以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明を適用した写真シール販売機1の実施の形態の外観構成例を示す斜視図を示している。図1の写真シール販売機1は、主に筐体11、背景ユニット12、およびフレーム14により構成されている。
図1の写真シール販売機1のフレーム14は、直方体に形成されており、筐体11、背景ユニット12とそれぞれ接合されている。図1に示されるように、筐体11は、その背面(面11−3)が、フレーム14が構成する直方体の各面の内、右奥の面となるように配置される。背景ユニット12は、筐体11の正面(面11−1)と対向する面(図1中手前の面)に配置される。
図2は、図1の写真シール販売機1を、上から見た図である。筐体11の正面11−1に接する空間であって、筐体11と背景ユニット12の間の空間は、撮影空間91とされ、撮影空間91において被写体となるユーザの画像の撮影が行われる。また、筐体11の背面11−3に接する図中上側の空間は、編集空間92とされ、編集空間92において、後述する編集ユニット71を利用して撮影空間91で撮影された画像の編集(落書きなど)が行われる。さらに、筐体11の右側面11−2に接する図中右側の空間は、事後接客空間93とされ、事後接客空間93において、撮影空間91で撮影された撮影画像に対して編集空間29で編集がなされた編集画像に基づく写真シールが、シール紙の排出口86から排出され、ユーザに提供される。
すなわち、写真シール販売機1は、撮影、編集、印刷を分けて3箇所(撮影空間91乃至事後接客空間93)で接客(3重接客)を行うように構成されている。例えば、図2の例では、3組の顧客(ユーザ)に対して同時に接客が行われている。第1組目のユーザであるユーザA1とユーザB1は、撮影空間91において自分自身を被写体として撮影を行っている。同時に、編集空間92においては、第2組目のユーザA2とユーザB2が編集を行っており、同時に、事後接客空間93においては、第3組目のユーザA3とユーザB3が、写真シールが印刷され、排出口86から排出される(提供される)のを待っている。なお、このときの待ち時間を利用して、事後接客用モニタ80にゲームなどを行うための画像が表示され、ユーザA3とユーザB3は、事後接客用モニタ80を操作してゲームなどを楽しむこともできる。
ユーザA3とユーザB3が、排出口86から排出された写真シールを受け取って退出すると、画像の編集を終えたユーザA2とユーザB2は、矢印に沿って編集空間92から事後接客空間93に移動する。また、撮影を終えたユーザA1とユーザB1は、矢印に沿って図中左側より撮影空間91から退出し、編集空間92に移動する。そして、ユーザA1とユーザB1が撮影空間91から退出したのを確認して、それまで待機していた新たなユーザA0とB0が図中右側より撮影空間91に入場する。
このように、写真シール販売機1は、多重接客(この例では3重接客)を行うことで、回転率を上げるように構成されており、撮影空間91においてユーザが撮影に費やすことができる時間(撮影時間)、編集空間92においてユーザが編集に費やすことができる時間(編集時間)は、それぞれ予め設定された限られた時間となっている。
写真シール販売機1を、実際に娯楽施設などに設置する場合、図3に示されるように、天井部21、カーテンフレーム22、およびカーテンフレーム25が設置される。そして、天井部21に沿って、撮影空間91を覆うように、カーテン24−1および24−2が取り付けられ、カーテンフレーム22に沿って、編集空間92を覆うように、カーテン23−1乃至23−3が取り付けられ、カーテンフレーム25に沿って、事後接客空間93を覆うように、カーテン26−1乃至26−3が取り付けられる。
図4は、図1の筐体11の正面11−1側の構成例を示す図である。上述したように、筐体11の正面11−1は、撮影空間91に接する面であり、被写体(ユーザ)を撮影するための各種の機器が設置されている。
図中中央には、被写体の画像を撮影するカメラ33およびカメラ33により撮影される画像を取り込んで動画像として表示する画像表示用モニタ34を内蔵する撮影ユニット32が設けられており、撮影ユニット32は、左右2本のガイドレールである、ガイドレール35Aおよび35B(特に区別する必要が無い場合、単にガイドレール35と称する)に沿って矢印36の方向に移動可能となるように構成されている。なお、撮影ユニット32の動き(移動のようす)については、図5を参照して後述する。
撮影ユニット32の周囲には、カメラ33が被写体の静止画像を撮影するとき、いわばストロボとなって光を照射する6つの照明部31−1乃至31−6が配置されている。また、図中上側の左右両端に、撮影空間内にいるユーザに風を送るためのファン40Aとファン40Bが設けられている。
図中下側の左右両端には、撮影空間内にいるユーザに撮影方法を案内する音声などを出力するスピーカ38Aとスピーカ38Bが設けられており、スピーカ38Aのやや上側に、硬貨投入口39が設けられている。ユーザが所定の代金を硬貨投入口39に投入すると、撮影作業が開始される。硬貨投入口39に投入された代金のつり銭や確認できない硬貨が投入された場合、そのつり銭や確認できない硬貨は、硬貨投入口39から返却される。
