する区画部材を備え、前記区画部材が該区画部材に作用する前記高圧タンク内の圧力と、前記配管内の圧力とが釣り合う状態に移動可能に構成されている。
この発明では、区画部材を介して高圧タンク内の圧力が高圧タンク内の第1の熱交換器及び配管内の熱媒体に伝達され、高圧タンク内の第1の熱交換器及び配管内の圧力が、高圧タンク内に充填されているガスの圧力と釣り合う状態となる。従って、配管及び熱交換器の管の外径を大きく、肉厚をより薄く設計でき、必要流量を容易に確保することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記圧力保持手段は、前記高圧タンク内で前記熱媒体の圧力を加圧する加圧手段と、前記高圧タンク外に出た熱媒体が前記第2の熱交換器と対応する箇所に到達する前に熱媒体の圧力を減圧する減圧手段とを有する。そして、前記熱媒体は前記加圧手段によって加圧され前記第1の熱交換器が設けられた高圧配管系と、前記減圧手段によって減圧され前記第2の熱交換器が設けられた低圧配管系とを循環する。この発明では、減圧手段より下流側で加圧手段より上流側の配管を流れる熱媒体は、圧力が低くなり、その分、配管の耐圧性を低くしても支障がないので、配管の肉厚を薄くして軽量化や管路抵抗の低減が容易になる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ポンプ手段は、前記加圧手段としても機能する。この発明では、ポンプ手段と別に加圧手段を設ける場合に比較して、構成が簡単になる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記加圧手段は、前記第1の熱交換器を流れる熱媒体の圧力を前記高圧タンク内の圧力に対応して変更可能に構成されている。この発明では、高圧タンク内の圧力に対応して変更することができる。従って、高圧タンク内のガスが高圧の場合は、圧力を高くし、ガスが供給されて高圧タンク内の圧力が低くなった場合は、圧力を低くするように加圧手段を駆動することにより、第1の熱交換器を流れる熱媒体の圧力を一定の高圧に保持する場合に比較して、加圧手段の駆動エネルギーを少なくできる。
請求項6に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第2の熱交換器は、前記第1の熱交換器が設けられた高圧配管系を流れる熱媒体と、前記高圧配管系と独立した低圧配管系を流れる熱媒体との間で熱交換を行うように構成され、前記高圧配管系が前記圧力保持手段を構成している。この発明では、高圧配管系と低圧配管系とが独立しているため、例えば、低圧配管系を流れる熱媒体を他の熱交換器を備えた装置と共用する場合、共用の配管を耐圧性の優れたものにする必要がなく、簡単な構成で対応できる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記高圧タンクは水素吸蔵材を内蔵している。この発明では、水素吸蔵材を内蔵しない構成に比較して、同じ体積で2倍以上の水素を貯蔵することができ、水素の貯蔵、供給を行う高圧タンクシステムとして好適に使用できる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記高圧タンクは充填された水素ガスを水素燃料駆動部へ供給し、前記第1の熱交換器を流れる熱媒体の加熱に、前記水素燃料駆動部の排熱が利用される。この発明の高圧タンクシステムは、例えば水素燃料自動車に搭載され、燃料電池、水素エンジン等の水素燃料駆動部へ水素ガスが供給される。そして、第1の熱交換器を介して水素吸蔵材を加熱する熱媒体が、水素燃料駆動部の排熱を利用して加熱されるため、熱媒体の加熱用に新たに加熱源を設ける必要がない。
本発明によれば、高圧タンク内に装備された熱交換器の熱媒管を薄肉化して熱伝達を良好にするとともに、軽量化を可能にすることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を燃料電池へ水素ガスを供給する高圧タンクシステムに具体化した第1の実施形態を図1にしたがって説明する。図1は高圧タンクシステムの構成図である。
高圧タンクシステム10は、高圧タンクとしての水素貯蔵タンク11と、水素貯蔵タンク11に装備された第1の熱交換器としてのタンク内熱交換器12に熱媒体を循環させる高圧配管系13と、水素燃料駆動部としての燃料電池14と、燃料電池14に熱媒体を循環させる低圧配管系15とを備えている。高圧配管系13及び低圧配管系15は共に独立した閉回路で構成され、高圧配管系13及び低圧配管系15は第2の熱交換器としての熱交換器16を介して連結され、高圧配管系13を循環する熱媒体の加熱又は冷却が低圧配管系15を循環する熱媒体で行われるようになっている。この実施形態では熱媒体としてLLC(ロングライフクーラント)が使用されている。
