JP2006161966A - 管路の布設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設管路内に新管を推進させて布設する工法において、布設後の新設管路内の流れに悪影響を及ぼさず、布設作業を短時間でかつ低コストで行えるようにする。
【解決手段】 直管部と曲管部とを有する既設管路24内に新管を推進させて布設する管路の布設方法において、既設管路24の直管部において前後に位置し合う短管15どうしを、各短管15の内面に形成されたフランジ部15cにかかり合うボルト22により接続し、管路の布設時の推進力をフランジ部15cおよびボルト22を介して短管15どうしの間で伝達させ、短管15が既設管路24の曲管部24bに達したときに、ボルト22を取り外し、曲管部24bにおいて前後に位置し合う短管15どうしを芯出しし、そのうえで短管15どうしを溶接にて接合して新設管路の曲管部を形成し、各短管15におけるフランジ部15cを除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管路の布設方法に関する。
管路の布設方法として、近年では、非開削で行うことができるパイプインパイプ工法(以下、PIP工法と記す)がよく用いられている。このPIP工法は、更新しようとする既設管路の一端側と他端側とに対応するそれぞれの位置において、地表から発進立坑と到達立坑とを形成し、それぞれの立坑内において既設管路を切断して、この既設管路における発進立坑側の切断口から、既設管路よりも小口径の新管をその挿口側から油圧ジャッキなどで挿入し、この新管の受口に後続の新管の挿口を接合し、この後続の新管を先頭の新管と同様にして順次既設管内に挿入することで、新管を既設管路内において推進させ、発進立坑から到達立坑に到るまで布設する方法である。
上記のように既設管路内に新管を推進させて布設する場合、既設管路における直管部においては新管を接合しつつ推進させるだけで新たな管路を布設することができるが、既設管路の曲管部においては、この曲管部の曲がりに応じて新管を布設する必要があるので、単に新たな直管を推進させるだけでは布設できない。
そこで、曲管部を有する既設管路内に新管を布設するには、図14に示すように、一端面に対して他端面が傾斜して形成され、例えば管体の側面側から見て扇形状となるように形成され、既設管路の曲管部に沿って布設されることで新設管路の曲管部を形成する複数の、例えば2つの短管1と、この短管1と新設管路の直管部を形成する直管3とを接合するための接続短管2と、この直管3とを、この順に、既設管路4における発進立坑側から挿入する。このとき、先頭の短管1aと後続の短管1b、後続の短管1bと接続短管2と
をユニバーサル連結具5で互いに接続することで、既設管路4内に挿入された短管1、接続短管2および直管3が、既設管路4の内面における凹凸などに対応できるようにしておく。なお、6は、短管1を既設管路4内において推進させる際に、既設管路4の内面と短管1の外面との摩擦を低減するためのそり体である。また、接続短管2と直管3とは、公知の受口挿口構造により接合されている。さらに、この既設管路4は発進立坑から到達立坑に到るまでに一つの曲管部を有する管路であり、この既設管路4の口径は、管内に作業者が入ることができる程度に十分に大きい。
このように、短管1、接続短管2および直管3を既設管路4内に挿入し、直管3に後続の直管3(図示は省略)を接合して、短管1、接続短管2および直管3を既設管路4内において推進させ、図15に示すように、先頭の短管1aが既設管路4における曲管部4aに到達すると、それぞれの短管1を接続しているユニバーサル連結具5を取り外し、先頭の短管1aおよび後続の短管1bを、既設管路4の曲管部4aの曲がりに沿って配置する。そして、図示しない芯出し装置などを用いて接続短管2と後続の短管1bとの芯出しを行ってこれらの管を接合するとともに、後続の短管1bと先頭の短管1aとの芯出しを行ってこれらの管を接合する。
そして、既設管路4の到達立坑側から曲管部4aに向けて、先頭に接続短管2が取り付けられている直管3およびこの直管3に接合されている後続の直管3(図示は省略)を、既設管路4内において推進させ、先頭の接続短管2が曲管部4aに到達すると、この先頭の接続短管2と、新設管路7の曲管部7aを構成する先頭の短管1aとの芯出しを行い、図16に示すように、これらの管を接合する。
なお、図17に示すように、短管1の両端部の内面には、内フランジ1cが形成されており、この内フランジ1cには、この内フランジ1cを厚さ方向に貫通する貫通孔1dが形成されている。また、図示は省略するが、接続短管2における短管1が接続される側の内面にも、上記の内フランジ1cに対応する内フランジ、および上記の貫通孔1dに対応する貫通孔が形成されている。これにより、先頭の短管1aと後続の短管1bとが内フランジ1c、1cを用いてボルトで接合され、後続の短管1bと接続短管2とがそれぞれの内フランジを用いてボルトで接合されている。また、先頭の短管1aと既設管路4の到達立坑側から挿入された接続短管2との接合も、上記の後続の短管1bと接続短管2とを接合する場合と同様に、それぞれに形成された内フランジを用いてボルトで接合されている
