JP2006167247A - 遊技機用筐体の取手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取手孔カバーの組立工数を削減する。
【解決手段】 取手孔カバー35は、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状のほぼ四角筒状になっている。この取手孔カバー35の開口は、取手孔とほぼ同一形状、すなわち横長のほぼ矩形に形成されている。この取手孔カバー35は、垂直断面と直交する面で取手孔カバー35を分割した一方の第1枠体41と、他方の第2枠体43と、第1枠体41および第2枠体43を接合するヒンジ部45とを備え、第1枠体41および第2枠体43の合体により取手孔カバー35が形成されるようになっている。ヒンジ部45は、取手孔カバー35の奥部側の分割面、すなわち垂直断面と直交する鉛直面内に形成されている。このヒンジ部45は薄肉に形成され、第1枠体41および第2枠体43を合体・分離自在に接合している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スロットマシンなどの遊技機の筐体に透設された取手孔を閉塞するための取手孔カバーを備えた遊技機用筐体の取手構造に関するものである。
筐体内に遊技のための機器や制御基板などが内蔵されているスロットマシンなどの遊技機においては、遊技機を持ち運ぶ際の手掛かりとするために、例えば筐体の両側面に取手孔が設けられている。この取手孔は、持ち易さの観点から通常貫通孔とされる。従来、このような貫通孔である取手孔を通して異物を挿入する不正行為を防止するために、取手孔を閉塞するための取手孔カバーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の取手孔カバーは、一端が塞がれて袋部を形成し、他端が開口され、全体がほぼL字状に折曲された本体を備え、取手孔に遊嵌されている。
特開2004−49347号公報(第10−11頁、図6)
上述したように、上記特許文献1に記載の取手孔カバーは、ほぼL字状に折曲されて形成されているため、持ち運びがし易くなっている。ところが、このような形状では、例えば射出成形などの低コストの工程で製造するのが非常に困難であるため、上記特許文献1に記載の取手孔カバーは、別々に製造された2個の部品を組み合わせることで形成されており、取手孔カバーの組立工数が増大するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、取手孔カバーの組立工数を削減することが可能な遊技機用筐体の取手構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機用筐体の取手構造は、遊技機の筐体に透設された取手孔に嵌着され、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状の取手孔カバーを備えた遊技機用筐体の取手構造において、前記取手孔カバーが、該取手孔カバーを2分割した一方の第1枠体と、該取手孔カバーを2分割した他方の第2枠体と、前記両枠体を合体・分離自在に接合するヒンジ部とを備え、前記両枠体の合体により前記取手孔カバーが形成されることを特徴としている(請求項1)。
また、前記第1枠体、前記第2枠体および前記ヒンジ部は、樹脂により一体的に形成されているとしてもよい(請求項2)。
また、前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、合体により前記取手孔カバーを形成したときの開口近傍の横断面外形が、前記取手孔とほぼ同一形状でほぼ同一サイズになるように形成されているとしてもよい(請求項3)。
また、前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれの分割端面に、合体により前記取手孔カバーを形成したときに互いに重なる重畳部を備えているとしてもよい(請求項4)。
また、前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、合体により前記取手孔カバーを形成したときの開口の周縁に形成され、前記取手孔周縁の前記筐体の外側面に当接するフランジ部を備えているとしてもよい(請求項5)。
また、前記第1枠体のフランジ部および前記第2枠体のフランジ部は、それぞれ、前記取手孔カバーを形成したときに互いに重なる重なり部を備えているとしてもよい(請求項6)。
