JP2006161757A - 軸流ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】 別々に成形されたハブと羽根との結合力を大きくした軸流ファンを提供すること。
【解決手段】 軸受部13を備えた樹脂一体成形のハブ1と、筒状基部22に対し複数の羽根21が樹脂一体成形された羽根体2とから構成される所謂分割組みたて式の軸流ファンであり、ハブ1を羽根体2の筒状基部22内に嵌入して一体に結合したものである。本発明の軸流ファンは、このように構成されていることにより、力が作用する結合部としてハブ1の外周側面全体を利用することができるので、結合力を大きくすることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、プロペラファンなどの軸流ファンに係り、特に、それぞれ別個に樹脂一体成形されたハブと羽根体とを組み合わせて形成する、所謂分割組合せ方式の軸流ファンに関する。
樹脂成形の軸流ファンとして、成形金型を簡略化しながら理想形状の羽根を得るためなどの理由で、ハブと羽根体とを別々に成形し、両者を組合せて軸流ファンを形成するものが提案されている。このような軸流ファンとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。この従来技術では、別個に形成されたハブと羽根体との結合は次のような手段により行われていた。すなわち、この軸流ファンにおける主要な固定手段は、有底円筒状のハブの底壁に軸受けを形成するとともに、ハブの底壁の軸受周りの部分に小径の円盤状突部(固定部)を形成し、一方、複数枚の羽根を一体成形した羽根体中央部の孔部にこの円盤状突部を嵌入して固定するものであった。また、第2の手段は、第1の手段と共に用いられているが、前述のハブの底壁における円盤状突部の周囲にピン孔を設け、羽根体にこのピン孔に潜入するピンを設け、このピンをピン孔に係合するものであった。
特許3500292号公報 (第1図、第2図、第4図)、
一般的に、軸流ファンでは、軸部に対し羽根の回転に伴い発生する遠心力や羽根に作用する空気力によるモーメントが生起される。しかしながら、上記従来の軸流ファンにおける第1の手段は、固定部が小径で突出高さが小さいためこれら力に対する支持部としては強固のものではなかった。また、第2の手段であるピンとピン孔の係合も、力の支持面を大きく形成できないため、ハブとの羽根体との結合強度を強くすることができないというも問題があった。
本発明は、このような背景に基づきなされたものであって、別々に成形されたハブと羽根との結合力を大きくした軸流ファンを提供することを目的とする。
本発明に係る軸流ファンは、軸受部を備えた樹脂一体成形のハブと、筒状基部に対し複数の羽根が樹脂一体成形された羽根体とを有し、前記ハブが羽根体の筒状基部内に嵌入されて一体に結合されてなることを特徴とする。本発明の軸流ファンは、このように構成されていることにより、力が作用する結合部としてハブの外周側面全体を利用することができるので、結合力を大きくすることができる。
また、本発明に係る軸流ファンは、円筒状の外壁部の内部に軸心に直角の内壁部を有し、この内壁部に軸受部を形成した樹脂一体成形のハブと、円筒状基部に対し複数の羽根が結合された樹脂一体成形の羽根体とを有し、前記ハブは吸気側端面にドーナツ型壁部を備え、前記羽根体は、円筒状基部の吸気側端に径方向の幅寸法が前記ドーナツ型壁部の径方向の幅寸法と略同一の内向き鍔状壁部を有し、さらに、羽根体の内向き鍔状壁部がハブのドーナツ型壁部に当接するように、ハブが羽根体の円筒状基部内に嵌入されて、両者が一体に結合されてなることを特徴とする。このようにすると、ハブの円筒状の外壁部の外周側面と羽根体の円筒状基部の内周面との接触面と、ハブの吸気側端面に形成されるドーナツ型壁部と羽根体の内向き鍔上壁部との接触面とが力を受ける結合部として利用することができるので、結合力をより一層大きくすることができる。
また、本発明においては、前記羽根体の内向き鍔状壁部とハブのドーナツ型壁部とは、何れか一方に軸方向のピンが、また、他方にはこのピンが挿入されるピン孔がそれぞれ形成され、該ピン孔に前記ピンが挿入されている構造としてもよい。このように構成すれば、ピン結合が付加されるので、さらに強固にハブと羽根体とを結合することができる。
