JP2006175626A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッド20のノズルから液体を噴射する液体噴射装置10であって、液体を貯留していてヘッド20へ液体を供給するための液体貯留部と、液体貯留部から供給される複数種類の液体を選択して切り換えて、選択された種類の液体をヘッド20へ供給する液体の切り換え装置200とを有し、液体の切り換え装置200は、ヘッド20の付近に配置されている。
【選択図】図6
Description
この種のインクジェット式記録装置は、インクカートリッジから記録ヘッドに対してインクを供給するためにチューブを有している。各インクカートリッジからは、1本のチューブを通じて、異なる種類のインクがヘッドのノズル列側に供給できるようになっている。
このようにして異なる種類のインクが入ったカートリッジを変えて異なる種類のインクを吐出する場合には、チューブ内の残ったインクを吸引して排除する必要があるので、チューブ内のインクが無駄になってしまう。特にチューブの長さが長いインクジェット式記録装置では、インクの無駄が多くなってしまう。
一方、インクと溶剤の切り換えを行うことができる弁ユニットが提案されている(例えば特許文献1)。
本発明の構成によれば、液体貯留部は液体を貯留していてヘッドへ液体を供給するためのものである。液体切り換え装置は、液体貯留部から供給される複数種類の液体を選択して切り換えて、選択された種類の液体をヘッドへ供給する。
この液体切り換え装置は、ヘッドの付近に配置されている。
これにより、液体切り換え装置がヘッドの付近に配置されていることから、液体の種類を切り換える際には、液体切り換え装置からヘッドの間で残っている液体のみを吸引して、新たな種類の液体に切り換えてヘッド側に供給することができる。このために、液体の種類の交換の際に液体の吸引量を低減して液体の消費の無駄を防ぎ、同じノズルから異なる種類の液体を確実に吐出させることができる。
本発明の構成によれば、液体の切り換え装置は、ヘッドを保持しているキャリッジに搭載されている。
これにより、液体切り換え装置がキャリッジに搭載されているのでヘッドの付近において液体の切り換えを行うことができる。
本発明の構成によれば、液体切り換え装置の本体は、ヘッドの付近に保持されている。第1ダイヤフラムは、本体内に配置されて第1種類の液体を通す第1通路部を開閉する。第2ダイヤフラムは、本体内に配置されて第2種類の液体を通す第2通路部を開閉する。
切り換え操作部は、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムを操作して、第1通路部と第2通路部の一方を開き他方を閉じるために切り換える。
これにより、第1種類と第2種類の液体は、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムを用いて、確実に供給を停止したり供給を行ったりすることができる。液体の供給と停止を液もれをせずにダイヤフラムを用いているので、確実に行うことができる。
本発明の構成によれば、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムは対向していて、第1ダイヤフラム室と第2ダイヤフラム室は、中心孔により通じており、この中心孔はヘッドへ連通するように流路を形成している。
これにより、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムの移動により、ヘッド側へ中心孔を通じて液体の種類を切り換えて送ることができる。
本発明の構成によれば、本体は中心孔を有している。第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムは対向して配置されている。第1ダイヤフラムの第1ダイヤフラム室と第2ダイヤフラムの第2ダイヤフラム室とは、この中心孔により通じている。作動軸は中心孔の中に配置されており、作動軸の一端部は第1ダイヤフラム室に当接しており、作動軸の他端部は第2ダイヤフラム室に当接している。
これにより、作動軸は、第1ダイヤフラムの閉じたり開いたりする動作を、第2ダイヤフラムの開いたり閉じたりする動作として、確実に機械的に伝達することができる。
本発明の構成によれば、本体の中心孔の周囲の第1周囲部分は、第1ダイヤフラムによりシールされる。第2周囲部分は、第2ダイヤフラムによりシールされる。第1周囲部分と第2周囲部分には、溝または凹凸部が形成されている。
これにより、第1ダイヤフラムが中心孔の周囲をシールしたり、第2ダイヤフラムが中心孔の周囲をシールする場合に、第1ダイヤフラムあるいは第2ダイヤフラムが中心孔の周囲に対して張り付いてしまう現象を防止することができる。