また、前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、前記垂直断面と直交する面で前記取手孔カバーを分割した一方および他方であり、前記ヒンジ部は、前記取手孔カバーの奥部側の前記分割面内に形成されているとしてもよい(請求項7)。
また、前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、前記垂直断面と平行な面で前記取手孔カバーを分割した一方および他方であり、前記ヒンジ部は、前記取手孔カバーの前記分割面内に形成されているとしてもよい(請求項8)。
請求項1の発明によれば、取手孔カバーを2分割した一方の第1枠体と取手孔カバーを2分割した他方の第2枠体とがヒンジ部により合体・分離自在に接合されているため、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状の持ち運びが容易に行える取手孔カバーでありながら、別々の部品から取手孔カバーを組み立てる工程が不要となり、取手孔カバーの組立工数を削減することができる。
また、請求項2の発明によれば、第1枠体、第2枠体およびヒンジ部が樹脂により一体的に形成されているため、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状の取手孔カバーでありながら、例えば第1枠体と第2枠体とが互いに分離した状態となるように製造することにより、取手孔カバーを例えば射出成形などの低コストの工程で製造することができる。
また、請求項3の発明によれば、第1枠体および第2枠体の合体により取手孔カバーを形成したときの開口近傍の横断面外形が取手孔とほぼ同一形状でほぼ同一サイズになるように、第1枠体および第2枠体がそれぞれ形成されているため、第1枠体と第2枠体とを合体させて取手孔カバーを形成した状態で取手孔に押し込むだけで、樹脂の持つ弾性により取手孔カバーを取手孔に嵌着させることができる。したがって、取手孔カバーを筐体に固定するための固定部材が不要となるため部品点数を削減でき、その固定作業が不要となるため作業効率を向上できる。
また、請求項4の発明によれば、第1枠体および第2枠体の合体により取手孔カバーを形成すると、第1枠体および第2枠体の分割端面が重畳部により互いに重なるため、分割端面から異物を挿入するなどの不正行為を確実に防止することができる。
また、請求項5の発明によれば、第1枠体および第2枠体の合体により取手孔カバーを形成すると、その開口の周縁に形成されたフランジ部が取手孔周縁の筐体の外側面に当接するため、フランジ部がストッパの役目を果たすことで取手孔カバーが筐体の内部に嵌まり込んでしまうのを未然に防止することができる。
また、請求項6の発明によれば、第1枠体および第2枠体が取手孔カバーを形成すると各枠体のフランジ部が重なり部により互いに重なるため、各枠体のフランジ部間の隙間を開くなどの不正につながるような行為を防止することができる。
また、請求項7の発明によれば、取手孔カバーを垂直断面と直交する面で2分割した一方の第1枠体と他方の第2枠体とが、取手孔カバーの奥部側の分割面内に形成されたヒンジ部により合体・分離自在に接合されているため、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状の持ち運びが容易に行える取手孔カバーでありながら、別々の部品から取手孔カバーを組み立てる工程が不要となり、取手孔カバーの組立工数を削減することができる。
また、請求項8の発明によれば、取手孔カバーを垂直断面と平行な面で2分割した一方の第1枠体と他方の第2枠体とが、取手孔カバーの分割面内に形成されたヒンジ部により合体・分離自在に接合されているため、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状の持ち運びが容易に行える取手孔カバーでありながら、別々の部品から取手孔カバーを組み立てる工程が不要となり、取手孔カバーの組立工数を削減することができる。
まず、本発明に係る遊技機用筐体の取手構造が適用される遊技機の一例としてスロットマシンの概要について説明する。図1はスロットマシンの外観の要部を示す斜視図である。このスロットマシン1は、例えば図1に示すように構成されている。即ち、図1に示すように、スロットマシン1では、筐体3の前面開口が前面パネル5により開閉自在に閉塞され、この前面パネル5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
