JP2006163613A - 写真シール販売機および方法、並びにプログラム - Google Patents

写真シール販売機および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 高性能カメラを利用した、きれいな写真シールを提供できるようにする。
【解決手段】 撮影空間に設けられた撮影ユニット20の中で、撮影用のカメラ21は、一眼レフタイプのデジタルカメラなどの高性能カメラとして構成され、被写体となるユーザの静止画像であって、写真シールに利用する画像を撮影する。カメラ21の近傍に設けられたリアルタイムライブビュー用のカメラ22は、被写体となるユーザの動画像を撮影し、カメラ22により撮影された画像がリアルタイムライブビュー画像として、撮影画像表示用モニタ23に表示される。
【選択図】図4

Description

本発明は、写真シール販売機に関し、特に、より繊細な編集操作を可能にし、きれいな写真シールを提供できるようにする写真シール販売機に関する。
ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像などと合成してシール紙などに印刷して提供する写真シール販売機(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。従来、写真シール販売機では、「撮影設定→撮影→編集→印刷設定→印刷」という一連の流れで展開される。装置の構成例としては、撮影・編集・印刷の全てを1箇所で接客を行うもの、撮影・編集と印刷を分けて2箇所で接客を行うもの、撮影と編集・印刷を分けて2箇所で接客を行うもの、撮影と編集と印刷を分けて3箇所で接客を行うものなどがある。また、これらの中で、2箇所で接客を行うものは「2重接客」、3箇所で接客を行うものは「3重接客」などと呼ばれる。
上述した一連の流れ(過程)の中で、撮影過程は特に重要と考えられており、撮影した画像(写真)は全ての過程で利用されるため、写真シール販売機の撮影を行う撮影空間の構成には様々な工夫がなされている。撮影空間の構成としては、カメラ、ストロボ、背景カーテン、プレビュー、リアルタイムライブビュー用のモニタ等の必須の装置を基本として、その他に操作パネルや操作スイッチなどのアミューズメント性を高める装置が設けられている。また、最近では、より被写体の写りにこだわり、ストロボを複数箇所に設けてそれぞれの光量を最適に調節して被写体をモデル並みの環境で撮影できるようにしたり、高性能のデジタルカメラ(主にCCDのデジタルカメラ)を搭載して印刷時に銀塩カメラ(デジタルカメラではなく、ファイルムを装着するタイプのカメラ)と同等の仕上がりが得られるようにしたり、主要なユーザとして想定している女子中高生が好むようなアレンジが多々盛り込まれている。
従来、写真シール販売機に搭載されるカメラは、市場で販売されているコンパクトタイプのデジタルカメラが一般的であったが、近年、コンパクトタイプのデジタルカメラよりも、解像度が高く、ノイズが少ない画像を撮影できる高性能カメラ(例えば、一眼レフタイプのデジタルカメラ)も市場で多く販売されており、その価格も低下してきている。一眼レフタイプのデジタルカメラは、コンパクトタイプのデジタルカメラとは構造が異なり、メカニカルシャッタが採用されており、撮影される画像に光によるノイズが入ることを抑止し、高画質の画像を提供する。このような高性能カメラを写真シール販売機に搭載して利用すれば、より高画質な画像を撮影することが可能となる。
また、一眼レフタイプのデジタルカメラのモニタ画面において、光学ファインダを通して観察される光学プレビュー画像と、撮影されたプレビュー画像を切り換えて表示する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
写真シール販売機と同様に、自己撮影(ユーザ自身の撮影)を行う装置として、従来から証明写真機が利用されているが、デジタルカメラが普及するまでは、証明写真機においてフィルムを内蔵する一眼レフカメラが使用されていた。しかし、一眼レフカメラでは被写体が自分自身を確認できず、カメラと被写体の間にガラスや鏡などを設けても、実際に出来上がる写真を確認することが困難であった。その後、デジタルカメラが普及し、証明写真機においても、デジタルカメラのプレビュー機能による利便性向上が期待されてきたが、高画質な写真を得るためには、やはり一眼レフカメラを使用する必要性がある。
特開2003−060943号公報
しかしながら、写真シール販売機は証明写真機とは異なり、撮影後の画像に対してペンやスタンプなどで落書きを行い、それらを画像合成してシール紙に印刷するのが一般的であり、画像を合成するにあたっては、フィルムに画像を焼き付けるタイプではなくデジタルカメラでなければ、容易に画像合成ができないことから、デジタルカメラを使用する必要がある。
また、最近の写真シール販売機では、背景をクロマキーで合成したり、フレーム画像を動画にしたり、高度な技術が使われるようになった。それらを被写体とうまく合成して写真にするには、リアルタイムに被写体を確認する必要がある。さらに、写真シール販売機では、例えば、2人が1組のユーザとして、2人でポーズを取りながら画像を撮影するケースが多いため、撮影された画像(通常、静止画像)のプレビュー画像のみを確認しながら撮影すると、何度も撮り直しする必要があるため、やはり被写体となるユーザの画像をリアルタイムに表示するリアルタイムライブビューモニタを設ける必要がある。
写真シール販売機においてより高画質な画像を得るために撮影用のデジタルカメラを、コンパクトタイプのデジタルカメラから一眼レフタイプのデジタルカメラに変更しようとすると、一眼レフタイプのカメラの特徴からリアルタイムライブビュー画像を取り出すことができなくなる。従って、被写体となるユーザが、自分自身の写りを確認しながら撮影に臨むことができなくなり、ユーザが望むようなアングルなどでの撮影ができなくなり、満足度の低下に繋がる。
また、仮に一眼レフタイプのデジタルカメラを撮影用に利用できたとしても、ライブビュー画像を取り出そうとすると、実際に写真シールに利用される画像に光によるノイズが入り易くなる。
このように、従来の技術では、高性能カメラを利用した、きれいな写真シールを提供することができないという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、高性能カメラを利用した、きれいな写真シールを提供できるようにするものである。