照明部31−6の右側には、操作入力部37が設けられている。操作入力部37は、例えば、タッチパネルを内蔵するディスプレイとして構成され、ディスプレイに表示される各種の選択に対して、決定するときに操作される「○ボタン」、決定したものをキャンセルするときに操作される「×ボタン」、またカーソルなどを上下左右に移動するときに操作される「矢印ボタン」などが適宜配置される。
図5は、撮影ユニット32の動きを説明する図であり、撮影ユニット32を、図4に対して90度右方向からみた図である。上述したように、撮影ユニット32は、ガイドレール35に沿って移動可能となるように構成されており、ガイドレール35は、その中央付近が図中右側に反った弧状の形状とされている。すなわち、撮影ユニット32が上方向に移動すると、撮影ユニット32に搭載されるカメラ33(のレンズ)は、序々に下側を向くようになり、撮影ユニット32が下方向に移動すると、撮影ユニット32に搭載されるカメラ33(のレンズ)は、序々に上側を向くことになる。撮影ユニット32は、例えば、操作入力部37を介して入力される指令(選択)に基づいて、中央、上、下の3つの位置に移動する。
図5Aは、撮影ユニット32が中央に位置する状態(初期状態)であり、この状態のとき、カメラ33は、光軸62Aを中心とする光により構成される像を撮像する。以後、この状態(位置)をカメラ位置Aと称する。すなわち、図5Aのカメラ位置Aにおいては、被写体であるユーザを正面中央(例えば、ユーザの視線とほぼ同じ高さ)から見た画像が撮影されることになる。
図5Bは、撮影ユニット32が図5Aの場合より上に位置する(移動した)状態であり、この状態のとき、カメラ33は、光軸62Bを中心とする光により構成される像を撮像する。以後、この状態(位置)をカメラ位置Bと称する。すなわち、図5Bのカメラ位置Bにおいては、被写体であるユーザを正面上側(例えば、ユーザを上から見下ろす位置)から見た画像が撮影されることになる。
図5Cは、撮影ユニット32が図5Aの場合より下に位置する(移動した)状態であり、この状態のとき、カメラ33は、光軸62Cを中心とする光により構成される像を撮像する。以後、この状態(位置)をカメラ位置Cと称する。すなわち、図5Cのカメラ位置Cにおいては、被写体であるユーザを正面下側(例えば、ユーザを下から見上げる位置)から見た画像が撮影されることになる。
このように、写真シール販売機1においては、カメラ位置A乃至Cの、それぞれ異なるカメラ位置から画像を撮影することができ、その結果、変化に富んだ写真シールを提供することができる。
さらに、写真シール販売機1においては、被写体の写りを変化させる撮影モードが複数設けられており、例えば、操作入力部37を介してユーザに撮影モードを選択させ、選択された撮影モードに応じて、照明部31−1乃至31−6の光量が変化したり、また、選択された撮影モードに応じて、背景ユニット12に格納される背景のカーテンが引き出されるようになされている。その結果、より変化に富んだ写真シールを提供することができる。
なお、撮影空間91の広さは、被写体(ユーザ)の顔だけでなく、撮影時にユーザがとったポーズなどを認識できる画像を撮影できる程度に、ユーザのほぼ全身を撮影可能なように充分な広さがとられている。
図6は、編集空間92(図1の筐体11の背面11−3)に配置される編集ユニット71の構成例を示す図である。同図に示されるように、編集ユニット71は、編集される画像を表示する編集入力用モニタ72、編集入力を行うためのタッチペン73−1および73−2、ならびに編集方法や残り時間の案内などの音声を出力するスピーカ74−1および74−2により構成されている。
編集用モニタ72には、例えば、タッチパネルが重畳されており、ユーザは、表示されている画像(撮影空間91において撮影された画像)に対し、任意の文字や図形などを、ディスプレイ25の近傍に設置されたタッチペン73−1または73−2を利用して書き込む(入力する)。このタッチペン73−1および73−2は、専用の止め具を用いて、着脱可能に設置されている。
図7は、写真シール販売機1(筐体11)の内部の構成例を示すブロック図である。
写真シール販売機1の制御部101には、カメラ33、画像表示用モニタ34、操作入力部37、編集ユニット71、事後接客用モニタ80、撮影ユニット駆動制御部131、サンプル画像記憶部132の他に、ROM(Read Only Memory)102、およびRAM(Random Access Memory)103、記憶部104、通信部105、ドライブ106、硬貨処理部111、発光制御部112、音声出力部113、カーテン部115、編集・設定モニタ用GUI制御部121、およびプリンタユニット131が接続されており、各部は、制御部101により制御される。
カメラ33は、制御部101の制御により、例えば、CCD(Charge-Coupled Devices)イメージセンサ等の撮像素子により被写体(ユーザ)のを撮影し、撮影の結果得られる画像のデータを、ライブビュー画像として制御部101に供給する。なお、ライブビュー画像は、通常、動画像として画像表示用モニタ34に表示される。
