JP2006163534A - 交差点進入制御方法及び交差点進入制御システム - Google Patents

交差点進入制御方法及び交差点進入制御システム Download PDF

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和宏 高田
Toshifumi Ota
利文 大田
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Abstract

【課題】 交差点手前の所定領域(危険ゾーン)に進入することを精度良く予測し、信号が黄色表示となる前に事前に走行中の車両の運転者にその旨を知らせ、青色信号の表示時間を増減する、又は車両の速度を増減することにより交差点手前での追突事故を少なくすることができる交差点進入制御方法及び交差点進入制御システムを提供する。
【解決手段】 交差点手前の所定領域に車両が進入する場合、車両が所定領域に進入する前の所定の時点でその旨を報知する交差点進入制御方法において、車両に速度センサを備えており、速度センサの検出値に基づいて車両の走行速度及び交差点までの距離を取得し、取得した走行速度及び交差点までの距離と、交差点の信号機が青色表示を終了する時間情報と、所定領域の位置情報とに基づいて、車両が所定領域に進入するか否かを判断し、車両が所定領域に進入すると判断した場合、交差点の信号機の青色表示時間を増減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交差点に向かって走行している車両が交差点手前の所定領域に進入することを事前に予測し、その車両が実際に所定領域に進入する前にその旨を報知し、信号機の青色表示時間を増減する、又は車両の走行速度を増減することにより、所定領域に侵入しないようにする交差点進入制御方法及び交差点進入制御システムに関する。
交通事故の統計資料によると、交差点付近での事故の件数が相変わらず多く、それらの事故の中で追突事故が占める割合は比較的大きい。追突事故の原因を考える上で、交差点手前の危険ゾーンの存在が重要である。危険ゾーンとは、交差点の信号機で黄色表示がなされた際に、車両が交差点の通過又は交差点手前での停止を安全に行うことができない範囲、換言すれば、信号機が黄色に変更した場合に、交差点手前で停止すべきか、交差点を通過すべきかの判断を運転者が行うことが困難である範囲をいう。
上述した危険ゾーン内を2台の車両が比較的接近して走行している場合、交差点の信号が青色表示から黄色表示に変更した時点で、例えば前の車両の運転者は交差点の手前で停止しようと判断し、後ろの車両の運転者は交差点を通過できると判断し、後ろの車両の運転者が前の車両のブレーキ操作に気がつくのが遅れたときに、追突事故は起こり易い。
斯かる状況の発生を未然に防止すべく、例えば特許文献1では、交差点手前の所定領域(危険ゾーン)に入ることを予測し、信号が黄色表示となる前に事前に走行中の車両の運転者にその旨を知らせることにより、運転者が落ち着いて、交差点手前で停止するか、交差点を通過するかのいずれかを選択することにより選択ミスを減少させる所定領域報知方法が開示されている。
また特許文献2では、交差点手前の所定位置での車両の走行速度に応じて青色信号の表示時間を増減させることにより、信号が黄色表示となっている状態で、運転者に交差点手前で停止するか、交差点を通過するかを選択させることを回避する交通信号制御方法が開示されている。
特開2000−357293号公報 特開2003−331385号公報
しかし、上述した従来の方法では、危険ゾーンに関する情報が車両の運転者に通知されているが、交差点手前の所定位置での走行速度が維持された状態で交差点まで走行することが、危険ゾーンに進入するか否かを判断する前提条件となっており、実際の走行状態との乖離が大きく、判断精度を高く維持することが困難であるという実用上の問題点があった。
また、青色信号の表示時間を増減範囲には限界があり、青色信号の表示時間を調整するだけでは、完全に交差点事故を回避することはできない。さらに、危険ゾーンに侵入する旨の警告表示だけでは、運転者に回避行動を促進することはできるが、実際に回避行動をとるか否かは運転者の判断に委ねられており、完全に交差点事故を回避することはできないという問題点も残されている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、交差点手前の所定領域(危険ゾーン)に進入することを精度良く予測し、信号が黄色表示となる前に事前に走行中の車両の運転者にその旨を知らせ、青色信号の表示時間を増減する、又は車両の速度を増減することにより交差点手前での追突事故を少なくすることができる交差点進入制御方法及び交差点進入制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る交差点進入制御方法は、交差点の信号機と該交差点を通過する速度センサを備えた車両とが情報を送受信することが可能にしてあり、前記交差点手前の所定領域に前記車両が進入する場合、前記車両が前記所定領域に進入する前の所定の時点でその旨を報知する交差点進入制御方法において、前記速度センサの検出値に基づく走行速度及び前記交差点までの距離と、前記交差点の信号機が青色表示を終了する時間情報と、前記所定領域の位置情報とに基づいて、前記車両が前記所定領域に進入するか否かを判断し、前記車両が前記所定領域に進入すると判断した場合、前記交差点の信号機の青色表示時間を増減することを特徴とする。
また、第2発明に係る交差点進入制御方法は、第1発明において、前記交差点の信号機の青色表示時間は、下限時間と上限時間との間で増減することを特徴とする。
また、第3発明に係る交差点進入制御方法は、第1又は第2発明において、前記交差点の信号機の青色表示時間を増減により前記車両が前記所定領域に進入しないようにできるか否かを判断し、前記車両が前記所定領域に進入しないようにできないと判断した場合、前記車両が前記所定領域に進入しないよう前記車両の速度を加減速する指示を送出することを特徴とする。
また、第4発明に係る交差点進入制御方法は、第3発明において、前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の制動装置の動作を制御し、前記車両の速度を減じることを特徴とする。