本発明を適用した写真シール販売機は、被写体であるユーザを撮影する第1の撮影手段と、第1の撮影手段の近傍に設けられ、被写体を撮影する第2の撮影手段と、第1の撮影手段および第2の撮影手段の近傍に設けられ、第1の撮影手段により撮影された静止画像または第2の撮影手段により撮影された動画像を表示する第1の表示手段と、第1の撮影手段により撮影された被写体の複数の画像を表示する第2の表示手段と、第2の表示手段に表示された画像を写真シールに印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする。
本発明の写真シール販売機においては、第1の撮影手段により被写体であるユーザが撮影され、第1の撮影手段の近傍に設けられる第2の撮影手段により、被写体が撮影され、第1の撮影手段および第2の撮影手段の近傍に設けられる表示手段に、第1の撮影手段により撮影された静止画像または第2の撮影手段により撮影された動画像が表示され、第1の撮影手段により撮影された被写体の複数の画像が第2の表示手段により表示され、第2の表示手段に表示された画像が写真シールに印刷される。
したがって、ユーザの利便性を損なうことなく、高性能カメラを利用したきれいな写真シールを提供できる。
前記第2の表示手段により表示された画像に対して合成する所定の画像または任意の画像を入力する入力手段をさらに備え、印刷手段は、入力手段により入力された所定の画像または任意の画像が第2の表示手段に表示された画像上に合成された画像を写真シールに印刷するようにすることができる。
前記第2の撮影手段は、第1の撮影手段とは異なる撮影方式を有するようにすることができる。
したがって、写真シールに用いる高画質の画像を撮影する高性能カメラと、リアルタイムライブビューを撮影する小型で安価なカメラを組み合わせて小型で安価な写真シール販売機を実現することができる。
前記第1の撮影手段は、メカニカルシャッタ機構を有するデジタルカメラとして構成されるようにすることができる。
したがって、スミアやノイズが抑制された画像を基にしたきれいな写真シールを提供することができる。
前記第1の撮影手段は、一眼レフ方式のデジタルカメラであるようにすることができる。
本発明を適用した写真シール作成方法は、写真シール販売機の写真シール作成方法であって、第1の撮影手段により被写体であるユーザを撮影する撮影ステップと、第1の撮影手段、および第1の撮影手段の近傍に設けられ被写体を撮影する第2の撮影手段の近傍に設けられた表示手段に、第1の撮影手段により撮影された静止画像または第2の撮影手段により撮影された動画像を表示する第1の表示ステップと、撮影ステップの処理により撮影された被写体の複数の画像を表示する第2の表示ステップと、第2の表示ステップの処理により表示された画像を写真シールに印刷する印刷ステップとを含むことを特徴とする。
本発明を適用した写真シール作成方法においては、第1の撮影手段により被写体であるユーザが撮影され、第1の撮影手段、および第1の撮影手段の近傍に設けられ被写体を撮影する第2の撮影手段の近傍に設けられた表示手段に、第1の撮影手段により撮影された静止画像または第2の撮影手段により撮影された動画像が表示され、撮影された被写体の複数の静止画像が表示され、表示された画像が写真シールに印刷される。
本発明を適用したプログラムは、第1の撮影手段による被写体であるユーザの撮影を制御する撮影制御ステップと、第1の撮影手段、および第1の撮影手段の近傍に設けられ被写体を撮影する第2の撮影手段の近傍に設けられた表示手段に、第1の撮影手段により撮影された静止画像または第2の撮影手段により撮影された動画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、撮影制御ステップの処理により撮影された被写体の複数の画像の表示を制御する第2の表示制御ステップと、第2の表示制御ステップの処理により表示された画像の写真シールへの印刷を制御する印刷制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、写真シールを提供することができる。特に、高性能カメラを利用した、きれいな写真シールを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明を適用した写真シール販売機1の実施の形態の外観構成例を示す斜視図を示している。なお、図1は、説明の便宜上、内部が透視できるように表現されている。
図1の写真シール販売機1は、主に筐体10とフレーム12により構成されている。
図1の写真シール販売機1のフレーム12は、直方体に形成されており、その内側の一部に筐体10を内包するように形成されている。図1に示されるように、筐体10は、その背面(面10C)が、フレーム12が構成する直方体の各面の内、右奥の面に接するように位置する。図1においてフレーム12により形成される直方体の側面のうち、筐体10の面10Cが接する面に隣接する面であり、図1中奥側の面は、ユーザがフレーム12内の空間(撮影空間)から退出し、後述する編集空間に移動するための退出口13として構成される。また、上述したフレーム12により形成される直方体の各面のうち、退出口13が設けられる面に対向する面(図1中手前の面)は、ユーザが、フレーム12内の空間(撮影空間)に入場するための入場口14として構成される。
筐体10の正面(面10A)と対向する面(図1中手前の面)には、背景パネル15が設置され、ユーザは、フレーム12内における、筐体10と背景パネル15の間の空間を撮影空間として、自分自身を被写体とする撮影作業を行う。背景パネル15のフレーム12の外側の面には、後述するように編集作業用のディスプレイ(モニタ)が設置されている。
写真シール販売機1の筐体10の面10Aには、図中上側に、撮影ユニット20が設けられている。この撮影ユニット20には、ユーザを撮影し、画像を得るCCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などよりなる撮影用のカメラ21が設けられている。また、撮影ユニット20のカメラ21の図中下側に、例えば、小型のUSB(Universal Serial Bus)カメラなどにより構成されるリアルタイムライブビュー用のカメラ22が設けられている。さらに、撮影ユニット20のカメラ22の、図中下側にある撮影画像表示用モニタ23は、撮影方法を案内する画像、カメラ22により撮影されたユーザのリアルタイムライブビュー画像(動画像)を表示する。また、撮影画像表示用モニタ23には、必要に応じて、カメラ21により撮影されたユーザの画像であるプレビュー画像(静止画)も表示される。
