JPH09119812A - 多層皮膜構造を特徴づけ、その皮膜に直面する2つの面の間の距離を測定する方法及び装置 - Google Patents

多層皮膜構造を特徴づけ、その皮膜に直面する2つの面の間の距離を測定する方法及び装置

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JPH09119812A
JPH09119812A JP8144112A JP14411296A JPH09119812A JP H09119812 A JPH09119812 A JP H09119812A JP 8144112 A JP8144112 A JP 8144112A JP 14411296 A JP14411296 A JP 14411296A JP H09119812 A JPH09119812 A JP H09119812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 層の厚さ又は屈折率に関して基板上の単層又
は多層の皮膜構造を特徴づける方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法及び装置は、基板27上に
1又はそれを越える層の皮膜構造27,41,43を、
干渉計特に白色光チャンネルスペクトラム干渉計又は多
波長干渉計によって、特に層の厚さ及び屈折率に関して
特徴づける。また、積層皮膜からの位相貢献を考慮し、
かつ、矯正して、少なくとも1つの面が単層又は多層の
構造からなる2つの面の間の距離を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板の上に1又はそ
れを越える層からなる皮膜構造(thin film system)を
特徴づける(characterize)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板上の皮膜は、光学導波管、集積回路
の製造、保護コーティング等のために、反−反射コーテ
ィングやその他の光学コーティングのような多様な適用
分野に広汎に使用されている。これらの適用分野の多く
は、デポジション(deposition)工程を制御し、コーテ
ィング又は仕上装置の正確な作動を保証するために、精
密な「特徴づけ(characterization)」、すなわち、皮
膜の厚さや屈折率の測定が必要とされる。
【0003】前記皮膜の特徴づけを達成する最も一般的
な方法は、機械的形状測定法(mehcanical profilometr
y)及び楕円測定法(ellipsometry)である。機械的形
状測定法は、通常、スタイラス(針)を使用し、測定さ
れる表面との接触を必要とする。さらに、それはサンプ
ルの破壊的準備を要求し、振動しやすいので、その精度
が制限される。楕円測定法は、レーザ源を必要とし、む
しろ遅く、複雑で高価である傾向がある。EP−A−0
639753は、そらぞれ透明絶縁膜とシリコン膜と1
つ又は2つの透明膜とからなる3又は4層構造の厚さを
測定する方法を開示している。この方法は、2つの波長
域の光、すなわち、UV域にある光と、該UV域より長
い波長を含む第2の域の光とを使用する。大部分の光は
下にあるシリコン膜によって吸収されるので、第1波長
域の反射率から透明膜の厚さが正確に計算される。透明
絶縁膜とシリコン膜の厚さの概略値が周波数分析によっ
て計算され、これにより透明膜のスペクトル成分が低域
フィルタによって除去される。次に、得られた概略値は
固定量によって変更され、計算された変更厚さに対する
理論スペクトル反射率と計測されたスペクトル反射率と
の差が計算される。絶縁膜とシリコン膜に対する厚さの
値は、次に、非線形最適化法によって最適化される。
【0004】前記方法は、キャリブレーションウェーハ
(calibration wafer)の反射率の事前測定を必要とす
るという欠点を有している。これは時間の浪費であり、
レファレンスウェーハ(reference wafer)の表面が劣
化しないことを必要とする。また、この方法は、透明膜
のスペクトル反射率、従ってその厚さが計算できるよう
に、透明膜の下に配置されている層が第1波長域の光を
吸収するような多層構造に適用可能であると思われる。
さらに、この方法はUV光を使用するので、1つの層が
UV感光性光抵抗層(UV-sensitive photo-resist)で
ある多層構造には適用可能ではない。さらにまた、この
方法は異なる層の厚さを計算するために屈折率の知識を
必要とする。
【0005】したがって、皮膜の厚さ及び/又は屈折率
の迅速かつ正確な測定を許容する簡単な測定方法を提供
することが好ましい。
【0006】一方、皮膜特性以外の特定のパラメータを
測定するための光学検査法の分野がある。このパラメー
タは、例えば、絶対的又は相対的な距離とすることがで
きる。この方法には、膜の厚さや屈折率の知識は本質的
に必要ではない。2つの面の間の距離を測定する場合に
