JP2006165177A - 電子部品収納用セラミックパッケージ及びその製造方法 - Google Patents

電子部品収納用セラミックパッケージ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パッケージの軽薄短小化に対応できると共に、枠体上面の導体金属膜の幅方向の平坦面を大きくして気密信頼性を高くできる電子部品収納用セラミックパッケージ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】1又は複数枚の底板体11と、1又は複数枚の窓枠形状をした板状の枠体12を一体化した焼成体からなり、底板体11の上面と枠体12の内周壁面で形成されるキャビティ部13に電子部品が搭載された後、枠体12の上面に金属製蓋体19を接合材を介して直接接合するための導体金属膜20を有する電子部品収納用セラミックパッケージ10において、導体金属膜20の枠幅の少なくともキャビティ部13側の端部が枠体12の側面稜線21まで設けられると共に、導体金属膜20の枠幅のキャビティ部13側の端部の上面が導体金属膜20の枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、底板体と窓枠状の枠体で形成されるキャビティ部に電子部品が搭載され、枠体の上面に形成される導体金属膜に金属製蓋体が直接接合されて電子部品がキャビティ部内部で中空状態で気密に封止されるための電子部品収納用セラミックパッケージ及びその製造方法に関する。
近年、半導体素子、水晶振動子、圧電素子等の電子部品を収納させるためのセラミックパッケージは、電子部品を搭載させた装置、例えば、携帯電話や、パソコン等の小型化、高信頼性化等の要求に伴い、ますます軽薄短小化、高信頼性化等への対応が迫られている。図7(A)、(B)に示すように、これに対応するための従来の電子部品収納用セラミックパッケージ50は、気密信頼性の高いセラミック製の底板体51と、セラミック製の窓枠形状をした板状の枠体52を積層し焼成した焼成体からなっている。この底板体51には、上面に高融点金属なる電子部品接続パッド53や、下面に高融点金属なる外部接続端子接合パッド54等の導体パターンがセラミックと同時焼成されて形成されている。また、枠体52には、上面に高融点金属なる導体金属膜55がセラミックと同時焼成されて形成されている。この導体金属膜55は、枠体52上面の枠体幅の両側面の稜線、あるいは側面稜線より若干引き下がった部分から曲面を有して盛り上がり、盛り上がった部分の上面を平坦面とするような形状に形成されている。この電子部品収納用セラミックパッケージ50は、底板体51の平板上面又は階段状上面と、枠体52の内周壁面とで形成される電子部品を搭載するためのキャビティ部56を有している。なお、この電子部品収納用セラミックパッケージ50には、複数層のセラミックに形成するそれぞれの導体パターン間を電気的に導通状態とするためや、複数層のそれぞれの導体パターンの表面に電解めっき被膜を施すためにセラミックに貫通孔を設けて形成するビア57や、キャスタレーション58が形成されている。この電子部品収納用セラミックパッケージ50には、キャビティ部56に電子部品(図示せず)が搭載され、枠体52の上面に形成された導体金属膜55に金属製蓋体(図示せず)が接合材を介して直接接合されて電子部品がキャビティ部56内に中空状態で気密に封止される。そして、電子部品が実装された電子部品収納用セラミックパッケージ50は、パッケージの下面の外部接続端子接合パッド54で半田等を介してボード等に接合している。
図8(A)〜(C)を参照しながら、代表的な従来の電子部品収納用セラミックパッケージ50の製造方法を説明する。ここで、図8(A)は個片体の電子部品収納用セラミックパッケージ50の複数個がマトリックス状に配列する集合体60の上面側部分拡大平面図、図8(B)は同じく集合体60の下面側部分拡大平面図、図8(C)はC−C’線縦断面図である。図8(A)〜(C)に示すように、電子部品収納用セラミックパッケージ50を構成する底板体51は、1又は複数枚の大型のセラミックグリーンシートのそれぞれ個片体の電子部品収納用セラミックパッケージ50となるそれぞれ所定の位置にビア57用や、キャスタレーション58用の貫通孔を形成している。そして、底板体51用のそれぞれのセラミックグリーンシートには、高融点金属からなるメタライズペーストを用いて、最上層となるセラミックグリーンシートの上面に各個片体用の電子部品接続パッド53用や、最下層となるセラミックグリーンシートの下面に各個片体用の外部接続端子接合パッド54用等のメタライスパターン印刷や、それぞれのセラミックグリーンシートの貫通孔にビア57用の充填や、キャスタレーション58用の貫通孔の壁面に塗布するためのスクリーン印刷を行っている。また、電子部品収納用セラミックパッケージ50を構成する枠体52は、1又は複数枚の大型のセラミックグリーンシートのそれぞれ個片体の電子部品収納用セラミックパッケージ50となるそれぞれ所定の位置にキャビティ部56用や、ビア57用の貫通孔を形成している。そして、それぞれのセラミックグリーンシートの貫通孔にビア57用にメタライズペーストの充填している。また、枠体52用の最上層となるセラミックグリーンシートの上面には、高融点金属からなるメタライズペーストを用いて、各個片体用の導体金属膜55用のメタライズパターン印刷を行っている。この印刷においては、導体金属膜55となるメタライズパターンを枠体52の枠幅の稜線、又は稜線より若干引き下がるように形成している。