(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−81289号公報
上述したような従来の布設方法の場合、先頭の短管1aと後続の短管1bとは、それぞれの短管1の両端部の内面に形成されている内フランジ1c、1cを用いてボルトで接合されており、また、後続の短管1bと接続短管2、先頭の短管1aと既設管路4の到達立坑側から挿入された接続短管2とは、それぞれの内面に形成されている内フランジを用いてボルトで接合されている。このため、これらの内フランジは、新管の布設後も管路内に残されることになり、特に、短管1の数が多くなると、管内の流れに悪影響を及ぼすおそれがある。
さらに、既設管路4内において、先頭の短管1aと後続の短管1b、後続の短管1bと接続短管2とを、既設管路4の内面における凹凸などに対応できるようにユニバーサル連結具5で連結しているが、このユニバーサル連結具5は、高価であるため、特に、短管1の数が多くなると、管路の施工コストの低減化の支障となってしまう。
そこで本発明はこのような問題を解決して、曲管部を有する既設管路内に新管を推進させて布設する工法において、布設後の新設管路内における流れに悪影響を及ぼさないようにするとともに、布設作業を短時間でかつ低コストで行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に、一端面に対して他端面が傾斜して形成されているとともに少なくとも前記他端面が前記既設管路における曲管部の曲がりの内側に向くように前記曲管部に布設されることで前記既設管路内に布設される新設管路の曲管部を形成する金属製の複数の短管と、前記既設管路の直管部に沿って布設されることで前記新設管路の直管部を形成する金属製の直管とを、前記複数の短管、前記直管の順に挿入し、前記直管に後続の直管を接合して前記新設管路の直管部を形成しつつ前記既設管路内において前記複数の短管および前記直管を推進させ、前記短管が前記既設管路の曲管部に到達したときに前記複数の短管を互いに接合して前記新設管路の曲管部を形成する管路の布設方法において、前記既設管路における直管部の前後に位置し合う短管どうしを、それぞれの短管の内面に管径方向内向きに形成された取付部にかかり合うボルトにより軸心方向に互いに接続し、前記複数の短管および前記直管を推進させるときの推進力を、前記取付部および前記ボルトを介して前記前後に位置し合う短管どうしの間で伝達させ、前記短管が前記既設管路における曲管部に到達したときに、前記ボルトを取り外すとともに、前記既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出ししてそれらの端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して互いに接合し、前記それぞれの短管における取付部を除去するものである。
このようにすると、既設管路における直管部の軸心方向に対して前後に位置し合う短管どうしを、それぞれの短管の内面に管径方向内向きに形成された取付部にかかり合うボルトにより軸心方向に互いに接続することで、例えば、短管どうしの連結にユニバーサル連結具を用いる場合に比べて、作業に費やすコストを低減することができる。さらに、それぞれの短管における取付部を除去することにより、新設管路における曲管部内に取付部が残らないようにして、新設管路の布設後に、管内の流れに悪影響が及ばないようにすることができる。
請求項2記載の発明は、一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に、一端面に対して他端面が傾斜して形成されているとともに少なくとも前記他端面が前記既設管路における曲管部の曲がりの内側に向くように前記曲管部に布設されることで前記既設管路内に布設される新設管路の曲管部を形成する金属製の複数の短管と、前記既設管路の直管部に沿って布設されることで前記新設管路の直管部を形成する金属製の直管とを、前記複数の短管、前記直管の順に挿入し、前記直管に後続の直管を接合して前記新設管路の直管部を形成しつつ前記既設管路内において前記複数の短管および前記直管を推進させ、前記短管が前記既設管路の曲管部に到達したときに前記複数の短管を互いに接合して前記新設管路の曲管部を形成する管路の布設方法において、前記既設管路内に挿入可能で周方向に複数の分割部を有する円盤状の第1の固定部材と第2の固定部材とにより、前記複数の短管を前記既設管路における直管部の軸心方向に対して挟むとともに、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを前記複数の短管内を挿通する連結部材により軸心方向に接続して前記複数の短管を前記既設管路における直管部の軸心方向に対して一体化し、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材を前記既設管路の直管部において推進させ、前記短管が前記既設管路における曲管部に到達したときに、前記連結部材を取り外して前記第1の固定部材、前記第2の固定部材および前記複数の短管の一体化状態を解消するとともに前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを周方向に分割して前記新設管路内へと回収し、前記既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出ししてそれらの端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して、前記前後に位置し合う短管どうしを接合するものである。
このようにすると、第1の固定部材と第2の固定部材とにより、複数の短管を既設管路における直管部の軸心方向に対して挟むとともに、第1の固定部材と第2の固定部材とを複数の短管内を挿通する連結部材により軸心方向に接続して複数の短管を既設管路における直管部の軸心方向に対して一体化することで、短管どうしを直接に連結するためのボルトなどを用いる必要が無いので、作業に費やす時間およびコストを低減することができる。また、短管が既設管路における曲管部に到達したときに、短管の外面に形成されている芯出し部材により、既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出しすることで、短管どうしの芯出しの作業を容易にかつ迅速に行うことができる。さらに、既設管路の曲管部において前後に位置し合う短管の端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して、前記前後に位置し合う短管どうしを接合するので、短管どうしを、例えば内フランジなどの取付部を用いて接合する必要が無く、管内の流れに悪影響を及ぼすことを防止することができる。
以上のように本発明によれば、一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に新管を推進させて布設する工法において、布設後の新設管路内における流れに悪影響を及ぼさないようにすることができるとともに、布設作業を短時間でかつ低コストで行うことができる。
本発明の実施の形態の管路の布設方法を、図1〜図13を参照しながら説明する。なお、本実施の形態において用いる既設管路24は、発進立坑側から到達立坑側に到るまでに、一つの曲管部24bを有する管路であり、例えば、発進立坑側から順に、第1の直管部24a、曲管部24b、第2の直管部24cを有する。また、既設管路24の径は、作業者が管内に入り込んで作業ができる程度に大きいものである。
(実施の形態1)
本実施の形態の管路の布設方法により、既設管路24内に新たな管路を布設するには、図1に示すように、新設管路11の第1の直管部11aを構成する複数の直管12aと、この直管12aが一方側に接合されている継ぎ輪13と、この継ぎ輪13の他方側に一方側が接合されている接続短管14と、複数が互いに接続されているとともに最後尾の短管15bが接続短管14の他方側に接合されている複数の短管15と、複数の短管15のうちの先頭の短管15aが接合されているとともに外周に環状溝16aが形成されて管継手の挿口の先端部をなす挿口短管16と、この挿口短管16の先端部における周方向の複数の位置に所定の間隔を置いて取り付けられている複数の先導そり17とを用いる。この複数の、例えば4つの短管15は、詳細は後述するが、既設管路24の曲管部24bに沿って配置され、互いに接合されることで、新設管路11の曲管部11b(図5参照)を形成する。なお、直管12aおよび継ぎ輪13はダクタイル鋳鉄製であり、接続短管14、短管15および挿口短管16は鋼製である。また、図1のように見て、挿口短管16側を先端側、直管12a側を後端側とする。
直管12aにおける先端から管軸方向に所定の距離をおいた外周には環状溝12bが形成されており、継ぎ輪13の一方側の内面には収容溝13aが形成されており、この収容溝13aには、継ぎ輪13の一方の開口部側から、ゴム製のシール材18と、このシール材18を前記開口部側に向かって押圧可能である押輪19とが収容されている。このシール材18は、押輪19により押圧されて、直管12aの外周と収容溝13aとの間で圧縮された状態とされている。
