JP2006159592A - シーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パンクした空気入りタイヤの修理後にシーリング剤が流通した各種部品を短時間で、かつ簡単な作業で交換する。
【解決手段】 シーリング装置10では、ポンプモータ36からのトルクにより吸入ポンプ40を作動させると、この吸入ポンプ40により液剤容器32内から吸引されたシーリング剤34が、吸入配管46、吸入ポンプ40、供給配管38及びジョイントホース50の内部をそれぞれ流通する。使用済みの着脱ユニット56が予め取り外された本体部30に新しい着脱ユニット56を装着するだけで、これらの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50を含む装置の構成部品を新しいものに交換(組み付け)できる。この結果、これらの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50を本体部30に1個ずつ組み付ける場合と比較し、これらの構成部品を組み付ける作業を簡略化でき、かつ、これらの構成部品の組み付け時間も短縮できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入した後、空気入りタイヤ内に加圧空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤのパンク穴をシーリング剤により修理して所定の基準圧まで内圧を加圧(ポンプアップ)するタイヤのシーリング・シーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「シーリング装置」という。)が普及している。この種のシーリング装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1に示されたシーリング装置は、圧縮空気を発生するエアコンプレッサ、シーリング剤を収容した液剤容器、エアコンプレッサへ電源を供給するための電源部がそれぞれ単一のケーシング内に収納された一体型のものとして構成されている。また、このシーリング装置は、液剤容器をタイヤに連通させるためのジョイントホースを備えており、このジョイントホースを通して液剤容器内からタイヤ内へシーリング剤を給送されると共に、タイヤ内へのシーリング剤の注入完了後に液剤容器の内部空間及びジョイントホースを通してエアコンプレッサによりタイヤ内へ圧縮空気を供給する。
ところで、上記のようにシーリング装置では、パンクしたタイヤ内にシーリング剤及び圧縮空気を供給してタイヤを修理した後には、装置内におけるシーリング剤が流通した配管及び各種部品内にシーリング剤が残存しており、このシーリング剤がしだいに固化して配管等を閉塞させることことから、装置内におけるシーリング剤が流通した配管等の各種部品の内部からシーリング剤を洗浄等により完全に除去(清掃)するか、これらの各種部品を新しいもの(未使用品又は再生品)と交換する必要がある。
ところで、シーリング装置によりタイヤの修理を行った一般の作業者(ユーザ)が装置内におけるシーリング剤が流通した配管等の各種部品の清掃又は交換を自ら行うことは困難であり、一般的には、使用済みのシーリング装置は、メーカの工場やサービスセンター、ガソリンスタンド等のリサイクル設備を有する施設に送られ、この施設で配管等の各種部品の清掃が行われるか、配管等の各種部品が消耗品として交換された後、持ち主であるユーザに返却されるか、再生品として市場に再出荷される。
欧州特許公報 EP0972616B1(Fig2)
