JP2006171651A - 画像表示装置の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006171651A
JP2006171651A JP2004367899A JP2004367899A JP2006171651A JP 2006171651 A JP2006171651 A JP 2006171651A JP 2004367899 A JP2004367899 A JP 2004367899A JP 2004367899 A JP2004367899 A JP 2004367899A JP 2006171651 A JP2006171651 A JP 2006171651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subfield
subfields
gradation
sub
weighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004367899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4595524B2 (ja
Inventor
Akihiro Sato
昭浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2004367899A priority Critical patent/JP4595524B2/ja
Publication of JP2006171651A publication Critical patent/JP2006171651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4595524B2 publication Critical patent/JP4595524B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】 フリッカー及び動画擬似輪郭の発生を抑制して、駆動効率の高く、高階調表示が出来る画像表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】 1フィールド期間を時間幅或いはパルス幅によりそれぞれ重み付けられた複数の2値画像であるサブフィールドを時間的にか重ねて表示することによって中間調を持つ映像信号を表示する際、2進数で表される中間調の上位の複数のビットに相当する部分に等しい重み付けの複数のサブフィールドで表示し、残りの下位ビットに相当する部分を2進法に従った重み付けの複数のサブフィールドで表示する画像表示装置の駆動方法であって、1フィールド中にあって、中央部に前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを配置し、前記上位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを2分割し、前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドの両側に配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、透過型や投射型ディスプレイ、ビューファインダー、ヘッドマウントディスプレイ等の液晶画像表示装置、プラズマ画像表示装置、デジタルミラー画像表示装置、エレクトロルミネッセンス画像表示装置、フィールドエミッション画像表示装置等に適用されるサブフィールド法を用いた画像表示装置の駆動方法に関する。
一般に、液晶画像表示装置、プラズマ画像表示装置やデジタルミラー画像表示装置のように、2値表示を基本とした表示装置においては、中間階調を得るために、駆動方法としてサブフィールド法(駆動)を用いている。この方法は、1フィールドを所定の法則で発光の輝度を重み付けした、すなわち、輝度の相対比を異ならせた複数のサブフィールドに分割して表示し、1フィールドにわたってそれぞれの階調を重ね合わせて中間階調を表示するものである。
しかしながら、このサブフィールド駆動を行うことにより、静止画表示の場合には、良好な表示画像を得られるものの、動画像表示時には、擬似輪郭及びフリッカーが発生することが知られている。これらを解決する方法として、画像のデータ(階調)が変化しても、発光の重心の変化を出来るだけ生じさせないために、1フィールドを同一の複数のサブフィールドから構成された1/2フィールドを2回繰り返し表示する1/2フィールド駆動方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
それには、下位のビットをバイナリ重み付けサブフィールドとし、上位のビットに対応するバイナリ重み付けサブフィールドを複数のサブフィールドに分割する。例えば、重みが1:2:4:8:16:32:64:128である8つのサブフィールドにより、それらのサブフィールドの組み合わせにより256階調を表示するものとすると、1、2、4、8、16、32の重みのサブフィールドはそのままとし、64の重みのサブフィールドを2つの32の重みのサブフィールドに分け、128の重みのサブフィールドを4つの32の重みのサブフィールドに分ける。そして、それらの組み合わせにより、1/2フィールド期間に、所定の階調を表示するものである。
特開平9−172589号公報
ところで、図5に示すが、1フィールドは複数のサブフィールドより構成されるのであるが、サブフィールドはアドレス期間と切り替え期間とから構成される。アドレス期間は駆動期間と対応する。ここで、駆動期間とは、サブフィールド毎の表示のON/OFFを制御できる期間であり、ONであればその期間全てONであり、OFFであればその期間全てOFFとなる。アドレス期間とは、サブフィールド毎に表示装置の全画素のON/OFFの情報を転送する期間であり、表示装置ごとの総画素数、転送速度等により決定され、全てのサブフィールド毎に一定期間が必要である。このため、パターンAのように駆動期間がアドレス期間よりも短い場合、非駆動期間が生じてしまう。