継ぎ輪13における収容溝13aよりも前記開口側で、かつ、直管12aの環状溝12bに対応する位置には、環状溝13bが形成されている。この環状溝13bには、ロックリング20が収容されており、環状溝13bの外側からセットボルト21がねじ込まれることで、ロックリング20が径方向内側へと押し込まれ、このロックリング20が継ぎ輪13における環状溝13bと直管12aにおける環状溝12bとにはまり込んだ状態とされている。また、直管12aにおける環状溝12bの軸心方向の長さは、ロックリング20の軸心方向の幅よりも長く形成されている。これにより、例えば、新設管路11の布設後に、地震などの大きな力が作用して、直管12aが継ぎ輪13から抜け出そうとした際には、環状溝12bの軸心方向の長さがロックリング20の軸心方向の幅よりも長く形成されている分だけ、直管12aが継ぎ輪13から抜け出すことが許容されるとともに、ロックリング20が環状溝13bと環状溝12bとにかかり合うことができるので、直管12aが継ぎ輪13の一方側から離脱するのを防止することができる。なお、直管12aの先端部は、継ぎ輪13の内部における軸心方向の中央部に形成されている環状の内フランジ13cに接触している。
また、継ぎ輪13の他方側の内面は、内フランジ部13cを中心として、一方側の内面と対称に形成されており、継ぎ輪13の他方側の内面における環状溝13bに収容されているロックリング20は、この環状溝13bの外側からねじ込まれるセットボルト21により径方向内側へと押し込まれ、環状溝13bと接続短管14の外周に形成されている環状溝14aとにはまり込む。これにより、接続短管14も、直管12aと同様に、継ぎ輪13から離脱しないようにされている。なお、接続短管14における環状溝14aの軸心方向の長さは、ロックリング20の軸心方向の幅よりも長く形成されている。また、継ぎ輪13の外径は、既設管路24の内径とほぼ同様に形成されている。
接続短管14の両端面、最後尾の短管15bの後端面、先頭の短管15aの先端面、および挿口短管16の後端面は、管径方向に対して平行に形成されており、接続短管14、短管15、挿口短管16のそれぞれは、管軸方向に対して同じ外径で同じ肉厚とされている。
先頭の短管15aを除く短管15の先端面は、例えば、軸心方向と垂直な面Aに対して傾斜角度がθになるように傾斜して形成されており、最後尾の短管15bを除く短管15の後端面は、前記面Aに対して傾斜角度がθになるように傾斜して形成されている。すなわち、短管15は、図1のように側面側から見ると扇形状になるように形成されている。なお、図中の15fは、短管15が前記の扇形状に形成されていることで側面が軸心方向に長い長辺側であり、15gは、側面が軸心方向に短い短辺側である。
このように、先頭の短管15aを除く短管15の先端面および最後尾の短管15bを除く短管15の後端面が軸心方向と垂直な面Aに対して傾斜角度がθになるように傾斜して形成されていることにより、それぞれ前後に位置し合う短管15の端面どうしは同じ断面形状となり、既設管路24の曲管部24bにおいて、それぞれの短管15の短辺側15gが、既設管路24の曲管部24bの曲がりの内側になるようにして、かつ、それぞれ前後に位置し合う短管15の端面どうしを一致させて配置し、これらの短管15どうしを接合することで、これらの短管15で、新設管路11の曲管部11bを構成することができる。
図1〜図3に示すように、短管15の内面には、周方向に所定の間隔をおいた複数の、例えば4箇所の位置に、径方向内向きに突出する取付部としてのフランジ部15cが一体に形成されている。複数の短管15を既設管路24の第1の直管部24aに挿入するときには、それぞれ前後に位置し合う短管15のフランジ部15cに、両端部にねじ部を有する連結ボルト22が挿通され、この連結ボルト22の両端からナット23がねじ合わせられることで、それぞれ前後に位置し合う短管15どうしが連結されている。それぞれのナット23は、それぞれのフランジ部15cに接触しない程度に緩めにねじ合わせられており、このように遊びが設けられることで、それぞれの短管15が既設管路24の内面における凹凸などに追従することができ、既設管路24内に短管15を挿入する作業を円滑に行うことができる。なお、それぞれの連結ボルト22は、前後に位置し合う短管15のフランジ部15cどうしの距離に応じた長さとされている。
連結ボルト22における、それぞれのナット23とフランジ部15cを挟んで向かい合う位置には、それぞれのフランジ15cに接触した状態で、推進力伝達用ナット23aがあらかじめ取り付けられている。これにより、短管15を推進させる時の推進力を、フランジ部15c、推進力伝達用ナット23aを介して、後方側の短管15から前方側の短管15に伝達することができる。
接続短管14の先端面と最後尾の短管15bの後端面、先頭の短管15aの先端面と挿口短管16の後端面とは、それぞれ互いに面と面とを突き合わせたうえで溶接によって接合されている。
このように、それぞれの短管15どうしを比較的に安価な連結ボルト22で互いに連結することで、例えば、短管15どうしの連結にユニバーサル連結具のような比較的に高価な連結具を用いないので、作業に費やすコストを低減することができる。
また、それぞれの短管15の外周における周方向に所定の間隔をおいた複数の、例えば8箇所の位置には、既設管路24の内面に接触することで既設管路24に対して短管15を芯出しする芯出し部材15dが形成されている。この芯出し部材15dは、既設管路24の内面に接触する箇所がそり状に加工されたそり部15eを先端部に有しており、これにより、短管15を既設管路24内に推進させる時の抵抗を軽減することができる。なお、それぞれの芯出し部材15dおよびそり部15eの軸心方向の長さは、それぞれの芯出し部材15dおよびそり部15eが形成されている箇所における短管15の軸心方向の長さに対応している。
