JP2006171173A - 光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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誠良 樋口
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Abstract

【課題】 発光素子や受光素子を光導波路や光ファイバに近づけて配置しても、発光素子等からの電気的な信号のリークや、発光素子と受光素子との間でのクロストークが発生しにくい光モジュールを提供する。
【解決手段】 シリコン基板22の上面には、光導波路24が重ね合わせて実装される。光導波路24は端面をダイシングブレードやレーザー光によって断裁して平滑に仕上げられており、シリコン基板22には、その際に断裁溝39が形成されている。断裁溝39と電極パッド42との間において、断裁溝39の縁には傾斜面44が形成されており、シリコン基板22の上面及び傾斜面44の表面は絶縁膜23によって覆われている。発光素子25は、ろう材43によって電極パッド42の上に接合されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光導波路モジュールや光ファイバモジュールなどの光モジュールとその製造方法とに関する。
光ファイバを用いた光通信システムにおいては、光ファイバの使い方によって2つの種類が知られている。一つはユーザー側の光導波路モジュールにメディアコンバータを接続して、基地局とユーザーとを1本の光ファイバで結んだSS(Single Star)システムである。もう一つは、基地局からユーザーへ向かう経路の途中で光スプリッタを使用して1本の光ファイバを分岐し、複数のユーザーで光ファイバを共用するPON(Passive Optical Network)システムである。このうちPONシステムの方が、光ファイバのコストやその敷設コストを低減でき、ローコストな通信サービスを提供することができる。よって、現在ではPONシステムが主流になってきている。
しかしながら、PONシステムでは、1本の光ファイバを複数本の光ファイバに分岐させる必要がある。このため、発光素子や受光素子などの光学部品を使用する光導波路モジュールにおいては、光学部品と光導波路との結合損失を小さくする必要がある。この結合損失を小さくするには、光導波路と光学部品との距離を短くする方法がある。従来においては光導波路と光学部品との距離は100〜70μm程度に設定されていた。この光導波路と光学部品との距離を20μm程度まで近づけることは、結合損失を小さくするのに有効である。
また、ローコストなPONシステムにおいてさらなるローコスト化を実現するには、光導波路モジュール自体のローコスト化も必要となる。従来は石英やポリマーなどで製作された光導波路をシリコン基板の上に実装した後、エッチングにより光導波路の不要部分を除去してシリコン基板の光学部品実装領域と光導波路の端面を露出させていた。しかしこの方法では、加工工数が多いために光導波路モジュール自体が高価格になってしまう。
そこで、近年においては、ダイシングにより光導波路を断裁して光導波路の不要部分を除去して光学部品実装領域を露出させると共に、光導波路の端面を荒らさないように平滑に露出させる方法が提案されている。このような方法によれば、ダイシングブレードを用いて光導波路を断裁し、不要部分の光導波路をシリコン基板から剥離させるだけでよい。この方法によって、光モジュールのさらなるローコスト化が可能となる。なお、光学部品を実装する基板の材料は、上記のシリコンが適している。シリコンは熱伝導が高いため、光学部品から発生する熱を効率よく放熱させることができるからである。
以下、ダイシングによる加工方法を図1に示す断面図を用いて説明する。図1に示すように、表面に絶縁膜12を形成されたシリコン基板11の表面に光導波路13を実装する。この後、光導波路13からシリコン基板11にかけてダイシングを行ない、断裁溝14を形成する。ついで、光学部品15を光導波路13の端面にできるだけ近づけるために、光学部品15をシリコン基板11の断裁溝14と隣接する領域に配置する。そして、ハンダや錫などのろう材16を用いて光学部品15を絶縁膜12上の電極パッドに接合させる。
しかしながら、ダイシングによる方法では、光導波路13を断裁する際に、シリコン基板11の表面の絶縁膜12も断裁されるので、断裁溝14内にシリコン基板11が露出してしまう。この状態で光学部品15をろう材16により電極パッドに接合すると、溶融したろう材16が断裁溝14内にはみ出したり、垂れたりする恐れがある。ろう材16が断裁溝14内にはみ出したり、垂れたりしてシリコン基板11に接触すると、光学部品15とシリコン基板11の間で電気的な信号がリークする。その結果、光トランシーバの場合には、シリコン基板11の表面に実装されている発光素子と受光素子との間に電気的なクロストークが発生するという問題があった。また、光送信機や光受信機の場合でも、光導波路モジュールが実装される回路基板を通じて発光素子と受光素子との間でクロストークが生じたり、受光素子どうしの間で混線が生じたりする恐れがあった。
このため、従来、ダイシングにより光導波路を断裁する方法では、光学部品は、断裁溝の上方から充分に離して実装される必要があった。その結果、光学部品と光導波路との結合効率を小さくすることには限界があった。
特開2003−258364号公報 特開2003−294965号公報 特開2003−258364号公報
本発明の目的とするところは、非絶縁性の基板に実装された発光素子や受光素子などの光学部品を光導波路や光ファイバに近づけて配置しても、光学部品からの電気的な信号のリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なクロストークが発生しにくい光モジュールとその製造方法を提供することにある。
本発明にかかる第1の光モジュールは、非絶縁性の基板の表面に光導波路又は光ファイバと、発光素子や受光素子等の光学部品とが実装された光モジュールにおいて、前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜の上に設けられた電極に前記光学部品が接合され、前記基板の光学部品実装領域の近傍に溝が形成され、前記溝内の少なくとも一部に絶縁膜が形成されていることを特徴としている。