ここで、サブフィールド法として1/2フィールド駆動法を用いると、フリッカーの抑制には効果があるものの、後述する比較例においても具体的に説明するが、バイナリ重み付けビットも2つに分割する必要があり、図5におけるパターンAのサブフィールドが多くなり、1フィールド期間での非駆動期間の割合が大きくなるため、駆動効率が下がり表示輝度が低下してしまうという問題があった。
同時に、等しい重み付けビットに割り当てるサブフィールド数が少なくなってしまうために、駆動階調数が少なくなってしまい、多階調表示が困難であるという問題があった。
そこで本発明は、上記の問題を解決し、フリッカー及び動画擬似輪郭の発生を抑制して、駆動効率の高く、高階調表示が出来る画像表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明は、1フィールド期間を時間幅或いはパルス幅によりそれぞれ重み付けられた複数の2値画像であるサブフィールドを時間的に重ねて表示することによって中間調を有する映像信号を表示する際、2進数で表される中間調の上位の複数のビットに相当する部分に等しい重み付けの複数のサブフィールドで表示し、残りの下位ビットに相当する部分を2進法に従った重み付けの複数のサブフィールドで表示する画像表示装置の駆動方法であって、1フィールド中にあって、中央部に前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを配置し、前記上位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを2分割し、前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドの両側に配置して表示するようにしたことを特徴とする画像表示装置の駆動方法を提供する。
本発明の画像表示装置に駆動方法は、1フィールド中にあって、中央部に前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを配置し、前記上位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを2分割し、前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドの両側に配置して表示するようにしたので、フリッカー及び動画擬似輪郭の発生を抑制して、駆動効率の高く、高階調表示が出来る画像表示装置の駆動方法を提供出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像表示装置の駆動方法の実施例におけるサブフィールドパターンである。
図2は、実施例において、各階調レベルに対応した各サブフィールドの点灯(ON/OFF)をあらわした図表である。
図3は、実施例において、フリッカーの抑制効果について例示した図である。
図4は、実施例に係る画像表示装置のブロック図である。
本実施例の駆動方法は、反射型液晶標示素子:LCOS(Liquid Crystal On Silicon)を60Hzで駆動するのに適用した。
図1に示すように、本実施例では、各フィールド内で、時間幅又は発光パルス数により重み付けして発光するようにした複数の2値の発光群を、時間的に重ね合わせて中間階調を表示するのであるが、1フィールドを24個のサブフィールドに分割し、640階調を表示するものである。
ここでは、2進法で表される中間調の上位3ビットに相当する9個の64の重み付けを有する発光群をそれぞれ2分割し、32の重み付けを持つ18個のサブフィールドで表し、そして、2進法で表される中間調の下位6ビットに相当する発光群を2進法の重みづけ(1、2、4、8、16、32)を6個のサブフィールドで表している。
64の重み付けは、2個の32の重み付けを持つ一組のサブフィールドで表すのであり、9組の64の重み付けを持つサブフィールドの組に階調の低いレベルから出現する順に、T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8、T9とサブフィールドの組の番号付けする。
サブフィールドの組T1は、番号T1aと番号T1bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T1a、T1b]と表示する。ここで、同じサブフィールドの組において、記号aは低い重み付けを、記号bは高い重み付けをそれぞれ表している。
以下、同様に、サブフィールドの組T2は、番号T2aと番号T2bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T2a、T2b]と表示する。
サブフィールドの組T3は、番号T3aと番号T3bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T3a、T3b]と表示する。
サブフィールドの組T4は、番号T4aと番号T4bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T4a、T4b]と表示する。
サブフィールドの組T5は、番号T5aと番号T5bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T5a、T5b]と表示する。
サブフィールドの組T6は、番号T6aと番号T6bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T6a、T6b]と表示する。
