JP2006160440A - エレベータの非常止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降体に対する制動力の大きさの調整を容易にすることができるエレベータの非常止め装置を得る。
【解決手段】かご7の下部には、非常止め装置10が設けられている。非常止め装置10は、かごガイドレールに対して傾斜された傾斜部19a,19bを有しかご7に対して変位可能な案内部材20a,20bと、傾斜部19a,19bに沿って案内され、かごガイドレール9に対して接離可能な楔25a,25bと、かごガイドレールから離れる方向への案内部材20a,20bの変位に逆らう方向へ弾性復元力を発生する板ばね41及び皿ばね46,47を有し、案内部材20a,20bを押圧する押圧装置49とを有している。板ばね41及び皿ばね46,47のそれぞれのばね定数は、互いに異なっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、昇降路内を昇降される昇降体の落下を阻止するためのエレベータの非常止め装置に関するものである。
従来、一対の楔の間でガイドレールを挟み付けることにより、かごに対して制動力を発生するエレベータの非常止め装置が提案されている。各楔は、ガイドレールを介して互いに対向する一対の案内板によりそれぞれ案内されて、ガイドレールを挟み付けるようになっている。各案内板は、各楔がガイドレールを挟み付けているときにかごが下降されることにより、各楔により互いに離れる方向へ押し広げられるようになっている。
各案内板は、U字状の板ばねの各開口端間に配置されている。各案内板は、各開口端と各案内板との間に設けられた押圧座を介して、互いに近づく方向へ板ばねの各開口端により押圧されるようになっている。これにより、各楔は、ガイドレールに押し付けられる(特許文献1参照)。
特開平11−11818号公報
このような従来のエレベータの非常止め装置では、板ばねの各開口端と押圧座との間にライナを介在させることにより、板ばねのばね力の大きさを調整している。しかし、板ばねのばね定数は、かごに対する制動力を確保するために大きく設定されているので、板ばねの各開口端と押圧座との間へのライナの挿入が難しく、板ばねのばね力の調整作業に手間がかかってしまう。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、昇降体に対する制動力の大きさの調整を容易にすることができるエレベータの非常止め装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの非常止め装置は、昇降体を案内するガイドレールに対して傾斜された傾斜部を有し、昇降体に設けられ、ガイドレールと傾斜部との間の間隔が変化する方向へ昇降体に対して変位可能な案内部材、傾斜部に沿って案内されることによりガイドレールに対して接離され、かつガイドレールと傾斜部との間に押し込まれることにより、昇降体に対して制動力を発生するとともに、ガイドレールから離れる方向へ案内部材を変位させる制動部材、及びガイドレールから離れる方向への案内部材の変位に逆らう方向へ弾性復元力を発生するように案内部材に対して直列に設けられた第1弾性体及び第2弾性体を有し、第1弾性体及び第2弾性体の弾性復元力により案内部材を押圧する押圧装置を備え、第1弾性体及び第2弾性体のそれぞれのばね定数は、互いに異なっている。
この発明に係るエレベータの非常止め装置では、第1弾性体及び第2弾性体が、ガイドレールから離れる方向への案内部材の変位に逆らう方向へ弾性復元力を発生するように案内部材に対して直列に設けられ、第1弾性体及び第2弾性体のそれぞれのばね定数が互いに異なっているので、第1弾性体及び第2弾性体のうち、ばね定数が小さい側の弾性体を弾性変形させやすくすることができ、第1弾性体及び第2弾性体を弾性変形させて弾性復元力の大きさを調整するライナの適用を容易にすることができる。これにより、昇降体に対する制動力の大きさの調整を容易にすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1内の上部には、巻上機2及びそらせ車3が設けられている。巻上機2は、巻上機本体4と、巻上機本体4により回転される駆動シーブ5とを有している。駆動シーブ5とそらせ車3とは、互いに間隔を置いて配置されている。