本発明の第1の光モジュールにあっては、前記基板の光学部品実装領域の近傍に形成された溝内の少なくとも一部に絶縁膜が形成されている。そのため、光学部品実装領域において光学部品をろう材等によって電極に接合させるとき、溶融したろう材等が溝内にはみ出したり、垂れたりしても、ろう材等が非絶縁性の基板に接触しにくくなる。従って、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子間での電気的なクロストークが発生する可能性を低減させることができる。
本発明にかかる第1の光モジュールの実施態様は、前記光学部品が前記光導波路又は光ファイバと光学的に結合するように配置され、前記溝が前記光導波路又は光ファイバと前記電極との間において、前記光導波路又は光ファイバの端面と接する位置に形成されていることを特徴としている。この実施形態における溝は、基板の表面に実装された光導波路又は光ファイバの端部を断裁した際に生じる。例えばダイシングブレードやレーザー光によって光導波路又は光ファイバの端部を断裁すれば、その端面を平滑に仕上げることができる。そのため、光導波路又は光ファイバを伝搬する光がコアの端面の荒れで散乱されるとしても、その散乱で生じる光損失を低減させることができる。
本発明にかかる第1の光モジュールの別な実施態様は、前記基板の表面に形成された前記絶縁膜と、前記溝内に形成された絶縁膜とが連続していることを特徴としている。この実施態様においては、基板の表面に形成された絶縁膜と溝内に形成された絶縁膜とが連続している。よって、光学部品実装領域と溝との間で基板が絶縁膜から露出せず、光学部品から溝内へはみ出したり、垂れたりしたろう材等が基板に接触する恐れがより少なくなる。その結果、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なクロストークが発生する可能性をさらに低減させることができる。
本発明にかかる第1の光モジュールのさらに別な実施態様は、前記溝が、前記電極に近い側の縁において、最も深い位置にある底面と前記基板の表面との中間の高さに位置する段差部分を有し、当該段差部分の表面に前記絶縁膜が形成されていることを特徴としている。この実施態様においては、溝内に中間の高さの段差部分を有し、段差部分には絶縁膜が形成されているので、光学部品を電極に接合させるためのろう材等が溝内にはみ出したり、垂れたりしてもろう材等は段差部分で止められる。あるいは、光学部品が溝の上方へ向けて張り出すように実装する場合には、溶融したろう材等がその表面張力によって光学部品と段差部分との間の空間に保持される。従って、ろう材等が溝内の基板が露出した部分に達するのを防止することができるので、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なクロストークが発生する可能性をさらに低減させることができる。
本発明にかかる第1の光モジュールのさらに別な実施態様は、前記段差部分が傾斜面であることを特徴としている。光学部品が溝の上方へ向けて張り出すように実装される場合には、溶融したろう材がその表面張力によって光学部品と段差部分との間の空間に保持される。しかし、段差部分が傾斜面になっていると、溶融したろう材等は当該空間の狭い側に吸収されるので、より一層溝内にはみ出したり、垂れたりしにくくなる。その結果、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なリークが発生する可能性をさらに低減させることができる。
本発明にかかる第2の光モジュールは、非絶縁性の基板の表面に光導波路又は光ファイバと、発光素子や受光素子等の光学部品とが実装された光モジュールにおいて、前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜の上に設けられた電極に前記光学部品が接合され、前記基板の光学部品実装領域の近傍に溝が形成され、前記溝内に絶縁材料が充填されていることを特徴としている。
本発明の第2の光モジュールにあっては、前記基板の光学部品実装領域の近傍に形成された溝内に絶縁材料が充填されている。そのため、光学部品実装領域において光学部品をろう材等によって電極に接合させるとき、溶融したろう材等が溝側へはみ出したり、垂れたりしても、ろう材等が非絶縁性の基板に接触しなくなる。従って、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なクロストークを防止することができる。
本発明にかかる第1及び第2の光モジュールの異なる実施態様は、前記光学部品が、前記溝の上方へ向けて張り出すように実装されていることを特徴としている。ここで、溝の上方へ向けて張り出すように実装されるとは、光学部品が基板の表面に実装されていて、その光学部品の一部が溝の真上の空間へ飛び出るように配置されていることである。この実施態様のように、光学部品を溝の上方へ向けて張り出すように実装すれば、光学部品と光導波路又は光ファイバの端面との距離を短くできる。よって、光学部品と光導波路又は光ファイバとの結合損失を小さくすることができる。
本発明にかかる光モジュールの第1の製造方法は、本発明にかかる第1の光モジュールを製造する方法であって、前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜を形成する工程と、前記光学部品実装領域と光導波路又は光ファイバ実装領域との中間領域の少なくとも一部にV溝を形成する工程と、前記V溝の内面に絶縁膜を形成する工程と、前記光学部品実装領域の絶縁膜の上に電極を設ける工程と、前記光導波路又は光ファイバ実装領域を含む領域に光導波路又は光ファイバを実装する工程と、前記光導波路又は光ファイバが実装された後に、前記光導波路又は光ファイバの端部を断裁しつつ、前記V溝の前記光導波路又は光ファイバ寄りの一部に前記V溝よりも深い断裁溝を形成して前記V溝と前記断裁溝からなる溝を設ける工程と、前記溝を形成した後、前記電極に前記光学部品を接合する工程とを有することを特徴としている。
本発明にかかる光モジュールの第1の製造方法によれば、例えばダイシングブレードやレーザー光により光導波路又は光ファイバの端面を断裁することによってその端面を平滑に仕上げることができる。よって、光導波路又は光ファイバを伝搬する光がコア端面の荒れで散乱されて生じる光損失を低減させることができる。しかし、断裁する際に基板の表面も同時に切断されて絶縁膜から基板の表面が露出すると、光学部品の実装時に溶融したろう材等が露出した基板に触れて光学部品と基板とが電気的に導通した状態になる恐れがある。本発明の光モジュールの第1の製造方法では、溝内の光学部品実装領域側に絶縁膜が形成されているので、光学部品実装領域の電極に光学部品を実装するとき、ろう材等が光学部品から溝側へはみ出したり、垂れたりしても溝内の基板が露出した部分まで達しにくい。従って、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なクロストークを防止し、又はその発生する可能性を低減させることができる。