サブフィールドの組T7は、番号T7aと番号T7bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T7a、T7b]と表示する。
サブフィールドの組T8は、番号T8aと番号T8bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T8a、T8b]と表示する。
サブフィールドの組T9は、番号T9aと番号T9bである32の重み付けのサブフィールドより構成され、[T9a、T9b]と表示する。
以上において、同じサブフィールドの組において、記号aは低い重み付けを、記号bは高い重み付けをそれぞれ表している。
ここで、出現する階調レベルに応じて、[T1a、T1b]、[T2a、T2b]、[T3a、T3b]を低階調グループ、[T4a、T4b]、[T5a、T5b][T6a、T6b]を中階調グループ、[T7a、T7b]、[T8a、T8b]、[T9a、T9b]を高階調グループとそれぞれグループ分けする。
一方、2進法の重み付けの6個のサブフィールドを重み付けの小さい順に、B1(重み付け1)、B2(重み付け2)、B3(重み付け4)、B4(重み付け8)、B5(重み付け16)、B6(重み付け32)のように番号付けをする。
サブフィールドの配置は次のようにする。
まず、中央部のサブフィールドに、B1〜B6を時間の早い方よりB6、B5、B4、B3、B2、B1の順でそれぞれ配置する。
具体的には、1フィールドを構成する1番から24番のサブフィールドに対して、10番目のサブフィールドに、番号B6のサブフィールドを割当てる。以下、11番目のサブフィールドに、番号B5のサブフィールドを割当てる。12番目のサブフィールドに、番号B4のサブフィールドを割当てる。13番目のサブフィールドに、番号B3のサブフィールドを割当てる。14番目のサブフィールドに、番号B2のサブフィールドを割当てる。15番目のサブフィールドに、番号B1のサブフィールドを割当てる。
次に、低階調グループの内低い重み付けのT1a、T2a、T3aを中央に配置したB1〜B6のサブフィールドの前方に、時間の早い方より、T3a、T1a、T2aの順でそれぞれ配置する。
具体的には、7番目のサブフィールドに、番号T3aのサブフィールドを割当てる。8番目のサブフィールドに、番号T1aのサブフィールドを割当てる。9番目のサブフィールドに、番号T2aのサブフィールドを割当てる。
つぎに、低階調グループの内高い重み付けのT1b、T2b、T3bを低い重み付けのT1a、T2a、T3aから1/2フィールド後方に、時間の早い方よりT2b、T1b、T3bの順でそれぞれ配置する。
具体的には、19番目(7番目の1/2フィールド後)のサブフィールドに、番号T2bのサブフィールドを割当てる。20番目(8番目の1/2フィールド後)のサブフィールドに、番号T1bのサブフィールドを割当てる。21番目(9番目の1/2フィールド後)のサブフィールドに、番号T3bのサブフィールドを割当てる。
次に、中階調グループの内低い重み付けのT4a、T5a、T6aは低階調グループのうち低い重み付けのT1a、T2a、T3aのグループの前方に、時間の早い方より、T4a、T5a、T6aの順でそれぞれを配置する。
具体的には、4番目のサブフィールドに、番号T4aのサブフィールドを割当てる。5番目のサブフィールドに、番号T5aのサブフィールドを割当てる。6番目のサブフィールドに、番号T6aのサブフィールドを割当てる。
次に、中階調グループの内の高い重み付けのT4b、T5b、T6bは低い重み付けのT4a、T5a、T6aから1/2フィールド後方に、すなわち、低階調グループの内の高い重み付けのT1b、T2b、T3bのグループの前方に、時間の早い方よりT6b、T5b、T4bの順でそれぞれ配置する。
具体的には、16番目のサブフィールドに、番号T6bのサブフィールドを割当てる。17番目のサブフィールドに、番号T5bのサブフィールドを割当てる。18番目のサブフィールドに、番号T4bのサブフィールドを割当てる。
次に、高階調グループの内低い重み付けのT7a、T8a、T9aは中階調グループの内の低い重み付けのT4a、T5a、T6aのグループの前方に、時間の早い方よりT9a、T8a、T7aの順でそれぞれ配置する。これらはフィールドの始めに位置する。
具体的には、1番目のサブフィールドに、番号T9aのサブフィールドを割当てる。2番目のサブフィールドに、番号T8aのサブフィールドを割当てる。3番目のサブフィールドに、番号T7aのサブフィールドを割当てる。
次に高階調グループの内高い重み付けのT7b、T8b、T9bは低階調グループの内の高い重み付けのT1b、T2b、T3bのグループの後方に、時間の早い方よりT7b、T8b、T9bの順でそれぞれ配置する。これらはフィールドの終わりに位置する。
具体的には、22番目のサブフィールドに、番号T7bのサブフィールドを割当てる。23番目のサブフィールドに、番号T8bのサブフィールドを割当てる。24番目のサブフィールドに、番号T9bのサブフィールドを割当てる。
以上のように、各サブフィールドに、高階調、中階調、低階調、バイナリの重み付けのサブフィールドを割り振る。
ここで、例えば、T2aがT1aの前方に配置された時には、T2bはT1bの後方という風にaとbの配置する方向がなるべく逆になるようにぞれぞれのグループ内での位置を決定することにより、例えば、フィールドの前方から、T9a、T8a、T7a、T4a、T5a、T6a、T3a、T1a、T2a、B6、B5、B4、B3、B2、B1、T6b、T5b、T4b、T2b、T1b、T3b、T7b、T8b、T9bの順で配置する。
グループの位置の入れ替えは、フリッカー等の表示特性に大きく影響するが、グループ内での位置の入れ替えは、表示特性に与える影響は少ないので、これは適宜行えばよい。