次に、底板体51用と、枠体52用のセラミックグリーンシートは、重ね合わされて温度と圧力をかけて積層し、積層体に形成される。そして、この積層体の両面、又は片面には、個片体の電子部品収納用セラミックパッケージ50の外周となる個片体に分割するための分割用溝59が形成される。次に、積層体は、セラミックグリーンシートとメタライズパターンを還元雰囲気中で同時焼成してセラミックと導体パターンが一体化された焼成体に形成されている。更に、焼成体の外表面に露出する導体パターン上にNiめっき被膜、及びAuめっき被膜を施して個片体の電子部品収納用セラミックパッケージ50の複数個がマトリックス状に配列する集合体60を作製している。
従来の電子部品収納用セラミックパッケージには、枠体上の導体金属膜の幅方向の断面形状が平坦面の上面と、曲面の側面とで構成される形状のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。従来の電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法には、セラミックグリーンシートにメタライズペーストでメタライズパターン印刷した後に、キャビティ部用の孔を穿設する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、従来の電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法には、セラミックグリーンシートにキャビティ部用の孔を穿設した後に、メタライズペーストでメタライズパターン印刷する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3340082号公報 特開平6−224558号公報 特開2002−359317号公報
しかしながら、前述したような従来の電子部品収納用セラミックパッケージ及びその製造方法は、次のような問題がある。
(1)電子部品収納用セラミックパッケージにおいて、枠体の上面に形成される導体金属膜に金属製蓋体が接合材を介して直接接合される場合には、例えば、携帯電話や、パソコン等の小型化要求に伴い、電子部品収納用セラミックパッケージがますます軽薄短小化して、キャビティ部内の気密性を確保するためのシールパス幅が小さくなっている。しかも、枠体上面の幅方向の両端面の稜線、あるいは端面の稜線より若干引き下がった部分から曲面を有して盛り上がり、盛り上がった部分の上面を平坦面とするような形状の導体金属膜は、シールパス幅を確保するための平坦面が更に小さくなり、シールパス幅が小さくなってキャビティ部内の気密信頼性に問題が発生している。
(2)電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法において、セラミックグリーンシートにメタライズペーストでメタライズパターン印刷した後に、キャビティ部用の孔を穿設する方法、あるいはセラミックグリーンシートにキャビティ部用の孔を穿設した後に、メタライズペーストでメタライズパターン印刷する方法は、いずれも導体金属膜用メタライズパターンがキャビティ部の壁面稜線まで設けられる形態ではないので、電子部品収納用セラミックパッケージを軽薄短小化させて、導体金属膜のシールパス幅を大きくするような平坦面を確保することができない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、パッケージの軽薄短小化に対応できると共に、枠体上面の導体金属膜の幅方向の平坦面を大きくして気密信頼性を高くできる電子部品収納用セラミックパッケージ及びその製造方法を提供することを目的とする。
1又は複数枚の底板体と、1又は複数枚の窓枠形状をした板状の枠体を一体化した焼成体からなり、底板体の上面と枠体の内周壁面で形成されるキャビティ部に電子部品が搭載された後、枠体の上面に金属製蓋体を接合材を介して直接接合するための導体金属膜を有する電子部品収納用セラミックパッケージにおいて、導体金属膜の枠幅の少なくともキャビティ部側の端部が枠体の側面稜線まで設けられると共に、導体金属膜の枠幅のキャビティ部側の端部の上面が導体金属膜の枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有する。
ここで、電子部品収納用セラミックパッケージは、導体金属膜の枠幅の外側端部が枠体の外側の側面稜線まで設けられているのがよい。
また、電子部品収納用セラミックパッケージは、導体金属膜の枠幅の外側端部が枠体の外側の側面稜線まで設けられているのがよい。