駆動シーブ5及びそらせ車3には、複数本の主ロープ6が巻き掛けられている。昇降体であるかご7及び昇降体である釣合おもり8は、各主ロープ6により昇降路1内に吊り下げられている。昇降路1内には、かご7を案内するための一対のかごガイドレール9と、釣合おもり8を案内するための一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。かご7及び釣合おもり8は、巻上機2の駆動力により、かごガイドレール9及び釣合おもりガイドレールにそれぞれ案内されながら昇降路1内を昇降される。
かご7の下部には、かご7の落下を阻止するための非常止め装置10が搭載されている。また、かご7には、非常止め装置10を動作させるための引き上げ装置11が搭載されている。
昇降路1内の上部にはまた、かご7の速度が異常になったときに非常止め装置10を動作させるための調速機12が設けられている。調速機12は、調速機本体13と、調速機本体13に対して回転可能な調速機シーブ14とを有している。昇降路1内の下部には、張り車15が設けられている。調速機シーブ14及び張り車15には、調速機ロープ16が巻き掛けられている。調速機ロープ16の一端部及び他端部は、引き上げ装置11に接続されている。
調速機12は、かご7の速度が異常になったときに調速機ロープ16を把持するようになっている。調速機ロープ16の移動は、調速機12による調速機ロープ16の把持により停止されるようになっている。これにより、かご7が調速機ロープ16に対して下降され、引き上げ装置11が調速機ロープ16により引き上げられる。非常止め装置10は、引き上げ装置11の引き上げ動作により動作され、かご7に対して制動力を発生するようになっている。
図2は、図1の非常止め装置10を示す正面図である。また、図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。図において、かご7の下部には、上下方向について互いに対向する上部支持板17及び下部支持板18が固定されている。上部支持板17と下部支持板18との間には、かごガイドレール9に関して対称位置に配置された一対の案内部材20a,20bが設けられている。一方の案内部材20aはかごガイドレール9に対して傾斜された傾斜部19aを有し、他方の案内部材20bはかごガイドレール9に対して傾斜された傾斜部19bを有している。各傾斜部19a,19bは、かごガイドレール9を介して互いに対向している。各傾斜部19a,19bとかごガイドレール9との間のそれぞれの間隔は、傾斜部19a,19bの下部から上部へ向かうに従って連続的に小さくなっている。
各案内部材20a,20bは、かごガイドレール9と傾斜部19a,19bとの間の間隔が変化する方向へ、上部支持板17及び下部支持板18のそれぞれに対して変位可能になっている。この例では、上部支持板17及び下部支持板18のそれぞれには、互いに反対方向へ水平に延びる一対の溝部21,22が設けられている。各溝部21,22は、互いにかごガイドレール9に関して対称位置に配置されている。一方の案内部材20aは各溝部21に沿って水平方向へスライド可能になっており、他方の案内部材20bは各溝部22に沿って水平方向へスライド可能になっている。
溝部21には、案内部材20aのかごガイドレール9に近づく方向への変位を規制する段差部(規制部)23が設けられている。溝部22には、案内部材20bのかごガイドレール9に近づく方向への変位を規制する段差部(規制部)24が設けられている。案内部材20aのかごガイドレール9に近づく方向への変位は、案内部材20aが段差部23に当たることにより規制され、案内部材20bのかごガイドレール9に近づく方向への変位は、案内部材20bが段差部24に当たることにより規制される。これにより、各傾斜部19a,19bとかごガイドレール9との間の最小間隔がそれぞれ確保される。
案内部材20aの外側部分(案内部材20aの傾斜部19aと反対側の部分)には、凹部35が設けられている。凹部35の底面(案内部材20aが変位される方向に対して垂直な面)には、球面状に形成された複数の窪み部36が互いに間隔を置いて設けられている。また、案内部材20bの外側部分(案内部材20bの傾斜部19bと反対側の部分)には、凹部37が設けられている。凹部37の底面(案内部材20bが変位される方向に対して垂直な面)には、球面状に形成された複数の窪み部38が互いに間隔を置いて設けられている。
各傾斜部19a,19bとかごガイドレール9との間には、各傾斜部19a,19bのそれぞれに沿って変位可能な一対の楔(制動部材)25a,25bが設けられている。各楔25a,25bは、ピン26を介して引き上げ装置11(図1)にそれぞれ連結されている。各楔24a,24bは、引き上げ装置11の引き上げ動作により、かご7に対して上方へ変位されるようになっている。