画像表示用モニタ34は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部101から供給されるライブビュー画像信号(RGB信号)に基づいて、被写体の画像を動画像としてリアルタイムで表示する。また、撮影時に画像表示用モニタ34には、必要に応じてサンプル画像記憶部132に記憶されているサンプル画像が表示される。さらに、画像表示用モニタ34には、必要に応じてカメラ33により撮影された静止画像も表示される。
サンプル画像記憶部132には、例えば、図5A乃至Cに示される複数のカメラ位置、または複数の撮影モードなどのそれぞれに対応する「お勧めポーズ」(後述)の画像など、ユーザが撮影の参考にできるサンプル画像が記憶されている。「お勧めポーズ」は、選択されたカメラ位置または撮影モードにおいて、より写りをよくするポーズとされ、例えば、実際にそのポーズをとったモデルを撮影した画像などが、サンプル画像記憶部132に複数記憶されており、制御部101の指令に基づいて、サンプル画像記憶部132から読み出された「お勧めポーズ」の画像が、画像表示用モニタ34に表示される。
ユーザは、画像表示用モニタ34に表示されたライブビュー画像(通常、ユーザ自身の画像)を確認するとともに、「お勧めポーズ」の画像を参考にして撮影ポーズを決定し、操作入力部37を操作し、撮影を指令する。撮影が指令されると、制御部101は、カメラ33を制御して被写体の静止画像を撮影し、後述するようにRAM103に保存する。
操作入力部37は、例えば、上述したようなディスプレイ、各種のボタンなどにより構成されており、ユーザからの操作入力を受け付ける。操作入力部37は、ユーザからの操作入力として、例えば、上述したカメラ位置、撮影モードの選択、または撮影開始指令等の入力などを受け付け、それらの操作入力の内容を表す信号を制御部101に供給する。
撮影ユニット駆動制御部131は、制御部101の指令に基づいて、操作入力部37を介して入力されるユーザが選択したカメラ位置に対応する位置(カメラ位置A乃至カメラ位置C)に撮影ユニット32を移動させる。
編集ユニット71には、制御部101より供給される(編集・設定モニタ用GUI制御部121より制御部101を介して供給される)画像を表示する編集入力用モニタ72と、編集入力用モニタ72の表面に重畳された透明のタッチパネルが含まれる。すなわち、編集ユニット71は、ユーザが、編集入力用モニタ72に表示された画像を参照しながら、その画像に対して(実際には、表面のタッチパネルに対して)タッチペン73−1または73−2を操作して、任意の文字や図形などを、編集入力用モニタ72に表示された画像に対して入力することができるようになされている。
制御部101は、ROM102に記憶されているプログラムかデータ、または記憶部104に記憶され、RAM103にロードされたプログラムかデータにしたがって、写真シール販売機1の各部を制御し、写真シール販売機1全体の動作、処理を制御する。
ROM102には、例えば、制御部101により実行されるプログラムや装置の製造時に書き込まれた初期設定データが記憶される。RAM103には、制御部101の作業中のデータや、記憶部104によりロードされたプログラムやデータを記憶するとともに、各部においてユーザが行った選択、指令等を一時記憶する。
記憶部104は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成され、制御部101により制御されて写真シール販売機1のゲームにおける設定情報等のデータ、およびプログラム等を保存する。また、記憶部104は、シール紙162を印刷するために必要な選択画像の枚数等の設定情報を記憶する。さらに、記憶部104には、撮影空間91において撮影された画像のデータも記憶される。
また、制御部101には、ドライブ106も接続されている。ドライブ106には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、および、半導体メモリなどのリムーバブルメディア107が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムやデータが、必要に応じて記憶部104に保存されたり、インストールされる。
硬貨処理部111は、例えば、図4の硬貨投入口39から投入された硬貨の金額を検出し、所定の代金が投入されたと判定した場合、後述するゲーム処理の起動信号を制御部101に供給する。また、硬貨処理部111は、例えば、硬貨投入口39から所定の代金より多い金額の硬貨が投入された場合、つり銭の金額を算出し、算出したつり銭の硬貨を硬貨投入口39に排出する処理を行う。
発光制御部112は、制御部101に制御され、照明部31−1乃至31−6の発光を制御し、各照明部に撮影空間91の内部を所定の明るさで照明させるとともに、撮影画像が取得されるタイミングに合わせて、ストロボ光を出射させる。
音声出力部113は、制御部101より供給されるデジタルデータの音声情報に所定の補正を施した後、それをアナログ信号である音声信号に変換し、それをスピーカ38Aおよび38B、またはスピーカ74−1および74−2に出力する。各スピーカは、供給される音声信号に対応する音声を出力する。
