JP2006164089A - 直流安定化電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用することが可能でありながら、負荷変動特性が優れている直流安定化電源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 出力端子21に電圧を出力する出力トランジスタQ1と、所定の基準電圧Vrefを出力する基準電圧発生回路12と、出力トランジスタQ1の出力電圧Voを分圧した電圧と基準電圧Vrefとが一致するように出力トランジスタQ1を制御する安定化制御回路(11、13)と、直流安定化電源装置1の出力電流Ioの大きさを検知するための電流検知回路14と、を備えている。基準電圧発生回路12は、検知された出力電流Ioが所定の閾値電流より小さいとき、基準電圧Vrefを第1基準電圧に保つが、検知された出力電流Ioが所定の閾値電流より大きいとき、基準電圧Vrefを第1基準電圧より高い電圧に変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直流安定化電源装置に関し、特に負荷変動効率の向上を実現する直流安定化電源装置に関する。
図11に、従来の直流安定化電源装置101の等価回路図(等価回路ブロック図)を示す。直流安定化電源装置101は、PNP型バイポーラトランジスタである出力トランジスタQ1と、外部から入力電圧Vinの供給を受ける入力端子20と、外部の負荷RLに接続される出力端子21と、出力トランジスタQ1のコレクタの電圧を分圧する分圧抵抗Ra及びRbと、出力トランジスタQ1を駆動するドライブ回路111と、一定電圧を生成して出力する電圧発生器112と、その一定電圧と分圧抵抗Ra及びRbにより分圧された電圧とが一致するようにドライブ回路111を制御する誤差増幅器113と、から概略構成される。
電圧発生器112は、シリコン等の半導体のバンドギャップ電圧を基準として直流の一定電圧(例えば、約1.2V)を生成する。分圧抵抗Ra及びRbから成る直列回路の抵抗値は、負荷RLの抵抗値より十分に大きい。従って、出力トランジスタQ1のコレクタ電流は、直流安定化電源装置101の出力電流Ioに等しいと言え、該出力電流Ioは、出力端子21とグランド間に配置された負荷RLに流れる。また、出力端子21には、直流安定化電源装置101の出力電圧Voが印加される。
また、出力端子21とグランド(接地)間には、出力発振防止用の出力コンデンサ22が、直流安定化電源装置101に外付けする形で接続される。出力コンデンサ22はセラミックコンデンサ(より詳しくは、例えば、積層セラミックコンデンサやチップ型積層セラミックコンデンサ)から成り、出力コンデンサ22の等価回路は、容量成分Coと等価直列抵抗ESRを直列接続したもので表される。
従来より、機器の実装面積低減のため、容積の小さなコンデンサを外付けの出力コンデンサとして使用できることが要望されている。このような要望は、主として携帯機器に用いられる小電流出力の用途として従来から存在しており、小容積で比較的大きな容量が得られるセラミックコンデンサを使用可能な直流安定化電源装置が多数開発され、実使用されている。
ところが、近年、出力電流が500mA(ミリアンペア)程度〜1A(アンペア)程度の直流安定化電源装置においても、機器の実装面積、高さ低減のため、外付けの出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用可能なものが、強く要望されている。この背景には、中電流クラス(500mA程度〜1A程度)の直流安定化電源が多く使用される据え置き型のCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)ドライブ、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)ドライブ等の電子機器においても、小型薄型化が本格化してきたことがある。
セラミックコンデンサの採用が望まれるもう一つの理由として、セラミックコンデンサの代わりに用いられるアルミ電解コンデンサの特性劣化が挙げられる。アルミ電解コンデンサは特性の経年劣化が比較的大きく、この経年劣化が電子機器の故障原因の多くを占めている。これに対してセラミックコンデンサは経年劣化が非常に少なく、電子機器に故障を引き起こすことが少ないのである。
図12に、出力コンデンサ22が、積層セラミックコンデンサの場合の詳細な等価回路図を示す。積層セラミックコンデンサは、比較的等価直列抵抗が低い(小さい)が、その原因は積層セラミックコンデンサの構造にある。積層セラミックコンデンサは、誘電体を積層構造することにより容量増加を図っており、その等価回路は、図12に示すように、容量Co1、Co2、・・・、Con(nは、2以上の整数)を並列接続したものとなっている。これら個別の容量の総和(Co1+Co2+、・・・、+Con)が、図11の容量成分Coと等しくなる。このため、個別の容量に付加している直列抵抗も並列接続されることとなり、等価直列抵抗ESR(図11)の抵抗値は、個別の容量の直列抵抗ESR1、ESR2、・・・、ESRnの抵抗値の総和の逆数となる。この結果、等価直列抵抗は低くなる。このように、積層セラミックコンデンサは、コンデンサとして理想状態に近いものであり、外付けの出力コンデンサとして望ましい。
以上の理由から、最近の電子機器に用いられる直流安定化電源装置においては、出力コンデンサとして、従来のアルミ電解コンデンサ(或いはタンタルコンデンサ)に代わって、セラミックコンデンサを用いることが多い。
しかし、出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用した場合、出力が発振しやすいという問題が生じる。アルミ電解コンデンサを出力コンデンサとして使用した場合は、セラミックコンデンサの等価直列抵抗よりも比較的大きな等価直列抵抗により位相補償され、出力の発振は生じにくいのであるが、セラミックコンデンサを出力コンデンサとして使用した場合は、その低い等価直列抵抗により位相の遅れが生じ(大きくなり)、十分な位相補償がされない。この結果、出力発振が生じやすいのである。
このような出力発振を防止するため、従来より、セラミックコンデンサ対応型の直流安定化電源装置(セラミックコンデンサを出力コンデンサとして使用可能な直流安定化電源装置)においては、誤差増幅器のゲインを意図的に低下させるという手法が主として用いられている。つまり、直流安定化電源装置の負帰還ゲインを低下させることによって、セラミックコンデンサを用いた場合の出力発振を防止している。
図11における誤差増幅器113は、上記のようにゲインを低下させた誤差増幅器であり、その回路構成の一例を、図13に示す。誤差増幅器113は、入力信号を受けるトランジスタ(NPN型バイポーラトランジスタ)Q15及びQ16と、トランジスタQ15及びQ16への入力信号を伝達するためのトランジスタ(PNP型バイポーラトランジスタ)Q11、Q12、Q13及びQ14と、トランジスタ(NPN型バイポーラトランジスタ)Q17及びQ18と、ゲイン低減用抵抗R12及びR13と、位相補償用抵抗R11と、位相補償用コンデンサC11と、定電流源I1と、から構成されている。
