JP2006168800A - 袋体の封止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
内部に収容する物品の各個体の大きさに対応した適切な長手方向封止位置を設定してテープ止めし、見栄えを良くして商品価値を向上させ、また、材料及び製造コスト低減を図る。
【解決手段】
袋体の封止装置は、送り方向に長い筒状に形成される原料筒体の内部に物品を収納した状態で少なくともその前後を封止切断する。袋体の封止装置は、原料筒体の内部に物品を収納しつつ封止部に送り供給する送り供給部と、送り供給部から送られる物品収納状態の原料筒体の袋状筒部の前後で封止切断する封止部と、を含む。前端側を封止した状態の袋状筒部の後端側の封止を行うに際し、内部に収容された物品のサイズに対応した適度の長手方向封止位置を設定する封止位置設定機構が設けられ物品の個体の大きさに対応したダブツキのない位置で封止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品類、電子部品、薬剤、おもちゃ、遊戯具、精密機械部品等を収納した袋体の封止装置に関する。
近年、野菜、果物、キャンデー等の食品類、電子部品、その他の物品の包装については、例えばビニールフィルムの一端を熱溶着シールするとともに上端をテーピングした巾着包装が知られており、比較的に軽量の食品その他の物品について使用されている。しかし、該巾着包装の上端開口側テーピング作業は、手作業で包装するため、手間を要して能率が低い欠点があった。これに対し、近時、特許文献1のバッグシーラが提案されている。
特開平5−132052号公報
上記の従来のバッグシーラは、袋体の口部を粘着テープにより連続的に結束してシール作業効率を向上させるようにしたものである。しかしながら、この従来のバッグシーラでは、袋体の口部を絞って粘着テープ止めする位置は設定した定位置で固定されており、したがって、袋体に収容した物品の個体の大きさそれぞれが一定ではなく、ばらつきがあるような場合には、例えば粘着テープ止め位置での物品収容空隙が大きすぎて袋の上部がダブつき、見かけが悪く商品価値を低下させる上に、袋体が筒状の連続フィルムから形成される場合には材料が無駄に使用されてしまう欠点があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、低廉な製造コストにより内部に収容する物品の各個体の大きさに対応した適切な長手方向封止位置を設定して封止し、物品を収容した袋体の見栄えを良くして商品価値を向上させ得る袋体の封止装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、送りK方向に長い筒状に形成される原料筒体18の内部に物品Mを収納した状態で少なくともその前後を封止切断される袋体の封止装置であり、原料筒体18の内部に物品Mを収納しつつ封止部14に送り供給する送り供給部12と、送り供給部から送られる物品収納状態の原料筒体18の袋状筒部19の前後で封止切断する封止部14と、を含み、前端側を封止した状態の袋状筒部の後端側の封止を行うに際し、内部に収容された物品Mのサイズに対応した適度の長手方向封止位置Pを設定する封止位置設定機構16が設けられた袋体の封止装置10から構成される。物品を収納した袋状筒部の送り方向は横送りとしても、あるいは縦方向に上から下に向けて送りながら封止位置設定による封止をおこなうようにしてもよい。各構成部材や装置の駆動はエアシリンダ、ソレノイド駆動、モータ駆動、ギヤやベルト連結の組み合わせ等、任意の構成を採用し得る。また、原料筒体は、合成樹脂フィルム、布、紙、その他の素材によるものでもよい。
その際に、封止位置設定機構16は、袋状筒部19の後端側口部100がある程度狭まるように絞り、その状態で相対的に絞り位置が物品Mに近接するように絞り位置を移動させるとよい。絞り位置の移動については、絞り部を物品側に移動してもよいし、または物品を絞り部側に移動する構成としても良い。