しかしながら、使用済みのシーリング装置がリサイクル施設へ送られた場合でも、シーリング装置がパンク修理に使用された時点から部品等の交換が完了して再生されるまでには相当の時間を要する。従って、ユーザは、使用済みのシーリング装置が再生後に返却される場合でも、返却までの期間のパンク発生に備えて新しいシーリング装置を購入等する必要がある。このため、シーリング装置の使用頻度が非常に低いこともあって、ユーザのなかには使用済みのシーリング装置を再生することなく廃棄し、直ちに新しいシーリング装置を購入するものも少なくない。このような資源の無駄を無くし、ユーザのコスト負担を低減するために、使用済みのシーリング装置を、短時間かつ低コストで、しかもユーザにとっても簡単な作業で再生可能とすることがシーリング装置に対しては強く望まれている。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、パンクした空気入りタイヤの修理後にシーリング剤が流通した各種部品を短時間で、しかも簡単な作業で交換できるシーリング・ポンプアップ装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係るシーリング・ポンプアップ装置は、パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置であって、シーリング剤を収容する液剤容器と、吸入ポートが前記液剤容器内に連通するように接続され、外部からトルクが伝達されると、前記吸入ポートを通して前記液剤容器内からシーリング剤を吸入し、該シーリング剤を吐出ポートから吐出する吸入ポンプと、前記吸入ポンプにトルク伝達が可能となるように連結されて、該吸入ポンプにトルクを伝達するポンプモータと、一端部が前記吐出ポートに接続されると共に、他端部が空気入りタイヤに接離可能に接続される気液共用配管と、前記気液共用配管における前記吸入ポンプと空気入りタイヤとの中間部から分岐する分岐配管と、前記分岐配管を通して前記気液共用配管に接続され、作動時に分岐配管及び気液共用配管を通して空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給するエアコンプレッサと、前記液剤容器、前記ポンプモータ及び前記エアコンプレッサが配設された装置の本体部に対して着脱可能とされると共に、前記吸入ポンプ、前記気液共用配管及び前記分岐配管がそれぞれ搭載された着脱ユニットとを有し、前記本体部に前記着脱ユニットを装着すると、該着脱ユニットの本体部への装着動作に連動して、前記吸入ポンプ及び前記分岐配管がそれぞれ前記液剤容器及び前記エアコンプレッサに接続されると共に、前記吸入ポンプに前記ポンプモータが連結されることを特徴とする。
本発明の請求項1に係るシーリング・ポンプアップ装置では、本体部に着脱ユニットを装着すると、この着脱ユニットの装着動作に連動して、吸入ポンプ及び分岐配管が液剤容器及びエアコンプレッサにそれぞれ接続されると共に、吸入ポンプにポンプモータが連結されることにより、使用済みの着脱ユニットが取り外された本体部に着脱ユニットに装着する装着動作を行うだけで、未使用の吸入ポンプ、分岐配管及び吸入ポンプをそれぞれ装置の一部として本体部に組み付け、装置を作動可能な状態にできる。
すなわち、従来のシーリング・ポンプアップ装置では、パンクした空気入りタイヤを修理するために、装置を作動させると、液剤容器内の収容されていたシーリング剤が気液共用配管等の構成部品の内部を流通するので、空気入りタイヤの修理完了後には、気液共用配管等のシーリング剤が流通した装置の構成部品の内部に残留したシーリング剤を洗浄等により完全に除去するか、気液共用配管等を含む装置の構成部品を新しいものに交換しなければ、再びパンクした空気入りタイヤを修理するために用いることができない。このため、従来のシーリング・ポンプアップ装置では、気液共用配管等を含む複数の構成部品を1個ずつ本体部から分解し、これらの部品に対して清掃又は交換を行っていた。
これに対し、請求項1に係るシーリング・ポンプアップ装置では、駆動モータからのトルクにより吸入ポンプを作動させると、この吸入ポンプにより液剤容器内から吸引されたシーリング剤が吸入ポンプ及び気液共用配管の内部を流通するが、これらの吸入ポンプ及び気液共用配管が全て着脱ユニットに搭載されているので、使用済みの着脱ユニットが予め取り外された本体部に新しい着脱ユニットを装着するだけで、すなわち本体部に対する着脱ユニットの装着作業を1回行うだけで、これらの吸入ポンプ及び気液共用配管を含む装置の構成部品を新しいものに交換(組み付け)できる。この結果、これらの吸入ポンプ及び気液共用配管を含む装置の構成部品を1個ずつ組み付ける場合と比較し、装置を再使用するために交換が必要となる構成部品を本体部に簡単に組み付けることができ、かつ、これらの構成部品の本体部への組み付け時間も大幅に短縮できる。
