JP2006176233A - 板材自動倉庫およびその運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚取り装置付クレーンを備えていない場合に比べて、収納可能なパレットの数を削減することなく、同等の数のパレットを収納することを可能にする。
【解決手段】板材自動倉庫(1)は、板材貯蔵棚(10)の一側方に、出し入れ装置(21)を昇降可能に備えたパレット移送クレーン(20)を設ける一方、板材貯蔵棚(10)の他側方に、一枚取り装置(31)を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーン(30)を設けてある。一枚取り装置付クレーン(30)により任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、制御装置(40)が、パレット移送クレーン(20)を前記棚の1段上の棚に対応する位置に移動させて、当該位置で出し入れ装置(21)によるパレットの取り出し動作を行わせ、これによりパレットが取り出された棚空間を利用して、一枚取り装置付クレーン(30)の一枚取り装置(31)による板材の取り出し動作を行わせる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、タレットパンチプレス等の板材加工機に付随して設ける板材自動倉庫およびその運用方法に関するものである。
一般に、タレットパンチプレス等の板材加工機を長時間連続運転するため、ワークとしての板材を板材加工機に自動で供給する板材自動倉庫を、板材加工機に付随して設けることは従来から行われている。
従来のこの種の板材自動倉庫には、多段・多行式板材収納棚の前にレールを敷設してパレット移送クレーンを走行させ、このパレット移送クレーンにより板材積載パレットを板材収納棚から取り出して、NCタレットパンチプレス等の板材加工機前に設置されている一枚取り装置へ移送するようにしたものがある。
この板材自動倉庫の場合、パレットを一枚取り装置まで移動させる必要があり、パレット移動中は板材加工機が休止し、ラインが稼働停止することが避けられない。また、材質、サイズの異なるワークを加工したい場合、その都度一枚取り装置にワークパレットを入れ替える作業を必要とし、板材加工機の稼動が停止してしまう。
また、従来の板材自動倉庫には、板材収納棚の前に敷設したレール上に、板材収納棚に対してパレットを出し入れするパレット移送クレーンと、板材収納棚に収納されている板材積載パレットから板材を一枚取り出すための一枚取り装置付クレーンとを、走行させるようにしたものがある。
この板材自動倉庫の場合は、板材収納棚に収納されている板材積載パレットから任意の材質、サイズの板材を一枚単位でも取り出して板材加工機へ供給することができる。しかし、パレット移送クレーンと一枚取り装置付クレーンとが共に同じレール上を走行するため、互いに干渉しあって供給動作に支障を生じる虞れを解消することができない。
そこで、従来の板材自動倉庫には、図10に示すように、板材収納棚510の一側方にパレット移送クレーン520を設けるとともに、板材収納棚510の他側方に一枚取り装置付クレーン530を設けることで、パレット移送クレーン520と一枚取り装置付クレーン530との相互干渉を回避するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開平8−108905号公報
しかしながら、上記のような従来の板材自動倉庫には、次のような課題があった。
すなわち、特許文献1に記載の板材自動倉庫501は、図10に概略的に示すように、板材収納棚510の上下に隣接する棚511と棚512の間隔Iには、一枚取り装置付クレーン530が備える一枚取り装置(例えばバキュームユニット)531が進入可能な隙間が必要不可欠である。
そのため、このような板材自動倉庫501の場合、一枚取り装置付クレーン510(一枚取り装置511)を備えていない板材自動倉庫に比べて、上下に隣接する棚と棚の間隔Iを大きく確保しなければならず、このため、板材収納棚510に設定可能な棚の段数が必然的に少なくなり、結果として、板材自動倉庫501に収納可能なパレットPの数が減少することが避けられない。
この発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、板材収納棚の一側方にパレット移送クレーンを設ける一方、板材収納棚の他側方に一枚取り装置付クレーンを設けてありながら、一枚取り装置付クレーンを備えていない場合に比べて、収納可能なパレットの数を削減することなく、同等の数のパレットを収納することのできる板材自動倉庫およびその運用方法を提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る板材自動倉庫は、板材を積載したパレットを収納する棚を多段に備えた板材貯蔵棚の一側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設け