JP2006162453A - 測定方法及び装置、露光装置、並びに、デバイス製造方法 - Google Patents

測定方法及び装置、露光装置、並びに、デバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 被検体の屈折率分布(ホモジニティー)、特に、ホモジニティーの高次成分を高精度に測定することができる測定方法及び装置を提供する。
【解決手段】 参照プレートからの反射光と被検体及び/又は反射プレートからの反射光とを干渉させ、前記被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置した場合における前記被検体及び/又は反射プレート上の光の位置と前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置しない場合における前記被検体及び/又は反射プレート上の光の位置とが同一位置となるように、前記被検体及び/又は反射プレートの位置を調整するステップを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、測定方法及び装置に係り、IC、LSIなどの半導体チップ、液晶パネルなどの表示素子、磁気ヘッドなどの検出素子、CCDなどの撮像素子といった各種デバイス、マイクロメカニクスで用いる微細パターンの製造に用いられる露光装置の光学系を構成する光学素子の屈折率分布を測定する測定方法及び装置に関する。
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて半導体メモリや論理回路などの微細な半導体素子又は液晶表示素子を製造する際に、レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する縮小投影露光装置が従来から使用されている。
縮小投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。従って、波長を短くすればするほど、及び、NAを上げれば上げるほど、解像度はよくなる。このため、近年の半導体素子の微細化への要求に伴い露光光の短波長化が進められ、KrFエキシマレーザー(波長約248nm)からArFエキシマレーザー(波長約193nm)、Fレーザー(波長約157nm)と用いられる紫外線の波長は短くなってきた。
一方、露光光の短波長化に伴って、光学系(照明光学系及び投影光学系)に使用可能な光学材料(硝材)も石英ガラス(SiO)及びフッ化カルシウム(CaF)などに限られるようになってきた。硝材の光学性能には、波長に対する透過性、耐久性、均一な屈折率分布(以下、「ホモジニティー」と称する。)及び複屈折特性などがあり、露光装置の性能を保証するためには、これらの光学性能を高精度に測定し、光学系に要求される性能を満足しうる硝材を選別する必要がある。特に、ホモジニティーは、投影光学系の像性能(線幅均一性)を左右する重要な光学性能である。
硝材のホモジニティーは、一般に、干渉計を用いて(即ち、被検硝材を透過した被検光と参照光との干渉縞から)測定される(例えば、非特許文献1参照。)。具体的には、図12及び図13に示すように、基準プレート1100のフィゾー面1110で反射される光を参照光とし、参照光と被検硝材TGを透過せずに(即ち、被検硝材TGを光路上に配置せずに)反射プレート1200の表面1210で反射された被検光との干渉縞による反射プレート1200の表面1210の波面形状変化を含んだ位相差分布W1と、参照光と被検硝材TGを透過して(即ち、被検硝材TGを光路上に配置して)反射プレート1200の表面1210で反射された被検光との干渉縞による被検硝材TGの波面形状変化を含んだ位相差分布W2と、参照光と被検硝材TGの表面TGaで反射された被検光との干渉縞による被検硝材TGの表面TGaの波面形状変化を含んだ位相差分布W3と、参照光と被検硝材TGの裏面TGbで反射された被検光との干渉縞による被検硝材TGの裏面TGbの波面形状変化を含んだ位相差分布W4とを求め、位相差分布W1乃至W4を、以下の数式1に代入することで、被検硝材TGのホモジニティーΔnを導出することができる。なお、被検硝材TGは、表面TGa及び裏面TGbが研磨面であり、屈折率をnとする。ここで、図12及び図13は、従来の被検硝材TGのホモジニティーの測定を説明するための図であって、図12は被検硝材TGを光路上に配置していない状態を、図13は被検硝材TGを光路上に配置した状態を示している。
また、硝材のホモジニティーを測定する方法として、オイルオンプレート法も知られている。図14及び図15は、オイルオンプレート法による被検硝材TGのホモジニティーの測定を説明するための図である。基準プレート2100のフィゾー面2110で反射される光を参照光とし、図14に示すように、基準プレート2200と基準プレート2300との間に緩挿された被検硝材TGを透過して反射プレート2400の表面2410で反射された被検光と参照光との干渉縞による被検硝材TGの波面形状変化を含んだ位相差分布WSと、図15に示すように、被検硝材TGを透過せずに(即ち、基準プレート2200と基準プレート2300との間に被検硝材TGを緩挿せずに)反射プレート2400で反射された被検光と参照光との干渉縞による基準プレート2200及び2300と反射プレート2400の表面2410の波面形状変化を含んだ位相差分布WRとを求め、位相差分布WS及びWRを、以下の数式2に代入することで、被検硝材TGのホモジニティーΔnを導出することができる。なお、基準プレート2200及び2300と被検硝材TGとの間には、被検硝材TGと略同一の屈折率を有する油(マッチングオイル)が充填されている。
このようにして測定された硝材のホモジニティーは、一般には、最小二乗法等を用いて多項式フィッティングを行うことにより、多項式成分と多項式残差成分に分離して評価される。例えば、多項式としてはゼルニケ多項式(ゼルニケ36項)を用いることができ、ゼルニケ36項では表すことのできないホモジニティーの高次成分が多項式残差成分となる。
