JP2006161350A - 屋根換気瓦 - Google Patents
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- JP2006161350A JP2006161350A JP2004352468A JP2004352468A JP2006161350A JP 2006161350 A JP2006161350 A JP 2006161350A JP 2004352468 A JP2004352468 A JP 2004352468A JP 2004352468 A JP2004352468 A JP 2004352468A JP 2006161350 A JP2006161350 A JP 2006161350A
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Abstract
【課題】瓦と屋根野地間の隙間全体の空気を淀みなく流通させる。
【解決手段】山部と谷部を有する桟瓦であって、葺設状態における下側瓦の裏側の空間L
と、前記下側瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間Hとを連通させる連通口2を瓦本体1の谷部
の尻側に設けることによって、瓦葺設後の山部だけでなく谷部においても、瓦と屋根野地
Rとの間に軒先から棟まで連通する空気の流通経路を形成し、軒先又は換気機能を有する
棟部から空気を排出させる。
【選択図】図4
【解決手段】山部と谷部を有する桟瓦であって、葺設状態における下側瓦の裏側の空間L
と、前記下側瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間Hとを連通させる連通口2を瓦本体1の谷部
の尻側に設けることによって、瓦葺設後の山部だけでなく谷部においても、瓦と屋根野地
Rとの間に軒先から棟まで連通する空気の流通経路を形成し、軒先又は換気機能を有する
棟部から空気を排出させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、瓦と屋根野地間の隙間全体の空気を流通させる屋根換気瓦に関する。
従来、換気瓦としては、湾曲状山部と平坦状谷部とから成る瓦において、山部の裏側に
山部の根元に連続し、且つ、谷部平面と略同一面となる内底面を形成し、該内底面の頭側
端に山部の裏側に連続する水密隔壁を立設したもの(例えば、特許文献1参照)があり、
該換気瓦は、山部自体を頭側閉塞、且つ、尻側開口の筒体とし、かかる山部の両脇にスリ
ットを開口して、山部自体を換気用通路としたものであった。
又、この他にも瓦本体の頭側の表面に中空の膨出部を設け、該膨出部は瓦本体の裏面側
に開口されており、かかる膨出部の頭側壁面に通気細孔を配設した瓦(例えば、特許文献
2参照)があった。
しかしながら、上記換気瓦の内、前者はスリットから、後者は通気細孔から空気を放出
する構成であるため、十分な有効換気面積が確保できなかった。
又、通常空気は日照で暖めらて上昇するが、後者は通気細孔が瓦の頭側、即ち葺設後の
下方に向いて開口しているため、当然ながら換気効果は期待できなかった。
そこで、瓦本体と、この瓦本体の開口を塞ぐように設けたフードと、前記瓦本体とこの
フードで形成される前記開口に連なる換気通路と、この換気通路の外気側に形成される換
気開口と、この換気開口の一部を閉塞する前記フードより垂設した垂れ部と、前記換気通
路の一部を閉塞する前記開口の頭側端に立設した堰部とで構成した換気瓦が提案された。
この換気瓦は、瓦本体に大きく開口して、有効換気面積を確保すると共に、該開口にフ
ードを設けて、雨仕舞いを図る様にしたものであった。
山部の根元に連続し、且つ、谷部平面と略同一面となる内底面を形成し、該内底面の頭側
端に山部の裏側に連続する水密隔壁を立設したもの(例えば、特許文献1参照)があり、
該換気瓦は、山部自体を頭側閉塞、且つ、尻側開口の筒体とし、かかる山部の両脇にスリ
ットを開口して、山部自体を換気用通路としたものであった。
又、この他にも瓦本体の頭側の表面に中空の膨出部を設け、該膨出部は瓦本体の裏面側
に開口されており、かかる膨出部の頭側壁面に通気細孔を配設した瓦(例えば、特許文献
2参照)があった。
