JP2019117286A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大幅にサイズが相違する微小な光デバイスと同じ層に形成される光導波路とスポットサイズコンバータとを一体的に形成する。【解決手段】半導体装置は、スポットサイズコンバータとして機能する光導波部OGUを有し、この光導波部OGUは、層間絶縁層ILを厚さ方向に貫通する複数の光導波体OGを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、例えば、光導波路を含む半導体装置およびその製造技術に適用して有効な技術に関する。
特開2004−133446号公報(特許文献1)には、例えば、光ファイバとの接続損失を低減することが可能なスポットサイズコンバータに関する技術が記載されている。
特開2004−133446号公報
例えば、光変調器などと同じ層に形成される第1光導波路に、外部の第2光導波路からの出射光を直接入射させる場合、第1光導波路を伝搬する光のスポットサイズと、第2光導波路を伝搬する光のスポットサイズとの相違に起因して光損失が発生しうる。そこで、上記第1光導波路および上記第2光導波路の間で光を低損失で導入するために、第1光導波路と第2光導波路との間に、光のスポットサイズを変換するスポットサイズコンバータを設ける技術がある。ここで、例えば、第1光導波路とスポットサイズコンバータとを一体的に形成することが検討されている。
この点に関し、本発明者の検討によると、例えば、光変調器などと同じ層に形成される第1光導波路とスポットサイズコンバータとを一体的に形成する場合、光変調器などのサイズとスポットサイズコンバータのサイズとの大きな相違に起因する新規な改善の余地が顕在化することが明らかになった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態における半導体装置は、スポットサイズコンバータとして機能する光導波部を有し、この光導波部は、層間絶縁層を厚さ方向に貫通する複数の光導波体を含む。
一実施の形態によれば、スポットサイズコンバータを有する半導体装置の信頼性を高めることができる。
関連技術におけるスポットサイズコンバータを含む半導体チップの模式的な部分構成を示す平面図である。 図1のA−A線で切断した断面図である。 実施の形態1におけるスポットサイズコンバータを含む半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 図3のA−A線における半導体装置の断面図である。 実施の形態2における半導体装置の構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態2における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図16に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 変形例1における半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 変形例2における半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 図19のA−A線における半導体装置の断面図である。 変形例2における別態様を模式的に示す断面図である。 変形例3における半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 変形例4における半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 変形例4における別態様を模式的に示す断面図である。 変形例5における半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 変形例5における半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
<スポットサイズコンバータ>
近年、光集積回路の小型化を目指して、SOI(Silicon On Insulator)基板を利用したシリコン導波路やフォトニック結晶導波路などの光導波路に関する研究開発が行なわれている。このような光導波路は、発光素子や受光素子などの光デバイスと光学的に接続される。ここで、光導波路と発光素子との接続で問題となるのが、光導波路を伝搬する光のスポットサイズと、半導体レーザに代表される発光素子におけるスポットサイズとの大きな相違である。例えば、互いにスポットサイズの異なる光導波路と発光素子とをそのまま接続すると、接続部分における光損失が大きくなってしまうという問題点が生じる。同様に、光導波路と光ファイバとの接続においても、光導波路を伝搬する光のスポットサイズと、光ファイバを伝搬する光のスポットサイズとが大きく相違することに起因して、光導波路と光ファイバとの接続部分における光損失が問題点として顕在化する。例えば、光導波路を伝搬する光のスポットサイズは、サブミクロンのオーダーとなる一方、光ファイバや発光素子における光のスポットサイズは、数ミクロンのオーダーとなる。したがって、スポットサイズの相対的に小さな光を伝搬する光導波路と、スポットサイズの相対的に大きな光を伝搬する光ファイバやスポットサイズの大きな発光素子とを高い効率で直接接続することは困難である。このことから、スポットサイズの相対的に小さな光を伝搬する光導波路と、スポットサイズの相対的に大きな光を伝搬する光ファイバやスポットサイズの大きな発光素子との間に、光のスポットサイズを変換するスポットサイズコンバータ(スポットサイズ変換器)を挿入することが行なわれる。この点に関し、光変調器などと同じ層に形成される光導波路とスポットサイズコンバータとを一体的に形成することが検討されている。ただし、本発明者の検討によると、例えば、光変調器などと同じ層に形成される第1光導波路とスポットサイズコンバータとを一体的に形成する場合、微小な光変調器などのサイズとスポットサイズコンバータのサイズとの大きな相違に起因する新規な改善の余地が顕在化することが明らかになった。そこで、以下では、まず、関連技術を使用して、本発明者が見出した新規な改善の余地について説明し、その後、この新規な改善の余地に対する工夫を施した本実施の形態1における技術的思想について説明することにする。
<関連技術に存在する改善の余地>
まず、関連技術に存在する改善の余地について説明する。本明細書でいう「関連技術」は、新規に発明者が見出した課題を有する技術であって、公知である従来技術ではないが、新規な技術的思想の前提技術(未公知技術)を意図して記載された技術である。
図1は、関連技術におけるスポットサイズコンバータを含む半導体チップCHPの模式的な部分構成を示す平面図である。図1に示すように、半導体チップCHPには、例えば、酸化シリコン層からなる埋め込み絶縁層BOXが形成されており、この埋め込み絶縁層BOX上に、x方向に延在する光導波路WG1が形成されている。この光導波路WG1は、例えば、シリコンやゲルマニウムなどから構成される。このとき、図1に示すように、光導波路WG1は、幅(光の伝搬方向に直交し、かつ絶縁層BOXの主面に沿う方向における光導波路WG1の長さ、以下同じ)が略同一のライン形状からなる部分P1と、光導波路WG1の一端部EP1に近づくにつれて幅が狭くなるテーパ形状からなる部分P2とを含んでいる。そして、このテーパ形状からなる部分P2は、光導波路WG1の一部を構成するとともに、スポットサイズコンバータの一部を構成することになる。
図2は、図1のA−A線で切断した断面図である。図2に示すように、例えば、シリコンからなる基板層1S上に、酸化シリコン層からなる埋め込み絶縁層BOXが形成されており、この埋め込み絶縁層BOX上に、例えば、シリコンからなる光導波路WG1が形成されている。そして、図2に示すように、光導波路WG1の一端部EP1を含む光導波路WG1の一部分上から埋め込み絶縁層BOX上にわたってコア層CLが形成されている。さらに、コア層CLと、コア層CLから露出する光導波路WG1とを覆うように絶縁層BOX上にわたってクラッド層CLDが形成されている。このクラッド層CLD上には、カバー膜CVFが形成されている。カバー膜CVFは、例えば、厚さ1.5μm程度の酸化シリコン膜である。
光導波路WG1は、半導体チップCHPの他の領域に形成されている図示しない光デバイス(受光器や光変調器など)と同じ層に形成されている。すなわち、光導波路WG1および当該光デバイスは、同じ絶縁膜BOX上において、同じ層間絶縁層に覆われている。一方、コア層CLは、例えば、半導体チップCHP内に配置された半導体レーザや、半導体チップCHPの外部に設けられる光ファイバと光学的に接続可能に構成されている。このとき、光導波路WG1は、光導波路WG1の屈折率よりも低い屈折率を有する埋め込み絶縁層BOXとクラッド層CLDとにより挟まれているため、光導波路WG1の内部に光が閉じ込められる。つまり、光導波路WG1の内部を光が伝搬することになる。一方、コア層CLもコア層CLの屈折率よりも低い屈折率を有する埋め込み絶縁層BOXとクラッド層CLDとにより挟まれているため、コア層CLの内部に光が閉じ込められる。つまり、コア層CLの内部を光が伝搬することになる。