カーテン部115は、背景ユニット12に格納されている複数の背景カーテン(図示せず)の動作を制御し、背景制御部116の制御により駆動される。背景制御部116は、制御部101の制御に基づいて、ユーザが選択した撮影モードに対応する背景カーテンを、撮影時に背景となるような位置に移動させる(例えば、背景ユニット12の上部に格納されている背景カーテンを下方向に引き出す)ようにカーテン部115の駆動を制御する。
編集・設定モニタ用GUI制御部121は、制御部101に制御され、編集入力用モニタ71に表示させるGUI(Graphical User Interface)画像データを生成し、制御部101を介して供給し、そのGUI画像データに対応するGUI画像を表示させる。
事後接客用モニタ80は、例えば、タッチパネルなどを内蔵するディスプレイとして構成され、制御部101の制御に基づいて、例えば、ゲームなどを行うための画像を表示する。
プリンタユニット131は、IDタグリーダ/ライタ141とヘッダ部142から構成される。IDタグリーダ/ライタ141は、シール紙ユニット151に付加されているIDタグ161に記憶されている識別情報を接触、または非接触により読み出し、制御部101に通知する。制御部101は、IDタグリーダ/ライタ141から通知された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット151が、写真シール販売機1において使用可能なユニットであるか否かを判定し、使用可能なユニットであると判定したときのみ、その使用を可能にする。制御部101は、写真シール販売機1において使用可能とされるシール紙ユニット151の識別情報を管理している。
これにより、写真シール販売機1に対応していない(純正のものでない)シール紙162が利用されるのを防止することができる。また、IDタグ161により、シール紙162の残量等も管理される。なお、シール紙ユニット151が純正のものであるか否かは、シール紙ユニット151にプリントされているバーコード、シール紙とセットで使用されるIC(Integrated Circuit)カードなどにより確認するようにしてもよいし、あるいは、シール紙ユニット151の寸法、形状などにより、機械的に装填可能とすることで確認するようにしてもよい。
ヘッダ部142は、制御部101の制御により、シール紙ユニット151に予めセットしてあるシール紙162上に、編集画像(データ)を印刷する。なお、シール紙162は、例えばロール状に巻かれた状態で、シール紙ユニット151内に収められており、制御部101は、シール紙ユニット151を制御して、このロール状に巻かれたシール紙162から必要な長さ分だけ紙を引き出させ、ヘッダ部142に、その引き出された部分に印字させることにより、編集画像を印刷させる。制御部101は、編集画像が印刷された部分のシール紙162をロールから切り離し、シール紙排出口86から排出して、ユーザに提供する。
シール紙ユニット151は、写真シール販売機1から着脱可能になっており、内部にシール紙162を装填し、またIDタグリーダ/ライタ141が識別情報を読み取り可能な所定の位置に、IDタグ161が付加されている。IDタグ161は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカードのメモリにより構成され、識別情報として固有のIDを記憶する。即ち、シール紙ユニット151に付加されているIDタグ161には、個々のシール紙ユニット151を識別する識別情報等を管理するIDが書き込まれている。なお、IDタグ161は、シール紙162と一体にし、分離不可とするようにしてもよい。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7の制御部101が実行するゲーム処理の一例を説明する。
制御部101は、ゲーム処理を開始する前、画像表示用モニタ34に、ゲーム待機画面を表示させている。このゲーム待機画面には、例えば、「コインを入れて遊んでね!」などのメッセージが表示される。
ステップS11において、制御部101は、硬貨処理部111からの、ゲーム処理を起動するための起動信号に基づいて、所定の代金の硬貨が硬貨投入口39から投入されたか否かを判定する。具体的には、硬貨処理部111は、硬貨投入口39から投入された硬貨の金額を検出し、所定の代金以上の硬貨が投入されると、ゲーム処理の起動を指令する起動信号を制御部101に供給する。なお、硬貨投入口39から所定の代金より多い金額の硬貨が投入された場合、硬貨処理部111は、つり銭の金額を算出し、算出したつり銭の硬貨を硬貨投入口39に排出する処理を行う。そして、制御部101は、起動信号が供給されたか否かを判定することにより、所定の代金の硬貨が投入されたか否かを判定する。ステップS11において、所定の代金の硬貨が硬貨投入口39に投入されていないと判定された場合、制御部101は、所定の代金の硬貨が硬貨投入口39から投入されたと判定するまで待機する。
ステップS11において、所定の代金の硬貨が硬貨投入口39から投入されたと判定された場合、ステップS12に進み、制御部101は、ユーザ(被写体)を撮影する撮影処理を行う。この撮影処理の詳細は、後述する図9と図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS13において、制御部101は、ステップS12の処理により撮影されて得られた撮影画像を編集する編集処理を行う。この編集処理の詳細は、後述する図13のフローチャートを参照して説明する。