本発明にかかる光モジュールの第2の製造方法は、本発明にかかる光モジュールを製造する方法であって、前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜を形成する工程と、前記基板表面の光導波路又は光ファイバ実装領域、及び前記光学部品実装領域と前記光導波路又は光ファイバ実装領域との中間領域の少なくとも一部を前記光学部品実装領域よりも深く掘り下げる工程と、前記中間領域の少なくとも一部に絶縁膜を形成する工程と、前記光学部品実装領域の絶縁膜の上に電極を設ける工程と、前記光導波路又は光ファイバ実装領域を含む領域に光導波路又は光ファイバを実装する工程と、前記光導波路又は光ファイバが実装された後に、前記光導波路又は光ファイバの端部を断裁しつつ、前記中間領域の少なくとも一部の、前記光導波路又は前記光ファイバ寄りの位置に断裁溝を形成して前記中間領域の少なくとも一部と前記断裁溝からなる溝を設ける工程と、前記溝を形成した後、前記電極に前記光学部品を接合する工程とを有することを特徴としている。
本発明にかかる光モジュールの第2の製造方法によれば、例えばダイシングブレードやレーザー光により光導波路又は光ファイバの端面を断裁することによってその端面を平滑に仕上げることができる。よって、光導波路又は光ファイバを伝搬する光がコア端面の荒れで散乱されて生じる光損失を低減させることができる。また、本発明の光モジュールの第2の製造方法では、溝内の光学部品実装領域側に位置する絶縁膜が形成されているので、光学部品実装領域の電極に光学部品を実装するとき、ろう材等が光学部品から溝側へはみ出したり、垂れたりしても溝内の基板が露出した部分まで達しにくい。従って、光学部品からの電気的なリークや、発光素子と受光素子との間での電気的なクロストークを防止し、又はその発生する可能性を低減させることができる。さらに、光導波路又は光ファイバ実装領域が、光学部品実装領域よりも掘り下げられているので、光学部品実装領域に実装された発光素子と光導波路又は光ファイバとの高さ調整が行ない易くなる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではない。また用途等に応じて適宜設計変更することが可能である。
図2は本発明の実施例1による光トランシーバ(光導波路モジュール)を示す平面図である。図3は当該光トランシーバの発光素子の近傍における拡大部分断面図である。この光トランシーバ21は、SiOやSiN等の絶縁膜23を形成されたシリコン基板22の表面に、光導波路24、発光素子25及び受光素子26を実装したものである。発光素子25には、LD(レーザーダイオード)等がある。受光素子26には、フォトダイオード等がある。また、シリコン基板22の表面には一対のV溝状をした光ファイバ保持部40が設けられている。
光導波路24は、透明な樹脂材料からなる上クラッド27と下クラッド28とを重ね合わせて積層されている。上クラッド27又は下クラッド28に設けられたコア溝内には、上下クラッド27、28よりも屈折率の大きなコア29〜33が埋め込まれている。また、光導波路24には、幅方向に横断するようにして、フィルタ挿入溝35とフィルタ挿入溝37とが形成されている。フィルタ挿入溝35は、フィルタ素子34を挿入するための溝であり、フィルタ挿入溝37は、フィルタ素子36を挿入するための溝である。フィルタ挿入溝35、37で区切られた光導波路24の領域のうち、フィルタ挿入溝35を境とするフィルタ挿入溝37と反対側の領域にはコア29とコア30が配置されている。フィルタ挿入溝35とフィルタ挿入溝37の中間の領域にはコア31とコア32が配置されている。光導波路24の領域のうち、フィルタ挿入溝37を境とするフィルタ挿入溝35と反対側の領域にはコア33が配置されている。
光導波路24は、長手方向で対向する一対の端面と短手方向で対向する一対の側面を有している。光導波路24の一方の端面に対向する位置では、シリコン基板22の表面に光ファイバ保持部40が設けられている。従って、光導波路24やコアのうち、こちら側の端面と端部をそれぞれ光ファイバ接続側端面、光ファイバ接続側端部と言うことにする。また、光導波路24の他方の端面に対向する位置では、シリコン基板22の表面に発光素子25が実装されている。従って、光導波路24や各コアのうち、こちら側の端面と端部をそれぞれ発光素子側端面、発光素子側端部と言うことにする。さらに、光導波路24の一方の側面に対向する位置では、シリコン基板22の表面に受光素子26が実装されている。従って、光導波路24や各コアのうち、こちら側の側面と側端部をそれぞれ受光素子側側面、受光素子側側端部と言うことにする。(これらの定義は、実施例2以降についても適用される。)
光導波路24の光ファイバ接続側端部付近では、コア29、30の光ファイバ接続側端部は直線状に形成され、かつ、互いに平行に配置されている。さらに、コア29、30の光ファイバ接続側端面は光導波路24の光ファイバ接続側端面で露出している。フィルタ挿入溝35の付近においては、コア29、30の光ファイバ接続側端面と反対側の端面はフィルタ挿入溝35内で露出し、フィルタ挿入溝35に挿入されたフィルタ素子34と対向している。また、コア29、30の光ファイバ接続側端部と反対側の端部におけるコア長さ方向は、平面視において、フィルタ挿入溝35に挿入されたフィルタ素子34のコア29、30と対向している面の法線方向に対して、異なる向きで互いに等しい角度を成している。
フィルタ挿入溝35の近傍においては、コア31の端面は、フィルタ挿入溝35内で露出してフィルタ素子34と対向している。また、コア31のフィルタ挿入溝35と対向している側の端部は、フィルタ挿入溝35を隔てて、コア29の光ファイバ接続側端部と反対側の端部と滑らかに連続するように角度を定められている。フィルタ挿入溝37の近傍においては、コア31の端面とコア32の端面はそれぞれフィルタ挿入溝37内で露出し、フィルタ挿入溝37に挿入されたフィルタ素子36と対向している。また、コア31のフィルタ挿入溝37と対向している側の端部におけるコア長さ方向とコア32のフィルタ挿入溝37と対向している側の端部におけるコア長さ方向は、平面視において、フィルタ挿入溝37に挿入されたフィルタ素子36のコア31、32と対向している面の法線方向に対して、異なる向きで互いにほぼ等しい角度を成している。コア32の受光素子側側端部は、光導波路24の受光素子側側端部に至り、コア32の受光素子側側端面は、光導波路24の受光素子側側端面で露出している。
