JP2006162513A - 膜厚測定方法及び膜厚測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 膜厚測定方法は、支持基板上に設けられた光透過性を有する膜の膜厚を測定する膜厚測定方法において、膜に光を入射させ、膜の表面で反射された光と、支持基板の表面で反射された光との干渉により得られる反射光を分光して、分光された反射光の光量を検出し、光量から反射率を演算する際に、反射率のダイナミックレンジを拡大することにより反射率が極小及び極大となる波長を求め、反射率が極小及び極大となる波長並びに膜の屈折率を用いて膜の膜厚を測定する。
【選択図】 なし
Description
2m=4n1d/λ2m
2m+1=4n1d/λ2m+1
の関係が成り立つので、mを消去すると、
n1d=λ2m・λ2m+1/4(λ2m−λ2m+1)
の関係が得られる。
d=λ2m・λ2m+1/4n1(λ2m−λ2m+1) (1)
として、演算することができる。
R(λ)=(Is(λ)−Id(λ))/(Ir(λ)−Id(λ))・r(λ) (2)
として算出することができる。ここで、Is(λ)は、試料からの反射光を受光して流れる電流成分、Id(λ)は、受光器の暗電流成分、Ir(λ)は、標準試料からの反射光を受光して流れる電流成分、r(λ)は、標準試料の反射率を意味する。
直径が100mm、十点平均粗さが0.9μmのアルミシリンダー上に、アルコール可溶性ナイロンのアミランCM8000(東レ社製)4部、メタノール70部及びn−ブタノール30部からなる塗工液を浸漬塗工法により塗布し、指触乾燥後、130℃で10分加熱乾燥し、塗膜を形成した。このとき、塗工液を直径133mmのガラスシリンダーに入れ、塗工速度を変えることにより、アルミシリンダー上に膜厚0.3μm及び0.7μmの塗膜を形成し、それぞれ被測定物1及び2を作製した。
(実施例3及び4)
直径100mm、十点平均粗さが0.7μmのアルミシリンダー上に、アルコール可溶性ナイロンのアミランCM8000(東レ社製)7部、メタノール70部及びn−ブタノール30部からなる塗工液を浸漬塗工法により塗布し、指触乾燥後、130℃で10分加熱乾燥し、塗膜を形成した。このとき、塗工液を直径133mmのガラスシリンダーに入れ、塗工速度を変えることにより、アルミシリンダー上に膜厚0.9μm及び1.2μmの塗膜を形成し、それぞれ被測定物3及び4を作製した。
(実施例5)
直径100mm、十点平均粗さが0.7μmのアルミシリンダー上に、トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネートのトルエン溶液ZC540(松本交商社製)、γ−アミノプロピルトリメトキシシランA1110(日本ユニカー社製)12部、エタノール600部及びn−ブタノール150部からなる塗工液を浸漬塗工法により塗布し、指触乾燥後、130℃で10分加熱乾燥し、塗膜を形成した。このとき、塗工液を直径133mmのガラスシリンダーに入れ、塗工することにより、アルミシリンダー上に膜厚0.3μmの塗膜を形成し、被測定物5を作製した。
(評価結果)
図1に示す膜厚測定装置を用いて被測定物1〜5の塗膜の膜厚を測定したところ、0.01μm以下の分解能で精度よく測定することができた。
11 光源
12 ファイバプローブ
12a 放射光伝送用ファイバ
12b 反射光伝送用ファイバ
13 対物レンズ
14 分光手段
15 光量検出手段
16 演算手段
17 鏡筒
31 支持基板
32 コート膜
41 反射光量
42 反射率
Claims (15)
- 支持基板上に設けられた光透過性を有する膜の膜厚を測定する膜厚測定方法において、
前記膜に光を入射させ、
前記膜の表面で反射された光と、前記支持基板の表面で反射された光との干渉により得られる反射光を分光して、前記分光された反射光の光量を検出し、
前記光量から反射率を演算する際に、前記反射率のダイナミックレンジを拡大することにより前記反射率が極小及び極大となる波長を求め、前記反射率が極小及び極大となる波長並びに前記膜の屈折率を用いて前記膜の膜厚を測定することを特徴とする膜厚測定方法。 - 前記支持基板の十点平均粗さは、前記光の波長以上であることを特徴とする請求項1に記載の膜厚測定方法。
- 前記支持基板の十点平均粗さは、0.7μm以上1.2μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜厚測定方法。
- 前記支持基板は、円筒形状を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の膜厚測定方法。
- 前記膜の膜厚は、0.3μm以上1.5μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の膜厚測定方法。
- 反射光の反射率を校正する標準試料の反射光の光量を減少させることにより反射率のダイナミックレンジを拡大することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の膜厚測定方法。
- 支持基板上に設けられた光透過性を有する膜の膜厚を測定する膜厚測定装置において、
光源と、
前記光源から放射された光を前記膜に集光させる集束光学系と、
前記膜の表面で反射された光と、前記支持基板の表面で反射された光との干渉により得られる反射光を分光する分光手段と、
前記分光された反射光の光量を検出する光量検出手段と、
前記光量から反射率を演算する際に、前記反射率のダイナミックレンジを拡大することにより前記反射率が極小及び極大となる波長を求め、前記反射率が極小及び極大となる波長並びに前記膜の屈折率を用いて前記膜の膜厚を演算する演算手段とを有することを特徴とする膜厚測定装置。 - 前記集束光学系の開口数は、0.1以上0.3以下であることを特徴とする請求項7に記載の膜厚測定装置。
- 前記集束光学系は、色消しレンズであることを特徴とする請求項7又は8に記載の膜厚測定装置。
- 前記光源は、ハロゲン−タングステンランプであることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の膜厚測定装置。
- 前記分光手段は、回折格子、プリズム又は分光フィルタであることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の膜厚測定装置。
- 前記光量検出手段は、ラインセンサ又はシリコンフォトダイオード列であることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の膜厚測定装置。
- 前記光源から放射された光を伝送して射出すると共に前記反射光を受光して伝送する伝送光学系をさらに有し、
前記伝送光学系の前記光源から放射された光を射出する部位は、前記伝送光学系の前記反射光を受光する部位の周囲に設けられていることを特徴とする請求項7乃至12のいずれか一項に記載の膜厚測定装置。 - 前記屈折率は、波長の関数であることを特徴とする請求項7乃至13のいずれか一項に記載の膜厚測定装置。
- 前記屈折率は、前記演算手段に利用可能に記憶されていることを特徴とする請求項7乃至14のいずれか一項に記載の膜厚測定装置。
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2004
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