ここで、図2に示す光導波路WG1の一部分とコア層CLと埋め込み絶縁層BOXとクラッド層CLDは、スポットサイズコンバータの主要な構成要素となる。例えば、光通信に最もよく使用されている1.55μm帯の波長を有する光を採用する場合、半導体チップCHPに形成された微小な光デバイスと同じ層に形成される光導波路WG1の断面の高さは、0.2μm程度であり、当該断面の幅は、0.4μm程度である。半導体レーザや光ファイバと光学的に接続されるコア層CLの断面の高さと幅は、例えば、ともに3μm程度である。
このように構成されているスポットサイズコンバータにおいては、光導波路WG1とコア層CLとを光が伝搬することになる。例えば、コア層CLと対向するように半導体レーザが配置されている場合、半導体レーザから射出したレーザ光は、コア層CLの端面(受光面)に到達する。そして、コア層CLの受光面から光導波路WG1に向ってコア層CLを伝搬するレーザ光は、コア層CLの内部を伝搬するにつれて、コア層CLと隣接する光導波路WG1のテーパ部分である部分P2を介して、コア層CLから光導波路WG1にレーザ光の分布が移動する。例えば、このレーザ光の分布の移動は、テーパ部分である部分P2の形状に依存する。
以上のようして、例えば、光導波路WG1からコア層CLに光が伝搬する場合には、スポットサイズコンバータによって、スポットサイズが徐々に拡大することになる。したがって、光導波路WG1と光導波路WG2とをスポットサイズコンバータを介して接続することにより、互いに断面サイズの異なる光導波路WG1と光導波路WG2との間の光損失を抑制することができる。
ただし、微小な光デバイスと同じ層に形成される光導波路とスポットサイズコンバータとを一体的に形成する場合、光デバイスのサイズとスポットサイズコンバータのサイズとの大きな相違に起因して、光損失を抑制する良好なスポットサイズコンバータを形成することが困難になる。すなわち、光デバイスと同じ層に形成される光導波路と一体的にスポットサイズコンバータを形成するためには、工夫が必要とされる。以下に、この点について説明する。
まず、コア層CLを窒化シリコン膜から形成する方法として、例えば、厚さが数ミクロンオーダの酸化シリコン膜を形成した後、この酸化シリコン膜にコア層CLに対応する大きなサイズの開口部を形成し、この開口部の内部に窒化シリコン膜を埋め込むことにより、コア層CLを形成する方法が考えられる。ただし、この方法では、数ミクロンオーダの大きなサイズの開口部に内部に窒化シリコン膜を埋め込む必要がある。このとき、CVD法に代表される半導体製造技術での膜の堆積方法では、数ミクロンオーダの大きな開口部を埋め込むように窒化シリコン膜を形成することは困難なのである。
以上のことから、サブミクロンオーダのサイズを有する光導波路WG1と数ミクロンオーダのコア層CLとを含むスポットサイズコンバータを半導体製造技術で形成するためには、工夫が必要とされることがわかる。そこで、本実施の形態1では、サブミクロンオーダのサイズを有する光導波路WG1と数ミクロンオーダのコア層CLとを含むスポットサイズコンバータとを一体的に半導体製造技術で形成するための工夫を施している。以下では、この工夫を施した本実施の形態1における技術的思想について、図面を参照しながら説明することにする。
<半導体装置の構成>
図3は、本実施の形態1におけるスポットサイズコンバータを含む半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。図3において、本実施の形態1における半導体チップCHPは、x方向に並んで配置される領域R1と領域R2とを有している。そして、領域R1には、x方向に延在する光導波路WG1と、この光導波路WG1と光学的に接続されたスポットサイズコンバータSSCとが形成されている。光導波路WG1は、図3では、図示されていない光デバイスと同じ層に形成されている。一方、領域R2には、発光素子である半導体レーザ(レーザ光源)LDが配置されている。領域R2は、半導体チップCHPの基板上に形成された凹部であってもよいし、半導体チップCHPの外側の領域であってもよい。すなわち、半導体レーザLDは、半導体チップCHPの基板上に形成された凹部内に配置されていてもよいし、平面視において半導体チップCHPの基板に隣接するように配置されていてもよい。
なお、図3では、平面視において半導体チップCHPの基板に隣接するように半導体レーザLDが配置されている例が示されている。
半導体レーザLDは、レーザ光を発生する発光部LUを有している。ここで、本明細書では、半導体レーザLDの発光部LU自体も、内部で発生したレーザ光が伝搬するため、光導波路WG2とみなしている。
なお、本実施の形態1では、図3に示すように、半導体チップCHPの領域R1に光導波路WG1とスポットサイズコンバータSSCとが配置され、かつ、半導体チップCHPの外部の領域R2に光導波路WG2を含む半導体レーザLDが配置されている例について説明している。ただし、本実施の形態1における技術的思想は、この構成に限らず、例えば、半導体チップCHPに光導波路WG1とスポットサイズコンバータSSCとが配置され、かつ、この半導体チップCHPの外部に、スポットサイズコンバータSSCと光学的に接続される光導波路WG2を含む光ファイバが配置された構成にも適用することができる。さらには、1つの半導体チップCHPに光導波路WG1とスポットサイズコンバータSSCと光導波路WG2(半導体レーザLD)とが配置されている構成にも適用することができる。
次に、図3に示すように、光導波路WG1は、幅が略同一の部分P1と、光導波路WG1の一端部EP1に近づくにつれて幅が狭くなるテーパ形状からなる部分P2とを有している。そして、光導波路WG1と光学的に接続されるスポットサイズコンバータSSCは、光導波路WG1の部分P2と、複数の光導波体OGとを含んでいる。つまり、光導波路WG1の部分P2は、光導波路WG1の一部分として機能するだけでなく、スポットサイズコンバータSSCの構成要素としても機能する。さらに、スポットサイズコンバータSSCの構成要素である複数の光導波体OGは、例えば、光導波路WG1が延在するx方向(第1方向)に所定のピッチ(第1ピッチ)で配置され、かつ、x方向と直交し、基板の主面に沿うy方向(第2方向)にも所定のピッチ(第1ピッチ)で配置されている。
ただし、スポットサイズコンバータSSCの構成要素である複数の光導波体OGは、x方向に配置されているピッチとy方向に配置されているピッチとが相違していてもよい。
また、スポットサイズコンバータSSCの構成要素である複数の光導波体OGには、平面視において光導波路WGの部分P2と重なる光導波体OGと、平面視において光導波路WGの部分P2と重ならない光導波体OGとが含まれている。
光導波体OGの数は、光導波路WG1および光導波路WG2の間を光学的に接続できればよく、光導波体OGの幅および高さなどに応じて適宜決定されうる。
なお、光導波路WG1の部分P2の一端部(右端部)EP1は、スポットサイズコンバータSSC(光導波部)の一端部(左端部)EP2aと、スポットサイズコンバータSSC(光導波部)の他端部(右端部)EP2bとの間に位置している。
続いて、図4は、図3のA−A線で切断した断面図である。図4に示すように、半導体チップCHPの領域R1には、例えば、酸化シリコン膜からなる絶縁層BOXを有する基板層(シリコン基板)1Sが配置されており、絶縁層BOX上には、例えば、シリコンやゲルマニウムなどからなる光導波路WG1が形成されている。そして、光導波路WG1を覆うように、例えば、酸化シリコン膜からなる保護膜PFが形成されている。さらに、図4に示すように、保護膜PFを介して光導波路WG1を覆う層間絶縁層ILが形成されており、この層間絶縁層ILには、内部を光が伝搬可能な光導波部OGUが形成されている。この光導波部OGUの幅は、光導波路WG1の幅よりも大きくなっているとともに、光導波部OGUの高さは、光導波路WG1の高さよりも大きくなっている。
ここで、光導波部OGUとは、光導波部OGUにおいて最も外側に形成されている複数の光導波体OGに外接する4つの仮想平面(図3の破線参照)と、複数の光導波体OGの天面に接する仮想平面と、複数の光導波体OGの底面に接する仮想平面とにより囲まれる領域と意味する。また、光導波部OGUの幅とは、光導波部OGUの延在方向に直交し、かつ絶縁層BOXの主面に沿う方向における光導波部OGUの長さをいう。