また、2進法の重み付けを持つB1〜B6を重み付けの大きい順でB6、B5、B4、B3、B2、B1と配置したのは、フリッカーに対して効果的であるからである。
すなわち、このように2進法の重み付けを持つB1〜B6を大きい順に並べ替えて、これらを低階調で出現する1/2サブフィールド離れたT1a、T2a、T3aとT1b、T2b、T3bとの間の前方に配置することにより、B1〜B6の輝度による後方に配置されたT1b、T2b、T3bの輝度への影響が軽減され、すなわちフリッカーが認知されにくくなる。
図3に示すように、本実施例の駆動方法によれば、1フィールド中において、バイナリ重み付けのサブフィールドを中央に配し、それらを挟み込んで低階調用の2つの組のサブフィールドを1/2フィールド離して配置し、同様に中階調用の2つの組のサブフィールドを1/2フィールド離して配置し、その外側に高階調用の2つの組のサブフィールドで挟み込んでいる。
フリッカー及び動画擬似輪郭は、バイナリー重み付け及び高階調用のサブフィールドで表示する階調レベルでは、あまり目立たないものであり、低階調及び中階調用のサブフィールドで表示する階調レベルでは、目立つものである。
上述のように、本実施例においては、発光の重心の変化が抑制されており、また、低階調用及び中階調用のサブフィールドは、1/2フィールド駆動となるので、フリッカー及び動画擬似輪郭を抑制することができる。
次に、駆動効率について説明する。
駆動効率は、1フィールド期間中のアドレス期間で、発光しうる最大の割合を示すものである。従って、本実施例の場合、1フィールド中にサブフィールドが24個あり、サブフィールドのアドレス期間をそれぞれ32とすると、図1に示すサブフィールド構成では、白表示の場合、高階調用から低階調用まで、重み付けが32のサブフィールドが18個(重み付け64が9個)あり、バイナリ重み付けは、合計63であるから、駆動効率=(64×9+63)/(32×24)=0.832となり、極めて高い駆動効率である。
次に、図2に示す階調毎の各ビット(サブフィールド)のON/OFFについて説明する。
同図において、0はそのサブフィールドがOFFであり、1はそのサブフィールドがON(点灯)していることを示す。
上述のサブフィールドの構成では、640階調となる。
バイナリ重み付けであるB1〜B6は2進法に従った順番で階調毎にON/OFFが決定される。B1〜B6の全てがONであり、等しい重み付けであるT1〜T9の全てがOFFである場合、階調は63/639となる。
次の階調である64/639の場合、B1〜B6、T2〜T9がOFFとなり、T1のみがONとなる。
階調が65/639〜127/639までは、T1がONで、B1〜B6は2進法に従った順でON/OFFされる。
以下同様にして、階調が定められ、階調127/639の場合、B1〜B6、T1がONとなり、T2〜T9はOFFとなる。
次の階調128/639の場合、B1〜B6、T3〜T9がOFFとなり、T1、T2がONとなる。
全てのB1〜B6、T1〜T9がONとなる場合、もっとも輝度の高い639/639の階調が表される。
次に、図4を参照して、本実施例の適用される表示装置において、入力されるVideo Signalがサブフィールドデータに変換され出力される様子を説明する。
入力された8ビットのVideo Signalは、Color Lookup Table部において、Subfield Data(サブフィールド構造のビットデータ)に変換される。このSubfield DataはShift Register部において、複数のSubfield Dataをまとめて、サブフィールド毎のFrame Dataに変換され、指定されたSubfield用のFrame Buffer部に保存される。Frame Buffer部の保存されたFrame DataはDrive Control部にてサブフィールド毎に読み出されDisplay部に転送され、同時にDisplay部のVoltage Controlを行うことにより駆動されVideo Signalが表示される。
(比較例)
次に、1フィールドを24個のサブフィールドから構成した場合の、従来の1/2フィールド駆動方法の例について説明する。
図6は、比較例の画像表示装置の駆動方法におけるサブフィールドパターンの一例である。
図7は、比較例において、各階調レベルに対応した各サブフィールドの点灯(ON/OFF)をあらわした図表である。
図6に示すように、1フィールドを24個のサブフィールドから構成するとすると、これを1/2フィールド駆動にすると、12個のサブフィールドの繰り返しで階調表示を行う必要がある。
ここでは、全ての重み付けを2つに分割する必要があるために、バイナリビットと等しい重み付けビットに割り当てられるビット数は12となり、バイナリビットの数を実施例と同じ6とするので、等しい重み付けにわり当てられるビット数は6となる。
バイナリ重み付け(1、2、4、8、16、32)のサブフィールドを、重み付け1の番号b1(重み付け0.5であるb1aとb1bの組み合わせ:これを[重み付け0.5の番号b1aと番号b1b]と表示する。以下、番号を省略して表示する。以下同様である。)、重み付け2のb2[重み付け1のb2aとb2b]、重み付け4の番号b3[重み付け2のb3a、b3b]、重み付け8の番号b4[重み付け4のb4aとb4b]、重み付け16のb5[重み付け8のb5aとb5b]、重み付け32のb6[重み付け16のb6aとb6b]のサブフィールドで表してある。
上位は64の重み付けを持つ低い重み付けから、順番に、5個の番号t1[t1aとt1b]、t2[t2aとt2b]、t3[t3aとt3b]、t4[t4aとt4b]、t5[t5aとt5b]、t6[t6aとt6b]のサブフィールドで表す。大括弧内の番号の各サブフィールドの重み付けは32となる。