水素貯蔵タンク11は、タンク本体17と、水素吸蔵材としての水素吸蔵合金MHを内部に収容した水素吸蔵用ユニット18とを備えている。タンク本体17は、細長い中空状のライナ17aと、ライナ17aの外面の略全域を覆う繊維強化樹脂層17bとを備えている。繊維強化樹脂層17bの強化繊維には炭素繊維が使用されている。水素吸蔵用ユニット18は、タンク内熱交換器12と、タンク内熱交換器12の周囲を覆う状態で設けられ、水素吸蔵合金MHの通過を阻止するとともに水素を透過可能なフィルタ部19とを備えている。タンク内熱交換器12は、熱媒体が流通する略U字状に折り曲げられるとともに高圧配管系13の高圧タンク内の配管としての熱媒管12aと、熱媒管12aに固着された多数のフィン12bとを備え、フィン12bの間に水素吸蔵合金MHが収容されている。
水素貯蔵タンク11は、燃料電池14の水素供給ポート(図示せず)に管路20を介して連結され、燃料電池14に水素を供給する。水素貯蔵タンク11は、満充填状態において所定圧力(例えば、約35MPa)の高圧で水素を貯蔵し、図示しないバルブで圧力を減圧して燃料電池14に一定の圧力(例えば、0.3MPa程度)で供給するようになっている。この実施の形態では、水素貯蔵タンク11は、満充填状態で水素吸蔵合金MHのプラトー領域の圧力(プラトー圧)より高い圧力の高圧で水素を貯蔵するようになっている。水素貯蔵タンク11は、水素充填口21aを備えた管路21に連結され、管路21から水素貯蔵タンク11に水素ガスの充填が可能になっている。
熱媒管12aは、高圧配管系13の外部回路22を構成する配管22aに連結されている。配管22aの一部は熱交換器16における熱交換部16aを構成している。配管22aには高圧配管系13の熱媒体をタンク内熱交換器12へ送るようにポンプ手段としてのポンプ23が設けられるとともに、ポンプ23の出口側に逆止め弁24が設けられている。
燃料電池14は、例えば固体高分子型の燃料電池からなり、水素貯蔵タンク11から供給される水素と、コンプレッサ25から管路26を介して供給される空気中の酸素とを反応させて直流の電気エネルギー(直流電力)を発生する。通常運転時に燃料電池14を冷却可能にするため、前記低圧配管系15の一部を構成する熱交換部14aが燃料電池14内に配設されている。
低圧配管系15を構成する配管27の一部は熱交換器16における熱交換部16bを構成している。配管27は、燃料電池14の熱交換部14aの入口とラジエータ28の出口とを連結する部分27aと、熱交換部14aの出口と熱交換部16bの入口とを連結する部分27bと、熱交換部16bの出口とラジエータ28の入口とを連結する部分27cとを備えている。そして、部分27cに配管27内の熱媒体をラジエータ28の入口側へ送るようにポンプ29が設けられている。部分27aにバルブV1が設けられ、バルブV1よりラジエータ28側の部分には、熱交換部14aを迂回して熱媒体を部分27bへ供給するバイパス部27dが設けられ、バイパス部27dにはバルブV2が設けられている。ラジエータ28は、モータ30により回転されるファン30aを備え、ラジエータ28からの放熱が効率よく行われるようになっている。
前記ポンプ23,29、コンプレッサ25、モータ30、バルブV1,V2は、制御装置31からの指令によって運転あるいは切換え制御されるようになっている。制御装置31には、水素貯蔵タンク11内の圧力を検出する圧力センサ(図示せず)の検出信号が入力される。制御装置31は、ポンプ23を制御するようになっている。この実施形態では配管22a内には水素貯蔵タンク11の満充填時の圧力(例えば、35MPa)のほぼ1/2で冷媒が入っている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
高圧タンクシステム10は、例えば、電気自動車に搭載されて使用され、燃料電池14は電気自動車のモータを駆動する電源となる。
燃料電池14は、環境温度が燃料電池14の発電が可能な予め設定された温度(設定温度)以上の場合に通常運転が行われる。制御装置(図示せず)は環境温度を計測する温度センサ(図示せず)の検出信号に基づいて、環境温度が前記設定温度以上であれば始動時から通常運転を行い、環境温度が設定温度未満の場合には暖機を行った後、通常運転に移行する。通常運転時には、水素貯蔵タンク11から水素が燃料電池14のアノード極側へ供給される。また、コンプレッサ25が駆動されて、空気が所定の圧力に加圧されて燃料電池14のカソード極側へ供給される。
固体高分子型燃料電池は、80℃程度で効率よく発電が行われるが、水素と酸素との化学反応は発熱反応のため、発電を継続すると、反応熱のため燃料電池14の温度が80℃程度の適正温度より上昇する。この温度上昇を防止するため、低圧配管系15の配管27内をラジエータ28で冷却された熱媒体が循環される。そのため、制御装置31は、燃料電池14の運転時には、バルブV1を開状態に、バルブV2を閉状態にそれぞれ保持する指令信号を出力する。これにより、低圧配管系15の熱媒体は、バイパス部27dを流れずに部分27bを流れる状態、即ちラジエータ28から排出された熱媒体が燃料電池14の熱交換部14aを経て流れる状態に保持される。この状態では、燃料電池14を冷却後の温まった熱媒体が熱交換器16の熱交換部16aを通過する際に、高圧配管系13の熱交換部16bとの間で熱交換を行い、高圧配管系13内の熱媒体が加熱される。即ち、高圧配管系13の熱媒体は、燃料電池14を冷却後の温まった熱媒体により加熱される。
