JP2002255248A - 段ボール製緩衝材 - Google Patents

段ボール製緩衝材

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JP2002255248A
JP2002255248A JP2001056925A JP2001056925A JP2002255248A JP 2002255248 A JP2002255248 A JP 2002255248A JP 2001056925 A JP2001056925 A JP 2001056925A JP 2001056925 A JP2001056925 A JP 2001056925A JP 2002255248 A JP2002255248 A JP 2002255248A
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cardboard
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Naomi Yoshimura
直美 吉村
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を保護するための緩衝構造部ばかりでな
く、その物品に付属して提供される付属品や取扱説明書
等の必要な物を収納するための収納部を有する緩衝材を
一枚の段ボールで形成できるようにする。 【解決手段】 一枚の段ボールを立体的に組み立てるこ
とによって形成される緩衝構造部20a,20bを備
え、この緩衝構造部20a,20bで外力を受けること
によりその外力を緩衝して包装物品66を保護する段ボ
ール製緩衝材において、段ボールの一部を切り起して組
み立てることによりその段ボールに、包装物品66に関
係した付属品64が収納される物品収納部40と、この
物品収納部40を所定位置に支持する支持部61,62
と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正面部、側面部、
背面部等の部分を一体に形成した一枚の段ボールを折り
曲げることにより構成される段ボール製緩衝材に関し、
例えば、オーディオ装置、スピーカー装置、テレビジョ
ン、ビデオテープレコーダ、DVDプレーヤ等の電子機
器等を物品として包装する包装用箱の緩衝材に用いて好
適な段ボール製緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の電子機器等を包装する
ための包装用箱に用いられる段ボール製緩衝材として
は、例えば、特開平8−198332号公報に掲載され
ているようなものが知られており、その図6及び図2を
本出願の図17及び図18として示す。この従来例は、
携帯ラジオのような電気製品等を保管又は搬送するとき
に使用される包装用箱に適用して好適な緩衝用具を示す
もので、図17は包装用箱1に緩衝用具2を挿入する状
態を示す斜視図であり、図18は包装用箱1に収納され
た緩衝用具2を示す横断面図である。
【0003】包装用箱1は、一枚の段ボールを組み立て
ることによって構成されており、上面に開口された長方
形をなす箱本体3と、この箱本体3の開口部4の一方の
長辺に連続して形成された蓋部5とを備えている。箱本
体3の開口部4の両方の短辺には、蓋部5の下に入り込
む内側片3a,3bが設けられている。また、蓋部5の
先部には、長手方向に連続する差込み片5aが設けられ
ており、この差込み片5aを開口部4の他方の長辺側に
差し込むことにより、開口部4が蓋部5によって開閉可
能に閉じられる。
【0004】緩衝用具2は、一枚の段ボールを折り曲げ
ることによって組み立てられており、携帯ラジオ等の物
品6を保持する箱体部7と、包装用箱1内で箱体部7の
周囲に物品6の緩衝用空間8a,8b,8c,8dを形
成する蓋体部9a,9bとで構成されている。箱体部7
は、長方形をなす底板7aと、この底板7aの長辺側に
連続し且つ対角線方向に対向するように配置された左右
の押え板7b,7cとを有している。この左右の押え板
7b,7cを互いに内側へL字状に折り曲げることによ
り、物品6をがた付きなく収納可能な枠材が形成されて
いる。そして、左右の押え板7b,7c間に、収納され
た物品6の一部を露出させるための開口溝10が設けら
れている。
【0005】この箱体部7の長手方向の両側には出入口
が設けられており、各出入口は蓋体部9a,9bによっ
てそれぞれ開閉可能とされている。この蓋体部9a,9
bと箱体部7とで囲まれた空間内に物品6が収納され
る。この箱体部7と蓋体部9a,9bとからなる緩衝用
具2を箱本体3内に収納することによって緩衝用空間8
a,8b,8c,8dが形成される。そして、第1の緩
衝用空間8aには物品6のための取扱説明書11が収納
され、第2の緩衝用空間8bにはイヤホーン等の付属品
12が収納されている。
【0006】このような構成を有する緩衝用具2は、例
えば、次のようにして使用されている。まず、一方の押
え板7bをL字状に折り曲げると共に、これに対応する
蓋体部9aをコ字状に折り曲げて押え板7bに組み立て
る。これにより、箱体部7の一方の出入口が蓋体部9a
によって閉じられると共に、位置規制部が所定位置にセ