ステップS14において、制御部101は、ステップS13の処理により編集されて得られた編集画像をシール紙162に印刷する印刷処理を行い、処理を終了する。この印刷処理の詳細は、後述する図17のフローチャートを参照して説明する。
次に、図9と図10のフローチャートを参照して、図8のステップS12の撮影処理の詳細について説明する。
ステップS51において、制御部101は、図11を参照して後述する撮影準備処理を実行する。これにより、操作入力部37を介してユーザの指令が入力され、カメラ位置や撮影モードの設定などが行われる。また、このとき設定された撮影モードとカメラ位置に対応して、後述する「お勧めポーズ」などのサンプル画像が画像表示用モニタ34に表示される画像に合成されて表示され、ユーザは、画像表示用モニタ34に表示された「お勧めポーズ」を参考にしてポーズをとることができる。
ステップS51の処理の後、ステップS52において、制御部101は、所定の時間が経過したか否か、または、ユーザにより操作入力部37の撮影開始ボタンが操作されたか否かを判定し、所定の時間が経過した、または、ユーザにより撮影開始ボタンが操作されたと判定するまで待機する。
ステップS52において所定の時間が経過した、または、ユーザにより撮影開始ボタンが操作されたと判定された場合、制御部101は、ステップS53に進み、例えば、操作入力部37を構成するディスプレイ上に、カウントダウンインジケータを表示させるとともに、スピーカ38Aおよび38Bからカウントダウンの音声を出力し、画像の撮影を行う。
ステップS54において、制御部101は、ステップS53で撮影された画像を記憶部104に保存し、ステップS55において、操作入力部37のディスプレイまたは画像表示用モニタ34上にその画像を表示する。
ステップS56において、制御部101は、残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ予め設定された撮影可能時間内か否かを判定し、残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ予め設定されている撮影可能時間内であると判定した場合、ステップS53に戻り、それ以後の処理を繰り返し実行する。
ステップS56において、残り撮影可能枚数が0枚であると判定された場合、制御部101は、ステップS57に進み、編集空間92において編集可能か否かを判定する。
例えば、他のユーザが編集空間92を利用している場合、ステップS57において、編集空間92において編集可能ではないと判定され、処理はステップS58に進む。ステップS58において、制御部101は、画像表示用モニタ34に待機画面を表示させることにより、ユーザに待機を促す。
一方、ステップS57において、編集空間92において編集可能であると判定された場合、処理はステップS59に進む。ステップS59において、制御部101は、画像表示用モニタ34に編集空間92への案内を表示させることにより、ユーザに対して編集空間92への移動を促す。また、このとき編集空間へ案内する音声が、スピーカ38Aおよび38Bから出力される。
このようにして、限られた時間の中で写真シールのもととなる画像の撮影が行われる。
次に、図11のフローチャートを参照して、図9のステップS51の撮影準備処理の詳細について説明する。
ステップS81において、制御部101は、撮影モードの選択を受け付ける。例えば、操作入力部37のディスプレイに表示される複数の種類の撮影モードの中からユーザが所望の撮影モードを、ボタンなどを押下して選択することにより、撮影モードの選択が行われる。
ステップS82において、制御部101は、撮影モードが選択されたか否かを判定し、選択されたと判定されるまで待機する。ステップS82において、撮影モードが選択されたと判定された場合、処理は、ステップS83に進む。
ステップS83において、制御部101は、カメラ位置の選択を受け付ける。例えば、操作入力部37のディスプレイに表示される図5のカメラ位置A乃至Cを表す情報の中からユーザが所望のカメラ位置を表す情報を、ボタンなどを押下して選択することにより、カメラ位置の選択が行われる。
ステップS84において、制御部101は、カメラ位置が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定されるまで待機する。ステップS84において、カメラ位置が選択されたと判定された場合、処理は、ステップS85に進む。
ステップS85において、撮影ユニット駆動制御部131は、制御部101からの指令に基づいて、ステップS83の処理で選択されたカメラ位置に対応する位置に、撮影ユニット32を、ガイドレール35に沿って移動させる。
ステップS86において、制御部101は、サンプル画像記憶部132から、ステップS81の処理で選択された撮影モードと、ステップS83の処理で選択されたカメラ位置に対応する「お勧めポーズ」の画像を読み出す。
ステップS87において、制御部101は、ステップS86の処理で読み出された「お勧めポーズ」の画像を、画像表示用モニタ34に表示させる。