また、水素貯蔵タンク11内の圧力が予め設定された第1の設定圧力以下になると、水素吸蔵合金MHからの水素の放出が必要になる。水素吸蔵合金MHからの水素の放出は吸熱反応のため、反応を円滑に進めるためには水素吸蔵合金MHを加熱する必要があり、加熱された熱媒体がタンク内熱交換器12を流れる必要がある。そのため、制御装置31は、水素貯蔵タンク11内の圧力が予め設定された第1の設定圧力以下になると熱媒体が水素貯蔵タンク11を加熱する状態、即ち熱媒体がタンク内熱交換器12を流れる状態にポンプ23を運転する指令信号を出力する。これにより、熱交換器16において加熱された熱媒体が配管22aを経てタンク内熱交換器12に供給され、水素吸蔵合金MHを加熱した後、熱交換部16bへ送られる状態となる。水素貯蔵タンク11内の圧力が予め設定された第1の設定圧力より高い第2の設定圧力以上になると、制御装置31は、熱媒体がタンク内熱交換器12を流れないようにポンプ23に停止指令信号を出力する。
制御装置31は、水素貯蔵タンク11において、熱媒体による加熱を予め設定された所定時間継続しても第1の設定圧力に達しない状態になった時点で水素の充填が必要と判断する。そして、報知手段(例えばランプ等の表示部)を駆動させる。
水素貯蔵タンク11に水素ガスを充填(貯蔵)する際、制御装置31は、熱媒体が燃料電池14の熱交換部14aへ供給されずにバイパス部27dを経て部分27bを流れる状態に切り換える指令信号をV1,V2へ出力する。そして、バルブV1が閉状態に保持され、バルブV2が開状態に保持され、ラジエータ28で冷却された熱媒体は燃料電池14の熱交換部14aを経ずに熱交換器16へ供給される状態となる。また、制御装置31はポンプ23に運転指令を出力する。
そして、例えば、図示しない水素ステーションのディスペンサのカップラが水素充填口21aに連結されて、水素ステーションの水素カードルと水素貯蔵タンク11の圧力差により、水素貯蔵タンク11に水素ガスが充填される。水素カードルから水素貯蔵タンク11内へ供給された水素ガスは、水素吸蔵合金MHと反応して水素化物となって水素吸蔵合金MHに吸蔵される。水素の吸蔵反応は発熱反応であるので、水素の吸蔵反応で発生した熱を除去しないと吸蔵反応が円滑に進行しない。しかし、高圧配管系13を流れる熱媒体は、熱交換器16において低圧配管系15を流れる熱媒体で冷却された後、タンク内熱交換器12を流れる状態となるため、水素吸蔵合金MHが冷却されて吸蔵反応が円滑に進行する。
水素貯蔵タンク11内の圧力は、満充填時に最大で、水素の使用により低下する。燃料電池14の冷却に使用した熱媒体が水素貯蔵タンク11のタンク内熱交換器12を流れる構成では、熱媒体の流路となる配管内の圧力は0.5MPa程度である。そのため、満充填時の高圧(例えば、35MPa)と比較した場合、その差が非常に大きくなり、タンク内熱交換器12の耐圧性をその高圧に対応したものにする必要がある。しかし、この実施形態では、タンク内熱交換器12を流れる熱媒体は高圧配管系13を満充填時の水素貯蔵タンク11内の圧力の1/2程度に設定されている。従って、タンク内熱交換器12の耐圧性はほぼ1/2でよい。
この実施形態では以下の効果を有する。
(1)高圧タンクとしての水素貯蔵タンク11内に装備されたタンク内熱交換器12を流れる熱媒体は、水素貯蔵タンク11内における該熱媒体の圧力と、水素貯蔵タンク11内のガスの圧力との差が、水素貯蔵タンク11内の熱媒管12aの耐圧性を満たす圧力以下となるように保持される。例えば、満充填時の圧力のほぼ1/2の圧力に保持される。従って、熱媒管12aの肉厚をその分、薄くでき、熱伝達を良好にするとともに軽量化を可能にすることができる。
(2)熱交換器16は、タンク内熱交換器12が設けられた高圧配管系13を流れる熱媒体と、高圧配管系13と独立した低圧配管系15を流れる熱媒体との間で熱交換を行うように構成されている。従って、低圧配管系15を流れる熱媒体を他の熱交換器を備えた装置である燃料電池14と共用する場合、低圧配管系15の配管27を耐圧性の優れたものにする必要がなく、簡単な構成で対応できる。
(3)水素貯蔵タンク11は水素吸蔵合金MHを内蔵しているため、水素吸蔵合金MHを内蔵しない構成に比較して、同じ体積で2倍以上の水素を貯蔵することができ、水素の貯蔵、供給を行う高圧タンクシステムとして好適に使用できる。また、水素貯蔵タンク11は、満充填の状態で、水素吸蔵合金MHが充填されていない空間に水素吸蔵合金MHのプラトー圧より高い圧力で水素が充填されているため、水素吸蔵合金MHのプラトー圧で水素が充填されている水素貯蔵タンクに比較して水素貯蔵量が多くなる。