ついては、前記2つの面から反射された光線間の干渉の
強度を測定する「干渉(interferometric)」法がしば
しば使用される。しかしながら、多層構造又は単層構造
が存在すると、層からの反射による位相変化(phase sh
ifts)が求められるパラメータの干渉法による正確な測
定を妨げる。
【0007】そのような方法の例は、集積回路の製造の
ための顕微鏡法(microscopy)及び微小石版印刷法(mi
crolithography)において使用されるような光学的形状
測定器(optical profilometer)、マイクロポジショニ
ング装置(micropositioningdevice)、及び集束システ
ム(focusing system)である。
【0008】距離測定のための前述の干渉法は、積層皮
膜からの反射により導入される位相変化を考慮していな
いし、測定誤差が起こることがある。多層構造における
位相変化による前述の測定誤差の結果、例えば、光学的
形状測定器は被覆された表面の形状を測定する困難性を
有するかもしれないし、あるいは干渉法集束システム
(interferometric focusing system)を使用する微小
石版印刷画像システム(microlithographic imaging sy
stem)は不正確な焦点でパターンを印刷し、画像がぼけ
るかもしれない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、層の厚さ又は屈折率に関して基板上の単層又は
多層の皮膜構造を特徴づける方法を提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、少なくとも一方が単
層又は多層で被覆された本質的に平行な2つの面の間の
距離を光学的に測定し、これにより層の数やタイプにか
かわりなくその距離の正確な測定が得られる方法を提供
することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、干渉法による
光学検査法における単層又は多層の皮膜構造からの位相
変化を補正する方法を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、前記層の表面
からの位相貢献(phase contribution)の測定及び補正
によって、前記層の特徴づけとともに2つの面の間の距
離の正確な測定を許容する装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によると、基板
(27)上に1又はそれを越える層の皮膜構造を、干渉
計特に白色光チャンネルスペクトラム干渉計(white-li
ght channeled spectruminterferometry)又は多波長干
渉計(multi-wave length interferometry)によって、
特に層の厚さ及び屈折率に関して特徴づける方法におい
て、 a)2つの分離した本質的に平行な反射面からなる干渉
計に光線を導くステップであって、それらの反射面のパ
ス長さは距離Dだけ異なり、それらのいずれか一方の面
は1又はそれを越える層構造(27,41,43)であ
り、ここで特徴づけられる層は選択された波長に対して
少なくとも部分的に透明であるステップと、 b)2つの干渉面から反射された光の少なくとも一部を
回折格子(17)の上に導き、これにより反射光を分散
するステップと、 c)分散された光を光検出アレイ(PDA)(21)の
上で集束させるステップと、 d)測定された強度値を使用して、各PDA要素におけ
る干渉パターンの位相を評価し、「測定位相関数(meas
ured phase function)」すなわち周波数の関数として
の干渉の位相を与えるステップと、 e)位相関数モデル(phase function model)を測定位
相関数に適合させるステップであって、ここで位相関数
モデルは次式の通りであり、
【数3】 Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Dν+δr(ν;ni,di) (1) ここで、δrは多層構造の位相貢献、cは光の速度であ
り、パラメータは位相関数モデルのパラメータであっ
て、niとdiはそれぞれi番目の層の屈折率と厚さ、Ф
0は位相決定方法による位相オフセット、Dは2つの干
渉面の間の距離、又は、干渉計の2つの干渉アーム(in
terfering arm)の間のパス長差(path length differe
nce)であるステップと、 f)測定位相関数を最良に適合させる位相関数モデルの
パラメータを決定するステップと、 からなる方法が提供されている。
【0014】この発明の方法は、楕円測定法と比べて、
簡単な光学配置から絶対測定値を生み出すむしろ迅速な
測定方法であり、またスタイラス法と比べて、非接触か
つ非破壊の方法であるという利点を有している。また、
従来の距離測定用の干渉計による方法と対比すると、こ
の発明の方法は、積層皮膜での反射に基づいて生み出さ
れる相変化を考慮しているので、測定された位相が補償
され、距離測定誤差が回避される。また、1又はそれを
越える層の屈折率及び層厚さが迅速、正確かつ同時に決
定される。しかしながら、実施においては、屈折率は正
確に知ることができるので、決定される最も興味のある
パラメータは層厚さである。
【0015】EP−A−0639753に開示された方
法と対比すると、本発明の方法は特定の多層構造に限定
されないし、キャリブレーションウェーハの使用を必要
としない。さらに、厚さが決定される層の屈折率の知識
を必要としない。
【0016】ある一般的な場合には、多層構造は金属の
ような本質的に不透明な層を含んでいてもよい。そのよ
うな場合、検出光線は不透明層と基板との間の層には到
達しない。この場合、不透明層を基板として取り扱い、
不透明層と基板との間の層を無視することが好ましい。
【0017】干渉計は、距離Dだけ離れた2つの面から
構成されるか、あるいは干渉アームがパス差Dを有する
マイケルソン干渉計(Michelson interferometer)から
構成されるのが好ましい。
【0018】したがって、この方法は、本質的に平行な
2つの面の間の距離Dを測定すること、さらに具体的に
は少なくともいずれか一方の面が少なくとも1つの層で
被覆されている2つの面の間の距離を測定するのに同等
に有益であることは明らかである。
【0019】前記光線は広帯域若しくは多波長の光源又
は発光ダイオード(LED)からのものであるのが好ま
しい。これらの光源は良心的な価格で商業的に入手可能
である。測定の問題に依存して、放射スペクトラム(em
mission spectrum)の窓(window)が選択されてもよ
い。
【0020】前記位相関数モデルを前記測定位相関数に
適合させるのに、最小二乗適合法(least squares fitt
ing)が使用されてもよい。この最小二乗適合法は公知
のモデル評価データ(modelling data)用数値解析ツー
ルである。商業的に入手可能な既製プログラムがあり、
それは数値問題の解に容易に採用することができる。例
えば、WHプレスらによる「Numerical Recipes in Pas
cal」(1992年ケンブリッジ大学出版)を参照のこ
と。そこには、多くの方法、例えば、線形最小二乗適
合、レーベンベルグ−マルカート法、及びガウス−ニュ
ートン法がある。主に解決される問題に応じて最良の方
法が選択される。最小二乗アルゴリズムが使用されると
きには、次の条件が満たされなければならない。 −モデルの知識は義務的である。 −データポイントの数はモデルのパラメータの数より大
きくなければならない。多層構造の特徴づけのための前
述の白色チャンネルスペクトラム干渉計の場合、両条件
は容易に満たされる(すなわち、位相関数のモデルは知
られており、ローカル位相Фn(データポイント)の数
Nはモデルのパラメータの数Mよりもはるかに大き
い)。
【0021】干渉縞当たり4つのサンプルを用いた同期
サンプリングが利用されるのが好ましい。ここで、回折
格子定数、光検出アレイの隣接するピクセル間の距離、
及びリレーレンズの焦点距離は、概略距離D及び照明源
の中央での波長又は周波数に関して選択され配置され、
光検出アレイの各ピクセルがある波長又は周波数νn
光を測定するようになっている。該周波数は、隣接する
2つのピクセルの間で、ΔФs=π/2の干渉パターン
における位相分離に対応するΔνだけ離れている。これ
により、原則としてπよりも大きなΔФsのいかなる値
も使用することができるが、位相評価が簡単になり、ハ
ードウェアの要求が最小になる。
【0022】測定ポイントの数は、PDAの要素の数と
光源のスペクトル帯域のよって決定される。前記測定点
Nの数は、決定されるパラメータMの数を越えているの
が適切である。そのような場合、余分なデータが入手で
きる、そのパラメータは最小二乗適合によって正確に決
定され得る。最小二乗アルゴリズムの最も正確な結果
は、適合するデータポイントの数及び光検出アレイによ
って解像される全スペクトルレンジが大きいときに期待
できる。これに対し、データポイントの数が小さいと、
計算時間が短くなるが、適合パラメータの信頼できる値
が少なくなる。多くの場合、100から200の測定ポ
イントは、計算時間と正確性の間での良好な選択であ
る。しかしながら、ほんの数十のデータポイントを使用
することも可能である。
【0023】ある条件の下では、前記決定されるパラメ
ータの評価は適合手順の開始点として使用されるのが都
合がよい。屈折率に対する良い評価は、例えば、よく知
られ、利用できる。しかしながら、層厚さも、デポジシ
ョンプロセスの従来の知識によって評価されてもよい。
もしそのような評価が利用できるなら、この方法はなお
さらに有効で迅速になる。
【0024】各層の屈折率と層厚さを決定する第2の独
立した方法を使用すること、及び位相関数モデルがより
少ないパラメータを有するようにδrを計算するために
これらのパラメータを使用することも可能であり、これ
により、測定位相関数への適合がスピードアップし、単
純化する。このようなアプローチは、厳密に制御され、
また皮膜厚さや屈折率が正確に知られているようなデポ
ジションプロセスで使用し得る。
【0025】本発明のよりよき理解のために、次の詳細
な説明及び本発明に対する数学的背景が参照される。
【0026】多層構造の距離Dと特性の同時測定は次の
方法に従って実行される。
【0027】N個のサンプルSnを得るために、光検出
アレイに関して干渉信号が採取される。ここで、Nは光
検出アレイのピクセルの数であり、1≦n≦Nである。
【0028】N−4のローカル位相Фnは、サンプルSn
に集中する干渉信号の5つの隣接するサンプルを使用し
て計算される。
【数4】 Sn=sn-1−sn+1=2BsinΔФssinФnn=sn−(sn+2+sn-2)/2=2Bsin2ΔФscosФn Фn=tan-1[(Sn/Cn)sinΔФs] (2)
【0029】ローカル位相Фnは、次の測定位相関数を
得るために、アンラップ(unwrap)される(ΔФs=Фn
−Фn-1=π/2及びФn>Фn-1であるから可能であ
る)。
【数5】 Ф=Ф(νn) (3)
【0030】光学周波数νの関数としての測定干渉位相
のモデルは次式で記載することができる。
【数6】 Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Dν+δr(ν;ni,di) (4) ここで、符号は式(1)で定義された通りであり、δr
は多層構造の位相貢献である。
【0031】干渉計は位相に対して敏感であるので、多
層構造の位相貢献δrを考慮することなく式(3)の測
定位相関数から距離Dを計算すると、距離測定誤差が生
じる。Dの測定が多層構造の位相貢献に無関係であるた
めには、多層構造の位相貢献δrを考慮する必要があ
り、したがってδrに対してモデルを処分することが義
務づけられる。
【0032】そのようなモデルは、多くの教科書で幾ら
か詳細に説明されているように、多層構造からの多反射
を追加することによって引き出すことができる。もし、
ある情報例えば層の数及び基板のタイプが入手できるな
らば、ある与えられた層構造からの反射光の強度及び位
相に対して式が引き出される。2つ以上の層の場合、多
反射を追加する方法は実用的でない。そのような場合、
アザムアンドバシャラ(Azzam and Bashara)(楕円測
定法と偏光(Ellipsometry and Polarised Light)、北
オランダ個人図書館(NHPL)、アムステルダム、オ
ランダ国、1987、pp.283−286、322−
340)に記載されているような、優雅なアプローチが
使用されてもよい。それには、層構造からの反射光の強
度及び位相は2行2列のマトリクスで表されている。ア
ザムアンドバシャラによって引き出される一般的表現
は、測定される特定の多層構造に適用してもよい。
【0033】一般的なアプローチは相関数モデルを測定
相関数に適合させることを伴うので、モデルのパラメー
タが少なければ少ないほど、適合手続きは早くなる。次
に、層が少なければ少ないほど、また層の屈折率のよう
な知られたパラメータが多ければ多いほど、その方法は
高効率となることは当然である。これは後で実施例で説
明する。しかしながら、この方法は如何なる数の層に対
しても有効である。
【0034】多層構造のパラメータ(ni,di)が知ら
れているとき、位相貢献δrのモデルによって可能であ
る測定位相の正確な解釈により、距離測定誤差を回避す
ることができる。もとの場所の多層構造のパラメータを
決定するためには、前述したように、また後で実施例で
説明するように、位相関数モデルを測定位相関数に適合
させるための適当なアルゴリズムを使用することが必要
である。
【0035】N>M(過多)のとき、M適合パラメータ
の最良適合値(best fitting value)Φ0fit,Dfit
ifit,及びnifitを見つけるために、式(4)の位相
関数モデルを式(3)の測定位相関数に適合させるの
に、最小二乗アルゴリズム(linear least squares alg
orithm)が使用される。
【0036】前記方法は、特にTIRホログラフにおい
て、ホログラム面と該ホログラム面に近接しかつ本質的
に平行に配置され被覆された基板表面との間の正確な距
離を決定するために使用される。
【0037】TIRホログラフでは、まず最初に、集積
回路(IC)のような微小構造の写真マスクパターン
が、プリズムと光学的に接触するガラス基板の上の感光
層(ホログラフィックフォトポリマー等)に写真のよう
に記録される。2番目に、ホログラムが照明され、ホロ
グラフ画像がウェーハ又は他の基板例えばガラスの上に
被覆された第2の感光層(光抵抗層等)の上に照射され
る。例えば、Applied Physics Letters(1968年6月)のK.
A.Atetsonを参照のこと。
【0038】ホログラムの記録中、フォトマスクはホロ
グラフ記録層に距離Lで近接して保持される。ホログラ
ムに応答して、フォトマスクのリアル画像がホログラム
から距離Lのところの空間に生成される。この距離L
に、感光コーティングを有するウェーハのような基板が
配置され、当該感光層にフォトマスクの画像が照射され
る。このプロセスは被覆された複数の基板に対して通常
何回も繰り返される。
【0039】TIRホログラフにおいてキーパラメータ
はホログラムの焦点距離又は焦点として知られる距離L
であることが分かっている。ホログラム応答中に確実に
測定され配置されるように、ホログラム記録中にLの正
確な測定が必要である。
【0040】ホログラフ画像が正確な焦点で印刷される
ことを保証するために、EP−A−0421645はホ
ログラムとウェーハの間の距離をアクチュエータによっ
て調整することができるTIRホログラフシステムを開
示している。さらに、それは干渉計法によってホログラ
ムとウェーハの間の距離を測定するための検査光線を提
案している。前記検査光線はホログラフ画像の再生中に
応答ビームのスキャンニング移動に同期して移動されて
いもよい。
【0041】前記干渉計検査法は、2波長又は多波長干
渉計、白色光干渉計、あるいはチャンネルスペクトラム
干渉計であるのが適切である。そのような干渉計法は2
つの面のみからの反射がある場合に信頼性のある結果を
生む。
【0042】しかしながら、1又はそれを越える層又は
皮膜が既にウェーハ基板に設けられている現実的なシス
テムでは、層の境界面での多反射によって生み出される
位相変化が正確な距離測定を妨げる。最小の場合でも、
感光層(例えば光抵抗層)が存在する。一般的な場合に
は、酸化シリコン、窒化シリコン、その他の層のような
いくつかの層が前以て設けられている。多層による位相
貢献はEP−A−0421645で対応されていなかっ
た。そのような位相変化は、多層構造によって生み出さ
れる位相変化に依存して、数ミクロンの距離測定誤差を
誘発することがあり、それに対応して印刷画像に集束誤
差が生じることになる。
【0043】以上のように、TIRホログラフ石版印刷
では、正確な焦点の維持は困難である。これまで、干渉
計法が焦点決定に使用されるときに異なる面からの多反
射による位相変化に対して矯正するような解決は知られ
ていない。ホログラフ印刷プロセス中に焦点を調整し維
持するために距離測定が使用されるのが好ましい。正確
な距離測定は、層の数にかかわらず、印刷されるサブミ
クロン領域で高解像度の特徴を可能にする。
【0044】前述のTIRホログラフ石版印刷の目的の
ために使用される最も好ましい位相関数モデルは、次の
ように書くことができる。
【数7】 Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Lν+δr(ν;ni,di) (5) ここで、Lはホログラム面とウェーハ面との間のエアギ
ャップ、他の符号は式(1)に定義されたものと同じで
ある。
【0045】本発明のさらに他の目的は、本質的に平行
な2つの面の間の距離を測定するため、さらに具体的に
は少なくとも1つの面が少なくとも1つの層で被覆され
ている2つの面の間の距離を測定するための干渉計シス
テムにおいて、白色又は広帯域の光源(11)と、光線
(13)を平行にするコリメート手段と、光線を面(3
9,25,45,47)に集束させるための集束手段
(15)と、 回折格子(17)と、該回折格子に向か
って反射光を導く手段(19)と、前記回折格子(1
7)とリレーレンズ(29)に関して配設され、反射さ
れ分散された光線を検出するための光検出アレイ(2
1)とからなり、ここで、回折定数、リレーレンズ(2
9)の焦点距離、光検出アレイ(21)のピクセル間隔
は、干渉縞周期当たり少なくとも3つのサンプルを備え
た同期サンプリングが得られるように、光源の中央での
波長と概略距離Lに関して、選択され配置される干渉計
システムにより達成される。
【0046】本発明の好ましい実施形態においては、入
射光線は、反射光線が本質的に光検出アレイ(21)で
一致するように約90°の角度である。いくつかの面す
なわち屈折率が変化する境界からの反射がある。しかし
ながら、原理的には、反射光線が干渉すると仮定する
と、いくらかの角度がある。これは実際には、それらは
検出アレイで大部分重ね合わせられる。
【0047】光源は、広帯域又は白色光の光源であるの
が適切である。これにより、測定位相のアンラップ(un
wrapping)される。
【0048】特定の実施形態では、前述の装置は、TI
Rホログラフ石版印刷システムにおける焦点測定に使用
され、ここで測定される距離はホログラムの面と印刷さ
れる基板の単一又は多重に被覆された面との間の距離L
である。
【0049】前記白色光源(11)は、約100nmの
スペクトル帯域を備えた中央での波長が633nmで動
作するハロゲンランプであり、回折格子の空間周期は5
77.36nmであり、回折格子上で反射された光線の
入射角度は33.2°であり、光検出アレイの隣接する
ピクセルの間の距離は25ミクロンであり、リレーレン
ズの焦点距離は60mmであり、測定される距離は約1
25ミクロンmmであるのが好都合である。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明のより良い理解のた
めに、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0051】干渉測定器は、基本的に、白色又は広帯域
の光源11、コリメート手段13、集束手段15、回折
格子17、ビームスプリッター19、及び光検出アレイ
21からなっている。動作時において、一般にハロゲン
ランプや発光ダイオード(LED)等の白色光源11の
光線は、コリメートレンズ13によって平行にされ、レ
ンズ15によって集束される。これにより光線はプリズ
ム23を通って基板27又はウェーハの上面のテスト面
25に導かれる。入射光線は好ましくはテスト面25に
対して90°である。これにより、入射光線と反射光線
は本質的に一致する。ビームスプリッター19は反射光
線を回折格子17に導き、該回折格子17は反射光線を
分散する。分散された光線は次にレンズ29によって多
数のピクセル(pixels)からなる光検出アレイ21の上
に集束される。光検出アレイ21からの信号は電子制御
ユニット31に供給され、そして次にコンピュータ33
に供給される。光の強度分布から、距離、屈折率、層の
厚さ、多層構造からの位相貢献が計算される。
【0052】図2からさらに明瞭に分かるように、ウェ
ーハ27はプリズム23の下面と光学的に接触している
ホログラム35に近接しかつ平行に配置されている。距
離Lの小さなエアギャップ37がテスト面25からホロ
グラム面39を分離している。ホログラム面39とテス
ト面25は干渉計を形成する。基板27の表面は、Si
2層41と光抵抗層43の2つの層によって被覆され
ている。光線が90°で基板27に導かれると、その光
線は2つの層すなわち皮膜43と44を透過する。屈折
率が変化する境界では、光線の一部分が反射される。こ
れにより、面39、25、45及び47からの反射が得
られる。本質的には、面39と25からの反射によって
形成されるような干渉計を考えることができるが、しか
し45と47からの反射は25から反射された光線に位
相変化を伝える。もし前述した多反射により生み出され
る位相変化が測定アルゴリズムにおいて考慮されなけれ
ば、距離測定誤差が導入され、この結果焦点外れの画像
がウェーハに印刷される。位相変化の大きさすなわち距
離測定誤差は当該層及び使用される帯域により変化する
が、数ミクロンを越えてもよい。高解像印刷に対して
は、そのような誤差は受け入れられない。
【0053】回折格子17によって生成される分散は、
光検出アレイ21の2つの隣接するピクセルnとn−1
の間の周波数の差Δνが測定された干渉パターンの2つ
の隣接するサンプルSnの間のΔФs=π/2の位相差に
なるようなものである。図3を参照すると、スペクトラ
ムで観測される縞(fringes)は縞周期当たり4つのサ
ンプルでもって同時に検出され、縞位相(fringe phas
e)が計算される。図においては、サンプリングが縞パ
ターンに(ほとんど)同期していることを証明するため
に、全ての4番目のサンプルは図面的に強調されてい
る。
【0054】装置の重要な特徴は、17、29及び21
の寸法である。前述したように、光検出アレイ(PD
A)21の隣接するピクセルの間の干渉位相差はπより
も大きくあるべきであるが、この分光がπ/2であれば
最も都合がよい。したがって、この条件を満足するため
に、回折格子17、リレーレンズ29及びPDA21
は、光源の中心波長及び測定される距離に応じて選択さ
れ調整される。
【0055】次に、4つの実施例を参照して方法を説明
する。
【0056】多層なしの絶対距離測定 多層構造が存在しない(すなわち無垢の基板である)と
き、式(4)に示す位相関数モデルは次のように記載さ
れる。
【数8】 Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Lν (6) パラメータФ0とLのそれぞれの最良適合値Ф0fit、L
fitを見つけるために、非反復線形(non iterative lin
ear)最小二乗アルゴリズムが用いられ、式(4)の位
相関数モデルを式(3)の測定位相関数に適合させる。
【0057】シリコン基板上に光抵抗層 Si基板の上に光抵抗層を有する場合、光抵抗層の屈折
率(nres)とSi基板の屈折率(nsi)が光学周波数
νと無関係であると仮定すると、式(4)の位相モデル
は次のように記載される。
【数9】 Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Lν+δr(ν;dres) (7) 商業的に入手可能なレーベンベルグ−マルカート法、例
えば「MATLABとともに使用する最適化ツールボッ
クス(Optimisation Toolbox)」(The Mathworks, In
c., Natick, Mass. 0176-1500, 1994)で実行されるよ
うなものが、式(7)を式(3)の測定位相関数に1折
り非線形適合(one-fold non linear fitting)して
Ф0,L及びdresを見つけるのに使用することができ
る。図4は現在の光学的方法を使用して得られた光抵抗
層の厚さdresの測定値の表を示す。機械的形状測定法
で測定された値が比較のために示されている。Lucは光
抵抗層による位相変化に対する補正のないLの測定値、
cは補正値、ΔLはLucとLcの間の差である。
【0058】同様のアプローチは、多層構造において、
光抵抗層の前の最終層が金属のような本質的に不透明な
層であるときに使用することができる。そのような場
合、多層構造は基板として透明層を有する本質的に単層
構造として挙動する。
【0059】Si層上のSi2層に光抵抗層 Si基板上のSi2層の光抵抗層によって形成された多
層構造の場合、光抵抗の屈折率(nres)とシリカの屈
折率(nsi)が光学周波数と無関係であると仮定する
と、式(4)の位相モデルは次式のように記載される。