また、一方の案内部材20aには、傾斜部19aに沿って延びる一対の第1ガイド溝27が設けられ、一方の楔25aには、各第1ガイド溝27に平行な一対の第2ガイド溝29が設けられている。他方の案内部材20bには、傾斜部19bに沿って延びる一対の第1ガイド溝28が設けられ、他方の楔25bには、各第1ガイド溝28に平行な一対の第2ガイド溝30が設けられている。
楔25aは、各第1ガイド溝27及び各第2ガイド溝29間にスライド可能に嵌められた一対の保持板31を介して案内部材20aに取り付けられている。また、楔25bは、各第1ガイド溝28及び各第2ガイド溝30間にスライド可能に嵌められた一対の保持板32を介して案内部材20bに取り付けられている。
案内部材20aと楔25aとの間には、複数のガイドローラ33が配置されている。各ガイドローラ33は、各保持板31間に回転可能に支持されている。また、案内部材20bと楔25bとの間には、複数のガイドローラ34が配置されている。各ガイドローラ34は、各保持板32間に回転可能に支持されている。楔25aが傾斜部19aに沿って案内されているときには、各ガイドローラ33が転動され、楔25bが傾斜部19bに沿って案内されているときには、各ガイドローラ34が転動される。
各楔25a,25bは、各傾斜部19a,19bに沿ってそれぞれ案内されることにより、かごガイドレール9に対して接離されるようになっている。引き上げ装置11による引き上げ動作がなされたときには、各楔25a,25bは、かごガイドレール9に接する方向へ各傾斜部19a,19bに沿ってそれぞれ変位される。
また、楔25aがかごガイドレール9に接触したときにかご7が下降し続けている場合には、楔25aとかごガイドレール9との間の摩擦力により、かご7が楔25aに対して下方へ変位されるようになっている。これにより、楔25aは、かごガイドレール9と傾斜部19aとの間に押し込まれるようになっている。案内部材20aは、楔25aがかごガイドレール9と傾斜部19aとの間に押し込まれることにより、かごガイドレール9から離れる方向へ変位されるようになっている。
さらに、楔25bがかごガイドレール9に接触したときにかご7が下降し続けている場合には、楔25bとかごガイドレール9との間の摩擦力により、かご7が楔25bに対して下方へ変位されるようになっている。これにより、楔25bは、かごガイドレール9と傾斜部19bとの間に押し込まれるようになっている。案内部材20bは、楔25bがかごガイドレール9と傾斜部19bとの間に押し込まれることにより、かごガイドレール9から離れる方向へ変位されるようになっている。
上部支持板17と下部支持板18との間には、凹部35の底面に対向する一端部39と、凹部36の底面に対向する他端部40とを有するU字状の板ばね(第1弾性体)41が設けられている。即ち、板ばね41は、各案内部材20a,20bを挟むように配置された一端部39及び他端部40を有している。
板ばね41は、帯状の金属板をU字状に曲げて作製されている。また、板ばね41は、一端部39及び他端部40が互いに近づく方向へ弾性復元力を発生するように、一端部39と他端部40との間の間隔が広げられた状態に弾性変形されている。
一端部39には複数の貫通穴42が設けられ、他端部40には複数の貫通穴43が設けられている。各貫通穴42,43は、各案内部材20a,20bが上部支持板17及び下部支持板18に対して変位される方向へ延びている。各貫通穴42には、案内部材20aに当接された複数の押圧座(通し部材)44がスライド可能に通されている。各貫通穴43には、案内部材20bに当接された複数の押圧座(通し部材)45がスライド可能に通されている。
各押圧座44は、貫通穴42に通された棒状のスライド部44aと、スライド部44aの端部に設けられ、窪み部36の内面に当接された当接部44bとを有している。当接部44bの窪み部36に対する当接面は、案内部材20aが変位される方向に対して各押圧座44の軸線が傾くことを許容するために、半球面とされている。また、当接部44bの外径は、スライド部44aの外径よりも大きくなっている。
各押圧座45は、貫通穴43に通された棒状のスライド部45aと、スライド部45aの端部に設けられ、窪み部38の内面に当接された当接部45bとを有している。当接部45bの窪み部38に対する当接面は、案内部材20bが変位される方向に対して各押圧座45の軸線が傾くことを許容するために、半球面とされている。また、当接部45bの外径は、スライド部45aの外径よりも大きくなっている。