誤差増幅器113において、位相補償の程度は、位相補償用抵抗R11の抵抗値と位相補償用コンデンサC11の静電容量との積(つまり、時定数)で決定される。この誤差増幅器113のゲインの低下に寄与するのは、ゲイン低減用抵抗R12及びR13の存在と、定電流源I1に流れる定電流の値である。誤差増幅器113にゲイン低減用抵抗R12及びR13を付加し、それらの抵抗値を上げる(大きくする)ことにより、誤差増幅器113のゲインを低下させることができる。また、定電流源I1に流れる定電流の値を下げることによっても、誤差増幅器113のゲインを低下させることができる。
トランジスタQ15のベースには、誤差増幅器113の非反転入力端子(+)が接続され、トランジスタQ16には、誤差増幅器113の反転入力端子(−)が接続されている。トランジスタQ11のコレクタには、誤差増幅器113の出力端子が接続されている。
トランジスタQ11、Q12、Q13及びQ14の各エミッタは共通接続され、それら各エミッタには、誤差増幅器113に対する電源電圧が供給されている。トランジスタQ12のベースは、トランジスタQ12のコレクタ、トランジスタQ11のベース及びトランジスタQ15のコレクタに共通接続されている。トランジスタQ11のコレクタは、トランジスタQ17のコレクタと位相補償用コンデンサC11の一端に共通接続されている。
トランジスタQ13のベースは、トランジスタQ13のコレクタ、トランジスタQ14のベース及びトランジスタQ16のコレクタに共通接続されている。トランジスタQ14のコレクタは、トランジスタQ18のコレクタ及びベースと位相補償用抵抗R11の一端とに共通接続されている。位相補償用抵抗R11の他端と位相補償用コンデンサC11の他端は、共通接続されていると共に、トランジスタQ17のベースに接続されている。
トランジスタQ15のエミッタは、ゲイン低減用抵抗R13を介して定電流源I1の入力側に接続され、トランジスタQ16のエミッタは、ゲイン低減用抵抗R12を介して定電流源I1の入力側に接続されている。定電流源I1の出力側と、トランジスタQ17及びQ18の各エミッタは、グランドに接続されている(接地されている)。
また、下記特許文献1には、出力端子に電圧を出力する出力トランジスタと、上記出力トランジスタの出力電圧が分圧された電圧を所定の基準電圧に一致させるように上記出力トランジスタの動作を制御する誤差増幅器とを有する直流安定化電源装置において、上記出力トランジスタの出力電流を検知する出力電流検知手段と、上記出力電流検知手段により検知した上記出力電流に応じて上記誤差増幅器に流れるバイアス電流を制御するバイアス電流制御手段とを有することを特徴とする直流安定化電源装置、が開示されている。
特開平11−24764号公報
上述した誤差増幅器113のゲインの低下は、出力コンデンサにセラミックコンデンサを使用した場合の出力発振余裕度の向上に大きく寄与するのであるが、代償として直流安定化電源の重要な特性である負帰還ゲインを低下させてしまう。つまり、出力電流値変化に対する出力電圧変動が大きくなり、基本特性である負荷変動率が劣化してしまう。このため、図14の符号60に示すように、出力電流Ioがある一定以上の電流(例えば、700mA)となると、出力電圧Voが低下し始める。尚、図14は、出力コンデンサ22が、容量10μF(マイクロファラッド)のセラミックコンデンサの場合の出力電流Io−出力電圧Vo特性を示している。
また、特許文献1に記載の従来構成例によっても、負荷変動率は改善されるのではあるが、出力コンデンサにセラミックコンデンサを用いることを想定すると、その改善の効果は十分とは言えない。
また、セラミックコンデンサ対応型の直流安定化電源装置において、特に顕在化する負荷変動率の劣化の問題を説明したが、負荷変動率の向上は、あらゆる直流安定化電源装置において求められる課題である。
本発明は、上記の点に鑑み、負荷変動特性の優れた直流安定化電源装置を提供することを目的とする。特に、出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用することが可能でありながら、負荷変動特性が優れている直流安定化電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る直流安定化電源装置は、出力端子に電圧を出力する出力トランジスタと、所定の基準電圧を出力する基準電圧発生手段と、当該直流安定化電源装置の出力電圧に応じた電圧と前記基準電圧とが一致するように前記出力トランジスタを制御する安定化制御手段と、当該直流安定化電源装置の出力電流の大きさを検知するための電流検知手段と、を備え、前記基準電圧発生手段は、前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさに応じて前記基準電圧を調整することを特徴とする。
直流安定化電源装置の出力電流の大きさが比較的大きいとき、負帰還ゲインが小さいこと等に起因して出力電圧が目標電圧に達しない場合があるが、上記のように構成すれば、出力電流の大きさに応じて基準電圧が調整(例えば、出力電流の大きさの増大と共に基準電圧も増大)されるため、出力電流の大きさが比較的大きい時における出力電圧と目標電圧との乖離が抑制される。つまり、負荷変動率が向上する。また、出力コンデンサにセラミックコンデンサを使用可能なように構成したとしても、上記乖離が抑制される。
具体的には、例えば、前記基準電圧発生手段は、前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさが所定の閾値電流より小さいとき、前記基準電圧を第1基準電圧に保つ一方、前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさが前記閾値電流より大きいとき、前記基準電圧が前記第1基準電圧と異なる電圧になるように前記基準電圧を調整する。
また、例えば、前記閾値電流を外部から与えられる信号により変更可能としてもよい。
また、具体的には、例えば、前記基準電圧発生手段は、一定電圧を出力する電圧発生器と、前記電圧発生器と直列に接続され、前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさに応じて抵抗値が変化する可変抵抗と、を備えるようにしてもよい。
また、例えば、前記基準電圧発生手段は、一定電圧を出力する電圧発生器と、該一定電圧に基づく電圧を分圧する分圧抵抗とを備え、その分圧された電圧を前記基準電圧として出力するようにしてもよい。
これにより、電圧発生器が出力する一定電圧の大きさよりも小さい電圧値の出力電圧を得ることができる。
また、具体的には、例えば、前記電流検知手段は、前記出力トランジスタのベース電流を検出することにより、前記出力電流の大きさを検知するようにしてもよい。
また、例えば、前記電流検知手段は、前記出力トランジスタのエミッタ−コレクタ間に流れる電流の一部を検知することにより、前記出力電流の大きさを検知するようにしてもよい。
また、例えば、上記直流安定化電源装置は、出力発振防止用の出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用可能となっている。