また、第5発明に係る交差点進入制御方法は、第3発明において、前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の加速装置の動作を制御し、前記車両の速度を増大することを特徴とする。
また、第6発明に係る交差点進入制御方法は、第3発明において、前記車両が前記所定領域に進入しないと判断した場合、前記車両の速度を略一定にする指示を送出することを特徴とする。
また、第7発明に係る交差点進入制御方法は、第1乃至第6発明のいずれか1つにおいて、前記車両に記憶手段を備え、前記車両が前記交差点の信号機の黄色表示時間経過後に該交差点を通過した場合、その旨を示す情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
また、第8発明に係る交差点進入制御システムは、交差点の信号機と該交差点を通過する車両とが情報を送受信することが可能にしてあり、前記交差点手前の所定領域に前記車両が進入する場合、前記車両が前記所定領域に進入する前の所定の時点でその旨を報知する交差点進入制御システムにおいて、前記車両に、走行速度を検出する速度センサを備え、該速度センサの検出値に基づく前記車両の走行速度及び前記交差点までの距離と、前記交差点の信号機が青色表示を終了する時間情報と、前記所定領域の位置情報とに基づいて、前記車両が前記所定領域に進入するか否かを判断する手段と、該手段で前記車両が前記所定領域に進入すると判断した場合、前記交差点の信号機の青色表示時間を増減する手段とを備えることを特徴とする。
また、第9発明に係る交差点進入制御システムは、第8発明において、前記交差点の信号機の青色表示時間は、下限時間と上限時間との間で増減するようにしてあることを特徴とする。
また、第10発明に係る交差点進入制御システムは、第8又は第9発明において、前記交差点の信号機の青色表示時間を増減により前記車両が前記所定領域に進入しないようにできるか否かを判断する手段と、該手段で前記車両が前記所定領域に進入しないようにできないと判断した場合、前記車両が前記所定領域に進入しないよう前記車両の速度を加減速する指示を送出する手段とを備えることを特徴とする。
また、第11発明に係る交差点進入制御システムは、第10発明において、前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の制動装置の動作を制御し、前記車両の速度を減じるようにしてあることを特徴とする。
また、第12発明に係る交差点進入制御システムは、第10発明において、前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の加速装置の動作を制御し、前記車両の速度を増大するようにしてあることを特徴とする。
また、第13発明に係る交差点進入制御システムは、第10発明において、前記車両が前記所定領域に進入しないと判断した場合、前記車両の速度を略一定にする指示を送出する手段を備えることを特徴とする。
また、第14発明に係る交差点進入制御システムは、第8乃至第13発明のいずれか1つにおいて、前記車両に記憶手段を備え、前記車両が前記交差点の信号機の黄色表示時間経過後に該交差点を通過した場合、その旨を示す情報を前記記憶手段に記憶する手段を備えることを特徴とする。
第1発明及び第8発明では、車両の走行速度は、車両に備えている速度センサにより検出し、走行速度の変動も考慮して、交差点の信号機が青色表示を終了する時間との関係から車両が所定領域(危険ゾーン)に進入するか否かを判断し、車両が所定領域に進入すると判断した場合、交差点の信号機の青色表示時間を増減する。青色表示時間を増減することにより、所定領域の開始位置及び終了位置が変動し、車両が所定領域に進入することを未然に回避することが可能となる。
第2発明及び第9発明では、交差点の信号機の青色表示時間は、下限時間と上限時間との間で増減する。これにより、周囲の交差点の信号機との青色表示時間の調整が可能な範囲内で青色表示時間を増減することができ、交差点ごとに赤色表示状態となることによる車両の円滑な走行の阻害、及びそれに伴う渋滞の発生を回避しつつ、所定領域の開始位置及び終了位置が変動させ、車両が所定領域に進入することを未然に回避することが可能となる。
第3発明及び第10発明では、交差点の信号機の青色表示時間を増減により、車両が所定領域(危険ゾーン)に進入しないようにできない場合、車両が所定領域に進入しないよう車両の速度を加減速する指示を車両に対して送出する。車両の速度を加減速することにより、所定領域の開始位置及び終了位置が変動し、車両が所定領域に進入することを未然に回避することが可能となる。
第4発明及び第11発明では、車両は、走行速度を加減速する指示を受け付けた場合、車両の制動装置の動作を制御し、車両の速度を減じる。車両の速度を減じることにより、車両が所定領域に進入するまでの時間が延長され、制動距離も短縮されることから所定領域の開始点が交差点側へ移動する。したがって、車両が所定領域に進入する可能性を低くすることが可能となる。
第5発明及び第12発明では、車両は、走行速度を加減速する指示を受け付けた場合、車両の加速装置の動作を制御し、車両の速度を増大する。車両の速度を増大することにより、車両が所定領域に進入するまでの時間は短縮されるが、青色表示時間内に交差点を通過する可能性が高まることから所定領域の開始点と終了点との間隔が短くなる。したがって、車両が所定領域に進入する前に所定領域が消滅し、交差点での衝突が生じるのを回避することが可能となる。
第6発明及び第13発明では、車両が所定領域に進入しないと判断した場合、車両の速度を略一定にする指示を送出する。車両の加速装置及び制動装置の動作を制御し、車両の速度を略一定にすることにより、車両の速度変化による新たな所定領域の発生を未然に防止することができ、安全に交差点を通過することが可能となる。
第7発明及び第14発明では、車両に記憶手段を備え、車両が交差点の信号機の黄色表示時間経過後に交差点を通過した場合、その旨を示す情報を記憶手段に記憶する。これにより、赤色表示時間内に交差点を通過した、すなわち信号無視をした事実を履歴情報として記憶手段に記憶することができ、例えば運転者の安全意識の変遷を履歴情報として確認して、運転者教育に活用することが可能となる。例えば運転免許証を情報を記憶することが可能な無線通信機能を内蔵したICカードとすることにより、上述した履歴情報を免許更新時の講習に利用することができ、より安全な運転者教育を行うことが可能となる。