、前記パレット移送クレーンおよび前記一枚取り装置付クレーンの運用を制御する制御装置を備えた板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンを前記棚の1段上の棚に対応する位置に移動させて、当該位置で前記出し入れ装置によるパレットの取り出し動作を行わせ、これによりパレットが取り出された棚空間を利用して、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出し動作を行わせるように構成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項2に係る板材自動倉庫は、板材を積載したパレットを収納する棚を多段・多行に備えた板材貯蔵棚の一側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設け、前記パレット移送クレーンおよび前記一枚取り装置付クレーンの運用を制御する制御装置を備えた板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンを前記棚の1段上の棚に対応する位置に移動させて、当該位置で前記出し入れ装置によるパレットの取り出し動作を行わせ、これによりパレットが取り出された棚空間を利用して、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出し動作を行わせるように構成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項3に係る板材自動倉庫は、請求項1または請求項2記載の板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記棚の1段上の棚におけるパレットの有無に応じて、前記棚空間の形成に必要なパレットの取り出し動作を行わせるように構成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項4に係る板材自動倉庫は、請求項1または請求項2記載の板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンによる任意の棚内のパレットからの板材の取り出し動作の実行中に、それに先だち当該棚の1段上の棚からパレットの取り出し動作を行って前記出し入れ装置にパレットを保持している前記パレット移送クレーンに作業要求が発生したとき、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンをパレットが不在の任意の棚に対応する位置に移動させて、前記保持しているパレットを当該棚に一時待避させたのち、前記作業要求を実行させるように構成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項5に係る板材自動倉庫の運用方法は、板材を積載したパレットを収納する棚を多段に備えた板材貯蔵棚の一側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設けた板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、当該棚の1段上の棚にあるパレットを前記パレット移送クレーンの出し入れ装置により棚から取り出すことで、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出しに必要な棚空間を形成することを特徴とするものである。
この発明の請求項6に係る板材自動倉庫の運用方法は、板材を積載したパレットを収納する棚を多段・多行に備えた板材貯蔵棚の一側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設けた板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、当該棚の1段上の棚にあるパレットを前記パレット移送クレーンの出し入れ装置により棚から取り出すことで、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出しに必要な棚空間を形成することを特徴とするものである。
この発明は以上のように、板材を積載したパレットを収納する棚を多段に備えた板材貯蔵棚の一側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設け、前記パレット移送クレーンおよび前記一枚取り装置付クレーンの運用を制御する制御装置を備えた板材自動倉庫において、前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンを前記棚の1段上の棚に対応する位置に移動させて、当該位置で前記出し入れ装置によるパレットの取り出し動作を行わせ、これによりパレットが取り出された棚空間を利用して、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出し動作を行わせるように構成したので、板材収納棚の上下に隣接する棚と棚の間隔には、一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置が進入可能な隙間が不要となるため、一枚取り装置付クレーンを備えていない場合に比べて、収納可能なパレットの数を削減することなく、同等の数のパレットを収納することができる効果がある。