出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを用いた場合は、直流安定化電源装置の出力電流の大きさが比較的大きいとき、負帰還ゲインが小さいこと等に起因して出力電圧が目標電圧に達しないという問題が発生しうる。しかしながら、上述したように上記直流安定化電源装置においては、負荷変動率が改善されているため、上記問題を解決(或いは問題による影響を緩和)することができる。
また、上記直流安定化電源装置を、電子機器に備えるようにすればよい。
上述した通り、本発明に係る直流安定化電源装置は、負荷変動特性が優れている。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係る直流安定化電源装置の第1実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1実施形態の直流安定化電源装置1の等価回路図である。図1において、図11と同一の部分には同一の符号を付す。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置1の出力電圧、出力電流を表す。
直流安定化電源装置1は、出路端子21に電圧を出力する出力トランジスタQ1と、外部から入力電圧Vinが加えられる入力端子20と、外部に負荷RL及び出力コンデンサ22が接続される出力端子21と、出力トランジスタQ1のコレクタの電圧(出力端子21に加わる電圧、即ち直流安定化電源装置1の出力電圧Voに等しい)を分圧する分圧抵抗Ra及びRbと、出力トランジスタQ1を駆動するドライブ回路11と、基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路12と、誤差増幅器13と、直流安定化電源装置1の出力電流Ioの大きさを検知するための電流検知回路14と、から概略構成される。基準電圧発生回路12には、基準電圧調整回路15が備えられている。
出力トランジスタQ1は、PNP型バイポーラトランジスタであり、そのエミッタ、コレクタ、ベースは、夫々入力端子20、出力端子21、ドライブ回路11に接続されている。出力端子21は、分圧抵抗Raと分圧抵抗Rbとから成る直列回路を介して接地されている。分圧抵抗Raと分圧抵抗Rbとの接続点は、誤差増幅器13の反転入力端子(−)に接続されている。誤差増幅器13の非反転入力端子(+)には、基準電圧発生回路12が出力する基準電圧Vrefが印加されている。誤差増幅器13の出力端子はドライブ回路11に接続されている。電流検知回路14は、ドライブ回路11とグランド(接地)間に配置されている。電流検知回路14は、直流安定化電源装置1の出力電流Io(出力電流Ioの大きさ)を検知し検知した出力電流Io(出力電流Ioの大きさ)に応じて、基準電圧調整回路15を制御する。
分圧抵抗Ra及びRbから成る直列回路の抵抗値は、負荷RLの抵抗値より十分に大きい。従って、出力トランジスタQ1のコレクタ電流は、直流安定化電源装置1の出力電流Ioに等しいと言え、該出力電流Ioは、出力端子21とグランド間に配置された負荷RLに流れる。また、出力端子21とグランド(接地)間には、出力発振防止用の出力コンデンサ22が、直流安定化電源装置1に外付けする形で接続される。出力コンデンサ22はセラミックコンデンサから成り、出力コンデンサ22の等価回路は、容量成分Coと等価直列抵抗ESRを直列接続したもので表される。また、出力コンデンサ22は、例えば、図12の等価回路図で示されるような積層セラミックコンデンサ(例えば、チップ型積層セラミックコンデンサ)である。
誤差増幅器13の内部の回路構成は、図11の誤差増幅器113の内部回路構成と同じである。つまり、誤差増幅器13は、ゲインを低下させた誤差増幅器であり、その回路構成の一例は、図13に示すものと同様である。
次に、上記の直流安定化電源装置1の動作について説明する。
誤差増幅器13の反転入力端子(−)には、分圧抵抗Raと分圧抵抗Rbとの接続点において生成される帰還電圧Vadjがフィードバックされ、帰還電圧Vadjと非反転入力端子(+)に入力される基準電圧Vrefとが比較される。帰還電圧Vadjが基準電圧Vrefよりも高い場合、ドライブ回路11は出力トランジスタQ1のベース電位を上昇させ、出力トランジスタQ1のベース電流IBの引き込み量を減らす。この結果、出力電圧Voが低下する。
これとは逆に、帰還電圧Vadjが基準電圧Vrefよりも低い場合、ドライブ回路11は出力トランジスタQ1のベース電位を下降させ、出力トランジスタQ1のベース電流IBの引き込み量を増やす。この結果、出力電圧Voが上昇する。このようにして、誤差増幅器13及びドライブ回路11(安定化制御手段)は、出力電圧Voを分圧した電圧である帰還電圧Vadjと基準電圧Vrefとが一致するように出力トランジスタQ1を制御する。この結果、出力電圧Voは、負荷RLの消費電流や入力電圧Vinの変動にかかわらず一定の目標電圧(例えば、3.3V)に保たれる。
この際、電流検知回路14は、出力電流Ioを検知し、その検知結果を基準電圧調整回路15に伝達する。基準電圧調整回路15は、出力電流Ioの検知結果に応じて基準電圧Vrefの値を調整する。
具体的には、基準電圧調整回路15は、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithより小さい場合、基準電圧Vrefを第1基準電圧に保つ。一方、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithより大きい場合には、出力電流Ioの値が大きくなれば大きくなるほど、基準電圧Vrefがより高くなるように(勿論、第1基準電圧よりも高い)、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
例えば、第1基準電圧が1.2V且つ閾値電流Ithが700mAの場合、出力電流が700mA以下と検知されたならば、基準電圧Vrefを第1基準電圧である1.2Vに保つが、出力電流が800mAと検知されたならば基準電圧Vrefが1.25Vになるように、出力電流が900mAと検知されたならば基準電圧Vrefが1.30Vになるように、出力電流が1Aと検知されたならば基準電圧Vrefを1.40Vになるように、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
これを実現するために、例えば、出力トランジスタQ1のベース電流IBを電流検出用抵抗(不図示)に流すことで該電流検出用抵抗の両端間に生じる電圧を増幅器(不図示)で増幅し、その増幅器の出力信号に応じて基準電圧Vrefが上記の如く変化するように基準電圧発生回路12を構成すればよい。
また、例えば、図2に示す如く、基準電圧発生回路12を、電圧発生器16と基準電圧調整回路15とから成るように構成し、電圧発生器16の正電圧側端子、負電圧側端子を、それぞれ誤差増幅器13の非反転入力端子(+)、基準電圧調整回路15に接続するようにしてもよい。図2は、図1の直流安定化電源装置1の回路構成を具体化した一例であり、図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