また、封止位置設定機構16は、袋状筒部19の後端側口部を任意の大きさに絞る絞り部Fと、該袋口部100を完全に絞る前の中間絞り状態を維持して該絞り部Fを物品M側に相対的に移動させる移動装置112と、を含むとよい。
さらに、移動装置112は、各物品Mの個体サイズに対応した長手方向封止位置Pに絞り部Fを移動させるとよい。
また、移動装置112は、絞り部Fを常時物品方向に弾性的に付勢しつつ必要に応じて該付勢力に抗して絞り部Fを物品から離隔する方向に復帰駆動させるようにしてもよい。
さらに、移動装置112は、絞り部F又はこれを支持する支持体97を揺動自在とするように枢支(114)させ、絞り部F又は支持体97に、絞り部を常時物品方向に弾性的に付勢する弾性付勢部材116と、物品の送り方向に対して進退駆動させる駆動装置150と、を接続させるようにするとよい。
また、支持体97にテープ巻き止め機98が取り付けられ、
絞り部Fが適度の長手方向封止位置Pに移動されて、その位置で袋状筒部19の後端側のテープ巻き止めを連続的に行えるように連係するとよい。
本発明の袋体の封止装置は、送り方向に長い筒状に形成される原料筒体の内部に物品を収納した状態で少なくともその前後を封止切断される袋体の封止装置であり、原料筒体の内部に物品を収納しつつ封止部に送り供給する送り供給部と、送り供給部から送られる物品収納状態の原料筒体の袋状筒部の前後で封止切断する封止部と、を含み、前端側を封止した状態の袋状筒部の後端側の封止を行うに際し、内部に収容された物品のサイズに対応した適度の長手方向封止位置を設定する封止位置設定機構が設けられた構成であるから、簡単な構造でかつ低廉なコストにより、物品を収容した袋体の内部がダブついて見掛けを悪くしないようにして商品価値を向上させることができる。
また、封止位置設定機構は、袋状筒部の後端側口部がある程度狭まるように絞り、その状態で相対的に絞り位置が物品に近接するように絞り位置を移動させる構成であるから、外部からの絞り部が物品方向に移動する際に確実に物品に当接し、その位置での完全絞りさらにテープ巻き止め等の封止工程を行って各個体ごとの適切な封止位置を決定して封止を行わせ得る。
また、封止位置設定機構は、袋状筒部の後端側口部を任意の大きさに絞る絞り部と、該袋口部を完全に絞る前の中間絞り状態を維持して該絞り部を物品側に相対的に移動させる移動装置と、を含む構成であるから、絞り部が物品方向に移動する際に確実に物品に当接し、その位置での完全絞りと適切な位置での封止作業を実現し得る。
また、移動装置は、各物品の個体サイズに対応した長手方向封止位置に絞り部を移動させる構成であるから、横幅方向に嵩張ったり縦方向に長い等の種々の物品の包装においても個々の物品に応じた適切な封止位置での封止を行うことができる。
また、移動装置は、絞り部を常時物品方向に弾性的に付勢しつつ必要に応じて該付勢力に抗して絞り部を物品から離隔する方向に復帰駆動させるようにした構成であるから、復帰駆動力を解除して付勢力のみで絞り部が物品方向に移動し得るから物品にやわらかく当接し得るように弾性力を調整しておくことにより、どのような形状、大きさ、長さの個体についても確実に適切な封止位置を決定し、封止し得る。
また、移動装置は、絞り部又はこれを支持する支持体を揺動自在とするように枢支させ、絞り部又は支持体に絞り部を常時物品方向に弾性的に付勢する弾性付勢部材と、物品の送り方向に対して進退駆動させる駆動装置と、を接続させた構成であるから、封止位置設定機構の構成を極めて簡単に、かつ、低コストで実現し得る。
また、支持体にテープ巻き止め機が取り付けられ、絞り部が適度の長手方向封止位置に移動されて、その位置で袋状筒部の後端側のテープ巻き止めを連続的に行えるように連係した構成であるから、適切な封止位置決定後にテープ巻き止め形式の封止を連続して効率よく行える。