また本発明の請求項2に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記本体部から前記着脱ユニットを離脱させると、該着脱ユニットの本体部からの離脱動作に連動して、前記吸入ポンプ及び前記分岐配管がそれぞれ前記液剤容器及び前記エアコンプレッサから切り離されると共に、前記吸入ポンプと前記ポンプモータとの連結状態が解除されることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るシーリング・ポンプアップ装置では、本体部から着脱ユニットを離脱させると、この着脱ユニットの離脱動作に連動して、吸入ポンプ及び分岐配管がそれぞれ液剤容器及び前記エアコンプレッサから切り離されると共に、吸入ポンプとポンプモータとの連結状態が解除されることにより、パンクした空気入りタイヤを修理した後に、本体部から着脱ユニットを取り外す離脱動作を行うだけで、使用済みの吸入ポンプ及び気液共用配管を含む構成部品を本体部から取り外すことができるので、これらの吸入ポンプ及び気液共用配管を含む装置の構成部品を1個ずつ本体部から分解する場合と比較し、装置を再使用するために交換が必要となる構成部品を簡単に本体部から分解でき、かつ、これらの構成部品の本体部からの分解時間も大幅に短縮できる。
また本発明の請求項3に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1又は2記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記気液共用配管を通してシーリング剤及び圧縮空気が空気入りタイヤ側から前記吸入ポンプへ逆流することを阻止する逆止弁を前記着脱ユニットに搭載したことを特徴とする。
また本発明の請求項4に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1乃至3の何れか1項記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記液剤容器が前記本体部に対して着脱可能に装着されることを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係るシーリング・ポンプアップ装置によれば、パンクした空気入りタイヤの修理後にシーリング剤が流通した各種部品を短時間で、しかも簡単な作業で交換できる。
以下、本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置について説明する。
(実施形態の構成)
図1及び図2には、本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下「シーリング装置」という。)が示されている。このシーリング装置10は、パンクした空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)内にシーリング剤34を注入した後、このタイヤ内に圧縮空気を供給してタイヤを所定の基準圧まで内圧を再加圧するものである。
図1に示されるように、シーリング装置10は、その外殻部として箱状のケーシング12を備えており、このケーシング12は、装置の高さ方向(矢印H方向)に沿って本体ケーシング14と着脱ケーシング16とに分割可能な2分割構造とされている。本体ケーシング14は、全体として高さ方向の寸法に対して幅方向(矢印W方向)に沿った寸法が若干長い筐体状に形成されており、また着脱ケーシング16は、全体として高さ方向に沿って扁平なプレート状に形成されている。