図12A乃至Cは、このとき表示される画像の例を示す図である。「お勧めポーズ」画像は、上述したように、実際にそのポーズをとったモデル(例えば、ファッション雑誌などのモデル)を撮影した画像であり、複数の「お勧めポーズ」画像が予めサンプル画像記憶部132にサンプル画像として記憶されている。この例では、図12A乃至Cの画像が「お勧めポーズ」として表示されている。図12Aは、カメラ位置Aにおける所定の撮影モードに対応する「お勧めポーズ」画像であり、被写体となるモデル2人が、正面ほぼ中央の、被写体と向かい合うような位置から撮影されている。図12Bは、カメラ位置Bにおける所定の撮影モードに対応する「お勧めポーズ」画像であり、被写体となるモデル2人が、正面上方向の、被写体を見下ろすような位置から撮影されている。図12Cは、カメラ位置Cにおける所定の撮影モードに対応する「お勧めポーズ」画像であり、被写体となるモデル2人が、正面下方向の、被写体を見上げるような位置から撮影されている。
なお、この例では、カメラ位置に応じた3種類の「お勧めポーズ」画像を示したが、実際には、カメラ位置と撮影モードとに対応して、より多くの「お勧めポーズ」画像がサンプル画像記憶部132に記憶されており、選択されたカメラ位置と撮影モードとに対応して表示される。
また、「お勧めポーズ」画像は、画像表示用モニタ34において、上端部など一部に表示されるようにしてもよいし、ユーザのライブビュー画像と重なるように半透明の「お勧めポーズ画像」が合成されて表示されるようにしてもよい。あるいはまた、画像表示用モニタ34において、撮影前の数秒間だけ、ライブビュー画像に代わって「お勧めポーズ画像」が表示されるようにしてもよい。
写真シール販売機1を利用するユーザは、照明や背景カーテンなど、いわば写真スタジオなみの設備の整った撮影空間91において撮影された画像に基づいて生成される写真シールとして、通常のスナップ写真などと比較して格段に美しい写真シールのイメージを、無意識のうちに思い描いている(期待している)ことが多く、そのイメージは、例えば、ファッション雑誌のモデルの写真に近いものであったりする。
しかし、実際のファッション雑誌の写真は、専門の写真家が多様な角度(カメラ位置)において、モデルにポーズや表情などをアドバイスするなどして撮影されており、画像表示用モニタ34に表示される自分自身の画像を確認しながら撮影したとしても、ユーザだけでファッション雑誌の写真と同様の写真を撮影することは難しい。まして、比較的利用回数の少ないユーザや初心者にとっては、制限時間が設けられている中で、見栄えのいい大胆なポーズを自らが考えて撮影に臨むのは難しく、写真スタジオ並みの設備の整った撮影空間91において画像を撮影しても、出来上がった写真シールは、通常のスナップ写真とあまり変わらないという印象を、ユーザに抱かれてしまう恐れがある。
そこで、本発明の写真シール販売機1においては、「お勧めポーズ」画像を表示する。これによりユーザは、画像表示用モニタ34に表示された「お勧めポーズ」を参考にして、限られた撮影時間の中でも、見栄えのいい大胆なポーズをとることができる。また、「お勧めポーズ」画像は、選択されたカメラ位置に対応して表示されるので、通常のスナップ写真などの撮影では経験することが少ない、カメラ位置B、カメラ位置Cにおけるポーズも、簡単に決めることができ、短時間でユーザが満足する画像を撮影することができる。その結果、回転率が向上し、運営者(サービス提供者)の収益性が向上するとともに、ユーザは、ファッション雑誌の写真のようなきれいな写真シールを得ることができ、ユーザの満足度が向上する。
また、「お勧めポーズ」画像として、実際にそのポーズをとったモデル(例えば、ファッション雑誌などのモデル)を撮影した画像を表示することで、例えば、モデルの画像ではなくイラスト(図など)で「お勧めポーズ」を表示(提示)する場合などと比較して、ユーザに対して、ポーズだけでなく、写真写りをよくするための表情、化粧、流行の服装などを含めてアドバイス(お勧め)することができる。さらに、ユーザは、モデルを真似てポーズをとることで、大胆なポーズをとっても、自然な雰囲気の写真(画像)を撮影することができ、ユーザの満足度をさらに高めることができる。
次に、図13のフローチャートを参照して、図8のステップS13の編集処理の詳細について説明する。
ステップS101において、制御部101は、図14を参照して後述する編集受付処理を実行する。これにより、撮影画像に対する編集が行われ、編集された画像のデータが生成され、記憶される。
ステップS102において、制御部101は、「分割数を選択してね」というメッセージ(分割数の選択を促すメッセージであれば、これに限定されず、また、メッセージは、スピーカ74より音声出力してもよい)を、編集入力用モニタ72に表示させる。
具体的には、例えば、写真シール販売機1の製造元は、その製造時に、設定情報として分割モード(例えば、8分割と16分割)を記憶部104に記憶させておく。制御部101は、その分割モードを読み出し、編集入力用モニタ72に表示させる。これにより、ユーザは、8分割と16分割のうち好きな分割モード(分割数)を選択することができる。ステップS103において、制御部101は、ユーザによる分割モードの選択を受け付け、ステップS104に進み、ステップS103で選択を受け付けた分割モードを、RAM103に保存し(記憶させ)、ステップS105に進む。