フィルタ挿入溝37の近傍において、コア33の発光素子側端面と反対側の端面はフィルタ挿入溝37内で露出し、フィルタ挿入溝37に挿入されたフィルタ素子36と対向している。また、コア33のフィルタ挿入溝37と対向する側の端部は、フィルタ挿入溝37を隔ててコア31のフィルタ挿入溝37と対向する側の端部と滑らかに連続するように角度を定められている。光導波路24の発光素子側端部付近では、コア33の発光素子側端部は直線状に形成されている。コア33の発光素子側端面は光導波路24の発光素子側端面で露出している。
フィルタ素子34は、波長λ1及び波長λ2の光を透過させ、波長λ3の光を反射させる短波長域通過型の特性を有している。フィルタ素子36は、波長λ1の光を透過させ、波長λ2の光を反射させる特性を有する。ここで、λ1<λ2<λ3であって、例えば、λ1=1.31μm、λ2=1.49μm、λ3=1.55μmである。
シリコン基板22の表面には絶縁膜23が形成されている。光導波路24は、図3に示すように、絶縁膜23を隔ててシリコン基板22の上に実装されている。しかし、光導波路実装領域においてはシリコン基板22の表面に絶縁膜23を設けないで、シリコン基板22の上に光導波路24が直接に実装されるようにしてもよい。また、この実施例では、シリコン基板22の表面のうち、光導波路24から露出している領域の全体を絶縁膜23で覆っている。しかし、シリコン基板22の表面では光学部品実装領域にのみ絶縁膜23が形成されるようにしてもよい。ここで、光学部品実装領域とは、電極パッド41、42が形成されている領域とその周囲の領域(ろう材がはみ出る恐れのある領域に比べて充分に広い領域)である。
シリコン基板22の表面に実装された光導波路24は、後述のように、ダイシング等によってその端部を断裁され、それによって端面を平滑に仕上げられている。このとき、確実に端面を断裁するために、光導波路24の端面と接する位置の断裁溝38、39はシリコン基板22にまで到達している。
シリコン基板22の表面において、コア29及び33の光ファイバ接続側端部と対向する位置には、それぞれV溝状の光ファイバ保持部40が凹設されている。この光ファイバ保持部40には、それぞれ光ファイバ(図示せず)が設置され、コア29、30と光学的に結合される。また、シリコン基板22の表面において、コア32の受光素子側側端面と対向する位置には電極パッド41が設けられている。電極パッド41の上に接合された受光素子26はコア32と光学的に結合される。シリコン基板22の表面の、コア33の発光素子側端面と対向する位置には電極パッド42が設けられている。その上にろう材43によって接合された発光素子25はコア33と光学的に結合される。ここで、発光素子25とコア33との距離や受光素子26とコア32との距離は、できるだけ短い方が好ましく、例えば20μm程度にするのが望ましい。
発光素子25の実装領域と断裁溝39との中間においては、図3に示すように、電極パッド42の設けられている側に基板表面から断裁溝39内に向けて斜め下りに傾斜した傾斜面44が設けられている。この傾斜面44の全面にもシリコン基板22表面の絶縁膜23と連続的に絶縁膜23が形成されている。そして、断裁溝39と傾斜面44によって溝が構成されている。図4(a)は発光素子25の近傍を示す拡大平面図、図4(b)は発光素子25を除いて電極パッド42の近傍を表わした拡大平面図である。図2及び図4(a)(b)から分かるように、この実施例では傾斜面44はシリコン基板22の幅全体にわたって形成されている。しかし、発光素子25の実装領域の幅よりも大きな幅で断裁溝39の縁に部分的に形成してもよい(実施例2を参照)。また、傾斜面44のみに絶縁膜23を形成してもよい。
しかして、この光トランシーバ21にあっては、以下のようにして各波長の光が制御される。一方の光ファイバからコア29に波長λ2とλ3の光を入射させると、その光はコア29を伝搬する。そして、コア29の端面から出射された光のうち、波長λ3の光はフィルタ素子34で反射してコア30内を伝搬して他方の光ファイバに光学的に結合される。この様子は、図2に実線矢印で示している。また、波長λ2の光はフィルタ素子34を透過する。フィルタ素子34を透過した波長λ2の光はコア31内に入射して伝搬し、コア31の端面から出射される。そして、波長λ2の光は、フィルタ素子36で反射されてコア32を伝搬し、コア32の端面から出射される。コア32の端面から出射された波長λ2の光は受光素子26で受光される。
また、図2に破線矢印で示すように、発光素子25から波長λ1の光を出射させると、発光素子25から出射した光はコア33を伝搬する。コア33から出射された波長λ1の光はフィルタ素子36を透過してコア31内に入射し、コア31を伝搬する。コア31の端面から出射された波長λ1の光は、フィルタ素子34を透過してコア29に入射し、コア29を伝搬する。そして、コア29の端面から出射された光は一方の光ファイバに光学的に結合される。
次に、実施例1による光トランシーバ21の製造方法の一例を説明する。図5(a)(b)(c)、図6(a)(b)(c)及び図7(a)(b)(c)は、光トランシーバ21の製造工程を説明する図である。いずれの図面においても向かって左の図は平面を表わし、向かって右の図は図7(c)のX−X線断面に相当する個所の断面を表わしている。光トランシーバ21の製造にあたっては、図5(a)に示すようなシリコン基板22(シリコンウエハ)を用意する。図5(b)に示すように、シリコン基板22の表裏両面を熱酸化させてSiOからなる絶縁膜23(熱酸化膜)を形成する。さらに、断裁溝39、傾斜面44及び光ファイバ保持部40となる領域において表面の絶縁膜23を開口させる。当該開口を通してシリコン基板22を異方性エッチングし、図5(c)のように、V溝状の光ファイバ保持部40とV溝45とを凹設する。さらに、図6(a)に示すように、光ファイバ保持部40及びV溝45内を熱酸化させてシリコン基板22の表裏全面に絶縁膜23を形成する。なお、シリコン基板22の裏面の絶縁膜23は除去しておいてもよい。
ついで、図6(b)に示すように、絶縁膜23を介してシリコン基板22上面の所定位置に電極パッド41と電極パッド42を設ける。両電極パッド41、電極パッド42の上にAuSnその他のろう材43を付与しておく。この状態では、電極パッド41と電極パッド42は絶縁膜23によって絶縁されている。また、電極パッド41、42とシリコン基板22も絶縁膜23によって絶縁されている。