複数の底板体がマトリックス状に配列する集合体からなる1又は複数枚のセラミックグリーンシートと、複数の窓枠形状をした板状の枠体がマトリックス状に配列する集合体からなる1又は複数枚のセラミックグリーンシートを積層し、焼成して形成した後、個片体に分割した時にそれぞれの個片体の中央部に電子部品搭載用のキャビティ部が形成される電子部品搭載用セラミックパッケージの製造方法において、底板体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートに、所定のメタライズパターン等を高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷する工程と、枠体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートの最上層となるセラミックグリーンシートに、金属製蓋体で接合材を介して直接接合してキャビティ部内を中空状態で気密に封止するための導体金属膜用メタライズパターンを枠体の窓枠幅の少なくともキャビティ部側の側面稜線となる部分を超えるパターン大きさになるようにして高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷する工程と、枠体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートに枠体の内周側側面となるキャビティ部用孔を穿設して形成する工程と、底板体用と、枠体用の複数枚のセラミックグリーンシートを重ね合わせて積層して一体化した後、底板体と枠体の外周側側面となり個片体に分割するための溝を設けて積層体を形成する工程と、積層体を焼成して焼成体を形成する工程を有する。
ここで、電子部品搭載用セラミックパッケージの製造方法は、枠体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートの最上層となるセラミックグリーンシートに印刷する枠体の窓枠幅の少なくともキャビティ部側の側面稜線を超えるパターン大きさからなる導体金属膜用メタライズパターンが、少なくともキャビティ部側の側面稜線から50μm以上超えるパターン大きさにスクリーン印刷するのがよい。
請求項1又はこれに従属する請求項2又は3記載の電子部品搭載用セラミックパッケージは、導体金属膜の枠幅の少なくともキャビティ部側の端部が枠体の側面稜線まで設けられると共に、導体金属膜の枠幅のキャビティ部側の端部の上面が導体金属膜の枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有するので、枠体の上面に形成される導体金属膜に金属製蓋体が接合材を介して直接接合される場合に、キャビティ部内の気密性を確保するための導体金属膜の上面の平坦面の幅であるシールパス幅を大きくすることができ、キャビティ部内の気密信頼性を向上させることができる。
特に、請求項2記載の電子部品搭載用セラミックパッケージは、導体金属膜の枠幅の外側端部が枠体の外側の側面稜線まで設けられているので、枠体の上面に形成される導体金属膜に金属製蓋体が接合材を介して直接接合される場合に、キャビティ部内の気密性を確保するための導体金属膜の上面の平坦面の幅であるシールパス幅を導体金属膜の枠幅の外側端部方向に大きくすることができ、キャビティ部内の気密信頼性を向上させることができる。
また、特に、請求項3記載の電子部品搭載用セラミックパッケージは、導体金属膜の枠幅の外側端部が枠体の外側の側面稜線まで設けられているので、枠体の上面に形成される導体金属膜に金属製蓋体が接合材を介して直接接合される場合に、キャビティ部内の気密性を確保するための導体金属膜の上面の平坦面の幅であるシールパス幅を枠体の側面稜線まで大きくすることができ、更にキャビティ部内の気密信頼性を向上させることができる。
請求項4又はこれに従属する請求項5記載の電子部品搭載用セラミックパッケージの製造方法は、底板体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートに、所定のメタライズパターン等を高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷する工程と、枠体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートの最上層となるセラミックグリーンシートに、金属製蓋体で接合材を介して直接接合してキャビティ部内を中空状態で気密に封止するための導体金属膜用メタライズパターンを枠体の窓枠幅の少なくともキャビティ部側の側面稜線となる部分を超えるパターン大きさになるようにして高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷する工程と、枠体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートに枠体の内周側側面となるキャビティ部用孔を穿設して形成する工程と、底板体用と、枠体用の複数枚のセラミックグリーンシートを重ね合わせて積層して一体化した後、底板体と枠体の外周側側面となり個片体に分割するための溝を設けて積層体を形成する工程と、積層体を焼成して焼成体を形成する工程を有するので、導体金属膜を枠体の窓枠幅の少なくともキャビティ部側の側面稜線まで形成することができると共に、導体金属膜の上面を枠体の少なくともキャビティ部側の側面稜線まで略同じ厚さの平坦面にすることができ、キャビティ部内の気密性を確保するための導体金属膜の上面の平坦面の幅であるシールパス幅を大きくして、キャビティ部内の気密信頼性を向上させる製造方法を提供することができる。