これらのサブフィールドを、1/2フィールド駆動法とし、発光重心が中心にくるように配列すると、始めの1/2フィールドについては、1番目のサブフィールドから12番目のサブフィールドまで、順番に、番号t5a(重み付け32)、番号t3a(重み付け32)、番号t1a(重み付け32)、番号b6a(重み付け16)、番号b5a(重み付け8)、番号b4a(重み付け4)、番号b3a(重み付け2)、番号b2a(重み付け1)、番号b1a(重み付け0.5)、番号t2a(重み付け32)、番号t4a(重み付け32)、番号t6a(重み付け32)のサブフィールドが並ぶ。
続く1/2フィールドにおいては、13番目のサブフィールドから24番目のサブフィールドまで、順番に、番号t5b(重み付け32)、番号t3b(重み付け32)、番号t1b(重み付け32)、番号b6b(重み付け16)、番号b5b(重み付け8)、番号b4b(重み付け4)、番号b3b(重み付け2)、番号b2b(重み付け1)、番号b1b(重み付け0.5)、番号t2b(重み付け32)、番号t4b(重み付け32)、番号t6b(重み付け32)のサブフィールドが並ぶ。
この場合の駆動効率を算出する。
比較例においては、1フィールド中にサブフィールドが24個あり、サブフィールドのアドレス期間をそれぞれ32とすると、図6に示すサブフィールド構成では、白表示の場合、高階調用から低階調用まで、重み付けが32のサブフィールドが12(重み付け64が6個)個あり、バイナリ重み付けは、合計63であるから、駆動効率=(64×6+63)/(32×24)=0.582となる。
次に、表示可能な階調数について説明する。
図7に示すように、このサブフィールドの配列によって表示できる階調は、448階調である。
バイナリ重み付けであるb1〜b6は2進法に従った順番で階調毎にON/OFFが決定される。b1〜b6の全てがONであり、等しい重み付けであるt1〜t6の全てがOFFである場合、階調は63/448となる。
次の階調である64/448の場合、b1〜b6、t2〜t6がOFFとなり、t1のみがONとなる。
階調が65/448〜127/448までは、t1がONで、b1〜b6は2進法に従った順でON/OFFされる。
以下同様にして、階調が定められ、階調127/448の場合、b1〜b6、t1がONとなり、t2〜t6はOFFとなる。
次の階調128/448の場合、b1〜b6、t3〜t6がOFFとなり、t1、t2がONとなる。
全てのb1〜b6、t1〜t6がONとなる場合、もっとも輝度の高い448/448の階調が表される。
以上、比較例においては、1/2フィールド駆動としているので、フリッカー及び動画擬似輪郭の発生を抑制できるが、駆動効率は0.582であり、表示可能階調数は448である。
ここで、上述の実施例と比較例を比較して考察するに、フリッカー及び動的擬似輪郭の発生については、実施例はその現象が顕著となる低階調及び中階調においては、実質的に1/2フィールド駆動となるようにサブフィールドを配置しているので、比較例と同様にフリッカー及び動的擬似輪郭の発生を抑制できる。
表示可能な階調数については、実施例においては640階調表示が可能であるのに対し比較例では448階調に過ぎず、その比は1.4倍であり、実施例では高階調表示できる。
駆動効率については、実施例においては0.832であるのに対し、比較例では0.582であり、その比は1.4倍であり、実施例では高効率駆動が可能である。
すなわち、本発明の画像表示装置の駆動方法によれば、フリッカー及び動画擬似輪郭の発生を抑制しながら、高い駆動効率と高階調表示を実現できる。
本発明に係る画像表示装置の駆動方法の実施例におけるサブフィールドパターンである。 実施例において、各階調レベルに対応した各サブフィールドの点灯(ON/OFF)をあらわした図表である。 実施例において、フリッカーの抑制効果について例示した図である。 実施例に係る画像表示装置のブロック図である。 サブフィールド構造を説明するための図である。 比較例の画像表示装置の駆動方法におけるサブフィールドパターンの一例である。 比較例において、各階調レベルに対応した各サブフィールドの点灯(ON/OFF)をあらわした図表である。
符号の説明
B1、B2、B3、B4、B5、B6…バイナリ重み付けサブフィールド(番号)、T1a、T1b、T2a、T2b、T3a、T3b…低階調用サブフィールド(番号)、T4a、T4b、T5a、T5b、T6a、T6b…中階調用サブフィールド(番号)、T7aT7bT8aT8bT9aT9b…高階調用サブフィールド(番号)。

Claims (1)

  1. 1フィールド期間を時間幅或いはパルス幅によりそれぞれ重み付けられた複数の2値画像であるサブフィールドを時間的に重ねて表示することによって中間調を有する映像信号を表示する際、2進数で表される中間調の上位の複数のビットに相当する部分に等しい重み付けの複数のサブフィールドで表示し、残りの下位ビットに相当する部分を2進法に従った重み付けの複数のサブフィールドで表示する画像表示装置の駆動方法であって、
    1フィールド中にあって、中央部に前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを配置し、前記上位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドを2分割し、前記残りの下位ビットに相当する部分の複数のサブフィールドの両側に配置して表示するようにしたことを特徴とする画像表示装置の駆動方法。