ットされる。この位置規制部に一端を突き当てるように
物品6を、底板7aと押え板7bとで囲まれた空間内に
挿入する。
【0007】次に、他方の押え板7cをL字状に折り曲
げると共に、これに対応する蓋体部9bをコ字状に折り
曲げて押え板7cに組み立てる。これにより、箱体部7
の他方の出入口が蓋体部9bによって閉じられると共
に、位置規制部が所定位置にセットされる。その結果、
物品6が、緩衝用具2にがた付きなく収納される。この
ように物品6が収納された緩衝用具2を包装用箱1に挿
入する。これにより、包装用箱1内には、複数の緩衝用
空間8a〜8dが形成される。そこで、これらの緩衝用
空間8a〜8dには、例えば、第1の緩衝用空間8a内
には携帯ラジオ等のその物品6の取扱説明書11を挿入
し、第2の緩衝用空間8b内にはイヤホーン等のその物
品6の付属品12を挿入する。
【0008】次に、左右の内側片3a,3bを内側に折
り曲げた後、蓋部5を折り曲げて差込み片5aを開口部
4内に差し込み、蓋部5で開口部4を閉じる。そして、
差込み片5aの根元部分に接着テープを貼り付けて封止
する。これにより、物品6の包装作業が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の段ボール製緩衝材においては、緩衝用具2は
物品6を保護するために使用されており、物品6を収納
した状態で緩衝用具2を包装用箱1内に収納すると、物
品6の六面のすべての面において、包装用箱1との間に
適当な大きさの隙間が設定されていた。そのため、包装
用箱1に少々の外力が加えられた場合にも、その外力が
物品6まで到達することがないため、物品6を保護する
という目的を達成することができるものであった。
【0010】ところが、物品6に付属して提供される取
扱説明書11や付属品12は、緩衝用具2の外側に設定
された緩衝用空間8a〜8dのうち、これらを収納可能
なスペースを有する適当な大きさの緩衝用空間内に収納
される構成となっていた。そのため、包装用箱1に外力
が加えられた場合には、その外力が小さなものであって
も取扱説明書11や付属品12まで簡単に到達してしま
い、その外力によって取扱説明書11や付属品12が傷
つけられたり破壊されるおそれがあるという課題があっ
た。
【0011】このような課題に対する対応策としては、
例えば、これら取扱説明書11や付属品12にも専用の
緩衝材を用いることが考えられる。しかしながら、付属
品12等に対しても専用の緩衝材を用いることにする
と、緩衝材の部品点数が多くなるばかりでなく、包装用
箱1全体が大きくなって不経済になるという課題が生ず
る。
【0012】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、物品を保護するための緩衝構造部
ばかりでなく、その物品に付属して提供される付属品や
取扱説明書等の必要な物を収納するための収納部を有す
る緩衝材を一枚の段ボールで形成することができる段ボ
ール製緩衝材を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本出願の段ボール
製緩衝材は、一枚の段ボールを立体的に組み立てること
によって形成される緩衝構造部を備え、この緩衝構造部
で外力を受けることによりその外力を緩衝して包装物品
を保護する段ボール製緩衝材において、段ボールの一部
を切り起して組み立てることによりその段ボールに、包
装物品に関係した関連物品が収納される物品収納部と、
この物品収納部を所定位置に支持する支持手段と、を設
けたことを特徴としている。
【0014】上述のように構成したことにより、本出願
の段ボール製緩衝材では、緩衝構造部に加えて物品収納
部が一体に構成されるため、関連物品を収納するために
別部品を設ける必要がなく、包装物品の保護を図りつつ
関連物品を所定位置に収納して確実に保護することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図16は、本発明の実施の
例を示すもので、包装される物品(以下「包装物品」と
いう。)として、例えば、オーディオ装置等の電子機器
に用いて好適な段ボール製緩衝材に適用したものであ
る。
【0016】即ち、図1は本発明の第1の実施例に係る
段ボール製緩衝材を正面側から見た斜視図、図2は同じ
く背面側から見た斜視図、図3は同じく正面図、図4は
同じく平面図、図5は図3のA−A線断面図、図6は図
3のB−B線断面図、図7は図3のC−C線断面図、図
8は展開図、図9は物品収納部の一部を折曲加工した状
態を示す展開図、図10及び図11は一部を折曲加工し
た状態をそれぞれ示す斜視図である。また、図12は本
発明の第2の実施例に係る段ボール製緩衝材を正面側か
ら見た組立中途状態の斜視図、図13は同じく展開図、
図14は本発明の第3の実施例に係る段ボール製緩衝材
を正面側から見た組立中途状態の斜視図、図15は同じ
く展開図、図16は本発明に係る段ボール製緩衝材の使
用状態を示す説明図である。
【0017】この段ボール製緩衝材20は一枚の段ボー
ルによって構成されており、適当な大きさの段ボールに
打ち抜き加工等の加工手段を施して展開型材21を形成