次に、第1の直管部24a、曲管部24b、第2の直管部24cを有する既設管路24内に、PIP工法により、新設管路11を布設する方法を、図4〜図7を用いて説明する。
まず、図4に示すように、挿口短管16、短管15、接続短管14、継輪13、直管12aをそれぞれ接続し、この順に、既設管路24の発進立坑側から第1の直管部24a内に挿入する。そして、直管12aに後続の直管12aを順次接合して、挿口短管16を曲管部24bに到るまで推進させ、新設管路11における第1の直管部11aを形成する。
このとき、挿口短管16の先端部に先導そり17が設けられており、かつ、それぞれの短管15の外周に設けられている芯出し部材15dの先端部にそり部15eが形成されていることで、挿口短管16を既設管路24内に円滑に挿入して、推進させることができるので、作業の迅速化を図ることができる。
そして、挿口短管16が既設管路24における曲管部24bに到達すると、それぞれの短管15どうしを連結している連結ボルト22を取り外し、図5に示すように、それぞれの短管15における短辺側15gを、既設管路24における曲管部24bの曲がりの内側に位置させるようにして、それぞれ前後に位置し合う短管15の端面どうしを突き合わせる。そして、これらの短管15で、既設管路24の曲管部24bに対応した新設管路11の曲管部11bを形作り、それぞれの短管15における端面どうしの継ぎ目に、全周にわたって溶接を施して、これらの短管15どうしを接合し、新設管路11における曲管部11bを形成する。
このとき、それぞれの短管15の外周に芯出し部材15dが設けられていることで、それぞれの短管15どうしの芯出しを容易かつ迅速に行うことができ、それぞれ前後に位置し合う短管15の端面どうしを簡単に突き合わせることができる。したがって、新設管路11における曲管部11を布設する作業を迅速に行うことができる。
そして、それぞれの短管15どうしを接続すると、それぞれの短管15の内面に形成されているフランジ部15cを、グラインダなどを用いて除去し、曲管部11b内面にフランジ部15cが残らないようにする。このようにしておくことで、新設管路11の布設後に、管内の流れに悪影響が及ばないようにすることができる。
新設管路11の第1の直管部11aおよび曲管部11bを布設すると、次に、図6に示すように、到達立坑側から、既設管路24における第2の直管部24c内に、先頭側から順に、継ぎ輪13、新設管路11の第2の直管部11cを構成する直管12aを挿入する。そして、直管12aに後続の直管12aを順次接合して、第2の直管部11cを形成しつつ、先頭の継ぎ輪13が曲管部11bに到達するまで、継ぎ輪13および直管12aを推進させる。このとき、新設管路11の曲管部11bにおける挿口短管16に設けられている先導そり17を取り外しておく。
既設管路24の第2の直管部24c内において推進させた継ぎ輪13および直管12aが、新設管路11の曲管部11bに到達すると、図7に示すように、この継ぎ輪13に、新設管路11の曲管部11bにおける挿口短管16を挿入して接合する。このとき、挿口短管16は先頭の短管15aと接続されており、また、継ぎ輪13は、その外径が既設管路24の内径とほぼ同様に形成されているので、継ぎ輪13と挿口短管16との芯出しを容易に行うことができ、継ぎ輪13に挿口短管16を挿入して接合する作業を迅速に行うことができる。
以上のように、曲管部24bを有する既設管路24内に、PIP工法により新設管路11を布設する場合に、布設作業を短時間でかつ低コストで行うことができる。
なお、上記の場合、挿口短管16と継輪13とを接合した際に、この継輪13におけるロックリング20をセットボルト21により径方向内側に押し込むことができないので、挿口短管16における環状溝16aは特に設ける必要はない。しかし、このような場合は、挿口短管16と継輪13との離脱防止を図ることができない。そこで、挿口短管16と継輪13との離脱防止を図るために、例えば、既設管路24の第2の直管部24cに挿入する継輪13にあらかじめ接続短管14を接合しておき、既設管路24の曲管部24bにおいて、この接続短管14と挿口短管16とを溶接により接合するようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2の管路の布設方法を、図8〜図11を参照しながら説明する。なお、上記において説明したものと同様のものには、同じ符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態2の管路の布設方法により、既設管路24内に新たな管路を布設するには、図8に示すように、新設管路11の第1の直管部11aを構成する複数の直管12aと、この直管12aが一方側に接合される継ぎ輪13と、この継ぎ輪13の他方側に一方側が接合される接続短管14と、継ぎ輪13の内部の中央部に形成されている内フランジ13cと接続短管14の端部との間に挟まれた状態で配置されている円盤状の第1の固定部材31と、複数の短管15と、複数の、例えば6つの短管15のうちの先頭の短管15aが接合されている挿口短管16と、挿口短管16の先端側に配置されている円盤状の第2の固定部材32とを用いる。実施の形態2にて用いる短管15の外周には、実施の形態1にて用いた短管15のように、先端にそり部15eが形成された芯出し部材15dが形成されているが、実施の形態2にて用いる短管15の内面には、実施の形態1にて用いた短管15のようなフランジ部15cは形成されていない。
実施の形態1では、先頭の短管15aおよび最後尾の短管15bと、先頭の短管15aと最後尾の短管15bとの間に位置する短管15とが異なった形状であったが、実施の形態2において用いる短管15は、一方側の端面が軸心方向に対して垂直な面15h(以下、垂直面と記す)であり、他方側の面が、前記垂直面15hに対して傾斜した面15i(以下、傾斜面と記す)とされて、用いる短管15のすべてが同じ形状となるようにされている。
そして、実施の形態2では、接続短管14の先端面に、最後尾の短管15bの垂直面15hが接触するように、かつ、先頭の短管15aの垂直面15hに挿口短管16の後端面が接触するようにしている。また、複数の短管15を既設管路24内に挿入するときには、それぞれ前後に位置し合う短管15の垂直面15hどうし、傾斜面15iどうしが接触するように、かつ、図8のように見て、それぞれ前後に位置し合う短管15の長辺側15fと短辺側15gとが軸心方向に沿って交互になるように配置して、これらの短管15の端面どうしを接触させて、短管15を推進させる時の推進力を、後方側の短管15から前方側の短管15に伝達するようにし、さらに、複数の短管15を軸心方向に配置して形成される列が軸心方向に対して曲がらないようにしている。
第1の固定部材31および第2の固定部材32は、その外径が短管15の外径と同様に形成されており、第1の固定部材31は、図9に示すように、周方向に二つの長片部31aと一つの短片部31bとを有する構成とされており、第2の固定部材32は、図10に示すように、周方向に二つの長片部32aと一つの短片部32bとを有する構成とされている。
第1の固定部材31の長片部31aおよび短片部31bにおける周方向の両端面は、例えば、図9のように見て上下方向になるように形成されており、短片部31bは、長片部31a、31aの間から第1の固定部材31の径方向内側へと円滑に引き抜き可能な形状とされている。また、第2の固定部材32の長片部32aおよび短片部32bも、第1の固定部材31と同様に、それぞれの周方向における両端面は、例えば、図10のように見て上下方向になるように形成されており、短片部32bは、長片部32a、32aの間から第2の固定部材32の径方向内側へと円滑に引き抜き可能な形状とされている。
それぞれの固定部材31、32における長片部31a、32aおよび短片部31b、32bの両端部には、軸心方向に突出するフランジ部31c、32cが形成されており、となり合うフランジ部31cどうし、32cどうしにボルト33が挿通されて、このボルト33にナット34がねじ合わせられることで、それぞれの固定部材31、32は周方向に一体とされている。なお、第2の固定部材32の外面における周方向の複数の位置には、所定の間隔を置いて複数の先導そり17が取り付けられている。
第1の固定部材31および第2の固定部材32の内径は、短管15の内径よりも小さく形成されており、第1の固定部材31および第2の固定部材32における短管15の内面よりもさらに内側となる箇所で、かつ、周方向に所定の間隔をおいた複数の、例えば4箇所の位置には、それぞれの固定部材31、32を軸心方向に貫通する貫通孔31d、32dが形成されている。
そして、図8に示すように、第1の固定部材31と第2の固定部材32とにより複数の短管15を既設管路24における第1の直管部24aの軸心方向に対して挟むとともに、第1の固定部材31における貫通孔31dと第2の固定部材32における貫通孔32dとに、短管15内を挿通しかつ両端部にねじ部を有する連結部材としての連結ボルト35が挿通され、この連結ボルト35の両端側からナット36がねじ合わせられている。これにより、接続短管14、複数の短管15、挿口短管16が既設管路24における第1の直管部24aの軸心方向に対して一体化された状態で、第1の固定部材31と第2の固定部材32とが接続されている。なお、このときに、接続短管14と最後尾の短管15b、短管15どうし、先頭の短管15aと挿口短管16とに、スポット溶接のような溶接面積が小さい溶接を施して、これらを仮止めしてそれぞれの姿勢が安定するようにしておく。
これにより、例えば、従来では、短管を既設管路内に推進させる時に、短管どうしを連結する連結具として、ユニバーサル連結具を用いていたが、上記のように、連結ボルト35およびナット36を用いて第1の固定部材31と第2の固定部材32とを接続し、この第1の固定部材31と第2の固定部材32とにより、接続短管14、短管15、挿口短管16を軸心方向に一体化することで、接続短管14、短管15、挿口短管16を既設管路24内に推進させることができる。したがって、例えば、短管15どうしの連結にユニバーサル連結具のような高価な連結具を用いる場合に比べて、作業に費やすコストを低減することができる。さらに、短管15内には、フランジ部などの突起物が存在しないので、管内の流れに悪影響を及ぼすことを防止することができる。
次に、第1の直管部24a、曲管部24b、第2の直管部24cを有する既設管路24内に、PIP工法により、新設管路11を布設する方法を説明する。
実施の形態2においても、第2の固定部材32、挿口短管16、複数の短管15、接続短管14、第1の固定部材31、継輪13、直管12aをそれぞれ接続し、この順に、既設管路24の発進立坑側から第1の直管部24a内に挿入する。そして、直管12aに後続の直管12aを順次接合して、第2の固定部材32を曲管部24bに到るまで推進させ、新設管路11における第1の直管部11aを形成する。
そして、第2の固定部材32が既設管路24における曲管部24bに到達すると、第1の固定部材31および第2の固定部材32に挿通されている連結ボルト35を取り外し、
第1の固定部材31、第2の固定部材32、接続短管14、短管15、挿口短管16の一体化状態を解消する。そして、第1および第2の固定部材31、32を周方向に一体に形成しているボルト33、ナット34をそれぞれのフランジ部31c、32cから取り外し、第1および第2の固定部材31、32を解体して、短管15(直管12a)内へと回収する。このとき、第1および第2の固定部材31、32の解体の手順としては、ボルト33、ナット34を取り外した後に、それぞれの固定部材31、32における短片部31b、32bを短管15(直管12a)の径方向内側に向かって引き抜く。そして、残りの長片部31a、32aを短管15(直管12a)内へと回収する。
そして、図11に示すように、それぞれの短管15における短辺側15gを、既設管路24における曲管部24bの曲がりの内側に位置させるようにする。このとき、短管15のうち、その長辺側15fが曲がりの内側に位置しているものは、軸心周りに180度回転させる。
そして、それぞれの短管15の端面どうしを突き合わせ、これらの短管15で、既設管路24の曲管部24bに対応した新設管路11の曲管部11bを形作る。そして、それぞれの短管15における端面どうしの継ぎ目に全周にわたって溶接を施して、これらの短管15どうしを接合し、新設管路11における曲管部11bを形成する。
このとき、それぞれの短管15の内面にフランジ部が形成されていないことで、実施の形態1の場合に比べて、フランジ部をグラインダなどで除去する必要が無く、作業の迅速化を図ることができる。また、従来のような、フランジ部を新設管路の内部に残す場合と比べて、管内の流れに悪影響を及ぼすことを防止することができる。その後の作業は、実施の形態1と同様にして行う。
以上のようにすると、曲管部24bを有する既設管路24内に、PIP工法により新設管路11を布設する場合に、布設作業を短時間でかつ低コストで行うことができる。
なお、PIP工法において、施工作業の途中で空気弁設置などのために、新設管路11から分岐部39(図13参照)を形成する際には、図12に示すように、接続短管14と最後尾の短管15bとの間に、あらかじめ分岐口37aが形成されている円筒状の鋼製短管37を配置し、鋼製短管37が所定の位置まで推進されると、図13に示すように、分岐口37aの形状に合わせて既設管路24の内側から外側に向きに貫通孔24dを形成する。
そして、一端部に放射状に形成されている溶接しろ38aを有する鋼製の分岐管38を、その溶接しろ38aが鋼製短管37の内部に残るようにこの分岐口37aと貫通孔24dとに挿通する。そして、鋼製短管37の内面と分岐管38の溶接しろ38aとに管内から溶接を施して鋼製短管37と分岐管38とを一体に形成し、分岐部39を形成する。
このようにすると、鋼製短管37の内面と分岐管38の溶接しろ38aとを溶接により接続することができるので、分岐部39を容易に形成することができる。さらに、管路の内側から分岐部39を形成することができるので、土砂を開削して分岐部39を形成する場合に比べて、土砂の掘削量を低減することができる。