一端部39と各当接部44bとの間には、複数の皿ばね(第2弾性体)46がそれぞれ設けられ、他端部40と各当接部45bとの間には、複数の皿ばね(第2弾性体)47がそれぞれ設けられている。各皿ばね46,47のばね定数は、板ばね41のばね定数よりも小さくなっている。即ち、板ばね41のばね定数と各皿ばね46,47のばね定数とは、互いに異なっている。各皿ばね46は、各当接部44bと一端部39との間隔が大きくなる方向へ各押圧座44を付勢するように弾性変形され、各皿ばね47は、各当接部45bと他端部40との間隔が大きくなる方向へ各押圧座45を付勢するように弾性変形されている。
また、各皿ばね46と一端部39との間、及び各皿ばね47と他端部40との間には、板ばね41及び各皿ばね46,47による弾性復元力の大きさを調整するための複数枚のライナ48が重ねてそれぞれ挿入されている。板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の大きさの調整は、板ばね41と各皿ばね46,47とを弾性変形させながら、ライナ48の枚数を調整しライナ48の厚さを調整することにより行われる。
板ばね41の弾性復元力は、皿ばね46,47及びライナ48を介して各押圧座44,45に伝達されるようになっている。各押圧座44,45は、板ばね41及び各皿ばね46,47による弾性復元力を受けて、各案内部材20a,20bを押圧するようになっている。即ち、板ばね41及び皿ばね46,47は、各案内部材20a,20bに対して互いに直列に設けられ、板ばね41及び皿ばね46,47による弾性復元力が各押圧座44,45を介して各案内部材20a,20bに伝達されるようにている。
各案内部材20a,20bがかごガイドレール9から離れる方向へそれぞれ変位されたときには、板ばね41及び皿ばね46,47は、各案内部材20a,20bの変位に逆らう方向へ弾性復元力を発生するようになっている。各案内部材20a,20bは、各押圧座44,45を介して板ばね41及び各皿ばね46,47による弾性復元力を受けることにより、かごガイドレール9に近づく方向へ付勢される。
非常止め装置10が動作していない通常状態(初期組立状態)では、各案内部材20a,20bは、板ばね41及び各皿ばね46,47の弾性復元力による付勢により、段差部23,24にそれぞれ当てられている。また、板ばね41、各皿ばね46,47、各押圧座44,45及びライナ48は、板ばね41及び各皿ばね46,47の弾性復元力により各案内部材20a,20bに保持されている。
なお、各案内部材20a,20bを押圧する押圧装置49は、板ばね41、押圧座44,45、皿ばね46,47及びライナ48を有している。また、非常止め装置10は、案内部材20a,20b、楔25a,25b、保持板31,32、ガイドローラ33,34及び押圧装置49を有している。
図4は、図1の板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の大きさ、及び従来の板ばねの弾性復元力の大きさと、各案内部材20a,20bの上部支持板17及び下部支持板18に対する変位量との関係を示すグラフである。図において、板ばね41のばね定数よりも皿ばね46,47のばね定数が小さくなっているので、板ばね41及び皿ばね46,47全体のばね定数は、従来の板ばねのばね定数よりも小さくなっている。従って、各案内部材20a,20bの変位されたとき、板ばね41及び皿ばね46,47による弾性復元力の増加の度合いは、従来の板ばねによる弾性復元力の増加の度合いよりも小さい。このことから、非常止め装置10が動作していない通常状態(初期組立状態)においては、板ばね41及び皿ばね46,47により弾性復元力の大きさP2が従来の板ばねによる弾性復元力の大きさP1よりも大きくなるように設定されている。
次に、動作について説明する。かご7の速度が第1過速度に達したときには、巻上機2への給電が停止され、巻上機2のブレーキ装置が動作される。
例えば主ロープ6が破断した場合等、かご7の速度が第1過速度を超えて第2過速度に達したときには、かご7の移動に伴って移動される調速機ロープ16が調速機12により把持され、引き上げ装置11が動作される。これにより、各楔25a,25bは、かご7に対して上方へ変位される。このとき、各楔25a,25bは、各傾斜部19a,19bに沿ってかごガイドレール9に接する方向へ案内される。