特に、請求項5記載の電子部品搭載用セラミックパッケージの製造方法は、枠体用の1又は複数枚のセラミックグリーンシートの最上層となるセラミックグリーンシートに印刷する枠体の窓枠幅の少なくともキャビティ部側の側面稜線を超えるパターン大きさからなる導体金属膜用メタライズパターンが、少なくともキャビティ部側の側面稜線から50μm以上超えるパターン大きさにスクリーン印刷するので、導体金属膜の枠幅の少なくともキャビティ部側の端部に曲面の側面となるような平坦面を小さくさせることを確実に防止することができ、キャビティ部内の気密性を確保するための導体金属膜の上面の平坦面の幅であるシールパス幅を大きくして、キャビティ部内の気密信頼性を向上させる製造方法を提供することができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施するための最良の形態について説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用セラミックパッケージの平面図、A−A’線縦断面図、図2(A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用セラミックパッケージの変形例の説明図、図3(A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図、図4は同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図、図5は同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図、図6(A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図である。
図1(A)、(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用セラミックパッケージ10は、1又は複数枚(図1では2枚)を重ね合わせる平板状、又は複数枚で上面を階段状とする略矩形状セラミック製の底板体11と、1又は複数枚(図1では2枚)の窓枠形状からなるセラミック製板状の枠体12を積層し焼成してセラミックと導体パターンが一体化された焼成体からなっている。この電子部品収納用セラミックパッケージ10は、底板体11の外周と、枠体の外周の大きさが略同じであって、底板体11の上面と枠体12の内周壁面で形成されるキャビティ部13に半導体素子、水晶振動子、圧電素子等の電子部品(図示せず)が搭載できるようになっている。この電子部品収納用セラミックパッケージ10の底板体11の上面には、電子部品と電気的に導通状態とするための高融点金属なる電子部品接続パッド14等の導体パターンがセラミックと同時焼成して形成されている。また、この電子部品収納用セラミックパッケージ10の底板体11の下面には、セラミックの層間に形成される導体配線パターン15や、それそれの層間を繋ぐためのビア16やキャスタレーション17等を介して電子部品接続パッド14と電気的に導通状態とし、ボード等に接合して外部と電気的に導通状態とするための高融点金属なる外部接続端子接合パッド18等の導体パターンがセラミックと同時焼成して形成されている。更に、この電子部品収納用セラミックパッケージ10の枠体12の上面には、電子部品を実装した後、キャビティ部13内を中空状態で気密に封止するのに金属製蓋体19を接合材を介して直接接合するための導体金属膜20の導体パターンがセラミックと同時焼成して形成されている。
枠体12の上面に窓枠状に設ける導体金属膜20は、枠体12の外側となる枠幅の外周側の端部と、枠体12の内側となる枠幅のキャビティ部13側の端部の内の少なくともキャビティ部13側の端部が枠体12の枠幅の側面稜線21まで設けられている。しかも、この導体金属膜20は、枠体12の枠幅のキャビティ部13側の側面稜線21まで設けられる端部の上面が導体金属膜20の枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有している。なお、この電子部品収納用セラミックパッケージ10には、複数層のセラミックに形成するそれぞれの導体パターン間を電気的に導通状態とするためや、表面に露出するそれぞれの導体パターンの表面に電解めっき被膜を施すためにめっき用導体配線パターン(図示せず)や、セラミックに孔を設けて形成するビア16や、キャスタレーション17が形成されている。また、このキャスタレーション17であるセラミックの外周側面に形成されるスルーホール導体膜は、外部接続端子接合パッド18と接続させて、外部接続端子接合パッド18を半田等を介してボード等に接合した時にボード等に強固に接合させるためのメニスカスを形成するためにも用いられている。更に、この電子部品収納用セラミックパッケージ10は、外部接続端子接合パッド18の何れかと、導体金属膜20を電気的に導通状態として、導体金属膜20及びこれに接合される金属製蓋体19を電気回路用のグランドとして使用することもできる。