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明による板材自動倉庫の一実施形態を示す概略的構成図であり、この板材自動倉庫1は、中央に板材貯蔵棚10を備え、板材貯蔵棚10の一側方(図中右側)にパレット移送クレーン20を備え、板材貯蔵棚10の他側方(図中左側)に一枚取り装置付クレーン30を備え、さらに、パレット移送クレーン20および一枚取り装置付クレーン30の運用を制御する制御装置40を備えたものである。
板材貯蔵棚10は、板材Wを積載したパレットPを収納する棚11,12,13,…を多段に備えたものである。
パレット移送クレーン20は、各段の棚11,12,13,…に対応する位置でその棚11,12,13,…に対してパレットPを出し入れ可能な出し入れ装置21を昇降可能に備えたものである。
このような出し入れ装置21は、例えば、昇降可能な適宜の受台と、この受台上から棚11,12,13,…に対して往復動する適宜のトラバーサとで構成することができる。
一枚取り装置付クレーン30は、各段の棚11,12,13,…に対応する位置でその棚11,12,13,…内へ向かって往復動して、棚11,12,13,…内のパレットP上の板材Wを取り出し可能な一枚取り装置31を昇降可能に備えたものである。
このような一枚取り装置31は、例えば、昇降可能な適宜のローダ基体と、このローダ基体から棚11,12,13,…内へ向かって往復動する適宜のパッド取付ストレッチと、このパッド取付ストレッチに取り付けられて板材Wを吸着可能なバキュームパッドとで構成することができる。
制御装置40は、一枚取り装置付クレーン30により任意の棚(例えば棚11)内のパレットP1から板材W1を取り出す際に、パレット移送クレーン20を棚(該当する棚11)の1段上の棚(すなわち棚12)に対応する位置に移動させて、その位置で出し入れ装置21によるパレットP2の取り出し動作を行わせ、これによりパレットP2が取り出された棚空間(棚12の空間)Sを利用して、一枚取り装置付クレーン30の一枚取り装置31による(棚11内の)板材W1の取り出し動作を行わせるように構成されている。
そのため、この板材自動倉庫1では、図1(b)に示すように、パレットP2が取り出された棚空間(棚12の空間)の高さSは、取り出されたパレットP2とその最大積載高さを加えた高さをHとすれば(図1(a)参照)、S=2I+Hとなる。
つまり、棚12のパレットP2を取り出す前は、棚11内の板材W1上面との間に高さIの空間しかなかったものが、棚12のパレットP2を取り出すことで、棚13のパレットP3との間に高さSの空間が形成される。
そのため、一枚取り装置31の高さ(とくに板材貯蔵棚10内に進入する部分の高さ)を、この高さSより小さく構成しておくだけで、一枚取り装置31による棚11内のパレットP1からの板材W1の取り出し動作が容易に行える。
そのうえ、一枚取り装置31のとくに板材貯蔵棚10内に進入する部分の高さを、パレットP2とその最大積載高さを加えた高さHより小さく構成しておけば、各棚11,12,13,…間の間隔Iは限りなく小さくすることが可能で、各棚11,12,13,…個々の高さは、実質的に、パレットPとその最大積載高さを加えた高さHに近づけることが可能となる。
このように、一枚取りしようとするパレットP1の直上のパレットP2を、出し入れ装置21によりパレット移送クレーン20上に移載することで、一枚取り装置31を板材貯蔵棚10内に進入させるスペースを確保することができる。
そして、一枚取り装置31による(棚11内の)板材W1の取り出し動作が終了したら、パレット移送クレーン20上に移載してあるパレットP2を、出し入れ装置21により元の棚(すなわち棚12)に戻す動作を行わせる。
また、制御装置40は、一枚取り装置付クレーン30により任意の棚(例えば棚11)内のパレットP1から板材W1を取り出す際に、棚(該当する棚11)の1段上の棚(すなわち棚12)におけるパレットP2の有無に応じて、棚空間Sの形成に必要なパレットP2の取り出し動作を行わせるように構成されている。
すなわち、一枚取りする棚(例えば棚11)の1段上の棚(すなわち棚12)にパレットP2が有るときは、上記のようにその(棚12の)パレットP2を取り出すことで棚空間(棚12の空間)Sを形成する。そして、この棚空間(棚12の空間)Sを利用して、一枚取り装置31による(棚11内の)板材W1の取り出し動作を行わせる。
これに対し、一枚取りする棚(例えば棚11)の1段上の棚(すなわち棚12)にパレットP2が無いときは、その(棚12の)パレットP2の取り出し動作を行うことなく、もともと存在する棚空間(棚12の空間)Sを利用して、一枚取り装置31による(棚11内の)板材W1の取り出し動作を行わせる。