電圧発生器16は、シリコン等の半導体のバンドギャップ電圧を基準として直流の一定電圧(例えば、約1.2V)Vdを生成する。つまり、電圧発生器16は、自身の負電圧側端子の電位を基準とした一定電圧Vdを自身の正電圧側端子から出力する。そして、基準電圧調整回路15は、電流検知回路14からの伝送される出力電流Ioの検知結果に応じて電圧発生器16の負電圧側端子に所定の電圧(例えば、出力電流Io<700mAの場合0V、出力電流Io=800mAの場合0.05V、出力電流Io=900mAの場合0.10V等)を与える。
図11に示す従来構成例においては、図3の符号60に示す如く、出力電流Ioが或る一定以上の電流(例えば、700mA)となると、出力電圧Voが目標電圧から低下し始める、即ち、出力電圧Voと所望の電圧(目標電圧)との差異が大きくなってしまっていた。しかし、上記のように構成することにより、図3の符号61に示す如く、出力電流Ioが或る一定以上の電流となった場合に生じる出力電圧Voと目標電圧との差異を、従来構成例におけるものよりも小さくすることができる(理想的には、前記差異が出力電流Ioの値にかかわらず常にゼロに保たれる)。尚、図3は、出力コンデンサ22が、容量10μF(マイクロファラッド)のセラミックコンデンサの場合の出力電流Io−出力電圧Vo特性を示している。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第2実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図4は、第2実施形態の直流安定化電源装置2の等価回路図である。図4において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
直流安定化電源装置2が、図1の直流安定化電源装置1と相違する点は、図1の電流検知回路14が電流検知回路14aに置換されている点であり、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図1の直流安定化電源装置1におけるそれらと一致している。但し、図4においては、ドライブ回路11の構成が、図1におけるものより具体的に表されている。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置2の出力電圧、出力電流を表す。
ドライブ回路11は、NPN型バイポーラトランジスタであるトランジスタ30で構成されている。電流検知回路14aは、電流検出用抵抗R1と、コンパレータ(比較器)31と、電圧発生器32と、から構成されている。
トランジスタ30において、ベースは誤差増幅器13の出力端子に接続され、コレクタは出力トランジスタQ1のベースに接続され、エミッタは電流検出用抵抗R1の一端とコンパレータ31の非反転入力端子(+)とに共通接続されている。電流検出用抵抗R1の他端は接地されている。電圧発生器32は、一定電圧Vaを生成し、その一定電圧Vaをコンパレータ31の反転入力端子(−)に供給している。コンパレータ31の出力信号は、基準電圧調整回路15に供給されている。
誤差増幅器13の反転入力端子(−)には、分圧抵抗Raと分圧抵抗Rbとの接続点において生成される帰還電圧Vadjがフィードバックされ、帰還電圧Vadjと非反転入力端子(+)に入力される基準電圧Vrefとが比較される。帰還電圧Vadjが基準電圧Vrefよりも高い場合、ドライブ回路11はトランジスタ30のベース電位を低下させる。この結果、出力トランジスタQ1のベース電流IBが減少し、出力電圧Voが低下する。
これとは逆に、帰還電圧Vadjが基準電圧Vrefよりも低い場合、ドライブ回路11はトランジスタ30のベース電位を上昇させる。この結果、出力トランジスタQ1のベース電流IBが増加し、出力電圧Voが上昇する。このようにして、出力電圧Voは、負荷RLの消費電流や入力電圧Vinの変動にかかわらず一定電圧(例えば、3.3V)に保たれる。
出力電流Ioは、ベース電流IBにほぼ比例しているので、電流検出用抵抗R1の両端間に表れる電圧は、出力電流Ioに対応したものとなる。そして、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithと一致する場合に、コンパレータ31の非反転入力端子(+)の電圧と反転入力端子(−)の電圧が等しくなるように、電流検出用抵抗R1の抵抗値及び電圧発生器32の出力する電圧Vaは設定されている。
従って、電流検出用抵抗R1により検知された出力電流Ioが閾値電流Ithより小さいとき、コンパレータ31の出力はローレベルとなり、電流検出用抵抗R1により検知された出力電流Ioが閾値電流Ithより大きいとき、コンパレータ31の出力はハイレベルとなる。基準電圧調整回路15は、コンパレータ31からローレベルの出力信号を受けたとき、基準電圧Vrefを第1基準電圧に設定する一方、コンパレータ31からハイレベルの出力信号を受けたとき、基準電圧Vrefを第1基準電圧よりも高い第2基準電圧に設定する。
例えば、第1基準電圧が1.2Vであり、且つ出力電流Ioが700mAを超えたあたりから出力電圧Voが低下する場合、閾値電流Ithを800mA、第2基準電圧を1.25Vと設定する。
このように構成して、閾値電流Ith及び第2基準電圧を適切に設定すれば、出力電流Ioが或る一定以上の電流となった場合に生じる出力電圧Voと目標電圧との差異を、従来構成例におけるものよりも小さくすることができる。
また、閾値電流を1個だけ設け、これに対応して基準電圧Vrefを2段階に調整する手法を例示したが、勿論、閾値電流を2個、3個、・・・、k個(kは2以上の整数)設け、これに対応して基準電圧Vrefを3、4、・・・、(k+1)段階に調整するようにしてもよい。
例えば、閾値電流として2つの閾値電流Ith1、Ith2(但し、Ith1<Ith2)を設ける場合、基準電圧調整回路15は、(閾値電流Ith1)>(検知された出力電流Io)が成立する場合、基準電圧Vrefを第1基準電圧に設定し、(閾値電流Ith1)<(検知された出力電流Io)<(閾値電流Ith2)が成立する場合、基準電圧Vrefを第2基準電圧に設定し、(検知された出力電流Io)>(閾値電流Ith2)が成立する場合、基準電圧Vrefを第3基準電圧に設定する。
例えば、第1基準電圧が1.2Vであり、且つ出力電流Ioが700mAを超えたあたりから出力電圧Voが低下する場合、閾値電流Ith1を800mAと、閾値電流Ith2を900mAと、第2基準電圧を1.25Vと、第3基準電圧を1.30Vと設定する。
また、図2と同様に、図4における基準電圧調整回路12が、電圧発生器16と基準電圧調整回路15とから構成されるようにしてもよい。
<<第3実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第3実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図5は、第3実施形態の直流安定化電源装置3の等価回路図である。図5において、図1及び図4と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