第1発明及び第8発明によれば、交差点の信号機の青色表示時間を増減することにより、所定領域(危険ゾーン)の開始位置及び終了位置が変動し、車両が所定領域(危険ゾーン)に進入することを未然に回避することが可能となる。
第2発明及び第9発明によれば、周囲の交差点の信号機との青色表示時間の調整が可能な範囲内で青色表示時間を増減することができ、交差点ごとに赤色表示状態となることによる車両の円滑な走行の阻害、及びそれに伴う渋滞の発生を回避しつつ、所定領域の開始位置及び終了位置が変動させ、車両が所定領域に進入することを未然に回避することが可能となる。
第3発明及び第10発明によれば、車両の速度を加減速することにより、所定領域(危険ゾーン)の開始位置及び終了位置が変動し、車両が所定領域(危険ゾーン)に進入することを未然に回避することが可能となる。
第4発明及び第11発明によれば、車両の速度を減じることにより、車両が所定領域に進入するまでの時間が延長され、制動距離も短縮されることから所定領域の開始点が交差点側へ移動する。したがって、車両が所定領域に進入する可能性を低くすることが可能となる。
第5発明及び第12発明によれば、車両の速度を増大することにより、車両が所定領域に進入するまでの時間は短縮されるが、青色表示時間内に交差点を通過する可能性が高まることから所定領域の開始点と終了点との間隔が短くなる。したがって、車両が所定領域に進入する前に所定領域が消滅し、交差点での衝突が生じるのを回避することが可能となる。
第6発明及び第13発明によれば、車両の加速装置及び制動装置の動作を制御し、車両の速度を略一定にすることにより、車両の速度変化による新たな所定領域(危険ゾーン)の発生を未然に防止することができ、安全に交差点を通過することが可能となる。
第7発明及び第14発明によれば、赤色表示時間内に交差点を通過した、すなわち信号無視をした事実を履歴情報として記憶手段に記憶することができ、例えば運転者の安全意識の変遷を履歴情報として確認して、運転者教育に活用することが可能となる。例えば運転免許証を、情報を記憶することが可能な無線通信機能を内蔵したICカードとすることにより、上述した履歴情報を免許更新時の講習に利用することができ、より安全な運転者教育を行うことが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御システムの構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御方法の動作手順を示すフローチャートである。本実施の形態1に係る交差点進入制御システムは、車両走行情報獲得装置1と、信号切替時刻通知装置2と、危険ゾーン通知装置3と、危険ゾーン判断装置4と、危険ゾーン報知装置5とを有する。
車両走行情報獲得装置1は、任意の位置から交差点停止線までの距離L、車両に搭載してある速度センサ6により検出する車両の走行速度V、及び任意の位置を車両が通過する通過時刻Tを含む車両走行情報を獲得して、危険ゾーン判断装置4へ通知する(ステップS1)。車両走行情報獲得装置1を車両内に設ける場合、例えばカーナビゲーションシステムにおいて現在の走行位置から交差点停止線位置までの距離を求める、又は路側等に設けた通信装置からの指示を受信した結果に基づいて車両の現在位置を求める。
なお、車両内に速度センサ6を設けていることから、任意の位置での走行速度及び通過時刻の情報を取得することができる。したがって、走行速度が一定でない場合であっても、交差点停止線に到達するまでの時間を精度良く算出することができる。
信号切替時刻通知装置2は、交差点の信号機が黄色表示に切り替わる時刻の情報、すなわち青色表示の継続時間を記憶しており、切替時刻Tyの情報を危険ゾーン判断装置4へ通知する(ステップS2)。信号切替時刻通知装置2は、信号制御器内等に設置される。
危険ゾーン通知装置3は、交差点における危険ゾーンの開始位置から交差点停止線までの距離L1、危険ゾーンの終了位置から交差点停止線までの距離L2を危険ゾーン判断装置4へ通知する(ステップS3)。危険ゾーン通知装置3は、黄色信号の表示時間と実験データの結果とを考慮して予め計算して求めておいた車両の走行速度と危険ゾーンとの関係を示すテーブルを格納しておき、記憶してあるテーブルからデータを読み出すことにより危険ゾーンの情報を得るようにしても良い。また、黄色信号の表示時間を含む計算用のパラメータを入力して、計算によって危険ゾーンを求めるようにしても良い。
なお、危険ゾーン通知装置3を車両内に設ける場合、例えばカーナビゲーションシステムにおける地図データベースの機能の一部としても良い。一方、危険ゾーン通知装置3を路側に設ける場合、信号切替時刻通知装置2と共に信号制御器内等に設置しても良い。
ここで、危険ゾーンの求め方について説明する。危険ゾーンは、例えば、車両の走行速度に応じた停止距離L1(危険ゾーン開始位置)と黄色の表示期間中の走行速度に応じた通過距離L2(危険ゾーン終了位置)との間の領域にて表現する。停止距離L1、通過距離L2は、具体的には(数1)で算出する。
(数1)
L1=V×τ+(V2 /2d) …(1)
L2=V×Y …(2)
但し、
V:車両の走行速度(m/秒)
τ:運転者の反応速度(秒)
d:減速時の加速度(m/秒2
Y:黄色の表示時間(秒)
(数1)においてτ=1(秒)、d=0.3g(g:重力加速度)とした場合の車両の走行速度と停止距離L1、通過距離L2との関係を示すグラフを、図3に示す。図3の横軸は走行速度(km/時)であり、縦軸は車両位置(m)である。また、時速40〜80kmにおける10km毎の停止距離L1、通過距離L2の数値の具体例を(表1)に示す。
Figure 2006163534
以上のように、(数1)に基づいて計算するか、(表1)のようなテーブルを参照するか、いずれかの方法により、車両の走行速度に基づいて、信号機が黄色表示に変わった際に車両が危険ゾーンに入っているか否かの判断基準となる、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1、危険ゾーンの終了位置までの距離L2を求めることができる。