さらに、制御装置40は、一枚取り装置付クレーン30による任意の棚(例えば棚11)内のパレットP1からの板材W1の取り出し動作の実行中に、それに先だちその棚(該当する棚11)の1段上の棚(すなわち棚12)からパレットP2の取り出し動作を行って出し入れ装置21にパレットP2を保持しているパレット移送クレーン20に作業要求が発生したときは、パレット移送クレーン20をパレットPが不在の任意の棚(例えば棚15(図示省略))に対応する位置に移動させて、保持しているパレットP2をその棚(該当する棚15)に一時待避させたのち、要求作業を実行させるように構成されている。
この場合にパレットP2を一時待避させる棚(例えば棚15)は、あらかじめ指定しておくことができる。
これにより、例えば、1つのパレット(例えばP1)から比較的多い枚数の板材(対応するW1)を一枚取りしている間に、パレット移送クレーン20を用いて、板材貯蔵棚10へのパレットPの入出庫動作を行わせることが可能となる。
この場合も、一枚取り装置31による(棚11内の)板材W1の取り出し動作が終了したら、パレットP2を一時待避させてある棚(例えば棚15)からパレット移送クレーン20によりパレットP2を取り出して、元の棚(すなわち棚12)に戻す動作を行わせる。
このような制御装置40は、例えば、板材自動倉庫1に備えられたコンピュータに適宜のプログラムをインストールすることで構成することができる。
図2は、制御装置40による上記の処理動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、制御装置(板材自動倉庫1に備えられたコンピュータ)40は、まず、上位のホストコンピュータから送信される加工スケジュールを受信して記憶部に保存する(ステップS1)。
つぎに、制御装置40は、加工スケジュールを1(最初の加工スケジュール)に設定する(ステップS2)。
つぎに、制御装置40は、設定した加工スケジュール(この場合は最初の加工スケジュール)における指定パレット番号、指定取り出し枚数を読み込む(ステップS3)。
そして、制御装置40は、指定パレットからの指定枚数取り出し処理を実行する(ステップS10)。
その後、加工スケジュールをインクリメントし(ステップS4)、全加工スケジュールが終了するまで(ステップS5のNO)、ステップSに戻って繰り返し、全加工スケジュールが終了したら(ステップS5のYES)、処理を終了する。
図3は、図2のステップS10に示す指定パレットからの指定枚数取り出し処理における、一枚取り装置付クレーン30の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、制御装置40は、一枚取り装置付クレーン30を、指定パレットが収納された棚に対応する位置へ移動させるとともに(ステップS11)、1つ上の棚におけるパレットの有無を判定する(ステップS12)。
1つ上の棚にパレットが有るときは(ステップS12のNO)、制御装置40は、パレット無しの判定結果が得られるまでこの判定を繰り返す。
そして、1つ上の棚にパレット無しの判定が出たら(ステップS12のYES)、制御装置40は、一枚取り装置付クレーン30に一枚取り動作を実行させる(ステップS13)。
ここで、制御装置40は、一枚取り動作の実行が指定枚数終了したか否かを判定し(ステップS14)、指定枚数終了まで(ステップS14のNO)、ステップS13に戻って繰り返し、指定枚数終了したら(ステップS14のYES)、一枚取り装置付クレーン30による一枚取り動作を終了する。
図4は、図2のステップSに示す指定パレットからの指定枚数取り出し処理における、パレット移送クレーン20の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、制御装置40は、指定パレットが収納された棚の1つ上の棚におけるパレットの有無を判定する(ステップS21)。
1つ上の棚にパレットが無いときは(ステップS21のNO)、制御装置40は、パレット移送クレーン20を動作させることなく終了する。
1つ上の棚にパレットが有るときは(ステップS21のYES)、制御装置40は、パレット移送クレーン20を、その棚に対応する位置へ移動させ(ステップS22)、パレット取り出し動作を実行させる(ステップS23)。
そして、制御装置40は、一枚取り装置付クレーン30による一枚取り動作の実行が指定枚数終了したか否かを判定し(ステップS24)、全枚数終了したら(ステップS24のYES)、パレット移送クレーン20に、ステップS23で取り出したパレットを元の棚に戻す動作を行わせ(ステップS25)たのち、パレット移送クレーン20の動作を終了する。