この電子部品収納用セラミックパッケージ10には、キャビティ部13に電子部品が搭載され、枠体12の上面に形成された導体金属膜20に金属製蓋体19が接合材を介して直接接合されて電子部品がキャビティ部13内に中空状態で気密に封止される。そして、電子部品が実装された電子部品収納用セラミックパッケージ10は、パッケージの下面の外部接続端子接合パッド18で半田等を介してボード等に接合している。この電子部品収納用セラミックパッケージ10は、パッケージが取り付けられる装置の小型化による電子部品収納用セラミックパッケージ10の小型化に伴う枠体12の枠幅の狭小化の中においても、金属製蓋体19が接合材を介して直接接合される導体金属膜20上面の平坦面を広くすることができるので、キャビティ部13内の気密性を確保するためのシールパス幅を大きくすることができ、キャビティ部13内に実装される電子部品の気密信頼性を向上させることができる。
次に、図2(A)、(B)を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用セラミックパッケージ10の変形例の電子部品収納用セラミックパッケージ10a、10bを説明する。ここで、図2(A)、(B)はそれぞれ図1(B)に相当する縦断面図である。
図2(A)に示すように、電子部品収納用セラミックパッケージ10aは、電子部品収納用セラミックパッケージ10と同様に、セラミック製の底板体11と、セラミック製板状の枠体12を積層し、同時焼成してセラミックと導体パターンが一体化された焼成体からなっている。この電子部品収納用セラミックパッケージ10aの枠体12の上面には、電子部品を実装した後、キャビティ部13内を中空状態で気密に封止するのに金属製蓋体を接合材を介して直接接合するための導体金属膜20aの導体パターンがセラミックと同時焼成されて形成されている。この導体金属膜20aは、枠体12の内側となる枠幅のキャビティ部13側の端部と、枠体12の外側となる枠幅の外周側の端部の両方が枠体12の枠幅の両方の側面稜線21、21aまで設けられている。しかも、この導体金属膜20aは、枠体12の枠幅のキャビティ部13側の側面稜線21まで設けられる端部の上面が導体金属膜20aの枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有している。なお、上記以外の導体パターンは、電子部品収納用セラミックパッケージ10の場合と同様に形成されている。
図2(B)に示すように、電子部品収納用セラミックパッケージ10bは、電子部品収納用セラミックパッケージ10と同様に、セラミック製の底板体11と、セラミック製板状の枠体12を積層し、同時焼成してセラミックと導体パターンが一体化された焼成体からなっている。この電子部品収納用セラミックパッケージ10bの枠体12の上面には、電子部品を実装した後、キャビティ部13内を中空状態で気密に封止するのに金属製蓋体を接合材を介して直接接合するための導体金属膜20bの導体パターンがセラミックと同時焼成されて形成されている。この導体金属膜20bは、枠体12の内側となる枠幅のキャビティ部13側の端部と、枠体12の外側となる枠幅の外周側の端部の両方が枠体12の枠幅の両方の側面稜線21、21aまで設けられている。しかも、この導体金属膜20bは、枠体12の枠幅のキャビティ部13側の側面稜線21までと、枠体12の外側となる枠幅の外周側の側面稜線21aまでの両方に設けられる端部の上面が導体金属膜20bの枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有している。なお、上記以外の導体パターンは、電子部品収納用セラミックパッケージ10の場合と同様に形成されている。
次いで、図3(A)、(B)、図4、図5、図6(A)、(B)を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用セラミックパッケージ10、10a、10b(以下、代表して10と記す。)の製造方法を説明する。ここで、図3(A)は電子部品収納用セラミックパッケージ10の底板体11用の最上層のセラミックグリーンシートの上面にメタライズペーストでパターン印刷する時の部分拡大平面図、図3(B)は電子部品収納用セラミックパッケージ10の底板体11用の最下層のセラミックグリーンシートの下面にメタライズペーストでパターン印刷する時の部分拡大平面図、図4は電子部品収納用セラミックパッケージ10の枠体12用の最上層のセラミックグリーンシートの上面にメタライズペーストでメタライズパターン印刷する時の部分拡大平面図、図5は電子部品収納用セラミックパッケージ10の枠体12用の最上層のセラミックグリーンシートにキャビティ部13用の孔を穿設する時の部分拡大平面図、図6(A)は電子部品収納用セラミックパッケージ10の底板体11用と枠体12用のセラミックグリーンシートを積層する部分拡大平面図、図6(B)は電子部品収納用セラミックパッケージ10の底板体11用と枠体12用のセラミックグリーンシートの積層後に焼成する部分拡大平面図である。
