JP2006172572A - 貼り合せ装置,貼り合せ方法及び光ディスクの製造装置 - Google Patents

貼り合せ装置,貼り合せ方法及び光ディスクの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 製造ラインにおいて確実に静電気を除去することができる貼り合せ装置及び貼り合せ方法を提供する。
【解決手段】 薄膜状のカバー層を基板に貼り合せた後、支持台に支持された基板を旋回アームによって把持し、基板を支持台から離間させた状態で、該基板に除電処理を行う除電装置とを備えている
【選択図】 図5

Description

本発明は、貼り合せ装置及び貼り合せ方法に関し、特に、ディスク基板にカバーシートを貼り合せる張り合せ装置,貼り合せ方法及び光ディスクの製造装置に関する。
従来、光ディスクとしては、例えば、CD(compact disc),CD−R(compact disc-recordable),DVD(digital versatile disc),DVD−R(digital versatile disc-recordable)等が既に普及している。
また、近年、光ディスクに対しては、映像情報等の情報を更に大量に格納したいという要望があり、記録情報の高密度化の検討が進んでいる。このような光ディスクに対する情報記録密度は、概ねディスク上の光ビームのスポットサイズで決まり、このスポットサイズは、レーザ波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、λ/NAに比例する。このため、光ディスクに対する記録密度を高めるためには、レーザ光の短波長化が必要となるとともに、対物レンズの高NA化が効果的である。しかし、光ディスクの傾きにより発生するコマ収差はNAの3乗に比例して大きくなるため、高NA化によってディスクのチルト等による傾きに対するマージンが極めて小さくなり、わずかな傾きでもビームスポットがぼやけ、高密度での記録及び再生が実現できなくなる。従って、高密度化に適した従来の光ディスクでは、高NA化に伴うディスクの傾きによるコマ収差の増加を抑制するため、レーザ光の透過層として、十分薄い(例えば、0.1mm程度)カバー層がディスク基板に設けられている。
上記のような光ディスクの製造ラインでは、予め記録層が形成されたディスク基板の記録面上に薄膜状の樹脂からなるカバー層をシートから所定の形状に半抜き加工をしておき、一枚づつ剥離して貼り合せる工程が行われる。また、製造ラインで塵埃や傷が付くことを防止するため、このカバー層の表面には、更に保護シートが貼り付けられており、カバー層をディスク基板に貼り合わせた後に剥離する工程が行われる。
図8(a)は、従来の光ディスクの製造ラインの一部を示す平面図であり、図8(b)は、図8(a)の側面から見た状態を示す図である。
図8(a)及び(b)に示すように、ディスク基板にカバー層が貼り合わされた状態である光ディスク101を、カバー層を上面に向けた状態でターンテーブル102の支持台103に順次置いて該ターンテーブル102を回転させ、シート剥離部104でカバー層の表面に貼り付けられた保護シートを剥離する。その後、保護シートが取り除かれた光ディスク101を旋回アームで把持して集積部107に搬送している。
このとき、ターンテーブル102に配置された光ディスク101の表面に帯電する静電気を除去するため、例えば、代表的なものとして、イオン照射装置105を設け、該イオン照射装置105からターンテーブル102の支持台103に配置された光ディスク101にイオンを照射することで、光ディスク表面の静電気を除去する工程が行われていた(例えば、下記特許文献1)。
特開2002−197737号公報
しかし、図8の製造ラインのように、イオン照射装置105によってターンテーブル102の支持台103に配置された光ディスク101にイオンを照射すると、一時的に光ディスク表面の静電気を除去することができるものの、その後、旋回ローラ106に把持されてターンテーブル102から持ち上げられた際に、再び帯電してしまう点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、製造ラインにおいて確実に静電気を除去することができる貼り合せ装置及び貼り合せ方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、薄膜状のカバー層を基板に貼り合せる貼り合せ装置であって、前記カバー層を貼り合せた後、前記基板を支持する支持台と、前記支持台に支持された前記基板を把持して搬送可能な把持手段と、前記基板が前記把持手段によって把持されることで前記支持台から離間した状態で、該基板に除電処理を行う除電手段とを備えていることを特徴とする貼り合せ装置によって達成される。