そして、光導波部OGUの一端部(左端部)EP2aは、光導波路WG1の部分P1(保護膜PF)上に配置されている。すなわち、光導波部OGUは、光導波部WG1の部分P2を覆うように配置されている。光導波部OGUの他端部(右端部)EP2bは、光導波路WG2からの光を受光可能に構成されている。つまり、光導波部OGUの他端部(右端部)EP2bは、光導波路WG2と対向可能に構成されている。言い換えると、光導波部OGUの他端部(右端部)EP2bは、光導波路WG2からの光を入射する受光面を構成しているということもできる。このようにして、光導波部OGUは、光導波路WG1と光学的に接続されるとともに、光導波路WG2とも光学的に接続される。光導波部OGUの受光面は、光導波路WG2の出射面と対向するように配置されている。光導波部OGUの受光面のサイズは、光導波路WG2の出射面のサイズに応じて決定され、例えば、光導波路WG2の出射面のサイズより大きい。
次に、図4に示すように、光導波部OGUは、層間絶縁層ILを厚さ方向に貫通する複数の光導波体OGを有している。このとき、複数の光導波体OGには、光導波路WG1の部分P2に達する光導波体OGと、絶縁層BOXに達する光導波体OGとが含まれる。本実施の形態1では、複数の光導波体OGのそれぞれの立体形状は、柱形状から構成されている。そして、複数の光導波体OGの配置間隔は、エバネッセント光の染み出し距離よりも小さくなっている。すなわち、複数の光導波体OGのうち、互いに隣り合う2つの光導波体OGの間隔は、光導波部OGUを伝搬する光における光導波体OGから層間絶縁層ILへの染み出し距離よりも小さくなっている。当該間隔は、例えば、0.1μm程度である。
また、光導波体OGの高さは、光導波路WG2の出射面のサイズに応じて決定され、例えば、3.0μmである。光導波体OGの高さ方向に垂直な断面のサイズは、特に限定されない。例えば、光導波体OGの高さ方向に垂直な断面における直径は、0.3μm程度である。
一方、図4に示すように、半導体チップCHPの外部の領域R2には、半導体レーザLDが形成されている。具体的に、半導体チップCHPの外部の領域R2に形成されている半導体レーザLDは、レーザ光を閉じ込めて射出する発光部(活性層)LUが、発光部LUよりも屈折率の小さいクラッド層CLD2aとクラッド層CLD2bとにより挟まれている。このように構成されている半導体レーザLDにおいて、発光部LU自体は、光が伝搬する広義の光導波路WG2と見なすことができる。
以上のようにして、本実施の形態1における半導体装置(半導体チップCHP)は、互いに幅および高さの異なる光導波路(シリコン導波路)WG1と光導波路(例えば、半導体レーザの発光部LUや光ファイバ)WG2のうち、少なくとも、光導波路WG1を有し、かつ、光導波路WG2から光導波路WG1に光を入射させるように構成されている。
<半導体装置における光の伝搬>
本実施の形態1における半導体装置は、上記のように構成されており、以下に、本実施の形態1における半導体装置での光の伝搬について、図3および図4を参照しながら説明する。まず、図3および図4に示すように、半導体チップCHPの外部の領域R2に配置されている半導体レーザLDの発光部LUでレーザ光が共振する。そして、光導波路WG2として機能する発光部LUから射出されたレーザ光は、このレーザ光の受光面として機能する光導波部OGUの右端部(他端部EP2b)から、半導体チップCHPの領域R1に配置されているスポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUの内部に入射する。このとき、光導波部OGUは、図4に示すように、例えば、酸化シリコン膜から構成されているクラッド層CLDや絶縁層BOXよりも屈折率の高い窒化シリコン膜から構成される複数の光導波体OGを有している。このため、まず、光導波部OGUの内部に入射するレーザ光は、まず、光導波部OGUの最も受光面側に配置されている光導波体OGの内部を伝搬する。このとき、最も受光面側に配置されている光導波体OGと、この光導波体OGの隣りに配置されている光導波体OGとの間に屈折率の相対的に小さい層間絶縁層ILが介在するため、レーザ光は、最も右側に配置されている光導波体OGから、この光導波体OGの左隣りに配置されている光導波体OGへ伝搬しないように思われる。ところが、本実施の形態1においては、最も受光面側に配置されている光導波体OGと、この光導波体OGの隣りに配置されている光導波体OGとの間の間隔が、エバネッセント光の染み出し距離よりも小さいので、エバネッセント光によって、最も受光面側に配置されている光導波体OGから、この光導波体OGの左隣りに配置されている光導波体OGへレーザ光が伝搬する。その後は、エバネッセント光による同様のメカニズムによって、複数の光導波体OGが形成されている光導波部OGUの内部をレーザ光が伝搬する。
ここで、光導波部OGUの受光面から光導波路WG1に向って光導波部OGUの内部を伝搬するレーザ光は、光導波部OGUの内部を伝搬するにつれて、光導波部OGUと隣接する光導波路WG1のテーパ部分である部分P2を介して、光導波部OGUから光導波路WG1にレーザ光の分布が移動する。この結果、例えば、光導波部OGUから光導波路WG1にレーザ光が伝搬する場合には、スポットサイズコンバータSSCによって、スポットサイズが徐々に縮小することになる。したがって、本実施の形態1における半導体装置によれば、光導波路WG1と光導波路WG2とをスポットサイズコンバータSSCを介して互いに光学的に接続することにより、互いに断面サイズの異なる光導波路WG1と光導波路WG2との間における光損失を抑制できる。
その後、スポットサイズコンバータSSCによって、スポットサイズが縮小されたレーザ光は、光導波路WG1を伝搬する。以上のようにして、本実施の形態1における半導体装置によれば、半導体レーザから射出されたレーザ光を、半導体レーザLDの発光部LU→スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGU→光導波路WG1の経路で、互いに幅と高さの異なる光導波路WG1と光導波路WG2との間で大きな光損失を招くことなく伝搬させることができる。
<半導体装置の製造方法>
続いて、本実施の形態1における半導体装置の製造方法について、本実施の形態1における技術的思想の概要を説明する観点から述べる。本実施の形態1における半導体装置の製造方法は、層間絶縁層ILおよび光導波部OGUを二段階で形成している点を除いて、主として実施の形態2における半導体装置の製造方法と同じである。そのため、本実施の形態1における半導体装置の製造方法については簡単に説明し、半導体装置の製造方法についての詳細については実施の形態2において詳細に説明する。
本実施の形態1における半導体装置の製造方法においては、まず、基材層と、基材層上に形成された絶縁層と、絶縁層上に形成された半導体層とから構成される半導体ウェハ(SOIウェハ)を準備する。次に、半導体層をパターニングして、光導波路(WG1)を形成する。その後、光導波路(WG1)を覆うように、絶縁層上に層間絶縁層(IL)を形成する。続いて、層間絶縁層(IL)のうち、光導波路(WG)の一端部(EP1)を覆う部分から光導波路(WG)の一端部(EP1)から離間した部分にわたって、複数の開口部(貫通部)を形成する。そして、複数の開口部(貫通部)のそれぞれの内部に、層間絶縁層(IL)の屈折率よりも高い屈折率を有する材料からなる膜を埋め込む。本実施の形態では、複数の開口部(貫通部)のそれぞれの内部に、窒化シリコン膜を埋め込む。つまり、層間絶縁層(IL)のうち、光導波路(WG)の一端部(EP1)を覆う部分から絶縁層(BOX)上に形成された一部分にわたって、層間絶縁層(IL)を厚さ方向に貫通し、互いに離間した複数の開口部を形成し、複数の開口部のそれぞれの内部に、層間絶縁層(IL)の屈折率よりも高い屈折率を有する膜を埋め込む。
このようにして、本実施の形態1によれば、光導波路(WG1)の幅よりも大きい幅を有し、かつ、光導波路(WG1)の高さよりも大きい高さを有し、かつ、その一端部(EP2a)が光導波路(WG1)上に配置され、かつ、その他端部(EP2b)が、光導波路(WG1)の一端部(EP1a)から離間した側面を構成し、かつ、光を伝搬可能な光導波部(OGU)が形成される。
<実施の形態1における特徴>
次に、本実施の形態1における特徴点について説明する。本実施の形態1における特徴点は、微小な光デバイスと同じ層に形成されている光導波路WG1とスポットサイズコンバータとを一体的に形成する半導体装置を前提として、例えば、図3および図4に示すように、スポットサイズコンバータSSCの構成要素である光導波部OGUが、複数の光導波体OGを含むように構成されている点にある。これにより、本実施の形態1によれば、互いに幅と高さの異なる光導波路の間での大きな光損失を抑制することができる半導体装置を実現するにあたって、例えば、光デバイスと同じ層に形成され、サブミクロンオーダのサイズを有する光導波路と、数ミクロンオーダの光導波部を含むスポットサイズコンバータとを一体的に半導体製造技術で形成することができる。