一方、一枚取り装置付クレーン30による一枚取り動作の実行が指定枚数終了した旨の判定結果が出る前に(ステップS24のNO)、パレット移送クレーン20に対する作業要求があったときは(ステップS31のYES)、制御装置40は、パレットが不在の空き棚があることを確認したうえ(ステップS32のYES)、パレット移送クレーン20をその空き棚に対応する位置へ移動させ(ステップS33)、保持しているパレットをその空き棚に一時待避させたのち(ステップS34)、要求作業を実行させる(ステップS35)。
上記のような板材自動倉庫1は、例えばサイクルローダのように、板材貯蔵棚10内に素材パレットと半製品パレットが混在する場合、一枚取り装置付クレーン30の一枚取り装置31が進入する棚空間Sを形成するうえで、素材パレットと半製品パレットとを上下方向に交互に配置することが好ましい。
図5〜図8は、この発明による板材自動倉庫をタレットパンチプレスに適用した実施形態を示し、この板材自動倉庫101とNCタレットパンチプレス103との間には、パイプローラテーブル105が設けられている。
図5に示すように、NCタレットパンチプレス103は、上下のタレットディスク107、キャレッジベース109、キャレッジ111、ワーククランパ113、センターテーブル115、サイドテーブル117を有する一般的構造のものである。
すなわち、回転割出自在な上下のタレットディスク107には複数の金型119(パンチ,ダイ)が脱着自在に装着されている。また、左右方向(図5中上下方向)へ移動自在のキャレッジベース109に設けられたキャレッジ111は前後方向(図5中左右方向)へ移動自在である。
従って、キャレッジ111に装備されているワーククランパ113によって把持された板材Wをキャレッジベース109に沿って前後方向に位置決めし、キャレッジベース109を左右方向に位置決めすることにより板材Wを加工位置に位置決めし、タレットディスク107を回転位置決めすることにより割り出された金型119を下方へ打撃してパンチング加工を行なうものである。
図6に示すように、板材自動倉庫101は、中央にNCタレットパンチプレス103に向かう板材貯蔵棚121を有する。この板材貯蔵棚121は多段(図中6段)多行(図中5行)式の棚であり、板材Wを積載したパレットPを出し入れ自在に収納するものである。
すなわち、各段の棚にはパレットPを出し入れ自在に収納するためのガイドレール123が収納部の前後両側に設けられており、このガイドレール123上にパレットPが収納されたり、移動したりする。
また、板材貯蔵棚121の最もNCタレットパンチプレス103寄りの行の最下段内部には、NCタレットパンチプレス103のサイドテーブル117と同じ高さ位置に前記パイプローラテーブル105が設けられている。
このパイプローラテーブル105は、棚に対するパレットPの出し入れ方向(図5において上下方向)に対して直交する水平方向(図5において右方向)へ板材Wを搬送する作用をなすものである。
すなわち、箱型状のテーブルフレーム125の上端部付近に複数のパイプローラ127を近接して回転自在に設けたものであり、このパイプローラ127の下側には摩擦ベルト129がパイプローラ127に接する状態で回転自在に設けられている。そして、この摩擦ベルト129を駆動モータ131(図6参照)で回転させることによりパイプローラ127を回転させ、パイプローラ127の上に載置された板材WをNCタレットパンチプレス103に搬送するものである。
再び図5に示すように、前記板材貯蔵棚121に沿って左右両側に下部レール133L,133Rが前後方向に沿って一本づつ敷設されている。さらに、図7に示すように、板材貯蔵棚121上面の左右両側端部付近にも上部レール135L,135Rが一本づつ敷設されている。
板材貯蔵棚121の左側においては、下部レール133Lおよび上部レール135L上に跨がって一枚取り装置付クレーン137が走行自在に設けられており、板材貯蔵棚121の右側においては下部レール133Rおよび上部レール135R上に跨がってパレット移送クレーン139が走行自在に設けられている。
一枚取り装置付クレーン137は、下部レール133L上を走行する台車141と、この台車141の上で鉛直に立設される柱部材143およびその柱部材143の上端に水平に設けられたアーム部材145から構成される全体逆L字状の一対のフレーム147を有する。
台車141は図示しない駆動手段により駆動されて自走する。また、アーム部材145の先端下面には上部レール135L上を走行する車輪149が設けられている。これにより、一枚取り装置付クレーン137は台車141および車輪149により移動自在に支持される。
図8に、一枚取り装置付クレーン137の一枚取り装置151の一例を示す。この一枚取り装置付クレーン137は、台車141上にローダ用モータ153(図7参照)が設けられている。また、前後の柱部材143,143間には、ローダ用モータ153が駆動するチェーン155により上下動するローダ基体157が設けられている。図示していないが、このローダ基体157は板材Wを搬送する際にもブレることがなく水平状態を保てるように、例えば、ローラのごときもので柱部材143に沿って上下動するようになっている。