しかしながら、上記換気瓦の内、前者はスリットから、後者は通気細孔から空気を放出
する構成であるため、十分な有効換気面積が確保できなかった。
又、通常空気は日照で暖めらて上昇するが、後者は通気細孔が瓦の頭側、即ち葺設後の
下方に向いて開口しているため、当然ながら換気効果は期待できなかった。
そこで、瓦本体と、この瓦本体の開口を塞ぐように設けたフードと、前記瓦本体とこの
フードで形成される前記開口に連なる換気通路と、この換気通路の外気側に形成される換
気開口と、この換気開口の一部を閉塞する前記フードより垂設した垂れ部と、前記換気通
路の一部を閉塞する前記開口の頭側端に立設した堰部とで構成した換気瓦が提案された。
この換気瓦は、瓦本体に大きく開口して、有効換気面積を確保すると共に、該開口にフ
ードを設けて、雨仕舞いを図る様にしたものであった。
しかしながら、上記換気瓦はいずれも、部分換気であるため、排気口を幾ら大きくした
ところで、瓦の谷部裏側、特に横桟木に当接する部分で空気が滞留して、瓦と屋根野地間
の隙間全体の空気を万遍なく換気することは出来なかった。
又、換気構造構築のため、何等かの部品(内底面や、膨出部、フード等)を瓦本体に付
設せねばならず、換気量確保のためには、付設部品の大型化を避けられず、このため瓦が
重くなって、屋根に加わる荷重増加により、耐久性及び耐震性が低下した。
ところで、瓦の谷部裏側、特に横桟木に当接する部分で空気が滞留して、瓦と屋根野地間
の隙間全体の空気を万遍なく換気することは出来なかった。
又、換気構造構築のため、何等かの部品(内底面や、膨出部、フード等)を瓦本体に付
設せねばならず、換気量確保のためには、付設部品の大型化を避けられず、このため瓦が
重くなって、屋根に加わる荷重増加により、耐久性及び耐震性が低下した。
本発明は、上記課題に鑑み、山部と谷部を有する桟瓦であって、葺設状態における下側
瓦の裏側の空間と、前記下側瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間とを連通させる連通口を瓦本
体谷部の尻側に設けることによって、瓦葺設後の山部だけでなく谷部においても、瓦と屋
根野地との間に軒先から棟まで連通する空気の流通経路を形成し、軒先又は換気機能を有
する棟部から空気を排出させる様にして、上記課題を解決する。
瓦の裏側の空間と、前記下側瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間とを連通させる連通口を瓦本
体谷部の尻側に設けることによって、瓦葺設後の山部だけでなく谷部においても、瓦と屋
根野地との間に軒先から棟まで連通する空気の流通経路を形成し、軒先又は換気機能を有
する棟部から空気を排出させる様にして、上記課題を解決する。
要するに本発明は、山部と谷部を有する桟瓦であって、葺設状態における下側瓦の裏側
の空間と、前記下側瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間とを連通させる連通口を瓦本体谷部の
尻側に設けたので、山部だけでなく、谷部においても、瓦と屋根野地との間の隙間に空気
の流通経路を形成することが出来る。
従って、この瓦を軒先から棟まで連続して葺けば、瓦と屋根野地間の空気全体を淀みな
く流通させることが出来る。
そして、葺設後の瓦と屋根野地との間の空気は日照で暖められ、暖められた空気は上昇
するため、棟部において、適宜排気構造を設け、該排気構造の排気孔に上記空気の流通経
路を連通させれば、前記排気孔から瓦と屋根野地間の空気を排出して、換気することが出
来、また日照のない場合であっても、屋根傾斜に沿って吹き下る風により、軒先では負圧
が発生するため、軒先から隙間の空気が吸い出され、これらにより夏季には涼を得ること
が出来るだけでなく、四季を通じ換気により屋根野地を乾燥させて、屋根野地の老朽化を
防止することが出来る。
の空間と、前記下側瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間とを連通させる連通口を瓦本体谷部の
尻側に設けたので、山部だけでなく、谷部においても、瓦と屋根野地との間の隙間に空気
の流通経路を形成することが出来る。
従って、この瓦を軒先から棟まで連続して葺けば、瓦と屋根野地間の空気全体を淀みな
く流通させることが出来る。