危険ゾーン判断装置4は、車両走行情報獲得装置1から車両の走行速度V、車両の通過時刻T及び車両の位置(車両から交差点停止線までの距離)Lを、信号切替時刻通知装置2から黄色表示への切替時刻Tyを、危険ゾーン通知装置3から交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1及び危険ゾーンの終了位置までの距離L2を、夫々受信し、それらの情報に基づいて、信号機が黄色表示に変わる際に車両が危険ゾーンに入っているか否かを判断する(ステップS4)。
まず、走行速度V、通過時刻T、距離L及び切替時刻Tyを用いて、黄色表示に変わる際の車両の位置Lyを求める。車両の位置Lyは、具体的には(数2)で算出する。
(数2)
Ly=L−V×(Ty−T) …(3)
算出した車両の位置Lyを、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1、危険ゾーンの終了位置までの距離L2と比較して、信号機が黄色表示に変わる際に車両が危険ゾーンに進入しているか否かを判断する。具体的には、車両の位置Lyが(数3)を満たす場合、車両が危険ゾーンに進入していると判断する。
(数3)
L2≦Ly≦L1 …(4)
図4は、危険ゾーンを示す模式図であり、交差点10aの停止線からの距離が、L2以上であり、L1以下である道路10の範囲(図4でハッチングを付したZの範囲)が危険ゾーンとなる。
車両が危険ゾーンに進入していないと判断した場合には(ステップS5:NO)、そのまま処理を終了する。車両が危険ゾーンに進入していると判断した場合には(ステップS5:YES)、その旨を危険ゾーン判断装置4から危険ゾーン報知装置5へ通知し(ステップS6)、車両が危険ゾーンから抜け出るよう、危険ゾーンの開始位置までの距離L1、終了位置までの距離L2を変動させる回避処理を実行する(ステップS7)。
図5は、本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御システムの回避処理の処理手順を示すフローチャートである。図5では、青色表示時間を延伸することで、車両が危険ゾーンから抜け出る場合について説明する。図2で、車両が危険ゾーンに進入していると判断した場合には(ステップS5:YES)、その旨を危険ゾーン判断装置4から危険ゾーン報知装置5へ通知し(ステップS6)、青色表示時間Tbを単位時間ΔTb延伸する(ステップS10)。
延伸した青色表示時間(Tb+ΔTb)が、上限値Tbmを超えているか否かを判断し(ステップS11)、上限値Tbmを超えていないと判断した場合(ステップS11:NO)、青色表示時間の延伸による、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1を再算出する(ステップS12)。すなわち、青色表示時間の延伸により、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1が、(V×ΔTb)だけ短くなる。図6は、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1の変動を、図3と同一のグラフ上に示した図である。L1(時間)は、カッコ内の青色表示時間に対応する交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1を意味する。
そして、(数2)で算出した車両の位置Lyが、再算出した交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1に基づいて(数3)を満たすか否か、すなわち危険ゾーン内であるか否かを判断する(ステップS13)。車両の位置Lyが、再算出した交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1と危険ゾーンの終了位置までの距離L2との間の範囲内にある場合、すなわち危険ゾーン内であると判断した場合(ステップS13:YES)、青色表示時間(Tb+ΔTb)をTbとして(ステップS14)、ステップS11に戻り、上述した処理を繰り返す。
延伸した青色表示時間(Tb+ΔTb)が、上限値Tbmを超えていると判断した場合(ステップS11:YES)、青色表示時間の延伸では、危険ゾーンへの進入は回避することができないものと判断し、その旨を危険ゾーン判断装置4から危険ゾーン報知装置5へ通知する(ステップS15)。
車両の位置Lyが危険ゾーン内でないと判断した場合(ステップS13:NO)、危険ゾーンへの進入は回避することができ、交差点の手前で安全に停止することができると判断し、処理を終了する。図6の例では、青色表示時間が(Tb+2ΔTb)となった時点で、車両の位置Lyが(数3)の範囲内から抜け出る、すなわちL1とL2とで囲まれた範囲内(図6のハッチング部分)から外れることがわかる。
危険ゾーン報知装置5は、車両が危険ゾーンに進入するとの判断を危険ゾーン判断装置4から受信した場合、その旨を運転者に報知する。危険ゾーン報知装置5を車両内に設置する場合、例えばカーナビゲーションシステムでの表示又は音声により、車両が危険ゾーンに進入することを運転者に予告報知する。危険ゾーン報知装置5を路側に設置する場合、例えば路側に設けた情報板による文字表示により運転者に予告報知する。
危険ゾーン報知装置5により運転者へ報知するメッセージの例としては、「停止して下さい」、「交差点通過できません。停止して下さい」、「信号が赤になります。停止して下さい」、「危険。信号に注意」等、運転者に中位を促すメッセージであれば特に限定されるものではない。
上述した本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御システムの具体的な構成例について、以下に説明する。本構成例では、車両走行情報獲得装置1、危険ゾーン通知装置3、危険ゾーン判断装置4及び危険ゾーン報知装置5は車両内に設置しており、信号切替時刻通知装置2は路側に設置してある。もちろん、各装置の配置はこれに限定されるものではない。