し、この展開型材21を所定位置で折り曲げて立体的に
組み立てることによって作られている。図8に示すよう
に、展開型材21の芯材の目方向(2枚の板紙間に挟ま
れた波板の凹凸が連続する方向)は、展開時においては
長手方向Sであって組立後の使用時には左右方向となる
ように設定するのが好ましいが、これと直交する幅方向
(使用時は縦方向)Tに設定することもできる。
【0018】図8において、実線で示す切込み線は、展
開型材21の外周縁及び物品収納部の外縁等を現してお
り、また、破線で示す折曲げ線は、隣り合う面部間や面
と片との境界線を現している。この展開型材21は、四
角形をなす正面部22と、この正面部22の左右両側に
連続された左側面部23及び右側面部24と、各側面部
23,24の左右方向外側に連続された左背面部25及
び右背面部26と、各背面部25,26の左右方向外側
に連続された左内面部30,31及び右内面部33,3
4とを備えている。
【0019】即ち、展開型材21の中央部に正面部22
が配置されており、この正面部22の長手方向Sの一辺
に、幅方向Tに真っ直ぐ延在された第1の縦折曲げ線
(左前角用縦折曲げ線)29aを介して左側面部23が
連設されている。この左側面部23の長手方向Sの他辺
には、同じく幅方向Tに真っ直ぐ延在されて縦折曲げ線
29aと平行をなす第2の縦折曲げ線(左後角用縦折曲
げ線)29bを介して左背面部25が連設されている。
この左背面部25は幅方向Tの一方である上部側が幅狭
とされており、幅方向Tに真っ直ぐ延在された第3の縦
折曲げ線(左上内角用縦折曲げ線)29cを介して左上
内面部30が連設され、同じく幅方向Tに真っ直ぐ延在
された第4の縦折曲げ線(左下内角用縦折曲げ線)29
dを介して左下内面部31が連設されている。そして、
縦折曲げ線29c及び縦折曲げ線29dは互いに平行と
されていると共に、第2の縦折曲げ線29b等とも平行
とされている。
【0020】また、正面部22の長手方向Sの他辺に
は、幅方向Tに真っ直ぐ延在された第5の縦折曲げ線
(右前角用縦折曲げ線)32aを介して右側面部24が
連設されている。この右側面部24の長手方向Sの他辺
には、同じく幅方向Tに真っ直ぐ延在されて縦折曲げ線
32aと平行をなす第6の縦折曲げ線(右後角用縦折曲
げ線)32bを介して右背面部26が連設されている。
この右背面部26は、左背面部25と同様に幅方向Tの
一方である上部側が幅狭とされており、幅方向Tに真っ
直ぐ延在された第7の縦折曲げ線(右上内角用縦折曲げ
線)32cを介して右上内面部33が連設され、同じく
幅方向Tに真っ直ぐ延在された第8の縦折曲げ線(右下
内角用縦折曲げ線)32dを介して右下内面部34が連
設されている。そして、縦折曲げ線32c及び縦折曲げ
線32dは互いに平行とされていると共に、第6の縦折
曲げ線32b等とも平行とされている。
【0021】これら縦折曲げ線のうち、十分な長さのあ
る第1、第2、第3の縦折曲げ線29a,29b,29
c及び第5、第6、第7の縦折曲げ線32a,32b,
32cには、これらの折り曲げ加工を容易にするためそ
れぞれの延在方向中途部において1又は2の切込み線3
5が設けられている。また、第4及び第8の縦折曲げ線
29d及び32dには、コ字状に形成された切込み線3
6a,36bが設けられている。これらの縦折曲げ線2
9d,32dに沿って折り曲げ加工を行うことにより、
その凸部に対応した大きさ及び形状を有する差し込み用
孔がそれぞれ開口される。
【0022】更に、左右の上内面部30,33の長手方
向中途部には、それぞれ外側に突出する左上差込み片3
7及び右上差込み片38が設けられている。これらの上
差込み片37,38は、後で述べる物品収納部を横方向
から支えるもので、全体を矢尻状に形成して係合孔から
の抜け出しを防止している。
【0023】また、展開型材21の正面部22の略中央
部には、一部に切り残し部を設定し且つ大部分を切込み
線によって切断した物品収納部40が設けられている。
この物品収納部40は、幅方向Tの上部側に配置された
収納正面部41と、この収納正面部41の幅方向Tの他
方に連続された収納底面部42と、この収納底面部42
の幅方向Tの他方に連続された収納背面部43と、収納
正面部41の長手方向Sの両側に連続された収納左側面
部44及び収納右側面部45とを有している。そして、
収納左側面部44及び収納右側面部45のみが正面部2
2に連続されている。
【0024】即ち、物品収納部40の収納正面部41
は、長手方向Sを長くした長方形の部分からなり、この
収納正面部41の幅方向Tの一辺は、左右の収納側面部
44,45の幅方向Tの一辺まで連続した切込み線46
aによって切断されている。この上切込み線46aを設
けることにより、収納正面部41の上外側に、物品収納
部40の左側に設定された左正面部22aとその右側に
設定された右正面部22bとの上部間を連結させる上連
結部47が設けられている。更に、上切込み線46a
は、その中途部において内側に湾曲されており、これに
より上連結部47の中央下部に下方に突出する突出片4
7aが設けられている。
【0025】また、収納正面部41の上切込み線46a
によって形成された一辺と対向する他辺には、長手方向