【数10】 Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Lν+δr(ν;dres,dSiO2)(8 ) 式(8)を式(3)の測定位相関数に2折り非線形適合
(two-fold non linear fitting)することが、Ф0
L、dres及びdSiO2を見つけるのに使用することがで
きる。図5は現在の方法を使用して得られた光抵抗層と
酸化シリコン層の厚さの値の表を示す。機械的形状測定
法で測定された値が比較のために示されている。Luc
光抵抗層及びSi2層による位相変化に対する補正のな
いLの測定値、Lcは補正値、ΔLはLucとLcの間の差
である。
【0060】公知の多層構造i,diの値が(例えば他の測定方式から)従来公知で
あれば、δrはモデルから直接計算し得ることは明らか
である。そのような場合、パラメータФ0とLのそれぞ
れの最良適合値Ф0fit、Lfitを見つけるために式
(5)の位相関数モデルを式(4)の測定位相関数に適
合するには、非反復最小二乗アルゴリズムが十分であ
る。
【0061】このように、前述の方法は、例えばTIR
ホログラフシステムにおいて1層で被覆されたウェーハ
のように、1つの表面に1又はそれを越える層がある2
つの面の間の正確な距離を決定するのに特に有益であ
る。それは、本方法が光学的形状測定器に有利に適用し
うるという前述の記載からも分かる。形状測定器は参照
面と形状が描かれた第2面との間の距離を測定する。も
し決定される形状がコーティングであれば、その測定は
正確でない。この問題は従来この技術分野において力が
注がれなかった。したがって、公知の形状測定器の使用
は2つの面の間の距離の測定に限定されている。これに
関連して、本方法は公知の形状測定器の多用性を増加す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全反射(Total Internal Reflection=TIR)
ホログラフシステムにおける被覆された基板とホログラ
ムの間の隙間を測定するためのTIRホログラフ装置に
使用される干渉法測定システムの概略図である。
【図2】 被覆された基板とホログラムを示す図1の拡
大詳細図である。
【図3】 干渉の周期あたり4つのサンプルでの同期サ
ンプリングの原理を示すグラフである。
【図4】 現在の方法を使用して得られたホログラム面
と光抵抗層で被覆されたシリコンウェーハ面との間の距
離Lと光抵抗層の厚さdresの測定値の図表である。
【図5】 Lと、現在の方法を使用して得られたシリコ
ンウェーハ上のSi2と光抵抗層の厚さdSiO2、dres
の測定値の図表である。
【符号の説明】
11…光源、13…コリメートレンズ、15…収束レン
ズ、17…回析格子、19…ビームスプリッター、21
…光検出アレイ、23…プリズム、25…基板面、27
…基板、35…ホログラム、37…エアギャップ、39
…ホログラム面、41…Si2層、43…光抵抗層、4
1,45,47…面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルバ・シュネル スイス、ツェーハー−2013コロンビエ、 ラ・メールス5番 (72)発明者 サイモン・グレイ スイス、ツェーハー−2205モンモリン、 ル・ジョラン(番地の表示なし)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(27)上に1又はそれを越える層
    の皮膜構造を、干渉計特に白色光チャンネルスペクトラ
    ム干渉計又は多波長干渉計によって、特に層の厚さ及び
    屈折率に関して特徴づける方法において、 a)2つの分離した本質的に平行な反射面からなる干渉
    計に光線を導くステップであって、それらの反射面のパ
    ス長さは距離Dだけ異なり、それらのいずれか一方の面
    は1又はそれを越える層構造(27,41,43)であ
    り、ここで特徴づけられる層は選択された波長に対して
    少なくとも部分的に透明であるステップと、 b)2つの干渉面から反射された光の少なくとも一部を
    回折格子(17)の上に導き、これにより反射光を分散
    するステップと、 c)分散された光を光検出アレイ(PDA)(21)の
    上で集束させるステップと、 d)測定された強度値を使用して、各PDA要素におけ
    る干渉パターンの位相を評価し、「測定位相関数」すな
    わち周波数の関数としての干渉の位相を与えるステップ
    と、 e)位相関数モデルを測定位相関数に適合させるステッ
    プであって、ここで位相関数モデルは次式の通りであ
    り、 【数1】Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Dν+δr(ν;
    i,di) ここで、δrは多層構造の位相貢献、cは光の速度であ
    り、 パラメータは位相関数モデルのパラメータであって、 niとdiはそれぞれi番目の層の屈折率と厚さ、 Ф0は位相決定方法による位相オフセット、 Dは2つの干渉面の間の距離、又は、干渉計の2つの干
    渉アームの間のパス長差であるステップと、 f)測定位相関数を最良に適合させる位相関数モデルの
    パラメータを決定するステップと、 からなる方法。
  2. 【請求項2】 前記光線は広帯域若しくは多波長の光源
    又はLEDからのものである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記位相関数モデルを前記測定位相関数
    に適合させるのに、最小二乗適合法が使用される請求項