ステップS105において、制御部101は、おまけシールの選択を受け付ける。おまけシールは、シール紙の一部に「おまけ」として印刷される画像のシールであり、このおまけシールの画像として、例えば、撮影空間91において撮影されたユーザ自身の画像(ユーザ画像)、上述した「お勧めポーズ」のモデルの画像、またはユーザ画像とモデル画像の両方の中からいずれかを選択できる。
ステップS106において、制御部101は、ステップS105の処理において受け付けられたおまけシールの選択内容を判定する。上述したおまけシールの画像として、ユーザ画像が選択されたと判定された場合、処理は、ステップS107に進み、制御部101は、記憶部104からユーザの画像(編集前の画像でも、編集後の画像でもよい)を読み出す。おまけシールの画像として、モデル画像が選択されたと判定された場合、処理は、ステップS108に進み、制御部107は、サンプル画像記憶部132からモデル画像(例えば、撮影時に表示された「お勧めポーズの画像」)を読み出す。また、おまけシールの画像として、ユーザ画像とモデル画像の両方(ユーザ画像+モデル画像)が選択されたと判定された場合、処理は、ステップS109に進み、制御部107は、サンプル画像記憶部132からユーザ画像とモデル画像とを読み出す。
ステップS107またはS108の処理の後、処理は、ステップS109に進み、制御部101は、ステップS107またはS108の処理で読み出された画像を、おまけシール画像としてRAM103に記憶する。
このようにして、編集処理が行われ、おまけシールの画像が選択される。
次に、図14のフローチャートを参照して、図13のステップS101の編集受付処理の詳細について説明する。
ステップS131において、制御部101は、撮影空間91において撮影された画像を、記憶部104から読み出して編集入力用モニタ72に表示させ、タッチペン73−1または73−2の操作に基づいて、編集される対象画像をユーザに選択させる。
図15は、このとき編集入力用モニタ72に表示される画像の例を示す図である。同図に示されるように、編集される画像は、編集用のGUI(Graphical User Interface)220として表示され、ペン、スタンプ等の、撮像画像に対する落書きツールを選択する各種のボタン群が設けられた落書きツール表示部221、落書き編集作業を終了する終了ボタン224、編集処理の残り時間を示す残り時間表示部225、落書き編集の対象となる撮像画像を表示する落書き対象画像表示領域226、並びに、落書き編集が行われる撮像画像に関する情報を表示する画像情報表示欄227により構成される。
画像情報表示欄227は、現在、落書き対象画像表示領域226に表示されている画像の番号(またはサムネイルの画像)を示す画像番号表示部228、ユーザが操作することにより、対応する画像が落書き対象画像表示領域226に表示される画像指定のサムネイル229A乃至229Dが設けられている。なお、実際には、サムネイル229A乃至229Dには画像番号に対応する画像(落書き対象画像)を縮小した画像が表示される。以下において、サムネイル229A乃至229Dを区別する必要のない場合、サムネイル229と称する。
各サムネイル229には、撮影空間91で撮影された画像が、例えば、撮影順等に従って、1つずつ割り当てられている。ユーザがこのサムネイル229を操作する(例えば、サムネイル229にタッチペン73で触れることによりサムネイル229をボタンとして操作する)と、操作されたサムネイル229に対応する撮像画像が落書き対象画像表示領域226に表示される。各サムネイル229には、互いに異なる番号(画像番号)の画像が表示されており、ユーザがこのサムネイル229を操作し、そのサムネイル229に対応する撮像画像が落書き対象画像表示領域226に表示されると、そのサムネイル229に表示されている画像が、画像番号表示部228に表示される。ステップS131における編集対象画像の選択はこのようにして行われる。
落書き対象画像表示領域226に表示された画像に対して、ユーザは、タッチペン73−1または73−2を用いて、落書きツール表示部221を操作し、落書きツールを選択する等してから、落書き編集入力を行う。
この例では、落書きツールとしての「ペン」には、「ラメ」、「立体」、「モノクロ」、「カラフル」のように「ペン」の種類を表すボタンが4つ表示されている。ユーザは、所望のボタンを選択することにより、タッチペン73−1または73−2を、選択されたボタンに対応する落書きツールとして利用することができる。
また、落書きツールとしての「スタンプ」には、「ハート」、「キラキラ」、「コロコロ」、「リアル」、「落書きサイン」、「ロゴ」のように「スタンプ」の種類を表すボタンが6つ表示されている。ユーザは、所望のボタンを選択することにより、タッチペン73−1または73−2を、選択されたボタンに対応する落書きツールとして利用することができる。
例えば、「落書きサイン」は、例えば、上述した「お勧めポーズ」のモデルがよく使う手書きのサインなどの画像であり、「落書きサイン」が選択された場合、タッチペン73−1または73−2は、図16Aに示されるような模様を入力するスタンプとなる。