直流安定化電源装置3が、図4の直流安定化電源装置2と相違する点は、図4の電流検知回路14aが電流検知回路14bに置換されている点であり、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図4の直流安定化電源装置2におけるそれらと一致している。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置3の出力電圧、出力電流を表す。
電流検知回路14bは、電流検出用抵抗R1と、コンパレータ(比較器)31と、電圧発生器33及び34と、スイッチ35及び36と、から構成されている。スイッチ35及び36は、例えばトランジスタから構成される。
トランジスタ30のエミッタは、コンパレータ31の非反転入力端子(+)に接続されていると共に、電流検出用抵抗R1を介して接地されている。電圧発生器33は一定電圧Vbを生成して、その一定電圧Vbをスイッチ35の一端に与えている。電圧発生器34は一定電圧Vbと異なる一定電圧Vcを生成して、その一定電圧Vcをスイッチ36の一端に与えている。スイッチ35の他端とスイッチ36の他端は、コンパレータ31の反転入力端子(−)に共通接続されている。また、スイッチ35とスイッチ36は、外部から与えられる信号(外部信号)によって択一的にオンとなる。従って、コンパレータ31の反転入力端子(−)には、一定電圧Vb又は一定電圧Vcが印加されることになる。
このように構成することで、基準電圧Vrefを第1基準電圧から第1基準電圧より高い第2基準電圧に変更する閾値電流Ithを、外部信号によって変更することが可能となる。
また、本実施形態においても、第2実施形態で説明したように、閾値電流を2個、3個、・・・、k個(kは2以上の整数)設け、これに対応して基準電圧Vrefを3、4、・・・、(k+1)段階に調整するようにしてもよい。
また、図2と同様に、図5における基準電圧調整回路12が、電圧発生器16と基準電圧調整回路15とから構成されるようにしてもよい。
<<第4実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第4実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図6は、第4実施形態の直流安定化電源装置4の等価回路図である。図6において、図1、図2及び図4と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
直流安定化電源装置4が、図4の直流安定化電源装置2と相違する点は、図4の基準電圧発生回路12及びこれに含まれる基準電圧調整回路15が、夫々基準電圧発生回路12a及び基準電圧調整回路15aに置換されている点であり、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図4の直流安定化電源装置2におけるそれらと一致している。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置4の出力電圧、出力電流を表す。
基準電圧調整回路15aは、スイッチ41、スイッチ42、抵抗R2及び抵抗R3から構成される。基準電圧発生回路12aは、基準電圧調整回路15a及び電圧発生器16から構成される。スイッチ41及び42は、例えばトランジスタから構成される。
電圧発生器16は、シリコン等の半導体のバンドギャップ電圧を基準として直流の一定電圧(例えば、約1.2V)Vdを生成する。つまり、電圧発生器16は、自身の負電圧側端子の電位を基準とした一定電圧Vdを自身の正電圧側端子から出力する。
電圧発生器16の正電圧側端子は誤差増幅器13の非反転入力端子(+)に接続されており、負電圧側端子はスイッチ41の一端とスイッチ42の一端に共通接続されている。スイッチ41の他端は抵抗R2を介して接地され、スイッチ42の他端は抵抗R3を介して接地されている。コンパレータ31の出力端子は、スイッチ41及び42の各制御端子に接続されている。
スイッチ41とスイッチ42は、コンパレータ31の出力信号に応じて択一的にオンとなる。コンパレータ31の出力がローレベルとなっているとき、スイッチ41がオン且つスイッチ42がオフとなり、電圧発生器16の負電圧側端子は抵抗R2と接続される。一方、コンパレータ31の出力がハイレベルとなっているとき、スイッチ41がオフ且つスイッチ42がオンとなり、電圧発生器16の負電圧側端子は抵抗R3と接続される。
電圧発生器16の負電圧側端子からは、一定電圧Vdを生成するための一定のバイアス電流が流れ出しており、そのバイアス電流は抵抗R2または抵抗R3を介してグランドラインに流れ込む。
従って、出力電流Ioが検出用抵抗R1と電圧発生器32が出力する一定電圧Vaとによって定められる閾値電流Ithよりも小さく、コンパレータ31の出力がローレベルとなっているとき、電圧発生器16の負電圧側端子は抵抗R2と接続され、基準電圧Vrefは電圧発生器16で生成された一定電圧Vdと抵抗R2の両端間の電圧の和となる。一方、出力電流Ioが閾値電流Ithよりも大きく、コンパレータ31の出力がハイレベルとなっているとき、電圧発生器16の負電圧側端子は抵抗R3と接続され、基準電圧Vrefは電圧発生器16で生成された一定電圧Vdと抵抗R3の両端間の電圧の和となる。
ここで、抵抗R3の抵抗値は、抵抗R2の抵抗値よりも大きく設定されている。従って、出力電流Io<閾値電流Ith、が成立するときの基準電圧Vrefを第1基準電圧とすると、出力電流Io>閾値電流Ith、が成立するときの基準電圧Vrefは、第1基準電圧よりも高い第2基準電圧となる。
例えば、第1基準電圧が1.2Vであり、且つ出力電流Ioが700mAを超えたあたりから出力電圧Voが低下する場合、閾値電流Ithを800mA、第2基準電圧を1.25Vと設定する。
上記説明から理解されるように、基準電圧調整回路15aは、電圧発生器16と直列に接続され、電流検知回路14aにより検知された出力電流Ioに応じて抵抗値が変化する可変抵抗である、と言える。
また、本実施形態においても、第2実施形態で説明したように、閾値電流を2個、3個、・・・、k個(kは2以上の整数)設け、これに対応して基準電圧Vrefを3、4、・・・、(k+1)段階に調整するようにしてもよい。この場合、基準電圧Vrefを(k+1)段階に調整するためには、電圧発生器16の負電圧端子側に択一的に接続される互いに抵抗値の異なる抵抗を(k+1)個設けると共に、スイッチ41等のスイッチを(k+1)個設ければよい。また、電流検知回路14aを図5の電流検知回路14bで置換しても構わない。
<<第5実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第5実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図7は、第5実施形態の直流安定化電源装置5の等価回路図である。図7において、図1及び図4と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