(4)水素貯蔵タンク11は、充填された水素ガスを水素燃料駆動部としての燃料電池14へ供給し、水素吸蔵合金MHの加熱時にはタンク内熱交換器12を流れる熱媒体の加熱に、燃料電池14の排熱が利用される。従って、水素吸蔵合金MHを加熱する前記熱媒体の加熱用に新たに加熱源を設ける必要がない。
(5)水素貯蔵タンク11への水素の充填時には、タンク内熱交換器12を流れる熱媒体の冷却に、燃料電池14の冷却用の構成(ラジエータ28、モータ30、ファン30a)が利用される。従って、水素吸蔵合金MHを冷却する前記熱媒体の冷却用に新たに冷却源を設ける必要がない。
(6)水素貯蔵タンク11への水素の充填時には、ラジエータ28で冷却された燃料電池14の冷却用の熱媒体は燃料電池14を迂回して、熱交換器16へ供給されて高圧配管系13の熱媒体の冷却を行う。従って、燃料電池14の運転を停止した直後で、燃料電池14が熱い状態において水素の充填を開始しても支障がない。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図2に従って説明する。この実施形態は、高圧配管系13と低圧配管系15とが連続しており、同じ熱媒体が高圧配管系13及び低圧配管系15を移動する(流れる)点が前記第1の実施形態の構成と大きく異なっている。前記第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
燃料電池14の熱交換部14aの出口側に一端が接続されている部分27bの端部は、熱媒体を一時貯留する熱媒体槽32に接続されている。水素貯蔵タンク11に設けられたタンク内熱交換器12の入口側と、熱媒体槽32との間に設けられた配管33aの途中にポンプ23が設けられている。ポンプ23は熱媒体をタンク内熱交換器12の入口側に送るように設けられ、配管33aにはポンプ23の入口側に逆止め弁24が設けられている。ポンプ23には圧力可変式のポンプが使用されている。この実施形態においてはポンプ23は加圧手段としても機能する。
タンク内熱交換器12の出口側と、ラジエータ28の入口側とが配管33bで接続され、配管33bの途中に減圧弁34が設けられている。減圧弁34は、タンク内熱交換器12から出た配管33b内の圧力を0.5MPa程度の低圧に減圧するように構成されている。配管33aと配管33bとの間には、ポンプ23から吐出された熱媒体がタンク内熱交換器12を迂回してラジエータ28に流れるようにするバイパス部33cが設けられ、配管33aとバイパス部33cとの分岐部に電磁三方弁35が設けられている。電磁三方弁35も制御装置31により制御される。減圧弁34は、配管33bとバイパス部33cとの分岐部より下流側に設けられている。この実施形態では、ポンプ23より下流側で、減圧弁34より上流側の部分が高圧配管系13を構成する。また、ポンプ23より上流側で、減圧弁34より下流側の部分が低圧配管系15を構成する。
この実施形態では、熱交換部14aが、タンク内熱交換器12(第1の熱交換器)を流れる熱媒体と、水素貯蔵タンク11外において熱交換を行う第2の熱交換器を構成する。また、ラジエータ28も前記第2の熱交換器を構成する。
この実施形態では、高圧配管系13及び低圧配管系15を流れる熱媒体は、一つのポンプ23から吐出される。制御装置31は燃料電池14の運転中は、熱媒体が熱交換部14aを通過するように両バルブV1,V2を制御する。燃料電池14の運転中、水素貯蔵タンク11内の圧力が第1の設定圧力以下になると、水素吸蔵合金MHから水素を発生させるために制御装置31は、熱媒体が水素貯蔵タンク11を加熱する状態に、電磁三方弁35及びポンプ23を制御する。即ち熱媒体がタンク内熱交換器12を流れる状態に電磁三方弁35を制御し、タンク内熱交換器12の内圧が水素貯蔵タンク11内の圧力のほぼ1/2となるようにポンプ23を制御する。従って、熱媒体は、水素貯蔵タンク11内の圧力のほぼ1/2に加圧された高圧状態で高圧配管系13を流れた後、減圧弁34で低圧(例えば、0.5MPa)に減圧された状態で低圧配管系15を流れる。
また、燃料電池14の運転中、水素貯蔵タンク11内の圧力が予め設定された第1の設定圧力より高い第2の設定圧力以上になると、水素吸蔵合金MHからの水素発生は十分と判断し、制御装置31は、熱媒体がタンク内熱交換器12を流れずにバイパス部33cを経て流れるように電磁三方弁35を制御する。そして、ポンプ23から吐出された熱媒体は、タンク内熱交換器12を経ずに減圧弁34で減圧されてラジエータ28へ向かって流れる。従って、一つのポンプ23であっても燃料電池14の運転中に、水素吸蔵合金MHを加熱する状態、即ちタンク内熱交換器12に熱媒体を流す状態と、水素吸蔵合金MHを加熱しない状態、即ちタンク内熱交換器12に熱媒体を流さない状態とに制御することができる。
水素貯蔵タンク11への水素充填時には、制御装置31は、熱媒体が熱交換部14aを通過せずに部分27bを通過するように両バルブV1,V2を制御する。また、制御装置31は、熱媒体が水素吸蔵合金MHを冷却する状態、即ち熱媒体がタンク内熱交換器12を流れる状態に電磁三方弁35を保持するように制御する。従って、ラジエータ28で冷却された熱媒体は、燃料電池14を経ずに、水素貯蔵タンク11とラジエータ28との間で循環される。