なお、撮影ユニット20の詳細については、図4または図5を参照して後述する。
また、面10Aのカメラ21および撮影画像表示用モニタ23の近傍には、操作パネル27が設けられている。ユーザは、操作パネル27に設けられている各種のボタンにより、撮影処理を進行する。
操作パネル27には、例えば、撮影画像表示用モニタ23に表示される各種の選択に対して、決定するときに操作される「○ボタン」、決定したものをキャンセルするときに操作される「×ボタン」、撮影画像表示用モニタ23に表示されるカーソルなどを上下左右に移動するときに操作される「矢印ボタン」などが配置される。また、そのほかにも、撮影を開始するとき操作される「撮影開始ボタン」なども適宜配置される。この他、操作パネル27には、撮影画像表示用モニタ23に直接押し当てることで各種の選択を行うためのタッチペンなどが配置されるようにしてもよい。
さらに、それらの両側には、カメラ21による画像取り込み(撮影)のタイミングに合わせて発光する照明部24Aおよび24Bが設けられている。なお、照明部24Aと24Bには、例えば拡散板が設けられており、照明部24Aと24Bにより出射されたストロボ光は、拡散板で拡散され、被写体に照射される。なお、以下、照明部24Aと24Bを区別する必要がない場合、照明部24Aと24Bをそれぞれまとめて、照明部24と称する。
背景パネル15の外側の面(撮影空間の外の、図中手前の面)には、編集用のディスプレイ25が配置されている。ディスプレイ25には、後述するように、タッチパネルが重畳されており、ユーザは、表示されている画像に対し、任意の文字や図形などを、ディスプレイ25の近傍に設置されたタッチペン26を利用して書き込む(入力する)。このタッチペン26は、背景パネル15の専用の止め具を用いて、着脱可能に設置されている。
なお、必要に応じてタッチペン26を複数設けて、複数のユーザが同時に編集を行うことができるようにしてもよい。
ユーザは、撮影空間において撮影作業が終了すると、写真シール販売機1の案内に従って、撮影空間から、背景パネル15のディスプレイ25が設置されている側の面の手前近傍の位置(図1において点線で囲まれる位置30)に移動し、後述するようにディスプレイ25に表示された撮影画像の編集を行う。従って、背景パネル15のディスプレイ25が設置されている側の面の手前近傍の位置30に対応する空間を編集空間と称する。
また、筐体10の面10Aには、硬貨投入口31および硬貨返却部32が設けられている。ユーザが所定の代金を硬貨投入口31に投入すると、撮影作業が開始される。硬貨投入口31に投入された代金のつり銭や確認できない硬貨が投入された場合、そのつり銭や確認できない硬貨は、硬貨返却口32から返却される。
筐体の面10Bには、シール紙排出口33が設けられており、複数の編集画像が、シール紙に印刷されて写真シール紙として排出される。
なお、写真シール販売機1に設けられている各種の部位(例えば、硬貨投入口31、硬貨返却口32、写真シール排出口33等)は、図1に示す場所に限定されない。
図1の写真シール販売機1は、ユーザにより硬貨投入口31から所定の硬貨が投入されると、撮影画像表示用モニタ23にカメラ22により撮影されたリアルタイムライブビュー画像を表示しつつ、カメラ21により被写体であるユーザを撮影し、撮影した画像をディスプレイ25に表示し、ユーザがその表示された撮影画像に対してタッチペン26を用いて入力した入力信号に基づいて、撮影画像を編集し、その結果得られる画像を印刷して写真シール排出口33から排出する。
図2は、写真シール販売機1の内部の構成例を示すブロック図である。
写真シール販売機1の制御部101には、カメラ21、カメラ22、撮影画像表示用モニタ23、操作入力部27、ディスプレイ25の他に、ROM(Read Only Memory)102、およびRAM(Random Access Memory)103、記憶部104、通信部105、ドライブ106、硬貨処理部111、発光制御部112、音声出力部113、カーテン部115、編集・設定モニタ用GUI制御部121、およびプリンタユニット131が接続されており、各部は、制御部101により制御される。
カメラ22は、制御部101の制御により、例えば、CMOSイメージセンサ等の撮像素子により被写体(ユーザ)の動画像を撮影し、撮影の結果得られる画像のデータを、USBインタフェース(例えばUSB2.0のインタフェース)を介して、リアルタイムライブビュー画像として制御部101に供給する。なお、リアルタイムライブビュー画像は、通常、動画像として撮影画像表示用モニタ23に表示される。
撮影画像表示用モニタ23は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部101から供給されるリアルタイムライブビュー画像信号(RGB信号)に基づいて、被写体の画像を動画像としてリアルタイムで表示する。
カメラ21は、例えば、一眼レフタイプの高性能デジタルカメラとして構成され、制御部101の制御に基づいて、被写体の画像を撮影する。ユーザは、撮影画像表示用モニタ23に表示されたリアルタイムライブビュー画像(通常、ユーザ自身の画像)を確認しながら撮影ポーズを決定し、操作入力部27の図示せぬ撮影ボタンを押下し、撮影を指示する。撮影が指示されると、制御部101は、カメラ21を駆動して被写体の静止画像を撮影し、後述するようにRAM103に保存する。なお、カメラ21により撮影され、RAM103に保存される画像データが写真シールの画像の画像データとして利用される。
操作入力部27は、例えば、上述したような各種のボタンなどにより構成されており、ユーザからの操作入力(例えば、撮影開始指示等の指示入力など)を受け付ける。
ディスプレイ25は、制御部101より供給される(編集・設定モニタ用GUI制御部121より制御部101を介して供給される)画像を表示する編集・設定モニタ116(以下、モニタ116と称する)と、モニタ116の表面に重畳された透明のタッチパネル117により構成される。すなわち、ディスプレイ25は、ユーザが、モニタ116に表示された画像を参照しながら、その画像に対して(実際には、モニタ116の表面のタッチパネル117に対して)タッチペン26を操作して、任意の文字や図形などを、モニタ116に表示された画像に対して入力することができるようになされている。