このとき、本実施の形態1では、酸化シリコン膜に屈折率を高くする元素を添加した膜から光導波部OGUを構成するのではなく、酸化シリコン膜からなるクラッド層CLDよりも屈折率の高い膜から光導波部OGUを構成する技術を採用する。すなわち、本実施の形態1では、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUを半導体製造技術でも頻繁に使用されている窒化シリコン膜から構成することを前提とする。そして、この前提構成を製造する方法として、厚さが数ミクロンオーダの酸化シリコン膜を形成した後、この酸化シリコン膜に光導波部OGUに対応する大きなサイズの開口部を形成し、この開口部の内部に窒化シリコン膜を埋め込む方法がある。ところが、数ミクロンオーダサイズの大きな開口部を埋め込むように窒化シリコン膜を形成することは困難である。すなわち、本実施の形態1は、半導体製造技術では、数ミクロンオーダサイズの大きな開口部を埋め込むように窒化シリコン膜を形成することは困難であるため、代替案を検討する必要性を認識してなされたものである。
そして、本発明者は、半導体製造技術では、数ミクロンオーダサイズの開口部に窒化シリコン膜を埋め込むことが困難であることに直面した結果、大きなサイズの開口部を形成する替わりに、複数の光導波体OGを形成する思想を想到している。この場合、複数の光導波体OGの間隔を調整することにより、光導波部OGUを離散的に配置された複数の光導波体OGから構成する場合であっても、光導波部OGUの内部に光を伝搬させることが可能になる。具体的に、本実施の形態1における技術的思想は、光導波部OGUの内部に複数の光導波体OGを設けて、光導波部OGUの内部における光の伝搬をエバネッセント光で実現する思想である。このように、スポットサイズコンバータSSCの構成要素となる光導波部OGUを小さなサイズの複数の光導波体OGから構成する場合には、微小な光デバイスを形成する際に使用される半導体製造技術でも実現可能となる。そして、スポットサイズコンバータSSCの構成要素となる光導波部OGUを小さなサイズの複数の光導波体OGから構成する場合であっても、複数の光導波体OGの間隔をエバネッセント光の染み出し距離よりも小さくすることによって、光導波部OGUの内部に光を伝搬させることが可能となるのである。以上のようにして、本実施の形態1における技術的思想に基づいて、スポットサイズコンバータSSCの構成要素である光導波部OGUが、複数の光導波体OGを含むように構成している。これにより、本実施の形態1における特徴点によれば、互いに幅と高さの異なる光導波路の間での大きな光損失を抑制することができる半導体装置を実現するにあたって、例えば、サブミクロンオーダのサイズを有する光導波路と、数ミクロンオーダの光導波部とを含むスポットサイズコンバータと簡単かつ適切に形成することができる。
(実施の形態2)
<さらなる改善の余地>
上述した前記実施の形態1によれば、サブミクロンオーダのサイズを有する光導波路と数ミクロンオーダの光導波部とを含むスポットサイズコンバータと光集積回路とを一体的に半導体製造技術で形成することができる。ただし、前記実施の形態1では、例えば、図4に示すように、光導波部OGUを構成する複数の光導波体OGのそれぞれは、数ミクロンオーダの厚さを有する層間絶縁層ILを貫通するように形成される。この場合、光導波体OGを形成するために層間絶縁層ILに形成される開口部のアスペクト比(高さ/幅)が高くなる。これは、窒化シリコン膜によって、開口部を埋め込む際の埋め込み特性を改善する余地があることを意味している。すなわち、層間絶縁層ILに形成される開口部のアスペクト比(高さ/幅)が大きくなると、製造条件によっては開口部を窒化シリコン膜で埋め込む際にボイドが発生して、光導波体OGの形成不良を招くおそれが高まる。そこで、本実施の形態2では、前記実施の形態1における基本思想を採用しながらも、光導波体OGを形成するために層間絶縁層ILに形成される開口部のアスペクト比(高さ/幅)を小さくする工夫を施している。以下では、この工夫を施した本実施の形態2における技術的思想について説明することにする。
<半導体装置の構成>
図5は、本実施の形態2における半導体装置の構成を模式的に示す断面図である。図5において、本実施の形態2における半導体チップCHPは、領域R1と領域R2とを有している。半導体チップCHPの領域1には、例えば、光デバイスの1つである光変調器OMと、この光変調器OMと同じ層に形成される光導波路WG1と、この光導波路WG1と光学的に接続されるスポットサイズコンバータとが形成されている。一方、半導体チップCHPの外部の領域R2には、発光素子である半導体レーザLDが形成されている。
光変調器OMとしては、例えば、シリコンフォトニクスにおける光変調器として公知の構成が採用されうる。光変調器OMは、キャリアプラズマ効果(光導波路の屈折率が、光導波路を構成する半導体中のキャリア(電子正孔対)濃度に依存する現象)を利用して光の位相を変調する。すなわち、pin接合またはpn接合ダイオード構造の光導波路WG1では、ダイオードに順バイアス(逆バイアス)を印加することで、光導波路WG1にキャリアを注入し(キャリアを引き抜き)、光導波路WG1の屈折率を減少(増加)させて光の位相を変調させる。
半導体チップCHPの領域R1においては、光変調器OMと光導波路WG1とを覆うように、例えば、酸化シリコン膜からなる保護膜PFが形成されており、この保護膜PFを介して、光変調器OMおよび光導波路WG1を覆うように、例えば、酸化シリコン膜からなる層間絶縁層IL1が形成されている。そして、図5に示すように、この層間絶縁層IL1には、層間絶縁層IL1を貫通するプラグPLG1が形成されており、このプラグPLG1は、光変調器OMと接続されている。さらに、層間絶縁層IL1上には、例えば、アルミニウム膜から構成される配線WL1が形成されており、この配線WL1は、プラグPLG1と電気的に接続されている。また、層間絶縁層IL1には、層間絶縁層IL1を貫通する複数の光導波体OG1が形成されており、これらの複数の光導波体OG1は、スポットサイズコンバータの光導波部OGUの構成要素となっている。
次に、図5に示すように、配線WL1を覆うように、層間絶縁層IL上には、例えば、酸化シリコン膜からなる層間絶縁層IL2が形成されている。そして、この層間絶縁層IL2には、層間絶縁層IL2を貫通するプラグPLG2が形成されており、このプラグPLG2は、層間絶縁層IL2に覆われている配線WL1と電気的に接続されている。さらに、プラグPLG2を形成した層間絶縁層IL2上には、アルミニウム膜からなる配線WL2が形成されており、プラグPLG2と配線WL2とは、互いに電気的に接続されている。また、層間絶縁層IL2には、層間絶縁層IL2を貫通する複数の光導波体OG2が形成されており、これらの複数の光導波体OG2は、スポットサイズコンバータの光導波部OGUの構成要素となっている。以上のことから、本実施の形態2において、スポットサイズコンバータの光導波部OGUは、層間絶縁層IL1を貫通するように形成された複数の光導波体OG1と、層間絶縁層IL2を貫通するように形成された複数の光導波体OG2とを含むように構成されている。
さらに、図5では図示されていないが、2層目の層間絶縁層IL2上に、さらなる3層目の層間絶縁層を形成し、スポットサイズコンバータの光導波部OGUは、複数の光導波体OG1と、複数の光導波体OG2とともに、3層目の層間絶縁層を厚さ方向に貫通する複数の光導波体を含むように構成することもできる。
ここで、図5に示すように、光導波体OG1と光導波体OG2とは、完全に重なるように配置されているが、これに限らず、例えば、部分的に重なるように、光導波体OG1、OG2の高さ方向に垂直な方向において互いにずれて配置されていてもよいし、さらには、まったく重ならないように、光導波体OG1、OG2の高さ方向に垂直な方向において互いにずれて配置されていてもよい。
図5において、複数の光導波体OG1のうち、互いに隣り合う2つの光導波体OG1の第1間隔は、エバネッセント光の染み出し距離よりも小さく、かつ、複数の光導波体OG2のうち、互いに隣り合う2つの光導波体OG2の第2間隔も、エバネッセント光の染み出し距離よりも小さくなっている。当該第1間隔および当該第2間隔は、例えば、0.1μm程度である。上記第1間隔および上記第2間隔は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。本実施の形態では、上記第1間隔および上記第2間隔は、互いに同じである。
また、光導波体OG1および光導波体OG2の合計高さは、光導波路WG2の出射面のサイズに応じて決定され、例えば、3.0μmである。光導波体OG1の高さと、光導波体OG2の高さとは、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。本実施の形態1では、光導波体OG1の高さと、光導波体OG2の高さとは、互いに同じである。光導波体OG1および光導波体OG2のそれぞれの高さは、例えば、ともに1.5μmである。
光導波体OG1および光導波体OG2の高さ方向に垂直な断面のサイズは、特に限定されない。光導波体OG1および光導波体OG2の高さ方向に垂直な断面のサイズは、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。本実施の形態では、光導波体OG1および光導波体OG2の高さ方向に垂直な断面のサイズは、互いに同じである。例えば、光導波体OG1および光導波体OG2の高さ方向に垂直な断面における直径は、ともに0.3μm程度である。
光導波体OG1および光導波体OG2の数は、光導波路WG1および光導波路WG2の間を光学的に接続できればよく、光導波体OG1および光導波体OG2のそれぞれの幅および高さなどに応じて適宜決定されうる。
また、複数の光導波体OG1のそれぞれの立体形状は、柱形状であり、複数の光導波体OG2のそれぞれの立体形状も、柱形状となっている。このとき、複数の光導波体OG1は、光導波路WG1が延在する第1方向に所定のピッチで配置され、かつ、第1方向と直交する第2方向にも所定のピッチで配置されている。同様に、複数の光導波体OG2も、第1方向に所定のピッチで配置され、かつ、第2方向にも所定のピッチで配置されている。
<半導体装置の製造方法>
本実施の形態2における半導体装置は、上記のように構成されており、以下に、その製造方法について、図面を参照しながら説明することにする。
まず、図6に示すように、シリコンからなる半導体基板(基板層1S)と、半導体基板上に形成された酸化シリコン膜からなる絶縁層BOXと、絶縁層BOX上に形成されたシリコンからなる半導体層SLとから構成されるSOI基板を用意する。このとき、例えば、絶縁層BOXの厚さは、3.0μm程度であり、半導体層SLの厚さは、0.2μm〜0.5μm程度である。このSOI基板は、複数の素子形成領域(チップ領域)を有している。
次に、図7に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、半導体層SLをパターニングする。これにより、複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、絶縁層BOX上に光導波路WG1と光変調器OMとを形成する。その後、光変調器OMおよび光導波路WG1を覆うように、例えば、酸化シリコン膜からなる保護膜PFを形成する。保護膜PFの厚さは、層間絶縁層IL1に開口部OP1を形成する際に、光導波路WG1がオーバーエッチングによりダメージを受けることを抑制できればよい。例えば、保護膜PFの厚さは、50nm程度である。
続いて、図8に示すように、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を使用することにより、厚さが1.5μm程度の酸化シリコン膜からなる層間絶縁層IL1を形成する。その後、例えば、化学的機械的研磨法(CMP法:Chemical Mechanical Polishing)を使用することにより、層間絶縁層IL1の表面を平坦化する。
そして、図9に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、層間絶縁層IL1に、層間絶縁層IL1を貫通する複数の開口部(貫通部)OP1を形成する。具体的に、複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、層間絶縁層IL1のうち、光導波路WG1の一端部EP1を覆う部分から絶縁層BOX上に形成された一部分にわたって、層間絶縁層IL1を厚さ方向に貫通し、互いに離間した複数の開口部OP1を形成する。
このとき、複数の開口部OP1のそれぞれは、例えば、直径が0.3μm程度で、深さが1.5μm程度である。また、複数の開口部OP1の間隔は、0.1μm程度である。なお、複数の開口部OP1には、光導波路WG1と平面的に重なる開口部OP1と、光導波路WG1と平面的に重ならない開口部OP1とが含まれる。言い換えれば、複数の開口部OP1には、光導波路WG1と平面的に重なる開口部OP1と、光導波路WG1と平面的に離間する開口部OP1とが含まれる。
次に、図10に示すように、開口部OP1の内部を含む層間絶縁層IL1上に窒化シリコン膜SNF1を形成する。窒化シリコン膜SNF1の厚さは、例えば、層間絶縁層IL1上の窒化シリコン膜SNF1の厚さが0.2μm程度となるように、例えば、LP−CVD法により窒化シリコン膜SNF1を形成することによって、開口部OP1の内部を窒化シリコン膜SNF1によって埋め込むことができる。
その後、図11に示すように、例えば、CMP法を使用して、層間絶縁層IL1上に形成されている不要な窒化シリコン膜SNF1を除去する一方、開口部OP1の内部に埋め込まれた窒化シリコン膜SNF1を残存させる。これにより、開口部OP1の内部に窒化シリコン膜SNF1を埋め込んだ構成からなる光導波体OG1が形成されることになる。
続いて、図12に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、層間絶縁層IL1に光変調器OMに達するコンタクトホールを形成する。その後、このコンタクトホールの内部にバリア導体膜(チタン膜および窒化チタン膜の積層膜)およびタングステン膜を埋め込むことにより、層間絶縁層IL1を貫通するプラグPLG1を形成する。そして、層間絶縁層IL1上に、例えば、スパッタリング法を使用することにより、バリア導体膜とアルミニウム膜とを形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して、アルミニウム膜およびバリア導体膜をパターニングする。これにより、層間絶縁層IL1上に、プラグPLG1と電気的に接続される配線WL1を形成することができる。
次に、図13に示すように、配線WL1を形成した層間絶縁層IL1上に、例えば、CVD法を使用することにより、厚さが1.5μm程度の酸化シリコン膜からなる層間絶縁層IL2を形成する。その後、例えば、CMP法を使用することにより、層間絶縁層IL2の表面を平坦化する。
そして、図14に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、層間絶縁層IL2に、層間絶縁層IL2を貫通する複数の開口部OP2を形成する。具体的に、複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、層間絶縁層IL2のうち、光導波路WG1の一端部EP1を覆う層間絶縁層IL1上に形成された部分から絶縁層BOX上の層間絶縁層IL1上に形成された一部分にわたって、層間絶縁層IL2を厚さ方向に貫通し、互いに離間した複数の開口部OP2を形成する。
このとき、複数の開口部OP2のそれぞれは、例えば、直径が0.3μm程度で、深さが1.5μm程度である。また、複数の開口部OP2のうち、互いに隣り合う2つの開口部OP2の間隔は、0.1μm程度である。
次に、図15に示すように、開口部OP2の内部を含む層間絶縁層IL2上に窒化シリコン膜SNF2を形成する。例えば、層間絶縁層IL1上の窒化シリコン膜SNF1の厚さが0.2μm程度となるように、例えば、LP−CVD法により窒化シリコン膜SNF1を形成することによって、開口部OP1の内部を窒化シリコン膜SNF1によって埋め込むことができる。
その後、図16に示すように、例えば、CMP法を使用して、層間絶縁層IL2上に形成されている不要な窒化シリコン膜SNF2を除去する一方、開口部OP2の内部に埋め込まれた窒化シリコン膜SNF2を残存させる。これにより、開口部OP2の内部に窒化シリコン膜SNF2を埋め込んだ構成からなる光導波体OG2が形成されることになる。
続いて、図17に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、層間絶縁層IL2に配線WL1に達するコンタクトホールを形成する。その後、このコンタクトホールの内部にバリア導体膜(チタン膜および窒化チタン膜の積層膜)およびアルミニウム膜を埋め込むことにより、層間絶縁層IL2を貫通するプラグPLG2を形成する。そして、層間絶縁層IL2上に、例えば、スパッタリング法を使用することにより、バリア導体膜とアルミニウム膜とを形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して、アルミニウム膜およびバリア導体膜をパターニングする。これにより、層間絶縁層IL2上に、プラグPLG2と電気的に接続される配線WL2を形成することができる。