このローダ基体157の下側には、板材貯蔵棚121方向に接近離反するスライダ159が往復動自在に設けられており、このスライダ159の下側には複数のバキュームパッド161を装備したパッド取付ストレッチ163がスライダ159に対して往復動自在に設けられている。
すなわち、ローダ基体157の上面には駆動モータ165が設けられ、その下方にはこの駆動モータ165とチェーン167により連動するギヤと一体のギヤスプロケット169が回転自在に設けられている。またローダ基体157の内側には下向きにラック171が形成されたガイドレール173が設けられている。
スライダ159には一対のスプロケット175L,175Rにチェーン177が巻回されており、前述のギヤスプロケット169がこのチェーン177に噛み合っている。また、スライダ159の左側のスプロケット175Lには図示しないが前記ラック171に噛合するピニオンギヤが取付けられている。さらに、チェーン177にはパッド取付ストレッチ163が吊下げ状態で固定されている。
従って、駆動モータ165を反時計方向へ作動させると(図8中矢印方向)、チェーン167を介してギヤスプロケット169が反時計方向へ回転駆動され、チェーン177によりスライダ159の左側スプロケット175Lと一体の図示しないピニオンギヤも反時計方向へ回転するので、スライダ159はラック171の下面に沿って図中右方向へ移動する。さらに、同時にチェーン177の回転走行によりパッド取付ストレッチ163がスライダ159に対して右方向へ移動する。
これによりパッド取付ストレッチ163は二段階で右側に延びるので、容易に板材貯蔵棚121の内部までバキュームパッド161が届くようになっている。
また、確実に一枚取りを行なうために、各パレットPにマグネットフロータ179を設けたり、図示しないが適宜のマグネットフロータをパッド取付ストレッチ163に設けることが必要である。
パレット移送クレーン139も一枚取り装置付クレーン137と同様に、下部レール133R上を走行する台車181と、この台車181の上で鉛直に立設される柱部材183およびその柱部材183の上端に水平に設けられたアーム部材185から構成される全体逆L字状の一対のフレーム187を有する。
また、アーム部材185の先端下面には上部レール135R上を走行する車輪189が設けられている。従って、パレット移送クレーン139は台車181および車輪189により移動自在に支持される。
なお、台車181の駆動手段やパレットPの取り出しまたは収納のための構造は既に公知なので、詳細な説明は省略して概略のみ示す。
図7に示すように、パレット移送クレーン139は前後の柱部材183,183間で上下動する受台191を有し、台車181の上にはチェーン193を介して受台191を上下動させる受台用モータ195が設けられている。また、図5に示すように、受台191の上にはその前後端部付近において左右方向に延設される一対のレール197を有し、このレール197の上には自走式のトラバーサ199が板材貯蔵棚121に接近離反自在に設けられている。
トラバーサ199には、パレットPに係合するフック201が設けられており、このフック201でパレットPを引っ掛けて台車181の上へ引き出したり、または板材貯蔵棚121に押し込んだりする。
次に、パレットPや板材Wを出し入れする動作の説明をする。
同一パレットPの同一板材Wから多量生産を行なう場合は、板材貯蔵棚121のうち最もタレットパンチプレス103寄りの行の下から2段目(図6中A)と3段目(図6中B)を開けておき、パレット移送クレーン139を取出そうとする板材Wが収納されている行および段へ移動させる。
パレット移送クレーン139のトラバーサ199を板材貯蔵棚121側へ移動させ、フック201で所望のパレットPを引っ掛け、トラバーサ199を板材貯蔵棚121から離反させてパレットPを受台191に載せる。
パレット移送クレーン139を前述のA位置へ移動させ、トラバーサ199によりパレットPを板材貯蔵棚121内へ収納させる。フック101をパレットPからはずし、トラバーサ199を戻す。
続いて、一枚取り装置付クレーン137を前述のA位置前に移動させ、その1つ上のB位置にある棚空間を利用して、パッド取付ストレッチ163を延ばしてA位置のパレットP上の板材W上へバキュームパッド161を移動させる。ローダ基体157を少し下降させ、バキュームパッド161で板材Wの上面を吸着する。吸着後、ローダ基体157を少し上昇させ、一枚目の板材Wが二枚目の板材Wから離れるとパッド取付ストレッチ163を戻す。
ローダ基体157を最下段へ下降させ、パッド取付ストレッチ163を板材貯蔵棚121内へ延ばし、板材Wをパイプローラ127の上へ載せて開放し、パイプローラ127により板材Wをタレットパンチプレス103へ搬送して加工を開始する。以後、これを繰り返し行い、A位置のパレットP上の板材Wがなくなったら前述のようにしてパレット移送クレーン139によりパレットPごと板材Wを供給する。