図7は、本構成例に係る交差点進入制御システムの全体構成を示す模式図である。車両Aが走行する道路10の交差点10aに信号機11が設置されている。信号機11には信号制御器12が接続されており、信号制御器12は信号機11の点灯動作を制御する。信号制御器12は、信号機11の点灯動作を制御する信号制御部13、及び交差点10aの信号機11が黄色表示に切り替わる時刻(上記切替時刻Ty)を発信・通知する、信号切替時刻通知装置2に該当する切替時刻通知部14を備えている。
図8は、切替時刻通知部14の内部構成を示すブロック図である。切替時刻通知部14は、黄色表示に切り替わる時刻のデータを記憶する記憶部14aと、記憶部14aから切替時刻Tyを読み出して発信する発信部14bと、切替時刻Tyを示す無線信号を発する発信アンテナ14cとを備えている。
また、図9は、道路10を走行する車両Aに搭載している車両走行情報獲得装置1、危険ゾーン通知装置3、危険ゾーン判断装置4及び危険ゾーン報知装置5を構成するハードウェアの構成を示すブロック図である。図9に示すように、車両Aは、走行情報取得部21、テーブル格納部22、マイクロコンピュータ23、表示部24、送受信部25及びアンテナ26を搭載している。
走行情報取得部21は、車両走行情報獲得装置1に該当し、車両Aの走行速度V、車両Aから交差点10aの停止線までの距離L、所定の時刻を原点とした経過時刻Tを取得して、マイクロコンピュータ23へ通知する。走行情報取得部21は、走行速度Vを速度センサ6から取得し、距離Lは、速度センサ6の検出値に基づいて、例えばカーナビゲーションシステムで算出して取得し、時刻Tは内蔵しているタイマから取得する。
送受信部25は、アンテナ26を介して、切替時刻通知部14の発信アンテナ14cから発信された切替時刻Tyを示す無線信号を受信し、受信した切替時刻Tyをマイクロコンピュータ23へ通知する。
テーブル格納部22は、危険ゾーン通知装置3に該当し、上述した(表1)のような走行速度と危険ゾーンとの関係を示すテーブルを予め格納しており、テーブルから危険ゾーンの開始位置L1、終了位置L2を読み出してマイクロコンピュータ23へ通知する。
マイクロコンピュータ23は、危険ゾーン判断装置4に該当し、走行情報取得部21、送受信部25及びテーブル格納部22から各種の情報を受け取り、これらの情報に基づいて、信号機11が黄色表示に変わる際に車両Aが危険ゾーンに進入しているか否かを判断する。そして、危険ゾーンに進入していると判断した場合には、その旨を表示部24へ通知する。
表示部24は、危険ゾーン報知装置5に該当し、マイクロコンピュータ23にて、危険ゾーンに進入していると判断された場合には、その旨を文字表示にて運転者に知らせる。
次に、動作について説明する。走行情報取得部21が、車両Aの走行速度V、車両Aから交差点10aの停止線までの距離L、及び時刻Tを取得し、マイクロコンピュータ23へ通知する(図2のステップS1)。切替時刻通知部14は、発信アンテナ14cを介して、黄色表示に切り替わる時刻Tyを示す無線信号を発信し、該無線信号が受信アンテナ26で受信され、受信した切替時刻Tyがマイクロコンピュータ23へ通知される(図2のステップS2)。テーブル格納部22から危険ゾーンの開始位置L1、終了位置L2が読み出されてマイクロコンピュータ23へ通知される(図2のステップS3)。
マイクロコンピュータ23は、通知されたこれらの情報に基づいて、信号機11が黄色表示に変わる際に車両Aが危険ゾーンに進入しているか否かを判断する(図2のステップS4)。マイクロコンピュータ23は、まず、走行速度V、通過時刻T、距離L及び切替時刻Tyを用いて、黄色表示に変わった際の車両Aの位置Lyを、(数2)に従って算出し、算出した車両Aの位置Lyが(数3)の条件を満たすか否かを判定して、信号機11が黄色表示に変わった際に車両Aが危険ゾーンに進入しているか否かを判断する(図2のステップS5)。危険ゾーンに進入していると判断した場合には、その旨が表示部24へ通知される(図2のステップS6)。
マイクロコンピュータ23は、青色表示時間Tbを単位時間ΔTb延伸する(図5のステップS10)。マイクロコンピュータ23は、延伸した青色表示時間(Tb+ΔTb)が、上限値Tbmを超えているか否かを判断し(図5のステップS11)、上限値Tbmを超えていないと判断した場合、青色表示時間の延伸による、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1を再算出し(図5のステップS12)、(数2)で算出した車両の位置Lyが、再算出した交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1に基づいて(数3)を満たすか否か、すなわち危険ゾーン内であるか否かを判断する(図5のステップS13)。
マイクロコンピュータ23が、車両の位置Lyが、再算出した交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1と危険ゾーンの終了位置までの距離L2との間の範囲内にある場合、すなわち危険ゾーン内であると判断した場合、青色表示時間(Tb+ΔTb)をTbとして(図5のステップS14)、上述した処理を繰り返す。
マイクロコンピュータ23が、延伸した青色表示時間(Tb+ΔTb)が、上限値Tbmを超えていると判断した場合、青色表示時間の延伸では、危険ゾーンへの進入は回避することができないものと判断し、その旨を危険ゾーン判断装置4から危険ゾーン報知装置5へ通知する(図5のステップS15)。
マイクロコンピュータ23が、車両の位置Lyが危険ゾーン内でないと判断した場合、危険ゾーンへの進入は回避することができ、交差点の手前で安全に停止することができると判断し、処理を終了する。
マイクロコンピュータ23から、危険ゾーンに進入している旨の信号が表示部24へ通知されると、表示部24にて、その旨が文字又はサインにて表示され、運転者に報知される。
なお、車両が危険ゾーンに進入すると判断した場合、交差点の信号機の青色表示時間を延伸することに限定されるものではなく、車両の走行速度によっては、青色表示時間を短くして、赤色表示になる前に交差点を通過するように信号機の点灯時間を制御しても良い。