つぎに、図6(c)に示すように、シリコン基板22の上面全体に、上下クラッド27、28間にコア29〜33を埋め込んだ光導波路24を精度良く位置決めして実装する。光導波路24は、予め別工程で製作したものをシリコン基板22の上面に重ね接着剤により接着固定してもよい。また、下クラッド28を形成するときに、クラッド樹脂を接着剤として使用すると工程が簡略化できる。あるいは、半導体製造技術を利用してシリコン基板22の上に順次下クラッド28、コア29〜33、上クラッド27を形成してもよい。ここで、最終的に光導波路を形成することになる領域では、絶縁膜23を除去しておき、シリコン基板22に直接光導波路24を接着してもよい。しかし、絶縁膜23を介して光導波路24を接着する方が、光導波路24の接着強度が大きくなる。この時、絶縁膜23は熱酸化膜やCVDによるデポ膜、あるいはスパッタにより成膜されたものなどが使用できる。
ついで、図7(a)に示すように、V溝45の発光素子25から遠い側の片側半分の位置で、光導波路24及びシリコン基板22をダイシングブレードやレーザー光により切り込んで断裁溝39を形成する。それと共に、光ファイバ保持部40の端部を通過する位置でダイシングブレードやレーザー光により切り込んで断裁溝38を形成する。また、断裁溝38、39と直交する方向において、電極パッド41の縁を通過する位置で光導波路24をダイシングブレード又はレーザー光によって断裁する。この工程により、光導波路24の端面が形成されると同時に、発光素子25側では、断裁溝39とV溝45からなる溝が形成される。
そして、断裁溝38、39と電極パッド41の縁を通過する裁断ラインで囲まれた部分を残して光導波路24の不要部分を剥離させる。さらに、ダイシングブレード又はレーザー光によって所定位置にフィルタ挿入溝35とフィルタ挿入溝37を切り込む。これらの場合、光導波路24の端面及び側面を滑らかにすることにより、光学的な結合損失を受けないようにしておく。
光導波路24の不要部分をシリコン基板22から剥離させる場合には、接着剤をエッチングによって除去してもよい。あるいは、接着剤として紫外線硬化型の接着剤を用いて光導波路24をシリコン基板22に接着するようにしてもよい。そのとき不要部分では接着剤に紫外線が照射されないようにしておけば、不要部分では接着剤が硬化しない。よって洗浄工程のみで簡単に光導波路24の不要部分を取り除くことができる。
このようにして光導波路24から露出した電極パッド41の上に受光素子26を接合させる。それと共に、電極パッド42の上に発光素子25を接合させてフェースダウン実装する。そして、受光素子26と発光素子25を加圧してろう材43をリフローさせる。図7(b)に示すように、リフローさせたろう材43によって受光素子26を電極パッド41に接合させると共に、発光素子25を電極パッド42に接合させる。
このとき、発光素子25側では、断裁溝39の縁にはV溝45の断裁により傾斜面44が形成される。傾斜面44の表面が絶縁膜23で覆われているので、発光素子25とコア33の光結合効率を高くしようとして発光素子25を光導波路24の端面に近づけて配置しても、ろう材43が断裁溝39内にはみ出したり、垂れたりしにくい。特に、図3に示すように、発光素子25が断裁溝39の上方へ向けて張り出すように配置しても、ろう材43は表面張力によって発光素子25の下面と絶縁膜23で覆われた傾斜面44との間の空間に保持される。その結果、ろう材43が断裁溝39内に垂れにくくなる。よって、垂れたろう材43がシリコン基板22に接触して受光素子26との間で電気的なクロストークを生じにくくなる。
発光素子25や受光素子26を実装するときには、シリコン基板22(シリコンウエハ)に形成した位置決め用マークを基準にして発光素子25等を位置決めする。発光素子25等を実装するための位置決め用マークは、光導波路24を貼り合わせるための位置決め用マークを付与するのと同一のマスクでシリコン基板22に形成するのが望ましい。同一のマスクを用いれば、光導波路24と発光素子25等との位置ずれを小さくすることが可能になる。さらに、光ファイバ保持部40を形成する際にも、これと同一のマスクを用いれば、光導波路24と光ファイバとの位置精度の向上も図れる。また、発光素子25等を実装する方法としては、光導波路24の外形パターンを実際に認識し、断裁によってシリコン基板22に形成した端面及び側面を基準にして位置決めする方法としてもよい。
最後に、図7(c)に示すように、フィルタ挿入溝35内にフィルタ素子34を挿入すると共にフィルタ挿入溝37内にフィルタ素子36を挿入する。このようにして、光トランシーバ21が完成する。
なお、上記実施例においては、発光素子25は断裁溝39の上方へ向けて張り出すようにして電極パッド42の上に接合させた。しかし、発光素子25の実装の仕方はこれに限らない。光導波路24と発光素子25の間で必要な距離が確保できるのであれば、図8に示すように、発光素子25を断裁溝39から引っ込めて配置してもよい。あるいは、発光素子25を傾斜面44から引っ込めて配置してもよい(以下のいずれの実施例、変形例についても同様)。
また、上記実施例1においては、受光素子26側で光導波路24を断裁する際には、光導波路24だけを断裁した。しかし、実際には、絶縁膜23を傷つけることなく光導波路24だけを断裁することは困難である。従って、断裁溝38、39と同様に電極パッド41の内側の縁に接する個所に、絶縁膜23で覆われた傾斜面を形成しておくのが望ましい。
図9は実施例1の変形例を示す拡大部分断面図である。この変形例においては、断裁溝39の内部全体にも絶縁膜23を形成し、シリコン基板22の全体を絶縁膜23で覆っている。断裁溝39の内部全体を絶縁膜23で覆うには、ダイシングブレードやレーザー光で断裁溝39を切り込んだ後、熱酸化によって断裁溝39の内部に絶縁膜23を形成すればよい。このような変形例によれば、断裁溝39の全体が絶縁膜23で覆われているので、電気的なクロストークや電気信号のリークがより確実に防止される。
また、本実施例では、光導波路24は樹脂製であったが、石英など他の材料によって作製されたものであってもよい。以下の実施例でも同様である。
図10は本発明の実施例2による光トランシーバの一部を示す拡大部分断面図である。この実施例においては、傾斜面44の先に、傾斜面44と反対に断裁溝39に向けて斜め上がりに傾斜した逆傾斜面46を設けている。そして、逆傾斜面46の表面も絶縁膜23で覆っている。この構造では、傾斜面44と逆傾斜面46との間に溝状のろう材43の溜まり部47ができるので、ろう材43が垂れたときにろう材43が溜まり部47で保持される。よって、断裁溝39内のシリコン基板22が露出した部分へろう材43が垂れるのを防ぐことができる。