この後、各楔25a,25bがかごガイドレール9に接触すると、各楔25a,25bとかごガイドレール9との間に発生する摩擦力により、各楔25a,25bが制動される。これにより、下降し続けるかご7が各楔25a,25bに対して下方へ変位され、各楔25a,25bが各傾斜部19a,19bとかごガイドレール9との間に押し込まれる。
各楔25a,25bが各傾斜部19a,19bとかごガイドレール9との間に押し込まれると、各案内部材20a,20bは、押圧装置49の付勢に逆らって、かごガイドレール9から離れる方向へそれぞれ変位される。これにより、板ばね41及び皿ばね46,47は、さらに弾性変形される。これにより、板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の大きさは、かごガイドレール9から離れる方向への各案内部材20a,20bの変位に逆らってさらに大きくなる。
これにより、各案内部材20a,20bが押圧装置49によりかごガイドレール9に近づく方向へ押圧され、各楔25a,25bがかごガイドレール9に押し付けられる。これにより、かご7に対する制動力が発生する。
このようなエレベータの非常止め装置では、板ばね41及び皿ばね46,47が、かごガイドレール9から離れる方向への各案内部材20a,20bの変位に逆らう方向へ弾性復元力を発生するように、各案内部材20a,20bに対して直列に設けられ、皿ばね46,47のばね定数が板ばね41のばね定数よりも小さくなっているので、板ばね41及び皿ばね46,47全体のばね定数を板ばね41自体のばね定数よりも小さくすることができ、板ばね41と皿ばね46,47との間へのライナ48の挿入を容易にすることができる。これにより、板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の大きさの調整を容易にすることができ、かご7に対する制動力の大きさの調整を容易にすることができる。また、板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の各楔25a,25bの摩耗による低下量も小さくなるので、かご7に対する制動性能を安定させることができるとともに、各楔25a,25bの交換回数も減少し、保守作業の手間も軽減させることができる。
また、板ばね41は、各案内部材20a,20bを挟むように配置された一端部39及び他端部40を有するU字状のばねであり、互いに近づく方向へ一端部39及び他端部40を付勢することにより各案内部材20a,20bを押圧するようになっているので、各案内部材20a,20bを押圧するための共通の弾性体として板ばね41を用いることができる。従って、互いに異なるばねにより各案内部材20a,20bをそれぞれ押圧する場合に比べて、部品点数を削減することができ、製造コストを低減することができる。
また、皿ばね46,47が板ばね41に対して直列に設けられているので、各案内部材20a,20bが変位される方向についての非常止め装置10の寸法を小さくすることができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータの非常止め装置を示す平断面図である。図において、かご7(図1)の下部には、水平方向について互いに対向する一対の支持枠51,52が固定されている。U字状の板ばね41は、各支持枠51,52間に配置されている。一方の支持枠51は一端部39に対向し、他端部40は他方の支持枠52に対向している。
一方の支持枠51の各貫通穴42に対向する位置には、複数の貫通穴53が設けられている。また、他方の支持枠52の各貫通穴43に対向する位置には、複数の貫通穴54が設けられている。各貫通穴42に通された押圧座44は、それぞれに対向する各貫通穴53に通されている。また、各貫通穴43に通された押圧座45は、それぞれに対向する各貫通穴54に通されている。
一端部39と支持枠51との間には、複数の皿ばね46が配置されている。各皿ばね46は、一端部39と支持枠51とが互いに離れる方向へ付勢するように弾性変形されている。また、他端部40と支持枠52との間には、複数の皿ばね47が配置されている。各皿ばね47は、他端部40と支持枠52とが互いに離れる方向へ付勢するように弾性変形されている。
押圧座44の当接部44bと一端部39との間、及び押圧座45の当接部45bと他端部40との間には、板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の大きさを調整するための複数のライナ48が挿入されている。