以下、添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1ないし図9は、本発明の実施の形態を示しており、図1において、本実施形態の袋体の封止装置は、送り方向に長い筒状に形成される原料筒体の内部に物品を収納した状態で少なくともその前後を封止切断される袋体の封止装置であり、例えば合成樹脂フィルムや布、紙等をロール状に収束させたものから順次繰り出しながら経路の中途に型板などを配置して筒状体とし、その中空内部に包装用の物品を収容させ、例えば3辺部分を封止して物品の包装を連続的に行う装置であり、本実施形態においては原料筒体をビニルフィルムから形成させて連続包装処理させるようにしたものについての例を示す。
図1において、この袋体の封止装置10は、送り供給部12と、封止部14と、封止位置設定機構16と、を備えている。送り供給部12は、原料筒体18の内部に物品Mを収納しつつ封止部14に送り供給する送り供給手段であり、本実施形態において送り供給部12は、包装すべき物品の搬入装置20と、筒体原料繰り出し部22と、型付け部24と、筒体送り部26と、を含む。筒体送り部26と封止部14は、枠体状の機体28に収容されて図示しないカバー板により覆われて外部からは見えないようになっている。
物品の搬入装置20は、筒体送り部26に向けて横方向に包装すべき物品Mを搬入する部位であり、搬入コンベア30とその両側に立てられた案内板32と、を含む。例えば人参、自然薯等の長物野菜からなる物品Mは搬入コンベアの搬送面を有する無端ベルト34上に載置されて図上、右から左方向を送り方向Kとして駆動搬送される。
筒体原料繰り出し部22は、筒体原料である所要幅の長尺帯状フィルム原料の繰り出し手段であり、本実施形態において、ロール巻きしたビニルフィルムロール36と、テンション装置38を含み、ロール36から繰り出される所要幅のビニルフィルムがある程度の緊張を保持した状態で型付け部24を介して筒体送り部26に向けて供給される。ロール36は支持台40に間隔を空けて回転自在に軸支された複数の回転ローラ42上に、上下動調製可能な軸受け装置44に回転自在に軸支された状態で載置されている。そして、図示しないコントローラを介して所要のタイミングで、モータ46にベルト連結された駆動側の回転ローラ42Aをロール36が所要長さの帯状フィルムを繰り出すように回転させる。テンション装置38は、ロール36から繰り出される帯状フィルムを複数のテンションローラ48に掛け回して常時一定の張力を加えながら型付け部24に同帯状フィルムを供給する装置であり、2個のテンションローラの中間にウエイトバー50を載置して安定した張力の保持を行っている。
型付け部24は、筒体原料繰り出し部22から繰り出し供給される帯状フィルムを次工程に供給するに先立ってそれらの長尺帯状フィルムが筒状となるように型付けを行う筒状型付け手段であり、本実施形態では、型付けと同時に収納すべき物品をその筒型の内部に同時に投入するようになっている。詳細には、型付け部24は、移送コンベア52の上方位置において、フィルムの供給入り口側に配置された三角形状のガイドセーラ板54を含む外部案内筒(図示せず)と、外部案内筒内に配置されてフィルムの幅両端側を引き上げてさらに幅中央側に寄せて合掌合わせし保持させる内部案内筒(図示せず)を有している。外部案内筒と内部案内筒とに案内されて帯状フィルムが筒状に型付け形成されそのまま張られた状態で送り方向に向けて送られる。
本実施形態において、さらに外部案内筒の上方位置であって機体28の内部には送り方向シール(縦シール)機56が設けられている。送り方向シール機56は、上下駆動モータ58により上下動自在に設けられ送り方向に長い電熱線を設置させた熱シール棒60を有するシール手段であり、外部案内筒の上面中央部に送り方向に長く形成された長孔を通して該熱シール棒60が下降し帯状フィルムの合掌合わせ部分を熱溶融させて結合し、例えば図10のような縦シールV部分を形成して封止させる。
上記のように、本実施形態では、筒体送り部26は移送コンベア52から形成されるが、同時に筒体状の型付け並びに送り方向シールもほぼ同じ工程で行うようになっている。