多項式残差成分は、投影光学系の像性能においてフレアーの要因となり、線幅均一性を劣化させるなど露光装置の性能に強く影響している。特に、多項式残差成分の周期によってフレアーへの効き率が異なることが知られている。なお、多項式残差成分(ホモジニティーの高次成分)は、硝材として使用されるフッ化カルシウムに多く存在する。従って、多項式残差成分を高精度に測定し、かかる多項式残差成分が規定量以下である硝材を選別することが投影光学系にとって重要なこととなっている。
Opt.Eng/September 1991/Vol.30 No.9/P1399−1405 Measurement of the inhomogeneity of a window
しかしながら、従来のホモジニティーの測定では、ホモジニティーの高次成分を高精度に測定することができず、硝材を正確に評価することができなかった。これは、被検硝材を光路中に配置すると、被検硝材の楔角や参照プレートに対する角度によって光が曲がり、各位相差分布毎に(即ち、被検硝材を光路上に配置した場合と被検硝材を光路上に配置しない場合とにおいて)反射プレート及び/又は基準プレート上における光の反射及び/又は透過する位置が変化してしまうからである。換言すれば、被検硝材及び反射プレートの形状の影響による波面形状変化が、数式1又は数式2から導出されるホモジニティーに残ってしまうからである。
詳細には、図12に示すように、被検硝材TGが光路上に配置されていない場合には、光は直進し、反射プレート1200の表面1210で反射される。しかし、図13に示すように、図中上下方向に楔角を有する被検硝材TGを光路上に配置すると、被検硝材TGの楔角及び角度などによって被検光は、図13の実線で示すように図中上方向にシフトするため、光が直進した場合(図13の点線)と比較して、反射プレート1200の表面1210上の異なる位置で反射されることになる。従って、位相差分布W1と位相差分布W2とは、反射プレート1210の表面1210上の異なる位置の波面形状変化を含むことになり、位相差分布W1及びW2を数式1に代入しても、反射プレート1210の表面1210の形状の影響による波面形状変化が導出されるホモジニティーに残ってしまうことになる。
また、オイルオンプレート法においても同様の問題が生じる。図16及び図17は、オイルオンプレート法における被検硝材TGのホモジニティーを正確に測定することができない理由を説明するための図である。オイルオンプレート法では、基準プレート2200及び2300との干渉を防止するために、図16に示すように、基準プレート2200、被検硝材TG及び基準プレート2300を参照プレート2100に対してθ1だけ傾けて位相差分布WSを測定する。基準プレート2200上の位置Oを通過した光は、基準プレート2200の法線に対してθ2の屈折角で進み、被検硝材TG、基準プレート2300を透過し、反射プレート2400上の位置R1で反射する。なお、基準プレート2200の屈折率をn1とすると、sinθ1=n1×sinθ2の関係となる。
一方、位相差分布WR(即ち、基準プレート2200と基準プレート2300との間に被検硝材TGを緩挿させない)を測定する場合、図17に示すように、基準プレート2200の位置Oを透過した光は、基準プレート2200の法線に対してθ2の屈折角で進み、基準プレート2300を透過し、反射プレート2400上の位置R2で反射する。即ち、被検硝材TGの厚さによって、反射プレート2400上での反射位置が、R1とR2で異なる位置となる。かかるズレ量ΔRは、被検硝材TGの厚さをD[mm]としたとき、以下の数式3で示される。従って、基準プレート2200及び2300のみの位相差分布WRがズレ量ΔRを含み、位相差分布WS及びWRを数式2に代入しても、被検硝材TGの正確なホモジニティーを導出することができない。
更に、基準プレート2300でも、位相差分布WSの測定時と位相差分布WRの測定時との間で光の位置のズレが生じる。図16に示すように、位相差分布WSを測定する場合、基準プレート2200上の位置Oを通過した光は、基準プレート2200の法線に対してθ2の屈折角で進み、被検硝材TG及び基準プレート2300上の位置P1を通過する。
一方、位相差分布WRを測定する場合、図17に示すように、基準プレート2200の位置Oを透過した光は、基準プレート2200の法線に対してθ2の屈折角で進み、基準プレート2300上の位置P2を透過する。即ち、被検硝材TGの厚さによって、基準プレート2300を透過する位置が、P1とP2で異なる位置となる。かかるズレ量ΔPは、以下の数式4で示される。従って、基準プレート2200及び2300のみの位相差分布WRがズレ量ΔPを含み、位相差分布WS及びWRを数式2に代入しても、被検硝材TGの正確なホモジニティーを導出することができない。
干渉計の分解能(ここでは、CCDの1画素に相当する被検硝材上での分解能を示す)を0.24[mm/画素]に設定し、反射プレート2400をシフトしたときの各ホモジニティーの測定結果から求めた多項式残差成分(36項残差)を図18に示す。図18では、ズレ量がないときの多項式残差成分を1に正規化し、その比(残差比)を示している。
図18を参照するに、反射プレート2400を干渉計の分解能である0.24mm以上シフトした領域では、多項式残差成分が1.3倍以上大きくなってしまい、被検硝材TGのホモジニティーを正しく測定していないことがわかる。例えば、基準プレート2200及び2300を石英(屈折率=1.45706)とし、被検硝材TGの厚さを80[mm]、θ1を1度とした場合、多項式残差成分は0.44[mm]となり無視できないズレ量となる。
そこで、本発明は、被検体の屈折率分布(ホモジニティー)、特に、ホモジニティーの高次成分を高精度に測定することができる測定方法及び装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての測定方法は、参照プレートからの反射光と被検体及び/又は反射プレートからの反射光とを干渉させ、前記被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置した場合における前記被検体及び/又は反射プレート上の光の位置と前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置しない場合における前記被検体及び/又は反射プレート上の光の位置とが同一位置となるように、前記被検体及び/又は反射プレートの位置を調整するステップを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての測定方法は、被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、参照プレートと反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第1の位相差分布を測定する第1のステップと、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置せずに、前記第1のステップにおける前記反射プレート上の光の位置と同一位置となるように前記反射プレートの位置を調整し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第2の位相差分布を測定する第2のステップと、前記第1のステップにおける前記被検体の第1の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第1の面からの反射光との干渉縞を基に、第3の位相差分布を測定する第3のステップと、前記第1のステップにおける前記被検体の第2の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第2の面からの反射光との干渉縞を基に、第4の位相差分布を測定する第4のステップと、前記第1の位相差分布をW2、前記第2の位相差分布をW1、前記第3の位相差分布をW3、前記第4の位相差分布をW4、前記被検体の屈折率をnとして、{n(W2−W1)−(n−1)(W4−W3)}に代入し、前記被検体の屈折率分布を導出するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての測定方法は、被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、参照プレートと反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第1の位相差分布を測定する第1のステップと、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置せずに、前記第1のステップにおける前記反射プレート上の光の位置と同一位置となるように前記反射プレートの位置を調整し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第2の位相差分布を測定する第2のステップと、前記第1のステップにおける前記被検体の第1の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第1の面からの反射光との干渉縞を基に、第3の位相差分布を測定する第3のステップと、前記第1のステップにおける前記被検体の第2の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第2の面からの反射光との干渉縞を基に、第4の位相差分布を測定する第4のステップと、前記第4のステップにおける前記被検体の第1の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第1の面からの反射光との干渉縞を基に、第5の位相差分布を測定する第5のステップと、前記第1の位相差分布をW2、前記第2の位相差分布をW1、前記第3の位相差分布をW3、前記第4の位相差分布をW4、前記第5の位相差分布をW5、前記被検体の屈折率をnとして、{n(W2−W1)−(n−1)(W4−W3)−(n−1)(n−1)(W5−W3)}に代入し、前記被検体の屈折率分布を導出するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての測定方法は、参照プレートからの参照光と反射プレートからの被検光とを干渉させ、被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、第1の基準プレートと第2の基準プレートとの間に緩挿させた前記被検体を、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に配置し、前記被検体を含む透過波面を測定する第1の測定ステップと、互いに張り合わせた前記第1のプレート及び前記第2のプレートを、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に配置し、前記被検体を含まない透過波面を測定する第2の測定ステップとを有し、前記第2の測定ステップは、前記第1の測定ステップにおける前記第1の基準プレート、前記第2の基準プレート及び前記反射プレート上での光の位置と前記第2の測定ステップにおける前記第1の基準プレート、前記第2の基準プレート及び前記反射プレート上での光の位置とを一致させて前記被検体を含まない透過波面を測定することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての測定装置は、参照プレートと、反射プレートとを有し、前記参照プレートからの反射光と被検体及び/又は反射プレートからの反射光とを干渉させ、前記被検体の屈折率分布を測定する測定装置であって、前記被検体の位置を調整する第1の調整手段と、前記反射プレートの位置を調整する第2の調整手段とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての測定装置は、被検体の屈折率分布を測定する測定装置であって、上述の測定方法を行うことができる測定モードを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、上述の測定方法を利用して屈折率分布が測定され、所望の屈折率分布を有する光学素子で構成された光学系を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、被検体の屈折率分布(ホモジニティー)、特に、ホモジニティーの高次成分を高精度に測定することができる測定方法及び装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての測定方法及び装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の測定装置100の構成を示す概略断面図である。
測定装置100は、被検体TGの屈折率分布(ホモジニティー)を測定する測定装置であり、図1に示すように、光源110と、ハーフミラー112と、2軸チルトステージ114と、参照プレート116と、圧電素子118と、反射プレート120と、ステージ122と、結像光学系124と、拡散板126と、結像光学系128と、CCD130と、制御部132とを有する。なお、図1には示していないが、被検体TGを載置すると共に、光軸に対して垂直方向に被検体TGを移動させるステージ134も測定装置100を構成する。
図1を参照するに、光源110を射出した光は、ハーフミラー112を透過し、2軸チルトステージ114に載置された参照プレート116に至る。なお、2軸チルトステージ114は、縞走査法用の圧電素子118を介して参照プレート116を保持する。参照プレート116は、最終面116a以外に光源110の波長に対する反射防止膜を有し、最終面116aでのみ光の一部を反射する。或いは、参照プレート116の最終面116aに、後述するCCD130の解像度を超える密な縞の楔角を設けてもよい。
参照プレート116の最終面116aで反射されずに参照プレート116を透過した光は、ステージ122に載置された反射プレート120の表面120aで反射される。ステージ122は、光軸に対して垂直方向に反射プレート120を移動させることができる。以下、参照プレート116の最終面116aで反射される光を参照光、参照プレート116の最終面116aを透過する光を被検光と称する。
反射プレート120の表面122で反射した被検光は、参照光と共にハーフミラー112で反射され、結像光学系124によって拡散板126上で干渉縞を形成する。拡散板126は、回転することでスペックル等の光学ノイズを平均化することができる。
拡散板126上に形成された干渉縞は、結像光学系128によりCCD130に伝達される。CCD130で撮像された干渉縞の画像データは、制御部132に転送される。制御部132は、圧電素子118を走査した際の複数の画像データ、所謂、縞走査法により干渉縞の位相を算出する。
以下、測定装置100を用いた本発明の測定方法について説明する。まず、図2及び図3に示すように、参照ミラー116と反射ミラー120との間の光路に、表面TGa及びTGbが研磨面であり、且つ、楔角を有する被検体TGを配置し、反射プレート120の表面120aで反射された被検光と参照光との干渉縞を基に、被検体TGの存在による波面形状変化を含む位相差分布W2を求める。ここで、図2は、参照ミラー116と反射ミラー120との間の光路に被検体TGを配置した場合の測定装置100を示す概略断面図である。図3は、図2に示す参照ミラー116と反射ミラー120との間を示す概略上面図である。
次に、図4に示すように、参照ミラー116と反射ミラー120との間の光路に被検体TGを配置せずに、位相差分布W2を測定した際における反射プレート120(表面120a)上の光の位置と同一位置となるようにステージ122を介して反射プレート120を光軸に対して垂直方向に移動させ、反射プレート120の表面120aで反射された被検光と参照光との干渉縞を基に、反射プレート120の表面120aによる波面形状変化を含む位相差分布W1を求める。ここで、図4は、図3に示す反射プレート120上の光の位置と同一位置となるように反射プレート120を移動させた場合の参照ミラー116と反射ミラー120との間を示す概略上面図である。
次に、図5に示すように、位相差分布W2を測定した際における被検体TGの表面TGa上の光の位置と同一位置となるように、ステージ134を介して被検体TGを配置し、被検体TGの表面TGaで反射された被検光と参照光との干渉縞を基に、被検体TGの表面TGaによる波面形状変化を含む位相差分布W3を求める。ここで、図5は、図3に示す被検体TGの表面TGa上の光の位置と同一位置となるように被検体TGを移動させた場合の参照ミラー116と被検体TGとの間を示す概略上面図である。
次に、図6に示すように、位相差分布W2を測定した際における被検体TGの表面TGb上の光の位置と同一位置となるように、ステージ134を介して被検体TGを配置し、被検体TGの表面TGbで反射された被検光と参照光との干渉縞を基に、被検体TGの表面TGbによる波面形状変化を含む位相差分布W4を求める。ここで、図6は、図3に示す被検体TGの表面TGb上の光の位置と同一位置となるように被検体TGを移動させた場合の参照ミラー116と被検体TGとの間を示す概略上面図である。
そして、位相差分布W1乃至W4を、数式1に導入することで、被検体TGのホモジニティーΔnを導出することができる。
このような測定方法により、被検体TGの楔角又は各位相差分布の測定(即ち、被検体TGを配置する場合と被検体TGを配置しない場合)に起因する光のシフトの影響を低減することができる。実際に、ホモジニティーの高次成分が限りなく0に近い石英を、従来のホモジニティーの測定方法で測定し、ホモジニティーの高次成分のRMSを算出すると51[ppb]となるが、上述の測定方法を適用した場合では19[ppb]となる。このように、本発明の測定方法及び装置は、特に、高次成分のホモジニティーについて高精度に測定することができる。
また、位相差分布W1乃至W4に加えて、位相差分布W4を測定した際における被検体TGの表面TGa上の光の位置と同一位置となるように、ステージ134を介して被検体TGを配置し、被検体TGの表面TGaで反射された被検光と参照光との干渉縞を基に、被検体TGの表面TGaによる波面形状変化を含む位相差分布W5を更に求め、位相差分布W1乃至W5を、以下の数式5に導入することでも、被検体TGのホモジニティーΔnを導出することができる。
実際に、ホモジニティーの高次成分が限りなく0に近い石英を、従来のホモジニティーの測定方法で測定した場合と上述の測定方法を適用した場合とを比較すると、その測定値が約1/2となる。即ち、位相差分布W1乃至W5を用いても高次成分のホモジニティーについて高精度に測定することができる。
なお、被検体や反射プレート上の相対的な光の位置のシフトを補正するという概念は、オイルオンプレート法を用いた測定方法及び装置にも適用することができる。図7及び図8は、オイルオンプレート法を用いた本発明の測定装置200の構成を示す概略断面図である。以下、図7及び図8を用いて測定装置200の構成及び測定装置200を用いた測定方法を説明する。
測定装置200は、被検体TGの屈折率分布(ホモジニティー)を測定する測定装置であり、図7及び図8に示すように、He−Neレーザー光源210と、ビーム成形系212及び214と、参照プレート216と、基準プレート218及び220と、反射プレート222と、ハーフミラー224と、結像系226と、拡散板228と、結像系230と、CCD232と、制御部234と、セル236、238及び240と、ステージ242と、セル244と、ステージ246とを有する。
図7において、波長633nmのHe−Neレーザー光源210から射出した光は、ビーム成形系212及び214によって平面波となり、参照プレート216のフィゾー面216aで反射され、参照光を形成する。
参照プレート216を透過した光は、基準プレート218、被検体TG及び基準プレート220を透過し、反射プレート222の表面222aで反射される。反射プレート222の表面222aで反射された光は、再び、基準プレート220、被検体TG、基準プレート218及び参照プレート216を透過し、被検光を形成する。
参照光と被検光は干渉し、ビーム成形系214、ハーフミラー224及び結像系226を介して拡散板228上に干渉縞を形成する。かかる干渉縞を結像系230でCCD232に投影し、検出する。
参照プレート216は、図示しない圧電素子によって駆動され、干渉縞を走査して複数の干渉縞の画像データが制御部234に転送される。制御部234は、複数の画像データを処理(縞走査法)し、位相差分布WSを算出する。
被検体TGは、表面が擦り硝子状の粗面状態の平行平板であり、λ/10乃至λ/20程度に研磨された石英等で構成される基準プレート218と基準プレート220との間に緩挿され、且つ、被検体TGの表面の影響を除去するため、基準プレート218及び220との間には被検体TGと略同一の屈折率を有する油(マッチングオイル)で充填されている。
なお、本実施形態では、基準プレート218、被検体TG、基準プレート220は、それぞれセル236、セル238、セル240内に固定され、相対的な位置を調整した後、セル236、セル238及びセル240が一体となってステージ242上に配置されている。
ステージ242は、光軸に対して基準プレート218、被検体TG、基準プレート220を傾ける傾き機構を有し、本実施形態では、基準プレート218の表面による干渉を防ぐために、図面内に平行に傾けている。
また、反射プレート222もセル244内に固定され、ステージ246上に配置されている。ステージ246は、光軸に対して反射プレート222を傾ける傾き機構を有し、且つ、光軸に対して反射プレート222を垂直方向に駆動する駆動機構を有する。
次に、図8に示すように、基準プレート218と基準プレート220とを張り合わせて(即ち、被検体TGを基準プレート218及び220から外す)、上述したのと同様に、位相差分布WHを測定する。このとき、ステージ246を介して反射プレート222をD×sin(θ1−θ2)/cosθ2だけ図中矢印A方向にシフトさせ、ステージ242を介して基準プレート220をD×tanθ2
だけ図中矢印B方向にシフトさせる。ここで、Dは、被検体TGの厚さ[mm]である。例えば、被検体TGと基準プレート218及び220を石英(屈折率1.45706)とし、被検体TGの厚さDを80[mm]、被検体TGと基準プレート218及び220の傾け角を1度とすれば、反射プレート222を矢印A方向に0.44[mm]、基準プレート220を矢印B方向に0.96[mm]シフトさせればよい。これにより、位相差分布WSを測定した際における反射プレート222上での光の反射位置及び基準プレート220上の光が透過する位置と、位相差分布WHを測定する際における反射プレート222上での光の反射位置及び基準プレート220上の光が透過する位置を一致させることができる。換言すれば、反射プレート222上での光の反射位置のズレ及び基準プレート220上の光が透過する位置のズレを実質的になくすことができる。
そして、位相差分布WS及びWHを、数式2に導入することで、被検体TGのホモジニティーΔnを導出することができる。本実施形態の測定方法及び装置によれば、被検体TGを光路上に配置して測定するときの基準プレート218と基準プレート220及び反射プレート222上での光の位置と、被検体TGを光路上に配置しないで測定するときの基準プレート218と基準プレート220及び反射プレート222上での光の位置とを一致させることができる。従って、光のズレによる位相差分布への影響を除去することが可能であるため、高精度に被検体TGのホモジニティーを測定することができる。
以下、図9を参照して、本発明の例示的な露光装置300について説明する。ここで、図9は、本発明の露光装置300の構成を示す概略ブロック図である。露光装置300は、図9に示すように、回路パターンが形成されたレチクル320を照明する照明装置310と、照明されたレチクルパターンから生じる回折光を被処理体340に投影する投影光学系330と、被処理体340を支持するステージ345とを有する。
露光装置300は、例えば、ステップ・アンド・リピート方式やステップ・アンド・スキャン方式でレチクル320に形成された回路パターンを被処理体340に露光する投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」は、マスクに対してウェハを連続的にスキャンしてマスクパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次のショットの露光領域に移動する露光方法である。「ステップ・アンド・リピート方式」は、ウェハのショットの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットを露光領域に移動する露光方法である。
照明装置310は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル320を照明し、光源部312と、照明光学系314とを有する。
光源部312は、例えば、光源としては、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができるが、光源の種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約157nmのFレーザーやYAGレーザーを使用してもよいし、その光源の個数も限定されない。例えば、独立に動作する2個の固体レーザーを使用すれば固体レーザー間相互のコヒーレンスはなく、コヒーレンスに起因するスペックルはかなり低減する。更にスペックルを低減するために光学系を直線的又は回動的に揺動させてもよい。また、光源部312にレーザーが使用される場合、レーザー光源からの平行光束を所望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部312に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
照明光学系314は、レチクル520を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、ハエの目レンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。照明光学系314は、軸上光、軸外光を問わず使用することができる。ライトインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレーター等を含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。かかる照明光学系314のレンズなどの光学素子に、本発明の測定方法及び装置によって所望の屈折率分布(即ち、所定値の光学性能)を有すると測定された硝材を使用することができる。
レチクル320は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル320から発せられた回折光は、投影光学系330を通り、被処理体340上に投影される。レチクル320と被処理体340は、光学的に共役の関係にある。本実施形態の露光装置300は、スキャナーであるため、レチクル320と被処理体340を縮小倍率比の速度比でスキャンすることによりレチクル320のパターンを被処理体340上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル320と被処理体340を静止させた状態で露光が行われる。
投影光学系330は、物体面であるレチクル320上のパターンを反映する光を像面である被処理体340上に投影する光学系である。投影光学系330は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。かかる投影光学系330のレンズなどの光学素子に、本発明の測定方法及び装置によって所望の屈折率分布(即ち、所定値の光学性能)を有すると測定された硝材を使用することができる。
被処理体340は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板やその他の被処理体を広く含む。被処理体340には、フォトレジストが塗布されている。
ステージ345は、被処理体340を支持する。ステージ345は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、ステージ345は、リニアモーターを利用してXY方向に被処理体340を移動させることができる。レチクル320と被処理体340は、例えば、同期走査され、ステージ345と図示しないレチクルステージの位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ステージ345は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、レチクルステージ及び投影光学系330は、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
露光において、光源部314から発せられた光束は、照明光学系314によりレチクル320を、例えば、ケーラー照明する。レチクル320を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系330により被処理体340に結像される。露光装置300が使用する照明光学系314及び投影光学系330は、本発明の測定方法及び装置で光学性能が所定値を満たすと測定された光学素子を含み、特に、投影光学系330の像性能(線幅均一性等)に優れているため、高いスループットで経済性よくデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
次に、図10及び図11を参照して、上述の露光装置300を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図10は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図11は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の露光装置300によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置300を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての測定装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す参照ミラーと反射ミラーとの間の光路に被検体を配置した場合の測定装置を示す概略断面図である。 図2に示す参照ミラーと反射ミラーとの間を示す概略上面図である。 図3に示す反射プレート上の光の位置と同一位置となるようにステージを移動させた場合の参照ミラーと反射ミラーとの間を示す概略上面図である。 図3に示す被検体の表面上の光の位置と同一位置となるように被検体を移動させた場合の参照ミラーと被検体との間を示す概略上面図である。 図3に示す被検体の表面上の光の位置と同一位置となるように被検体を移動させた場合の参照ミラーと被検体との間を示す概略上面図である。 オイルオンプレート法を用いた本発明の測定装置の構成を示す概略断面図である。 オイルオンプレート法を用いた本発明の測定装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略ブロック図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図10に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 従来の被検硝材のホモジニティーの測定を説明するための図である。 従来の被検硝材のホモジニティーの測定を説明するための図である。 オイルオンプレート法による被検硝材のホモジニティーの測定を説明するための図である。 オイルオンプレート法による被検硝材のホモジニティーの測定を説明するための図である。 オイルオンプレート法における被検硝材のホモジニティーを正確に測定することができない理由を説明するための図である。 オイルオンプレート法における被検硝材のホモジニティーを正確に測定することができない理由を説明するための図である。 干渉計の分解能を0.24[mm/画素]に設定し、反射プレートをシフトしたときの各ホモジニティーの測定結果から求めた多項式残差成分を示すグラフである。
符号の説明
100 測定装置
116 参照プレート
120 反射プレート
122 ステージ
138 CCD
132 制御部
200 測定装置
216 参照プレート
218及び220 基準プレート
222 反射プレート
232 CCD
234 制御部
236、238及び240 セル
242 ステージ
244 セル
246 ステージ
300 露光装置
314 照明光学系
330 投影光学系
TG 被検体

Claims (14)

  1. 参照プレートからの反射光と被検体及び/又は反射プレートからの反射光とを干渉させ、前記被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、
    前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置した場合における前記被検体及び/又は反射プレート上の光の位置と前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置しない場合における前記被検体及び/又は反射プレート上の光の位置とが同一位置となるように、前記被検体及び/又は反射プレートの位置を調整するステップを有することを特徴とする測定方法。
  2. 被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、
    参照プレートと反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第1の位相差分布を測定する第1のステップと、
    前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置せずに、前記第1のステップにおける前記反射プレート上の光の位置と同一位置となるように前記反射プレートの位置を調整し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第2の位相差分布を測定する第2のステップと、
    前記第1のステップにおける前記被検体の第1の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第1の面からの反射光との干渉縞を基に、第3の位相差分布を測定する第3のステップと、
    前記第1のステップにおける前記被検体の第2の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第2の面からの反射光との干渉縞を基に、第4の位相差分布を測定する第4のステップと、
    前記第1の位相差分布をW2、前記第2の位相差分布をW1、前記第3の位相差分布をW3、前記第4の位相差分布をW4、前記被検体の屈折率をnとして、{n(W2−W1)−(n−1)(W4−W3)}に代入し、前記被検体の屈折率分布を導出するステップとを有することを特徴とする測定方法。
  3. 被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、
    参照プレートと反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第1の位相差分布を測定する第1のステップと、
    前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置せずに、前記第1のステップにおける前記反射プレート上の光の位置と同一位置となるように前記反射プレートの位置を調整し、前記参照プレートからの反射光と前記反射プレートからの反射光との干渉縞を基に、第2の位相差分布を測定する第2のステップと、
    前記第1のステップにおける前記被検体の第1の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第1の面からの反射光との干渉縞を基に、第3の位相差分布を測定する第3のステップと、
    前記第1のステップにおける前記被検体の第2の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第2の面からの反射光との干渉縞を基に、第4の位相差分布を測定する第4のステップと、
    前記第4のステップにおける前記被検体の第1の面上の光の位置と同一位置となるように前記参照プレートと前記反射プレートとの間に前記被検体を配置し、前記参照プレートからの反射光と前記被検体の第1の面からの反射光との干渉縞を基に、第5の位相差分布を測定する第5のステップと、
    前記第1の位相差分布をW2、前記第2の位相差分布をW1、前記第3の位相差分布をW3、前記第4の位相差分布をW4、前記第5の位相差分布をW5、前記被検体の屈折率をnとして、{n(W2−W1)−(n−1)(W4−W3)−(n−1)(n−1)(W5−W3)}に代入し、前記被検体の屈折率分布を導出するステップとを有することを特徴とする測定方法。
  4. 参照プレートからの参照光と反射プレートからの被検光とを干渉させ、被検体の屈折率分布を測定する測定方法であって、
    第1の基準プレートと第2の基準プレートとの間に緩挿させた前記被検体を、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に配置し、前記被検体を含む透過波面を測定する第1の測定ステップと、
    互いに張り合わせた前記第1のプレート及び前記第2のプレートを、前記参照プレートと前記反射プレートとの間に配置し、前記被検体を含まない透過波面を測定する第2の測定ステップとを有し、
    前記第2の測定ステップは、前記第1の測定ステップにおける前記第1の基準プレート、前記第2の基準プレート及び前記反射プレート上での光の位置と前記第2の測定ステップにおける前記第1の基準プレート、前記第2の基準プレート及び前記反射プレート上での光の位置とを一致させて前記被検体を含まない透過波面を測定することを特徴とする測定方法。
  5. 参照プレートと、反射プレートとを有し、前記参照プレートからの反射光と被検体及び/又は反射プレートからの反射光とを干渉させ、前記被検体の屈折率分布を測定する測定装置であって、
    前記被検体の位置を調整する第1の調整手段と、
    前記反射プレートの位置を調整する第2の調整手段とを有することを特徴とする測定装置。
  6. 前記第1の調整手段は、光軸に対して垂直方向に前記被検体を移動させることを特徴とする請求項5記載の測定装置。
  7. 前記第2の調整手段は、光軸に対して垂直方向に前記反射プレートを移動させることを特徴とする請求項5記載の測定装置。
  8. 前記被検体を挟持する2つの基準プレートと、
    前記2つの基準プレート及び前記2つの基準プレートに挟持された前記被検体を保持し、前記2つの基準プレート及び前記2つの基準プレートに挟持された前記被検体の位置を調整する第3の調整手段とを更に有することを特徴とする請求項5記載の測定装置。
  9. 前記第3の調整手段は、光軸に対して垂直方向に前記2つの基準プレート及び前記2つの基準プレートに挟持された前記被検体を移動させることを特徴とする請求項5記載の測定装置。
  10. 前記第3の調整手段は、光軸に対して垂直方向に前記2つの基準プレート及び前記2つの基準プレートに挟持された前記被検体を傾けることを特徴とする請求項5記載の測定装置。
  11. 被検体の屈折率分布を測定する測定装置であって、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の測定方法を行うことができる測定モードを有することを特徴とする測定装置。
  12. レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の測定方法を利用して屈折率分布が測定され、所望の屈折率分布を有する光学素子で構成された光学系を有することを特徴とする露光装置。
  13. 前記光学系は、前記パターンを前記被処理体に投影する投影光学系であることを特徴とする露光装置。
  14. 請求項12又は13記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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