そして、葺設後の瓦と屋根野地との間の空気は日照で暖められ、暖められた空気は上昇
するため、棟部において、適宜排気構造を設け、該排気構造の排気孔に上記空気の流通経
路を連通させれば、前記排気孔から瓦と屋根野地間の空気を排出して、換気することが出
来、また日照のない場合であっても、屋根傾斜に沿って吹き下る風により、軒先では負圧
が発生するため、軒先から隙間の空気が吸い出され、これらにより夏季には涼を得ること
が出来るだけでなく、四季を通じ換気により屋根野地を乾燥させて、屋根野地の老朽化を
防止することが出来る。
瓦本体谷部の尻側に切込を設けて、連通口としたので、従前の瓦であれば屋根野地の横
桟木に瓦裏面が当接している部分を開口させて、上記効果と同様なる効果を奏することが
出来る。
桟木に瓦裏面が当接している部分を開口させて、上記効果と同様なる効果を奏することが
出来る。
連通口と尻側端部に沿って瓦本体表面に水返しを形成したので、該水返し、並びに連通
口に重ねて葺かれる瓦により、確実に雨仕舞いをして、雨水を下方に漏らすことなく、連
通口から空気を流通させることが出来る。
口に重ねて葺かれる瓦により、確実に雨仕舞いをして、雨水を下方に漏らすことなく、連
通口から空気を流通させることが出来る。
瓦本体の裏面にして連通口の奥側両脇に支承突起を設けたので、該支承突起を屋根野地
上の横桟木に当接させれば瓦本体が持ち上げられ、切込が横桟木から更に離隔するため、
より大きく開口し、空気の流通量を増加させて、換気効率を向上させることが出来るだけ
でなく、瓦の据わりを安定させることが出来る。
上の横桟木に当接させれば瓦本体が持ち上げられ、切込が横桟木から更に離隔するため、
より大きく開口し、空気の流通量を増加させて、換気効率を向上させることが出来るだけ
でなく、瓦の据わりを安定させることが出来る。
瓦本体の裏面にして谷部尻側寄りの位置に傾斜部を設け、該傾斜部により瓦本体の厚み
を連通口に向けて徐々に薄くしたので、傾斜部において、瓦本体裏面と横桟木の間に隙間
が空き、かかる隙間から連通口へとより多くの空気を導き、換気効率の更なる向上を図る
ことが出来、また空気の流通経路に障害がないことから、流通空気をスムーズに連通口に
導くことが出来、更には空気流通量を確保したまま、連通口を小さくして、より確実に雨
仕舞いをすることも出来る。
を連通口に向けて徐々に薄くしたので、傾斜部において、瓦本体裏面と横桟木の間に隙間
が空き、かかる隙間から連通口へとより多くの空気を導き、換気効率の更なる向上を図る
ことが出来、また空気の流通経路に障害がないことから、流通空気をスムーズに連通口に
導くことが出来、更には空気流通量を確保したまま、連通口を小さくして、より確実に雨
仕舞いをすることも出来る。
瓦にとって強風対策はとても重要であるが、上記従来技術の特許文献2又3の換気構造
の様に、瓦本体表面上に突出部を設けたものでは、突出部が風を受け、耐風性が低下して
しまうが、本発明品は、葺設後の露出表面部分に突出物が皆無であるため、空気抵抗が小
さく、瓦本体の頭側の差込切欠の内角部に突片を設け、山部尻側の肩隅角部の裏面に突片
受部を凹設したので、葺設するに際し、突片上に他の瓦の突片受部を載置し、他の瓦によ
り押さえ付けることによって、高い耐風性を得ることが出来る。
而も、通常の瓦に比して重量増加もなく、むしろ連通口を設けることにより、幾分軽量
であるため、耐震性及び耐風性を損なうことなく、屋根換気することが出来る等その実用
的効果甚だ大である。
の様に、瓦本体表面上に突出部を設けたものでは、突出部が風を受け、耐風性が低下して
しまうが、本発明品は、葺設後の露出表面部分に突出物が皆無であるため、空気抵抗が小
さく、瓦本体の頭側の差込切欠の内角部に突片を設け、山部尻側の肩隅角部の裏面に突片
受部を凹設したので、葺設するに際し、突片上に他の瓦の突片受部を載置し、他の瓦によ
り押さえ付けることによって、高い耐風性を得ることが出来る。
而も、通常の瓦に比して重量増加もなく、むしろ連通口を設けることにより、幾分軽量
であるため、耐震性及び耐風性を損なうことなく、屋根換気することが出来る等その実用
的効果甚だ大である。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る屋根換気瓦の平面図、図2は同上裏面図、図3は葺設状態を示す平