従って、この実施形態においては、前記第1の実施形態の効果(1),(3)〜(6)と同様の効果を有する他に次の効果を有する。
(7)高圧配管系13と低圧配管系15とが完全に独立した配管で構成されているのではなく、共通の熱媒体が一つのポンプ23により共通の配管を循環する構成のため、高圧配管系13及び低圧配管系15の配管の構成が簡単になる。
(8)高圧配管系13に、ポンプ23から吐出された熱媒体がタンク内熱交換器12を迂回して低圧配管系15へ供給するためのバイパス部33cが設けられ、電磁三方弁35の切換制御により熱媒体の流路が切り換えられる。従って、一つのポンプ23を使用した構成において、燃料電池14の運転中に、熱媒体による水素吸蔵合金MHの加熱が不要な状態のときに水素吸蔵合金MHを加熱しない構成が簡単になる。
(9)バイパス部33cの位置がタンク内熱交換器12を迂回した熱媒体が減圧弁34を通過する位置に設けられている。従って、熱媒体がタンク内熱交換器12を通過するときと、迂回するときとでポンプ23の吐出圧を変更しなくても、低圧配管系15には低圧の熱媒体が流れ、ポンプ23の制御が第1の実施形態に比較して簡単になる。
(10)水素貯蔵タンク11の水素吸蔵合金MHを加熱する際、燃料電池14を冷却後の加熱された熱媒体がポンプ23で加圧されて直接、タンク内熱交換器12へ供給される。従って、水素吸蔵合金MHを加熱する熱媒体が、燃料電池14を冷却後の加熱された熱媒体により、熱交換器16を介して加熱される構成に比較して効率良く加熱される。
(11)水素吸蔵合金MHの加熱又は冷却を行う熱媒体の加熱又は冷却が低圧配管系15に設けられた熱交換器で行われるため、当該熱交換器を高圧配管系13に設ける場合に比較して熱交換器の耐圧性を配慮する必要がない。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を図3及び図4に従って説明する。この実施形態は、水素貯蔵タンク11内において、タンク内熱交換器12の外側の圧力と内側の圧力とが釣り合うように構成されている点が前記第1及び第2の実施形態と大きく異なっている。その他の構成は第2の実施形態と基本的に同じであり、第2の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
水素貯蔵タンク11内には、タンク内熱交換器12の熱媒管12aに連通する状態で圧力保持手段36が設けられている。圧力保持手段36としては、例えば、図4(a)に示すようなダイアフラム式のものあるいは、図4(b)に示すようなピストン式のものが使用される。ダイアフラム式の圧力保持手段36は、ハウジングとしてのケース37を、水素貯蔵タンク11内と同圧力の領域としての第1の室37aと、熱媒管12aに連通するとともに熱媒体が充満した第2の室37bとに区画する区画部材としてのダイアフラム38を備えている。第1の室37aは孔37cを介して水素貯蔵タンク11内と連通されている。そして、第1の室37aに水素貯蔵タンク11内の水素が侵入してその圧力がダイアフラム38を介して第2の室37b内の熱媒体に伝達されて、熱媒管12a内の熱媒体の圧力が水素貯蔵タンク11内の圧力と同等になるまでダイアフラム38が第2の室37b側に押圧されて、熱媒管12aの内外の圧力差が無くなる状態となる。
ピストン式の圧力保持手段36は、ハウジングとしてのシリンダ39内に区画部材としてのピストン40を備え、ピストン40で区画された水素貯蔵タンク11内と同圧力の領域としての第1の室39aは、孔39cを介して水素貯蔵タンク11内と連通されている。熱媒体が充満した第2の室39bは熱媒管12aに連通している。そして、第1の室39aに水素貯蔵タンク11内の水素が侵入してその圧力がピストン40を介して第2の室39b内の熱媒体に伝達されて、熱媒管12a内の熱媒体の圧力が水素貯蔵タンク11内の圧力と同等になるまでピストン40が第2の室39b側に押圧されて、熱媒管12aの内外の圧力差が無くなる状態となる。
この実施形態では、圧力保持手段36は加圧手段として機能する。
また、減圧弁34は、配管33bとバイパス部33cとの分岐部より上流側に設けられている。従って、この実施形態ではポンプ23から吐出された熱媒体が、配管33aと配管33bとを接続するバイパス部33cを介して、タンク内熱交換器12及び減圧弁34を迂回する状態でラジエータ28に流れるようになる。
この実施形態では、燃料電池14の運転中、水素吸蔵合金MHを加熱する際は、熱媒体がバイパス部33cを流れずにタンク内熱交換器12を流れるように電磁三方弁35が制御されるとともに、ポンプ23は熱媒体を高圧で吐出する。また、燃料電池14の運転中、水素吸蔵合金MHを加熱しない場合は、熱媒体がタンク内熱交換器12を流れずにバイパス部33cを流れるように電磁三方弁35が制御されるとともに、ポンプ23は熱媒体を低圧(例えば、0.5MPa)で吐出する。