実施例2の光トランシーバは、実施例1の光トランシーバの製造方法と同様な方法で製造される。しかし、ダイシングブレード又はレーザー光によって断裁溝39を切り込むとき、その位置を実施例1の場合よりも発光素子25と反対側へずらすだけで容易に製作することができる。
図11は本発明の実施例3による光送信機(光導波路モジュール)を示す平面図である。図12はその発光素子近傍における拡大部分断面図である。この光送信機51は、シリコン基板22の上に光導波路24を実装している。また、光導波路24の一方端面に対向させてシリコン基板22の長手方向の一方端部に発光素子25を配置し、光導波路24の発光素子25側と反対側の端部に隣接してシリコン基板22の長手方向の他方端部に光ファイバ保持部40を形成したものである。
光導波路24は、透明な樹脂材料からなる上クラッド27と下クラッド28との間に直線状のコア52を形成したものである。この光導波路24は、図12に示すように、絶縁膜23を隔ててシリコン基板22の上に実装されている。この場合も、光導波路実装領域においてはシリコン基板22の表面に絶縁膜23を設けないで、シリコン基板22の表面に光導波路24を直接に実装するようにしてもよい。
シリコン基板22の表面に実装された光導波路24は、後述のように、ダイシング等によって端部を断裁され、それによって端面を平滑に仕上げられている。このとき、確実に端部を断裁するために、光導波路24の端面と接する位置の断裁溝38、39はシリコン基板にまで到達している。
シリコン基板22の表面において、コア52の光ファイバ接続側端部と隣接する位置にはV溝状の光ファイバ保持部40が凹設されている。この光ファイバ保持部40には、光ファイバ(図示せず)が設置され、コア52と光学的に結合される。また、シリコン基板22の表面において、コア52の発光素子側端部と隣接する位置には電極パッド42が設けられている。電極パッド42の上にろう材43によって接合された発光素子25は、光導波路24の端面に対向していてコア52と光学的に結合される。
発光素子25が隣接する断裁溝39の縁においては、図12に示すように、電極パッド42と断裁溝39との間に、一段低くなった段差部分53が設けられている。この段差部分53の全面にもシリコン基板22表面の絶縁膜23と連続するように絶縁膜23が形成されている。そして、断裁溝39と段差部分53とによって溝が形成されている。図13(a)は発光素子25の近傍を示す拡大平面図、図13(b)は発光素子25を除いて電極パッド42の近傍を表わした拡大平面図である。図13(a)(b)から分かるように、この実施例では段差部分53は電極パッド42の近傍でのみ、発光素子25の実装領域の幅よりも広い幅にわたって形成されている。段差部分53はシリコン基板22の全幅にわたって形成されていてもよい(実施例1を参照)。
しかして、この光送信機51においては、コア52から出射された光は、コア52内を伝搬し、光ファイバ保持部40に保持されている光ファイバに結合される。
次に、実施例3による光送信機51の製造方法の一例を説明する。図14(a)(b)(c)、図15(a)(b)(c)及び図16(a)(b)(c)は、光送信機51の製造工程を説明する図である。いずれの図面においても向かって左の図は平面を表わし、向かって右の図は図15(c)のY−Y線断面に相当する個所の断面を表わしている。光送信機51の製造にあたっては、図14(a)に示すようなシリコン基板22(シリコンウエハ)を用意し、その表裏両面を熱酸化させてSiOからなる絶縁膜23(熱酸化膜)を形成する。さらに、図14(b)に示すように、シリコン基板22の表面において絶縁膜23をパターニングし、シリコン基板22の発光素子側端部のみに絶縁膜23を残す。また、このとき、段差部分53と等しい幅の凹部54を絶縁膜23に形成しておく。
ついで、絶縁膜23をマスクとしてシリコン基板22をドライエッチングする。これにより、シリコン基板22上面の絶縁膜23から露出している領域を10〜20μm掘り下げ、図14(c)のような段差部分53と下段部55を形成する。さらに、図15(a)に示すように、下段部55の絶縁膜23が設けられている端部と反対側の端部に、異方性エッチングによってV溝状の光ファイバ保持部40を形成する。この後、図15(b)に示すように、下段部55及び光ファイバ保持部40を熱酸化させてシリコン基板22の表裏全面に絶縁膜23を形成する。なお、シリコン基板22の裏面の絶縁膜23は除去しておいてもよい。
図15(c)に示すように、絶縁膜23を介してシリコン基板22上面の所定位置に電極パッド42を設ける。電極パッド42の上にAuSnその他のろう材43を付与しておく。この状態では、電極パッド42は絶縁膜23によってシリコン基板22から絶縁されている。
つぎに、図16(a)に示すように、シリコン基板22の表面全体に、上下クラッド27、28間にコア52を埋め込んだ光導波路24を精度良く位置決めして形成する。光導波路24は、予め別工程で製作したものをシリコン基板22の上面に重ね接着剤により接着固定してもよい。この場合には、シリコン基板22の表面形状に合わせて光導波路24の下面にも段差部分を設けておく。あるいは、半導体製造技術を利用してシリコン基板22の上に順次下クラッド28、コア52、上クラッド27を形成してもよい。ここで、最終的に光導波路を形成することになる領域では、絶縁膜23を除去しておき、シリコン基板22に直接光導波路24を接着してもよい。
ついで、図16(b)に示すように、凹部54内の段差部分53を残して下段部55の端部位置で、光導波路24及びシリコン基板22をダイシングブレードやレーザー光により切り込んで断裁溝39を形成する。それと共に、光ファイバ保持部40の端部を通過する位置でダイシングブレードやレーザー光により溝を切り込んで断裁溝38を形成する。これによって、光導波路24の端面が形成されると共に、断裁溝39と段差部分53とからなる溝が形成される。
そして、断裁溝38、39間の部分を残して光導波路24の不要部分を剥離させる。このとき、光導波路24の端面及び側面を滑らかにすることにより、光学的な結合損失を受けないようにしておく。
光導波路24の不要部分をシリコン基板22から剥離させる場合には、接着剤をエッチングによって除去してもよい。あるいは、接着剤として紫外線硬化型の接着剤を用いて光導波路24をシリコン基板22に接着するようにしてもよい。そのとき不要部分では接着剤に紫外線が照射されないようにしておけば、不要部分では接着剤が硬化しない。よって、洗浄工程のみで簡単に光導波路24の不要部分を取り除くことができる。