制御部101は、ROM102に記憶されているプログラムかデータ、または記憶部104に記憶され、RAM103にロードされたプログラムかデータにしたがって、写真シール販売機1の各部を制御し、写真シール販売機1全体の動作、処理を制御する。
ROM102には、例えば、制御部101により実行されるプログラムや装置の製造時に書き込まれた初期設定データが記憶される。RAM103には、制御部101の作業中のデータや、記憶部104によりロードされたプログラムやデータを記憶するとともに、各部においてユーザが行った選択、指示等を一時記憶する。
記憶部104は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成され、制御部101により制御されて写真シール販売機1のゲームにおける設定情報等のデータ、およびプログラム等を保存する。例えば、記憶部104は、シール紙162を印刷するために必要な選択画像の枚数等の設定情報を記憶する。
また、制御部101には、ドライブ106も接続されている。ドライブ106には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、および、半導体メモリなどのリムーバブルメディア107が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムやデータが、必要に応じて記憶部104に保存されたり、インストールされる。
硬貨処理部111は、例えば、図1の硬貨投入口31から投入された硬貨の金額を検出し、所定の代金が投入されたと判定した場合、後述するゲーム処理の起動信号を制御部101に供給する。また、硬貨処理部111は、例えば、硬貨投入口31から所定の代金より多い金額の硬貨が投入された場合、つり銭の金額を算出し、算出したつり銭の硬貨を硬貨返却口32に排出する処理を行う。
発光制御部112は、制御部101に制御され、照明部24Aおよび24B(照明部24)の発光を制御し、照明部24に筐体10の外部または内部を所定の明るさで照明させるとともに、撮影画像が取得されるタイミングに合わせて、ストロボ光を出射させる。なお、照明部24には、例えば、拡散板が設けられており、照明部24により出射されたストロボ光は、拡散板で拡散され、被写体を含む被写体の周辺に照射される。
音声出力部113は、制御部101より供給されるデジタルデータの音声情報に所定の補正を施した後、それをアナログ信号である音声信号に変換し、それをスピーカ114Aおよび114B(スピーカ114)に出力する。スピーカ114は、供給される音声信号に対応する音声を出力する。
カーテン部115は、図1の撮影空間内において、背景パネル15より所定の距離だけ離間されて設置された複数の背景カーテン(図示せず)の動作を制御し、背景制御部116の制御により駆動される。背景制御部116は、制御部101の制御に基づいて、ユーザの所望の背景カーテン(図示せず)を、撮影時に背景となるような位置に(背景となるような状態にして)移動させるようにカーテン部115の駆動を制御する。
編集・設定モニタ用GUI制御部121は、制御部101に制御され、モニタ116に表示させるGUI(Graphical User Interface)画像データを生成し、制御部101を介して供給し、そのGUI画像データに対応するGUI画像を表示させる。
プリンタユニット131は、IDタグリーダ/ライタ141とヘッダ部142から構成される。IDタグリーダ/ライタ141は、シール紙ユニット151に付加されているIDタグ161に記憶されている識別情報を接触、または非接触により読み出し、制御部101に通知する。制御部101は、IDタグリーダ/ライタ141から通知された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット151が、写真シール販売機1において使用可能なユニットであるか否かを判定し、使用可能なユニットであると判定したときのみ、その使用を可能にする。制御部101は、写真シール販売機1において使用可能とされるシール紙ユニット151の識別情報を管理している。
これにより、写真シール販売機1に対応していない(純正のものでない)シール紙162が利用されるのを防止することができる。また、IDタグ161により、シール紙162の残量等も管理される。なお、シール紙ユニット151が純正のものであるか否かは、シール紙ユニット151にプリントされているバーコード、シール紙とセットで使用されるIC(Integrated Circuit)カードなどにより確認するようにしてもよいし、あるいは、シール紙ユニット151の寸法、形状などにより、機械的に装填可能とすることで確認するようにしてもよい。
ヘッダ部142は、制御部101の制御により、シール紙ユニット151に予めセットしてあるシール紙162上に、編集画像(データ)を印刷する。なお、シール紙162は、例えばロール状に巻かれた状態で、シール紙ユニット151内に収められており、制御部101は、シール紙ユニット151を制御して、このロール状に巻かれたシール紙162から必要な長さ分だけ紙を引き出させ、ヘッダ部142に、その引き出された部分に印字させることにより、編集画像を印刷させる。制御部101は、編集画像が印刷された部分のシール紙162をロールから切り離し、シール紙排出口33から排出して、ユーザに提供する。
シール紙ユニット151は、写真シール販売機1から着脱可能になっており、内部にシール紙162を装填し、またIDタグリーダ/ライタ141が識別情報を読み取り可能な所定の位置に、IDタグ161が付加されている。IDタグ161は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカードのメモリにより構成され、識別情報として固有のIDを記憶する。即ち、シール紙ユニット151に付加されているIDタグ161には、個々のシール紙ユニット151を識別する識別情報等を管理するIDが書き込まれている。なお、IDタグ161は、シール紙162と一体にし、分離不可とするようにしてもよい。
次に、カメラ21の詳細な構成について説明する。図3は、カメラ21の内部の機械的な配置構成を説明する縦断面図である。カメラ21は、市場で販売されている高性能デジタルカメラであって、例えば、一眼レフタイプのデジタルカメラとすることを想定している。カメラ21には、進退自在に支持され、光軸Oをもつ撮影レンズ211および絞り機構212を保持するレンズ鏡筒203と、その後方に配設され、傾斜した降下位置と退避した上昇位置に回動可能な可動ミラー213と、開閉制御されるフォーカルプレーンシャッタ214と、CCD、COMSイメージセンサなどにより構成される撮像素子215とが配設されている。