以上のように本実施の形態1によれば、車両の走行速度は、車両に備えている速度センサにより検出し、走行速度の変動も考慮して、交差点の信号機が青色表示を終了する時間との関係から車両が危険ゾーンに進入するか否かを判断し、車両が危険ゾーンに進入すると判断した場合、交差点の信号機の青色表示時間を増減する。したがって、従来のように交差点に進入するまで一定速度で走行すると仮定する必要がなく、実際に検出された走行速度に応じて危険ゾーンへ進入すると予測された場合に青色表示時間を増減することにより、所定領域の開始位置及び終了位置が変動し、車両が危険ゾーンに進入することを回避することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る交差点進入制御システムの構成は実施の形態1と同様であることから、同一の符号を付することで詳細な説明を省略する。本実施の形態2は、車両が危険ゾーンに進入することを回避する手段として、交差点の信号機の青色表示時間の増減を制御するだけでは危険ゾーンに進入することを回避することができない場合、車両の走行速度を加減速することにより危険ゾーンの開始位置L1を調整して、危険ゾーンへの侵入を回避する点に特徴を有する。図10は、本発明の実施の形態2に係る交差点進入制御システムの回避処理の処理手順を示すフローチャートである。図10では、車両の走行速度を減じることで、車両が危険ゾーンから抜け出る場合について説明する。
車両が危険ゾーンに進入していると判断した場合、青色表示時間を延伸することにより車両が危険ゾーンから抜け出ることができるよう制御する。しかし、青色表示時間の延伸時間には上限値があり、上限値まで延伸した場合であっても危険ゾーンから抜け出ることができない場合(図5のステップS11:YES)、その旨を危険ゾーン判断装置4から危険ゾーン報知装置5へ通知し(図5のステップS15)、車両の制動装置の動作を制御する制動装置ECUに対して減速指示信号を送出する(ステップS20)。
図11は、危険ゾーン判断装置4と各ECUとの接続状態を示す模式図である。危険ゾーン判断装置4は、車両が危険ゾーンから抜け出したか否か等に応じて、車両を減速する場合には、ブレーキ等の制動装置7aの動作を制御する制動装置ECU8aに対して減速指示信号を送出し、車両を加速する場合には、スロットル等の加速装置7bの動作を制御する加速装置ECU8bに対して、加速指示信号を送出する。
制動装置ECU8aは、受け取った減速指示信号に基づいて、車両の走行速度Vを(V−ΔV)まで減速し(ステップS21)、走行速度Vの減速による、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1及び交差点停止線から危険ゾーンの終了位置までの距離L2を再算出する(ステップS22)。すなわち、走行速度Vの減速により、交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1及び危険ゾーンの終了位置までの距離L2は、(数4)で算出する。
(数4)
L1=(V−ΔV)×τ+(V−ΔV)2 /2d) …(5)
L2=(V−ΔV)×Y …(6)
但し、
V:車両の走行速度(m/秒)
ΔV:車両の減速度(m/秒)
τ:運転者の反応速度(秒)
d:減速時の加速度(m/秒2
Y:黄色の表示時間(秒)
図12は、走行速度Vを減速したことによる交差点停止線から危険ゾーンの開始位置及び終了位置までの距離L1及びL2の変動を、図6と同一のグラフ上に示した図である。L1(速度)及びL2(速度)は、カッコ内の走行速度に対応する交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1及びカッコ内の走行速度に対応する交差点停止線から危険ゾーンの終了位置までの距離L2を意味する。図12からも分かるように、減速分ΔVだけ、図6のグラフをV軸方向に平行移動したものとなる。
そして、(数2)で算出した車両の位置Lyが、再算出した交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1に基づいて(数3)を満たすか否か、すなわち危険ゾーン内であるか否かを判断する(ステップS23)。車両の位置Lyが、再算出した交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離L1と危険ゾーンの終了位置までの距離L2との間の範囲内にある場合、すなわち危険ゾーン内であると判断した場合(ステップS23:YES)、走行速度(V−ΔV)をVとして(ステップS24)、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。
車両の位置Lyが危険ゾーン内でないと判断した場合(ステップS23:NO)、危険ゾーンへの進入は回避することができ、交差点の手前で安全に停止することができると判断し、処理を終了する。図12の例では、車両の走行速度が(V−ΔV)となった時点で、車両の位置Lyが(数3)の範囲内から抜け出る、すなわちL1とL2とで囲まれた範囲内(図12のハッチング部分)から外れることがわかる。
危険ゾーン報知装置5は、車両が危険ゾーンに進入するとの判断を危険ゾーン判断装置4から受信した場合、その旨を運転者に報知する。危険ゾーン報知装置5を車両内に設置する場合、例えばカーナビゲーションシステムでの表示又は音声により、車両が危険ゾーンに進入することを運転者に予告報知する。危険ゾーン報知装置5を路側に設置する場合、例えば路側に設けた情報板による文字表示により運転者に予告報知する。
なお、車両が危険ゾーンに進入すると判断した場合、車両の走行速度を減じることにより危険ゾーンを回避することに限定されるものではなく、車両の走行速度によっては、あえて加速して、赤色表示になる前に交差点を通過するように、車両の走行速度を制御しても良い。この場合、車両の加速装置7bであるスロットル等の動作を制御する加速装置ECU8bに対して加速指示信号を送出する。
また、車両が危険ゾーンに進入しないと判断した場合、車両の走行速度が増減することにより危険ゾーンに進入する可能性が生じる。したがって、危険ゾーンに進入しないと判断した場合は、車両の制動装置7aの動作を制御する制動装置ECU8aに対して減速指示信号を送出する、及び車両の加速装置7bの動作を制御する加速装置ECU8bに対して加速指示信号を送出することにより、車両の走行速度を略一定の速度に維持する。これにより、交差点の手前で危険ゾーンに進入しないと判断した場合、新たに危険ゾーンに進入するおそれがなく、安全に交差点を通過することが可能となる。