また、本発明の上記目的は、薄膜状のカバー層を基板に貼り合せる貼り合せ方法であって、前記カバー層を貼り合せた後、前記基板を支持台で支持し、前記支持台に支持された前記基板を把持手段によって把持して搬送するときに、前記基板を前記把持手段で把持することで前記支持台から離間させた状態で、該基板に除電処理を行うことを特徴とする貼り合せ方法によって達成される。
本発明によれば、基板を旋回アーム等の把持手段で把持して支持台から一旦離間させた状態とし、除電装置によって基板に除電処理を行うため、該基板の全体を対象としてほぼ同時に除電処理を行うことができるようになる。このため、本発明においては、従来のように、支持部に配置した状態で基板の表面にのみ除電処理を行った後に、再び、基板の周囲から静電気が該基板に移動することで再び静電気が発生することを防止することができる。したがって、薄膜状のカバー層を基板に貼り合せる工程において、カバー層及び基板に発生した静電気をより確実に除去することができる。基板を支持台から一旦離間させた状態とは、基板を他の部位に搬送するときに把持手段で把持した状態でもよく、また、搬送する前に除電のために把持して離間させた状態でもよい。
上記貼り合せ装置において、前記カバー層を前記基板に貼り合せる前にも、前記基板と前記カバー層とのそれぞれに除電処理を行う除電手段とを備えていることが好ましい。
貼り合せ装置において、除電装置がイオンをエアによって基板の両面に吹き付ける構成であることが好ましい。また、貼り合せ方法において、除電処理がイオンをエアによって吹き付ける処理であることが好ましい。こうすれば、基板のそれぞれの面にイオンを吹き付けることで、各面の全体を除電することができるため、該基板に帯電している電荷をより確実に且つ効率良く除去することができる。
さらに、上記貼り合せ装置を備え、基板が、記録層を有する光ディスク用のディスク基板であって、記録層の記録面上にカバー層を貼り合せることで透明な保護層を形成する光ディスクの製造装置とすることが好ましい。こうすれば、製造ラインでディスク基板と記録層との貼り合せを行うとともに、光ディスクの表面に発生した静電気を確実に除去することができ、光ディスクの生産効率を向上させることができる。
本発明によれば、製造ラインにおいて確実に静電気を除去することができる貼り合せ装置及,貼り合せ方法及び光ディスクの製造方法を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。本実施形態では、貼り合せ装置及び貼り合せ方法の一例として、光ディスクの製造装置を用いて説明する。しかし、貼り合せ装置及び貼り合せ方法は、光ディスクに限定されることなく、基板に薄膜状のシートを貼り合せることで製造されるものに適宜用いることができる。
図1は、本実施形態の光ディスクの製造装置により製造される光ディスクを示す一部拡大された断面図を含む図である。
光ディスク1は、従来のDVDと比較してより高密度な情報記録を可能とするものであり、例えば、従来の光ディスクと比較して、記録再生用のレーザ光として短波長の青紫レーザ光を用いるとともに、ディスク駆動装置の対物レンズの開口数NAを0.85程度まで増大することで、12cm径の光ディスク1の片面記録容量を27ギガバイト程度まで高めることができるものである。
光ディスク1は、円盤状に形成されたディスク基板2を備えている。図1中のX部分の拡大図に示すように、ディスク基板2の片側の面には、情報の記録層4と、該記録層4とを覆うようにカバー層3とが順に積層されている。
記録層4は、ディスク基板2上に、光反射層8と光吸収層7とを順に積層することで形成される。カバー層3は、片側の面に形成された粘着膜6を介して記録層4に貼り付けられる透明な保護層として機能する樹脂フィルム5である。
ディスク基板2は、ポリカーボネイト等の樹脂を素材としてモールド成形されたものである。また、カバー層3の樹脂フィルム5としては、例えば、ポリカーボネイトやTAC,PMMA(ポリメタクリル酸メチル)であり、粘着膜6としては、アクリル系,ゴム系,シリコン系等の粘着剤(光硬化性の樹脂接着剤を含む。)により形成され、特に、アクリル系の粘着剤を用いると透明性及び耐久性の点で良好である。