JP2004367899A 2004-12-20 2004-12-20 画像表示装置の駆動方法 Expired - Fee Related JP4595524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004367899A JP4595524B2 (ja) 2004-12-20 2004-12-20 画像表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004367899A JP4595524B2 (ja) 2004-12-20 2004-12-20 画像表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006171651A true JP2006171651A (ja) 2006-06-29
JP4595524B2 JP4595524B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=36672453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004367899A Expired - Fee Related JP4595524B2 (ja) 2004-12-20 2004-12-20 画像表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4595524B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043454A1 (ja) 2010-09-27 2012-04-05 株式会社Jvcケンウッド 液晶表示装置、液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法
US9214123B2 (en) 2011-11-30 2015-12-15 JVC Kenwood Corporation Liquid crystal display device and method for driving the same
JP2017053950A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 キヤノン株式会社 液晶駆動装置、画像表示装置および液晶駆動プログラム
JP2018511828A (ja) * 2015-03-18 2018-04-26 ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ−BAE SYSTEMS plc デジタルディスプレイ
US10163382B2 (en) 2015-09-08 2018-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus capable of reducing degradation in image quality due to disclination, and storage medium storing liquid crystal drive program capable thereof
US10198985B2 (en) 2015-09-08 2019-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus and storage medium storing liquid crystal drive program
US10304371B2 (en) 2015-09-08 2019-05-28 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus and storage medium storing liquid crystal drive program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105096821B (zh) * 2015-05-21 2017-06-09 杭州视芯科技有限公司 灰度显示驱动方法及灰度显示驱动装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983911A (ja) * 1995-09-20 1997-03-28 Hitachi Ltd テレビジョン画像信号の階調表示方法およびその装置
JPH10153980A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
JPH10319903A (ja) * 1997-05-19 1998-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多階調画像表示装置
JPH10319904A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多階調画像表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983911A (ja) * 1995-09-20 1997-03-28 Hitachi Ltd テレビジョン画像信号の階調表示方法およびその装置
JPH10153980A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
JPH10319903A (ja) * 1997-05-19 1998-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多階調画像表示装置
JPH10319904A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多階調画像表示装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043454A1 (ja) 2010-09-27 2012-04-05 株式会社Jvcケンウッド 液晶表示装置、液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法