電子部品収納用セラミックパッケージ10は、通常、焼成前の複数の底板体11がマトリックス状に配列する1又は複数枚のセラミックグリーンシートと、焼成前の複数の窓枠形状をした板状の枠体12がマトリックス状に配列する1又は複数枚のセラミックグリーンシートを積層し、焼成して形成されている。そして、電子部品収納用セラミックパッケージ10は、多数個から個片体に分割された時に、それぞれの個片体の中央部に電子部品を搭載するためのキャビティ部13が形成されるようにして作製している。この電子部品収納用セラミックパッケージ10を構成するためのセラミックグリーンシートは、セラミック基材として、例えば、アルミナや、窒化アルミニウムや、低温焼成セラミック等があげられるが、特に材料が限定されるものではない。例えば、セラミック基材にアルミナを用いる場合には、先ず、酸化アルミニウム粉末にマグネシア、シリカ、カルシア等の焼結助剤を適当量加えた粉末に、ジオクチフタレート等の可塑剤と、アクリル樹脂等のバインダー、及びトルエン、キシレン、アルコール類等の溶剤を加え、十分に混練して脱泡し、粘度2000〜40000cpsのスラリーを作製し、ドクターブレード法等によって焼成後所望の厚み、例えば、0.12mmになるようにシート状に乾燥させた後、所望の大きさの矩形状に切断している。
図3(A)に示すように、底板体11(図1参照)用の1又は複数枚のセラミックグリーンシート22には、キャスタレーション17(図1参照)を形成するための貫通孔23や、ビア16(図1参照)を形成するための貫通孔23aをドリルマシン、パンチングマシーン、金型等を用いる打ち抜き加工や、レーザー光を用いるレーザー加工等で穿設して設けている。そして、所定のセラミックグリーンシート22のキャスタレーション17用の貫通孔23には、例えば、タングステン(W)や、モリブデン(Mo)等の高融点金属からなるメタライズペーストを用いて貫通孔壁面にスクリーン印刷で塗布している。また、ビア16用の貫通孔23aには、例えば、上記と同様の高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷で充填している。更に、底板体11用のセラミックグリーンシート22の最上層となるセラミックグリーンシート22の上面には、例えば、上記と同様の高融点金属からなるメタライズペーストを用いてに電子部品と電気的に接続するための電子部品接続パッド14(図1参照)用の電子部品接続パッド用メタライズパターン24を形成している。また、図示していないが、底板体11が複数枚からなる場合には、その中間層となるセラミックグリーンシート22の表面に導体配線パターン15(図1参照)用のメタライズパターン等をスクリーン印刷で形成している。図3(B)に示すように、底板体11用の最下層となるセラミックグリーンシート22の下面には、例えば、上記と同様の高融点金属からなるメタライズペーストを用いて、ボード等に接合して外部と電気的に導通状態とするための外部接続端子接合パッド18(図1参照)用の外部接続端子接合パッド用メタライズパターン25等をスクリーン印刷している。
一方、図4に示すように、枠体12(図1参照)用の1又は複数枚のセラミックグリーンシート22aには、ビア16(図1参照)を形成するための貫通孔23aや、必要に応じてキャスタレーション17(図1参照)と連接する貫通孔(図示せず)をNCマシーン、パンチングマシーン、金型等を用いる打ち抜き加工や、レーザー光を用いるレーザー加工等で穿設して設けている。そして、ビア16用の貫通孔23aには、例えば、タングステン(W)や、モリブデン(Mo)等の高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷で充填している。また、必要に応じてキャスタレーション17用の貫通孔(図示せず)には、例えば、上記と同様の高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷で貫通孔壁面にスクリーン印刷で塗布している。更に、枠体12用のセラミックグリーンシート22aの最上層となるセラミックグリーンシート22aの上面には、例えば、上記と同様の高融点金属からなるメタライズペーストを用いて金属製蓋体19(図1(B)参照)を接合材を介して直接接合してキャビティ部13(図1参照)内を中空状態で気密に封止するための導体金属膜20(図1参照)を形成するのに導体金属膜用メタライズパターン26をスクリーン印刷で形成している。この導体金属膜用メタライズパターン26は、枠体12の窓枠幅の少なくともキャビティ部13側の側面稜線21(図1(B)参照)となる部分である稜線位置27を超えるパターン大きさになるように形成している。
なお、電子部品収納用セラミックパッケージ10aを形成する場合には、導体金属膜用メタライズパターン26の枠体幅の外周側は、枠体12の窓枠幅の外周側の側面稜線21a(図2(A)参照)となる部分である稜線位置27aに近接するようなパターン大きさになるようにして形成している。