本体ケーシング14内には、圧縮空気の供給源としてエアコンプレッサ18、このエアコンプレッサ18にトルク伝達可能に連結されたコンプレッサモータ20、シーリング剤34を収容した液剤容器32、後述する吸入ポンプ40にトルク伝達可能に連結されるポンプモータ36、コンプレッサモータ20等を制御するための制御ユニット22及び電源スイッチ24が搭載されている。電源スイッチ24は、本体ケーシング14の外側に突出するスイッチレバー(図示省略)を備えており、このスイッチレバーを“オフ位置”及び“オン位置”の何れかの位置に保持可能とされている。ここで、エアコンプレッサ18としては、例えば、シリンダ内をピストンが往復しつつ空気を吸入・排気するレシプロ式のものが用いられる。また制御ユニット22は内部タイマ(図示省略)を内蔵しており、この内部タイマには、タイヤの種類、サイズ等に応じて決められているタイヤ内へのシーリング剤34の注入量に対応する注入時間TLがセットされている。
電源スイッチ24は、スイッチレバーが“オン位置”にある状態では、制御ユニット22へ駆動命令としての接点信号を出力し、また“オフ位置”にある状態では、制御ユニット22への接点信号の出力を停止する。また電源スイッチ24は電源ケーブル26を備えており、この電源ケーブル26の先端側を本体ケーシング14の外部へ延出させている。電源ケーブル26の先端部には接続プラグ28が配設されており、この接続プラグ28は車両に設けられたシガーソケットに挿脱可能とされている。この接続プラグ28をシガーソケットに挿入することにより、電源スイッチ24が車両に搭載されたバッテリに電気的に接続される。この状態で、作業者が電源スイッチ24のスイッチレバーを“オフ位置”から“オン位置”へ移動させると、制御ユニット22には電源スイッチ24を介してバッテリからの電源が供給開始される。
シーリング装置10では、本体ケーシング14及び本体ケーシング14に搭載されたエアコンプレッサ18、コンプレッサモータ20、液剤容器32、ポンプモータ36、コンプレッサモータ20、制御ユニット22、電源スイッチ24等が装置の本体部30を構成している。また液剤容器32は本体ケーシング14に着脱可能に搭載されており、シーリング装置10をタイヤのパンク修理に用い、液剤容器32中のシーリング剤34が消費された後、本体ケーシング14内から取り外され、この後、本体ケーシング14には、所定量のシーリング剤34を収容した液剤容器32が取り付けられる。これにより、パンク修理後におけるシーリング装置10へのシーリング剤34の補給が簡単に行えるようになっている。
一方、着脱ケーシング16には、液剤容器32内からシーリング剤34を吸入してタイヤ内へ供給するための吸入ポンプ40、この吸入ポンプ40の吸入ポート42を液剤容器32内へ連通させるための吸入配管46、吸入ポンプ40の吐出ポート44をタイヤ内に連通させるための供給配管38が搭載されている。供給配管38には、その先端部に三方管継手48が配設されており、この三方管継手48には、ジョイントホース50及び分岐配管52がそれぞれ接続されている。
ジョイントホース50は、その先端側が着脱ケーシング16の外部へ延出しており、ジョイントホース50の先端部には、タイヤのタイヤバルブにねじ止めにより着脱可能に接続されるバルブアダプタ51が配設されている。また供給配管38には吸入ポンプ40と三方管継手48との間に逆止弁54が配設されており、この逆止弁54は、供給配管38を通って吸入ポンプ40側からジョイントホース50側への流体(シーリング剤34)が流通することを許容するが、ジョイントホース50側から吸入ポンプ40側への流体(シーリング剤34及び圧縮空気)が流通することを阻止する。
ここで、吸入ポンプ40としては、例えば、ギヤポンプ、スクリューポンプ、ベーンポンプ、レシプロポンプ等の各種ポンプを用いることができる。シーリング装置10では、着脱ケーシング16及び着脱ケーシング16に搭載された吸入ポンプ40、吸入配管46、供給配管38等が装置における着脱ユニット56を構成しており、この着脱ユニット56は本体部30に着脱可能とされている。