そして、配線WL2を形成した層間絶縁層IL2上に、例えば、酸化シリコン膜からなるクラッド層CLDを形成する。その後の工程は、省略する。以上のようにして、本実施の形態2における半導体装置を製造することができる。なお、このように説明した本実施の形態2における半導体装置の製造方法において、図6〜図12に示す工程を利用することによって、例えば、図5に示す前記実施の形態1における半導体装置を製造できる。
<実施の形態2における特徴>
次に、本実施の形態2における特徴点について説明する。本実施の形態2における特徴点は、例えば、図5に示すように、スポットサイズコンバータの光導波部OGUが、層間絶縁層IL1に形成された複数の光導波体OG1と、層間絶縁層IL2に形成された複数の光導波体OG2とを含むように構成されている点にある。
例えば、複数の光導波体OG1は、図8から図11に示す製造工程を経ることにより形成することができる。このとき、本実施の形態2における層間絶縁層IL1の厚さは、例えば、1.5μm程度であり、前記実施の形態1における層間絶縁層ILの厚さ(約3.0μm)よりも薄くなっている。このことは、例えば、層間絶縁層IL1に形成される本実施の形態2における開口部OP1のアスペクト比が、層間絶縁層ILに形成される前記実施の形態1における開口部のアスペクト比よりも小さくなることを意味する。したがって、本実施の形態2によれば、開口部OP1に窒化シリコン膜SNF1を埋め込む際の埋め込み特性を向上することができる。すなわち、本実施の形態2における半導体装置の製造方法を採用することによって、層間絶縁層IL1を貫通するように形成された開口部OP1の内部に、確実に窒化シリコン膜SNF1を埋め込むことができ、これによって、光導波体OG1の製造容易性を向上することができる。
同様に、複数の光導波体OG2は、図12から図16に示す製造工程を経ることにより形成することができる。このとき、本実施の形態2における層間絶縁層IL2の厚さは、例えば、1.5μm程度であり、前記実施の形態1における層間絶縁層ILの厚さ(約3.0μm)よりも薄くなっている。このことは、例えば、層間絶縁層IL2に形成される本実施の形態2における開口部OP2のアスペクト比が、層間絶縁層ILに形成される前記実施の形態1における開口部のアスペクト比よりも小さくなることを意味する。したがって、本実施の形態2によれば、開口部OP2に窒化シリコン膜SNF2を埋め込む際の埋め込み特性を向上することができる。すなわち、本実施の形態2における半導体装置の製造方法を採用することによって、層間絶縁層IL2を貫通するように形成された開口部OP2の内部に、確実に窒化シリコン膜SNF2を埋め込むことができ、これによって、光導波体OG2の製造容易性を向上することができる。
このように、本実施の形態2における基本思想は、前記実施の形態1における層間絶縁層ILよりも厚さの薄い1.5μm程度の層間絶縁層IL1と層間絶縁層IL2との積層構造を採用して、実質的に、3.0μm程度の厚い層間絶縁層を複数の工程に分けて形成する思想である。そして、本実施の形態2では、この基本思想を採用して、厚さの薄い層間絶縁層IL1を貫通する光導波体OG1と、厚さの薄い層間絶縁層IL2を貫通する光導波体OG2とを別工程で形成するものである。これにより、本実施の形態2によれば、光導波体OG1の形成に使用される開口部OP1のアスペクト比を小さくすることができるとともに、光導波体OG2の形成に使用される開口部OP2のアスペクト比を小さくすることができる。この結果、本実施の形態2によれば、光導波体OG1および光導波体OG2の製造容易性を向上することができる。
特に、本実施の形態2における基本思想は、厚さの厚い層間絶縁層を複数の工程に分けて形成し、複数に分けて形成された複数の層間絶縁層のそれぞれを貫通する光導波体を形成する思想であるが、この基本思想は、光デバイス(例えば、光変調器)と接続される配線構造をうまく利用して実現されている思想である。例えば、図5に示すように、半導体チップCHPの領域R1には、光変調器OMと接続される配線構造が形成されている。具体的に、配線構造は、層間絶縁層IL1上に形成された配線WL1と、層間絶縁層IL2上に形成された配線WL2とを有する。この配線構造を形成する工程には、例えば、層間絶縁層IL1を形成する工程と、層間絶縁層IL2を形成する工程とが含まれており、これらの工程を利用して、本実施の形態2における基本思想が実現される。つまり、配線構造を形成するための層間絶縁層IL1を形成した後、この層間絶縁層IL1に光導波体OG1を形成するとともに、層間絶縁層IL2を形成した後、この層間絶縁層IL2に光導波体OG2を形成する。この結果、本実施の形態2によれば、光デバイスと接続される配線構造を形成する際に層間絶縁層IL1と層間絶縁層IL2との積層構造が形成されることをうまく利用して、厚さの薄い層間絶縁層IL1を貫通する光導波体OG1と、厚さの薄い層間絶縁層IL2を貫通する光導波体OG2とをそれぞれ別工程で形成することができる。これにより、本実施の形態2によれば、光デバイスと接続される配線構造の製造工程を利用して、光導波体OG1および光導波体OG2を形成することができるので、製造コストの上昇を最小限に抑制しながら、光導波体OG1および光導波体OG2の製造容易性を向上することができる。
<変形例1>
続いて、実施の形態2の変形例1について説明する。図18は、本変形例1における半導体装置(半導体チップCHP)の模式的な構成を示す断面図である。図18において、半導体チップCHPの領域R1には、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUが形成されている。本変形例1における光導波部OGUは、層間絶縁層IL1を貫通するように形成された複数の光導波体OG1と、層間絶縁層IL2を貫通するように形成された複数の光導波体OG2とを有している。このとき、本変形例1では、複数の光導波体OG2の個数は、複数の光導波体OG1の個数よりも少なくなっている。特に、本変形例1では、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG1と光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離は、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG2と光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離よりも大きくなっている。
このように構成されている光導波部OGUによれば、スポットサイズの大きなレーザ光を射出する半導体レーザLDからスポットサイズの小さなレーザ光を伝搬する光導波路WG1へ向かって、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUにおけるレーザ光の集光効率を向上することができる。つまり、本変形例1によれば、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUの製造容易性を向上しながら、さらに、スポットサイズコンバータSSCの性能向上も図ることができる。
<変形例2>
次に、実施の形態2の変形例2について説明する。図19は、本変形例2における半導体装置(半導体チップCHP)の模式的な構成を示す平面図である。図19において、半導体チップCHPの領域R1には、スポットサイズコンバータSSCが形成されている。図19に示すように、本変形例2におけるスポットサイズコンバータSSCは、複数の光導波体OG2を有している。このとき、複数の光導波体OG2のそれぞれの立体形状は、x方向に延在する板形状をしており、かつ、板形状をした複数の光導波体OG2のy方向における間隔は、エバネッセント光の染み出し距離よりも小さくなっている。
このように構成されている複数の光導波体OG2を有するスポットサイズコンバータSSCによれば、y方向には、エバネッセント光の染み出しによって、互いに隣り合う光導波体OG2の内部を光が伝搬する。一方、複数の光導波体OG2の立体形状がx方向に延在する板形状をしていることから、x方向には、光導波体OG2が連続的に形成されていることになる。この結果、本変形例2におけるスポットサイズコンバータSSCによれば、スポットサイズコンバータSSCにおけるx方向の光の伝搬効率を向上できる。
図20は、図19のA−A線で切断した断面図である。図20に示すように、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUは、層間絶縁層IL1を貫通する光導波体OG1と、層間絶縁層IL2を貫通する光導波体OG2とを有する。このとき、図20に示すように、光導波体OG1と光導波体OG2のいずれも、x方向に延在する板形状をしており、x方向の幅が大きくなる。このことは、本変形例2における板形状の光導波部OG1を形成する際に層間絶縁層IL1に形成される開口部のアスペクト比を小さくすることができることを意味するとともに、板形状の光導波部OG2を形成する際に層間絶縁層IL2に形成される開口部のアスペクト比を小さくすることができることを意味する。したがって、本変形例2によれば、光導波体OG1および光導波体OG2の製造容易性を向上することができる。