また、図2において、収納すべき物品Mを収容した状態の袋状筒部19の搬送路両側にはスポンジ状のパッド61をロッド先端に固定させた幅規制用シリンダ63が設置されており、搬送路の中央部に物品Mが寄るように規制している。
なお、型付け部24の直前位置であって機体28には搬入コンベア30により送られてくる物品Mを検知するセンサ62が取り付けられ、さらに該センサに応動する駆動シリンダ64のロッドに取り付けられたストッパ板66が設けられている。常時は、シリンダ64のロッドは下降して物品Mの搬送面の搬送路を閉鎖しており、搬入コンベア30から供給される物品Mをセンサ62が該ストッパ板位置で検出するとシリンダ64が上昇駆動し、ロッドに取り付けられたストッパ板66を上昇させて搬送路を開放し、物品が押し出されて帯状フィルム上に乗り、前進移動する。
送り供給部12の前方側に封止部14及び封止位置設定機構16が配置されている。搬入コンベア30、移送コンベア52とともにそれらと同一搬送面を形成するように、機体28の内部の移送コンベア52の送り方向隣接位置にはそれらのコンベアと直列状に搬出コンベア68が設置されている。そして、移送コンベア52から送られる物品Mを収容した袋状筒部19を搬出コンベア68が受けて送り方向前方となる排出側に送り出すようになっている。
図1において、封止部14は、送り供給部12から送られる物品収納状態の原料筒体18の袋状筒部19の前後で封止切断する封止手段であり、本実施形態においては、封止部14は、前部封止装置70と、後部封止装置72と、を含む。
前部封止装置70は、物品Mを収容した袋状筒部19の送り方向前部を封止する前部封止手段であり、本実施形態では、送り方向と交差方向に横シールする横シール機構から成る。前部封止装置70は、筒体送り部26の移送コンベアに隣接して配置され、本実施形態においては特に、袋状筒部を扁平状に折り畳んだ状態で挟みつけて押え保持する機構と、溶融により横シールする機構と、横シール後の外縁部分を切断する機構と、を備えている。詳細には、前部封止装置70は袋状筒部の送り方向前部で扁平状に折り畳みされた部分を上下から挟みつけて押える上下一対の挟持片74と、挟持片74により挟持される部分の隣接位置であり、扁平状に折り畳みされた部分を上下から挟みつけて押えて熱を加えてシールする上下一対の熱シール片76と、を含む。例えば、上熱シール片76aには電熱線が配置され、帯状フィルムを線状に溶融させて袋状筒部の前部をシールさせる。本実施形態では、特に、これらの上挟持片74a、上熱シール片76aは連結枠78により中間にスリット間隙80を空けて平行状態で一体化されているとともに、下挟持片74b、下熱シール片76bは連結枠82により平行状態で一体化され、これによって、上挟持片74aと上熱シール片76a並びに下挟持片74bと下熱シール片76bとは、それぞれが互いに連結されて一体的に上下動する上可動体84を構成している。さらに、本実施形態では、機体に支持された駆動シリンダ86に支持されて上可動体84のスリット間隙80に出入自在として上下駆動されるカッター刃88が設けられている。カッター刃88は、溶融結合される横シールの隣接部を切断することにより、端部を揃えるものであり、上可動体84の下降、押えと略同時に下降動して所用の切断を行う。なお、90は、下挟持片74b、下熱シール片76bを一体的に結合させた下可動体92を上下駆動させる駆動シリンダ、94は上可動体84を上下駆動させる駆動シリンダである。
後部封止装置72は、物品Mを収容した袋状筒部19の送り方向後部を封止する後部封止手段であり、本実施形態においては、送り方向前部を前部封止装置72により封止した後、送り方向に送って前進した当該袋状筒部19の送り方向後部を封止する。本実施形態においては、この後部封止装置72は、袋体の例えば上部を巾着状に絞ってその絞り部分を粘着テープ等により巻き止めるテープ巻き止め方法により封止する例を示す。
本実施形態において、後部封止装置72は、袋状筒部19の袋口部を巾着絞り状に絞る絞り装置96と、絞った状態で粘着テープを巻き止めるテープ巻き止め機98と、を備えている。
図1、3、4、5において、絞り装置96は、袋状筒部の袋口部100を所要の絞り大きさに絞る袋口部絞り手段である。本実施形態の絞り装置96は、袋状筒部19の絞り略中心に向けて無段階に袋口部100の大きさを変化させるように設けられた複数の絞り枠102と、これらを絞り方向に駆動する駆動部104と、を含む。絞り枠102は、絞るべき袋状筒部の袋口部を直接に絞る絞り部Fであり、その中心部の絞り枠孔109を無段階に拡大縮小作動させる。本実施形態の絞り装置96は、図3のように、駆動部104が機枠97に取り付けられており、左右両側から横方向に絞り枠102を進退駆動させる。絞り枠102は、図3において、左右一対設けられ内側縦方向中央部にそれぞれ窪み部106を形成した略コ字状の二重枠体からなり、駆動シリンダ104を介して互いにコ字の凹部108側を対向させてそれらが咬合状に組みつけられた状態で進退移動することにより、凹部108の窪み部106で形成する絞り枠孔109大きさを変化させて自在に袋状筒部の絞り程度を設定できるようになっている。
テープ巻き止め機98は、絞り装置96が袋状筒部19を絞って形成した絞り口部において、粘着テープを巻き付けて止める装置であり、公知のバッグシーラ機構が内臓されて、誘導溝110から絞り口部を挿入させることにより、自動的に粘着テープを巻き止めるものである。テープ巻き止め機98は、機枠97に取り付けられた主駆動シリンダ99を介して上下駆動され、下降時に図7に示すように絞り枠102の枠体内部に挿入されてその際、誘導溝110に袋状筒部の絞り口部が挿入されてテープ巻き止めを行う。テープ巻き止め機98には、耳部切断カッター101が併設されており、テープ巻き止め機98の下降時に同時に下降して下端部の刃によりテープ巻き止め後の巻き止め上部の長さを切り揃えて調製する。なお、図中、105は矩形の機枠97の上下移動を案内するガイド枠、130は穿刺棒であり、シリンダ装置132に連結支持されて走行中の帯状フィルム500に孔を空け、後工程でのシール作業時の空気抜き孔を形成する。また、140は前端側横シール済み部である。
本発明において、1つの特徴的なことは、前端側を封止した状態の袋状筒部19の後端側の封止を行うに際し、内部に収容された物品のサイズに対応した適度の長手方向封止位置を設定する封止位置設定機構16を設けたことである。該封止位置設定機構16は、袋状筒部19の後端側をその袋口部100がある程度狭まるように絞り、その状態で相対的に絞り位置が物品Mに近接するように絞り位置を移動させる。すなわち、封止位置設定機構16は、袋状筒部19の後端側の袋口部100を任意の大きさに絞る絞り装置96と、該袋口部100を完全に絞る前の中間絞り状態を維持して絞り部Fとしての絞り枠102を物品M側に相対的に移動させる移動装置112と、を含む。
移動装置112は、袋口部100を完全に絞る前の中間絞り状態を維持しつつ絞り部を物品M側に相対的に移動させる移動装置手段であり、本実施形態においては、特に、絞り部としての絞り枠102を物品M側に移動させることにより物品の収容スペースとしては大きすぎる、あるいは長すぎる袋状筒部の後端部でのダブついた部分(図11参照)Gを送り方向(筒軸方向)に扱くことで、このようなダブ付きをなくして適正な位置でテープ巻き止めによる封止を行うようにしている。特に、本実施形態の移動装置112は、包装する各物品の個体サイズに対応した長手方向封止位置に絞り部Fを移動させるようにしている。すなわち、収容する個々の物品の大きさや長さに対応して変わる袋口部での絞りしろに応じて、長手方向(送り方向)に絞り部Fを相対移動させることにより適切な封止位置で封止させるようにしている。移動装置は、絞り部Fを物品に近接するように移動自在としても良いし、逆に物品を収納した袋状筒部側を逆方向に移動するようにしてもよい。また、移動装置の具体的構成は問わないが、例えばリニアガイド、その他の自在スライド機構により横方向にスライド自在としても良い。
図1、3、5、7において、本実施形態の移動装置112は、絞り部としての絞り枠102を取り付けた支持体を揺動自在とするように下端側を枢支させ、常時付与する本体部分への弾性付勢力により、物品が近接する方向に移動されて弾性力を係止させる位置、すなわち物品に絞り部Fが衝撃なく当接する位置まで絞り部を移動させる。詳細には、絞り部Fを支持する支持体としての可動機枠97を揺動自在とするようにこの可動機枠97の下端部にヒンジ114を取り付けて枢支させている。そして、可動機枠97の上端側において、該機枠97を常時物品方向(送り方向K)に向けて弾性的に付勢する弾性付勢部材が取り付けられるとともに、物品の送り方向に対して該可動機枠97を進退駆動させる駆動装置150と、を接続させている。弾性付勢部材は、本実施形態では引張ばね116から形成されている。弾性付勢部材はその他、ゴム部材などでもよい。また、可動機枠97の駆動装置150としては、エアシリンダ装置が適用されており、必要に応じて付勢力に抗して絞り部Fを物品Mから離隔する方向に復帰駆動させる。その駆動時にばね力に抗してロッド118を縮長すると機枠97は図1上、直角状に支持されるとともに、シリンダをOFFとしてフリーにロッドを移動させるように解除すると、ばね力により枢支部(114)を支点として可動機枠97が揺動する際に絞り部Fが物品方向に移動するものである。これにより、絞り部Fは物品に衝撃を加えることなく当接する位置まで移動し停止する。
そして、支持体としての機枠97に絞り部Fとテープ巻き止め機98が取り付けられ、かつ、テープ巻き止め機98の下降動作により袋口部を絞った状態でのテープ巻き止めができるようになっているから、中間絞り状態で各物品の個体サイズに対応した長手方向の適度の封止位置に絞り部が移動した状態で、さらに絞り部を作動して中間絞りから、完全にしぼり(図7参照)、その状態でテープ巻き止め機98が下降して誘導溝110を完全絞り状態の袋口部が通るときにテープ巻き止めを行うこととなる。このように、絞り部Fが適度の長手方向封止位置に移動されて、その位置で袋状筒部19の後端側のテープ巻き止めを連続的に行えるように連係している。
なお、図中120は、耳部切断カッター101によりテープ巻き止め後の巻き止め上部を切断した際に排出される袋状筒部の切れ端の吸引パイプであり図示しない吸引ファンに接続されて収集される。また、122は、物品を収容する筒状袋体の押え装置であり、袋口の中間絞り状態での絞り部の扱き移動時に一時押えを行うパッド124と、パッドを支持してこれを上下駆動するエアシリンダ126と、を備えている。これらは、基部が機体28に支持されて取り付けられている。また、袋状筒部への物品の投入、筒体送り部のコンベア送り、前部封止装置での封止動作、後部封止装置での封止、さらに、封止位置設定機構での動作は、それぞれ図示しない制御部により制御されて行われる。
次に、本実施形態の袋体の封止装置の作用について図11ないし図12も参照して説明すると、送り供給部12により原料筒体18の内部に物品Mを収納した状態で袋状筒部19が封止部14に順送りに供給される。このとき、袋状筒部19は搬入、移送、搬出の各コンベア30、52、68上を通って絞り部としての絞り枠102のコ字の対向空隙を貫通して引き出されている。移送コンベア52上での前部封止位置に袋状筒部19が送られると上下挟持片74a、74bを含む挟持装置と上下熱シール片76a、76bを含む熱シール装置を上下それぞれで一体連結した上下可動体84、92がそれぞれの駆動シリンダ94,90を介して中間に位置する袋状筒部を上下から挟み込み、これを挟み込んだ状態でその部分を熱溶融して封止し、同時にこのとき上下挟持片74a、74bの中間の間隙から切断装置のカッター刃88が下降動作して熱シール部の外縁を送り方向と直交方向に切断する(S1)(図4、図12参照)。