なお、配管33aのポンプ23より下流側の部分及び配管33bの減圧弁34より上流側の部分には配管33a,33bの内側から高圧が作用するが、それらの長さは短いので、肉厚を厚くしても全体としての重量増加は少ない。しかし、それらの部分の長さはできるだけ短い方が好ましい。
従って、この実施形態においては、前記第1の実施形態の効果(3)〜(6)及び第2の実施形態の効果(7),(8),(10),(11)と同様の効果を有する他に次の効果を有する。
(12)圧力保持手段36は、高圧配管系13の水素貯蔵タンク11内の配管である熱媒管12aに設けられ、熱媒管12aに連通するとともに熱媒体が充満した第2の室37b,39bを水素貯蔵タンク11内と区画する区画部材としてのダイアフラム38又はピストン40を備えている。そして、ダイアフラム38又はピストン40がダイアフラム38又はピストン40に作用する水素貯蔵タンク11内の圧力と、熱媒管12a内の圧力とが釣り合う状態に移動可能に構成されている。従って、熱媒管12aに外側から加わる圧力と、内側から加わる圧力とが同じになり、水素貯蔵タンク11内が高圧であっても熱媒管12aの内外の圧力差が無くなり、大きな圧力差に基づく疲労や破壊を回避することができる。また、熱媒管12aの肉厚をその分、薄くでき、熱伝達を良好にするとともに軽量化を可能にすることができる。また、前記第1及び第2の実施形態に比較して、熱媒管12aの外径を大きく、肉厚を薄く設計できるため、必要流量をより容易に確保できるとともに、製造コストが低下する。
(13)熱媒管12aに流れる熱媒体は液体のため、ダイアフラム38又はピストン40により押圧されて水素貯蔵タンク11の内圧と等しくなるまでの体積変化は小さいので、一般的なタンクに組み込みが容易な小さい体積の装置を使用できる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
○ 第1の実施形態において、配管27の部分27bと部分27cとの間に、図1に鎖線で示すように、熱交換器16を迂回してラジエータ28に熱媒体が流れるバイパス部27eを設け、部分27bとバイパス部27eとの分岐部に電磁三方弁41を設けてもよい。電磁三方弁41は部分27bを流れる熱媒体が熱交換器16を迂回して部分27cへ流れる状態と、熱交換器16を経て部分27cへ流れる状態とに切り換えられる。そして、燃料電池14の運転中に水素吸蔵合金MHの加熱が不要な時は、熱媒体が熱交換器16を迂回するように電磁三方弁41が切り換えられ、水素吸蔵合金MHの加熱が必要な時は、熱媒体が熱交換器16を通るように電磁三方弁41が切り換えられる。この場合、第1の実施形態と異なり、燃料電池14の運転中にポンプ23を運転したり停止させたりせずに、継続して運転しても差し支えない。従って、ポンプ23の制御が第1の実施形態に比較して簡単になる。
○ 第1の実施形態において、外部回路22にアキュムレータを設けてもよい。この場合、ポンプ23が脈動しても高圧配管系13の圧力変動が抑制される。
○ 各実施形態において、燃料電池14の運転中、水素貯蔵タンク11内の圧力に拘わらず、熱媒体がタンク内熱交換器12を流れる構成としてもよい。即ち、タンク内熱交換器12に熱媒体が流れないようにポンプ23の運転を停止したり、高圧配管系13にタンク内熱交換器12を迂回する経路を設けて電磁三方弁35等の切換え制御を行ったりする構成を省略してもよい。この場合、制御が簡単になるとともに、高圧配管系13の構成も簡単になる。
○ 第2及び第3の実施の形態において、バイパス部33c及び電磁三方弁35を省略するとともに、逆止め弁24を水素貯蔵タンク11の口金内に内蔵し、ポンプ23の吐出口を熱媒管12aの入口端部に接合し、減圧弁34の入口を熱媒管12aの出口端部に接合する。この場合、高圧配管系13の配管は全て水素貯蔵タンク11内となり、水素貯蔵タンク11の外に設けられる熱媒体の配管は耐圧性の要求されない配管を使用することができる。
○ ポンプ23の出口側に逆止め弁24を設ける代わりに、ポンプ23として逆流が生じ難いポンプ(例えば、プランジャ式のポンプ)を使用してもよい。
○ 第2の実施形態においても、減圧弁34をバイパス部33cの配管33bからの分岐部よりタンク内熱交換器12側に設け、熱媒体がタンク内熱交換器12を迂回するときには、ポンプ23をその吐出圧力が低圧(例えば、0.5MPa程度)となるように運転してもよい。
○ 第2の実施形態において、燃料電池14の運転中、熱媒体がタンク内熱交換器12を迂回してバイパス部33cを流れる状態では、ポンプ23をその吐出圧力が低圧(例えば、0.5MPa程度)となるように制御してもよい。この場合、ポンプ23を常に高圧の吐出圧力で運転するのに比較して、消費エネルギーを少なくできる。
○ 第2の実施形態のようにポンプ23が熱媒体を低圧の熱媒体槽32から汲み上げる構成において、ポンプ23の吐出圧力を水素貯蔵タンク11の内圧に対応して変更する構成に限らず、第1の実施形態のように一定の吐出圧力でポンプ23の運転を行う構成としてもよい。