一方、多種少量生産の場合は、一枚取り装置付クレーン137を所望の板材Wが収納されている行,段へ移動させ、その位置で前述の一枚取りの場合と同様にして一枚の板材Wを取出す。このとき、パレット移送クレーン139を使用して1つ上のパレットPを取り出すことで、1つ上の棚空間を形成することは、図1に示す実施形態の場合と同様である。
その後、一枚取り装置付クレーン137をパイプローラテーブル105の上へ移動させ、パイプローラ127の上へ板材Wを載せて開放する。
また、多量生産の場合でも、毎回一枚取り装置付クレーン137により前述のように一枚づつ板材Wをパイプローラ127へ繰り返し供給する方法も可能である。この場合、1つ上の棚空間を形成するためにパレット移送クレーン139が取り出して保持しているパレットPを、適宜の空き棚に一時待避させることで、一枚取り装置付クレーン137による板材Wの供給に並行して、パレット移送クレーン139によりパレットPごと新しい板材Wを板材貯蔵棚121へ供給することができる。これも、図1に示す実施形態の場合と同様である。
このような板材自動倉庫101によれば、同種の板材Wについて多量の加工を行なう場合には、パレット移送クレーン139により一度に多量の板材Wをタレットパンチプレス103の近くまで移送しておき、そこから一枚づつ取り出して加工できるので、板材Wの供給時間が短縮される。
また、多種の板材Wの加工を行なう場合には、一枚取り装置付クレーン137により板材貯蔵棚121の任意の場所から一枚づつ取り出してタレットパンチプレス103に供給できるので、種々の加工スケジュールが可能となる。
さらに、パレット移送クレーン139と一枚取り装置付クレーン137とは板材貯蔵棚121を挟んで反対側のレール133L,133R,135L,135R上を走行するので、一枚取り装置付クレーン137により板材貯蔵棚121の任意の場所から一枚づつ取り出してタレットパンチプレス103に供給している間に、並行してパレット移送クレーン139によりパレットPごと新しい板材Wを板材貯蔵棚121へ供給することができるので、作業能率が向上する。
なお、この発明は、上記の実施形態に限定されることなく、適当な変更を行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。
すなわち、図5〜図8に示す実施形態では、多行の板材貯蔵棚121について説明したが、図9に示すように、一行で多段の板材貯蔵棚121についても適用できる。この場合には、パレット移送クレーン139および一枚取り装置付クレーン137ともに上下動のみ可能であり、タレットパンチプレス103方向へ走行する機能は必要ない。従って、パレット移送クレーン139および一枚取り装置付クレーン137ともにフレームを備えておらず、板材貯蔵棚121の上面に設けられた巻取り装置203により受台191またはローダ基体157を上下動するものでもよい。
また、図5〜図8に示す実施形態では、一枚取り装置付クレーン137の一枚取りをバキュームパッド161により行ったが、マグネットを用いることも可能である。
また、図5〜図8に示す実施形態の一枚取り装置付クレーン137では、一個の駆動モータ165でパッド取付ストレッチ163およびスライダ159が移動するものであったが、これに限らず、パッド取付ストレッチ163およびスライダ159が別個の駆動モータで移動するようにしてもよい。
この発明による板材自動倉庫の一実施形態を示す概略的構成図である。 制御装置による処理動作を示すフローチャートである。 一枚取り装置付クレーンの動作を示すフローチャートである。 パレット移送クレーンの動作を示すフローチャートである。 この発明による板材自動倉庫の他の実施形態を示し、板材自動倉庫をタレットパンチプレスに適用した実施形態を示す平面図である。 図5のII方向から見た正面図である。 図5のIII方向から見た側面図である。 一枚取り装置の構造を示す構造図である。 一行多段の板材貯蔵棚を使用した板材自動倉庫を示す図7に相当する側面図である。 従来の板材自動倉庫の一例を示す概略的構成図である。
符号の説明
1 板材自動倉庫
10 板材貯蔵棚
11,12,13,…棚
20 パレット移送クレーン
21 出し入れ装置
30 一枚取り装置付クレーン
31 一枚取り装置
40 制御装置
101 板材自動倉庫
103 タレットパンチプレス(板材加工機)
121 板材貯蔵棚
133L,133R 下部レール(レール)
135L,135R 上部レール(レール)
137 一枚取り装置付クレーン
139 パレット移送クレーン

Claims (6)

  1. 板材を積載したパレットを収納する棚を多段に備えた板材貯蔵棚の一側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設け、前記パレット移送クレーンおよび前記一枚取り装置付クレーンの運用を制御する制御装置を備えた板材自動倉庫において、
    前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンを前記棚の1段上の棚に対応する位置に移動させて、当該位置で前記出し入れ装置によるパレットの取り出し動作を行わせ、これによりパレットが取り出された棚空間を利用して、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出し動作を行わせるように構成したことを特徴とする板材自動倉庫。