本実施形態において、光ディスク1のカバー層3の厚さは、粘着膜及び接着剤を含めて、95μmから105μmの範囲とすることができ、樹脂フィルム5の厚さの範囲が10μmから100μmの範囲とすることができ、また、粘着膜及び接着剤の厚さの範囲が5μmから30μmの範囲とすることができる。
ディスク基板2の中心部には光ディスク1の回転中心となる軸Sを中心とした円形の中心開口2aが設けられている。また、カバー層3の中心部には、軸Sを中心として、中心開口2aよりも径が大きい円形の開口部3aが形成されている。
図2は、光ディスクの製造装置を示す図である。図3は、図2に示す製造装置の一部を示す側面図である。図4は、カバー層の製造工程を説明するための図である。
光ディスクの製造装置10は、光ディスクの製造ラインにおいて、記録層4が積層されたディスク基板2にカバー層3を貼り合わせる貼り合せ装置を備えている。
本実施形態では、ディスク基板2を製造する工程と、カバー層3を製造する工程とを独立して行い、光ディスクの製造装置10において、記録層4が積層されたディスク基板2にカバー層3を貼り合わせる工程を行っている。
図4に示すように、カバー層3は、長尺帯状の樹脂フィルム32と、該樹脂フィルム32の片側(図中下側)の面に形成された粘着膜に貼り付けられた剥離シート31と、樹脂フィルム32の粘着膜が形成された面とは反対側の面に貼り付けられた保護シート33とからなる積層のシート材料(以下、カバーシートCSという。)を加工して製造される。
カバーシートCSは、供給部10Aのシート供給部11にロール状に巻き取られた状態で装填され、製造時に、シート供給部11から送り出される。
図2及び図3に示すように、シート供給部11から送り出されたカバーシートCSは、打抜加工部10Bに搬送され、打抜装置12に設けられた図示しない環状の打抜刃によってカバーシートCSの保護シート33及び樹脂フィルム32が打ち抜かれ、円形の打抜部35が形成される。なお、本実施形態では、カバーシートCSの剥離シート31は、打ち抜き加工時には打ち抜かれず、カバーシートCSから打ち抜かれた打抜部35を保持した状態で搬送するためのキャリアとして機能する。
図3に示すように、打抜加工部10BにおいてカバーシートCSを打ち抜いた後、カバーシートCSをカバー層回収部10Cに搬送して、打抜部35に区画された円形のカバー層3を順次に取り出し、その一方、樹脂フィルム32における、打抜部35を除く部位である不要部とともに、剥離シート31を回収する。カバー層回収部10Cで取り出されたカバー層3は、移送部13によって搬送される。
カバー層3は、移送部13を介して、円盤状の第1のターンテーブル14に搬送され、第1のターンテーブル14の周方向に等間隔に設けられた支持台41に配置される。第1のターンテーブル14は、例えば図2中矢印で示すように、周方向に回転制御して、その周方向の位置を変化させることで、各支持台41の位置を変更する。
本実施形態の光ディスクの製造装置10は、第1のターンテーブル14の周囲に沿って、その回転方向に対して順に、基材供給部10Dと、貼合部10Eと、基材反転装置18とが設けられている。
基材供給部10Dは、別の工程で記録層3が形成されたディスク基板2を保持する基板供給装置15を備え、該基板供給装置15に保持されたディスク基板2を旋回アーム16によって一枚づつ把持して第1のターンテーブル14の支持台41に搬送し、支持台41に配置する構成である。
図5は、支持台にディスク基板を配置するときの状態を説明する図である。
図5に示すように、第1のターンテーブル14の支持台41には、カバー層3を配置するための面を有する支持部42が形成されている。また、支持部42の面から突き出した状態に維持されたセンターピン43が設けられている。カバー層3は、粘着膜6を上面に向けた状態とするとともに、開口部3aにセンターピン43を挿通されることで支持台41の支持部42上で位置決めされた状態で保持される。カバー層3を支持台41に支持させた後、ディスク基板2は、旋回アーム16で把持されるとともに支持部42の上方に搬送され、記録層4を下方に向けた状態で中心開口2aにセンターピン43を挿通され、該センターピン43の先端部にカバー層3と離間させた状態で仮保持させる。このとき、支持部42に保持されたカバー層3の中心軸に対して、ディスク基板2の中心軸S1を一致させる。