本発明の構成によれば、第1押圧部材は、第1ダイヤフラムを中心孔の一方側として中心孔をシールするためのものである。第2押圧部材は、第2ダイヤフラムを中心孔の他方側に押して中心孔をシールするためのものである。
第1押圧部材と第2押圧部材とを第1方向あるいは第2方向に移動させるためにスライダーが設けられている。
これにより、スライダーを移動させるだけで、中心孔を開閉する方向に沿って第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムを開閉操作することができる。
本発明の構成によれば、スライダーのスライド方向と、第1方向と第2方向はほぼ直交している。
これにより、ヘッドのノズルが強い吸引力で吸引されて負圧になったとしても、開いている側のダイヤフラムが閉まらないように、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムを開閉させるためのスライダーの動作方向が、第1方向と第2方向に対してほぼ直交している。このために、本体内において強い振動や強い負圧が掛かっても、スライダーは、第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムを、安定して開閉することができる。
本発明の構成によれば、第1ダイヤフラムは、第1周囲部分を密着するための第1シール部を有し、第2ダイヤフラムは第2周囲部分を密着するための第2シール部を有している。
第1ダイヤフラムはバネ部材を有しており、第2ダイヤフラムもバネ部材を有している。これらのバネ部材は、第1シール部を第1周囲部分に対して押し付けるとともに、第2シール部を第2周囲部分に対して押し付ける。
これにより、本体内に強い負圧が発生しても、閉じている側のダイヤフラムのシール部は安定して中心孔の周囲部分に密着して液密状態を保つことができる。
本発明の構成によれば、第1ダイヤフラムの第1シール部の内側と第2ダイヤフラムの第2シール部の内側は膜状部分である。
これにより、各ダイヤフラムが強い負圧を受けて作動軸がわずかに移動したとしても、閉じている側のダイヤフラムが弾性変形してその作動軸のわずかな移動を吸収することができる。このために、閉じている側のダイヤフラムのシール部における液密状態に影響を与えない。作動軸が大きく移動しようとしたとしてもダイヤフラムを加圧する押圧部材を介してスライダーに対して力が伝わるので、作動軸はガタ程度しか移動せず、ダイヤフラムは大きく移動することができないことから、液密状態を保つことができる。
これにより、キャリッジにレバーを設けておくことにより、このレバーによりキャリッジにおいてスライダーのスライド動作を確実に行うことができる。
図1に示すインクジェット式記録装置は、インクジェットプリンタとも呼んでいる。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、2つのカートリッジホルダ2,3、圧力ポンプ4、キャリッジ5、記録ヘッド20、ガイド軸6、移動操作部7、液体供給経路部40、そして制御部100を有している。
たとえばインクカートリッジ11Dにはマットブラックインク(MB)が収容され、インクカートリッジ11Eにはフォトブラックインク(PB)が収容されている。インクカートリッジ11は、キャリッジ5には直接搭載されておらずカートリッジホルダ2,3に収容されているので、このインクジェット式記録装置10は、所謂オフキャリッジ形のインクジェットプリンタである。
ガイド軸6は、本体部1に対して水平に設けられている。このキャリッジ5は、移動操作部7の作動により、ガイド軸6に沿って主走査方向Tに沿って往復移動して位置決め可能である。移動操作部7は、たとえば図示しないモータと、このモータにより駆動される図示しない歯付きベルトを有している。歯付きベルトはキャリッジ5に取り付けられていて、歯付きベルトとともにキャリッジ5が主走査方向Tに移動する。キャリッジ5の下部には記録ヘッド20が設けられている。この記録ヘッド20の下面にはノズルプレート21が固定されている。
記録紙22は、記録用媒体の一種であり、記録ヘッド20から噴射されるインクにより文字や画像を記録できるようになっている。記録紙22は、図示しない用紙搬送機構によりたとえば図1の紙面垂直方向に搬送することができる。
液体供給経路部40は、各インクカートリッジ11Aないし11Hから記録ヘッド20側へインクを供給するためのインク供給経路である。液体供給経路部40は、インクカートリッジ11Aないし11Hと記録ヘッド20の間においてチューブ41と圧力調整部43Aないし43Hを有している。したがって、各インクカートリッジ11Aないし11Hと記録ヘッド20とを接続している各液体供給経路部40は、チューブと圧力調整部のユニットにより構成されている。
図1の例では、8つの液体供給経路部40が8つのインクカートリッジ11Aないし11Hとキャリッジ5および記録ヘッド20の間において並列に配置されている。