  2. 板材を積載したパレットを収納する棚を多段・多行に備えた板材貯蔵棚の一側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設け、前記パレット移送クレーンおよび前記一枚取り装置付クレーンの運用を制御する制御装置を備えた板材自動倉庫において、
    前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンを前記棚の1段上の棚に対応する位置に移動させて、当該位置で前記出し入れ装置によるパレットの取り出し動作を行わせ、これによりパレットが取り出された棚空間を利用して、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出し動作を行わせるように構成したことを特徴とする板材自動倉庫。
  3. 前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、前記制御装置が、前記棚の1段上の棚におけるパレットの有無に応じて、前記棚空間の形成に必要なパレットの取り出し動作を行わせるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の板材自動倉庫。
  4. 前記一枚取り装置付クレーンによる任意の棚内のパレットからの板材の取り出し動作の実行中に、それに先だち当該棚の1段上の棚からパレットの取り出し動作を行って前記出し入れ装置にパレットを保持している前記パレット移送クレーンに作業要求が発生したとき、前記制御装置が、前記パレット移送クレーンをパレットが不在の任意の棚に対応する位置に移動させて、前記保持しているパレットを当該棚に一時待避させたのち、前記作業要求を実行させるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の板材自動倉庫。
  5. 板材を積載したパレットを収納する棚を多段に備えた板材貯蔵棚の一側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側方に、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設けた板材自動倉庫において、
    前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、当該棚の1段上の棚にあるパレットを前記パレット移送クレーンの出し入れ装置により棚から取り出すことで、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出しに必要な棚空間を形成することを特徴とする板材自動倉庫の運用方法。
  6. 板材を積載したパレットを収納する棚を多段・多行に備えた板材貯蔵棚の一側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚に対してパレットを出し入れ可能な出し入れ装置を昇降可能に備えたパレット移送クレーンを設ける一方、前記板材貯蔵棚の他側に敷設したレールに沿って移動可能なフレームに、各段の棚に対応する位置で当該棚内へ向かって往復動して棚内のパレット上の板材を取り出し可能な一枚取り装置を昇降可能に備えた一枚取り装置付クレーンを設けた板材自動倉庫において、
    前記一枚取り装置付クレーンにより任意の棚内のパレットから板材を取り出す際に、当該棚の1段上の棚にあるパレットを前記パレット移送クレーンの出し入れ装置により棚から取り出すことで、前記一枚取り装置付クレーンの一枚取り装置による板材の取り出しに必要な棚空間を形成することを特徴とする板材自動倉庫の運用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011068473A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Amada Co Ltd 棚装置
US8047755B2 (en) 2008-04-14 2011-11-01 Murata Machinery, Ltd. Plate material stocker facility
ITTV20120032A1 (it) * 2012-02-29 2013-08-30 Dario Toncelli Impianto per la formazione di pacchi di lastre
JP2013177235A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Amada Co Ltd 棚装置におけるワークの1枚取り方法及び棚装置

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