図2に示されるように、本体ケーシング14には、その下端部における幅方向に沿った一端側に略コ字状の断面を有する固定ヒンジ部58が形成されると共に、他端側にジョイントレバー62が配設されている。固定ヒンジ部58は、その下端側を本体ケーシング14の下面から着脱ユニット56側へ突出させており、この固定ヒンジ部58の下端側には幅方向内側へ向って開口した挿脱口60が一体的に形成されている。
ジョイントレバー62も、その下端側(先端側)を本体ケーシング14の下面から着脱ユニット56側へ突出させており、このジョイントレバー62の基端部は、連結ピン64を介して本体ケーシング14の下端部に揺動可能に連結されている。ジョイントレバー62は、図1で実線で示される連結位置と2点鎖線で示される解放位置との間で揺動可能とされている。ジョイントレバー62の先端部には、その厚さ方向に沿ってねじ穴66が穿設されており、このねじ穴66内には、装置の幅方向外側から固定ねじ68がねじ込まれている。またジョイントレバー62には、内側の面におけるねじ穴66の基端側に係合凹部70が形成されている。
一方、着脱ケーシング16には、その上端部における幅方向に沿った一端側に固定ヒンジ部58に対応する突起状の着脱ヒンジ部72が形成されると共に、他端側にジョイントレバー62の係合凹部70及び固定ねじ68にそれぞれに対応する係合突起74及びねじ穴76が形成されている。着脱ヒンジ部72は、挿脱口60を通して固定ヒンジ部58内へ挿脱可能とされている。図1に示されるように、着脱ヒンジ部72が固定ヒンジ部58に挿入されると、着脱ケーシング16は、その一端側が着脱ヒンジ部72及び固定ヒンジ部58を介して本体ケーシング14に連結される。このとき、着脱ケーシング16は、着脱ヒンジ部72及び固定ヒンジ部58を中心として実線で示される装着位置と2点鎖線で示される挿脱位置との範囲で揺動可能となる。
装着位置にある着脱ケーシング16は、その頂面部分を本体ケーシング14の底面部分へ当接させ、また挿脱位置にある着脱ケーシング16は、その頂面部分を本体ケーシング14の底面部分から傾けた状態で離間させており、この状態で、着脱ケーシング16を装置の幅方向に沿って他端側へ移動させることにより、着脱ヒンジ部72が固定ヒンジ部58内から離脱して着脱ケーシング16が本体ケーシング14から切り離される。
また着脱ケーシング16が装着位置にある状態で、ジョイントレバー62を解放位置側から連結位置へ揺動させると、係合突起74がジョイントレバー62の係合凹部70内へ挿入される。これにより、着脱ケーシング16の装着位置から着脱位置側への揺動が阻止される。このとき、固定ねじ68の先端部が着脱ケーシング16のねじ穴76と一致し、固定ねじ68の先端側をねじ穴76内へねじ込むことが可能になる。この状態で、固定ねじ68を、その頭部がジョイントレバー62に圧接するまでねじ穴76内へねじ込むことにより、ジョイントレバー62が連結位置に締結固定される。これにより、着脱ケーシング16が装着位置に拘束されて本体ケーシング14と一体化される。
図2に示されるように、液剤容器32には、着脱ケーシング側の一端部に他端側に対して断面積が縮小した略円筒状の首部78が形成されており、この首部78の先端面にはシーリング剤34の吐出口80が開口しており、この吐出口80はアルミ箔等の封止部材82により封止されている。またエアコンプレッサ18には、着脱ケーシング16の一端部に略円筒状のプラグ部84が設けられている。このプラグ部84の内部には圧縮空気の供給路が貫通しており、この供給路の先端はプラグ部84の先端面で開口している。ここで、本体ケーシング14は、その底面部から首部78及びプラグ部84がそれぞれ着脱ケーシング16側へ突出するように液剤容器32及びエアコンプレッサ18を支持している。
またポンプモータ36には、着脱ケーシング16側の端部から突出するトルク伝達軸88が設けられており、このトルク伝達軸88の先端部には、所定の径方向に沿って徐々に幅が狭くなるようなテーパ部89が形成されると共に、このテーパ部89の先端から突出する平板状の連結片90が形成されている。ここで、本体ケーシング14は、その底面部からトルク伝達軸88が着脱ケーシング16側へ突出するようにポンプモータ36を支持している。
