JP2006165752A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の階調補正処理によって生じている階調つぶれを防止し、高品位な印刷結果を得る。
【解決手段】 ステップ1501では、潰れが発生しているかどうか判断する。潰れが発生していたなら、続くステップ1502へ進み、潰れがどの濃度信号域から始まっているか調べる。ステップ1503にて、ステップ1502で得た潰れはじめる入力濃度信号値を元に、潰れた濃度信号域:lengthを求める。ステップ1504では、ステップ1503にて算出した濃度信号域:lengthを元に、補正開始位置を求める。ステップ1505では、補正開始位置:Sと終端:255を線形補間で結び、ステップ1507では以上の処理の結果をγ補正209にセットし、処理を終了する。
【選択図】 図15

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する、画像形成装置及びその方法に関するものである。
従来から、プリンタなどの画像形成装置では、温度、湿度などの環境変化、および耐久などのプリンタ特性の変化によって印刷特性が変化することが知られている。そのため、特定のパターンを印字させて、その出力状態を読み取り、γ補正などの画像形成条件にフィードバックさせることによる画像品質の安定性を向上させる手法が知られている。
例えば、電子写真の場合では感光ドラムの感光特性が環境、耐久により変化し、結果として印刷時の階調特性が変化していくことを示し、またインクジェットの場合では、プリントヘッドの吐出特性の変化によって上述の特性変化を生ずる。
このような階調特性の補正には、一般に濃度信号を変換するLUT(ルックアップテーブル)を用いて実現する。図6は、この手法のフローチャートを示す。ステップ601で画像形成装置を起動させて、ステップ602でプリンタ特性を把握する階調パターンを出力、続いて、ステップ603で出力した階調パターンを画像読み取り装置にて読み取り、ステップ604で読み取った各階調を輝度値を濃度値に変換、ステップ605で先に読み取った各パッチの濃度値と所望(ターゲット特性)の特性とを比較し、最終的な印字特性がターゲット特性となるような補正LUTを生成する手法である。
本手法を一般に、階調補正手段と呼ぶ(特許文献1参照)。
特開平9−107476号公報
階調補正手段は、プリンタの特性がターゲットの特性になるようにLUTを用いて補正する手段であるが、以下に示すようにプリンタの特性によっては補正しきれない場合がある。
図4は、代表的な2種類のプリンタの印字特性を表す。図4の横軸は濃度信号軸を表すため、原点側は低濃度(白く)、右の最大濃度信号は高濃度(黒く)を表現し、縦軸は、印字された各パッチを濃度測定した、光学濃度値を示す。上部の最大濃度は、プリンタエンジンが目標とする最大濃度値(C)を示す。特性Aは、理想的な階調特性を表しており、最大濃度信号が、プリンタが目標とする最大濃度Cを印字でき、且、リニアな特性を表現している。特性Bは、例えば耐久などの影響で階調特性が変化した様子を表しており、最高濃度がポイントCに到達しておらず、また、高濃度側で階調が出ない、所謂階調つぶれが発生している。
このようなプリンタの印字特性を階調補正した一例が図5である。このときターゲットとなる特性は濃度階調としてリニアになるよう設定した。特性Aの場合は、もともとのプリンタ特性が線形であったため補正テーブル(LUT)も線形特性を示しているが、特性Bの場合は、高濃度側で入力信号変化した領域Δが、出力側で変化しないLUTとなっている。これが階調つぶれである。
このように、プリンタの階調特性によっては、従来の階調補正手段で階調つぶれが発生し、印字結果としての品位を損なう場合がある。
この画質劣化は、通常のプリンタ画像で言えば、グラデーションで表現されている高濃度部分が潰れて違和感のある画像になったり、あるいは、自然画像などでは、比較的暗い領域が階調ない画像になる。またコピー画像で言えば、プリンタ画像で挙げた問題点だけでなく、その画像を再度複写する、所謂、孫コピー時の画質において、本来異なる色味である領域が、同じ色味で出力される画質劣化を生じてしまう。
上記の課題を解決する本発明の第一の要旨は、画素毎の画像データを読み取る画像読み取り手段、一色以上の色成分画像を形成し出力できる画像出力手段、上記画像出力手段の階調特性を把握するための画像データを作成する階調特性データ作成手段、上記画像出力手段で上記階調データ作成手段にて作成されたデータを出力し、上記画像読み取り手段にて読み取り、上記画像出力手段の階調特性を補正する画像形成装置であって、上記出力物を上記画像読み取り手段を利用して光学濃度値に変換する輝度濃度変換手段、上記輝度濃度変換手段より得られる濃度信号を、求める階調特性になるように変換する第一階調変換手段、上記第一階調変換手段により変換された情報から、上記画像出力手段の階調潰れが発生する信号域を検知する潰れ検知手段、上記潰れ検知手段より得られた信号域をもとに、階調潰れを補正するための開始位置を求める補正開始位置計算手段、上記補正開始位置計算手段により求められた開始位置より、潰れた階調を擬似的に作成する第二階調変換手段、上記第二階調変換手段により作成された階調特性データに、スムージング処理を施すスムージング手段とを有する。
本発明によれば、低・中濃度域へ影響を殆ど及ぼすことなく、高濃度部の階調特性を擬似的に作成するため、グラデーションや一般画像内のダーク部(髪の毛)なども自然に再現される。
また、本発明では、階調補正の一連の処理の中で自動化されるため、ユーザーが意識することなくその効果を得ることができる。そのため、従来なら階調潰れによりサービスメンテナンスが必要となるケースもあったが、本発明を適用することでそのサービスコストも軽減される。
そして、高濃度部の階調潰れは、複写されたものを原稿としてコピーする、所謂、孫コピーにおいて原稿上で異なった色味が同一色となる弊害をもたらしたが、本発明により色味の違い印字することができ、孫コピーの品位も改善する。
さらに、本実施例で示した補正処理は、高価なハード構成は必要とせず、ソフト処理により比較的少ないステップ数で実現できることから、設計にかかる負荷や計算コストが少なく実現できる。
(実施例1)
図1に本実施例で説明するフルカラー複写機の構成図を示す。
フルカラーの画像形成方法について説明する。
原稿代ガラス102上に置かれた原稿101は高原103によって照射され、光学系104を介してCCDセンサー105に結像される。CCDセンサー105は3列に配列されたレッド、グリーン、ブルーのCCDラインセンサー群により、ラインセンサー毎にレッド、グリーン、ブルーの色成分信号(輝度信号)を生成する。
これらの読み取り光学系ユニットは矢印の方向に走査することにより、原稿をライン毎の電気信号データ列に変換する。
また原稿台ガラス102上には、原稿の位置をつきて当て、原稿の斜め置かれを防ぐつき当て部材107と、その原稿台ガラス面にCCD105の白レベルを決定するための、CCDセンサー105のスラスト方向のシェーディングを行うための、基準白色板106が配置してある。
CCDセンサー105により、得られた画像信号は、リーダー画像処理部108にて画像処理された後、プリンタ部Bに送られ、プリンタ制御部109で画像処理される。
次に、画像処理部108について説明する。
図2は、本実施例に係るリーダー部Aの画像処理部108における画像信号の流れを示すブロック図である。同図に示すように、CCDセンサー105より出力される画像信号は、アナログ信号処理部201に入力され、そこでゲイン調整、オフセット調整された後、A/Dコンバーター202で色信号毎に8bitのディジタル画像信号R1、G1、B1に変換される。その後、シェーディング補正部203に入力され、色毎に基準白色板106の読み取り信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
クロック発生部211は、1画素単位のクロックを発生する。また、主走査アドレスカウンタ212では、クロック発生部211からのクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を生成する。そして、デコーダ213は、主走査アドレスカウンタ212からの主走査アドレスをデコードして、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のCCD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中の有効領域を表すVE信号、ライン同期信号HSYNCを生成する。尚、主走査アドレスカウンタ212はHSYNC信号でクリアされ、次のラインの主走査アドレスの計数を開始する。
CCDセンサー105の各ラインセンサーは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、図2のラインディレイ回路204において、副走査方向の空間的なずれを補正する。具体的には、B信号に対して副走査方向で、R、Gの各信号を副走査方向にライン遅延させてB信号に合わせる。
入力マスキング部205は、CCDセンサーのR、G、Bのフィルタの分光特性で決まるデバイス色空間を、他の色空間に変換する部分である。変換後の色空間は、NTSCでもよく、あるいはもっと広域の色空間であってもよい。変換は次のようなマトリックス演算を行う。
Figure 2006165752
係数a11〜a33は色空間を変換するための係数である。
本実施例ではマトリクス演算で色空間を変換したが、これに限定されるものではなく、3入力3出力の3次元LUT(ルックアップテーブル)を利用して、変換しても構わない。
光量/濃度変換部(LOG変換部)206は、ルックアップテーブルROMにより構成され、R4、G4、B4の濃度信号がC0、M0、Y0の濃度信号に変換される。ライン遅延メモリ207は、不図示の黒文字判定部で、R4、G4、B4信号から生成されるUCR、FIRTER、SENなどの判定信号までのライン遅延分だけ、C0、M0、Y0の画像信号を遅延させる。
マスキングおよびUCR回路208は、入力されたY1、M1、C1の3原色信号により黒信号(Bk)を抽出し、さらに、プリンタ部Bでの記録色材の色濁りを補正する演算を施して、Y2、M2、C2、Bk2の信号を各読み取り動作の度に順次、所定のビット幅(8bit)で出力する。
γ補正回路209は、リーダー部Aにおいて、プリンタ部Bの理想的な特性に合わせるべく、濃度の階調補正を行う。また、空間フィルタ処理部(出力フィルタ)210は、エッジ強調またはスムージング処理を行う。
このように処理されたM4、C4、Y4、Bk4の面順次の画像信号は、プリンタ制御部109に送られ、プリンタ部Bで濃度記録が行われる。
また、214はリーダー部内の制御を行うCPU、215はRAM、216はROMである。217は操作部であり、表示器218を有する。
図3は、図2に示す画像処理部108における各制御信号のタイミングを示す図である。同図において、VSYNC信号は、副走査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間において、画像読み取り(スキャン)を行って、順次、(C)、(M)、(Y)、(Bk)の出力信号を形成する。また、VE信号は、主走査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間において主走査開始位置のタイミングをとり、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。そして、CLOCK信号は画素同期信号であり、“0”→“1”の立ち上がりのタイミングで画像データを転送するのに用いられる。
次にプリンタ部Bの説明を行う。
図1において感光ドラム4は、1次帯電器8により、一様に帯電される。
画像データは、プリンタ画像処理部109に含まれるレーザドライバおよびレーザ光源110を介してレーザ光に変換され、そのレーザ光はポリゴンミラー1およびミラー2により反射され、一様に帯電された感光体ドラム4上に照射される。
レーザ光の走査により潜像が形成された感光ドラム4は、図中に示す矢印の方向に回転する。
すると、現像器3により各色の現像が順次なされる。
本実施例では、現像方式として、2成分系を用いており、感光ドラム4の周りに、各色の現像器3が上流よりブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の順で配置され、画像信号に応じた現像器がその感光ドラム上に作られた潜像領域を現像するタイミングで、現像動作を行うようになっている。
一方、転写紙6は転写ドラム5に巻きつけられてM、C、Y、Bkの順番に1回転ずつ回転し、計4回回転して各色のトナー画像が転写紙6上に多重に転写される。
転写が終了すると、転写紙6を転写ドラム5から分離し、定着ローラ対7によって定着され、フルカラー画像プリントが完成する。
また、感光ドラム4上の転写残トナーをクリーニングするためのクリーナー9と、感光体ドラム4上に形成されたトナーパッチパターンの反射光量を検出するための、LED光源10(約960nmに主波長をもつ)とフォトダイオード11を設ける。
<階調補正テーブル(LUT)の作成>
本実施例では、図4の特性Bに示すように、高濃度側の濃度が所望の濃度として印字されないケースを例に取って説明する。
まず、リーダー部Aを用いてプリンタ部Bのキャリブレーションについて、図8のフロー図を用いて説明する。このフローは、リーダー部Aを制御するCPU214とプリンタ部Bを制御するCPU28により実現される(図2、図7参照)。
まず、ステップ801では、図2の操作部217上に表示器218されている図9の画面から階調補正のスタートスイッチをオンすると階調補正制御が開始され、図7のパターンジェネレータ29により、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック4色分の64階調の階調テストパターンを形成し、出力する(ステップ802)。
記録材上に出力された階調テストパターンの一例を図10に示す。階調テストパターンの濃度は、右上端が最も濃く、左下端が最も薄く、その間は、右から左へ濃度が徐々に下がっていき、2段目、3段目、4段目と濃度が下がっていく。4段を1色分として、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色分が用意されている。
次に、ステップ803では、出力された階調テストパターンを画像読取装置上に乗せる。その際に操作部217上の表示器218に表示される画面の一例として図11を示す。図11の読込みボタンを押すと、画像読取装置が階調テストパターンを読み取り、CCDセンサー105で光量信号に変換する。そして、ラインディレイ204されたR3、G3、B3の輝度データとして、CPU214が取り込む。
ステップ804では、読み取られた輝度データと予めROM216に格納されている輝度―濃度変換テーブル(図12)を用いて濃度換算する。図12で左の数値は輝度信号値を示し、その横の、Cyan、Magenta、Yellow、Blackの列に記載された数値は対応する光学濃度値を示す。本実施例では、イエローパッチはB3、マゼンタパッチはG3、シアンはR3、ブラックはG3の輝度信号をそれぞれ輝度−濃度変換テーブルに照らし合わせて濃度値を得る。
ステップ805では、ターゲットの濃度特性、本実施例では濃度リニアな特性になるように、ステップ804で得られた階調パッチの濃度信号とターゲットの濃度値を参照して補正テーブル(LUT)を作成する。図5に示す特性Bは作成されたLUTを示す。
続いて、ステップ806にて、作成されたLUTのテーブルを調べ、255(8bit)に潰れている箇所を補正し、γ補正テーブル209に設定する。
以上が階調補正テーブル作成の概要である。
続いて、図15を用いて、図8のステップ806を詳細に説明する。
<LUT補正手段>
図15はLUT補正のフローチャートを表す。
ステップ1501では、潰れが発生しているかどうか判断する。もし潰れがなければ、ステップ1508へと進み、そのままLUTを設定する(ステップ1507)。潰れが発生していたなら、続くステップ1502へ進み、潰れがどの濃度信号域から始まっているか調べる。
図13は濃度変換後のLUTの内容で、特に高濃度部側が潰れている様子を示す。本実施例で示す特性Bの場合だと、入力濃度信号が241レベルから出力濃度信号が255レベルに変換されているため、241レベル以降は階調が出ない、所謂、階調潰れが発生した状態となっている。本実施例では、8bitにて処理している関係から上記の数値にて階調潰れを判断したが、この数値は、ビット幅に応じて変更することもできる。
そこで続くステップ1503にて、ステップ1502で得た潰れはじめる入力濃度信号値を元に、潰れた濃度信号域:lengthを求める。
length = 255 P …(2)
図14は、階調が潰れた信号域の拡大図である。
ステップ1504では、ステップ1503にて算出した濃度信号域:lengthを元に、補正開始位置を求める。本実施例では、潰れ開始位置:Pから潰れた濃度信号域:lengthと同じ幅だけ、戻った信号値を補正開始位置:Sとしている。
S=255−length x 2 …(3)
補正開始位置:Sは式(3)のように求めたが、潰れ開始位置:Pの関数として与え、Pの信号レベルに応じて、補正開始位置:Sを距離を変更させても良い。
ステップ1505では、補正開始位置:Sと終端:255を線形補間で結ぶ。線形補間で結んだ結果を図16に示す。本実施例では始点:Sと終点:255までの間を線形補間で結んだが、より滑らか特性で補間することも可能である。その場合は、始点:Sまでの曲線の凸特性を考慮して、2次の関数で補間しても構わない。
ステップ1506では、ステップ1505で補間されたLUTの始点:Sにおける信号段差が問題になる可能性があるため、始点:Sの近傍の±4画素分、計9画素の窓を利用して移動平均して滑らかな補正LUTを得る。本実施例では、全信号領域に移動平均処理を施しているが、始点:Sの近傍だけに行うようにしても構わない。また、移動平均に用いる参照窓のサイズは、信号域に応じて可変にすることもできる。
ステップ1507では以上の処理の結果をγ補正209にセットし、処理を終了する。
尚、本発明では電子写真プリンタなどでDmax(最高濃度)を制御するために実施される、コントラスト電位制御について触れていないが、この制御を本発明と同期して処理することも可能であり、また、本発明と非同期に制御しても構わない。
また、本実施例の補正は、全て光学濃度をベースにして説明したが、これは光学濃度に限定するものではなく、インデックスを用いた他の指標で行っても構わない。
(実施例2)
上記第1実施例では、階調補正テーブルにおける一連の作成フローの中で、一度作成されたLUTを参照し、そのテーブルから潰れていると判断した場合に、潰れを補正するLUTを再作成するものであった。第二実施例では、一連の作成フロー内の輝度―濃度変換に注目して、階調潰れを改善する処理について説明する。
なお、本実施例では、上記第1実施例と同様の部分の説明は省略し、相違点を説明する。
<階調補正テーブル(LUT)の作成>
本実施例においても、図4の特性Bに示すように、高濃度側の濃度が所望の濃度として印字されないケースを例に取り、図17のフローを用いて説明する。
まず、ステップ1701では、図2の操作部217上に表示器218されている図9の画面から階調補正のスタートスイッチをオンすると階調補正制御が開始され、図7のパターンジェネレータ29により、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック4色分の64階調の階調テストパターンを形成し、出力する(ステップ1702)。
記録材上に出力された階調テストパターンの一例を図10に示す。階調テストパターンの濃度は、右上端が最も濃く、左下端が最も薄く、その間は、右から左へ濃度が徐々に下がっていき、2段目、3段目、4段目と濃度が下がっていく。4段を1色分として、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色分が用意されている。
次に、ステップ1703では、出力された階調テストパターンを画像読取装置上に乗せる。その際にコントロールパネル507上に表示される画面の一例として図11を示す。図11の読込みボタンを押すと、画像読取装置が階調テストパターンを読み取り、CCDセンサー105で光量信号に変換する。そして、ラインディレイ204されたR3、G3、B3の輝度データとして、CPU214が取り込む。
ステップ1704では、読み取られた輝度データと予めROM216に格納されている輝度―濃度変換テーブル(図12)を用いて濃度換算する。図12で左の数値は輝度信号値を示し、その横の、Cyan、Magenta、Yellow、Blackの列に記載された数値は対応する光学濃度値を示す。本実施例では、イエローパッチはB3、マゼンタパッチはG3、シアンはR3、ブラックはG3の輝度信号をそれぞれ輝度−濃度変換テーブルに照らし合わせて濃度値を得る。
ステップ1705では、ステップ1704で得られた濃度値と、ターゲットの最高濃度とを比較し、濃度データの補正を行う。詳細は後述する。
ステップ1706は、ターゲットの濃度特性、本実施例では濃度リニアな特性になるように、ステップ1705で得られた階調パッチの補正濃度信号とターゲットの濃度値を比較して補正テーブル(LUT)を作成する。作成されたLUTは、γ補正テーブル209に設定する。
以上が階調補正テーブル作成の概要である。
続いて、図17のステップ1705を詳細に説明する。
(濃度データ補正について)
図18は濃度データ補正のフローチャートを表す。
ステップ1801は輝度―濃度変換された、各パッチの濃度信号値とターゲットの最高濃度(Dmax)とを比較し、Dmaxに達していないパッチがあるか確認する。
図19は、輝度―濃度変換されたBkパッチの濃度信号値と読み取り変換後の濃度信号の一例を表す。図19に左端の列が、パターンジェネレータ29より生成されるパッチの出力濃度信号値を表し、続く右隣の列は、そのパッチをスキャナで読み込んだ時の輝度レベルを、最後に一番右の欄は、その輝度レベルを輝度―濃度変換テーブル(図12)にて変換された濃度値を示す。
本実施例では、Bkのターゲットの最高濃度(Dmax)が1.45であると想定しており、図19の変換濃度と比較すると、パッチ信号255が出力されたパッチで最大の濃度が出ているにも関わらず、1.303と、低い値になっていることが分かる。もし、変換濃度が、Dmax(1.45)以上の濃度信号であった場合には、ステップ1804にて処理を終了する。
ステップ1802では、ステップ1801にて最高濃度が出ていないパッチの輝度レベルに着目し、最高濃度を出力するための読み取りレベルとの差分求める。本実施例では、最高濃度1.45を計測するための輝度レベルは、11レベル(変換濃度=1.459)(不図示)であるため、その差分difは、diff = 16 - 11 = 5レベルとなる。
ステップ1803は、ステップ1802で求めた差分の輝度レベルを、ステップ1703で得られる輝度データ全体に5レベルシフト(マイナス方向)させる。この例では、Bkだけだが、他の色成分に対しても同様の処理を実施する。
以上の処理を実施することで、図20に示すような階調潰れのない補正テーブル(LUT)が作成される。
図21は、本実施例のシステム構成を示すブロック図である。ネットワーク2105を介して、サーバ2101、クライアント2104、スキャナ2103およびプリンタ2102が接続されて構成されるものである。また、このシステムには、さらに不図示のクライアントとプリンタが複数接続されている。
本実施例で示すシステム構成においても、本発明の第一、第二実施例で示した階調補正テーブルの作成をおこなうことができることは言うまでもない。第一、第二実施例で示す、プリンタ部Bは、プリンタ2102、リーダー部Aはスキャナ2103、補正処理は、サーバ2101、補正の指示はクライアント2104で各々の処理を実現できる。また、補正の指示、補正処理は、サーバ2101で一括して行っても構わない。
フルカラー複写機の構成図。 リーダー部Aの画像処理部108における画像信号の流れを示すブロック図。 図2に示す画像処理部108における各制御信号のタイミングを示す図。 代表的な2種類のプリンタの印字特性。 図4を階調補正した一例。 一般的は階調補正処理のフローチャート。 階調パターンを生成するリーダー部Aとプリンタ部Bとの関係を示すブロック図。 第一実施例で説明する階調補正のフローチャート。 本発明で説明する操作部表示の一例。 本発明で説明する階調テストパターンの一例。 本発明で説明する操作部表示の一例。 本発明で説明する輝度−濃度変換テーブルの一例。 第一実施例で説明する階調補正テーブルの一例。 第一実施例で説明する階調潰れ部分の拡大図。 第一実施例で説明するLUT補正のフローチャート。 本発明の効果を示す階調補正テーブルのグラフ。 第二実施例で説明する階調補正のフローチャート。 第二実施例で説明する濃度データ補正のフローチャート。 第二実施例で説明する輝度−濃度変換テーブルの一例。 本発明の効果を示す階調補正テーブルのグラフ。 他の実施例で説明するシステム構成を示すブロック図。

Claims (4)

  1. 画素毎の画像データを読み取る画像読み取り手段、
    一色以上の色成分画像を形成し出力できる画像出力手段、
    上記画像出力手段の階調特性を把握するための画像データを作成する階調特性データ作成手段、
    上記画像出力手段で上記階調データ作成手段にて作成されたデータを出力し、上記画像読み取り手段にて読み取り、上記画像出力手段の階調特性を補正する画像形成装置であって、
    上記出力物を上記画像読み取り手段を利用して光学濃度値に変換する輝度濃度変換手段、
    上記輝度濃度変換手段より得られる濃度信号を、求める階調特性になるように変換する第一階調変換手段、
    上記第一階調変換手段により変換された情報から、上記画像出力手段の階調潰れが発生する信号域を検知する潰れ検知手段、
    上記潰れ検知手段より得られた信号域をもとに、階調潰れを補正するための開始位置を求める補正開始位置計算手段、
    上記補正開始位置計算手段により求められた開始位置より、潰れた階調を擬似的に作成する第二階調変換手段、
    上記第二階調変換手段により作成された階調特性データに、スムージング処理を施すスムージング手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の上記補正開始位置計算手段は、潰れ検知手段により決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 画素毎の画像データを読み取る画像読み取り手段、
    一色以上の色成分画像を形成し出力できる画像出力手段、
    上記画像出力手段の階調特性を把握するための画像データを作成する階調特性データ作成手段、
    上記画像出力手段で上記階調データ作成手段にて作成されたデータを出力し、上記画像読み取り手段にて読み取り、上記画像出力手段の階調特性を補正する画像形成装置であって、
    上記出力物を上記画像読み取り手段を利用して光学濃度値に変換する輝度濃度変換手段、
    上記輝度濃度変換手段より得られる濃度信号を、ターゲットの最高濃度と比較する比較手段、
    上記比較手段からターゲットの最高濃度なるための輝度信号を上記輝度濃度変換手段より求める輝度信号参照手段、
    上記輝度信号参照手段より求めたターゲットの最高濃度に対応する輝度信号値と、上記輝度濃度変換手段により求められた、上記画像出力手段より出力された出力物の最高濃度の輝度信号値との差分を求める差分手段、
    上記差分手段より得られる輝度レベルを基に、上記輝度濃度変換手段により得られる濃度信号を補正する濃度補正手段、
    上記濃度補正手段により得られる情報から、求める階調特性になるように変換する階調変換手段、
    上記階調変換手段により作成された階調特性データに、スムージング処理を施すスムージング手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3記載の差分手段は、請求項3記載の画像出力手段形成される色成分毎のターゲット最高濃度に応じて差分を求めることを特徴とする画像処理装置。
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