US8988333B2 (en) 2010-09-27 2015-03-24 JVC Kenwood Corporation Liquid crystal display apparatus, and driving device and driving method of liquid crystal display element
US9214123B2 (en) 2011-11-30 2015-12-15 JVC Kenwood Corporation Liquid crystal display device and method for driving the same
JP2018511828A (ja) * 2015-03-18 2018-04-26 ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ−BAE SYSTEMS plc デジタルディスプレイ
JP2017053950A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 キヤノン株式会社 液晶駆動装置、画像表示装置および液晶駆動プログラム
US10163382B2 (en) 2015-09-08 2018-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus capable of reducing degradation in image quality due to disclination, and storage medium storing liquid crystal drive program capable thereof
US10198985B2 (en) 2015-09-08 2019-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus and storage medium storing liquid crystal drive program
US10229625B2 (en) 2015-09-08 2019-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus and storage medium storing liquid crystal drive program
US10304371B2 (en) 2015-09-08 2019-05-28 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal drive apparatus, image display apparatus and storage medium storing liquid crystal drive program

Also Published As

Publication number Publication date
JP4595524B2 (ja) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3862966B2 (ja) 画像表示装置
JP4968857B2 (ja) 画素駆動装置及び画素駆動方法
JP5395328B2 (ja) 表示装置
JP3618024B2 (ja) 自発光表示器の駆動装置
JP5091124B2 (ja) 表示制御装置、およびそれを用いた電子機器
WO2002052534A1 (fr) Affichage a matrice et son procede de pilotage
JP2006215534A (ja) 画像表示装置
JP4595524B2 (ja) 画像表示装置の駆動方法
JP2008020731A (ja) 表示駆動装置及び表示装置
JP2006039039A (ja) 自発光表示パネルの駆動装置、駆動方法及びその駆動装置を備えた電子機器
JP2001125529A (ja) 階調表示方法及び表示装置
JP2004138783A (ja) 画像表示装置
JP3106466B2 (ja) 液晶表示装置及び方法
JP2002351390A (ja) 表示装置及び階調表示方法
JP2018112711A (ja) 表示ドライバ、表示装置及び画像処理回路
JP3414204B2 (ja) 画像表示方法及び画像表示装置
JP5375795B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法
JP3991737B2 (ja) 電気光学素子の駆動方法、駆動装置及び電子機器
JP3545946B2 (ja) 階調表示用制御方法および制御回路
JP2002091368A (ja) 階調表示方法及び表示装置
JPH10116055A (ja) 表示装置
JP2897567B2 (ja) 気体放電表示装置の駆動方法
JP2875257B2 (ja) 液晶表示装置の制御回路および駆動方法
JP2001236037A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP4103076B2 (ja) 画像表示装置の誤差拡散処理方法、及び画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100906

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4595524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees