JP2006160313A - 緩衝部材 - Google Patents

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裕 瀬戸上
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Abstract

【課題】 ダンボール等の緩衝性を有する板材からなり、簡単な構造を有するため組み立て等が容易である上、適用できる形状や構造が限定されず、しかも、衝撃吸収機能にも優れた緩衝部材を提供する。
【解決手段】 緩衝性を有する板材を組み立てて構成される緩衝部材Bの、製品を保持する部材4と当接して保持する保持部1に、板材の表面から裏面に達する切込み10cを形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、電子機器等の製品を包装容器内に収容する際に、包装容器と製品との間に介在して衝撃を吸収するためなどに使用される緩衝部材に関するものである。
上記緩衝部材としては、従来、所定の立体形状を有する発泡スチロール製のものが一般的であったが、近時、包装のコストダウンや、環境への負荷を低減すること等を目的として、段ボールを所定の形状にカットし、折り曲げたり重ねたりして立体に組み立てたものや、組み立てたものを複数個、組み合わせたりしたものなどが利用されるようになってきた。しかし、段ボールを単に組み立てただけでは、発泡スチロール製の緩衝部材などと同等の衝撃吸収機能を得ることはできなかった。
そこで、段ボールを複数枚、重ねた緩衝部材に、製品を係合する切欠き開口部を形成すると共に、この切欠き開口部における、複数枚、重ねた各段ボールにおける製品支持縁の高さを違えて、衝撃が加わった際に、各ダンボールが、製品支持縁の高いものから順に潰れながら、段階的に、衝撃を吸収するようにした緩衝部材が提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−12063号公報(請求項1、第0004欄〜第0006欄、第0008欄〜第0010欄、図1)
しかし、特許文献1記載の緩衝部材の構成は、段ボールを複数枚、重ねた構造のものにしか適用できず、例えば、所定の形状にカットした1枚の段ボールを折り曲げ、組み立てて立体形状とするものなどには適用できないため、適用できる緩衝部材の形状や構造が限定されるという問題があった。また、構造が複雑で、複数枚の段ボールを、製品支持縁の高さを段階的に違えながら重ねて組み立てるのが難しいという問題もあった。
本発明の目的は、ダンボール等の緩衝性を有する板材からなり、簡単な構造を有するため組み立て等が容易である上、適用できる形状や構造が限定されず、しかも、衝撃吸収機能にも優れた緩衝部材を提供することにある。
請求項1記載の発明は、緩衝性を有する板材を組み立てて構成され、製品と直接に当接するか、もしくは製品を保持する部材と当接して保持する保持部を有する緩衝部材であって、上記保持部に、板材の表面から裏面に達する切込みを形成したことを特徴とする緩衝部材である。
請求項2記載の発明は、切込みを、保持部の、製品もしくは製品を保持する部材との当接部位から、上記製品または製品を保持する部材における、当接部位との被当接面と交差する方向に形成した請求項1記載の緩衝部材である。
請求項3記載の発明は、保持部に、切込みに隣接させて、当該保持部を構成する板材の面積を減じるための切欠きを形成した請求項2記載の緩衝部材である。
請求項4記載の発明は、干渉性を有する板材が、段ボールである請求項1記載の緩衝部材である。