カッター刃88で切断後も上下の可動体84,92は復帰せず、上下挟持片74a、74bにより、折り畳み込まれた袋状筒部の端部のフィルムを挟みつけた状態を保持している(なお、図1では、上下可動体84,92の作動前の状態を示している)。この状態で、絞り装置96の絞り枠102が左右両側から中央部分に向けて移動し、図3,6に示すように完全に絞る前の中間絞り状態まで絞り動作し保持する(S2)。この状態で絞り装置96を取り付けた機枠97に接続した駆動シリンダ150がOFF動作し、ロッドをフリー移動とすると引張ばね116の引張付勢力によりヒンジ114回りに機枠97本体を送り方向(筒体の軸長手方向)に揺動させ、絞り枠102が物品M側に移動して該物品に当接する位置でソフトに停止する(図5,6参照)(S3)。次に、この状態で、絞り枠102を図7,8のように所要の設定絞り大きさとなるまで完全絞り移動させ(S4)、袋状筒部の袋口部を完全に絞った状態で主駆動シリンダ99が動作して機枠97を下降させ(図3参照)、そのときにテープ巻き止め機98の誘導溝110に、絞られて細径となった袋口部が交差方向に挿入されその際に内蔵された公知のバッグシーラ機構により、テープ巻き止めが行われる(S5)。テープ巻き止め機98の下降動作時に耳部切断カッター101が同時に下降してテープ巻き止め部から突出した部分を切り揃える。その切り屑は、吸引装置の吸引パイプ120を介して吸引され、外部に排出されて搬送中のフィルムや装置各部にからんでトラブルを生じさせないようにする。この間、押え装置のパッド124が物品の上面側からある程度の力で押し付けられて、物品の位置を保持させている。また、上下挟持片74a、74bの押えは、例えばこの後、解除され搬出コンベア68により搬出される。以下、これらの前部封止装置及び後部封止装置による封止動作とともに、袋口部の適度の封止位置設定を行う動作を繰り返し、連続的に袋体の封止を行っていくものである。
次に、図13、図14により、本発明の第2実施形態による袋体の封止装置を説明する。この第2実施形態の袋体の封止装置10は、第1実施形態が袋状筒部19を横方向に移動させながら封止動作を行うのに対し、この第2実施形態ではその縦方向移動時に封止させる点が大きく異なるが、原理動作は略同じであり、重力の影響による動きの弱冠の差異点以外は略同じ動作であるから、第1実施形態と対応する参照番号を付して図示し、かつ、同一部材の説明は省略する。この第2実施形態では、袋状筒部は縦方向に移動させられ、重力落下を利用することができるので例えばじゃがいも等の球形のものや比較的に小型のものの包装封止作業に適している。図13中、160は矢視方向に回動して投入される物品あるいは製品を受けて保持し、シール工程までの落下移動距離を短くして物品等の衝撃による傷つきを防止するストッパ板、162は袋状筒部方向に進退するシリンダを有する受台装置である。また、164は、搬出コンベアである。図14のように、この第2実施形態の例ではヒンジ114の他端側は重力により常時落下方向に付勢されているから付勢用ばねは不要であり、シリンダ装置150が非作動のときには、図示しないバランスウエイトを介して機枠97はある程度緩速で、絞り部はやわらかく当接するようになっており、このダブツキのない適正な巻き止め位置でテープ巻き止めが行われる。
以上説明した本発明の袋体の封止装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の袋体の封止装置は、野菜、果物、キャンデー等の食品類、電子部品、薬剤、おもちゃ、遊戯具、精密機械部品、日用雑貨、文房具、その他の物品の包装について適用し得る。
本発明の第1実施形態に係る袋体の封止装置の要部側面図である。 図1の装置のA−A線矢視図である。 図1の装置のB−B線矢視図である。 図1の装置の絞り部の部分の一部省略拡大平面図である。 図1の装置の要部側面の構成兼作用説明図である。 図1の装置の絞り部の部分の一部省略平面拡大による作用説明図である。 絞り部を完全絞り状態としたときのB−B線から見た正面説明図である。 図1の装置の絞り部の部分の一部省略平面拡大による作用説明図である。 図1の装置の側面作用説明図である。 ダブツキ状態での物品の収納状態を示す例の物品収納テープ止め状態の袋の斜視図である。 図10の平面図である。 図1の装置の要部の動作のフローチャート図である。 本発明の第2実施形態にかかる袋体の封止装置の概略構成説明図である。 図13の装置の作用説明図である。