次に、ディスク基板2及びカバー層3を保持する支持台41が、第1のターンテーブル14を回転させることで、貼合部10Eに搬送される。貼合部10Eでは、真空状態に維持された気密室(図示しない)において、センターピン43を支持部42より下側に駆動させることで、該センターピン43の先端に保持されたディスク基板2が、支持部42に保持されたカバー層3に粘着膜6を介して貼り合わされる。こうして、光ディスク1が概ね完成する。
光ディスク1は、第1のターンテーブルの回転によって基材反転装置18に搬送され、該基材反転装置18によって反転され、支持台41に配置されたカバー層3及びディスク基板2の上下位置が入れ代わり、カバー層3を上方に露呈した状態で配置される。
基材反転装置18によって反転された後、光ディスク1は、第1のターンテーブル14の回転に伴って移動し、旋回アーム19によって把持され、後処理部10Fに搬送される。後処理部10Fにおいて、光ディスク1は、円盤状の第2のターンテーブル21の周方向等間隔に設けられた複数の支持台27に配置される。第2のターンテーブル21は、上記第1のターンテーブル14と基本的に同様の機構を有しており、図2中の矢印で示すように周方向に回転制御することで各支持台27の位置を変えることができる構成である。
第2のターンテーブル21の周方向に沿って、その回転方向に対して順に、保護シート剥離装置26と、面状検査装置22と、除電装置50とが設けられている。
保護シート剥離装置26は、光ディスク1のカバー層3表面に貼り付けられた保護シート33(図4参照)を剥がす処理を施す。そして、保護シート33が剥がされた光ディスク1は、第2のターンテーブル21の回転によって、面状検査装置22に搬送される。
面状検査装置22は、光ディスク1の記録層3及びカバー層4の表面を検査し、カバー層4に埃塵や気泡が混ざっているもの等、欠陥のある光ディスク1を検出している。
面状検査において欠陥が検出されなかった正常の光ディスク1は、その後、集積部10Gに搬送され、完成品集積部25に回収される。一方、面状検査の際に欠陥が検出された光ディスク1は、第2のターンテーブル21から搬送された後、欠陥のなかった光ディスク1とは分別されて欠陥品集積部24に回収される。
除電装置50は、面状検査装置22によって検査された後、集積部10Gに搬送する前に、光ディスク1に帯電している静電気を除去するものである。
図6は、除電装置によって除電処理を行う状態を説明する図である。
第2のターンテーブル21の支持台27に支持された光ディスク1は、該第2のターンテーブル21の回転に伴い、保護シート33の剥離処理と面状検査が施された後、集積部10Gに搬送するための把持手段として機能する旋回アーム23によって把持される位置まで移動してくる。そして、除電装置50は、ディスク基板2が旋回アーム23によって把持されて支持台27から離間した状態で、把持されたディスク基板2に除電処理を行う。
なお、本実施形態においては、図6に示すように、一対の除電装置50のうち一方の除電装置で、把持されたディスク基板2の上面を除電し、かつ、他方の除電装置で、ディスク基板2の下面を除電する構成である。しかし、単一の除電装置50によってディスク基板2の両面に除電処理を行う構成としてもよい。
また、旋回アーム23が、集積部10G側に搬送する前に、第2のターンテーブル21の支持台27に支持された光ディスク1を除電処理するためだけに把持することで支持台26から離間させる構成でもよい。
図7は、本実施形態における除電装置の構成の一例を示す図である。
除電装置50は、ファン51と、放電装置52と、接地された棒状又は板形状の接地電極54とを備えている。
放電装置52には、多針状の放電電極53が配置されている。除電装置の駆動時には、放電装置52の内部又は外部に設けられた高電圧電源から直流又は交流の高電圧が放電電極53に印加される。高電圧が印加されると、放電電極53と接地電極54との間には放電により正負のイオンが生成される。そして、イオンは、ファン51からの送風によってエアとともに飛ばされることで、光ディスク1の一方の面に吹き付けられる。
除電装置としては、上記実施形態のようにイオンをディスク基板2に非接触で吹き付ける構成だけでなく、他の構成のものを用いることができる。他の構成の除電装置としては、非接触型では、高周波のコロナ放電式(交流又は直流)やワイヤー式のものや送風が不要な微弱X線照射式のものがあり、接触型では、除電ブラシを備えた構成のものがある。