さらに、可動ミラー213の上方に光学ファインダ部としてフォーカシングスクリーン216と、コンデンサレンズ217と、ペンタプリズム218と、ペンタプリズム218の射出面218a側後方にハーフミラー219と、その後方に接眼レンズ222とが配設されている。
カメラ21において光学ファインダによる被写体像観察時には、撮影レンズ211および絞り機構212を透過した被写体光束は、降下位置にある可動ミラー213によって上方のファインダ部側に観察光束として反射され、フォーカシングスクリーン216上に結像する。その結像した観察光束は、ファインダ部であるコンデンサレンズ217を透過し、ペンタプリズム218で反射される。その反射光は、ペンタプリズム218の射出面218aと接眼レンズ222との間に斜設されるハーフミラー219を透過して接眼レンズ222より射出される。
すなわち、カメラ21は、一眼レフタイプのデジタルカメラとして構成されるため、光学ファインダによる、撮影レンズ211および絞り機構212を介した被写体の観察が可能となるように構成されており、接眼レンズ222に目を近づければ撮影される画像を観察することができるように構成されている。
カメラ21における撮影時には、可動ミラー213を撮影光路から上昇位置へ退避させた状態とし、撮影レンズ211および絞り機構212を透過した被写体光束をフォーカルプレーンシャッタ214の開閉動作によって撮像素子215上に被写体像を結像させ、撮影が行われる。
すなわち、カメラ21においては、撮影時以外は、可動ミラー213とフォーカルプレーンシャッタ214により、撮像素子215が外部の光から遮断される。
さらに、カメラ21は、一般に販売されている一眼レフタイプのデジタルカメラの特徴として、通常のコンパクトタイプのデジタルカメラと比較して、画素数を多くしたり、または1画素あたりの面積を広くとった撮像素子215を用いることにより高画質の画像を撮影することができるように構成されている。
例えば、一般に販売されているコンパクトタイプのデジタルカメラの場合、撮影時以外は撮像素子を外部の光から遮断する機構(メカニカルシャッタ)を備えていないため、撮影画面に高輝度のスポット光が入った場合など、撮像素子に蓄積された電荷があふれて、画面上に明るい帯が発生する現象(いわゆるスミア)の発生することがある。
これに対して、カメラ21においては、メカニカルシャッタ(可動ミラー213とフォーカルプレーンシャッタ214)により、撮影時以外は撮像素子215が外部の光から遮断されるため、スミアの発生を抑止することができ、また、撮像素子215に対する暗電流ノイズなどの影響を軽減することができる。この結果、カメラ21を利用して画像を撮影すれば、単に、画素数の多い高解像度の画像を得ることができるだけでなく、スミアやノイズなどの発生が抑制された高画質の画像を得ることができる。
なお、図3を参照して説明した構成は、カメラ21の1つの構成例であって、カメラ21の構成は、これに限定されるものではない。
ところで、上述した撮影用のカメラ21によれば、高画質の画像を得ることができる反面、上述したように、撮影時以外は、可動ミラー213とフォーカルプレーンシャッタ214(メカニカルシャッタ)により、撮像素子215が外部の光から遮断されるため、例えば、被写体であるユーザが、撮影時のポーズを考えているときなどに、被写体のリアルタイムライブビュー画像を供給することができない。
仮に、撮影時以外にもカメラ21のメカニカルシャッタを開いて、撮像素子215に光を受光させ、リアルタイムライブビュー画像を取り出そうとすると、実際の撮影画像(写真シールに利用するために撮影される画像)に、光によるノイズが入り易くなり、例えば一眼レフタイプの高性能なデジタルカメラを利用する効果が薄れる。
あるいは、カメラ21の光学ファインダに、別のデジタルカメラ(撮像素子)を装着すれば、理論的には、カメラ21によりリアルタイムライブビュー画像を提供することができるが、この場合、カメラ21を大幅に改造する必要があり、写真シール販売機1の大型化、コスト増につながる。
そこで、本発明においては、撮影用のカメラ21の近傍に、リアルタイムライブビュー用のカメラ22を配置する。
図4は、撮影ユニット20の詳細な構成例を示す図である。上述したように、撮影ユニット20には、撮影用のカメラ21、リアルタイムライブビュー用のカメラ22、および撮影画像表示用モニタ23が含まれており、これらが例えば、金属製の筐体で覆われて撮影ユニット20が構成される。
同図の図中上側には、カメラ21(実際には、撮影レンズ211を含むレンズ鏡筒203)が位置し、カメラ21の図中下側近傍に、カメラ22(実際には、カメラ22のレンズ)が位置し、カメラ22の図中下側に撮影画像表示用モニタ23が位置するように、撮影ユニット20が構成されている。
写真シール販売機1の撮影空間において、被写体となるユーザは、通常、撮影画像表示用モニタ23に表示される自分自身の画像であるリアルタイムライブビュー画像を確認しながら撮影に臨むため、撮影画像表示用モニタ23を見つめた状態で撮影を行うことが多い。このため、本発明の写真シール販売機1においては、撮影画像表示用モニタ23が設けられる撮影ユニット20において、撮影用のカメラ21と、リアルタイムライブビュー用のカメラ22とが互いに近傍に設けられる。
このようにすることで、ユーザは、撮影画像表示用モニタ23に表示される自分自身の画像であるリアルタイムライブビュー画像(カメラ22により供給される画像)を確認しながら、実際に写真シールに利用する画像(カメラ21により供給される画像)を撮影することができる。したがって、自然できれいな写真シールを得ることが可能となる。
また、上述したように、リアルタイムライブビュー用のカメラ22は、小型で安価なUSBカメラとして構成されるので、2種類のカメラを配置しても、撮影ユニット20が大型化することはなく、高性能カメラを利用して写真シール用の画像を取得する写真シール販売機1を小型かつ低コストで実現することができる。
あるいはまた、例えば、図5に示されるように、撮影ユニット20において、カメラ21の図中横側近傍に、カメラ22を設けるようにしてもよい。
次に、図6のフローチャートを参照して、図2の制御部101が実行するゲーム処理の一例を説明する。