また、前記ピン孔は前記ドーナツ型壁部を貫通するように形成され、前記ピンはドーナツ型壁部に形成されたピン孔を貫通して当該ドーナツ型壁部から突出するように形成されるとともに、その先端部が加熱により押しつぶされてカシメ部が形成されているように構成してもよい。このように構成すれば、ハブと羽根体との軸方向の結合が強固に行われる。特に、ハブと羽根体とを異種材料とした場合に、樹脂溶着法が使用できないが、この方法で軸方向を結合することができる。
また、前記羽根体は、内向き鍔状壁部の内周側縁部からドーナツ型壁部の内周側に嵌り込むように排気側に折り返す折返壁部を有するようにしてもよい。このように構成すれば、遠心力に対する強度が向上し、ハブと羽根体の結合力をさらに向上させることができる。
また、前記ハブの排気側端縁には外側にU字状溝部が一体に形成され、前記羽根体における円筒状基部の排気側端縁が吸気側から溝部に嵌り込むように、羽根体とハブとが結合されている構成としてもよい。このようにすれば、羽根体の排気側端縁部付近におけるハブとの結合力が向上し、羽根の重量による遠心力及び送風作用による空気力が羽根を介して軸部に作用するモーメントに対し効果を発揮することができる。
また、前記ハブと前記羽根体とは、羽根が前記円筒状基部に結合される根元部付近の、ハブの円筒状の外壁部の外周面と羽根体の円筒状基部の内周面との間において、羽根体の円筒状基部側には周方向に螺旋階段状を成すように軸方向の突部が形成され、一方、ハブの円筒状の外壁部には周方向に螺旋階段状を成すように前記突部を嵌入させる溝部が形成され、前記突部がこの溝部に嵌入されて結合されている構成としてもよい。このようにすれば、羽根体とハブとの径方向における結合力が向上し、羽根の重量に対する遠心力及び送風作用による空気力が羽根を介して軸部に作用するモーメントの双方に対しての結合力をさらに向上させることができる。
また、前記ハブは、軸受部を備えた内壁部の排気側において、円筒状内に当該内壁部と円筒状の外壁とを結合する放射状のリブを複数形成してもよい。このようにすれば、ハブの肉厚を薄くして強度を維持することができるので、生産性を向上することができる。
また、前記ハブと前記羽根体とは、異種材料により形成されてなり、ハブの樹脂材料が羽根体の樹脂材料より強度的に強い材料からなるように構成してもよい。ハブは全周に作用する遠心力を支持し、更には羽根に作用する空気力をも全て支持する必要があるので、羽根に比しより大きな力が作用する。したがって、ハブには羽根より高価な高強度材料を使うことが好ましい。本発明ではこのような技術思想を実現するものとしてハブ材料と羽根材料とを異ならせることもできる。また、このような材料としては、ハブには汎用エンプラが好ましく、羽根体には汎用プラスチック材料に構成すると経済的で強度の大きい羽根体を構成することができる。
また、前記ハブと前記羽根体とは、軸方向に直交する接触面において超音波接着して生産性を向上させることができる。
また、前記ハブと前記羽根体とは、相互の接触面において接着剤により接合することもできる。このようにすれば、強固にハブと羽根体とを結合することができる。
本発明に係る軸流ファンは、軸受部を備えた樹脂一体成形のハブと、筒状基部に対し複数の羽根が樹脂一体成形された羽根体とを有し、このハブを羽根体の筒状基部内に嵌入して一体に結合しているので、ハブ外周の側面全体を結合部として利用することができるので、結合力を大きくすることができる。
以下に、本発明を具体化した実施の形態1に係る軸流ファンを図1〜図7を参照しながら説明する。なお、図1は本発明の実施の形態1に係る軸流ファンの吸気側から見た平面図であり、図2は図1におけるA−A断面図であり、図3は同軸流ファンを構成する羽根体の吸気側から見た斜視図であり、図4は同軸流ファンを構成するハブの吸気側から見た斜視図であり、図5は同ハブの排気側から見た斜視図である。また、図6は同軸流ファンの組立要領説明図であり、(a)は羽根体とハブの組立直前の状態を示した断面図であり、(b)は羽根体とハブの組立後の状態を示した断面図であって、(c)におけるB−B断面図であり、(c)は組立後の吸気側から見た平面図である。また、図7は同軸流ファンの羽根体に作用する力の方向を示したものであり、(a)は運転時における羽根体の遠心力の作用方向を示し、(b)は羽根に作用する流体の圧力による空気力の作用方向を示す。