符号の説明
10 袋体の封止装置
12 送り供給部
14 封止部
16 封止位置設定機構
19 袋状筒部
70 前部封止装置
72 後部封止装置
74a、74b 上下挟持片
76a、76b 上下熱シール片
96 絞り装置
98 テープ巻き止め機
99 主駆動シリンダ
102 絞り枠
112 移動装置
114 ヒンジ
116 引張ばね
150 シリンダ装置

Claims (7)

  1. 送り方向に長い筒状に形成される原料筒体の内部に物品を収納した状態で少なくともその前後を封止切断される袋体の封止装置であり、
    原料筒体の内部に物品を収納しつつ封止部に送り供給する送り供給部と、
    送り供給部から送られる物品収納状態の原料筒体の袋状筒部の前後で封止切断する封止部と、を含み、
    前端側を封止した状態の袋状筒部の後端側の封止を行うに際し、内部に収容された物品のサイズに対応した適度の長手方向封止位置を設定する封止位置設定機構が設けられたことを特徴とする袋体の封止装置。
  2. 封止位置設定機構は、袋状筒部の後端側口部がある程度狭まるように絞り、その状態で相対的に絞り位置が物品に近接するように絞り位置を移動させることを特徴とする請求項1記載の袋体の封止装置。
  3. 封止位置設定機構は、袋状筒部の後端側口部を任意の大きさに絞る絞り部と、
    該袋口部を完全に絞る前の中間絞り状態を維持して該絞り部を物品側に相対的に移動させる移動装置と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の袋体の封止装置。
  4. 移動装置は、各物品の個体サイズに対応した長手方向封止位置に絞り部を移動させることを特徴とする請求項3記載の袋体の封止装置。
  5. 移動装置は、絞り部を常時物品方向に弾性的に付勢しつつ必要に応じて該付勢力に抗して絞り部を物品から離隔する方向に復帰駆動させるようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載の袋体の封止装置。
  6. 移動装置は、絞り部又はこれを支持する支持体を揺動自在とするように枢支させ、
    絞り部又は支持体に絞り部を常時物品方向に弾性的に付勢する弾性付勢部材と、物品の送り方向に対して進退駆動させる駆動装置と、を接続させたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の袋体の封止装置。
  7. 支持体にテープ巻き止め機が取り付けられ、
    絞り部が適度の長手方向封止位置に移動されて、その位置で袋状筒部の後端側のテープ巻き止めを連続的に行えるように連係したことを特徴とする請求項6記載の袋体の封止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011105480A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Omori Mach Co Ltd 搬送装置及び包装機
JP2012528767A (ja) * 2009-06-05 2012-11-15 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 積み重ねた柔らかい衛生製品をプラスチック袋に詰めるための包装装置、及びその包装方法
CN107341897A (zh) * 2017-03-07 2017-11-10 浙江理工大学 硬币识别包装系统及控制方法

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