請求項1記載の発明おいては、緩衝部材の、製品もしくは製品を保持する部材と当接して保持する保持部に、板材の表面から裏面に達する切込みを形成することで、当該保持部の、切り込みの近傍の領域を、衝撃が加わった際に、これまでよりも小さい力で潰れて衝撃を吸収する部分として機能させることができる。そのため、緩衝部材の衝撃吸収機能を、これまでよりも向上することができる。しかも、単に切込みを入れるだけでよいため、適用できる形状や構造が限定されることがない上、全体の構造は従来の干渉部材と同様にでき、組み立てが複雑化することもない。したがって、請求項1記載の発明によれば、ダンボール等の板材からなり、簡単な構造を有するため組み立て等が容易である上、適用できる形状や構造が限定されず、しかも、衝撃吸収機能にも優れた緩衝部材を提供することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、上記切込みを、衝撃が加わった際に製品の重量を受ける方向とほぼ一致する、保持部の、製品もしくは製品を保持する部材との当接部位から、上記製品または製品を保持する部材における、当接部位との被当接面と交差する方向に形成してある。そのため、衝撃が加わった際に、保持部の、切り込みの近傍の領域を、よりスムースに潰れて衝撃を吸収できるように機能させることができる。したがって、緩衝部材の衝撃吸収機能を、さらに向上することができる。
請求項3記載の発明によれば、保持部の、切込みに隣接する部分の板材に切欠きを形成して、その面積を減じることで、当該部分を、衝撃が加わった際に、より一層、小さい力で潰れて衝撃を吸収できるように機能させることができる。そのため、緩衝部材の衝撃吸収機能を、さらに向上することができる。
請求項4記載の発明によれば、板材として、再生紙等を使って製造できる上、焼却処理等が可能な段ボールを使用しているため、環境に対する負荷を低減することができる。
図1は、本発明の、実施の形態の一例としての緩衝部材Bを示す斜視図、図2は、上記緩衝部材Bを展開した状態を示す平面図、図3は、上記緩衝部材Bに、製品を保持する部材4を保持させる直前の状態を示す分解斜視図である。
図1および図3を参照して、この例の緩衝部材Bは、互いに平行で、かつ、両図において上下方向に向けて配設された第1および第2保持部1、2と、当該両保持部1、2を、両図において下側(緩衝部材Bの底面側)で互いに連結する一対の連結部3とを備えている。図2を参照して、上記各部は、段ボール等の、緩衝性を有する板材によって一体に形成され、図中に破線で示す折り曲げ線L1に沿って折り曲げて、第1および第2保持部1、2を、それぞれ、連結部3に対して交差する上下方向に立ち上げることで、図1、3に示す状態とされる。
また、上記緩衝部材Bによって保持される部材4は、長尺矩形状の底板40と、この底板40の両側辺から、図3において上下方向の上方に立ち上げられた、一対の側板41とを備えている。当該部材4は、やはり、段ボール等の、緩衝性を有する板材によって一体に形成され、底板40と側板41との境界線に設けた折り曲げ線に沿って折り曲げて、一対の側板41を、それぞれ、底板40に対して交差する上下方向に立ち上げることで形成される。なお、図では、部材4の一方側の端部付近のみを記載しているが、実際には、反対側の端部も図と同様の構造とされ、そこへ、図と反対方向を向けたもう一つの同じ緩衝部材Bを嵌め合わせることで、部材4を、2つの緩衝部材Bで保持するように構成されている。
緩衝部材Bのうち、第1保持部1は、底面側で連結部3と連結された基部10と、この基部10の、連結部3が連結された底面側と反対側である上辺10aから、互いに一定間隔をあけた状態で、緩衝部材Bの頂部方向へ向けて、互いに平行に延設された一対の腕部11とを備えている。そして、基部10と、両腕部11との間に、部材4を嵌め合わせて保持するための、緩衝部材Bの上側(頂部側)で開放された凹部12が設けられている。
