JP2006177127A - 上下端筋兼用段取り筋受型スペーサー - Google Patents

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Nobuhiro Sakaguchi
伸宏 坂口
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Abstract

【課題】現状、バー型スペーサーは鉄筋工事を行なうに際して非常に作業効率が良いので頻繁に使用されているが、価格が高く購入使用者を悩ませている。
【解決手段】単体の合成樹脂製のスペーサーを段取り筋を保持し且つ下端筋をも保持できる特徴的形状にして付加価値を高め、購入使用者の総合的なコストを低減せしめる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造の建築物に関する。かかる建築物における床の施工に際して使用する鉄筋は、コンクリート外面より所定の深さに埋設されていければならない。
この深さの数値を「かぶり」と称し、「かぶり」を確保することを目的として鉄筋を支持する金物類をスペーサーと称する。本発明は、このスペーサーに関する。
従前、床用のスペーサーの材質としては鋼線、合成樹脂、コンクリートなど様々であるが配筋を支持する方法としては点で受けるか線で受けるかのいずれかである。点で受ける場合、即ち単体のスペーサーを1m前後のピッチで縦横に配置する場合は、そのピッチ間に配される鉄筋を後から手で持ち上げながら結束しなければならにので非常に手間と労力を要する。他方、線で受ける場合、即ち数個の鋼線製の単体のスペーサーの上端を予め若干太めの鋼線で連結した通称バー型スペーサーと呼ばれているものは、その上に鉄筋を転がすことができるので配筋後直ちに結束作業ができ、それ故作業効率と労力の両面において極めて有益である。そのため工期が急がれている現場などでは頻繁に使用されている。
上述バー型スペーサーは、その利便性ゆえに頻繁に使用されているが単体のスペーサーを使用した場合に比べると同面積を配筋するのにかなりのコスト高になるという問題がある。
本発明者は鋭意研究した結果、前述バー型スペーサーと同等の機能を極めて低コストで成し得る合成樹脂製のスペーサーを造ることに成功した。即ち本発明によるスペーサーは、前述バー型スペーサーの上端連結鋼線の代替としてこのスペーサー単体の上部に安価な市販の鉄筋を載せる(通称:段取り筋)だけで済ませるという方法で完成した。したがってこのスペーサーは従来のバー型スペーサーのように数個の単体のスペーサーを連結するための溶接という製造工程もなく材料費も節約でき、加えてこのスペーサー単体で上端筋と下端筋の両方の鉄筋を同時に保持できる形状に造られているためこのスペーサーを使用することにより大幅なコストダウンをもたらすことが可能となった。
以下、本発明を図に従い、詳しく説明する。
図1は現行の単体のスペーサーでありスラブの上端筋を保持する鋼線製スペーサーのイメージ図である。ここで符号1は上端筋の縦筋を載せこれを保持する部分である。下端筋を保持する場合も形状的にはこれと同じで全体の高さが低くなるだけである。図2は前述のバー型スペーサーのイメージ図である。ここで符号2は符号3の単体のスペーサーの上端を連結するための鋼線であり、符号4の箇所でスポット溶接されている。
図3は本発明による合成樹脂製の単体のスペーサーである。ここで符号5はバー型スペーサーの連結鋼線に相当する前述の段取り筋を載せる部分であり、符号6は段取り筋とともに上端筋の縦筋を保持する部分である。この部分に置かれた縦筋のその上に上端筋の横筋が載せられる。符号7は下端筋の横筋を保持する部分でありこの上に下端筋の縦筋が載せられる。また符号8は符号7と同様の目的を有するが下端筋のかぶりが大きいときに使用する。したがって符号8の部分は符号7の部分より10mmだけ高くなっており、即ち下端筋の2種類のかぶりに対応できる形状になっている。
図4は本発明品の使用状態のイメージ図であり、ここで符号9は段取り筋、符号10は上端筋の縦筋、符号11は上端筋の横筋、符号12は下端筋の縦筋、符号13は下端筋の横筋である。
上述のように本発明品は単体にして、割高にも拘らず作業効率の良さから頻繁に使用されているバー型スペーサーと同等の機能を極めて低コストで発揮するものである。即ちバー型スペーサーが、その製作に際して数個の単体のスペーサーを要し、これを連結するための上端連結鋼線を使用し、これらを固定するためのスポット溶接作業を行い、そして寸法が大きいことに起因する高い物流コストなどにより製造、販売原価を押し上げざるを得ないのに対し本発明品は、当該現場で安価な市販の鉄筋を段取り筋として用意してもらうだけで単体にしてバー型スペーサーと同じ効率の良い配筋作業を成し得るのである。加えて本発明品は、上述の如く下端筋をも保持できる形状に造られているため通常別途に用意しなければならない下端筋を保持するためのスペーサー類も不要であり、この点でも本発明品を使用することによるコストの低減がもたらされるのである。
スラブの厚さとして150mmを想定し、上端筋のかぶりは30mm、下端筋のかぶりは30mmと40mmの2種類という条件設定で試作品を作り、スペーサーにとって最も要求される性能のひとつである強度を確認すべく載荷試験を行なった。
前述の条件設定に基き、試作品の寸法のうち段取り筋を受ける部分の高さは76mmとした。そしてこの高さを鑑み、経験的に試作品の各部の肉厚は概ね3mmとした。
また配筋の状況は、上端筋の縦筋および横筋ともにD13の規格品を、下端筋の縦筋および横筋も同じくD13の規格品を使用し、いづれも150mmのピッチで配した。また段取り筋にもD13の規格品を使用した。これに対し本発明による上述の試作品をほぼ1mのピッチで縦横均等に5個づつ計25個設けた。したがって長さ5.5mのD13の鉄筋を段取り筋用として5本、上端筋用として58本、また下端筋用として58本の合計121本を25個の本発明による試作品で保持した。この結果、試作品1個当りにかかる荷重は鉄筋の分としておよそ30Kg、また鉄筋の配筋や結束を行なう作業者が1m当り1人載ったとして70Kg、合計で100Kg前後と考えられるが、本発明による試作品は変形したり、座屈破損したりすることは全くなかった。
このことは、事前に行なった圧縮試験機による屋内での載荷試験において座屈荷重が250Kgであったことから予測されていたが、上述の如きの実際的な鉄筋工事により再確認された。
単体の鋼線スペーサーのイメージ図 バー型スペーサーのイメージ図 本発明によるスペーサーのイメージ図 本発明によるスペーサーに鉄筋を載せたイメージ図
符号の説明
1,上端筋を受ける部分
2,連結用鋼線
3,単体の鋼線スペーサー
4,スポット溶接部
5,段取り筋を受ける部分
6,上端筋の縦筋を受ける部分
7,下端筋の横筋を受ける部分
8,下端筋の横筋を受ける部分
9,段取り筋
10,上端筋の縦筋
11,上端筋の横筋
12,下端筋の縦筋
13,下端筋の横筋

Claims (1)

  1. 鉄筋コンクリート造の建築物の床の配筋作業を効率良く行なう上で欠かせない段取り筋(捨て筋とも称する)の受け部を有し、かつ下端筋の2種類のかぶりに対応できる受け部を有する合成樹脂製のスペーサー。
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