JP2006161966A - 管路の布設方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 直管部と曲管部とを有する既設管路24内に新管を推進させて布設する管路の布設方法において、既設管路24の直管部において前後に位置し合う短管15どうしを、各短管15の内面に形成されたフランジ部15cにかかり合うボルト22により接続し、管路の布設時の推進力をフランジ部15cおよびボルト22を介して短管15どうしの間で伝達させ、短管15が既設管路24の曲管部24bに達したときに、ボルト22を取り外し、曲管部24bにおいて前後に位置し合う短管15どうしを芯出しし、そのうえで短管15どうしを溶接にて接合して新設管路の曲管部を形成し、各短管15におけるフランジ部15cを除去する。
【選択図】図1
Description
をユニバーサル連結具5で互いに接続することで、既設管路4内に挿入された短管1、接続短管2および直管3が、既設管路4の内面における凹凸などに対応できるようにしておく。なお、6は、短管1を既設管路4内において推進させる際に、既設管路4の内面と短管1の外面との摩擦を低減するためのそり体である。また、接続短管2と直管3とは、公知の受口挿口構造により接合されている。さらに、この既設管路4は発進立坑から到達立坑に到るまでに一つの曲管部を有する管路であり、この既設管路4の口径は、管内に作業者が入ることができる程度に十分に大きい。
(例えば、特許文献1参照)。
(実施の形態1)
本実施の形態の管路の布設方法により、既設管路24内に新たな管路を布設するには、図1に示すように、新設管路11の第1の直管部11aを構成する複数の直管12aと、この直管12aが一方側に接合されている継ぎ輪13と、この継ぎ輪13の他方側に一方側が接合されている接続短管14と、複数が互いに接続されているとともに最後尾の短管15bが接続短管14の他方側に接合されている複数の短管15と、複数の短管15のうちの先頭の短管15aが接合されているとともに外周に環状溝16aが形成されて管継手の挿口の先端部をなす挿口短管16と、この挿口短管16の先端部における周方向の複数の位置に所定の間隔を置いて取り付けられている複数の先導そり17とを用いる。この複数の、例えば4つの短管15は、詳細は後述するが、既設管路24の曲管部24bに沿って配置され、互いに接合されることで、新設管路11の曲管部11b(図5参照)を形成する。なお、直管12aおよび継ぎ輪13はダクタイル鋳鉄製であり、接続短管14、短管15および挿口短管16は鋼製である。また、図1のように見て、挿口短管16側を先端側、直管12a側を後端側とする。
なお、上記の場合、挿口短管16と継輪13とを接合した際に、この継輪13におけるロックリング20をセットボルト21により径方向内側に押し込むことができないので、挿口短管16における環状溝16aは特に設ける必要はない。しかし、このような場合は、挿口短管16と継輪13との離脱防止を図ることができない。そこで、挿口短管16と継輪13との離脱防止を図るために、例えば、既設管路24の第2の直管部24cに挿入する継輪13にあらかじめ接続短管14を接合しておき、既設管路24の曲管部24bにおいて、この接続短管14と挿口短管16とを溶接により接合するようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2の管路の布設方法を、図8〜図11を参照しながら説明する。なお、上記において説明したものと同様のものには、同じ符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。
実施の形態2においても、第2の固定部材32、挿口短管16、複数の短管15、接続短管14、第1の固定部材31、継輪13、直管12aをそれぞれ接続し、この順に、既設管路24の発進立坑側から第1の直管部24a内に挿入する。そして、直管12aに後続の直管12aを順次接合して、第2の固定部材32を曲管部24bに到るまで推進させ、新設管路11における第1の直管部11aを形成する。
第1の固定部材31、第2の固定部材32、接続短管14、短管15、挿口短管16の一体化状態を解消する。そして、第1および第2の固定部材31、32を周方向に一体に形成しているボルト33、ナット34をそれぞれのフランジ部31c、32cから取り外し、第1および第2の固定部材31、32を解体して、短管15(直管12a)内へと回収する。このとき、第1および第2の固定部材31、32の解体の手順としては、ボルト33、ナット34を取り外した後に、それぞれの固定部材31、32における短片部31b、32bを短管15(直管12a)の径方向内側に向かって引き抜く。そして、残りの長片部31a、32aを短管15(直管12a)内へと回収する。