Sに延在された第1の横折曲げ線(収納部前横折曲げ
線)48aが設けられており、この第1の横折曲げ線4
8aを介して収納底面部42が連設されている。この収
納底面部42の第1の横折曲げ線48aと対向する辺に
は、同じく長手方向Sに延在された第2の横折曲げ線
(収納部後横折曲げ線)48bが設けられており、この
第2の横折曲げ線48bを介して収納背面部43が連設
されている。
【0026】更に、収納正面部41の長手方向Sの一辺
には幅方向Tに延在された第9の縦折曲げ線(収納部前
左縦折曲げ線)49aが設けられており、この第9の縦
折曲げ線49aを介して収納左側面部44が連設されて
いる。この収納正面部41の長手方向Sの他辺には第9
の縦折曲げ線49aと平行をなす第10の縦折曲げ線
(収納部前右縦折曲げ線)49bが設けられており、こ
の第10の縦折曲げ線49bを介して収納右側面部45
が連設されている。
【0027】収納左側面部44の第9の縦折曲げ線49
aと対向する辺の中途部には、コ字状に形成された切込
み線46bが設けられている。この切込み線46bの両
側には、折り曲げ加工を容易にするための第1のミシン
目線50aが設けられている。この第1のミシン目線5
0aに沿って折り曲げて収納左側面部44を立ち上げる
ことにより、切込み線46bによって形成された左押え
片44aが背面側に突出される。同様に、収納右側面部
45の第10の縦折曲げ線49bと対向する辺の中途部
には、コ字状に形成された切込み線46cが設けられて
いる。この切込み線46cの両側には、同じく第2のミ
シン目線50bが設けられている。この第2のミシン目
線50bに沿って折り曲げて収納右側面部45を立ち上
げることにより、切込み線46cによって形成された右
押え片45aが背面側に突出される。
【0028】また、上連結部47の収納左側面部44及
び収納右側面部45と対応する位置には、左上重合部5
1及び右上重合部52がそれぞれ設けられている。左上
重合部51は、第9の縦折曲げ線49aの延長線上に設
定された第3のミシン目線(後左上ミシン目線)50c
と、第1のミシン目線50aの延長線上に設定された第
11の縦折曲げ線(正面左上縦折曲げ線)49cとを有
している。そして、右上重合部52は、第10の縦折曲
げ線49bの延長線上に設定された第4のミシン目線
(後右上ミシン目線)50dと、第2のミシン目線50
bの延長線上に設定された第12の縦折曲げ線(正面右
上縦折曲げ線)49dとを有している。
【0029】この上連結部47に対応させて収納正面部
41の下外側には、物品収納部40の左右に設定された
左正面部22aと右正面部22bとの下部間を連結させ
る下連結部54が設けられている。この下連結部54
は、物品収納部40の下部を切り出す下切込み線46d
の一部によって形成されている。この下切込み線46d
は、その中途部において外側に湾曲されており、これに
より収納背面部43の中央下部に下方に突出する規制片
43aが設けられている。この規制片43aは、組立後
の状態では、上連結部47の突出辺47aの内側に重な
り合うように形成する。
【0030】また、下連結部54の長手方向Sの両側部
には、長手方向Sの寸法が左上重合部51及び右上重合
部52に等しく設定された左下重合部55及び右下重合
部56が設けられている。この左下重合部55及び右下
重合部56を設けるために、収納背面部43の一部を切
り欠くと共に、第13の縦折曲げ線(正面左下縦折曲げ
線)49e及び第14の縦折曲げ線(正面右下縦折曲げ
線)49f並びに第5のミシン目線(後左下ミシン目
線)50e及び第6のミシン目線(後右下ミシン目線)
50fとが設けられている。
【0031】第14の縦折曲げ線49fは、下切込み線
46dの右側縁部、即ち、収納底面部42及び収納背面
部43の右側縁の延長線上に設定されており、この縦折
曲げ線49fの内側に所定の間隔をあけてミシン目線5
0fが設定されている。また、第13の縦折曲げ線49
eは、下切込み線46dの左側縁部のうち、収納背面部
43の左側縁の延長線上に設定されており、この縦折曲
げ線49eの内側に所定の間隔をあけてミシン目線50
eが設定されている。収納背面部43の左側縁は収納底
面部42の左側縁よりも少々短く設定されており、これ
により、左正面部22aの下部における長手方向Sの長
さを広くして大きな緩衝作用が得られるように考慮して
いる。
【0032】更に、下連結部54の長手方向Sの一辺に
は、矢尻状に形成された切込み線57aが設けられてい
る。この切込み線57aの先端には第13の縦折曲げ線
49eが重なり合い、また、切込み線57aの根元には
第5のミシン目線50eが直交されている。このミシン
目線50eに沿って左下重合部55を折り曲げることに
より、切込み線57aによって形成された左下差込み片
58が左側方に突出される。同様に、下連結部54の長
手方向Sの他辺には、矢尻状に形成された切込み線57
bが設けられている。この切込み線57bの先端には第
14の縦折曲げ線49fが重なり合い、また、切込み線
57bの根元には第6のミシン目線50fが直交されて
いる。このミシン目線50fに沿って右下重合部56を
折り曲げることにより、切込み線57bによって形成さ
れた右下差込み片59が右側方に突出される。
【0033】また、物品収納部40には、包装物品の凸
部との干渉を避けるための開口部60が設けられてい
る。この開口部60は、収納正面部41の左下角部から
収納底面部42の左側部及び収納左側面部44の下部に
かけて切欠くことによって形成されている。
【0034】尚、収納右側面部45の一辺と収納底面部
42の一辺を直角方向に設定することによって段部が設
けられており、これにより、物品収納部40を下方から
支える支持手段の一具体例を示す右正面部22bの支持
部61が構成されている。同様に、右支持部61と左右
方向に対向するように段部62が設けられており、これ
により、物品収納部40を下方から支える左正面部22
aの支持部62が構成されている。
【0035】このような構成を有する展開型材21を使
用することにより、例えば、次のようにして段ボール製
緩衝材20を組み立てることができる。まず、図9に示
すように、展開型材21の物品収納部40の第1の横折
曲げ線48aを山側に90度折り曲げ、収納底面部42
及び収納背面部43を後方に突出させる。次に、第2の
横折曲げ線48bを山側に90度折り曲げ、収納背面部
43を上方に立ち上げて、規制片43aを上連結部47
の突出片47aの内側に重なり合わせる。
【0036】次に、図10に示すように、物品収納部4
0の第9の縦折曲げ線49a及び第10の縦折曲げ線4
9bを山側に90度折り曲げると共に、第1のミシン目
線50a及び第2のミシン目線50bを谷側に90度折
り曲げる。これと同時に又は前後して、正面部22の第
3のミシン目線50c及び第4のミシン目線50dを谷
側に90度折り曲げると共に、第11の縦折曲げ線49
c及び第12の縦折曲げ線49dを山側に90度折り曲
げる。同様に、正面部22の第5のミシン目線50e及
び第6のミシン目線50fを谷側に90度折り曲げると
共に、第13の縦折曲げ線49e及び第15の縦折曲げ
線49fを山側に90度折り曲げる。
【0037】これにより、物品収納部40の収納左側面
部44及び収納右側面部45が正面側に立ち上げられ、
収納正面部41が前方に突出される。また、左上重合部
51及び右上重合部52が背面側に立ち上げられ、上連
結部47が後方へ突出される。これと共に、左下重合部
55及び右下重合部56が背面側に立ち上げられ、下連
結部54が後方へ突出される。その結果、左右の支持部
61,62が収納底面部42の下方にそれぞれ入り込
み、これら支持部61,62によって収納底面部42が
下方から支えられる。
【0038】次に、図11に示すように、展開型材21
の第1の縦折曲げ線29a及び第5の縦折曲げ線32a
をそれぞれ山側に折り曲げ、続いて、第2の縦折曲げ線
29b及び第6の縦折曲げ線32bをそれぞれ山側に折
り曲げる。これにより、正面部22の左側に位置する左
正面部22aの背面には左背面部25が対向され、正面
部22の右側に位置する右正面部22bの背面には右背
面部26が対向される。次に、左背面部25の第3の縦
折曲げ線29c及び第4の縦折曲げ線29dをそれぞれ
山側に折り曲げると共に、右背面部26の第7の縦折曲
げ線32c及び第8の縦折曲げ線32dをそれぞれ山側
に折り曲げる。これにより、左上内面部30及び左下内
面部31が左側面部23の内側に対向され、右上内面部
33及び右下内面部34が右側面部24の内側に対向さ
れる。
【0039】続いて、左上内面部30の左上差込み片3
7を、左正面部22aの押え片44aが後方に起された
跡に形成された穴に差し込み、これを根元まで差し込ん
で嵌合固定する。また、下連結片54の左下差込み片5
8を、左背面部25に切込み線36aを設けたことによ
って左下内面部31に開口されたスリットに差し込み、
これを根元まで差し込んで嵌合固定する。これと同時に
又は前後して、右上内面部33の右上差込み片38を、
右正面部22bの押え片45aが後方に起された跡に形
成された穴に差し込み、これを根元まで差し込んで嵌合
固定する。また、下連結片54の右下差込み片59を、
右背面部26に切込み線36bを設けたことによって右
下内面部34に開口されたスリットに差し込み、これを
根元まで差し込んで嵌合固定する。
【0040】これにより、展開型材21の組立作業が完
了し、図1及び図2に示すような形状及び構成を有する
段ボール製緩衝材20が製造される。この段ボール製緩
衝材20では、包装物品に関連した付属品64を収納す
るための物品収納部40が正面中央上部に形成されてお
り、この物品収納部40を左右両側から挟むように左緩
衝構造部20a及び右緩衝構造部20bが構成されてい
る。物品収納部40は上方に開口されたポケット状の凹
部からなり、その収納底面部42は、各緩衝構造部20
a,20bに設けた段部61,62によって下方から支
持されている。この物品収納部40は、図3及び図4に
示すように、高さH、幅F及び奥行きGとして形成され
ている。
【0041】また、左右の緩衝構造部20a,20b
は、上下面を除く四面を壁で囲うようにして形成された
四角形の柱構造からなり、左緩衝構造部20aは左正面
部22aと左側面部23と左背面部25と左上下内面部
30,31と左上下重合部51,55とで構成され、右
緩衝構造部20bは右正面部22bと右側面部24と右
背面部26と右上下内面部33,34と右上下重合部5
2,56とで構成されている。そして、各緩衝構造部2
0a,20bは、それぞれの上部及び下部において差込
み片37,58及び38,59を穴及びスリットに差し
込んで固定する構成としたため、各緩衝構造部20a,
20bの柱構造が簡単には解かれることがなく、緩衝材
としての機能を十分に発揮することができる。
【0042】また、左右の緩衝構造部20a,20b
は、図3及び図4に示すように、上部の幅E1,E2よ
りも下部の幅D1,D2が広く設定されており、これに
より、下部の緩衝時におけるエネルギ吸収量を高めて大
きな外力にも対応し得るように配慮している。更に、物
品収納部40の奥行きGを緩衝構造部20a,20bの
奥行きG1,G2(G1=G2でもよく、またG1≠G
2であってもよい。)よりも大きく設定している。その
ため、包装物品に突起部が存在すると物品収納部40に
接触することになるが、この接触をさけるため物品収納
部40には、その一部を切り欠いて開口部60を設け、
これにより突起部との接触を防止している。
【0043】このようにして組み立てられた段ボール製
緩衝材20は、例えば、図16に示すようにして用いる
ことができる。図16は、段ボール製の包装用箱65に
包装物品66と一緒に段ボール製緩衝材20を収納した
状態を示すものである。段ボール製緩衝材20は、物品
収納部40を内側に向けて包装用箱65の一側に立て長
となるように挿入されている。そして、物品収納部40
には、包装紙によって包まれた付属品64が収納されて
いる。
【0044】このように段ボール製緩衝材20を用いる
ことにより、例えば、次のような効果を得ることができ
る。即ち、段ボール製緩衝材20は、物品収納部40と
緩衝構造部20a,20bとを備えているため、包装用
箱65に外力が加えられたときにもその外力を、緩衝構
造部20a,20bの変形による熱エネルギに変換して
減衰させ又は消滅させることができる。従って、この段
ボール製緩衝材20の内側に保持される包装物品66に
外力が直接加えられるのを防止して、その外力から包装
物品66を確実に保護することができる。しかも、包装
用箱65に対して段ボール製緩衝材20を縦に挿入した
場合には、これが包装用箱65の支持柱ともなるため、
包装用箱65の縦方向に作用する圧縮力に対する強度を
高めることができる。
【0045】また、物品収納部40には付属品64や取
扱説明書その他の物品を収納することができるため、付
属品64等を収納するためのスペースを他に確保する必
要がなく、収納スペースの効率化を図ることができる。
しかも、段ボール製緩衝材20は一枚の段ボールによっ
て作られており、付属品等を収納するために別部品を必
要としないため、最小の部品点数で目的を達成すること
ができる。更に、物品収納部40及び緩衝構造部20
a,20bの寸法を任意に変更することが可能であるた
め、これらの設計自由度を高くすることができる。
【0046】尚、図16に示す符号67は、パルプモー
ルド製の物品緩衝材である。この緩衝材67は、包装物
品66の上部四隅に1個ずつ合計4個取り付けられてい
る。また、符号68は、段ボール製の連結部材である。
この連結部材68は、隣り合う緩衝材67間を連結して
各緩衝材67を所定位置に位置決めする。
【0047】図12及び図13には、本発明の段ボール
製緩衝材の第2の実施例を示す。この第2の実施例に示
す段ボール製緩衝材70は、展開型材71に設けた物品
収納部40Aの収納背面部43Aにおける先端縁を上連
結部47の下端縁に当接させて収納背面部43Aを固定
するようにしたものである。この第2の実施例におい
て、上述した第1の実施例と同一部分には同一の符号を
付して、その説明は省略する。
【0048】この第2の実施例では、収納背面部43A
の先端縁を上連結部47の下端縁に当接させるために、
図13に示すように、上述した第1の実施例の規制片4
3aを廃止して、収納背面部43Aの幅方向Tの長さM
1を収納正面部41Aの中央部の長さN1と一致させる
構成としている。従って、下連結部54Aは、切欠きの
ない長方形とされている。このように収納背面部43A
の先端縁を上連結部47の下端縁に当接させることによ
り、収納底面部42Aの下面が支持部61,62に当接
されると共に収納背面部43Aが包装用箱の内面によっ
て支持されるため、収納背面部43Aの位置を確実に規
制して強固な物品収納部40Aを得ることができる。
【0049】また、物品収納部40の開口部60は廃止
するようにした。そのため、この実施例では、収納左側
面部44と左正面部22aとの間のミシン目線50a部
分の強度を高めることができる。更に、この第2の実施
例では、左右の衝撃緩衝部20a,20bにおいて、そ
の上下の幅を等しく設定している。従って、この衝撃緩
衝部20a,20bによれば、その上下部において略等
しい大きさの緩衝力を得ることができる。
【0050】このような構成を満足させるため、左背面
図25A及び右背面部26Aにおいて、それぞれ上端か
ら下端まで同じ幅に設定されている。これに対応して、
左内面部30A及び右内面部33Aも同様に、上端から
下端まで同じ幅で真っ直ぐに設定されており、従って、
第3の縦折曲げ線29c及び第7の縦折曲げ線32cも
同じく直線状に形成されている。そして、左右の下重合
部55A,56Aは、支持部61,62の近傍まで延在
されて、広い範囲で連続されている。このような第2の
実施例によっても、上述した第1の実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0051】図14及び図15には、本発明の段ボール
製緩衝材の第3の実施例を示す。この第3の実施例に示
す段ボール製緩衝材80は、展開型材81の物品収納部
40Bの収納底面部42Bに穴を開けて縦に長い付属品
を収納できるようにしたものである。この第3の実施例
において、上述した第2の実施例と同一部分には同一の
符号を付して、その説明は省略する。
【0052】この第3の実施例では、横長の長方形をな
す開口穴82が収納底面部42Bに設けられている。一
方、収納正面部41Bの長さN2を大きく設定したた
め、収納背面部43Bの長さM2が短いものとなってい
る。これに対応して、収納左側面部44Bと左正面部2
2aとの間のミシン目線50a部分及び収納右側面部4
5Bと右正面部22bとの間のミシン目線50b部分を
共に長くすることができ、その強度を高めることができ
る。これに対して、左右の下重合部55B,56Bは、
差込み片58,59の近傍まで縮められている。
【0053】この第3の実施例によれば、物品収納部4
0Bの収納底面部42Bには開口穴82が設けられてい
るため、例えば、縦に長い付属品や棒状の突起部を有す
る付属品等であっても、収まり良く収納することができ
る。他の効果は上述した第1の実施例等と同様である。
【0054】以上説明したが、本発明は上述した実施例
に限定されるものではなく、例えば、上記実施例におい
ては、オーディオ装置等の電子機器に関連して使用され
るイヤホーンや配線コード、乾電池、アダプターその他
の付属品を収納する物品収納部を備えた段ボール製緩衝
材として適用した例について説明したが、電子機器以外
の機械部品や交換部品その他各種の内容物を収納するた
めに用いることができるものである。更に、緩衝構造部
は、四角形でなくても良く、例えば、三角形や五角形等
の多角形として構成することもできる。このように、本
発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるも
のである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の段ボール
製緩衝材によれば、緩衝構造部に加えて物品収納部を一
体に形成する構成としたため、関連物品を収納するため
に別部品を設ける必要がなく、包装物品の保護を図りつ
つ関連物品を所定位置に収納して確実に保護することが
できる。しかも、付属品等を収納するためのスペースを
他に確保する必要がなく、収納スペースの効率化を図る
ことができると共に、一枚の段ボールによって作ること
ができ、付属品等を収納するために別部品を設ける必要
がないため、最小の部品点数で目的を達成することがで
きるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例を示
す正面側から見た斜視図である。
【図2】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例を示
す背面側から見た斜視図である。
【図3】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例を示
す正面図である。
【図4】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例を示
す平面図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】図3のC−C線断面図である。
【図8】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例を示
す展開図である。
【図9】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例の組
立工程を説明するもので、物品収納部の収納底面部等を
背面側に折り曲げた状態を示す展開図である。
【図10】本発明の段ボール製緩衝材の第1の実施例の
組立工程を説明するもので、物品収納部の収納側面部を
前側に折り曲げると共に上下重合部を背面側に折り曲げ
た状態を示す斜視図である。
【図11】図10の状態から、左右側面部を背面側に折
り曲げた状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の段ボール製緩衝材の第2の実施例を
示すもので、左右側面部を背面側に折り曲げた状態を示
す斜視図である。
【図13】本発明の段ボール製緩衝材の第2の実施例を
示す展開図である。
【図14】本発明の段ボール製緩衝材の第3の実施例を
示すもので、左右側面部を背面側に折り曲げた状態を示
す斜視図である。
【図15】本発明の段ボール製緩衝材の第3の実施例を
示す展開図である。
【図16】本発明の段ボール製緩衝材の使用状態の一実
施例を示す説明図である。
【図17】従来の包装用箱及び緩衝材を示す斜視図であ
る。
【図18】従来の緩衝材を断面して示す説明図である。
【符号の説明】
20,70,80 段ボール製緩衝材、 20a,20
b 緩衝構造部、 21,71,81 展開型材、 2
2,22a,22b 正面部、 23,24側面部、
25,26 背面部、 30,31,33,34 内面
部、 29a,29b,29c,29d,32a,32
b,32c,32d 縦折曲げ線、35,36a,36
b,46a,46b,46c,46d 切込み線、 3
7,38 差込み片、 40,40A,40B 物品収
納部、 41 収納正面部、42 収納底面部、 43
収納背面部、 43a 規制片、 44,45収納側
面部、 44a,45a 押え片、 47,54 連結
部、 47a 突出片、 48a,48b 横折曲げ
線、 49a,49b,49c,49d,49e,49
f 縦折曲げ線、 50a,50b,50c,50d,
50e,50f ミシン目線、 51,52,55,5
6 重合部、 60 開口部、 61,62 支持部
(支持手段)、 64 付属品、 65 包装用箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 85/68 B65D 5/44 B // B65D 5/44 81/06 102Z Fターム(参考) 3E037 BB03 3E060 AA03 BC02 BC04 CC12 CC19 CC43 DA03 DA30 EA07 EA17 EA20 3E066 AA21 BA06 CA04 FA13 HA06 NA08 NA09 3E067 AA11 AB61 AB62 AB99 AC09 BA06A BA20A BB02A EA01 EC32 EE21 EE22 GD03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の段ボールを立体的に組み立てるこ
    とによって形成される緩衝構造部を備え、当該緩衝構造
    部で外力を受けることにより当該外力を緩衝して包装物
    品を保護する段ボール製緩衝材において、 上記段ボールの一部を切り起して組み立てることにより
    当該段ボールに、上記包装物品に関係した関連物品が収
    納される物品収納部と、上記物品収納部を所定位置に支
    持する支持手段と、を設けたことを特徴とする段ボール
    製緩衝材。
  2. 【請求項2】 上記物品収納部は、上辺が切込み線とさ
    れた略四角形をなす正面部と、上記正面部の下方に連続
    すると共に左右両辺がそれぞれ切込み線とされた底面部
    と、上記底面部の下方に連続すると共に下辺及び左右両
    辺がそれぞれ切込み線とされた背面部と、上記正面部の
    左右に連続すると共に上下両辺がそれぞれ切込み線とさ
    れた左右の側面部と、を有し、上記底面部及び左右側面
    部を立ち上げて正面部を突出させると共に上記背面部を
    上記正面部の後方に対向させることによって構成し、 上記支持手段は、上記左右側面部の少なくとも一方の下
    辺を切り出すことによって残された段部を使用し、当該
    段部で上記底面部の下方を支持するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の段ボール製緩衝材。
  3. 【請求項3】 上記緩衝構造部は、上記物品収納部の左
    右方向の一側に設けた角筒状の支持柱からなり、当該支
    持柱に上記段部を設けて上記底面部の下方を支持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載の段ボール製緩
    衝材。
  4. 【請求項4】 上記緩衝構造部は、上記付属品収納部の
    左右方向の両側にそれぞれ設けた角筒状の一対の支持柱
    からなり、当該一対の支持柱に上記段部をそれぞれ設け
    て上記底面部の下方を両側から支持するようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載の段ボール製緩衝材。
  5. 【請求項5】 上記段ボールの上記物品収納部の上下に
    は上記左右の側面部に対応する重合部をそれぞれ設け、
    各重合部をそれぞれ後方に折り曲げることにより上記支
    持柱の厚みとなるようにしたことを特徴とする請求項3
    又は4記載の段ボール製緩衝材。
  6. 【請求項6】 上記背面部には、上記物品収納部の上部
    に設けた上連結部の前側に重なり合う規制片を設け、当
    該規制片を上連結部で背面から支持するようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載の段ボール製緩衝材。
  7. 【請求項7】 上記背面部の下辺は、上記物品収納部の
    上部に設けた上連結部の下辺に突き当て、当該背面部を
    上連結部の下辺で支持するようにしたことを特徴とする
    請求項2記載の段ボール製緩衝材。
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