また、電子部品収納用セラミックパッケージ10bを形成する場合には、導体金属膜用メタライズパターン26の枠体幅の外周側は、隣接する導体金属膜用メタライズパターン26との間で境界部がないようなパターン大きさになるようにして形成している。
次に、図5に示すように、枠体12用の1又は複数枚のセラミックグリーンシート22aには、枠体12の内周側側面となるキャビティ部用孔28をNCマシーン、パンチングマシーン、金型等を用いる打ち抜き加工等で穿設して設けている。この時、導体金属膜用メタライズパターン26の枠幅のキャビティ部13となる側は、キャビティ部13の側面稜線21となる稜線位置27を超えるパターン大きさになるように形成しているので、キャビティ部用孔28を穿設して設けた後の導体金属膜用メタライズパターン26の枠幅のキャビティ部用孔28側の端部のメタライズ厚みが中央部と略同じ厚みとなる。しかも、導体金属膜用メタライズパターン26の上面の平坦面は、枠幅のキャビティ部用孔28側まで略同一平坦面に形成している。
次に、図6(A)に示すように、底板体11用と、枠体12用のそれぞれ1又は複数枚のセラミックグリーンシート22、22aは、重ね合わせて温度をかけながら加圧することで積層して一体化し、積層体29を形成している。更に、この積層体29には、底板体11と枠体12の外周側側面となり、多数個から個片体に分割するために積層体29の両面、又は片面に先端がV字状等したカッター刃を押厚等して分割用溝30を設けている。
次に、図6(B)に示すように、積層体29は、セラミックグリーンシート22、22aとメタライズパターンを還元雰囲気中の約1600℃程度で同時焼成することでセラミックグリーンシート22、22aが約30%程度収縮し、個片のパッケージの多数個が集合した焼成体を形成している。そして、この焼成体には、外表面に露出する全ての導体パターン上にNiめっき被膜を施した後、Auめっき被膜を施すことで多数個の個片体のパッケージがマトリックス状に配列する集合体31を形成している。集合体31のそれぞれの個片の電子部品収納用セラミックパッケージ10は、集合体31の分割用溝30で分割することで形成できるようになっている。なお、この分割に際しては、多数個の集合体31の状態のそれぞれの電子部品収納用セラミックパッケージ10に、電子部品を実装し、金属製蓋体19で気密に封止した後、個片体に分割したり、あるいは、集合体31から個片体に分割した後に、電子部品を実装し、金属製蓋体19で気密に封止したりしている。
ここで、電子部品収納用セラミックパッケージ10、10a、10bの製造方法においては、枠体12用の1又は複数枚のセラミックグリーンシート22aの最上層となるセラミックグリーンシート22aにスクリーン印刷する枠体12の窓枠幅の少なくともキャビティ部13側の側面稜線21となる部分の稜線位置27を超えるパターン大きさの導体金属膜用メタライズパターン26が少なくとも稜線位置27からのはみ出し大きさが50μm以上超えるようにスクリーン印刷するのがよい。この導体金属膜用メタライズパターン26のパターン大きさは、稜線位置27からのはみ出し大きさが50μmを下回るようなパターン大きさの場合には、キャビティ部用孔28を穿設して設けた後の導体金属膜用メタライズパターン26の枠幅のキャビティ部用孔28側の端部のメタライズ厚みが中央部より小さくなり、導体金属膜用メタライズパターン26のキャビティ部用孔28側の側面が曲面となる場合がある。これにより、焼成後の電子部品収納用セラミックパッケージ10、10a、10bは、金属製蓋体19との接合幅であるシールパス幅が小さくなるので、キャビティ部13内の気密信頼性を低下させることとなる。
本発明の電子部品収納用セラミックパッケージは、半導体素子や、水晶振動子等の電子部品素子を実装させて、小型で、高信頼性が要求される、例えば、携帯電話や、ノートブック型のパソコン等の電子装置に組み込まれて用いることができる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用セラミックパッケージの平面図、A−A’線縦断面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用セラミックパッケージの変形例の説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図である。 同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図である。 同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の一部説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ従来の電子部品収納用セラミックパッケージの平面図、B−B’線縦断面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ従来の電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法の説明図である。