基部10の、凹部12に臨む上辺10aは、部材4の底板40の底面に当接する当接部位とされており、この上辺10aの、幅方向の中央部には、上記底板40に設けられた通孔40aに嵌め合わされる突起10bが形成されている。また、上辺10aの、突起10bの左右の領域には、それぞれ、当該上辺10aから緩衝部材Bの底面側へ向けて、上記上辺10aが当接される被当接面である、部材4の底板40の底面と直交させて、2本ずつ、計4本の、板材の表面から裏面に達する切込み10cが形成されている。それと共に、2本ずつの切込み10cの間の位置には、それぞれ、上辺10aから緩衝部材Bの底面の方向へ向けて、1つずつ、計2つの、平面形状がV字状である切欠き10dが形成されて、基部10の、2つの切込み10cで挟まれた領域における板材の面積が減じられている。
そのため、切込み10cの方向を上記のように規定したことと、切欠き10dを設けたこととの相乗効果によって、図において緩衝部材Bの高さ方向に衝撃が加わった際に、先に説明したように、基部10の、2つの切込み10cで挟まれた領域を、よりスムースに、同方向に潰れて衝撃を吸収できるように機能させることができる。すなわち、緩衝部材Bの高さ方向に、良好な衝撃吸収機能が付与されている。
一方、第2保持部2は、底面側で一対の連結部3と連結された基部20と、この基部20の、連結部3が連結された底面側と反対側から、緩衝部材Bの頂部方向へ向けて、互いに平行に延設された一対の腕部21と、基部20の、両腕部21の間の位置から、両腕部21との間に一対の細い溝22を隔てて、緩衝部材Bの頂部方向へ向けて、両腕部21と平行に延設され、部材4の底板40から両側の側板41にかけて形成された溝40bに嵌め合わされる突起23とを備えている。
また、上記各部のうち、第1保持部1の一対の腕部11の、凹部12に臨む一対の側辺11a間の寸法と、第2保持部2の一対の腕部21の、内側の側辺21a間の寸法は、いずれも、部材4の、両側板41の外側面間の幅と一致する寸法に設定されている。また、上記第2保持部2の突起23の、両側辺23a間の寸法は、部材4の、両側板41の内側面間の幅と一致する寸法に設定されていると共に、溝22の幅は、それぞれ、側板41の厚みと一致する寸法に設定されている。また、部材4の通孔40aは、部材4の長さ方向の寸法が、緩衝部材Bを形成する板材の厚みと一致する寸法に設定されていると共に、上記長さ方向と直交する幅方向の寸法が、突起10bの基部の幅と一致する寸法に設定されている。
さらに、溝40bは、側板41の高さ方向の寸法が、部材4を緩衝部材Bの第1保持部1の凹部12に嵌め合わせて、被当接面である、部材4の底板40の底面を、第1保持部1の基部10の上辺10aに当接させた保持状態において、当該溝40bの上底辺40cが、第2部材2の溝22の下底辺22aに当接する寸法に設定されていると共に、上底辺40cの近傍における、部材4の長さ方向の寸法が、緩衝部材Bを形成する板材の厚みと一致する寸法に設定されている。
そして、上記保持状態においては、部材4の両側板41の外側面に、それぞれ、腕部11の側辺11aと、腕部21の側辺21aとが当接すると共に、両側板41の内側面に、突起23の両側辺23aが当接し、なおかつ、通孔40aに突起10bが嵌め合わされることで、部材4が、緩衝部材Bに対して、当該部材4の長さ方向と直交する幅方向に固定される。それと共に、通孔40aに突起10bが嵌め合わされ、かつ、溝40bに、第2保持部2のうち、溝22の下底辺22aより基部20側の領域の板材が嵌め合わされることで、部材4が、緩衝部材Bに対して、当該部材4の長さ方向に固定される。
また、第1保持部1の一対の腕部11の、外側の側辺11b間の寸法と、第2保持部2の一対の腕部21、外側の側辺21b間の寸法は、共に、図示していないが、包装容器の、幅方向の内法寸法と一致する寸法に設定されている。それと共に、第1および第2保持部1、2の、高さ方向の寸法、すなわち、基部10、20の、連結部3側の底面から、各腕部11、21の高さ方向の上端までの寸法は、包装容器の、高さ方向の内法寸法と一致する寸法に設定されている。
また、腕部11の側辺11a、11bと、腕部21の側辺21bには、それぞれ、切欠き11c、11d、21cが設けられることで、両腕部11、21における板材の面積が減じられている。そのため、緩衝部材Bの横方向に衝撃が加わった際に、腕部11、21を、緩衝部材Bの横方向に潰れて衝撃を吸収できるように機能させることができる。つまり、緩衝部材Bの横方向にも、衝撃吸収機能が付与されている。
さらに、基部10、20の、連結部3で繋がれた底面側の辺にも、それぞれ、切欠き10e、20aが設けられて、両基部10、20における板材の面積が減じられている。そして、この切欠き10e、20aによって、先に説明した、切込み10c、切欠き10dによる、緩衝部材の高さ方向の衝撃吸収機能が補助されている。
そのため、先に説明したように、部材4の両側の端部に、それぞれ1つずつ、計2つの緩衝部材Bを嵌め合わせた状態で、図示しない包装容器内に収容すると、部材4と、当該部材4に保持される製品とを、緩衝部材Bによって、衝撃が加わった際に緩衝可能な状態で、包装容器内に固定することができる。
図4は、本発明の、実施の形態の他の例としての緩衝部材Bを示す斜視図、図5は、上記緩衝部材Bを展開した状態を示す平面図、図6は、上記緩衝部材Bに、製品Pを保持させる直前の状態を示す分解斜視図である。
これらの図を参照して、この例の緩衝部材Bは、段ボール等の、緩衝性を有する板材によって形成された長尺矩形状の板材を、その長さ方向の途中に設けた、図5中に破線で示す4本の折り曲げ線Lに沿って折り曲げると共に、両端部を接合して、断面矩形状の筒状に形成されたもので、筒の上面部と、
図4および図6を参照して、この例の緩衝部材Bは、互いに平行で、かつ、両図において上下方向に向けて配設された、共に矩形状の背面部材50および前面部材52と、両部材50、52の上辺間を繋ぐ矩形状の天面部材51と、両部材50、52の下辺間を繋ぐ矩形状の底面部材53とを有する、断面矩形状の筒体からなり、そのうち、天面部材51から前面部材52にかけての領域の一部を、筒の内方へ凹入させることで形成された、製品Pの端部を保持するための保持部55を備えている。
図5を参照して、上記各部材50〜53は、段ボール等の、緩衝性を有する板材によって、背面部材50の下辺と、底面部材53とを繋ぐ矩形状の接続部54と共に、長尺の矩形状に一体に形成されており、各部材50〜53を、図中に破線で示す、矩形の長さ方向と交差する互いに平行な折り曲げ線L2〜L5に沿って順に折り曲げると共に、接続部54を、背面部材50の内側面に接着する等して、図4、図6に示すように筒状に形成されている。
また、天面部材51から前面部材52にかけての領域には、矩形の長さ方向と平行で、かつ、折り曲げ線L3と交差するように、板材の表面から裏面に達する切込み55aが、互いに平行に2本、形成されていると共に、この切込み55aによって天面部材51から区切られた縦保持部材51aと、前面部材52から区切られた横保持部材52aとが、上記折り曲げ線L2〜L5と平行な折り曲げ線L6〜L8に沿って筒の内側へ折り込まれることで、前記保持部55が形成されている。保持部55のうち、縦保持部材51aは、製品Pの端面に当接する当接部位とされ、横保持部材52aは、製品Pの底面に当接する当接部位とされる。また、保持部55を凹入させた幅、つまり、縦保持部材51a、横保持部材52aの幅は、製品Pの幅と一致する寸法に設定されており、天面部材51と前面部材52の、保持部55を凹入させた残りの、保持部55を挟んで対向する両側の側辺51b、52bは、それぞれ、製品Pの側面に当接する当接部位とされる。
上記保持部55のうち横保持部材52aと、前面部材52との角部には、当該角部を形成する折り曲げ線L8と交差するように、板材の表面から裏面に達する切込み56が、互いに平行に2本、形成されている。切り込みは、当接部位である横保持部材52aの表面から、当該表面に当接する被当接面としての製品Pの底面と交差する方向に形成されていることになる。そのため、緩衝部材Bの高さ方向に衝撃が加わった際に、横保持部材52aから前面部材52にかけての、切込み56の両側の領域を、よりスムースに、同方向に潰れて衝撃を吸収できるように機能させることができる。すなわち、緩衝部材Bの高さ方向に、良好な衝撃吸収機能が付与されている。
また、前面部材52の、保持部55が凹入された残りの、保持部55を挟む両側辺52bには、それぞれ、横保持部材52aと平行に、板材表面から裏面に達する切込み57が形成されている。切り込みは、当接部位である側辺52bから、当該側辺52bに当接する被当接面としての製品Pの側面と交差する方向に形成されている。そのため、緩衝部材Bの横方向に衝撃が加わった際に、前面部材52の、切込み57の両側の領域を、よりスムースに、同方向に潰れて衝撃を吸収できるように機能させることができる。つまり、緩衝部材の横方向にも、良好な衝撃吸収機能が付与されていることになる。
製品Pの幅方向の、緩衝部材Bの幅は、図示していないが、包装容器の、幅方向の内法寸法と一致する寸法に設定されている。それと共に、製品Pの両端を、上記緩衝部材Bで保持した状態における、両緩衝部材Bの、背面部材50間の寸法は、包装容器の、長さ方向の内法寸法と一致する寸法に設定されている。緩衝部材Bは、製品Bの長さ方向に衝撃が加わった際には、筒が同方向、つまり、背面部材50と前面部材52との間の距離が縮まる方向に潰れて、衝撃を吸収できるように機能させることができる。つまり、製品Pの長さ方向にも、衝撃吸収機能が付与されている。
そのため、製品Pの両端をそれぞれ緩衝部材Bで保持した状態で、図示しない包装容器に収容すると、製品Pを、緩衝部材Bによって、衝撃が加わった際に緩衝可能な状態で、包装容器内に固定することができる。
以上で説明した2つの例の緩衝部材Bを形成するための板材としては、例えば発泡樹脂シート等の、緩衝性を有する種々の板材が、いずれも使用可能であるが、特に、環境への負荷を低減することを考慮すると、先に説明したように、再生紙等を使って製造できる上、焼却処理等が可能な段ボールを使用するのが好ましい。
実施例1:
前記図1〜3に示す形状を有すると共に、第1および第2保持部1、2の最大高さが144mm、最大幅が162mm、腕部11の先端から、基部10の上辺10aまでの、凹部12の深さが94mm、保持する部材4の最大幅に相当する、一対の腕部11の側辺11a間の寸法が77mmである緩衝部材Bを、厚み4mmの段ボールによって一体に形成した。
また、上記のように最大幅が77mm、緩衝部材Bによって保持される部分の最大高さが94mm、長さが422mmで、かつ、その両側の端部を保持する緩衝部材Bの、対向する第1保持部1間の距離が263mmとなるように、通孔40aおよび溝40bを形成した部材4を、厚み4mmの段ボールによって一体に形成した。
そして、部材4内に、重さ600gの、製品としての、画像形成装置の定着ユニットを収容すると共に、製品の上部中央に、両面テープを用いて加速度ピックアップを固定し、部材4の両側の端部を、一対の緩衝部材Bで保持した状態で、幅方向の内法寸法が162mm、高さ方向の内法寸法が144mm、長さ方向の内法寸法が422mmである段ボール製の包装容器内に収容し、包装容器のふたを閉じて落下試験用のサンプルとした。
そして、このサンプルを、包装容器の底面を下にして、80cmの高さから自由落下させた際に、加速度ピックアップによって測定されたG値を測定した。測定は、緩衝部材Bに、図1〜3に示す切込み10c(長さ10mm)を入れた場合と、入れない場合とで、それぞれ10回ずつ行った。
その結果、切込み10cを入れない場合には、G値が70〜100Gであったものが、切込み10cを入れることで、G値を、45〜60Gまで低減できることが確認された。また、測定後のサンプルから定着ユニットを取り出して調べたところ、切込み10cを入れない場合には、ヒータランプが脱落する破損が見られたが、切込み10cを入れた場合には、破損等は一切、見られなかった。
実施例2:
前記図4〜6に示す形状を有すると共に、幅が128mm、高さが134mm、奥行きが62mm、保持部55の幅が60mm、高さが73mm、奥行きが59mmである緩衝部材Bを、厚み4mmの段ボールによって一体に形成した。
そして、幅が60mm、高さが80mm、長さが364mmの立方体状で、重さ600gの、製品としての、画像形成装置の定着ユニットの両端部を、一対の緩衝部材Bで保持した状態で、幅方向の内法寸法が128mm、高さ方向の内法寸法が141mm、長さ方向の内法寸法が370mmである段ボール製の包装容器内に収容し、包装容器のふたを閉じて落下試験用のサンプルとした。
そして、このサンプルを、包装容器の底面を下にして、80cmの高さから自由落下させた際に、加速度ピックアップによって測定されたG値を測定した。測定は、緩衝部材Bに、図4〜5に示す切込み56(長さ30mm)を入れた場合と、入れない場合とで、それぞれ10回ずつ行った。
その結果、切込み56を入れない場合には、G値が80〜100Gであったものが、切込み56を入れることで、G値を、50〜70Gまで低減できることが確認された。また、測定後のサンプルから定着ユニットを取り出して調べたところ、切込み56を入れない場合には、ヒータランプが断線する破損が見られたが、切込み56を入れた場合には、破損等は一切、見られなかった。
また、上記サンプルを、包装容器の側面を下にして、80cmの高さから自由落下させた際に、加速度ピックアップによって測定されたG値を測定した。測定は、緩衝部材Bに、図4〜5に示す切込み57(長さ10mm)を入れた場合と、入れない場合とで、それぞれ、左側面を下にした場合5回、右側面を下にした場合5回の、計10回ずつ行った。
その結果、切込み57を入れない場合には、G値が80〜100Gであったものが、切込み57を入れることで、G値を、60〜80Gまで低減できることが確認された。また、測定後のサンプルから定着ユニットを取り出して調べたところ、切込み56を入れない場合には、ヒータランプが断線する破損が見られたが、切込み56を入れた場合には、破損等は一切、見られなかった。
本発明の、実施の形態の一例としての緩衝部材を示す斜視図である。 上記緩衝部材を展開した状態を示す平面図である。 上記緩衝部材に、製品を保持する部材を保持させる直前の状態を示す分解斜視図である。 本発明の、実施の形態の他の例としての緩衝部材を示す斜視図である。 上記緩衝部材を展開した状態を示す平面図である。 上記緩衝部材に、製品を保持させる直前の状態を示す分解斜視図である。
符号の説明
B 緩衝部材
1、2 保持部
10a 上辺(当接部位)
10c 切込み
10d 切欠き

Claims (4)

  1. 緩衝性を有する板材を組み立てて構成され、製品と直接に当接するか、もしくは製品を保持する部材と当接して保持する保持部を有する緩衝部材であって、上記保持部に、板材の表面から裏面に達する切込みを形成したことを特徴とする緩衝部材。
  2. 切込みを、保持部の、製品もしくは製品を保持する部材との当接部位から、上記製品または製品を保持する部材における、当接部位との被当接面と交差する方向に形成した請求項1記載の緩衝部材。
  3. 保持部に、切込みに隣接させて、当該保持部を構成する板材の面積を減じるための切欠きを形成した請求項1記載の緩衝部材。
  4. 干渉性を有する板材が、段ボールである請求項1記載の緩衝部材。
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