この正面板9には3個の表示窓11が並設されており、各表示窓11から筐体3内に設けられたリール(図示省略)の図柄が視認可能になっている。また、操作板7には、内部に貯留されているクレジットメダルから1枚ずつのメダル投入を指示するためのベットスイッチ15、クレジットメダルから一遊技あたりの最大投入枚数(例えば3枚)のメダル投入を指示するための最大ベットスイッチ17、各リールの回転を開始させるためのスタートスイッチ19、各リールの回転をそれぞれ停止させるためのストップスイッチ21、メダル投入口23、およびクレジットメダルを払い出すための精算スイッチ25が設けられている。また、筐体3の内部には、それぞれ図示を省略しているが、各リールを回転駆動させるモータ、メダルを払い出すホッパーユニット、電源ユニットや、遊技などの制御を行う制御基板などが内蔵されている。
筐体3の左右の側板31には、このスロットマシン1を運搬する際に持ち上げ易いように、側板31を貫通する取手孔33がそれぞれ透設されている。この取手孔33は、側板31の高さ方向中央よりもやや上方に透設された横長のほぼ矩形形状になっている。この取手孔33には、以下に説明する取手孔カバーが取り付けられている。なお、図1では、説明の便宜上、取手孔カバーの図示を省略している。
次に、本発明に係る遊技機用筐体の取手構造の第1実施形態について説明する。図2は第1実施形態の取手孔カバーの斜視図、図3は取手孔カバーの側面図である。また、図4は第1枠体および第2枠体が分離した状態の取手孔カバーの斜視図、図5は第1枠体および第2枠体が分離した状態の取手孔カバーを垂直断面で切断した断面斜視図である。また、図6はスロットマシンの筐体の取手孔に取り付けられた状態の取手孔カバーの垂直断面図である。
この取手孔カバー35は、例えば射出成形により一体成形された樹脂製で、奥部37が閉塞され手前に開口39を有し、垂直断面(図3中、紙面に平行な面)がほぼL字状のほぼ四角筒状になっている。この取手孔カバー35の開口39は、取手孔33とほぼ同一形状、すなわち横長のほぼ矩形に形成されている。この取手孔カバー35は、垂直断面と直交する面(図3中、紙面に直交する面)で取手孔カバー35を分割した一方の第1枠体41と、他方の第2枠体43と、第1枠体41および第2枠体43を合体・分離自在に接合するヒンジ部45とを備え、第1枠体41および第2枠体43の合体により取手孔カバー35が形成されるようになっている。
第1枠体41および第2枠体43は、それぞれ、取手孔カバー35の奥部37側に、垂直断面と直交する鉛直面で分割された分割端面411,431を備えている。また、第1枠体41および第2枠体43は、それぞれ、取手孔カバー35の開口39側に、垂直断面と直交する水平面で分割された分割端面412,432を備えている。すなわち、第1枠体41および第2枠体43は、垂直断面と直交する2つの平面からなる側面視L字状の折曲面で取手孔カバー35が分割されて形成されており、垂直断面L字状の取手孔カバー35の内半部を第1枠体41が形成し、外半部を第2枠体43が形成している。
第1枠体41の分割端面411および第2枠体43の分割端面431は、それぞれ薄肉に形成された重畳部413,433を備え、合体により取手孔カバー35を形成したときに、この重畳部413,433により分割端面411と分割端面431とが互いに重なるようになっている。同様に、第1枠体41の分割端面412および第2枠体43の分割端面432は、それぞれ薄肉に形成された重畳部414,434を備え、合体により取手孔カバー35を形成したときに、この重畳部414,434により分割端面412と分割端面432とが互いに重なるようになっている。
また、第1枠体41および第2枠体43は、それぞれ、合体により取手孔カバー35を形成したときの開口39の周縁に形成されたフランジ部415,435を備えている。このフランジ部415,435は、それぞれ、開口39の端部から開口面に平行に外向きに延びて形成されている。フランジ部415,435の分割端面は、それぞれ薄肉に形成された重なり部416,436を備え、合体により取手孔カバー35を形成したときに、この重なり部416,436によりフランジ部415の分割端面とフランジ部435の分割端面とが互いに重なるようになっている。
また、第1枠体41および第2枠体43は、それぞれ、開口39の近傍、すなわちフランジ部415,435のすぐ奥側に、所定の奥行き(図3中、横方向)寸法を有する嵌挿部417,437を備えている。この嵌挿部417,437は、第1枠体41および第2枠体43の合体により取手孔カバー35を形成したときに、その横断面外形が、取手孔33とほぼ同一形状で、取手孔33と同一サイズまたはそれより多少大きいサイズになるように形成されている。また、嵌挿部417,437の奥行き寸法は、筐体3の側壁31の厚さ寸法とほぼ同一になっている。