一方、着脱ケーシング16には、液剤容器32の首部78に対応する部位に連結キャップ92が配設されている。この連結キャップ92は、本体ケーシング14側へ向って開口するように着脱ケーシング16により支持されており、その内部には、液剤容器32の首部78が挿脱可能とされた嵌挿穴94が形成されている。連結キャップ92には、嵌挿穴94の底面部の外周側にゴム等からなる液体シール用のOリング(図示省略)が配設されると共に、嵌挿穴94の底面部中央から着脱ケーシング16側へ突出するように中空状の破通管96が設けられている。この破通管96の基端部には吸入配管46の基端部が接続されており、この吸入配管46を通して破通管96は吸入ポンプ40の吸入ポート42と連通している。
シーリング装置10では、挿脱位置にある着脱ケーシング16を装着位置へ揺動させると、これに連動して、液剤容器32の首部78が連結キャップ92の嵌挿穴94内へ嵌挿されると共に、破通管96が封止部材82を突き破って液剤容器32内へ挿入される。これにより、首部78の吐出口80と連結キャップ92の破通管96との隙間がOリングにより液密状態となるようにシールされると共に、液剤容器32の内部空間が破通管96及び吸入配管46を通って吸入ポンプ40の吸入ポート42に連通する。またシーリング装置10では、装着位置にある着脱ケーシング16を着脱位置へ揺動させると、これに連動して、液剤容器32の首部78が連結キャップ92の嵌挿穴94内から離脱すると同時に、破通管96が液剤容器32内から抜き取られる。これにより、吸入ポンプ40の吸入ポート42が液剤容器32から切り離される。
また着脱ケーシング16には、エアコンプレッサ18のプラグ部84に対応する部位にキャップ状のソケット部98が配設されている。このソケット部98は、本体ケーシング14側へ向って開口するように着脱ケーシング16により支持されており、その内部にはエアコンプレッサ18のプラグ部84が挿脱可能とされた嵌挿穴100が形成されている。ソケット部98には、嵌挿穴100の底面部の外周側にゴム等からなるガスシール用のOリング(図示省略)が配設されると共に、底面部の中央部分に分岐配管52内に連通する連通口が開口している。
シーリング装置10では、挿脱位置にある着脱ケーシング16を装着位置へ揺動させると、これに連動して、エアコンプレッサ18のプラグ部84がソケット部98の嵌挿穴100内へ嵌挿される。これにより、プラグ部84とソケット部98との隙間がOリングにより気密状態となるようにシールされると共に、プラグ部84の供給路86がソケット部98を介して分岐配管52の内部に連通し、エアコンプレッサ18のエア吐出ポート(図示省略)が供給路86、分岐配管52、三方管継手48を通してジョイントホース50内へ連通する。またシーリング装置10では、装着位置にある着脱ケーシング16を着脱位置へ揺動させると、これに連動して、エアコンプレッサ18のプラグ部84がソケット部98の嵌挿穴100内から離脱し、エアコンプレッサ18が分岐配管52から切り離される。
図2に示されるように、吸入ポンプ40には、ポンプモータ36のトルク伝達軸88に対応する部位にトルク伝達部材104が配設されている。このトルク伝達部材104には、トルク伝達軸88が挿脱可能とされた連結穴106が形成されると共に、この連結穴106内にトルク伝達軸88のテーパ部89及び連結片90にそれぞれ対応するテーパ受部108及び連結溝110が形成されている。ここで、吸入ポンプ40は、トルク伝達部材104の回転時に作動してシーリング剤34に対する吸入・吐出動作を行う。
シーリング装置10では、挿脱位置にある着脱ケーシング16を装着位置へ揺動させると、これに連動して、ポンプモータ36のトルク伝達軸88が吸入ポンプ40の連結穴106内へ挿入される。この際、トルク伝達軸88のテーパ部89及び連結穴106のテーパ受部108の作用によりトルク伝達軸88の連結片90が連結穴106内の連結溝110内へ案内され、着脱ケーシング16が装着位置に達すると連結片90が連結溝110内へ嵌合する。これにより、トルク伝達軸88がトルク伝達部材104にトルク伝達が可能となるように連結される。またシーリング装置10では、装着位置にある着脱ケーシング16を着脱位置へ揺動させると、これに連動して、トルク伝達軸88が連結穴106内から抜け出てポンプモータ36が吸入ポンプ40から切り離される。
(実施形態の作用)
次に、本実施形態に係るシーリング装置10を用いてパンクしたタイヤを修理する作業手順を説明する。なお、本実施形態に係るシーリング装置10は、図1に示されるように、本体部30に着脱ユニット56が装着されてシーリング装置10として組み立てられた状態で、車両のトランクルーム等に保管されているものとする。
タイヤにパンクが発生した際には、先ず、作業者は、ジョイントホース50のバルブアダプタ51をタイヤのタイヤバルブに接続した後、電源スイッチ24のスイッチレバーを“オフ位置”から“オン位置”へ移動させる。これに同期し、制御ユニット22は、ポンプモータ36へ駆動電流を供給開始してポンプモータ36を駆動開始させると共に、内部タイマ(図示省略)によりシーリング剤34の注入時間を計時開始する。制御ユニット22から駆動電流の供給を受けたポンプモータ36は、そのトルク伝達軸88からトルク伝達部材104へトルクを伝達して吸入ポンプ40を作動させる。トルク伝達軸88からの伝達トルクにより作動状態となった吸入ポンプ40は、液剤容器32内のシーリング剤34を吸入配管46及び吸入ポート42を通して吸引し、このシーリング剤34を加圧状態として吐出ポート44を通して供給配管38内へ送り出す。このシーリング剤34は供給配管38及びジョイントホース50を通ってタイヤ内へ注入される。
制御ユニット22の内部タイヤは、ポンプモータ36の駆動開始からの時間がタイヤの種類、サイズ等に応じて予めセットされた注入時間TLと一致すると、カウントアップ信号を出力する。カウントアップ信号の出力に同期し、制御ユニット22は、ポンプモータ36への駆動電流の供給を中止して吸入ポンプ40を停止させた後、コンプレッサモータ20への駆動電流の供給を開始してエアコンプレッサ18を作動開始させる。このとき、吸入ポンプ40は、注入時間TLの間に液剤容器32内からタイヤの規定量よりも若干多めのシーリング剤34を吸入し、このシーリング剤34をタイヤ内へ注入する。
一方、注入時間TLの経過後、作動状態となったエアコンプレッサ18は、コンプレッサ外部から吸入すると共に圧縮して圧縮空気を生成し、この圧縮空気をエア供給ポートから吐出する。この圧縮空気は、プラグ部84の供給路86、分岐配管52、三方管継手48、ジョイントホース50を通ってタイヤ内に供給されてタイヤを膨張させる。この後、作業者は圧力ゲージによりタイヤの内圧が規定圧に達したことを確認したならば、電源スイッチ24を“オフ位置”へ復帰させる。これにより、制御ユニット22はコンプレッサモータ20への電流供給を中止してエアコンプレッサ18を停止させる。
次いで、作業者は、バルブアダプタ51をタイヤバルブから抜き取りジョイントホース50から離脱させると共に、電源ケーブル26の接続プラグ28を車両のシガーソケットから抜き取る。この状態で一旦、作業者はシーリング装置10をトランク等に収納した後、シーリング剤34が注入されたタイヤを用いて一定距離に亘って予備走行する。予備走行完了後に、作業者は、タイヤの内圧を再測定し、必要に応じて再びバルブアダプタ51をタイヤバルブ66にねじ止めし、シーリング装置10のエアコンプレッサ18を作動させてタイヤを規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤのパンク修理(応急修理)が完了し、このタイヤを用いて一定の距離範囲内で一定速度以下(例えば、80Km/h以下)での走行が可能になる。
上記したようなタイヤの応急修理の完了後に、作業者は、可及的速やかに車両をガソリンスタンド、整備工場等の修理施設へ搬入し、この修理施設でパンクしたタイヤの修理を受けるか、タイヤの交換を受ける必要がある。またシーリング装置10については、タイヤを応急修理した際にシーリング剤34が流通した吸入配管46、吸入ポンプ、供給配管38、ジョイントホース50を含む着脱ユニット56を新しいものに交換する必要がある。
