JP4542213B2 - 太陽光発電装置付き住宅 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平屋根の建物に太陽電池パネルを配設した太陽光発電装置付き住宅に関する。
【0002】
【背景の技術】
近年の住宅は、高品質化に加えて大型化や高級化が進み、それに対応して、デザイン性のある外観や重厚感などを持たせることも重要な要素となっている。
【0003】
また、一方では、エネルギーの有効利用の観点から、多数の太陽電池パネルを建物の屋根に装備した、いわゆる太陽光発電装置付き住宅も、最近特に注目を浴びている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、住宅の屋根に太陽電池パネルを装備する場合、傾斜のある屋根を持つ建物がその対象となることが多い。即ち、屋根が平屋根の建物では太陽電池パネルを装備するには好ましくない。なぜなら、太陽電池パネルに傾斜を付けておくことで、太陽光の入射角度との関係でより効率的に利用することができるからである。
【0005】
また、屋根が平屋根の建物の場合、勾配屋根に比べて屋根の外観的な機能を充分に付加できないために、デザイン的な変化に乏しくなるきらいがある。
【0006】
本発明の目的は、太陽電池パネルの配設構造に工夫を凝らすことで、平屋根を持つ建物の外観的なデザイン性の向上、並びに屋上空間の有効利用を図ることができるようにした太陽光発電装置付き住宅を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る太陽光発電装置付き住宅を図面を参照して説明すると、建物1の上階19及び下階2の屋根が平屋根で、上階19の外壁面が下階2の外壁面よりも引き込まれた位置にあり、上階19の外壁面の引き込みにより形成される領域が下階2の屋上3となり、その屋上3から上階19の平屋根に向かって斜め上方に延びる複数の傾斜フレーム13が相互に間隔をおいて配設され、かつ前記下階2の屋上3および上階19の平屋根に固定され、各傾斜フレーム13上に複数の太陽電池パネル11が並べて配設されている構成とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る太陽光発電装置付き住宅を図面を参照して説明すると、建物1の上階19及び下階2の屋根が平屋根で、上階19の外壁面が下階2の外壁面よりも引き込まれた位置にあり、上階19の外壁面の引き込みにより形成される領域が下階2の屋上3となり、その屋上3から上階19の平屋根に向かって斜め上方に延びる複数の傾斜フレーム13が相互に間隔をおいて配設され、各傾斜フレーム13上に複数の太陽電池パネル11が並べて配設され、前記太陽電池パネル11が上階19の平屋根上にも配設されている構成とした。
【0009】
また、太陽電池パネル11が上階19の平屋根上にも配設されているので、上階19の平屋根上も有効利用することができる。
【0010】
また、傾斜フレーム13上の太陽電池パネル11群と上階19の平屋根上の太陽電池パネル11群とが連続している構成とすることもできる。このようにすれば、あたかも平屋根に勾配屋根が連続しているかのような一つの大きな勾配屋根の形態を表現することができる。これにより、建物1の外観的なデザインに大きな変化を付けることができる。
【0011】
また、傾斜フレーム13上の太陽電池パネル11群はそれらの表面で一様な斜面を構成し、その斜面の傾斜角度が15度〜35度の範囲に、好ましくは20度〜30度の範囲に設定された構成とすることが望ましい。このようにすれば、傾斜のある外観のみならず太陽光発電効率をさらに向上させることができる。
【0012】
また、各傾斜フレーム13の下に下階2の屋上3を利用した通路17があり、その通路17を利用して各傾斜フレーム13の下を通り抜け可能に構成することもできる。このようにすれば、屋上3の有効利用、上階19の利便性や通風性、開放感等を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は建物の書面外観図であり、図2はその屋上部分の斜視図、図3は太陽電池パネルの配置構造例を示す斜視図である。
【0014】
これらの図に示す実施の形態は、本発明を屋根が平屋根となった地階付き3階建て住宅に適用した例である。この建物1は、上階である3階19の屋根と、その下階である2階2の屋根の何れも平屋根であり、2階の平屋根が屋上3、4となっている。この屋上3をルーフバルコニーとして利用できるように、屋上3の周囲には手摺り5を設けている。16は3階の窓、6は地階を示している。
【0015】
建物1を正面から見て、その3階19の正面側の壁面は、1階及び2階の正面側の壁面よりも奥行き方向に引き込まれた形態となっている。そして、その引き込まれた領域部分も屋上3として形成されている。
【0016】