さらに、図21は、本変形例2における別態様を模式的に示す断面図である。図21において、本変形例2における別態様では、下層(層間絶縁層IL1)に位置する光導波体OG1のx方向の幅が、上層(層間絶縁層IL2)に位置する光導波体OG2のx方向の幅よりも大きくなっている。これにより、前記変形例1と同様に、スポットサイズの大きなレーザ光を射出する半導体レーザLDからスポットサイズの小さなレーザ光を伝搬する光導波路WG1へ向かって、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUにおけるレーザ光の集光効率を向上することができる。すなわち、光導波体OG1と光導波体OG2とを有するスポットサイズコンバータSSCにおいて、図21のx方向に伝搬するレーザ光の集光効率を向上することができる。
<変形例3>
続いて、実施の形態2の変形例3について説明する。図22は、本変形例3における半導体装置(半導体チップCHP)の模式的な構成を示す平面図である。図22において、半導体チップCHPの領域R1には、スポットサイズコンバータSSCが形成されている。図22に示すように、本変形例3におけるスポットサイズコンバータSSCは、複数の光導波体OG2を有している。このとき、複数の光導波体OG2のそれぞれの立体形状は、y方向に延在する板形状をしており、かつ、板形状をした複数の光導波体OG2のx方向における間隔は、エバネッセント光の染み出し距離よりも小さくなっている。
このように構成されている複数の光導波体OG2を有するスポットサイズコンバータSSCによれば、x方向には、エバネッセント光の染み出しによって、互いに隣り合う光導波体OG2の内部を光が伝搬する。一方、複数の光導波体OG2の立体形状がy方向に延在する板形状をしていることから、y方向には、光導波体OG2が連続的に形成されていることになる。この結果、本変形例3におけるスポットサイズコンバータSSCによれば、スポットサイズコンバータSSCにおけるy方向の光の伝搬効率を向上できる。
<変形例4>
次に、実施の形態2の変形例4について説明する。図23は、本変形例4における半導体装置(半導体チップCHP)の模式的な構成を示す断面図である。図23に示すように、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUは、層間絶縁層IL1aを貫通する光導波体OG1aと、層間絶縁層IL1bを貫通する光導波体OG1bと、層間絶縁層IL2aを貫通する光導波体OG2aと、層間絶縁層IL2bを貫通する光導波体OG2bとを有する。このように本変形例4では、例えば、図4に示す3.0μm程度の厚さを有する層間絶縁層ILに相当する構造を、厚さの薄い層間絶縁層IL1aと層間絶縁層IL1bと層間絶縁層IL2aと層間絶縁層IL2bとの積層構造から構成している。これにより、本変形例4によれば、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUを構成する光導波体OG1aと光導波体OG1bと光導波体OG2aと光導波体OG2bのそれぞれを形成するための開口部のアスペクト比をさらに小さくすることができる。この結果、本変形例4によれば、窒化シリコン膜による開口部の埋め込み特性を良好にすることができることから、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUを構成する光導波体OG1aと光導波体OG1bと光導波体OG2aと光導波体OG2bの製造容易性を向上することができる。
さらに、図24は、本変形例4における別態様を模式的に示す断面図である。図24において、本変形例4における別態様では、複数の光導波体OG1aの個数は、複数の光導波体OG1bの個数よりも多く、かつ、複数の光導波体OG1bの個数は、複数の光導波体OG2aの個数よりも多く、かつ、複数の光導波体OG2aの個数は、複数の光導波体OG2bの個数よりも多くなっている。特に、本変形例4における別態様では、図24に示すように、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG1aと光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離は、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG1bと光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離よりも大きくなっている。そして、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG1bと光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離は、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG2aと光導波部OGUの他端部EPb2との間の距離よりも大きくなっている。さらに、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG2aと光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離は、光導波部OGUの他端部EP2bから最も遠い位置に配置されている光導波体OG2bと光導波部OGUの他端部EP2bとの間の距離よりも大きくなっている。このように構成されている光導波部OGUによれば、スポットサイズの大きなレーザ光を射出する半導体レーザLDからスポットサイズの小さなレーザ光を伝搬する光導波路WG1へ向かって、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUにおけるレーザ光の集光効率を向上することができる。つまり、本変形例4の別態様によれば、スポットサイズコンバータSSCの光導波部OGUの製造容易性を向上しながら、さらに、スポットサイズコンバータSSCの性能向上も図ることができる。
<変形例5>
続いて、実施の形態2の変形例5について説明する。図25は、本変形例5における半導体装置(半導体チップCHP)の模式的な構成を示す平面図である。図25において、半導体チップCHPの領域R1には、スポットサイズコンバータSSCが形成されている。図25に示すように、本変形例5におけるスポットサイズコンバータSSCは、複数の光導波体OG2を有している。このとき、例えば、複数の光導波体OG2は、光導波部OGU内における光の伝搬方向であるx方向に所定の第1ピッチで配置され、かつ、x方向と交差し、絶縁層BOXの主面に沿うy方向には、第1ピッチとは異なる所定の第2ピッチで配置されている。同様に、図25では、図示されないが、複数の光導波体(OG1)も、x方向に所定の第1ピッチで配置され、かつ、y方向には、第1ピッチとは異なる所定の第2ピッチで配置されている。このようにして、スポットサイズコンバータSSCを構成することもできる。すなわち、スポットサイズコンバータSSCの光導波部(OGU)を構成する複数の光導波体OG2や複数の光導波体(OG1)の配置レイアウトは、間隔がエバネッセント光の染み出し距離よりも小さくなる条件を満たしていれば、自由にレイアウト構成することができる。したがって、例えば、図26に示すように、スポットサイズコンバータSSCの光導波部(OGU)を構成する複数の光導波体OG2や複数の光導波体(OG1)を配置することもできる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、スポットサイズコンバータの光導波部(OGU)を構成する複数の光導波体(OG、OG1、OG2)を窒化シリコンから形成する例について説明した。ただし、前記実施の形態における技術的思想は、これに限らず、複数の光導波体(OG、OG1,OG2)は、酸化シリコンよりも屈折率の大きな材料から構成することができ、例えば、酸窒化シリコンやシリコンから構成することもできる。
例えば、複数の光導波体(OG、OG1、OG2)をシリコンから構成する場合を考える。この場合、SOI基板の半導体層を僅かに残存させることにより、光導波路(WG1)に接する開口部内でのシリコンのエピタキシャル成長と、絶縁層(BOX)上にわずかに残存する半導体層と接する開口部内でのシリコンのエピタキシャル成長とによって、複数の光導波体(OG、OG1、OG2)のすべてをシリコンから形成することができる。このとき、エピタキシャル成長法を使用するため、光導波路(WG1)にダメージを与えることなく、複数の光導波体(OG、OG1、OG2)を形成することができる。