符号の説明
10、10a、10b:電子部品収納用セラミックパッケージ、11:底板体、12:枠体、13:キャビティ部、14:電子部品接続パッド、15:導体配線パターン、16:ビア、17:キャスタレーション、18:外部接続端子接合パッド、19:金属製蓋体、20、20a、20b:導体金属膜、21、21a:側面稜線、22、22a:セラミックグリーンシート、23、23a:貫通孔、24:電子部品接続パッド用メタライズパターン、25:外部接続端子接合パッド用メタライズパターン、26:導体金属膜用メタライズパターン、27、27a:稜線位置、28:キャビティ部用孔、29:積層体、30:分割用溝、31:集合体

Claims (5)

  1. 1又は複数枚の底板体と、1又は複数枚の窓枠形状をした板状の枠体を一体化した焼成体からなり、前記底板体の上面と前記枠体の内周壁面で形成されるキャビティ部に電子部品が搭載された後、前記枠体の上面に金属製蓋体を接合材を介して直接接合するための導体金属膜を有する電子部品収納用セラミックパッケージにおいて、
    前記導体金属膜の枠幅の少なくとも前記キャビティ部側の端部が前記枠体の側面稜線まで設けられると共に、前記導体金属膜の枠幅の前記キャビティ部側の端部の上面が前記導体金属膜の枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有することを特徴とする電子部品収納用セラミックパッケージ。
  2. 請求項1記載の電子部品収納用セラミックパッケージにおいて、前記導体金属膜の枠幅の外側端部が前記枠体の外側の側面稜線まで設けられていることを特徴とする電子部品収納用セラミックパッケージ。
  3. 請求項2記載の電子部品収納用セラミックパッケージにおいて、前記導体金属膜の枠幅の前記外側端部の上面が前記導体金属膜の枠幅の中央部と略同等の厚さからなる平坦面を有することを特徴とする電子部品収納用セラミックパッケージ。
  4. 複数の底板体がマトリックス状に配列する集合体からなる1又は複数枚のセラミックグリーンシートと、複数の窓枠形状をした板状の枠体がマトリックス状に配列する集合体からなる1又は複数枚のセラミックグリーンシートを積層し、焼成して形成した後、個片体に分割した時にそれぞれの個片体の中央部に電子部品搭載用のキャビティ部が形成される電子部品搭載用セラミックパッケージの製造方法において、
    前記底板体用の1又は複数枚の前記セラミックグリーンシートに、所定のメタライズパターン等を高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷する工程と、
    前記枠体用の1又は複数枚の前記セラミックグリーンシートの最上層となる前記セラミックグリーンシートに、金属製蓋体で接合材を介して直接接合して前記キャビティ部内を中空状態で気密に封止するための導体金属膜用メタライズパターンを前記枠体の窓枠幅の少なくとも前記キャビティ部側の側面稜線となる部分を超えるパターン大きさになるようにして高融点金属からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷する工程と、
    前記枠体用の1又は複数枚の前記セラミックグリーンシートに前記枠体の内周側側面となる前記キャビティ部用孔を穿設して形成する工程と、
    前記底板体用と、前記枠体用の複数枚の前記セラミックグリーンシートを重ね合わせて積層して一体化した後、前記底板体と前記枠体の外周側側面となり前記個片体に分割するための溝を設けて積層体を形成する工程と、
    前記積層体を焼成して焼成体を形成する工程を有することを特徴とする電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法。
  5. 請求項4記載の電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法において、前記枠体用の1又は複数枚の前記セラミックグリーンシートの最上層となる前記セラミックグリーンシートに印刷する前記枠体の窓枠幅の少なくとも前記キャビティ部側の側面稜線を超えるパターン大きさからなる前記導体金属膜用メタライズパターンが、少なくとも前記キャビティ部側の側面稜線から50μm以上超えるパターン大きさにスクリーン印刷することを特徴とする電子部品収納用セラミックパッケージの製造方法。
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JP2008197033A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Epson Toyocom Corp 電荷検出型センサおよびそれに用いるパッケージ容器
JP2009152824A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計

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