直流安定化電源装置5が、図1の直流安定化電源装置1と相違する点は、図4の基準電圧発生回路12及びこれに含まれる基準電圧調整回路15が、夫々基準電圧発生回路12b及び基準電圧調整回路15bに置換されている点であり、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図1の直流安定化電源装置1におけるそれらと一致している。但し、電流検知回路14の出力は基準電圧調整回路15bに与えられている。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置5の出力電圧、出力電流を表す。
基準電圧発生回路12bは、基準電圧調整回路15bと、電圧発生器16、分圧抵抗R4及び分圧抵抗R5と、から構成される。電圧発生器16の正電圧側端子は、分圧抵抗R4と分圧抵抗R5との直列回路を介して基準電圧調整回路15bに接続されている。分圧抵抗R4と分圧抵抗R5との接続点は、誤差増幅器13の非反転入力端子(+)に接続されている。
電流検知回路14は、出力電流Ioを検知し、その検知結果を基準電圧調整回路15bに伝達する。基準電圧調整回路15bは、出力電流Ioの検知結果に応じて基準電圧Vrefの値を調整する。
具体的には、基準電圧調整回路15bは、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithより小さい場合、基準電圧Vrefを第1基準電圧に保つ。一方、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithより大きい場合には、出力電流Ioの値が大きくなれば大きくなるほど、基準電圧Vrefがより高くなるように(勿論、第1基準電圧よりも高い)、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
例えば、第1基準電圧が0.6V且つ閾値電流Ithが700mAの場合、出力電流が700mA以下と検知されたならば、基準電圧Vrefを第1基準電圧である0.6Vに保つが、出力電流が800mAと検知されたならば基準電圧Vrefが0.65Vになるように、出力電流が900mAと検知されたならば基準電圧Vrefが0.70Vになるように、出力電流が1Aと検知されたならば基準電圧Vrefを0.80Vになるように、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
これを実現するために、例えば、出力トランジスタQ1のベース電流IBを電流検出用抵抗(不図示)に流すことで該電流検出用抵抗の両端間に生じる電圧を増幅器(不図示)で増幅し、その増幅器の出力信号に応じて基準電圧Vrefが上記の如く変化するように基準電圧調整回路15bを構成すればよい。
分圧抵抗R4と分圧抵抗R5との接続点には、出力電流Io<閾値電流Ith、が成立するときに第1基準電圧が表れ、出力電流Io>閾値電流Ith、が成立するときに第1基準電圧よりも高い電圧が表れる。即ち、少なくとも、出力電流Io<閾値電流Ith成立時の基準電圧Vrefは、電圧発生器16の出力する一定電圧Vdよりも低い。
DVD−ROMドライブ(DVD−ROM装置)、DVD−RAMドライブ(DVD−RAM装置)に使用されるLSI(Large Scale Integration)の動作電源電圧低下のため、直流安定化電源装置の出力電圧を、半導体のバンドギャップにより生成される電圧(例えば、約1.2V)よりも低くすることが要望されているが、図7のように構成することにより、基準電圧Vrefを1.2Vよりも低い値(例えば、0.6V)に設定することができ、この結果、出力電圧Voも1.2Vよりも低い値(例えば、0.8V)に設定することができるようになる。
<<第6実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第6実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図8は、第6実施形態の直流安定化電源装置6の等価回路図である。図8において、図1、図4、図6及び図7と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。図8の直流安定化電源装置6は、第2実施形態(図4)と第4実施形態(図6)と第5実施形態(図7)との組み合わせのようなものとなっている。
直流安定化電源装置6が、図4の直流安定化電源装置2と相違する点は、図4の基準電圧発生回路12及びこれに含まれる基準電圧調整回路15が、夫々基準電圧発生回路12c及び基準電圧調整回路15cに置換されている点であり、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図4の直流安定化電源装置2におけるそれらと一致している。但し、電流検知回路14aの出力は基準電圧調整回路15cに与えられている。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置6の出力電圧、出力電流を表す。
基準電圧発生回路12cは、基準電圧調整回路15cと、電圧発生器16、分圧抵抗R4及び分圧抵抗R5と、から構成される。電圧発生器16の正電圧側端子は、分圧抵抗R4と分圧抵抗R5との直列回路を介して基準電圧調整回路15cに接続されている。分圧抵抗R4と分圧抵抗R5との接続点は、誤差増幅器13の非反転入力端子(+)に接続されている。
基準電圧調整回路15cは、図6の基準電圧調整回路15aと同様の構成を有している。つまり、図8に示す如く、分圧抵抗R5の一方の端子(分圧抵抗R4と接続されている側の端子と異なる端子)は、スイッチ41を介して抵抗R2の一端に接続されると共に、スイッチ42を介して抵抗R3の一端に接続される。抵抗R2と抵抗R3の各他端は接地されている。
そして、スイッチ41とスイッチ42は、図6(第4実施形態)におけるものと同様、コンパレータ31の出力信号に応じて(即ち、出力電流Ioの値に応じて)択一的にオンとなる。また、上述したように抵抗R3の抵抗値の方が抵抗R2の抵抗値より大きい。
従って、分圧抵抗R4と分圧抵抗R5との接続点には、出力電流Io<閾値電流Ith、が成立するときにスイッチ41がオンとなって第1基準電圧が表れ、出力電流Io>閾値電流Ith、が成立するときにスイッチ42がオンとなって第1基準電圧よりも高い第2基準電圧が表れる。
また、本実施形態においても、第2実施形態で説明したように、閾値電流を2個、3個、・・・、k個(kは2以上の整数)設け、これに対応して基準電圧Vrefを3、4、・・・、(k+1)段階に調整するようにしてもよい。この場合、基準電圧Vrefを(k+1)段階に調整するために、分圧抵抗R5の一方の端子に択一的に接続される互いに抵抗値の異なる抵抗を(k+1)個設けると共に、スイッチ41等のスイッチを(k+1)個設ければよい。また、電流検知回路14aを図5の電流検知回路14bで置換しても構わない。
<<第7実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第7実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図9は、第7実施形態の直流安定化電源装置7の等価回路図である。図9において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