なお、PIP工法において、施工作業の途中で空気弁設置などのために、新設管路11から分岐部39(図13参照)を形成する際には、図12に示すように、接続短管14と最後尾の短管15bとの間に、あらかじめ分岐口37aが形成されている円筒状の鋼製短管37を配置し、鋼製短管37が所定の位置まで推進されると、図13に示すように、分岐口37aの形状に合わせて既設管路24の内側から外側に向きに貫通孔24dを形成する。
11a 直管部
12 直管
15 短管
15d 芯出し部材
22 ボルト
24 既設管路
24a 直管部
Claims (2)
- 一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に、一端面に対して他端面が傾斜して形成されているとともに少なくとも前記他端面が前記既設管路における曲管部の曲がりの内側に向くように前記曲管部に布設されることで前記既設管路内に布設される新設管路の曲管部を形成する金属製の複数の短管と、前記既設管路の直管部に沿って布設されることで前記新設管路の直管部を形成する金属製の直管とを、前記複数の短管、前記直管の順に挿入し、前記直管に後続の直管を接合して前記新設管路の直管部を形成しつつ前記既設管路内において前記複数の短管および前記直管を推進させ、前記短管が前記既設管路の曲管部に到達したときに前記複数の短管を互いに接合して前記新設管路の曲管部を形成する管路の布設方法において、前記既設管路における直管部の前後に位置し合う短管どうしを、それぞれの短管の内面に管径方向内向きに形成された取付部にかかり合うボルトにより軸心方向に互いに接続し、前記複数の短管および前記直管を推進させるときの推進力を、前記取付部および前記ボルトを介して前記前後に位置し合う短管どうしの間で伝達させ、前記短管が前記既設管路における曲管部に到達したときに、前記ボルトを取り外すとともに、前記既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出ししてそれらの端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して互いに接合し、前記それぞれの短管における取付部を除去することを特徴とする管路の布設方法。
- 一端側から直管部と曲管部とを有する既設管路内に、一端面に対して他端面が傾斜して形成されているとともに少なくとも前記他端面が前記既設管路における曲管部の曲がりの内側に向くように前記曲管部に布設されることで前記既設管路内に布設される新設管路の曲管部を形成する金属製の複数の短管と、前記既設管路の直管部に沿って布設されることで前記新設管路の直管部を形成する金属製の直管とを、前記複数の短管、前記直管の順に挿入し、前記直管に後続の直管を接合して前記新設管路の直管部を形成しつつ前記既設管路内において前記複数の短管および前記直管を推進させ、前記短管が前記既設管路の曲管部に到達したときに前記複数の短管を互いに接合して前記新設管路の曲管部を形成する管路の布設方法において、前記既設管路内に挿入可能で周方向に複数の分割部を有する円盤状の第1の固定部材と第2の固定部材とにより、前記複数の短管を前記既設管路における直管部の軸心方向に対して挟むとともに、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを前記複数の短管内を挿通する連結部材により軸心方向に接続して前記複数の短管を前記既設管路における直管部の軸心方向に対して一体化し、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材を前記既設管路の直管部において推進させ、前記短管が前記既設管路における曲管部に到達したときに、前記連結部材を取り外して前記第1の固定部材、前記第2の固定部材および前記複数の短管の一体化状態を解消するとともに前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを周方向に分割して前記新設管路内へと回収し、前記既設管路における曲管部において前後に位置し合う短管どうしを芯出ししてそれらの端面どうしを接触させ、その継ぎ目に全周にわたって溶接を施して、前記前後に位置し合う短管どうしを接合することを特徴とする管路の布設方法。
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JP2011094674A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Aron Kasei Co Ltd | 樹脂製管の保護方法および樹脂製管用保護部材 |
JP2015151735A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社 | パイプインパイプ工法および管内足場 |
CN113187953A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-07-30 | 成都建工工业设备安装有限公司 | 一种机电管线穿越沉降缝部位定位辅助施工方法 |
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