本発明に係る軸流ファンは、図1及び図2からわかるように、樹脂一体成型されたハブ1と、3枚の羽根21が樹脂一体成型された羽根体2とから構成されている。ハブ1は、図2〜図4から分かるように、円筒状の外壁部11の内部に軸心に直角の内壁部12を有し、この内壁部12に軸受部13が形成されている。そして、このハブ1の吸気側端面には内向きにドーナツ型壁部14が形成され、このドーナツ型壁部14と内壁部12との間には、ドーナツ型壁部14と内壁部と12を連結するテーパ状の傾斜壁部15が形成されている。また、ハブ1の円筒状の外壁部11内における内壁部12の排気側には、内壁部12と円筒状の外壁部11とを連結する複数のリブ16が放射状に形成されている。このリブ16は図1に示すように、1枚の羽根21に対し2個配置されており、その内の1個は羽根21の前縁21a側の根元付近に結合されている。この部分は、羽根に対する空気力によるモーメントが最大となる部分となる。また、ハブ1は、強度を強くすることを考慮して、汎用プラスチックに補強添加材としてガラス繊維やマイカ(雲母)を入れた高強度な材料を使用する。または、更に強度が必要な場合は、ポリプチレンテフタレート(PBT)等の汎用エンジニアリングプラスチック、所謂汎用エンプラが用いられている。
次に、羽根体2は、円筒状基部22に対し複数(この場合3枚)の羽根21が樹脂一体成形されたものである。円筒状基部22の内径は、ハブ1が嵌入される大きさに形成されている。また、羽根体2は、円筒状基部22の吸気側にハブ1のドーナツ型壁部14の径方向の幅寸法と略同一の径方向の幅寸法を備えた内向き鍔状壁部23を有し、さらに、この内向き鍔状壁部23の内周側縁部からドーナツ型壁部14の内周側に嵌り込むように排気側に折り返す折返壁部24を有している。この折返壁部24は、この実施の形態では下面がハブ1の傾斜壁部15に沿うようにテーパ状に形成されている。なお、図1、図4及び図6(C)における矢印Rは羽根体2の回転方向を示している。また、羽根体2はハブに比し作用する力が小さいので、ポリプロピレン(PP)、AS樹脂(AS)などの汎用プラスチックまたはこれら材料に補強添加材として、ガラス繊維やマイカ(雲母)を混ぜた材料が使用されている。
上記のように構成されたハブ1及び羽根体2は、それぞれ別個の工程で樹脂一体成形された後、図6(a)に示すように、羽根体2の排気側からハブ1に被せられて、ハブ1が羽根体2の円筒状基部22内に嵌入される。そして、両者は、ハブ1の円筒状の外壁部11の外周面と羽根体2の円筒状基部22の内周面との接触面、ハブ1のドーナツ型壁部14と羽根体2の内向き鍔状壁部23との接触面、及び、ハブ1の傾斜壁部15と羽根体2の折返壁部24との接触面が接着剤により接着されて、図6(b)及び(c)に示すように、両者一体に結合されている。なお、図6において(c)は、図1と同一の平面図であって、(b)の断面線を示すものである。
上記のように構成された羽根体2に作用する力は、図7の(a)に示されるような羽根体2の自重により発生する遠心力F1であり、ハブ1の円筒状の外壁部11、羽根体2の円筒状基部22などに対し径方向の力として作用する。したがって、ハブ1の円筒状の外壁部11、羽根体2の円筒状基部22にはこれに耐え得る強度が要求され、また、ハブ1と羽根体2との結合力もこれに耐え得る強度が要求される。なお、軸流ファンに作用する力はこのような径方向の力のみではなく、図7(b)に示すように、送風運転中に羽根体に作用する空気力F2や停止中の風力による空気力F3などがあり、これらの空気力F2、F3は軸方向の成分を有するため、羽根の根元部に対してモーメントMが作用している。したがって、ハブ1及び羽根体2には、このような空気力F2、F3及びモーメントMに対しても耐え得る強度及び結合力が要求される。このような要求を満たすため、前記実施の形態1の場合と同様に、ハブ1の材料には汎用プラスチックに補強添加材としてガラス繊維やマイカ(雲母)を入れた高強度な材料を使用する。または、更に強度が必要な場合は、ポリプチレンテフタレート(PBT)等の汎用エンジニアリングプラスチック、所謂汎用エンプラが用いられている。一方、羽根体2の材料としては、ポリプロピレン(PP)、AS樹脂(AS)などの汎用プラスチックまたはこれら材料に補強添加材として、ガラス繊維やマイカ(雲母)を混ぜた材料が使用されている。