圧力調整部43は、液体容器であるインクカートリッジ11から記録ヘッド20側へインクを供給する際のインクの圧力を調整するためのユニットである。圧力調整部43Aないし43Hの下部には、シール材50Bが配置されている。
インクカートリッジ11Aないし11Hはインクを貯留する液体貯留部であり、各色のインクは液体の一例である。
図4において、各インクカートリッジ内にはインク1000が収容されている。このインクカートリッジ11A,11B,11C,11F,11G,11H内のインク1000は、フレキシブルなチューブ41を通じて圧力調整部43A,43B,43C,43F,43G,43H内の流路を通り、シール材50Bまで達するようになっている。圧力調整部43A,43B,43C,43F,43G,43Hの中には自己封止弁(減圧弁)43Rが収容されている。この自己封止弁の動作により、インクカートリッジ11A,11B,11C,11F,11G,11Hからチューブ41を通じて針部材61を通って記録ヘッド20側に送られるインクの圧力を減圧して調整することができる。
たとえばキャリッジの加減速に伴ってチューブ41内のインクに圧力変動が生じた場合には、インク滴の吐出が不安定になるので、圧力調整部はインクの圧力変動を抑制する。
この針部材61は、図4に示すようにインク経路63を通るようになっている。
これにより、インクカートリッジ内のインク1000は、チューブ41、圧力調整部43A,43B,43C,43F,43G,43H、インク経路63を通り記録ヘッド20側に供給することができる。
図6は、図5に示すインクカートリッジ11D,11E、2つの圧力調整部43D,43Eと、液体の切り換え装置200および記録ヘッド20にいたる接続系統を、判りやすくするために模式的に示している。
圧力調整部43Dは、液体の切り換え装置200の本体210の第1流路部211を通じて第1ダイヤフラム221の第1ダイヤフラム室側に接続されている。同様にして圧力調整部43Eは、本体210の第2流路部212を通じて第2ダイヤフラム222の第2ダイヤフラム室側に接続されている。第1流路部211は、第1ダイヤフラム221のインク導入孔271を通じて中心孔223に接続されている。同様にして第2流路部212は、第2ダイヤフラム222のインク導入孔291を通じて中心孔223に通じている。
液体の切り換え装置200の第1ダイヤフラム221と第2ダイヤフラム222の一方を開き他方を閉じることにより、インクカートリッジ11DのマットブラックインクMBとインクカートリッジ11EのフォトブラックインクPBは、選択的に流路が切り換えられて、いずれか一方が記録ヘッド20側に針部材61を通じて供給することで、ノズル開口列53のノズル開口から吐出できる構造のものである。
図8は、図7の第1状態とは逆に第2ダイヤフラム222が中心孔223の他方側を閉じて、第1ダイヤフラム221が中心孔223の一方側を開いている第2状態を示している。
図9は、図7に示す液体の切り換え装置200の構造をより拡大して図示している。
液体の切り換え装置200の第1ダイヤフラム221と第2ダイヤフラム222の構造は、ほぼ上下対称構造である。液体の切り換え装置200は、概略的には本体210、第1ダイヤフラム221、第2ダイヤフラム222、作動軸224、第1押圧部材241、第2押圧部材242、バネ243,244、スライダー250を有している。
本体210は、通路230,231、中心孔223を有している。通路231の中には、針部材61が挿入されている。
第1ダイヤフラム221は、図11(B)と図10(A)に示すように、円形状の膜状部分260と、第1シール部261を有している。第1シール部261は円形リング状の突起であり、第1シール部261の中には円形の薄い膜状部分260が形成されている。図11(A)に示すように、第1ダイヤフラム221の第1シール部261のさらに外側には円形突起部262が円形状に形成されている。本体210の第1周囲部分321には、本体210の第1周囲部分321と開閉動作によって着離する第1シール部261の半径方向外側と、本体210の第1周囲部分321と常時密接する円形突起部262の半径方向内側の間にインク導入孔271を有している。このインク導入孔271は、圧力調整部43Dからのインクを通して、第1ダイヤフラム室221Bと図10の中心孔223側に導くようになっている。シールされるエリア500は、中心孔223の周囲部分にある。
第1ダイヤフラム221と第2ダイヤフラム222は、弾性変形可能なゴム材料や、プラスチック材料あるいはその他の材料を用いることができる。
作動軸224の一端部224Aは、第1ダイヤフラム221の第1ダイヤフラム室221Bに対して当接している。同様にして作動軸224の他端部224Bは、第2ダイヤフラム222の第2ダイヤフラム室222Bに対して当接している。つまり、一端部224Aは膜状部分260の内面側に突き当たっていて、他端部224Bは膜状部分280の内面側に突き当たっている。作動軸224は、中心孔223内において中心孔223に対して同軸状にZ方向に沿って配置されている。
バネ243は第1押圧部材241の周囲に配置されていて、膜状部分260を第2方向Z2に付勢するためのものである。バネ244は、膜状部分280を、第1方向Z1に付勢する部材である。
図10(B)に示すような溝400に代えて、第1周囲部分321と第2周囲部分322には、凹凸部を形成しても勿論構わない。
スライダー250は、第1押圧部材241と第2押圧部材242側にそれぞれ配置されているが、上下にあるスライダー250,250は一体形成された部材である。このスライダー250は、レバー450を操作することにより、スライド方向SDに沿って直線往復移動可能である。
図7に示す第1状態では、スライダー250は第1押圧部材241を、第1方向Z1に沿って押している。これに対して、図8に示す第2状態では、スライダー250はスライド方向SDに沿ってY(+)方向に移動することから、第1ダイヤフラム221に代えて第2ダイヤフラム222が第2方向X2に沿って押し上げられている。このように、レバー450をスライド方向SDに沿って往復移動させることにより、第1押圧部材241と第2押圧部材242を介して第1ダイヤフラム221と第2ダイヤフラム222を交互に開閉させることができる。第1押圧部材241と第2押圧部材242およびスライダー250は、切り換え操作部399を構成している。
図6において、たとえば記録ヘッド20のある1つのノズル開口列53は、図6の紙面において複数のノズル開口52を有している。まず、このノズル開口列53の複数のノズル開口52から、インクカートリッジ11EのフォトブラックインクPBを噴射する場合について説明する。
この場合には、図7と図9に示すように、スライダー250は第1状態にあり、スライダー250は第1押圧部材241を第1方向Z1に沿って押圧している。これに対してスライダー250は第2押圧部材242を開放している。第1押圧部材241は、第1ダイヤフラム221の膜状部分260をバネ243の力に抗して第1方向Z1方向に押す。膜状部分260が第1方向Z1に押されることにより、作動軸224も第1方向Z1に沿って押されることから、反対側の膜状部分280は第1方向Z1に沿って連動して押される。したがって第1ダイヤフラム221の膜状部分260は、第1シール部261を用いて図9に示す中心孔223の一方側421を確実にシールすることができる。つまり、シール部261が中心孔223の第1周囲部分321に当接する。
これに対して、反対側の第2ダイヤフラム222の膜状部分は、第1方向Z1に押されて第2シール部281は離れているので、図9に示す中心孔223の他方側422は開いている。図10および図7の矢印Aは、この状態でインクが流れる場合の方向を示す。
図7のレバー450を操作してスライダー250をスライド方向SDにスライドさせることにより、レバー450は図8に示すように第2押圧部材242を第2方向Z2にバネ244の力に抗して押し上げるとともに第1押圧部材241を開放する。
これに対して、第1ダイヤフラム221のシール部261は中心孔223の第1周囲部分321から離れることから、中心孔223の一方側421を開く(図10)。図8の矢印Bは、この状態でインクが流れる場合の方向を示す。
このようにして、第1ダイヤフラム221と第2ダイヤフラム222の開閉関係を逆にした状態で、図6に示すインクカートリッジ11DのマットブラックインクMBは、圧力調整部43Dと、本体210の第1流路部221と第1ダイヤフラム221の図6と図11(A)に示すインク導入孔271を通じて、中心孔223に送ることができる。
そして送られたマットブラックインクMBは、中心孔223と通路230,231を通じて針部材61を介して記録ヘッド20のノズル開口列53の各のズル開口52から噴射される。
逆にマットブラックインクMBを使用していて、次にフォトブラックインクPBに切り換える場合でも同様にして、第1ダイヤフラム221と第2ダイヤフラム222の開閉動作を変えることで異なる種類のインクの流路の切り換えを行うことができる。
しかし本発明の実施形態では、液体の流路切り換え装置200は、記録ヘッドに近い側に配置されていることから、このようなインクの吸引量を減らしてインクの消費の削減を図ることができる。しかもこの液体の切り換え装置を用いることにより、同じノズル開口列53のノズル開口52から異なる種類のインクを確実にかつ容易に切り換えて吐出させることができる。
本発明の実施形態では、キャリッジにレバーを設けておくことにより、このレバーによりスライダーのスライド動作を確実に行うことができる。
図1に示すオフキャリッジ形のインクジェット式記録装置では、たとえば8つのインクカートリッジ11を備えている。しかしこれに限らず、2つないし7つあるいは9つ以上のインクカートリッジを備えるものであっても勿論構わない。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
Claims (11)
- ヘッドのノズルから液体を噴射する液体噴射装置であって、
前記液体を貯留していて前記ヘッドへ前記液体を供給するための液体貯留部と、
前記液体貯留部から供給される複数種類の前記液体を選択して切り換えて、選択された種類の前記液体を前記ヘッドへ供給する液体の切り換え装置と、を有し、
前記液体の切り換え装置は、前記ヘッドの付近に配置されていることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記液体の切り換え装置は、前記ヘッドを保持しているキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記液体の切り換え装置は、
前記ヘッドの付近に保持された本体と、
前記本体内に配置されて第1種類の前記液体を通す第1通路部を開閉するための第1ダイヤフラムと、
前記本体内に配置されて第2種類の前記液体を通す第2通路部を開閉するための第2ダイヤフラムと、
前記第1ダイヤフラムと前記第2ダイヤフラムを操作して、前記第1通路部と前記第2通路部の一方を開き他方を閉じるために前記切り換えるための切り換え操作部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。 - 前記本体は、中心孔を有し、前記第1ダイヤフラムと前記第2ダイヤフラムは、対向して配置されており、
前記第1ダイヤフラムの第1ダイヤフラム室と前記第2ダイヤフラムの第2ダイヤフラム室とは、前記中心孔により通じて、その中心孔はヘッドへ連通するように流路を形成していることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。 - 前記本体は、中心孔を有し、前記第1ダイヤフラムと前記第2ダイヤフラムは、対向して配置されており、
前記第1ダイヤフラムの第1ダイヤフラム室と前記第2ダイヤフラムの第2ダイヤフラム室とは、前記中心孔により通じており、
前記中心孔の中には作動軸が配置されており、前記作動軸の一端部は前記第1ダイヤフラム室に当接しており、前記作動軸の他端部は前記第2ダイヤフラム室に当接していることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。 - 前記本体の前記中心孔の周囲であって、前記第1ダイヤフラムによりシールされる第1周囲部分と、前記第2ダイヤフラムによりシールされる第2周囲部分には、溝または凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置。
- 前記切り換え操作部は、
前記第1ダイヤフラムを前記中心孔側の一方側に押して前記中心孔をシールするための第1押圧部材と、
前記第2ダイヤフラムを前記中心孔の他方側に押して前記中心孔をシールするための第2押圧部材と、
スライド方向に移動することで、前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とを第1方向あるいは前記第1方向とは反対の第2方向に移動させるためのスライダーと、を有していて、前記第1方向と前記第2方向は前記第1ダイヤフラムと前記第2ダイヤフラムが前記中心孔を開閉する方向であることを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置。 - 前記スライダーの前記スライド方向と、前記第1押圧部材と前記第2押圧部材の前記第1方向と前記第2方向は、ほぼ直交していることを特徴とする請求項7に記載の液体噴射装置。
- 前記第1ダイヤフラムは、前記第1周囲部分に密着するための第1シール部を有し、前記第2ダイヤフラムは、前記第2周囲部分に密着するための第2シール部を有し、
前記第1ダイヤフラムは、前記第1シール部を前記第1周囲部分に対して押し付けるバネを有し、前記第2ダイヤフラムは、前記第2シール部を前記第2周囲部分に対して押し付けるバネを有していることを特徴とする請求項6に記載の液体噴射装置。 - 前記第1ダイヤフラムの前記第1シール部の内側と前記第2ダイヤフラムの前記第2シール部の内側は、膜状部分であることを特徴とする請求項9に記載の液体噴射装置。
- 前記スライダーの前記スライド方向への移動を行うために、前記キャリッジはレバーを有していることを特徴とする請求項8に記載の液体噴射装置。
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