以上のように本実施の形態2によれば、車両の走行速度は、車両に備えている速度センサにより検出し、走行速度の変動も考慮して、交差点の信号機が青色表示を終了する時間との関係から車両が危険ゾーンに進入するか否かを判断し、車両が危険ゾーンに進入すると判断した場合であり、青色表示時間の増減により車両が危険ゾーンに進入しないようにできないときは、車両の走行速度を増減する。したがって、従来のように交差点に進入するまで一定速度で走行すると仮定する必要がなく、車両の走行速度自体を増減することにより、危険ゾーンの開始位置及び終了位置を精度良く算出することができ、車両が危険ゾーンに進入することをより確実に回避することが可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る交差点進入制御システムの構成は実施の形態1と同様であることから、同一の符号を付することで詳細な説明を省略する。本実施の形態3は、車両が危険ゾーンに進入すると判断されているにもかかわらず、危険ゾーンに進入することを回避することができなかった場合に、赤色表示時間内に交差点を通過した車両ごとに、車両に搭載している記憶手段50に、その旨を履歴情報として記憶しておく点に特徴を有する。図13は、本発明の実施の形態3に係る交差点進入制御システムの記憶手段50の例示図である。
図13は、記憶手段50として、情報の送受信機能を備えたICタグを用いる場合の構成を示す模式図である。情報の記憶は、ICタグ内のRAM51で行い、記憶すべき情報は、アンテナ52から受信した情報を送受信部53が取得し、RAM51に書き込む。通常の無線による情報の送受信可能範囲は略5mであることから、車両内にICタグを持ち込むだけで、交差点の信号機に備えてある切替時刻通知部14からの青、黄、赤各色へ切り替わる時刻を受信することができる。
本発明の実施の形態3に係る交差点進入制御システムでは、走行情報取得部21が、車両の走行速度V、車両から交差点10aの停止線までの距離L、所定の時刻を原点とした経過時刻Tを取得し、マイクロコンピュータ23へ通知する。走行情報取得部21は、走行速度Vを速度センサ6から取得し、距離Lは、速度センサ6の検出値に基づいて、例えばカーナビゲーションシステムで算出して取得し、時刻Tは内蔵しているタイマから取得する。
送受信部25は、アンテナ26を介して、切替時刻通知部14の発信アンテナ14cから発信された切替時刻を示す無線信号を受信し、マイクロコンピュータ23は、送受信部25が受信した切替時刻を取得する。
マイクロコンピュータ23は、テーブル格納部22に格納してある、上述した(表1)のような走行速度と危険ゾーンとの関係を示すテーブルを参照し、危険ゾーンの開始位置L1、終了位置L2を読み出して取得する。
マイクロコンピュータ23は、走行情報取得部21、送受信部25及びテーブル格納部22から各種の情報を受け取り、これらの情報に基づいて、信号機11が赤色表示に変わる際に車両が走行状態であるか否かを判断する。そして、赤色表示時間内に走行状態であると判断した場合には、信号無視を行っているものと判断し、その旨を表示部24へ通知し、車両内の記憶手段50に対して通過した時刻を送信する。記憶手段50は、交差点を通過した時刻を受信し、履歴情報として記憶する。
図14は、本発明の実施の形態3に係る交差点進入制御システムの履歴記憶処理の処理手順を示すフローチャートである。図14では、赤色表示時間に車両が走行状態であるか否かを判断することで、信号無視を行っているか否かを判断する場合について説明する。車両が危険ゾーンに進入していると判断した場合、その旨を危険ゾーン判断装置4から危険ゾーン報知装置5へ通知する。そして、継続して黄色への切替時刻Ty、赤色への切替時刻Trを切替時刻通知部14から受信する(ステップS30)。
黄色表示時間内に赤色への切替時刻Trを受信した場合、車両の走行速度Vが0(ゼロ)より大きいか否かを判断し(ステップS31)、車両の走行速度Vが0より大きいと判断した場合(ステップS31:YES)、赤色への切替時刻Trに到達したか否かを判断する(ステップS32)。
赤色への切替時刻Trに到達していないと判断した場合(ステップS32:NO)、急制動等により停止する可能性も残されていることから、ステップS31へ戻り、上述した処理を繰り返す。赤色への切替時刻Trに到達したと判断した場合(ステップS32:YES)、赤色表示であるにもかかわらず車両が走行状態であることから、信号無視をおこなっているものと判断し、赤色への切替時刻Trを履歴情報として記憶する(ステップS33)。車両の走行速度Vが0であると判断した場合(ステップS31:NO)、車両は既に交差点の手前で停止していることから、交差点での衝突事故が生じるおそれは無く、処理を終了する。
車両が走行状態であるか否かの判断は、車両の走行速度が0であるか否かに基づく方法に限定されるものではなく、例えば所定の速度より低いか否かに基づいて判断しても良い。
以上のように本実施の形態3によれば、赤色表示時間内に交差点を通過した、すなわち信号無視をした事実を履歴情報として記憶手段に記憶することができ、例えば運転者の安全意識の変遷を履歴情報として確認して、運転者教育に活用することが可能となる。例えば運転免許証を、情報を記憶することが可能な無線通信機能を内蔵したICカードとすることにより、上述した履歴情報を免許更新時の講習に利用することができ、より安全な運転者教育を行うことが可能となる。
なお、上述した実施の形態1乃至3では、時間情報として、信号機の黄色表示への切替時刻のように絶対時刻の情報を使用する場合について説明しているが、とくにこれに限定されるものではなく、ある時刻を基準とした相対時点の情報をこれらの時間情報として用いても良い。