また、ハブ1と羽根体2との結合強度を強化するため、ハブ1と羽根体2との接触面積を増加させて接着による結合力を強化できるようにしている。また、遠心力F1などの径方向の力や軸方向の力を伴う空気力F2、F3、羽根21の根元部に作用するモーメントMに耐え得るようにハブ1の円筒状の外壁部11を羽根体2の円筒状基部22の内部に嵌める構造を取り、さらに、羽根体2の吸気側に内向き鍔状壁部23及び折返壁部24を形成し、この折返壁部24をハブ1のドーナツ型壁部14の内周側に嵌り込むように構成しているのである。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。図8〜図11は本発明の実施の形態2を説明するための図面であり、図8は実施の形態2に係る軸流ファンの吸気側から見た平面図であり、図9は同軸流ファンの吸気側から見た斜視図であり、図10は同軸流ファンを構成するハブの吸気側から見た斜視図であり、図11はハブと羽根体との結合部分の断面図であり、(a)は図8におけるC断面図であり、(b)は図8におけるD断面図であり、(c)は図8におけるE断面図である。なお、これら図面において実施の形態1と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
実施の形態2は、実施の形態1においてハブ1と羽根体2との結合部分の構造を変更したものである。実施の形態2においては、図8及び図11に示すように、羽根体2の内向き鍔状壁部23には、軸方向の円柱状のピン25がドーナツ型壁部14に向けて突出するように形成されている。このピン25は一定半径の円周上に9個配置されている。一方、ハブ1のドーナツ型壁部14には、このピン25を嵌入させるためのピン孔17が貫通状に形成されている。そして、ピン25はピン孔17を貫通している。実施の形態2はこのような構成を有するので、ハブ1と羽根体2との径方向の結合力が強化されている。また、このピン25は、羽根体2の取付角度の位置決めに使用することができる。羽根体2の取付角度は、羽根21からハブ1に作用する力が最大となる前縁2aの根元部付近に1個のリブ16が配置されるように定められる。
また、実施の形態2においては、図11に示すように、羽根21が円筒状基部22に結合される根元部付近の、ハブ1の円筒状の外壁部11の外周面と羽根体2の円筒状基部22の内周面との間において、羽根体2の円筒状基部22側には、周方向に螺旋階段状を成すように軸方向の突部27が形成され、一方、ハブ1の円筒状の外壁部11には、周方向に螺旋階段状を成すように、前記突部27を嵌入させる溝部18が形成され、突部27が溝部18に嵌入されて結合されている。実施の形態2におけるハブ1は、図10に示す外観を有し、ハブ1の円筒状の外壁部11の外周に、図示のような螺旋階段状の溝部18が形成されている。また、突部27と溝部18とが螺旋階段状に形成されているため、図8におけるC、D、Eの各断面においては、図11に示すように、前縁2a側に向かうにつれ突部27と溝部18の嵌合構造が下方に位置するようになる。実施の形態2はこのような構成を有するので、羽根体2とハブ1との径方向における結合力が向上し、羽根21の重量による遠心力F1及び空気力F2、F3が羽根21を介して根元部に作用するモーメントMそれぞれに対しての結合力をさらに向上させることができる。なお、図8から図11は、構造を説明するためのものであって実寸法を表したものではないので、突部27及び溝部18の径方向の厚みや軸方向の高さ寸法はこの図に囚われることなく適宜変更して実施することができる。
また、実施の形態2においては、ハブ1の排気側端縁の外側にU字状溝部19が一体に形成されている。そして、羽根体2における円筒状基部22の排気側端縁28が吸気側からU字状溝部19に嵌り込むように、羽根体2とハブ1とが結合されている。実施の形態2はこのような構成を有するので、羽根体2の円筒状基部22の排気側端縁28付近の径方向に対する結合力が向上し、羽根2の重量による遠心力F1及び空気力F2、F3が羽根21を介して根元部に作用するモーメントMそれぞれに対し効果を発揮することができる。
実施の形態1及び実施の形態2は以上の説明の通りであるが、本発明は、これら実施の形態において次のように変更して具体化することもできる。
(1) 実施の形態1及び2において、羽根体2は、3枚の羽根21を有するものに限定されないことは言うまでもなく、2枚以上の複数枚の羽根21を有するものにも適用できる。
(2) 本発明は、実施の形態1において、折返壁部24を備えないもの、又は、内向き鍔状壁部23及び折返壁部24を備えないものとしても形成することができる。なおこの場合は、実施の形態1に記載のものと比較すれば結合力は低下する。
(3) 実施の形態1及び2において、リブ16の個数を変更したり、リブ16の形状を変更したり、リブ16を廃止したりすることもできる。
(4) 実施の形態1においてハブ1及び羽根体2の樹脂材料を同一のものとしてもよい。また、この場合には、ハブ1と羽根体2とを接触面において接着剤により結合する代わりに、軸と直角方向の接触面に軸方向の押圧力を加えて樹脂溶着法により結合することができる。この場合の接触面としては、ハブ1のドーナツ型壁部14と羽根体2の内向き鍔状壁部23との接触面、及び、ハブ1の傾斜壁部15と羽根体2の折返壁部24との接触面を掲げることができる。また、樹脂溶着法としては、超音波溶着、振動溶着、熱板溶着、リベッティング法、レーザ溶着など掲げることができる。同様に、実施の形態2においても、ハブ及び羽根体2の樹脂材料を同一のものとし、ハブ1と羽根体2とを接触面において接着剤により接着する代わりに、軸と直角方向の接触面で軸方向の押圧力を加えて樹脂溶着法により結合することができる。この場合の接触面は、図12におけるP1〜P4に示すような接触面である。すなわち、ハブ1のドーナツ型壁部14と羽根体2の内向き鍔状壁部23との接触面(P1、P2)、突部27の先端面と溝部18の底面との接触面(P3)、及び、羽根体2における円筒状基部22の排気側端縁28の先端面とハブ1の排気側端縁の外側にU字状溝部19の底面との接触面(P4)である。
(5) 実施の形態2において、羽根体2の内向き鍔状壁部23にピン25が形成され、ハブ1のドーナツ型壁部14にピン孔17が形成されていたが、羽根体2の内向き鍔状壁部23にピン孔を形成し、ハブ1のドーナツ型壁部14にピンを形成するようにしてもよい。
(6) 実施の形態2において、羽根体2の内向き鍔状壁部23に形成するピン25は、円柱状に限らず他の形状のものでもよい。例えば、図13に示すような円弧状のピン35にしてもよい。この場合、ピン孔の形状を円弧状のピン35の形状に合わせて変更しなければならないことは勿論である。また、ピン25、35の数量、配置なども適宜変更することができる。
(7) 実施の形態2において、羽根体2の内向き鍔状壁部23からハブ1のドーナツ型壁部14を貫通して突出するように形成されたピン25の先端部を、加熱により押しつぶしてかしめ部25aを形成してもよい(図14参照)。このように構成すれば、ハブ1と羽根体2とを軸方向に結合することができる。また、ハブ1と羽根体2とを異種材料とした場合に、樹脂溶着法が使用できないが、この方法で軸方向を結合することもできる。
本発明の実施の形態1に係る軸流ファンの吸気側から見た平面図である。 図1におけるA−A断面図である。 同軸流ファンを構成する羽根体の吸気側から見た斜視図である。 同軸流ファンを構成するハブの吸気側から見た斜視図である。 同ハブの排気側から見た斜視図である。 同軸流ファンの組立要領説明図であり、(a)は羽根体とハブの組立直前の状態を示した断面図であり、(b)は羽根体とハブの組立後の状態を示した断面図であって、(c)におけるB−B断面図であり、(c)は組立後の吸気側から見た平面図である。 同軸流ファンの羽根体に作用する力の方向を示したものであり、(a)は運転時における羽根体の遠心力の作用方向を示し、(b)は羽根に作用する流体の圧力による空気力の作用方向を示す。 実施の形態2に係る軸流ファンの吸気側から見た平面図である。 同軸流ファンの吸気側から見た斜視図である。 同軸流ファンを構成するハブの吸気側から見た斜視図である。 ハブと羽根体との結合部分の断面図であり、(a)は図8におけるC断面図であり、(b)は図8におけるD断面図であり、(c)は図8におけるE断面図である。 本発明の実施の形態2における接着剤による接着に代わり、樹脂溶着法による接着を行う場合のハブと羽根体と接着位置を図示した図である。 本発明の実施の形態2におけるピンの変形例を示した図である。 本発明の実施の形態2におけるピンの固定方法についての変形例を示した図である。