○ 一定の吐出圧力でポンプ23の運転を行う構成において、一定の吐出圧力としては、満充填時の圧力のほぼ1/2の圧力に限らず、満充填時の圧力のほぼ1/2の圧力より大きくても小さくてもよいが、満充填時の圧力の30%〜70%の範囲の圧力が好ましい。
○ 水素貯蔵タンク11は水素吸蔵合金MHを内蔵する構成に限らず、例えば、水素吸蔵用ユニット18に代えて、タンク内熱交換器12を内蔵した構成としてもよい。この場合、水素を高圧で充填する際は、断熱圧縮により発生する熱を除去するため、タンク内熱交換器12に冷却された熱媒体が流され、水素貯蔵タンク11内に水素を高圧充填する際の時間を、タンク内熱交換器12を装備しない場合に比較して短くできる。また、水素貯蔵タンク11内の水素の加熱が必要な場合は、加熱された熱媒体をタンク内熱交換器12に流すことにより対応できる。
○ タンク内熱交換器12は熱媒管12aを介して片持ち状態でライナ17aに支持される構成に限らず、熱媒管がタンク本体17を貫通するとともに、熱媒管の両端で17に支持される構成のものであってもよい。
○ タンク内熱交換器12は、熱媒管12aにフィン12bを備えずに、単に熱媒体を流す構成としてもよい。
○ 熱媒体は液体に限らず、気体であってもよいが、液体の方が熱交換効率が高い。
○ 第3の実施形態において使用される圧力保持手段36は、第1の室37a,39aが孔37c,39cを介して水素貯蔵タンク11内と連通する構成に限らない。例えば、ダイアフラム式の場合、図5(a)に示すように、第1の室37aのダイアフラム38と対向する側全体が開放されていてもよい。また、ピストン式の場合、シリンダ39からのピストン40の離脱が阻止された構造であれば、図5(b)に示すように、シリンダ39としてピストン40に対して第2の室39bと反対側の部分全体が開放された構成のものを使用してもよい。
○ 第3の実施形態において使用される圧力保持手段36として、ベローズを使用してもよい。ベローズとしては金属製のベローズが好ましい。
○ 第1の実施形態において、高圧配管系13の冷媒を水素貯蔵タンク11の満充填時の圧力のほぼ1/2の圧力にする代わりに、第3の実施形態の圧力保持手段36を設けても良い。
○ 第2の実施形態においてはポンプ手段としてのポンプ23は加圧手段としても機能を果たしているが、ポンプ手段と、加圧手段を別のポンプで構成しても良い。例えば加圧手段としてのポンプ23を電磁三方弁35より下流であり逆止め弁24より上流に設け、減圧弁34をタンク内熱交換器12の出口で配管33b上でありバイパス部33cとの分岐点より上流に設け、ポンプ手段としてのポンプを新たにラジエータ28の入口付近に設けても良い。
○ 高圧配管系13を流れる熱媒体を加熱する手段として、熱交換器16や燃料電池14の熱交換部14aのように熱交換で熱媒体を加熱する構成に代えて、熱媒体が流れる配管をヒータで直接加熱してもよい。
○ バルブV1,V2を設ける代わりに、部分27aとバイパス部27dとの分岐部に電磁三方弁を設けてもよい。
○ 電磁三方弁35に代えて、配管33aの配管33aとバイパス部33cとの分岐部より下流の位置と、バイパス部33cとにそれぞれバルブを設けたり、電磁三方弁41に代えて、部分27bの部分27bとバイパス部27eとの分岐部より下流の位置と、バイパス部27eとにそれぞれバルブを設けたりしてもよい。
○ 高圧タンクシステム10は、高圧タンクとして水素貯蔵タンク11を備え、燃料電池電気自動車や水素エンジン自動車等の水素燃料自動車に水素源として搭載されて使用するものに限らず、例えば、家庭用電源の燃料電池の水素源として使用される高圧タンクシステム10として使用してもよい。
〇 水素貯蔵タンク11は、満充填した時の圧力が約35MPaに限らず、35MPaより大きくても、小さくてもよい。
○ 水素貯蔵タンク11は水素吸蔵合金以外の水素吸蔵材、例えば、活性炭素繊維(activated carbon fiber)や単層カーボンナノチューブを収容した構成としてもよい。
○ 繊維強化樹脂の強化繊維は炭素繊維に限らず、ガラス繊維や炭化ケイ素系セラミック繊維やアラミド繊維等の一般に高弾性・高強度といわれるその他の繊維を強化繊維として使用してもよい。
○ タンク本体17は、ライナ17a及び繊維強化樹脂層17bからなる構成に限らず、全体が金属製であってもよい。しかし、ライナ17a及び繊維強化樹脂層17bからなる構成の方が同じ容積、同じ耐圧性で比較した場合に軽量となる。
○ 高圧タンクシステム10は、低圧配管系15を備えず、高圧配管系13のみで構成されてもよい。例えば、第1の実施形態の構成から低圧配管系15を省略し、外部回路22の配管22aの途中に、配管22a内を流れる熱媒体を加熱する加熱手段と、配管22a内を流れる熱媒体を冷却する冷却手段とを設けてもよい。