即ち、3階19の外壁面が2階2の外壁面よりも引き込まれた位置にあり、3階19の外壁面の引き込みにより形成される領域も2階2の屋上3となっている。そして、その屋上3から3階19の平屋根に向かって斜め上方に延びる複数の傾斜フレーム13が相互に間隔をおいて配設され、各傾斜フレーム13上に複数の太陽電池パネル11が並べて配設されている。各傾斜フレーム13は、図2に示すように支柱15によって支持されている。なお、これらの傾斜フレーム13、支柱15については、いわゆるパーゴラの架台をそのまま兼用して用いることもできる。
【0017】
このようにすると、平屋根の屋上部分に傾斜した屋根のような、あたかも勾配屋根10の形態となる多数の太陽電池パネル11が配置される。これにより、平屋根を持つ建物1の外観的なデザイン性の向上、屋上空間の有効利用等を図ることができる構造となる。
【0018】
この太陽電池パネル11は、ここでは3階19の平屋根上にも配設されている。また、傾斜フレーム13上の太陽電池パネル11群と上階19の平屋根上の太陽電池パネル11群とが連続する構成としている。これにより、あたかも平屋根に勾配屋根10が連続しているかのような一つの大きな屋根の形態を表現する。
その結果、建物1の外観的なデザインに大きな変化を付けることが可能になる。
【0019】
傾斜フレーム13上の太陽電池パネル11群は、それらの表面で図示のように一様な斜面を構成している。この斜面の傾斜角度αとしては、太陽の高度と、日本の緯度との相関性を考慮すると、15度〜35度の範囲に、好ましくは20度〜30度の範囲に設定された構成とすることが望ましい。勿論、この範囲は、住宅が建つ地域の緯度によっても相違する。このように配慮することで、傾斜のある外観のみならず太陽光発電効率をさらに向上させることができる。なお、3階の平屋根部分の太陽電池パネル11群は、特に低緯度の地域に建てる住宅においてより効率的になる。
【0020】
各傾斜フレーム13の下には、2階2の屋上3を利用した通路17があり、その通路17を利用して各傾斜フレーム13の下を通り抜け可能に構成している。
。この構成により、屋上3の有効利用、上階19の利便性や通風性、開放感等を得ることができる。なお、一番外側の傾斜フレーム13と支柱15及び屋上3の表面とで囲まれた領域14部分は開放しても良いし、必要ならば閉塞板を設けて閉じてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明の太陽光発電装置付き住宅によれば、太陽電池パネルの配設構造に工夫を凝らすことで、屋上のある平屋根を持つ建物の外観的なデザイン性の向上、並びに屋上空間の有効利用等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る太陽光発電装置付き住宅の正面外観図
【図2】本発明の実施の形態に係る太陽光発電装置付き住宅の屋上部分の斜視図
【図3】本発明の実施の形態に係る太陽電池パネルの配設構造を示す斜視図
【符号の説明】
1 建物(住宅)
2 下階(2階)
3、4 屋上
5 手摺り
10 勾配屋根
11 太陽電池パネル
13 傾斜フレーム
14 領域
15 支柱
16 窓
17 通路
19 上階(3階)
Claims (4)
- 建物の上階及び下階の屋根が平屋根で、上階の外壁面が下階の外壁面よりも引き込まれた位置にあり、上階の外壁面の引き込みにより形成される領域が下階の屋上となり、その屋上から上階の平屋根に向かって斜め上方に延びる複数の傾斜フレームが相互に間隔をおいて配設され、各傾斜フレーム上に複数の太陽電池パネルが並べて配設され、前記太陽電池パネルが上階の平屋根上にも配設されていることを特徴とする太陽光発電装置付き住宅。
- 請求項1記載の太陽光発電装置付き住宅において、前記傾斜フレーム上の太陽電池パネル群と上階の平屋根上の太陽電池パネル群とが連続していることを特徴とする太陽光発電装置付き住宅。
- 請求項2記載の太陽光発電装置付き住宅において、前記傾斜フレーム上の太陽電池パネル群はそれらの表面で一様な斜面を構成し、その斜面の傾斜角度が15度〜35度の範囲に設定されていることを特徴とする太陽光発電装置付き住宅。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽光発電装置付き住宅において、前記各傾斜フレームの下に下階の屋上を利用した通路があり、その通路を利用して各傾斜フレームの下を通り抜け可能に構成してあることを特徴とする太陽光発電装置付き住宅。
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- 1999-08-03 JP JP22034299A patent/JP4542213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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