制御部101は、ゲーム処理を開始する前、撮影画像表示用モニタ23に、ゲーム待機画面を表示させている。このゲーム待機画面には、例えば、「コインを入れて遊んでね!」などのメッセージが表示される。なお、メッセージは、スピーカ114から音声出力されてもよい。
ステップS11において、制御部101は、図2の硬貨処理部111からの、ゲーム処理を起動するための起動信号に基づいて、所定の代金の硬貨が硬貨投入口31から投入されたか否かを判定する。具体的には、硬貨処理部111は、硬貨投入口31から投入された硬貨の金額を検出し、所定の代金以上の硬貨が投入されると、ゲーム処理の起動を指令する起動信号を制御部101に供給する。なお、硬貨投入口31から所定の代金より多い金額の硬貨が投入された場合、硬貨処理部111は、つり銭の金額を算出し、算出したつり銭の硬貨を硬貨返却口32に排出する処理を行う。そして、制御部101は、起動信号が供給されたか否かを判定することにより、所定の代金の硬貨が投入されたか否かを判定する。ステップS11において、所定の代金の硬貨が硬貨投入口31に投入されていないと判定された場合、制御部101は、所定の代金の硬貨が硬貨投入口31から投入されたと判定するまで待機する。
ステップS11において、所定の代金の硬貨が硬貨投入口31から投入されたと判定された場合、ステップS12に進み、制御部101は、撮影設定処理を行う。これにより、例えば、ユーザの操作に基づいて背景となるカーテンが選択されたり、照明部24によるストロボ光の強さが選択されたりする撮影モードの選択が行われる。
ステップS13において、制御部101は、ユーザ(被写体)を撮影する撮影処理を行う。この撮影処理の詳細は、後述する図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップS14において、制御部101は、ステップS13の処理により撮影されて得られた撮影画像を編集する編集処理を行う。この編集処理の詳細は、後述する図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS15において、制御部101は、印刷設定処理を行う。例えば、サイズの小さい画像を一定の基準で選んで、いわゆるおまけシールと呼ばれるシールを、シール紙の余白部分などに印刷する場合などは、ステップS15において、おまけシール画像の選択などの印刷設定が行われる。なお、ステップS15の処理は、省略されるようにすることも可能である。
ステップS16において、制御部101は、ステップS14の処理により編集されて得られた編集画像を、ステップS15の処理による印刷設定に基づいて、シール紙162に印刷する印刷処理を行い、処理を終了する。この印刷処理の詳細は、後述する図11のフローチャートを参照して説明する。
次に、図7と図8のフローチャートを参照して、図6のステップS13の撮影処理の詳細について説明する。
ステップS21において、制御部101は、撮影画像表示用モニタ23に、カメラ22で取り込んだリアルタイムライブビュー画像とともに、「撮影をするよ!」というメッセージ(撮影を促すメッセージであれば、これに限定されず、また、メッセージはスピーカ114から音声出力してもよい)を表示させる。これにより、ユーザは、撮影画像表示用モニタ23に表示された、カメラ22により撮影される自分自身の動画像であるリアルタイムライブビュー画像を見ながら、ポーズをとるなどすることができる。その後処理は、ステップS22に進む。
ステップS22において、制御部101は、撮影が指令されたか否かを判定する。例えば、撮影画像表示用モニタ23に表示される撮影を行うためのボタン(不図示)が、ユーザの操作入力により選択された場合に、制御部101は、撮影が指令されたと判定する。
ステップS22において、撮影が指令されていないと判定された場合、処理はステップS23に進み、制御部101は、内蔵するタイマ(不図示)で計時動作を行って、撮影待機時間が設定時間だけ経過したか否かを判定する。例えば、1回目のステップS23の処理における撮影待機時間は、ステップS21の処理を開始してからの時間を指し、2回目以降のステップS23の処理における撮影待機時間は、後述するステップS26の処理で撮影画像を取り込んだ後からの時間を指す。すなわち、1枚の撮影のための時間が撮影待機時間である。設定時間は、1枚の撮影を行うための時間であり、例えば、10秒である。この例の場合、制御部101は、撮影待機時間が10秒経過したか否かを判定する。ステップS23において、撮影待機時間が設定時間だけ経過していないと判定された場合、処理はステップS22に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS22において撮影が指令されたと判定された場合、または撮影待機時間が設定時間だけ経過したと判定された場合、処理はステップS24に進み、制御部101は、カウントダウンを行う。例えば、制御部101は、撮影画像表示用モニタ23に、「3」、「2」、「1」、「0」等のメッセージを順次表示させるようにしたり、撮影画像表示用モニタ23への表示と同時にスピーカ114に、「3」、「2」、「1」、「0」等の音声を出力させるようにすることでカウントダウンを行う。
ステップS25において、制御部101は、ステップS24のカウントダウンが0となるタイミング(撮影のタイミング)で、カメラ21による撮影を行う。このとき撮影される画像は、カメラ22により撮影され、リアルタイムライブビュー画像として撮影画像表示用モニタ23に表示されている画像とは異なり、カメラ21により撮影される静止画像であるが、上述したように、カメラ21はカメラ22の近傍に設けられているので、ほぼユーザの意図した通りの画像(リアルタイムライブビュー画像とほぼ同じ画像)を、静止画像として取り込むことができる。
ステップS26において、制御部101は、ステップS25の処理で取り込んだ静止画像を、撮影画像としてRAM103に保存する(記憶する)。ここまでのステップS21乃至S26の処理で、1枚の画像(撮影画像)が保存された(撮影が行われた)ことになる。
ステップS27において、制御部101は、撮影画像が8枚保存されたか否かを判定する。例えば、制御部101は、ステップS21乃至S26の処理が8回繰り返されたか否かによりこれを判定する。なお、制御部101は、RAM103に保存されている撮影画像の枚数が8枚であるか否かによりこれを判定してもよい。