本実施形態における直流安定化電源装置7は、図1における出力トランジスタQ1、電流検知回路14が、それぞれ出力トランジスタQ2、電流検知回路40に置換されている点で図1の直流安定化電源装置1と相違しており、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図1の直流安定化電源装置1におけるそれらと一致している。但し、その相違点に対応して、基準電圧調整回路15は、電流検知回路40からの出力信号に応じて基準電圧Vrefを調整するようになっている。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置7の出力電圧、出力電流を表す。
出力トランジスタQ2は、2つのコレクタQC1及びQC2を有するマルチコレクタ構造となっている。出力トランジスタQ2において、エミッタ、ベース、コレクタQC1、コレクタQC2は、それぞれ入力端子20、ドライブ回路11、出力端子21、電流検知回路40に接続されており、一方のコレクタQC1に流れる電流Ic1に略比例した微小な電流Ic2が他方のコレクタQC2から電流検知回路40に流れ込む。
分圧抵抗Ra及びRbから成る直列回路の抵抗値は、負荷RLの抵抗値より十分に大きい。従って、出力トランジスタQ2のコレクタQC1からの電流Ic1は、直流安定化電源装置7の出力電流Ioに等しいと言える。
電流検知回路40は、コレクタQC2から流れる電流Ic2の値を検出する。電流Ic2は、電流Ic1に略比例しているので、電流検知回路40は、出力電流Ioを検知することができる。出力トランジスタQ2のエミッタ−コレクタ間に流れる電流は、電流Ic1と電流Ic2との和に等しいため、電流検知回路40は、出力トランジスタQ2のエミッタ−コレクタ間に流れる電流の一部を検出することにより、出力電流Ioを検知するものといえる。
電流検知回路40は、出力電流Ioの検知結果を基準電圧調整回路15に伝達する。基準電圧調整回路15は、出力電流Ioの検知結果に応じて基準電圧Vrefの値を調整する。
具体的には、基準電圧調整回路15は、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithより小さい場合、基準電圧Vrefを第1基準電圧に保つ。一方、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithより大きい場合、出力電流Ioの値が大きくなれば大きくなるほど、基準電圧Vrefがより高くなるように(勿論、第1基準電圧よりも高い)、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
例えば、第1基準電圧が1.2V且つ閾値電流Ithが700mAの場合、出力電流が700mA以下と検知されたならば、基準電圧Vrefを第1基準電圧である1.2Vに保つが、出力電流が800mAと検知されたならば基準電圧Vrefが1.25Vになるように、出力電流が900mAと検知されたならば基準電圧Vrefが1.30Vになるように、出力電流が1Aと検知されたならば基準電圧Vrefを1.40Vになるように、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
これを実現するために、例えば、コレクタQC2からの電流Ic2を電流検出用抵抗(不図示)に流すことで該電流検出用抵抗の両端間に生じる電圧を増幅器(不図示)で増幅し、その増幅器の出力信号に応じて基準電圧Vrefが上記の如く変化するように基準電圧発生回路12を構成すればよい。
<<第8実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第8実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図10は、第8実施形態の直流安定化電源装置8の等価回路図である。図10において、図9と同一の部分には同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
本実施形態における直流安定化電源装置8は、図9における電流検知回路40が、電流検知回路40aに置換されている点で図9の直流安定化電源装置7と相違しており、その他の点において各部位の動作及び接続関係は、図9の直流安定化電源装置7におけるそれらと一致している。但し、その相違点に対応して、基準電圧調整回路15は、電流検知回路40aからの出力信号に応じて基準電圧Vrefを調整するようになっている。また、本実施形態における出力電圧Vo、出力電流Ioは、夫々直流安定化電源装置8の出力電圧、出力電流を表す。
電流検知回路40は、電流検出用抵抗R6と、コンパレータ(比較器)41と、電圧発生器42と、から構成されている。
出力トランジスタQ2のコレクタQC2は、電流検出用抵抗R6に一端とコンパレータ41の非反転入力端子(+)に共通接続されている。電流検出用抵抗R6の他端は接地されている。電圧発生器42は、一定電圧Veを生成し、その一定電圧Veをコンパレータ41の反転入力端子(−)に供給している。コンパレータ41の出力信号は、基準電圧調整回路15に供給されている。
出力電流Ioは、コレクタQC2からの電流Ic2に略比例しているので、電流検出用抵抗R6の両端間に表れる電圧は、出力電流Ioに対応したものとなる。そして、出力電流Ioが予め定められた閾値電流Ithと一致する場合に、コンパレータ41の非反転入力端子(+)の電圧と反転入力端子(−)の電圧が等しくなるように、電流検出用抵抗R6の抵抗値及び電圧発生器42の出力する一定電圧Veは設定されている。
従って、電流検出用抵抗R6により検知された出力電流Ioが閾値電流Ithより小さいとき、コンパレータ41の出力はローレベルとなり、電流検出用抵抗R6により検知された出力電流Ioが閾値電流Ithより大きいとき、コンパレータ41の出力はハイレベルとなる。基準電圧調整回路15は、コンパレータ41からローレベルの出力信号を受けたとき、基準電圧Vrefを第1基準電圧に設定する一方、コンパレータ41からハイレベルの出力信号を受けたとき、基準電圧Vrefを第1基準電圧よりも高い第2基準電圧に設定する。
例えば、第1基準電圧が1.2Vであり、且つ出力電流Ioが700mAを超えたあたりから出力電圧Voが低下する場合、閾値電流Ithを800mA、第2基準電圧を1.25Vと設定する。
このように構成して、閾値電流Ith及び第2基準電圧を適切に設定すれば、出力電流Ioが或る一定以上の電流となった場合に生じる出力電圧Voと目標電圧との差異を、従来構成例におけるものよりも小さくすることができる。
また、本実施形態においても、第2実施形態で説明したように、閾値電流を2個、3個、・・・、k個(kは2以上の整数)設け、これに対応して基準電圧Vrefを3、4、・・・、(k+1)段階に調整するようにしてもよい。
また、電流検知回路40を図5における電流検知回路14bのように構成することにより、外部信号に応じて閾値電流を変更できるようにしてもよい。また、例えば、ドライブ回路11は、図4に示す如く、トランジスタ30から構成される。
