JP2006174712A - ペット収納ボックス及びその車両固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットの精神衛生等に良く、しかも、衝突時のような車両緊急時にペットへのダメージを吸収しつつ衝突力を確実に受け止めることができるペット収納ボックス及びペット収納ボックス固定構造を提供する。
【解決手段】 衝撃吸収性に優れた材質にて形成され、上面に開口部2aを有する袋体2と、袋体2の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、袋体をボックス状の形態に保持する複数のワイヤーフレーム3と、袋体2の前面、底面及び後面の外周に亘って取り付けられた強度ベルト4と、袋体2の隣接する面の共有する辺に沿って、互いに隣接する2本のワイヤーフレーム3同士を筒状の内側に共に収納して拘束する複数の筒状強度ベルト5とからペット収納ボックス1を構成し、このペット収納ボックス1をシート12上に載置し、シートベルト装置のシートベルト13を強度ベルト4と袋体2の間に通し、強度ベルト4と袋体2の間に通したシートベルト13をベルト装着状態とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ペットを収納したペット収納ボックスを車室内で車体に固定するペット収納ボックス固定構造、及び、これに用いるペット収納ボックスに関する。
ペットを車両に乗せる際には、人間と同様に車両緊急時(例えば衝突時)にペットを保護することが近年要望されている。
このような要望の下に車載時のペットの安全性を確保するもとして、図6及び図7に示す特開2002−159238号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
図6及び図7に示すペット収納ボックスの車両固定構造は、シート20のシートクッション20a上に載置され、上面に開口部21aを有するペット収納ボックス21と、このペット収納ボックス21内に収納したペットPをペット収納ボックス21内に繋ぎ止めるペット連結ロープ22と、前記ペット収納ボックス21をシートクッション20a上に固定する2本の専用固定ベルト23,24とを有している。2本の専用固定ベルト23,24は、シートバック20bに掛け回した両端をペット収納ボックス21の下部にそれぞれ連結したものと、ヘッドレスト20cの支柱20dに掛け回した両端をペット収納ボックス21の上端にそれぞれ連結したものから構成されている。
この車両取り付け構造では、車両緊急時(例えば衝突時)にはペット収納ボックス21が専用固定ベルト23,24によって位置保持されるため、ペット収納ボックス21自体が何かに衝突して破壊等することがない。そして、上記ペット収納ボックス21は、ペットPが上面の開口部21aより首を出すことができ、飼い主がペットPの頭をなでたりできるため、ペットPの精神衛生等の観点より好ましい。
特開2002−159238号公報
しかしながら、前記従来のペット収納ボックス21は、自らのボックス形状を維持する剛性を有する材質にて形成されているため、ペットPが車両緊急時(例えば衝突時)にペット収納ボックス21の内面に衝突する際には大きなダメージを受ける恐れがある。
ここで、衝撃吸収性に優れた材質にて形成された袋体と、この袋体をボックス状の形態に保持する複数のワイヤーフレームとからペット収納ボックスを構成することが考えられる。しかし、このような構成のペット収納ボックスの上面に、ペットPの精神衛生等の観点より開口部を設けると、ペット収納ボックスの構造物としての強度が不足する。そのため、ペットPが車両緊急時(例えば衝突時)にペット収納ボックスの内面に衝突した際に、ペットPへのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができない恐れがある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ペットの精神衛生等に良く、しかも、車両緊急時(例えば衝突時)にペットへのダメージを吸収しつつ衝突力を確実に受け止めることができるペット収納ボックス及びペット収納ボックス固定構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、衝撃吸収性に優れた材質にて形成され、上面に開口部を有する袋体と、この袋体の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、前記袋体をボックス状の形態に保持する複数のワイヤーフレームと、前記袋体の前面、底面及び後面の外周に亘って取り付けられた強度ベルトと、互いに隣接する前記ワイヤーフレーム同士を筒状の内側に共に収納して拘束する複数の筒状強度ベルトとを備えたことを特徴とするペット収納ボックスである。