また、前記実施の形態では、例えば、図4に示すように、保護膜PFを形成する例について説明したが、前記実施の形態における技術的思想は、これに限らず、保護膜PFを設けなくてもよい。
1S 半導体基板
BOX 絶縁層
IL 層間絶縁層
IL1 層間絶縁層
IL2 層間絶縁層
OG 光導波体
OG1 光導波体
OG2 光導波体
OGU 光導波部
OM 光変調器
PF 保護膜
PLG1 プラグ
PLG2 プラグ
WG1 光導波路
WG2 光導波路
WL1 配線
WL2 配線

Claims (18)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された光導波路と、
    前記光導波路を覆うように、前記絶縁層上に形成された第1層間絶縁層と、
    前記第1層間絶縁層上に形成された第2層間絶縁層と、
    前記第1層間絶縁層をその厚さ方向に貫通し、互いに離間している複数の第1光導波体と、前記第2層間絶縁層をその厚さ方向に貫通し、互いに離間している複数の第2光導波体と、を有し、その一端部が前記光導波路の一端部を覆うように配置され、その他端部が外部からの光を受光するための受光面を含み、かつ、前記光を伝搬可能な光導波部と、
    を有する、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体のうち、互いに隣り合う2つの前記第1光導波体の間隔は、前記光導波部を伝搬する前記光における前記第1光導波体から前記第1層間絶縁層への染み出し距離よりも小さく、
    前記複数の第2光導波体のうち、互いに隣り合う2つの前記第2光導波体の間隔は、前記光導波部を伝搬する前記光における前記第2光導波体から前記第2層間絶縁層への染み出し距離よりも小さい、半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記光導波路の一端部の先端は、前記光導波部の一端部と前記光導波部の他端部との間に位置している、半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体のそれぞれの立体形状は、柱形状であり、
    前記複数の第2光導波体のそれぞれの立体形状は、柱形状である、半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体は、前記光導波部内における前記光の伝搬方向である第1方向に第1ピッチで配置され、かつ、前記第1光導波体の高さ方向および前記第1方向と直交する第2方向にも前記第1ピッチで配置され、
    前記複数の第2光導波体も、前記第1方向に前記第1ピッチで配置され、かつ、前記第2方向にも前記第1ピッチで配置されている、半導体装置。
  6. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体は、前記光導波部内における前記光の伝搬方向である第1方向に第1ピッチで配置され、かつ、前記第1光導波体の高さ方向および前記第1方向と直交する第2方向には、前記第1ピッチとは異なる第2ピッチで配置され、
    前記複数の第2光導波体も、前記第1方向に前記第1ピッチで配置され、かつ、前記第2方向には、前記第1ピッチとは異なる前記第2ピッチで配置されている、半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体のそれぞれの立体形状は、板形状であり、
    前記複数の第2光導波体のそれぞれの立体形状は、板形状である、半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体は、前記光導波部内における前記光の伝搬方向である第1方向に沿って並んで配置され、
    前記複数の第2光導波体も、前記第1方向に沿って並んで配置されている、半導体装置。
  9. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体は、前記光導波部内における前記光の伝搬方向である第1方向および前記第1光導波体の高さ方向と直交する第2方向に沿って並んで配置され、
    前記複数の第2光導波体も、前記第2方向に沿って並んで配置されている、半導体装置。
  10. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記複数の第1光導波体のうち、前記光導波部の他端部から最も遠い位置に配置されている第1光導波体と前記光導波部の他端部との間の距離は、前記複数の第2光導波体のうち、前記光導波部の他端部から最も遠い位置に配置されている第2光導波体と前記光導波部の他端部との間の距離よりも大きい、半導体装置。
  11. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、前記第2層間絶縁層上に形成された第3層間絶縁層を有し、
    前記光導波部は、さらに、前記第3層間絶縁層を厚さ方向に貫通する複数の第3光導波体を含む、半導体装置。
  12. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、さらに、
    前記絶縁層上において、前記第1層間絶縁層に覆われるように形成された光変調器と、
    前記第1層間絶縁層を貫通し、前記光変調器と接続されているプラグと、
    前記第1層間絶縁層上において、前記第2層間絶縁層に覆われるように形成され、前記プラグと接続された第1配線と、
    を有する、半導体装置。
  13. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記光は、レーザ光源からの出射光である、半導体装置。
  14. (a)絶縁層と、前記絶縁層上に形成された半導体層とから構成され、互いに隣接した複数の素子形成領域を有する半導体ウェハを準備する工程、
    (b)前記複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、前記半導体層をパターニングすることにより、光導波路を形成する工程、
    (c)前記光導波路を覆うように、前記絶縁層上に第1層間絶縁層を形成する工程、
    (d)前記複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、前記第1層間絶縁層を厚さ方向に貫通し、互いに離間した複数の第1貫通部を前記第1層間絶縁層に形成する工程、
    (e)前記複数の第1貫通部のそれぞれの内部に、前記第1層間絶縁層の屈折率よりも高い屈折率を有する膜を埋め込んで、その内部を光が伝搬可能な第1光導波部を形成する
    工程、
    を有し、
    前記第1光導波部の一端部は、前記光導波路の一端部を覆うように配置され、
    前記第1光導波部の他端部は、外部からの前記光を受光するための受光面を含む、半導体装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体装置の製造方法は、さらに、前記(e)工程の後、
    (f)前記第1層間絶縁層上に第2層間絶縁層を形成する工程、
    (g)前記複数の素子形成領域のそれぞれにおいて、前記第2層間絶縁層を厚さ方向に貫通し、互いに離間した複数の第2貫通部を前記第2層間絶縁層に形成する工程、
    (h)前記複数の第2貫通部のそれぞれの内部に、前記第2層間絶縁層の屈折率よりも高い屈折率を有する膜を埋め込んで、その内部を前記光が伝搬可能な第2光導波部を形成する工程、
    を有し、
    前記第2光導波部の一端部は、前記光導波路の一端部を覆うように配置され、
    前記第2光導波部の他端部は、外部からの前記光を受光するための受光面を含む、半導体装置の製造方法。
  16. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された光導波路と、
    前記光導波路を覆うように、前記絶縁層上に形成された層間絶縁層と、
    前記層間絶縁層をその厚さ方向に貫通し、互いに離間している複数の光導波体を有し、かつ、その一端部が前記光導波路の一端部を覆うように配置され、かつ、その他端部が外部からの光を受光するための受光面を含み、かつ、前記光を伝搬可能な光導波部と、
    を備え、
    前記複数の光導波体は、
    平面視において前記光導波路と重なる光導波体と、
    平面視において前記光導波路と離間する光導波体と、
    を含む、半導体装置。
  17. 請求項16に記載の半導体装置において、
    前記光導波路の先端部の平面視形状は、前記先端部に近づくにつれて幅が狭くなるテーパ形状である、半導体装置。
  18. 請求項17に記載の半導体装置において、
    前記光導波路は、シリコンを含む半導体層からなる半導体装置。
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