本発明の管路の布設方法において、新設管路の直管部を形成している状態を示す図である。 図1に示す状態の右側面図である。 短管と短管との連結部の拡大図である。 本発明の管路の布設方法において、新設管路の第1の直管部を形成している状態を示す図である。 本発明の管路の布設方法において、新設管路の曲管部を形成している状態を示す図である。 本発明の管路の布設方法において、新設管路の第2の直管部を形成している状態を示す図である。 本発明の管路の布設方法において、新設管路を布設した状態を示す図である。 本発明の実施の形態2の管路の布設方法において、新設管路の直管部を形成している状態を示す拡大図である。 図8に示す第1の固定部材の右側面図である。 図8に示す第2の固定部材の右側面図である。 図8に示す管路の布設方法において、新設管路の曲管部を形成している状態を示す図である。 施工作業の途中で新設管路から分岐部を形成する際に、接続短管と最後尾の短管との間に鋼製短管を配置した状態を示す図である。 新設管路から分岐部を形成した状態を示す図である。 従来の管路の布設方法において、新設管路の第1の直管部を形成している状態を示す図である。 従来の管路の布設方法において、新設管路の曲管部を形成している状態を示す図である。 従来の管路の布設方法において、新設管路を布設した状態を示す図である。 従来の管路の布設方法において用いる短管の断面図である。
符号の説明
11 新設管路
11a 直管部
12 直管
15 短管
15d 芯出し部材
22 ボルト
24 既設管路
24a 直管部

Claims (2)

  1. 一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に、一端面に対して他端面が傾斜して形成されているとともに少なくとも前記他端面が前記既設管路における曲管部の曲がりの内側に向くように前記曲管部に布設されることで前記既設管路内に布設される新設管路の曲管部を形成する金属製の複数の短管と、前記既設管路の直管部に沿って布設されることで前記新設管路の直管部を形成する金属製の直管とを、前記複数の短管、前記直管の順に挿入し、前記直管に後続の直管を接合して前記新設管路の直管部を形成しつつ前記既設管路内において前記複数の短管および前記直管を推進させ、前記短管が前記既設管路の曲管部に到達したときに前記複数の短管を互いに接合して前記新設管路の曲管部を形成する管路の布設方法において、前記既設管路における直管部の前後に位置し合う短管どうしを、それぞれの短管の内面に管径方向内向きに形成された取付部にかかり合うボルトにより軸心方向に互いに接続し、前記複数の短管および前記直管を推進させるときの推進力を、前記取付部および前記ボルトを介して前記前後に位置し合う短管どうしの間で伝達させ、前記短管が前記既設管路における曲管部に到達したときに、前記ボルトを取り外すとともに、前記既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出ししてそれらの端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して互いに接合し、前記それぞれの短管における取付部を除去することを特徴とする管路の布設方法。
  2. 一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に、一端面に対して他端面が傾斜して形成されているとともに少なくとも前記他端面が前記既設管路における曲管部の曲がりの内側に向くように前記曲管部に布設されることで前記既設管路内に布設される新設管路の曲管部を形成する金属製の複数の短管と、前記既設管路の直管部に沿って布設されることで前記新設管路の直管部を形成する金属製の直管とを、前記複数の短管、前記直管の順に挿入し、前記直管に後続の直管を接合して前記新設管路の直管部を形成しつつ前記既設管路内において前記複数の短管および前記直管を推進させ、前記短管が前記既設管路の曲管部に到達したときに前記複数の短管を互いに接合して前記新設管路の曲管部を形成する管路の布設方法において、前記既設管路内に挿入可能で周方向に複数の分割部を有する円盤状の第1の固定部材と第2の固定部材とにより、前記複数の短管を前記既設管路における直管部の軸心方向に対して挟むとともに、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを前記複数の短管内を挿通する連結部材により軸心方向に接続して前記複数の短管を前記既設管路における直管部の軸心方向に対して一体化し、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材を前記既設管路の直管部において推進させ、前記短管が前記既設管路における曲管部に到達したときに、前記連結部材を取り外して前記第1の固定部材、前記第2の固定部材および前記複数の短管の一体化状態を解消するとともに前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを周方向に分割して前記新設管路内へと回収し、前記既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出ししてそれらの端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して、前記前後に位置し合う短管どうしを接合することを特徴とする管路の布設方法。
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