符号の説明
1 ハブ
2 羽根体
12 内壁部
13 軸受部
14 ドーナツ型壁部
16 リブ
17 ピン孔
18 溝部
19 U字状溝部
21 羽根
22 円筒状基部(筒状基部)
23 内向き鍔状壁部
24 折返壁部
25 ピン
25a カシメ部
27 突部
28 排気側端縁
35 ピン

Claims (12)

  1. 軸受部を備えた樹脂一体成形のハブと、筒状基部に対し複数の羽根が樹脂一体成形された羽根体とを有し、前記ハブが羽根体の筒状基部内に嵌入されて一体に結合されてなることを特徴とする軸流ファン。
  2. 円筒状の外壁部の内部に軸心に直角の内壁部を有し、この内壁部に軸受部を形成した樹脂一体成形のハブと、円筒状基部に対し複数の羽根が結合された樹脂一体成形の羽根体とを有し、前記ハブは吸気側端面にドーナツ型壁部を備え、前記羽根体は、円筒状基部の吸気側端に径方向の幅寸法が前記ドーナツ型壁部の径方向の幅寸法と略同一の内向き鍔状壁部を有し、さらに、羽根体の内向き鍔状壁部がハブのドーナツ型壁部に当接するように、ハブが羽根体の円筒状基部内に嵌入されて、両者が一体に結合されてなることを特徴とする軸流ファン。
  3. 前記羽根体の内向き鍔状壁部とハブのドーナツ型壁部とは、何れか一方に軸方向のピンが、また、他方にはこのピンが挿入されるピン孔がそれぞれ形成され、該ピン孔に前記ピンが挿入されていることを特徴とする請求項2記載の軸流ファン。
  4. 前記ピンは羽根体の内向き鍔状壁部から軸方向にハブのドーナツ型壁部に向けて突出するように形成され、前記ピン孔は前記ドーナツ型壁部を貫通するように形成され、前記ピンはドーナツ型壁部に形成されたピン孔を貫通して当該ドーナツ型壁部から突出するように構成されるとともに、その先端部が加熱により押しつぶされてカシメ部25aが形成されていることを特徴とする請求項3記載の軸流ファン。
  5. 前記羽根体は、内向き鍔状壁部の内周側縁部からドーナツ型壁部の内周側に嵌り込むように排気側に折り返す折返壁部を有することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項記載の軸流ファン。
  6. 前記ハブの排気側端縁には外側にU字状溝部が一体に形成され、前記羽根体における円筒状基部の排気側端縁が吸気側からこの溝部に嵌り込むように、羽根体とハブとが結合されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の軸流ファン。
  7. 前記ハブと前記羽根体とは、羽根が前記円筒状基部に結合される根元部付近の、ハブの円筒状の外壁部の外周面と羽根体の円筒状基部の内周面との間において、羽根体の円筒状基部側には周方向に螺旋階段状を成すように軸方向の突部が形成され、一方、ハブの円筒状の外壁部には周方向に螺旋階段状を成すように前記突部を嵌入させるこの溝部が形成され、前記突部が溝部に嵌入されて結合されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の軸流ファン。
  8. 前記ハブは、軸受部を備えた内壁部の排気側において、円筒状内に当該内壁部と円筒状の外壁部とを結合する放射状のリブが複数形成されていることを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の軸流ファン。
  9. 前記ハブと前記羽根体とは、異種材料により形成されてなり、ハブの樹脂材料が羽根体の樹脂材料より強度的に強い材料からなることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の軸流ファン。
  10. 前記ハブは汎用エンプラからなり、前記羽根体は汎用プラスチック材料からなることを特徴とする請求項9記載の軸流ファン。
  11. 前記ハブと前記羽根体とは、軸方向に直交する接触面において樹脂溶着法により溶着されていることを特徴とする請求項2〜10の何れか1項に記載の軸流ファン。
  12. 前記ハブと前記羽根体とは、相互の接触面において接着剤により接合されていることを特徴とする請求項2〜10の何れか1項に記載の軸流ファン。
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