ヒンジ部45は、薄肉に形成されて可撓性を有するとともに、取手孔カバー35の奥部37側の分割面、すなわち垂直断面と直交する鉛直面内に形成されており、これらによって第1枠体41および第2枠体43を合体・分離自在に接合している。なお、この薄肉のヒンジ部45が可撓性を有するような樹脂(この実施形態では例えばポリプロピレン)で取手孔カバー35が形成されている。
次に、取手孔カバー35の取手孔33への取付けについて説明する。取手孔カバー35は、第1枠体41と第2枠体43とが分離した状態、すなわち例えば図4に示す状態になるように、例えば射出成形による一体成形によって製造される。そして、まず、例えば図2に示すように、可撓性を有するヒンジ部45を撓ませて第1枠体41と第2枠体43とを合体させる。これによって、奥部37が閉塞され手前に開口39を有し、垂直断面がほぼL字状のほぼ四角筒状の取手孔カバー35が形成される。
このように形成された取手孔カバー35を筐体3の側壁31の外側(図6中、左側)から奥部37を先頭に取手孔33に挿入すると、嵌挿部417,437が取手孔33に嵌まり込むとともに、フランジ部415,435が取手孔33の周縁の筐体3の外側面312に設けられたフランジ嵌挿用凹部313に当接する。このとき、嵌挿部417,437の横断面外形が取手孔33と同一サイズまたはそれより多少大きいサイズであるため、樹脂製であることにより取手孔カバー35自身が持つ弾性によって、嵌挿部417,437が取手孔33の内周面331に嵌着され、これによって取手孔カバー35が筐体3の取手孔33に固定される。
以上説明したように、第1実施形態によれば、取手孔カバー35を2分割した一方の第1枠体41と取手孔カバー35を2分割した他方の第2枠体43とがヒンジ部45により合体・分離自在に接合されているため、奥部37が閉塞され手前に開口39を有し、垂直断面がほぼL字状の持ち運びが容易に行える取手孔カバー35でありながら、別々の部品から取手孔カバーを組み立てる工程が不要となり、取手孔カバー35の組立工数を削減することができる。
また、第1実施形態によれば、取手孔カバー35は薄肉のヒンジ部45が可撓性を有するような樹脂製で、第1枠体41、第2枠体43およびヒンジ部45が一体的に形成されているため、簡易な構成のヒンジ部45で第1枠体41および第2枠体43を合体・分離自在に接合することができる。また、第1枠体41と第2枠体43とが互いに分離した状態となるように製造することにより、奥部37が閉塞され手前に開口39を有し、垂直断面がほぼL字状の取手孔カバー35でありながら、取手孔カバー35を例えば射出成形などの低コストの工程で製造することが可能になる。
また、第1実施形態によれば、第1枠体41および第2枠体43の嵌挿部417,437の横断面外形が取手孔33と同一サイズまたはそれより多少大きいサイズとなるように形成されているため、樹脂製であることにより取手孔カバー35自身が持つ弾性によって嵌挿部417,437が取手孔33の内周面331に嵌着される。したがって、取手孔に遊嵌されるため筐体に固定するための構成が別途必要な上記特許文献1に記載の取手孔カバーに比べて、取手孔カバー35の構成および取手孔33への取付作業を簡素化できる。
次に、本発明に係る遊技機用筐体の取手構造の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態の取手孔カバーの斜視図で、第1枠体と第2枠体とが分離した状態を示している。第2実施形態の取手孔カバー35は第1実施形態と同一形状に形成されている。すなわち、取手孔カバー35は、例えば射出成形により一体成形された樹脂製で、奥部37が閉塞され手前に開口39を有し、垂直断面がほぼL字状のほぼ四角筒状になっている。また、取手孔カバー35の開口39は、第1実施形態と同様に、取手孔33とほぼ同一形状、すなわち横長のほぼ矩形に形成されている。
この第2実施形態が上記第1実施形態と相違する点は、第1実施形態では、垂直断面と直交する面で取手孔カバー35を分割して第1枠体41および第2枠体43を形成しているのに対して、第2実施形態では、垂直断面と平行な面で取手孔カバー35を分割して第1枠体および第2枠体を形成している点である。すなわち、取手孔カバー35は、垂直断面と平行な面で取手孔カバー35を分割した一方の第1枠体51と、他方の第2枠体53と、第1枠体51および第2枠体53を合体・分離自在に接合するヒンジ部55とを備え、第1枠体51および第2枠体53の合体により取手孔カバー35が形成されるようになっている。