また、「ロゴ」は、例えば、上述した「お勧めポーズ」のモデルがよく身に付けている服飾品のブランドのロゴマークなどの画像であり、「ロゴ」が選択された場合、タッチペン73−1または73−2は、図16Bに示されるような模様を入力するスタンプとなる。
ユーザは、タッチペン73−1または73−2を操作して、例えば図16Aまたは図16Bに示されるような画像を、撮影空間91において「お勧めポーズ」画像を参考にして撮影した自分自身の画像である画像226に自由に書き込むことができる。その結果、自分が、あたかもファッション雑誌のモデルになったような画像を作成(編集)することができ、ユーザの満足度が向上する。
ステップS132において、制御部101は、タッチペン73−1または73−2の操作に応じた編集入力を受付ける。ステップS133において、制御部101は、ステップS132の処理で編集された画像を編集入力用モニタ72に表示する。
ステップS134において、制御部101は、操作終了が指令されたか否かを判定する。ステップS134において、操作終了が指令されたと判定された場合、処理は、ステップS135に進み、ステップS133の処理で表示されている編集された画像のデータが、印刷用の画像のデータとしてRAM103に記憶される(更新される)。その後、処理は、ステップS131に戻り、それ以後の処理が繰り返し実行される。
ステップS134において、操作終了が指令されていないと判定された場合、処理は、ステップS136に進み、制御部は、編集処理を開始してからの時間である編集時間が制限時間(例えば、3分)を経過したか否か、または、終了が指令されたか否かを判定する。具体的には、制御部101は、タイマを用いて編集処理を開始してからの時間(ステップS131の処理を開始してからの時間)である編集時間を計時し、その編集時間が制限時間を経過したか否かを判定する。また、編集入力用モニタ72に表示される編集処理の終了を行うためのボタン224が、ユーザからのタッチペン73−1または73−2を介した操作入力により選択された場合に、制御部101は、編集処理の終了が指令されたと判定する。
ステップS136において、編集時間が制限時間を経過していない、および、編集処理の終了が指令されていないと判定された場合、処理は、ステップS132に戻り、再度ユーザの編集入力を行わせる。
一方、ステップS136において、編集時間が制限時間を経過した、または編集処理の終了が指令されたと判定した場合、編集受付処理は終了し、図13のステップS102に進むことになる。
このようにして、ユーザが選択した画像に対してユーザの所望の編集が行われる。この後、ユーザは、事後接客空間93に移動する。
次に、図17のフローチャートを参照して、図8のステップS14の印刷処理の詳細について説明する。
ステップS171において、制御部101は、図13のステップS104において、RAM103に記憶された分割モードを読み出し、ステップS172に進む。
例えば、分割モードが8分割であったものとすると、シール紙162は、図18に示されるように分割される。図18において、シール紙162の印刷領域における主領域301は、8分割されており、主領域301には、撮影空間91で撮影され、編集空間92で編集されたユーザの画像が8個印刷される。また、シール紙162の印刷領域における副領域302は、2分割されており、主領域302には、上述したおまけシールの画像が2個印刷される。
ステップS172において、制御部101は、ヘッダ部142を制御し、図14のステップS135において、RAM103に保存された印刷用の画像データを、ステップS171で読み出された分割モードに基づいてシール紙162の印刷領域の主領域に割り当て、ステップS173に進む。
ステップS173において、制御部101は、図13のステップS109において、RAM103に保存されたおまけシールの画像データを、ステップS171で読み出された分割モードに基づいてシール紙162の印刷領域の副領域に割り当て、ステップS174に進む。
ステップS174において、制御部101は、ヘッダ部142を制御し、編集画像をシール紙162に印刷して出力する。これにより、写真シール紙排出口86からシール紙162が排出される。
このようにして、ユーザの好みに応じたスタンプ画像が配置された写真シールが提供される。また、おまけシール画像として、モデル画像を選択すれば、自分のポーズと、モデルのポーズとを比較することができ、次回写真シール販売機1を利用するときの参考になるとともに、写真シールに対するユーザの関心を高めることができる。
なお、上述した一連の処理をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは問わない。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータなどに、通信部105を介して接続されるネットワークや光ディスクなどにより構成されるリムーバブルメディア107からインストールされる。
また、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。