ステップS27において、まだ撮影画像が8枚保存されていない(すなわち、保存された撮影画像が8枚未満である)と判定された場合、処理はステップS28に進み、制御部101は、撮影処理時間が2分経過したか否かを判定する。撮影処理時間は、例えば、図7の撮影処理を開始してからの時間である。ここでは、撮影処理時間を2分としたが、これに限定されず、何分でもよい。
ステップS28において、撮影処理時間がまだ2分経過していないと判定された場合、処理はステップS22に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、撮影画像が8枚保存されるか、撮影処理時間が2分経過するまで、繰り返し撮影が行われる。
ステップS27において、撮影画像が8枚保存されたと判定された場合、またはステップS28において、撮影処理時間が2分経過したと判定された場合、処理は、図8のステップS29に進む。
図8のステップS29において、制御部101は、図7のステップS26においてRAM103に保存された撮影画像の一覧を、例えばサムネイル(縮小画像)で撮影画像表示用モニタ23に表示させるとともに、「印刷する画像を選択してね」というメッセージを表示させ、ステップS30に進む。
ステップS30において、制御部101は、設定された枚数分だけ画像が選択されたか否かを判定する。具体的には、例えば、写真シール販売機1の製造元は、その製造時に、シール紙162を印刷するために必要な選択画像の枚数等の設定情報を記憶部104に記憶しておく。制御部101は、その設定情報に基づいて、設定された選択画像の枚数分だけ画像が選択されたかどうかを判定する。例えば、設定情報として、選択画像の枚数は4枚であるという情報が記憶部104に記憶される場合、制御部101は、4枚の画像が選択されたか否かを判定する。
この選択は、例えば、撮影画像表示用モニタ23に表示された画像を、操作入力部27を介して受け付けられるユーザの操作入力により指定することにより行われる。
ステップS30において、設定された枚数分だけ撮影画像が選択されていないと判定された場合、ステップS31に進み、制御部101は、内蔵するタイマ(不図示)で計時動作を行って、印刷画像選択時間(ステップS30の処理の後の時間)が設定時間(例えば、20秒)だけ経過したか否かを判定する。具体的には制御部101は、内蔵するタイマにより、ステップS29で「印刷する画像を選択してね」というメッセージの表示が開始されてからの時間である印刷画像選択時間を計時し、その印刷画像選択時間が設定時間だけ経過したか否かを判定する。ステップS31において、印刷画像選択時間が設定時間を経過していないと判定された場合、制御部101は、ステップS30に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS31において、印刷画像選択時間が設定時間(例えば、20秒)だけ経過したと判定された場合、ステップS32に進み、制御部101は、ランダムに設定枚数(例えば、4枚)の撮影画像を選択する。なお、制御部101は、ユーザにより1枚以上が選択されている場合には、設定枚数に足りない分だけ撮影画像をランダムに選択する。
ステップS30において、設定された枚数分だけ撮影画像が選択されたと判定された場合、またはステップS32の処理後は、ステップS33に進み、制御部101は、ステップS30またはステップS32で選択された設定枚数の画像(例えば、4枚の画像)を、RAM103に保存するとともに、編集空間への移動を促すメッセージを、撮影画像表示用モニタ23に表示させる。
この後、ユーザは、編集用空間に移動し、撮影画像に対する編集を行う。
次に、図9のフローチャートを参照して、図6のステップS14の編集処理の詳細について説明する。
ステップS51において、制御部101は、図10を参照して後述する編集受付処理を実行する。これにより、撮影画像に対する編集が行われ、編集された画像のデータが生成され、記憶される。
ステップS52において、制御部101は、「分割数を選択してね」というメッセージ(分割数の選択を促すメッセージであれば、これに限定されず、また、メッセージは、スピーカ114より音声出力してもよい)を、モニタ116に表示させる。
具体的には、例えば、写真シール販売機1の製造元は、その製造時に、設定情報として分割モード(例えば、8分割と16分割)を記憶部104に記憶させておく。制御部101は、その分割モードを読み出し、モニタ116に表示させる。これにより、ユーザは、8分割と16分割のうち好きな分割モード(分割数)を選択することができる。ステップS53において、制御部101は、ユーザによる分割モードの選択を受け付け、ステップS54に進み、ステップS53で選択を受け付けた分割モードを、RAM103に保存し(記憶させ)、図6のステップS15に進む。
次に、図10のフローチャートを参照して、図9のステップS51の編集受付処理の詳細について説明する。
ステップS71において、制御部101は、編集される対象画像を選択する。
ステップS72において、制御部101は、タッチペン26の操作に応じた編集入力を受け付ける。ステップS73において、制御部101は、ステップS72の処理で編集された画像をモニタ116に表示する。
ステップS74において、制御部101は、操作終了が指令されたか否かを判定する。ステップS74において、操作終了が指令されたと判定された場合、処理は、ステップS75に進み、ステップS73の処理で表示されている編集された画像のデータが、印刷用の画像のデータとしてRAM103に記憶される(更新される)。その後、処理は、ステップS71に戻り、それ以後の処理が繰り返し実行される。
ステップS74において、操作終了が指令されていないと判定された場合、処理は、ステップS76に進み、制御部は、編集処理を開始してからの時間である編集時間が制限時間(例えば、3分)を経過したか否か、または、終了が指示されたか否かを判定する。具体的には、制御部101は、不図示のタイマを用いて編集処理を開始してからの時間(ステップS71の処理を開始してからの時間)である編集時間を計時し、その編集時間が制限時間を経過したか否かを判定する。また、モニタ116に表示される編集処理の終了を行うためのアイコンなどが、ユーザからのタッチペン26を介した操作入力により選択された場合に、制御部101は、編集処理の終了が指令されたと判定する。
ステップS74において、編集時間が制限時間を経過していない、および、編集処理の終了が指令されていないと判定された場合、処理は、ステップS72に戻り、再度ユーザの編集入力を行わせる。