ヒンジ部55は、薄肉に形成されて可撓性を有するとともに、取手孔カバー35の分割面内に形成されており、これらによって第1枠体51および第2枠体53を合体・分離自在に接合している。なお、第1実施形態と同様に、薄肉のヒンジ部55が可撓性を有するような樹脂(この実施形態では例えばポリプロピレン)で取手孔カバー35が形成されている。
第1枠体51および第2枠体53は、それぞれ、ヒンジ部55の一方(図7中、上左および上右)側に、垂直断面と平行な分割面で分割された分割端面511,531を備えている。また、第1枠体51および第2枠体53は、それぞれ、ヒンジ部55の他方(図7中、下左および下右)側に、上記分割面で分割された分割端面512,532を備えている。すなわち、第1枠体51および第2枠体53は、ヒンジ部55を中心としてほぼ左右対称に形成されており、取手孔カバー35の左半部を第1枠体51が形成し、取手孔カバー35の右半部を第2枠体53が形成している。
第1枠体51の分割端面511および第2枠体53の分割端面531は、それぞれ薄肉に形成された重畳部513,533を備え、合体により取手孔カバー35を形成したときに、この重畳部513,533により分割端面511と分割端面531とが互いに重なるようになっている。同様に、第1枠体51の分割端面512および第2枠体53の分割端面532は、それぞれ薄肉に形成された重畳部514,534を備え、合体により取手孔カバー35を形成したときに、この重畳部514,534により分割端面512と分割端面532とが互いに重なるようになっている。
また、第1枠体51および第2枠体53は、それぞれ、合体により取手孔カバー35を形成したときの開口39の周縁に形成されたフランジ部515,535を備えている。このフランジ部515,535は、それぞれ、開口39の端部から開口面に平行に外向きに延びて形成されている。
また、第1枠体51および第2枠体53は、それぞれ、開口39の近傍、すなわちフランジ部515,535のすぐ奥側に、所定の奥行き寸法を有する嵌挿部517,537を備えている。この嵌挿部517,537は、第1枠体51および第2枠体53の合体により取手孔カバー35を形成したときに、その横断面外形が、取手孔33とほぼ同一形状で、取手孔33と同一サイズまたはそれより多少大きいサイズになるように形成されている。また、嵌挿部517,537の奥行き寸法は、筐体3の側壁31の厚さ寸法とほぼ同一になっている。
次に、取手孔カバー35の取手孔33への取付けについて説明する。取手孔カバー35は、第1枠体51と第2枠体53とが分離した状態、すなわち図7に示す状態になるように、例えば射出成形による一体成形によって製造される。そして、まず、可撓性を有するヒンジ部55を撓ませて第1枠体51と第2枠体53とを合体させる。これによって、上記第1実施形態と同様に、奥部37が閉塞され手前に開口39を有し、垂直断面がほぼL字状のほぼ四角筒状の取手孔カバー35が形成される。
取手孔カバー35の取手孔33への挿入以降は、上記第1実施形態と同様である。すなわち、このように形成された取手孔カバー35を筐体3の側壁31の外側から奥部37を先頭に取手孔33に挿入すると、嵌挿部517,537が取手孔33に嵌まり込むとともに、フランジ部515,535が取手孔33の周縁の筐体3の外側面312(図6)に設けられたフランジ嵌挿用凹部313(図6)に当接する。このとき、嵌挿部517,537の横断面外形が取手孔33と同一サイズまたはそれより多少大きいサイズであるため、樹脂製であることにより取手孔カバー35自身が持つ弾性によって、嵌挿部517,537が取手孔33の内周面331(図6)に嵌着され、これによって取手孔カバー35が筐体3の取手孔33に固定される。
以上説明したように、第2実施形態では垂直断面と平行な面で取手孔カバー35を分割して第1枠体51および第2枠体53を形成している点のみが第1実施形態と異なり、ヒンジ部55により第1枠体51および第2枠体53を合体することで第1実施形態と同一形状の取手孔カバー35を形成しているため、第2実施形態も第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記第2実施形態では、フランジ部515とフランジ部535とが互いに重なる重なり部を備えていないが、上記第1実施形態と同様に、重なり部を備えるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、取手孔カバー35を形成する樹脂をポリプロピレンとしているが、本発明はこれに限られず、薄肉に形成されたヒンジ部45,55が可撓性を有するような樹脂であればよい。また、上記各実施形態では、取手孔33はほぼ矩形にしているが、これに限られず、他の形状でもよい。この場合、取手孔カバー35の横断面外形および開口39の形状は、取手孔33の形状に合わせてほぼ同一形状に形成すればよい。また、上記各実施形態ではスロットマシンに適用しているが、これに限られず、パチンコ機などの他の遊技機に適用してもよい。