    1又は2のいずれかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記回折格子(17)、光検出アレイ
    (21)の隣接するピクセルの間の距離、及びリレーレ
    ンズ(29)の焦点距離は、距離Dと照明源の中央での
    波長又は周波数に関して選択され配置され、光検出アレ
    イの各ピクセルがある波長又は周波数の光を測定するよ
    うになっている請求項1から3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記要素は、隣接するピクセルがπ/2
    の干渉パターンにおける位相分離に対応する周波数Δν
    だけ分離されるように配置されている請求項4に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記測定点Nの数は、決定されるパラメ
    ータMの数を越えている請求項1から5のいずれかに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 前記決定されるパラメータの評価は適合
    手順の開始点として使用される請求項1から6のいずれ
    かに記載の方法。
  8. 【請求項8】 ホログラム面(39)と、該ホログラム
    面(39)に近接しかつ本質的に平行に配置された被覆
    基板面(25)との間の正確な距離Lを決定するための
    TIRホログラフ形状において使用される請求項1から
    7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記基板(27)は1又はそれを越える
    層(41,43)で被覆されている請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 距離測定は焦点を調整し維持するのに
    使用される請求項8又は9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記位相関数モデルは、 【数2】Ф(ν)=Ф0+(4π/c)Lν+δr(ν;
    i,di) で記載され、 ここで、Lは測定される距離、他の記号は請求項1で定
    義されたている通りである請求項8から10のいずれか
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 各層の屈折率及び層厚さを決定するの
    に第2の独立した方法が使用され、さらに決定されるパ
    ラメータは位相関数モデルがより少ないパラメータを有
    するようにδrを計算するのに使用され、これにより測
    定位相関数への適合を迅速化し単純化する請求項8から
    11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 本質的に平行な2つの面の間の距離を
    測定するため、さらに具体的には少なくとも1つの面が
    少なくとも1つの層で被覆されている2つの面の間の距
    離を測定するための干渉計システムにおいて、 白色又は広帯域の光源(11)と、 光線を平行にするコリメート手段(13)と、 光線を面(39,25,45,47)に集束させるため
    の集束手段(15)と、 回折格子(17)と、 該回折格子に向かって反射光を導く手段(19)と、 前記回折格子(17)とリレーレンズ(29)に関して
    配設され、反射され分散された光線を検出するための光
    検出アレイ(21)とからなり、 ここで、回折定数、リレーレンズ(29)の焦点距離、
    光検出アレイ(21)のピクセル間隔は、干渉縞周期当
    たり少なくとも3つのサンプルを備えた同期サンプリン
    グが得られるように、光源の中央での波長と概略距離L
    に関して、選択され配置される干渉計システム。
  14. 【請求項14】 入射光線は、反射光線が本質的に光検
    出アレイ(21)で一致するように約90°の角度であ
    る請求項13に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記ビームスプリッター(19)は、
    反射光線を前記回折格子(17)に向かって屈折させる
    請求項13又は14のいずれかに記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記2つの表面は、TIRホログラフ
    石版印刷システムにおけるホログラムと基板であり、測
    定された距離は焦点位置を決定するのに使用される請求
    項13から15のいずれかに記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記光源(11)は白色光源である請
    求項13から16のいずれかに記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記白色光源(11)は、約100n
    mのスペクトル帯域を備えた中央での波長が633nm
    で動作するハロゲンランプであり、回折格子の空間周期
    は577.36nmであり、回折格子上で反射された光
    線の入射角度は33.2°であり、光検出アレイの隣接
    するピクセルの間の距離は25ミクロンであり、リレー
    レンズの焦点距離は60mmであり、測定される距離は
    約125ミクロンmmである請求項13から16のいず
    れかに記載のシステム。
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