一方、ステップS76において、編集時間が制限時間を経過した、または編集処理の終了が指令されたと判定した場合、編集受付処理は終了し、図9のステップS52に進むことになる。
このようにして、ユーザが選択した画像に対してユーザの所望の編集が行われる。
次に、図11のフローチャートを参照して、図6のステップS16の印刷処理の詳細について説明する。
ステップS111において、制御部101は、図9のステップS54において、RAM103に記憶された分割モードを読み出し、ステップS112に進む。
ステップS112において、制御部101は、ヘッダ部142を制御し、図10のステップS75において、RAM103に保存された印刷用の画像データを、ステップS111で読み出された分割モードに基づいて印刷領域に割り当て、ステップS113に進む。
ステップS113において、制御部101は、ヘッダ部142を制御し、編集画像をシール紙162に印刷して出力する。これにより、写真シール紙排出口33からシール紙162が排出される。
このようにして、ユーザの好みに応じたスタンプ画像が配置された写真シールが提供される。
なお、上述した一連の処理をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは問わない。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータなどに、通信部105を介して接続されるネットワークや光ディスクなどにより構成されるリムーバブルメディア107からインストールされる。
また、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用した写真シール販売機の全体の構成例を示す斜視図である。 図1の写真シール販売機の内部構成例を示すブロック図である。 撮影用のカメラの詳細な構成例を示す断面図である。 撮影ユニットの構成例を示す図である。 撮影ユニットの別の構成例を示す図である。 ゲーム処理を説明するフローチャートである。 撮影処理を説明するフローチャートである。 撮影処理を説明するフローチャートである。 編集処理を説明するフローチャートである。 編集受付処理を説明するフローチャートである。 印刷処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 写真シール販売機
21 カメラ
22 カメラ
23 撮影画像表示用モニタ
25 ディスプレイ
26 タッチペン
27 操作入力部
101 制御部
103 RAM
104 記憶部
107 リムーバブルメディア
211 撮影用レンズ
213 可動ミラー
214 フォーカルプレーンシャッタ
215 撮像素子

Claims (7)

  1. 被写体であるユーザを撮影する第1の撮影手段と、
    前記第1の撮影手段の近傍に設けられ、前記被写体を撮影する第2の撮影手段と、
    前記第1の撮影手段および前記第2の撮影手段の近傍に設けられ、前記第1の撮影手段により撮影された静止画像または前記第2の撮影手段により撮影された動画像を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の撮影手段により撮影された前記被写体の複数の画像を表示する第2の表示手段と、
    前記第2の表示手段に表示された画像を写真シールに印刷する印刷手段と
    を備えることを特徴とする写真シール販売機。
  2. 前記第2の表示手段により表示された前記画像に対して合成する所定の画像または任意の画像を入力する入力手段をさらに備え、
    前記印刷手段は、前記入力手段により入力された前記所定の画像または任意の画像が前記第2の表示手段に表示された前記画像上に合成された画像を写真シールに印刷する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール販売機。
  3. 前記第2の撮影手段は、前記第1の撮影手段とは異なる撮影方式を有する
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の写真シール販売機。
  4. 前記第1の撮影手段は、メカニカルシャッタ機構を有するデジタルカメラとして構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の写真シール販売機。
  5. 前記第1の撮影手段は、一眼レフ方式のデジタルカメラである
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の写真シール販売機。
  6. 写真シール販売機の写真シール作成方法であって、
    第1の撮影手段により被写体であるユーザを撮影する撮影ステップと、
    前記第1の撮影手段、および前記第1の撮影手段の近傍に設けられ前記被写体を撮影する第2の撮影手段の近傍に設けられた表示手段に、前記第1の撮影手段により撮影された静止画像または前記第2の撮影手段により撮影された動画像を表示する第1の表示ステップと、
    前記撮影ステップの処理により撮影された前記被写体の複数の画像を表示する第2の表示ステップと、
    前記第2の表示ステップの処理により表示された画像を写真シールに印刷する印刷ステップと
    を含むことを特徴とする写真シール作成方法。
  7. 写真シール作成処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    第1の撮影手段による被写体であるユーザの撮影を制御する撮影制御ステップと、
    前記第1の撮影手段、および前記第1の撮影手段の近傍に設けられ前記被写体を撮影する第2の撮影手段の近傍に設けられた表示手段に、前記第1の撮影手段により撮影された静止画像または前記第2の撮影手段により撮影された動画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、
    前記撮影制御ステップの処理により撮影された前記被写体の複数の画像の表示を制御する第2の表示制御ステップと、
    前記第2の表示制御ステップの処理により表示された画像の写真シールへの印刷を制御する印刷制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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