面図、図4は図3のAーA断面図、図5は図4の要部拡大図である。
本発明の屋根換気瓦は、山部と谷部を有する桟瓦であって、図1〜5に示す様に、瓦本
体1の谷部の尻側に連通口2を設けている。
連通口2は、葺設状態における下側瓦の裏側の空間Lと、前記下側瓦に重ねる上側瓦の
裏側の空間Hとを連通させるものであれば良く、例えば、瓦本体1の谷部の尻側に切込を
設けて、連通口2としたり、また図示しないが瓦本体の裏面が屋根野地上の横桟木に当接
する位置より下側の位置に透孔を穿設して連通口としたり、当該当接位置側から尻側端に
わたり瓦本体の厚みが徐々に薄くなる様に傾斜を設け、該傾斜により瓦本体の裏面を横桟
木から浮かせて尻側端を連通口としても良い。
図1は本発明に係る屋根換気瓦の平面図、図2は同上裏面図、図3は葺設状態を示す平
面図、図4は図3のAーA断面図、図5は図4の要部拡大図である。
本発明の屋根換気瓦は、山部と谷部を有する桟瓦であって、図1〜5に示す様に、瓦本
体1の谷部の尻側に連通口2を設けている。
連通口2は、葺設状態における下側瓦の裏側の空間Lと、前記下側瓦に重ねる上側瓦の
裏側の空間Hとを連通させるものであれば良く、例えば、瓦本体1の谷部の尻側に切込を
設けて、連通口2としたり、また図示しないが瓦本体の裏面が屋根野地上の横桟木に当接
する位置より下側の位置に透孔を穿設して連通口としたり、当該当接位置側から尻側端に
わたり瓦本体の厚みが徐々に薄くなる様に傾斜を設け、該傾斜により瓦本体の裏面を横桟
木から浮かせて尻側端を連通口としても良い。
以下に実施例を示し、本発明について更に詳細に説明する。
本実施例の屋根換気瓦は、瓦本体1の谷部の尻側に切込2(連通口2)を設け、切込2
と、瓦本体1の尻側端部に沿って瓦本体1の表面に水返し3を突設している。
即ち、水返し3は、谷部の両脇側に延設され、差込み側(図面右側)では、尻側の右端
で屈曲させ、頭側に向けて続け、頭側先端部に設けた差込切欠4に接するまで連続させて
いる。
一方、山部側(図面左側)では、そのまま尻側端部に沿わせて左端に続け、尻側左端に
設けた切欠5に沿って屈曲させている。
本実施例の屋根換気瓦は、瓦本体1の谷部の尻側に切込2(連通口2)を設け、切込2
と、瓦本体1の尻側端部に沿って瓦本体1の表面に水返し3を突設している。
即ち、水返し3は、谷部の両脇側に延設され、差込み側(図面右側)では、尻側の右端
で屈曲させ、頭側に向けて続け、頭側先端部に設けた差込切欠4に接するまで連続させて
いる。
一方、山部側(図面左側)では、そのまま尻側端部に沿わせて左端に続け、尻側左端に
設けた切欠5に沿って屈曲させている。
切込2の奥側であって、切込2より頭側寄りの位置に堰部6を突設し、該堰部6の両脇
には水返し3と平行な突堤7、7aを設けている。
又、上記差込切欠4の内角部には、従前の耐風瓦と同じ様に突片8を設け、図2に示す
様に、裏面においては、山部尻側隅に設けた切欠5の下側(頭側)に位置する肩隅角部に
突片受部9を凹設している。
には水返し3と平行な突堤7、7aを設けている。
又、上記差込切欠4の内角部には、従前の耐風瓦と同じ様に突片8を設け、図2に示す
様に、裏面においては、山部尻側隅に設けた切欠5の下側(頭側)に位置する肩隅角部に
突片受部9を凹設している。
更に、図2及び4〜5に示す様に、瓦本体1の裏面にして切込2の奥側両脇に略三角板
状の支承突起10、10a を設け、該支承突起10、10a の先端の傾斜は、屋根野地Rの横桟木
Wに支承突起10、10a を当接した際、瓦本体1が適切角度を成す様に設定されている。
又、谷部の尻側寄りの位置で、前記支承突起10、10a の間に傾斜部11を設け、該傾斜部
11により瓦本体1の厚みを切込2に向けて徐々に薄くなる様に形成している。
状の支承突起10、10a を設け、該支承突起10、10a の先端の傾斜は、屋根野地Rの横桟木
Wに支承突起10、10a を当接した際、瓦本体1が適切角度を成す様に設定されている。
又、谷部の尻側寄りの位置で、前記支承突起10、10a の間に傾斜部11を設け、該傾斜部
11により瓦本体1の厚みを切込2に向けて徐々に薄くなる様に形成している。
本発明の屋根換気瓦によれば、図3〜5に示す様に、葺設後は支承突起10、10a が屋根