このようにして光導波路24から露出した電極パッド42の上に発光素子25を置く。そして、発光素子25を加圧してろう材43をリフローさせる。図16(c)に示すように、リフローさせたろう材43によって発光素子25を電極パッド42に接合させる。このようにして、光送信機51が完成する。
このとき、発光素子25側では、断裁溝39の縁に段差部分53が形成されており、段差部分53の表面が絶縁膜23で覆われている。そのため、発光素子25を光導波路24の端面に近づけて配置しても、ろう材43は表面張力によって発光素子25の下面と絶縁膜23で覆われた段差部分53との間の空間に保持される。これにより、ろう材43は断裁溝39内には垂れにくくなる。よって、垂れたろう材43がシリコン基板22に接触することによる電気的なリークが起こりにくく、また、他の光受信機などとの間で電気的なクロストークが生じにくくなる。
発光素子25を実装する際には、シリコン基板22(シリコンウエハ)に形成した位置決め用マークを基準にして発光素子25を位置決めする。発光素子25を実装するための位置決め用マークは、光導波路24を貼り合わせるための位置決め用マークを付与するのと同一のマスクでシリコン基板22に形成するのが望ましい。同一のマスクを用いれば、光導波路24と発光素子25との位置ずれを小さくすることが可能になる。さらに、光ファイバ保持部40を形成するときにも、これと同一のマスクを用いれば、光導波路24と光ファイバとの位置精度の向上も図れる。また、発光素子25を実装する方法としては、光導波路24の外形パターンを実際に認識し、断裁によってシリコン基板22に形成した端面及び側面を基準にして位置決めする方法としてもよい。
図17は実施例3の変形例を示す拡大部分断面図である。この変形例においては、断裁溝39の内部全体に絶縁膜23を形成し、シリコン基板22の全体を絶縁膜23で覆っている。断裁溝39の内部全体を絶縁膜23で覆うには、ダイシングブレードやレーザー光で断裁溝39を切り込んだ後、熱酸化によって断裁溝39の内部に絶縁膜23を形成すればよい。このような変形例によれば、断裁溝39の全体が絶縁膜23で覆われているので、電気的なクロストークや電気信号のリークがより確実に防止される。
なお、実施例1のような光トランシーバにおいて実施例3のような段差部分を設けてもよい。また、実施例3のような光送信機において実施例1のような傾斜面を設けてもよい。
図18は本発明の実施例4による光導波路モジュール61を示す拡大部分断面図である。この実施例では、断裁溝39の側壁面のうち電極パッド42側に位置する側壁面を絶縁膜23で覆っている。絶縁膜23で覆う側壁面の領域は、断裁溝39の全長(シリコン基板22の全幅)にわたっていてもよい。また、その領域は発光素子25の実装位置の近傍のみでもよい。このような実施例では、発光素子25を電極パッド42に接合するためのろう材43が断裁溝39内に垂れても、断裁溝39の底面に達しない限り、電気的なリークや電気的なクロストークが発生する恐れはない。
このような光導波路モジュール61を製作するには、光導波路24及びシリコン基板22を断裁してシリコン基板22に断裁溝39を切り込む。それと共に光導波路24の不要部分を剥離させる。その後、スパッタリング等によってSiOやSiN等の絶縁材料を斜め蒸着させて断裁溝39の側面に絶縁膜23を形成すればよい。
図19は本発明の実施例4の変形例を示す拡大部分断面図である。この変形例においては、断裁溝39を設けた後、断裁溝39内に絶縁材料を蒸着等によって堆積させて、断裁溝39の内面の全体に絶縁膜23を形成している。よって、ろう材43が垂れても発光素子25とシリコン基板22とが導通する恐れがなく、電気的なリークや電気的なクロストークをより確実に防止することができる。
図20は本発明の実施例5による光導波路モジュール71を示す拡大部分断面図である。この実施例では、光導波路24及びシリコン基板22に断裁溝39を切り込んで、光導波路24の不要部分を剥離させる。その後、断裁溝39内に絶縁材料72を充填して断裁溝39を絶縁材料72で埋めている。従って、発光素子25を電極パッド42に接合するためのろう材43が断裁溝39の方向へはみ出しても、ろう材43が断裁溝39内に侵入する恐れがなく、電気的なリークや電気的なクロストークが発生する恐れもない。
図21(a)(b)(c)は本発明の実施例6による光受信機(光ファイバモジュール)の製造工程を説明する概略断面図である。この実施例にあっては、まず図21(a)に示すように、シリコン基板22の上面に光ファイバ保持部40やV溝93を形成した後、シリコン基板22の上面全体を熱酸化させて絶縁膜23を形成する。また、V溝93の近傍においてシリコン基板22の上面に絶縁膜23を介して電極パッド41を設ける。そして、電極パッド41のろう材43を固着させておく。ついで、光ファイバ保持部40内に光ファイバ92を載置して光ファイバ92を位置決めし、接着剤によって光ファイバ92を光ファイバ保持部40に固定する。
この後、図21(b)に示すように、ダイシングブレード又はレーザー光を用いて、光ファイバ92の端部からシリコン基板22のV溝93の縁にかけて溝を切り込む。これにより、光ファイバ92の端面を平滑に仕上げる。このとき、シリコン基板22には、光ファイバ92の端面を通過するようにして断裁溝39が形成される。また、断裁溝39の縁には、残ったV溝93によって絶縁膜23で覆われた傾斜面44が形成される。
ついで、電極パッド41の上に受光素子26を載置して受光素子26を光ファイバ92の端面に近接させるように配置する。そして、ろう材43をリフローさせて受光素子26を電極パッド41に接合させる。このようにして光受信機91が完成する。受光素子26の接合時に、溶融してリフローしたろう材43が受光素子26の下面から断裁溝39側にはみ出しても受光素子26の下面と傾斜面44との間の空間に保持される。よって、断裁溝39内にろう材43が侵入するのを防止できる。この結果、この光受信機91にあっても、ろう材43が断裁溝39内に侵入することによる電気的なリークや電気的なクロストークが発生する可能性を低減させることができる。
なお、実施例6のような光受信機においても、断裁溝39の近傍の形状や絶縁膜23を設ける領域などは、実施例1〜5やその変形例で述べたような種々の形態のものを用いることができる。