○ 高圧タンクシステム10は、高圧タンクとして水素ガスを貯蔵、供給する水素貯蔵タンク11を備えたものに限らず、例えば窒素、圧縮天然ガス等の他のガスを貯蔵、供給する高圧タンクを備えてもよい。この場合も、高圧タンク内に窒素、圧縮天然ガス等の他のガスを充填する際の断熱圧縮により発生する熱が、高圧タンク内に装備されたタンク内熱交換器12により除去され、高圧タンク内にガスを高圧充填する際の時間を、タンク内熱交換器12を装備しない場合に比較して短くできる。また、高圧タンク内のガスの加熱が必要な場合は、加熱された熱媒体をタンク内熱交換器12に流すことにより対応できる。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記第2の熱交換器は低圧配管系を流れる熱媒体との間で熱交換を行うように構成されている。
(2)請求項1〜請求項7及び前記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の発明において、前記高圧タンクシステムは水素燃料自動車用である。
(3)タンク本体と、前記タンク本体内に装備された熱交換器と、前記熱交換器の熱媒管に連通するとともに熱媒体が充満可能な室を前記タンク本体内と同圧力の領域から区画する区画部材を備え、前記区画部材が該区画部材に作用する前記タンク本体内の圧力と、前記熱媒管内の圧力とが釣り合う状態に移動可能に構成されている圧力保持手段とを備えた高圧タンク。
第1の実施形態における高圧タンクシステムの概略構成図。 第2の実施形態における高圧タンクシステムの概略構成図。 第3の実施形態における高圧タンクシステムの概略構成図。 (a),(b)は第3の実施形態における圧力保持手段の概略断面図。 (a),(b)は別の実施形態における圧力保持手段の概略断面図。
符号の説明
MH…水素吸蔵材としての水素吸蔵合金、11…高圧タンクとしての水素貯蔵タンク、12…第1の熱交換器としてのタンク内熱交換器、13…高圧配管系、14…水素燃料駆動部としての燃料電池、15…低圧配管系、16…第2の熱交換器としての熱交換器、22a,27,33a,33b…配管、23…加圧手段及びポンプ手段としてのポンプ、24…圧力保持手段を構成する逆止め弁、34…減圧手段としての減圧弁、36…圧力保持手段、38…区画部材としてのダイアフラム、40…同じくピストン。

Claims (8)

  1. 高圧タンクと、
    前記高圧タンク内に装備された第1の熱交換器と、
    前記第1の熱交換器を流れる熱媒体が前記高圧タンク外において流れる経路を有する配管と、
    前記高圧タンク外において前記配管を流れる熱媒体との間で熱交換を行う第2の熱交換器と、
    前記配管内の熱媒体を前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器を通るように移動させるポンプ手段と、
    前記高圧タンク内における前記熱媒体の圧力を、前記高圧タンク内のガスの圧力と前記熱媒体の圧力との差が、前記高圧タンク内の配管の耐圧性を満たす圧力以下となるように保持する圧力保持手段と
    を備えた高圧タンクシステム。
  2. 前記圧力保持手段は、前記高圧タンク内の前記配管に設けられ、前記配管に連通するとともに熱媒体が充満した室を前記高圧タンク内と同圧力の領域から区画する区画部材を備え、前記区画部材が該区画部材に作用する前記高圧タンク内の圧力と、前記配管内の圧力とが釣り合う状態に移動可能に構成されている請求項1に記載の高圧タンクシステム。
  3. 前記圧力保持手段は、前記高圧タンク内で前記熱媒体の圧力を加圧する加圧手段と、前記高圧タンク外に出た熱媒体が前記第2の熱交換器と対応する箇所に到達する前に熱媒体の圧力を減圧する減圧手段とを有し、
    前記熱媒体は前記加圧手段によって加圧され前記第1の熱交換器が設けられた高圧配管系と、前記減圧手段によって減圧され前記第2の熱交換器が設けられた低圧配管系とを循環する、請求項1に記載の高圧タンクシステム。
  4. 前記ポンプ手段は、前記加圧手段としても機能する、請求項3に記載の高圧タンクシステム。
  5. 前記加圧手段は、前記第1の熱交換器を流れる熱媒体の圧力を前記高圧タンク内の圧力に対応して変更可能に構成されている請求項3又は請求項4に記載の高圧タンクシステム。
  6. 前記第2の熱交換器は、前記第1の熱交換器が設けられた高圧配管系を流れる熱媒体と、前記高圧配管系と独立した低圧配管系を流れる熱媒体との間で熱交換を行うように構成され、
    前記高圧配管系が前記圧力保持手段を構成している請求項1又は請求項2に記載の高圧タンクシステム。
  7. 前記高圧タンクは水素吸蔵材を内蔵している請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の高圧タンクシステム。
  8. 前記高圧タンクは充填された水素ガスを水素燃料駆動部へ供給し、前記第1の熱交換器を流れる熱媒体の加熱に、前記水素燃料駆動部の排熱が利用される請求項7に記載の高圧タンクシステム。
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