即ち、皿ばね46,47の弾性復元力は、一端部39、他端部40及びライナ48を介して各押圧座44,45に伝達されるようになっている。板ばね41及び皿ばね46,47は、各案内部材20a,20bに対して互いに直列に設けられ、板ばね41及び皿ばね46,47による弾性復元力が各押圧座44,45を介して各案内部材20a,20bに伝達されるようにている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、かご7の下部に一対の支持枠51,52を設け、各支持枠51,52間にU字状の板ばね41を配置するとともに、一方の支持枠51と一端部39との間、及び他方の支持枠52と他端部40との間のそれぞれに皿ばね46,47を配置することにより、板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力を押圧座44,45に伝達するようにしているので、板ばね41と押圧座44,45との間へのライナ48の挿入を容易にすることができ、板ばね41及び皿ばね46,47の弾性復元力の大きさの調整を容易にすることができる。従って、かご7に対する制動力の大きさの調整を容易にすることができる。
なお、上記の例では、押圧座44の当接部44bと一端部39との間、及び押圧座45の当接部45bと他端部40との間のそれぞれにライナ48が挿入されているが、一方の支持枠51及び一端部39の少なくともいずれか一方と皿ばね46との間にライナ48を挿入してもよいし、他方の支持枠52及び他端部40の少なくともいずれか一方と皿ばね47との間にライナ48を挿入してもよい。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3によるエレベータの非常止め装置を示す平断面図である。図において、板ばね41の一端部39には、複数の貫通穴42が設けられている。また、板ばね41の他端部40には、複数の貫通穴43が設けられている。案内部材20aには、各貫通穴42に緩く通された複数の押圧座(通し部材)61が固定されている。案内部材20bには、各貫通穴43に緩く通された複数の押圧座(通し部材)62が固定されている。押圧座61は、凹部35の底面に固定されている。また、押圧座62は、凹部37の底面に固定されている。
各押圧座61,62は、各案内部材20a,20bに一体となって上部支持板17及び下部支持板18に対して変位可能になっており、板ばね41に対しても変位可能になっている。また、各押圧座61,62は、各案内部材20a,20bが上部支持板17及び下部支持板18に対して変位される方向に沿って延びる棒状部材である。
凹部35の底面と一端部39との間には、複数の皿ばね46が配置されている。また、凹部37の底面と他端部40との間には、複数の皿ばね47が配置されている。各皿ばね46と一端部39との間、及び各皿ばね47と他端部40との間には、複数のライナ48が挿入されている。
各皿ばね46は、案内部材20aと一端部39とが互いに離れる方向へ付勢するように弾性変形されている。各皿ばね47は、案内部材20bと他端部40とが互いに離れる方向へ付勢するように弾性変形されている。
即ち、板ばね41及び皿ばね46,47は、各案内部材20a,20bに対して互いに直列に設けられている。また、皿ばね46,47の弾性復元力は、一端部39、他端部40及びライナ48を介して各案内部材20a,20bに直接伝達されるようになっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータの非常止め装置であっても、板ばね41及び皿ばね46,47が各案内部材20a,20bに対して互いに直列に設けられているので、実施の形態1と同様に、板ばね41と皿ばね46,47との間へのライナ48の挿入を容易にすることができる。従って、かご7に対する制動力の大きさの調整を容易にすることができる。
また、一端部39に変位可能に通された押圧座61が案内部材20aに固定され、他端部40に変位可能に通された押圧座62が案内部材20bに固定されているので、部品点数を少なくすることができ、非常止め装置の組み立て作業の手間を少なくすることができる。また、各押圧座61,62を各案内部材20a,20bに当接する必要がなくなるので、各押圧座61,62の各案内部材20a,20bに対する当接部分の加工の手間を無くすことができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、各押圧座61,62は、各貫通穴42,43に緩く通されているので、各貫通穴42,43が各押圧座61,62に対して傾くことを許容することができ、各押圧座61,62及び板ばね41の破損を防止することができる。