また、上記各実施例においては、発光素子25又は受光素子26を断裁溝39の上方へ向けて張り出すようにして実装した。しかし、いずれの実施例又は変形例においても、図8のように発光素子25又は受光素子26を断裁溝39から引っ込めた状態で実装してもよい。
従来の光導波路モジュールの一部を示す断面図である。 本発明の実施例1による光トランシーバを示す平面図である。 実施例1の光トランシーバの発光素子近傍における拡大部分断面図である。 (a)は実施例1において発光素子の近傍を示す拡大平面図、(b)は発光素子を除いて電極パッドの近傍を表わした拡大平面図である。 (a)(b)及び(c)は、実施例1の光トランシーバの製造工程を説明する図である。 (a)(b)及び(c)は、図5の工程の後の製造工程を説明する図である。 (a)(b)及び(c)は、図6の工程の後の製造工程を説明する図である。 発光素子の実装位置の異なる例を示す拡大部分断面図である。 実施例1の変形例を示す拡大部分断面図である。 本発明の実施例2による光トランシーバの一部を示す拡大部分断面図である。 本発明の実施例3による光送信機を示す平面図である。 実施例3の光送信機の発光素子近傍における拡大部分断面図である。 (a)は実施例3において発光素子の近傍を示す拡大平面図、(b)は発光素子を除いて電極パッドの近傍を表わした拡大平面図である。 (a)(b)及び(c)は、実施例3の光送信機の製造工程を説明する図である。 (a)(b)及び(c)は、図14の工程の後の製造工程を説明する図である。 (a)(b)及び(c)は、図15の後の製造工程を説明する図である。 実施例3の変形例を示す拡大部分断面図である。 本発明の実施例4による光導波路モジュールを示す拡大部分断面図である。 本発明の実施例4の変形例を示す拡大部分断面図である。 本発明の実施例5による光導波路モジュールを示す拡大部分断面図である。 (a)(b)及び(c)は、本発明の実施例6による光ファイバモジュールの製造工程を説明する概略断面図である。
符号の説明
21 光トランシーバ
22 シリコン基板
23 絶縁膜
24 光導波路
25 発光素子
26 受光素子
29、30、31、32、33 コア
34 フィルタ素子
36 フィルタ素子
38、39 断裁溝
40 光ファイバ保持部
41 電極パッド
42 電極パッド
43 ろう材
44 傾斜面
51 光送信機
52 コア
53 段差部分

Claims (9)

  1. 非絶縁性の基板の表面に光導波路又は光ファイバと、発光素子や受光素子等の光学部品とが実装された光モジュールにおいて、
    前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜の上に設けられた電極に前記光学部品が接合され、前記基板の光学部品実装領域の近傍に溝が形成され、前記溝内の少なくとも一部に絶縁膜が形成されていることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記光学部品は、前記光導波路又は光ファイバと光学的に結合するように配置され、
    前記溝は、前記光導波路又は光ファイバと前記電極との間において、前記光導波路又は光ファイバの端面と接する位置に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記基板の表面に形成された前記絶縁膜と、前記溝内に形成された絶縁膜とが連続していることを特徴とする、請求項1に記載の光モジュール。
  4. 前記溝は、前記電極に近い側の縁において、最も深い位置にある底面と前記基板の表面との中間の高さに位置する段差部分を有し、当該段差部分の表面に前記絶縁膜が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光モジュール。
  5. 前記段差部分は、傾斜面であることを特徴とする、請求項4に記載の光モジュール。
  6. 非絶縁性の基板の表面に光導波路又は光ファイバと、発光素子や受光素子等の光学部品とが実装された光モジュールにおいて、
    前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜の上に設けられた電極に前記光学部品が接合され、前記基板の光学部品実装領域の近傍に溝が形成され、前記溝内に絶縁材料が充填されていることを特徴とする光モジュール。
  7. 前記光学部品は、前記溝の上方へ向けて張り出すように実装されていることを特徴とする、請求項1又は6に記載の光モジュール。
  8. 請求項1に記載の光モジュールを製造する方法であって、
    前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜を形成する工程と、
    前記光学部品実装領域と光導波路又は光ファイバ実装領域との中間領域の少なくとも一部にV溝を形成する工程と、
    前記V溝の内面に絶縁膜を形成する工程と、
    前記光学部品実装領域の絶縁膜の上に電極を設ける工程と、
    前記光導波路又は光ファイバ実装領域を含む領域に光導波路又は光ファイバを実装する工程と、
    前記光導波路又は光ファイバが実装された後に、前記光導波路又は光ファイバの端部を断裁しつつ、前記V溝の前記光導波路又は光ファイバ寄りの一部に前記V溝よりも深い断裁溝を形成して前記V溝と前記断裁溝からなる溝を設ける工程と、
    前記溝を形成した後、前記電極に前記光学部品を接合する工程と、
    を有することを特徴とする光モジュールの製造方法。
  9. 請求項1に記載の光モジュールを製造する方法であって、
    前記基板の表面の少なくとも光学部品実装領域に絶縁膜を形成する工程と、
    前記基板表面の光導波路又は光ファイバ実装領域、及び前記光学部品実装領域と前記光導波路又は光ファイバ実装領域との中間領域の少なくとも一部を前記光学部品実装領域よりも深く掘り下げる工程と、
    前記中間領域の少なくとも一部に絶縁膜を形成する工程と、
    前記光学部品実装領域の絶縁膜の上に電極を設ける工程と、
    前記光導波路又は光ファイバ実装領域を含む領域に光導波路又は光ファイバを実装する工程と、
    前記光導波路又は光ファイバが実装された後に、前記光導波路又は光ファイバの端部を断裁しつつ、前記中間領域の少なくとも一部の、前記光導波路又は前記光ファイバ寄りの位置に断裁溝を形成して前記中間領域の少なくとも一部と前記断裁溝からなる溝を設ける工程と、
    前記溝を形成した後、前記電極に前記光学部品を接合する工程と、
    を有することを特徴とする光モジュールの製造方法。
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