請求項2の発明は、衝撃吸収性に優れた材質にて形成され、上面に開口部を有する袋体と、この袋体の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、前記袋体をボックス状の形態に保持する複数のワイヤーフレームと、前記袋体の前面、底面及び後面の外周に亘って取り付けられた強度ベルトと、各ワイヤーハーネスフレームを覆う筒状袋体と、該筒状袋体同士を結合させる連結結合体とを備えたことを特徴とするペット収納ボックスである。
請求項3の発明は、請求項2記載のペット収納ボックスであって、前記連結結合体が、布地で形成されたことを特徴とするペット収納ボックスである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のペット収納ボックスであって、前記袋体は、網目状布地から形成されたことを特徴とするペット収納ボックスである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のペット収納ボックスであって、前記袋体の内側は、非突起構造であることを特徴とするペット収納ボックスである。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のペット収納ボックスをシート上に載置し、シートベルト装置のシートベルトを前記強度ベルトと前記袋体の間に通し、前記強度ベルトと前記袋体の間に通した前記シートベルトをベルト装着状態としたことを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造である。
請求項7の発明は、請求項6記載のペット収納ボックスの車両固定構造であって、
前記シートベルトを前記強度ベルトと前記袋体の間に通す面は、前記袋体の後面位置であることを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造である。
請求項8の発明は、請求項7記載のペット収納ボックスの車両固定構造であって、
前記シートベルトを前記強度ベルトと前記袋体の間に通す面は、前記袋体の前面位置であることを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造である。
請求項9の発明は、請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載のペット収納ボックスの車両固定構造であって、前記シートベルト装置のシートベルトは、前記車体側に一端側が支持され、自由端側にタング部材が固定されたショルダーベルト部と、前記車体側に一端側が支持され、他端側がショルダーベルト部に連結されたラップベルト部と、前記車体側に一端が支持され、自由端側にバックルが固定されたアンカー用ベルト部とを有し、前記ショルダーベルト部及び前記ラップベルト部を共に前記強度ベルト内に通した状態で前記タング部材を前記バックルに装着したことを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造である。
請求項1の発明によれば、ペットが上面の開口部より首を出すことができ、飼い主がペットの頭をなでたりできるため、ペットの精神衛生等の観点より好ましい。一方、ペット収納ボックスの各面が袋体にて覆われているものの、袋体のワイヤーフレーム同士が筒状強度ベルトにて連結され、構造物として強い強度を備えている。そのため、ペット収納ボックスが車体に固定された状態にあって、ペットが車両緊急時(例えば衝突時)にペット収納ボックスの内面に衝突した際に、ペットへのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。特に、軽衝突もしくは軽いペットの場合でも、充分な拘束が可能となる。又、筒状強度ベルトは、強度ベルトと同一材料のものを利用できるため、材料費の削減になる。
請求項2の発明によれば、ペット収納ボックスが車体に固定された状態にあって、ペットが車両緊急時(例えば衝突時)にペット収納ボックスの内面に衝突した際に、ペットへのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。
請求項3の発明によれば、連結結合体が、布地で形成されているため、より衝撃を吸収できる。
請求項4の発明によれば、請求項1、2、3の発明の効果に加え、袋体が網状布地から形成されているため、より衝撃を吸収できる。
請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項3の発明の効果に加え、ペットにとってより安全である。
請求項6の発明によれば、ペットが上面の開口部より首を出すことができ、飼い主がペットの頭をなでたりできるため、ペットの精神衛生等の観点より好ましい。一方、ペット収納ボックスの各面が袋体にて覆われているものの、袋体のワイヤーフレーム同士が筒状強度ベルトにて連結され、構造物として強い強度を備えている。そのため、ペットが車両緊急時(例えば衝突時)にペット収納ボックスの内面に衝突した際に、ペットへのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。また、シートベルトによってペット収納ボックスを車体に固定できるため、従来例のように専用固定ベルトをシートに拘束する作業に較べて取り付け作業が簡単である。
請求項7の発明によれば、請求項6の発明の効果に加え、車両緊急時(例えば衝突時)にあって、ペットが袋体の例えば前面に衝突した場合には袋体の前面が前方に移動しようとする。この袋体の前方への移動を、ロックしたシートベルトによって阻止できないが、筒状強度ベルトで拘束されたワイヤーフレームによって阻止できる。従って、本発明に係るペット収納ボックスは、シートベルトをペット収納ボックスの後面側を通して装着した場合に効果的にである。
請求項8の発明によれば、請求項7の発明の効果に加え、車両緊急時(例えば衝突時)にあって、ペットが袋体の例えば前面に衝突した場合には袋体の前面が前方に移動しようとする。この袋体の前方への移動を、ロックしたシートベルトと、筒状強度ベルトで拘束されたワイヤーフレームとによって有効に阻止できる。
請求項9の発明によれば、請求項6〜請求項8の発明の効果に加え、ペット収納ボックスをいわゆる3点式のシートベルト装置によって車体側に固定することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態を示し、図1はペット収納ボックス1の斜視図、図2はペット収納ボックス1の後面側にシートベルト13を通して車体11に固定した状態を斜め後方から見た斜視図、図3はペット収納ボックス1の前面側にシートベルト13を通して車体11に固定した状態を斜め前方から見た斜視図である。
図1に示すように、ペット収納ボックス1は、ほぼ直方体状に形成され、上面に開口部2aを有する袋体2と、この袋体2に装着され、袋体2をボックス状の形態に保持する5本のワイヤーフレーム3と、袋体2の前面、底面及び後面の外周に沿って取り付けされた左右一対の強度ベルト4と、袋体2の開口部2aに臨む各面の辺に沿って配置され、且つ、互いに隣接するワイヤーフレーム3間を拘束する4つの筒状強度ベルト5とを備えている。
袋体2は、通気性が良く、且つ、衝撃吸収性能の高い材質、例えば細かい網目のポリエステルメッシュで形成されている。上面の開口部2aよりペット(図示せず)が首を出したできるようになっている。袋体2の底面には防水布地(図示せず)が敷かれている。そして、ペット収納ボックス1の内側、つまり、袋体2の内側は突起構造を持たない構造となっている。
各ワイヤーフレーム3は、袋体2の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、袋体2に適所で固着されている。
強度ベルト4は、ワイヤーフレーム3と交差する箇所でワイヤーフレーム3に固着されている。強度ベルト4と袋体2の前面との間、及び、強度ベルト4袋体2の後面との間は、シートベルト13が挿通できるようになっている。
各筒状強度ベルト5は、所定長さの強度ベルト4を筒状にしたものであり、筒状の内側に2本の隣接するワイヤーフレーム3を収納することによって2本のワイヤーフレーム3を拘束する。
一方、図2及び図3に示すように、車体11の車室内にはシート12が配置されている。このシート12は、車室の底面側に固定されたシートクッション12aと、このシートクッション12aの後端側より立設されたシートバック12bと、このシートバック12bの上端に支柱12cを介して支持されたヘッドレスト12dとを備えている。
また、車体11には各シート12に対してシートベルト装置がそれぞれ備えられている。このシートベルト装置のシートベルト13は、車体11側に一端側が支持され、自由端側にタング部材14aが固定されたショルダーベルト部14と、車体11側に一端側が支持され、他端側がショルダーベルト部14に連結されたラップベルト部15と、車体11側に一端が支持され、自由端側にバックル16aが固定されたアンカー用ベルト部16とを有している。ショルダーベルト部14とラップベルト部15とは、車両緊急時以外では車体11側のベルト収納部(図示せず)の巻き取り力に抗して自由に車室内に引き出し自在であるが、車両緊急時にはショルダーベルト部14及びラップベルト部15の引き出しがロックされるようになっている。
そして、図2及び図3に示すように、シートベルト装置を利用して上記ペット収納ボックス1が固定されている。図2では、シートクッション12a上に載置されたペット収納ボックス1の後面の強度ベルト4と袋体2との間にシートベルト13を通すことによってペット収納ボックス1が固定されている。図3では、シートクッション12a上に載置されたペット収納ボックス1の前面の強度ベルト4と袋体2との間にシートベルト13を通すことによってペット収納ボックス1が固定されている。
次に、ペット収納ボックス1を車室内で車体11に固定する固定作業を説明する。図2及び図3に示すように、最初に、ペット収納ボックス1を車体11のシートバック12bにほぼ密着された状態でシートクッション12a上に載置する。次に、シートベルト装置のショルダーベルト部14及びラップベルト部15を待機位置より引き出し、引き出した先端側をペット収納ボックス1の後面、又は、前面の一対の強度ベルト4と袋体2との間に通す。強度ベルト4と袋体2との間に通したショルダーベルト部14及びラップベルト部15のタング部材14aをバックル16aに装着する。ショルダーベルト部14及びラップベルト部15は、シートベルト装置の巻取力によって所定の引っ張り力が張られたベルト装着状態となり、固定作業が完了する。
以上、上記したペット収納ボックス1は、ペット(図示せず)が上面の開口部2aより首を出すことができ、飼い主がペットの頭をなでたりできるため、ペット(図示せず)の精神衛生等の観点より好ましい。一方、ペット収納ボックス1の各面が袋体2にて覆われ
ているものの、袋体2のワイヤーフレーム3同士が筒状強度ベルト5にて連結され、構造物として強い強度を備えている。そのため、例えば衝突時のような車両緊急時にペット(図示せず)がペット収納ボックス1の内面に衝突した際に、ペット(図示せず)へのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。また、シートベルト13によってペット収納ボックス1を車体1に固定できるため、従来例のように専用固定ベルトをシートに拘束する作業に較べて取り付け作業が簡単である。更に、筒状強度ベルト5は、強度ベルト4と同一材料のものを利用できるため、材料費の削減になる。
次に、衝突時のような車両緊急時の作用を詳細に説明すると、車両緊急時にはペット収納ボックス1が瞬間的に例えば前方に移動するが、直ちにシートベルト装置が作動してシートベルト13がロックされるため、ペット収納ボックス1の移動が阻止される。そして、移動しないペット収納ボックス1の前面の内面にペット(図示せず)が衝突することになる。ここで、ペット収納ボックス1の各面が袋体2にて覆われているものの、袋体2のワイヤーフレーム3同士が筒状強度ベルト5にて連結され、構造物として強い強度を備えているため、ペット(図示せず)へのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。
図2に示すように、シートベルト13を袋体2の後面の強度ベルト4に通した場合には、ペット衝突による袋体2の前壁の前方への移動が、ロックしたシートベルト13によって阻止できないが、筒状強度ベルト5で拘束されたワイヤーフレーム3によって阻止される。従って、本発明に係るペット収納ボックス1は、シートベルト13をペット収納ボックス1の後面側の強度ベルト4を通して装着した場合に効果的である。
図3に示すように、シートベルト13を袋体2の前面の強度ベルト4に通した場合には、ペット衝突による袋体2の前壁の前方への移動が、ロックしたシートベルト13と筒状強度ベルト5で拘束されたワイヤーフレーム3とによって有効に阻止される。
この実施形態では、袋体2は網目状布地から形成されたので、衝撃吸収性に非常に優れている。
この実施形態では、袋体2の内側は非突起構造であるので、ペット(図示せず)の安全性に優れている。
この実施形態では、シートベルト装置のシートベルト13は、車体11側に一端側が支持され、自由端側にタング部材14aが固定されたショルダーベルト部14と、車体11側に一端側が支持され、他端側がショルダーベルト部14に連結されたラップベルト部15と、車体11側に一端が支持され、自由端側にバックル16aが固定されたアンカー用ベルト部16とを有し、ショルダーベルト部14及びラップベルト部15を共に強度ベルト4内に通した状態でタング部材14aをバックル16aに装着した。つまり、いわゆる3点式のシートベルト装置を用いてペット収納ボックス1を車体11側に固定したが、いわるゆ2点式のシートベルト装置によっても略同様にペット収納ボックス1を車体11側に固定できる。
次に図4及び図5に示す他の実施形態について説明する。
図4に示すように、ペット収納ボックス31は、ほぼ直方体状に形成され、上面に開口部32aを有する袋体32と、この袋体32に装着され、袋体32をボックス状の形態に保持する5本のワイヤーフレーム33と、袋体32の前面、底面及び後面の外周に沿って取り付けされた左右一対の強度ベルト34と、袋体32の開口部32aに臨む各面の辺に沿って配置され、各ワイヤーハーネスフレームを覆う筒状袋体35と、該筒状袋体35同士を結合させる連結結合体36とを備えている。
袋体32は、通気性が良く、且つ、衝撃吸収性能の高い材質、例えば細かい網目のポリエステルメッシュで形成されている。また、袋体32の上面32aには、コ字型状のファスナー37が設けられている。このファスナー37を開放状態にすることで開口部32bが形成される。この開口部32bよりペット(図示せず)が首を出したできるようになっている。袋体32の底面には防水布地(図示せず)が敷かれている。そして、ペット収納ボックス31の内側、つまり、袋体32の内側は突起構造を持たない構造となっている。
各ワイヤーフレーム33は、袋体32の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、袋体32に適所で固着されている。
強度ベルト34は、ワイヤーフレーム33と交差する箇所でワイヤーフレーム33に固着されている。強度ベルト34と袋体32の前面との間、及び、強度ベルト34袋体32の後面との間は、シートベルト(上述した実施形態の図2及び図3参照)13が挿通できるようになっている。また、強度ベルト34の上面32a側には、両側に把持ベルト39がそれぞれ設けられている。
筒状袋体35は、図5に示すように、隣接するワイヤーフレーム33、33にそれぞれ巻き付けられていると共に、袋体32のワイヤーフレーム33、33側の側部に固定されている。また、隣接するワイヤーフレーム33、33に巻き付けられた筒状袋体35、35同士は、連結結合体36により連結されている。これにより、隣接するワイヤーフレーム33、33は、筒状袋体35、連結結合体36を介して互いに拘束されている。
連結結合体36は、布地で形成されており、一端が一方のワイヤーフレーム33側の筒状袋体35に連結され、他端が他方のワイヤーフレーム33側の筒状袋体35に連結されている。
上記構成のペット収納ボックス31は、上記実施形態のペット収納ボックスと同様に、車両のシートベルト装置に拘束状態で固定される。
本実施形態のペット収納ボックス31によれば、ペット(図示せず)が上面の開口部32bより首を出すことができ、飼い主がペットの頭をなでたりできるため、ペット(図示せず)の精神衛生等の観点より好ましい。一方、ペット収納ボックス31の各面が袋体32にて覆われているものの、袋体32のワイヤーフレーム33同士が筒状袋体35、連結結合体36を介して連結され、構造物として強い強度を備えている。
そのため、例えば衝突時のような車両緊急時にペット(図示せず)がペット収納ボックス31の内面に衝突した際に、ペット(図示せず)へのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。
また、シートベルト13によってペット収納ボックス31を車体1に固定できるため、従来例のように専用固定ベルトをシートに拘束する作業に較べて取り付け作業が簡単である。更に、筒状袋体35は、強度ベルト34と同一材料のものを利用できるため、材料費の削減になる。
次に、衝突時のような車両緊急時の作用を詳細に説明すると、車両緊急時にはペット収納ボックス31が瞬間的に例えば前方に移動するが、直ちにシートベルト装置が作動してシートベルト13がロックされるため、ペット収納ボックス31の移動が阻止される。そして、移動しないペット収納ボックス31の前面の内面にペット(図示せず)が衝突することになる。ここで、ペット収納ボックス31の各面が袋体32にて覆われているものの、袋体32のワイヤーフレーム33同士が筒状袋体35、連結結合体36にて連結され、構造物として強い強度を備えているため、ペット(図示せず)へのダメージを吸収しつつ衝撃力を確実に受け止めることができる。
図2に示すように、シートベルト13を袋体32の後面の強度ベルト34に通した場合には、ペット衝突による袋体32の前壁の前方への移動が、ロックしたシートベルト13によって阻止できないが、筒状袋体35、連結結合体36で拘束されたワイヤーフレーム33によって阻止される。従って、本発明に係るペット収納ボックス31は、シートベルト13をペット収納ボックス31の後面側の強度ベルト34を通して装着した場合に効果的である。
図3に示すように、シートベルト13を袋体32の前面の強度ベルト34に通した場合には、ペット衝突による袋体32の前壁の前方への移動が、ロックしたシートベルト13と筒状袋体35、連結結合体36で拘束されたワイヤーフレーム33とによって有効に阻止される。
この実施形態においても、袋体32は網目状布地から形成されたので、衝撃吸収性に非常に優れている。
この実施形態においても、袋体32の内側は非突起構造であるので、ペット(図示せず)の安全性に優れている。
この実施形態では、シートベルト装置のシートベルト13は、車体11側に一端側が支持され、自由端側にタング部材14aが固定されたショルダーベルト部14と、車体11側に一端側が支持され、他端側がショルダーベルト部14に連結されたラップベルト部15と、車体11側に一端が支持され、自由端側にバックル16aが固定されたアンカー用ベルト部16とを有し、ショルダーベルト部14及びラップベルト部15を共に強度ベルト34内に通した状態でタング部材14aをバックル16aに装着した。つまり、いわゆる3点式のシートベルト装置を用いてペット収納ボックス31を車体11側に固定したが、いわるゆ2点式のシートベルト装置によっても略同様にペット収納ボックス31を車体11側に固定できる。
本発明の一実施形態を示し、ペット収納ボックスの斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、ペット収納ボックスの後面側にシートベルトを通して車体に固定した状態を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、ペット収納ボックスの前面側にシートベルトを通して車体に固定した状態を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態を示し、ペット収納ボックスの斜視図である。 本発明の他の実施形態を示し、筒状袋体同士を連結結合体で結合した状態を示す断面図である。 従来例を示し、ペット収納ボックスをシート上に取り付けた状態を斜め前方から見た斜視図である。 従来例を示し、ペット収納ボックスをシート上に取り付けた状態を示す側面図である。
符号の説明
1、31 ペット収納ボックス
2、32 袋体
2a 開口部
3 ワイヤーフレーム
4 強度ベルト
5 筒状強度ベルト
11 車体
12 シート
13 シートベルト
14 ショルダーベルト部
14a タング部材
15 ラップベルト部
16 アンカー用ベルト部
16a バックル
35 筒状袋体
36 連結結合体

Claims (9)

  1. 衝撃吸収性に優れた材質にて形成され、上面に開口部を有する袋体と、この袋体の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、前記袋体をボックス状の形態に保持する複数のワイヤーフレームと、前記袋体の前面、底面及び後面の外周に亘って取り付けられた強度ベルトと、互いに隣接する前記ワイヤーフレーム同士を筒状の内側に共に収納して拘束する複数の筒状強度ベルトとを備えたことを特徴とするペット収納ボックス。
  2. 衝撃吸収性に優れた材質にて形成され、上面に開口部を有する袋体と、この袋体の各面の辺に沿ってそれぞれ配置され、前記袋体をボックス状の形態に保持する複数のワイヤーフレームと、前記袋体の前面、底面及び後面の外周に亘って取り付けられた強度ベルトと、各ワイヤーハーネスフレームを覆う筒状袋体と、該筒状袋体同士を結合させる連結結合体とを備えたことを特徴とするペット収納ボックス。
  3. 請求項2記載のペット収納ボックスであって、
    前記連結結合体が、布地で形成されたことを特徴とするペット収納ボックス。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のペット収納ボックスであって、
    前記袋体は、網目状布地から形成されたことを特徴とするペット収納ボックス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のペット収納ボックスであって、
    前記袋体の内側は、非突起構造であることを特徴とするペット収納ボックス。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のペット収納ボックスをシート上に載置し、シートベルト装置のシートベルトを前記強度ベルトと前記袋体の間に通し、前記強度ベルトと前記袋体の間に通した前記シートベルトをベルト装着状態としたことを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造。
  7. 請求項6記載のペット収納ボックスの車両固定構造であって、
    前記シートベルトを前記強度ベルトと前記袋体の間に通す面は、前記袋体の後面位置であることを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造。
  8. 請求項7記載のペット収納ボックスの車両固定構造であって、
    前記シートベルトを前記強度ベルトと前記袋体の間に通す面は、前記袋体の前面位置であることを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載のペット収納ボックスの車両固定構造であって、
    前記シートベルト装置のシートベルトは、前記車体側に一端側が支持され、自由端側にタング部材が固定されたショルダーベルト部と、前記車体側に一端側が支持され、他端側がショルダーベルト部に連結されたラップベルト部と、前記車体側に一端が支持され、自由端側にバックルが固定されたアンカー用ベルト部とを有し、前記ショルダーベルト部及び前記ラップベルト部を共に前記強度ベルト内に通した状態で前記タング部材を前記バックルに装着したことを特徴とするペット収納ボックスの車両固定構造。
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