なお、上記の例では、一端部39と皿ばね46との間、及び他端部40と皿ばね47との間にライナ48が挿入されているが、皿ばね46と案内部材20aとの間、及び皿ばね47と案内部材20bとの間にライナ48を挿入してもよい。
また、各上記実施の形態では、非常止め装置がかご7に搭載されているが、釣合おもり8に非常止め装置を搭載してもよい。この場合、各楔25a,25bは、非常止め装置の動作時に、釣合おもりガイドレールに接触される。また、かご7及び釣合おもり8のそれぞれに非常止め装置を搭載してもよい。
また、各上記実施の形態では、皿ばね46,47が第2弾性体とされているが、かご7に対する制動力を確保することができるのであれば、例えばコイルばね等を第2弾性体としてもよい。
この実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。 図1のエレベータの非常止め装置を示す正面図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 図1の板ばね及び皿ばねの弾性復元力の大きさ、及び従来の板ばねの弾性復元力の大きさと、各案内部材の上部支持板及び下部支持板に対する変位量との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるエレベータの非常止め装置を示す平断面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータの非常止め装置を示す平断面図である。
符号の説明
7 かご(昇降体)、8 釣合おもり(昇降体)、9 かごガイドレール、10 非常止め装置、19a,19b 傾斜部、20a,20b 案内部材、25a,25b 楔(制動部材)、41 板ばね(第1弾性体)、46,47 皿ばね(第2弾性体)、49 押圧装置、61,62 押圧座(通し部材)。

Claims (4)

  1. 昇降体を案内するガイドレールに対して傾斜された傾斜部を有し、上記昇降体に設けられ、上記ガイドレールと上記傾斜部との間の間隔が変化する方向へ上記昇降体に対して変位可能な案内部材、
    上記傾斜部に沿って案内されることにより上記ガイドレールに対して接離され、かつ上記ガイドレールと上記傾斜部との間に押し込まれることにより、上記昇降体に対して制動力を発生するとともに、上記ガイドレールから離れる方向へ上記案内部材を変位させる制動部材、及び
    上記ガイドレールから離れる方向への上記案内部材の変位に逆らう方向へ弾性復元力を発生するように上記案内部材に対して直列に設けられた第1弾性体及び第2弾性体を有し、上記弾性復元力により上記案内部材を押圧する押圧装置
    を備え、
    上記第1弾性体及び上記第2弾性体のそれぞれのばね定数は、互いに異なっていることを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  2. 上記昇降体には、上記ガイドレールを介して互いに対向する一対の上記案内部材が設けられ、
    各上記案内部材の上記傾斜部と上記ガイドレールとの間には、一対の上記制動部材がそれぞれ設けられており、
    上記第1弾性体は、上記一対の案内部材を挟むように配置された一端部及び他端部を有し、互いに近づく方向へ上記一端部及び上記他端部を付勢することにより上記一対の案内部材を押圧するU字状の板ばねであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常止め装置。
  3. 上記押圧装置は、上記一端部及び上記他端部のそれぞれに通されかつ上記板ばねに対して変位可能な一対の通し部材をさらに有し、
    各上記通し部材は、各上記案内部材のそれぞれに固定されており、
    上記一端部及び上記他端部のそれぞれと各上記案内部材との間には、上記第2弾性体がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの非常止め装置。
  4. 上記第2弾性体は、皿ばねであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータの非常止め装置。
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