本発明が適用されるスロットマシンの外観の要部を示す斜視図である。 第1実施形態の取手孔カバーの斜視図である。 取手孔カバーの側面図である。 第1枠体および第2枠体が分離した状態の取手孔カバーの斜視図である。 第1枠体および第2枠体が分離した状態の取手孔カバーを垂直断面で切断した断面斜視図である。 スロットマシンの筐体の取手孔に取り付けられた状態の取手孔カバーの垂直断面図である。 第2実施形態の取手孔カバーの斜視図である。
符号の説明
1…スロットマシン、3…筐体、31…側板、33…取手孔、35…取手孔カバー、37…奥部、39…開口、41,51…第1枠体、43,53…第2枠体、45,55…ヒンジ部、411,412,511,512…第1枠体の分割端面、413,414,513,514…第1枠体の重畳部、415,515…第1枠体のフランジ部、416…第1枠体のフランジ部の重なり部、431,432,531,532…第2枠体の分割端面、433,434,533,534…第2枠体の重畳部、435,535…第2枠体のフランジ部、436…第2枠体のフランジ部の重なり部

Claims (8)

  1. 遊技機の筐体に透設された取手孔に嵌着され、奥部が閉塞され手前に開口を有し、垂直断面がほぼL字状の取手孔カバーを備えた遊技機用筐体の取手構造において、
    前記取手孔カバーが、
    該取手孔カバーを2分割した一方の第1枠体と、
    該取手孔カバーを2分割した他方の第2枠体と、
    前記両枠体を合体・分離自在に接合するヒンジ部とを備え、
    前記両枠体の合体により前記取手孔カバーが形成されることを特徴とする遊技機用筐体の取手構造。
  2. 前記第1枠体、前記第2枠体および前記ヒンジ部は、樹脂により一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用筐体の取手構造。
  3. 前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、
    合体により前記取手孔カバーを形成したときの開口近傍の横断面外形が、前記取手孔とほぼ同一形状でほぼ同一サイズになるように形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機用筐体の取手構造。
  4. 前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれの分割端面に、
    合体により前記取手孔カバーを形成したときに互いに重なる重畳部を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機用筐体の取手構造。
  5. 前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、
    合体により前記取手孔カバーを形成したときの開口の周縁に形成され、前記取手孔周縁の前記筐体の外側面に当接するフランジ部を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技機用筐体の取手構造。
  6. 前記第1枠体のフランジ部および前記第2枠体のフランジ部は、それぞれ、
    前記取手孔カバーを形成したときに互いに重なる重なり部を備えている
    ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機用筐体の取手構造。
  7. 前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、
    前記垂直断面と直交する面で前記取手孔カバーを分割した一方および他方であり、
    前記ヒンジ部は、
    前記取手孔カバーの奥部側の前記分割面内に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の遊技機用筐体の取手構造。
  8. 前記第1枠体および前記第2枠体は、それぞれ、
    前記垂直断面と平行な面で前記取手孔カバーを分割した一方および他方であり、
    前記ヒンジ部は、
    前記取手孔カバーの前記分割面内に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の遊技機用筐体の取手構造。
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