本実施形態によれば、ディスク基板2を旋回アーム23で把持して支持台27から離間させた状態とし、除電装置50によってディスク基板2の両面に除電処理を行う。このため、従来のように、支持台に配置した状態でディスク基板の表面にのみ除電処理を行った後に、再び、基板の周囲から静電気が該基板に移動することで再び静電気が発生することを防止することができる。したがって、薄膜状のカバー層3をディスク基板2に貼り合せる工程において、カバー層3及びディスク基板2に発生した静電気をより確実に除去することができる。
また、除電装置50がイオンをエアによって吹き付ける構成とすれば、ディスク基板2のそれぞれの面にイオンを吹き付けることで、各面の全体を除電することができるため、ディスク基板2における他の部位に静電気が残ることがなく、ディスク基板2に帯電している電荷をより確実に且つ効率良く除去することができる。通常、ディスク基板2の表面における帯電量は、1kV以下が好ましく、数100V以下とすることがより好ましい。
カバー層をディスク基板に貼り合せる前にも、ディスク基板とカバー層とのそれぞれに除電処理を行う除電手段とを備えていることが好ましい。こうすれば、より一層確実にディスク基板表面に帯電する電荷を除去することができ、カバー層に生じる電荷も除去することができる。このとき、除電手段としては、本実施形態の除電装置を用いることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、上記実施形態のように光ディスクの製造装置において、ディスク基板とカバー層とを貼り合せる構成において、貼り合せる前のカバー層及びディスク基板それぞれを事前に確実に除電することができる。また、光ディスク以外のものを製造することを目的とし、薄膜状のカバー層を樹脂等の基板に貼り合せる工程を有する貼り合せ装置に適用することができる。
また、上記光ディスクの製造装置10においては、面状検査装置22で面状検査を行った後に除電装置50で除電処理を行う構成としたが、面状検査装置を除電装置50と集積部10Gとの間に設けて、除電処理を行った後に、面状検査を行う構成としてもよい。
光ディスクの製造装置により製造される光ディスクを示す一部拡大された断面図を含む図である。 光ディスクの製造装置を示す図である。 図2の光ディスクの製造装置の一部を示す側面図である。 カバー層の製造工程を説明するための図である。 支持台にディスク基板を配置するときの状態を説明する図である。 除電装置によって除電処理を行う状態を説明する図である。 本実施形態における除電装置の構成の一例を示す図である。 (a) 従来の光ディスクの製造ラインの一部を示す平面図である。 (b) 図8(a)の側面から見た状態を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 ディスク基板
3 カバー層
4 記録層
10 光ディスクの製造装置
23 旋回アーム(把持手段)
27 支持台
50 除電装置(除電手段)

Claims (6)

  1. 薄膜状のカバー層を基板に貼り合せる貼り合せ装置であって、
    前記カバー層を貼り合せた後、前記基板を支持する支持台と、
    前記支持台に支持された前記基板を把持して搬送可能な把持手段と、
    前記基板が前記把持手段によって把持されて前記支持台から離間した状態で、該基板に除電処理を行う除電手段とを備えていることを特徴とする貼り合せ装置。
  2. 前記除電手段がイオンをエアによって前記基板の両面に非接触で吹き付ける構成であることを特徴とする請求項1に記載の貼り合せ装置。
  3. 薄膜状のカバー層を基板に貼り合せる貼り合せ方法であって、
    前記カバー層を貼り合せた後、前記基板を支持台で支持し、前記支持台に支持された前記基板を把持手段によって把持して搬送するときに、前記基板を前記把持手段で把持することで前記支持台から離間させた状態とし、該基板に除電処理を行うことを特徴とする貼り合せ方法。
  4. 前記除電処理がイオンをエアによって前記基板の両面に吹き付ける処理であることを特徴とする請求項3に記載の貼り合せ方法。
  5. 上記請求項1又は2に記載の貼り合せ装置を備え、
    前記基板が、記録層を有する光ディスク用のディスク基板であって、前記記録層の記録面上に前記カバー層を貼り合せることで光透過性の保護層を形成する光ディスクの製造装置。
  6. 前記カバー層を前記基板に貼り合せる前にも、前記基板と前記カバー層とのそれぞれに除電処理を行う除電手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の貼り合せ装置。
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