本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御方法の動作手順を示すフローチャートである。 車両の走行速度と、停止距離及び通過距離との関係を示すグラフである。 危険ゾーンを示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る交差点進入制御システムの回避処理の処理手順を示すフローチャートである。 交差点停止線から危険ゾーンの開始位置までの距離の変動を示す図である。 本構成例に係る交差点進入制御システムの全体構成を示す模式図である。 切替時刻通知部の内部構成を示すブロック図である。 道路を走行する車両に搭載している車両走行情報獲得装置、危険ゾーン通知装置、危険ゾーン判断装置及び危険ゾーン報知装置を構成するハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る交差点進入制御システムの回避処理の処理手順を示すフローチャートである。 危険ゾーン判断装置と各ECUとの接続状態を示す模式図である。 走行速度を減速したことによる交差点停止線から危険ゾーンの開始位置及び終了位置までの距離の変動を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る交差点進入制御システムの記憶手段の例示図である。 本発明の実施の形態3に係る交差点進入制御システムの履歴記憶処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両走行情報獲得装置
2 信号切替時刻通知装置
3 危険ゾーン通知装置
4 危険ゾーン判断装置
5 危険ゾーン報知装置
6 速度センサ
14 切替時刻通知部
21 走行情報取得部
22 テーブル格納部
23 マイクロコンピュータ
24 表示部
50 記憶手段

Claims (14)

  1. 交差点の信号機と該交差点を通過する速度センサを備えた車両とが情報を送受信することが可能にしてあり、前記交差点手前の所定領域に前記車両が進入する場合、前記車両が前記所定領域に進入する前の所定の時点でその旨を報知する交差点進入制御方法において、
    前記速度センサの検出値に基づく走行速度及び前記交差点までの距離と、前記交差点の信号機が青色表示を終了する時間情報と、前記所定領域の位置情報とに基づいて、前記車両が前記所定領域に進入するか否かを判断し、
    前記車両が前記所定領域に進入すると判断した場合、前記交差点の信号機の青色表示時間を増減することを特徴とする交差点進入制御方法。
  2. 前記交差点の信号機の青色表示時間は、下限時間と上限時間との間で増減することを特徴とする請求項1記載の交差点進入制御方法。
  3. 前記交差点の信号機の青色表示時間を増減により前記車両が前記所定領域に進入しないようにできるか否かを判断し、前記車両が前記所定領域に進入しないようにできないと判断した場合、前記車両が前記所定領域に進入しないよう前記車両の速度を加減速する指示を送出することを特徴とする請求項1又は2記載の交差点進入制御方法。
  4. 前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の制動装置の動作を制御し、前記車両の速度を減じることを特徴とする請求項3記載の交差点進入制御方法。
  5. 前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の加速装置の動作を制御し、前記車両の速度を増大することを特徴とする請求項3記載の交差点進入制御方法。
  6. 前記車両が前記所定領域に進入しないと判断した場合、前記車両の速度を略一定にする指示を送出することを特徴とする請求項3記載の交差点進入制御方法。
  7. 前記車両に記憶手段を備え、前記車両が前記交差点の信号機の黄色表示時間経過後に該交差点を通過した場合、その旨を示す情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の交差点進入制御方法。
  8. 交差点の信号機と該交差点を通過する車両とが情報を送受信することが可能にしてあり、前記交差点手前の所定領域に前記車両が進入する場合、前記車両が前記所定領域に進入する前の所定の時点でその旨を報知する交差点進入制御システムにおいて、
    前記車両に、走行速度を検出する速度センサを備え、
    該速度センサの検出値に基づく前記車両の走行速度及び前記交差点までの距離と、前記交差点の信号機が青色表示を終了する時間情報と、前記所定領域の位置情報とに基づいて、前記車両が前記所定領域に進入するか否かを判断する手段と、
    該手段で前記車両が前記所定領域に進入すると判断した場合、前記交差点の信号機の青色表示時間を増減する手段と
    を備えることを特徴とする交差点進入制御システム。
  9. 前記交差点の信号機の青色表示時間は、下限時間と上限時間との間で増減するようにしてあることを特徴とする請求項8記載の交差点進入制御システム。
  10. 前記交差点の信号機の青色表示時間を増減により前記車両が前記所定領域に進入しないようにできるか否かを判断する手段と、
    該手段で前記車両が前記所定領域に進入しないようにできないと判断した場合、前記車両が前記所定領域に進入しないよう前記車両の速度を加減速する指示を送出する手段と
    を備えることを特徴とする請求項8又は9記載の交差点進入制御システム。
  11. 前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の制動装置の動作を制御し、前記車両の速度を減じるようにしてあることを特徴とする請求項10記載の交差点進入制御システム。
  12. 前記車両は、前記車両の速度を加減速する指示を受け付けた場合、前記車両の加速装置の動作を制御し、前記車両の速度を増大するようにしてあることを特徴とする請求項10記載の交差点進入制御システム。
  13. 前記車両が前記所定領域に進入しないと判断した場合、前記車両の速度を略一定にする指示を送出する手段を備えることを特徴とする請求項10記載の交差点進入制御システム。
  14. 前記車両に記憶手段を備え、前記車両が前記交差点の信号機の黄色表示時間経過後に該交差点を通過した場合、その旨を示す情報を前記記憶手段に記憶する手段を備えることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一項に記載の交差点進入制御システム。
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