野地Rの横桟木Wに当接し、瓦本体1は支承突起10、10a の高さ分持ち上げられ、支承突
起10、10a の間に傾斜部11、その先に切込2が有るため、従前の瓦であれば、瓦の谷部と
横桟木が当接する部分が開口する。
従って、本発明品と屋根野地Rとの間の空気は、日照等で暖められれば、軒側瓦の裏面
側の空間Lから表側(棟側瓦の裏面側の空間H)へと移動し、これを繰り返し、空気は軒
先から棟まで流通する。
また逆に、瓦表面上の風の流れにより、軒先に負圧が発生すれば、軒先から吸い出され
て、屋根野地R上の隙間の空気は棟から軒先まで流通する。
野地Rの横桟木Wに当接し、瓦本体1は支承突起10、10a の高さ分持ち上げられ、支承突
起10、10a の間に傾斜部11、その先に切込2が有るため、従前の瓦であれば、瓦の谷部と
横桟木が当接する部分が開口する。
従って、本発明品と屋根野地Rとの間の空気は、日照等で暖められれば、軒側瓦の裏面
側の空間Lから表側(棟側瓦の裏面側の空間H)へと移動し、これを繰り返し、空気は軒
先から棟まで流通する。
また逆に、瓦表面上の風の流れにより、軒先に負圧が発生すれば、軒先から吸い出され
て、屋根野地R上の隙間の空気は棟から軒先まで流通する。
1 瓦本体
2 連通口(切込)
3 水返し
4 差込切欠
5 切欠
8 突片
9 突片受部
10、10a 支承突起
11 傾斜部
2 連通口(切込)
3 水返し
4 差込切欠
5 切欠
8 突片
9 突片受部
10、10a 支承突起
11 傾斜部
Claims (6)
- 山部と谷部を有する桟瓦であって、葺設状態における下側瓦の裏側の空間と、前記下側
瓦に重ねる上側瓦の裏側の空間とを連通させる連通口を瓦本体谷部の尻側に設けたことを
特徴とする屋根換気瓦。 - 瓦本体谷部の尻側に切込を設けて、連通口としたことを特徴とする請求項1記載の屋根
換気瓦。 - 連通口と尻側端部に沿って瓦本体表面に水返しを形成したことを特徴とする請求項1又
は2記載の屋根換気瓦。 - 瓦本体の裏面にして連通口の奥側両脇に支承突起を設けたことを特徴とする請求項1、
2又3記載の屋根換気瓦。 - 瓦本体の裏面にして谷部尻側寄りの位置に傾斜部を設け、該傾斜部により瓦本体の厚み
を連通口に向けて徐々に薄くしたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の屋根換
気瓦。 - 瓦本体の頭側の差込切欠の内角部に突片を設け、山部尻側の肩隅角部の裏面に突片受部
を凹設したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の屋根換気瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004352468A JP2006161350A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 屋根換気瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004352468A JP2006161350A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 屋根換気瓦 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006161350A true JP2006161350A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36663675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004352468A Pending JP2006161350A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 屋根換気瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006161350A (ja) |
-
2004
- 2004-12-06 JP JP2004352468A patent/JP2006161350A/ja active Pending
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