図10における基準電圧発生回路12を、図2に示す如く、電圧発生器16と該電圧発生器16に直列接続された基準電圧調整回路15とから構成するようにしてもよい。本実施形態と第4実施形態と組み合わせて、図10における基準電圧発生回路12を図6の基準電圧発生回路12aのように構成してもよい。本実施形態と第5実施形態と組み合わせて、図10における基準電圧発生回路12を図7の基準電圧発生回路12bのように構成してもよい。本実施形態と第6実施形態と組み合わせて、図10における基準電圧発生回路12を図8の基準電圧発生回路12cのように構成してもよい。
<<変形等>>
上述の第1〜第8実施形態は、組み合わせることに矛盾なき限り、自由に組み合わせ可能である。
出力トランジスタQ1(図1等参照)としてNPN型バイポーラトランジスタを採用しても構わない。その場合は、他の回路構成も適宜変更される。また、図9及び図10における出力トランジスタQ2としてNPN型バイポーラトランジスタを採用した場合、その出力トランジスタはマルチエミッタ構造となる。
本発明によれば、出力コンデンサにセラミックコンデンサを用いた場合の負荷変動率が改善されるため、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM等の記録媒体に記録されたデータを読み出す装置(或いはデータを書き込む装置)や携帯機器等の電子機器に好適である。
また、負荷変動率の問題は、セラミックコンデンサ対応型の直流安定化電源装置(セラミックコンデンサを出力コンデンサとして使用可能な直流安定化電源装置)において、特に顕在化するのであるが、負荷変動率の改善は、あらゆる直流安定化電源装置にとって有益である。従って、本発明は、セラミックコンデンサ対応型の直流安定化電源装置に限らず、あらゆる直流安定化電源装置に好適である。
本発明の第1実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 図1の直流安定化電源装置の具体的な回路の一例である。 図1の直流安定化電源装置の出力電流−出力電圧特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 本発明の第3実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 本発明の第4実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 本発明の第5実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 本発明の第6実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 本発明の第7実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 本発明の第8実施形態に係る直流安定化電源装置の等価回路図である。 従来の直流安定化電源装置の等価回路図である。 図11の出力コンデンサの等価回路図である。 図11の誤差増幅器の回路構成を示す図である。 図11の直流安定化電源装置の出力電流−出力電圧特性を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7、8 直流安定化電源装置
Q1、Q2 出力トランジスタ
11 ドライブ回路
12、12a、12b、12c 基準電圧発生回路
13 誤差増幅器
14、14a、14b、40 電流検知回路
15、15a、15b、15c 基準電圧調整回路
16、32、33、34、42 電圧発生器
20 入力端子
21 出力端子
22 出力コンデンサ
31、41 コンパレータ

Ra、Rb、R4、R5 分圧抵抗
R1、R6 電流検出用抵抗
RL 負荷
Vin 入力電圧
Vo 出力電圧
Vref 基準電圧
Vadj 帰還電圧
Va、Vb、Vc、Vd、Ve 一定電圧
Io 出力電流
B ベース電流

Claims (9)

  1. 出力端子に電圧を出力する出力トランジスタと、
    所定の基準電圧を出力する基準電圧発生手段と、
    当該直流安定化電源装置の出力電圧に応じた電圧と前記基準電圧とが一致するように前記出力トランジスタを制御する安定化制御手段と、
    当該直流安定化電源装置の出力電流の大きさを検知するための電流検知手段と、を備え、
    前記基準電圧発生手段は、前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさに応じて前記基準電圧を調整する
    ことを特徴とする直流安定化電源装置。
  2. 前記基準電圧発生手段は、
    前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさが所定の閾値電流より小さいとき、前記基準電圧を第1基準電圧に保つ一方、
    前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさが前記閾値電流より大きいとき、前記基準電圧が前記第1基準電圧と異なる電圧になるように前記基準電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
  3. 前記閾値電流を外部から与えられる信号により変更可能とした
    ことを特徴とする請求項2に記載の直流安定化電源装置。
  4. 前記基準電圧発生手段は、一定電圧を出力する電圧発生器と、前記電圧発生器と直列に接続され、前記電流検知手段により検知された前記出力電流の大きさに応じて抵抗値が変化する可変抵抗と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  5. 前記基準電圧発生手段は、一定電圧を出力する電圧発生器と、該一定電圧に基づく電圧を分圧する分圧抵抗とを備え、その分圧された電圧を前記基準電圧として出力する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  6. 前記電流検知手段は、前記出力トランジスタのベース電流を検出することにより、前記出力電流の大きさを検知する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  7. 前記電流検知手段は、前記出力トランジスタのエミッタ−コレクタ間に流れる電流の一部を検知することにより、前記出力電流の大きさを検知する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  8. 出力発振防止用の出力コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用可能な
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載の直流安定化電源装置を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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