次に、シーリング装置10の本体部30に対する着脱ユニット56及び液剤容器32の交換作業の手順について説明する。
先ず、作業者は、固定ねじ68を抜取り方向へ回転させてねじ穴76内から抜き取り、連結位置にあるジョイントレバー62を開放位置へ揺動させた後、固定ヒンジ部58及び着脱ヒンジ部72を中心として着脱ケーシング16(着脱ユニット56)を装着位置から挿脱位置へ揺動させる。この状態で、作業者は、着脱ユニット56を斜め下方へ移動させて着脱ヒンジ部72を固定ヒンジ部58内から抜き取り、着脱ユニット56を本体部30から切り離す。この本体部30から切り離された着脱ユニット56は、不燃物等として廃棄しても良いが、修理施設等で回収して吸入配管46、吸入ポンプ、供給配管38、ジョイントホース50の内部に残留するシーリング剤34を清掃、除去し、必要に応じてOリング等の消耗部品を新しいものに交換することにより、再生品として市場等に再流通させることが好ましい。
次いで、作業者は、着脱ユニット56が取り外された本体部30内から液剤容器32を抜き取り、この使用済みの液剤容器32の代わりに、所定量のシーリング剤34を収容すると共に、吐出口80が封止部材82により封止された新しい液剤容器32を本体部30に装着する。液剤容器32の交換完了後、作業者は、未使用の着脱ユニット56を本体部30に対して挿脱位置にある場合と略等しい角度だけ傾けた状態としつつ、着脱ヒンジ部72を固定ヒンジ部58内へ挿入し、ヒンジ部58,72を中心として着脱ユニット56を挿脱位置から装着位置へ揺動させる。この後、作業者は、解放位置にあるジョイントレバー62を連結位置へ揺動させ、ジョイントレバー62を連結位置に保持しつつ、固定ねじ68をねじ穴76内へねじ込むことにより、ジョイントレバー62により着脱ユニット56を装着位置に拘束する。これにより、本体部30に対する液剤容器32及び着脱ユニット56の交換が完了する。
以上説明した本発明の実施形態に係るシーリング装置10では、本体部30に未使用の着脱ユニット56を上記したような手順で装着すると、この着脱ユニット56の本体部30への装着動作に連動して、液剤容器32の首部78が連結キャップ92の嵌挿穴94内へ嵌挿されると共に、連結キャップ92の破通管96が封止部材82を突き破る。これにより、吸入ポンプ40の吸入ポート42が吸入配管46を通して液剤容器32内へ連通し、吸入ポンプ40が液剤容器32内からシーリング剤34を吸入することが可能になる。
またシーリング装置10では、着脱ユニット56の本体部30への装着動作に連動して、エアコンプレッサ18のソケット部98がプラグ部84の嵌挿穴100内へ嵌挿されてプラグ部84内の供給路がソケット部98の連通口を通して分岐配管52内に連通する。これにより、エアコンプレッサ18により発生した圧縮空気が供給路86、分岐配管52、三方管継手48及びジョイントホース50を通してタイヤ内へ供給可能になる。
またシーリング装置10では、着脱ユニット56の本体部30への装着動作に連動して、ポンプモータ36のトルク伝達軸88がトルク伝達部材104にトルク伝達可能に連結され、ポンプモータ36が発生したトルクをトルク伝達軸88及びトルク伝達部材104を介して吸入ポンプ40へ伝達可能になる。
従って、シーリング装置10では、作業者が使用済みの着脱ユニット56が取り外された本体部30に未使用の着脱ユニット56を装着する装着動作を行うだけで、未使用の供給配管38、吸入ポンプ40、分岐配管52及びジョイントホース50をそれぞれ装置の一部として本体部30に組み付け、装置を作動可能な状態にできる。
すなわち、従来のシーリング装置では、タイヤの修理完了後に、シーリング剤が流通した配管、吸入ポンプ、ジョイントホース等の装置の構成部品(以下、「液路部品」という。)の内部に残留したシーリング剤を洗浄等により除去するか、流路部品を新しいものに交換しなければ、タイヤ修理のために用いることができない。このため、従来のシーリング・ポンプアップ装置では、流路部品を1個ずつ本体部から分解し、これらの流路部品を新しいもの(清掃品又は未使用品)に交換していた。
これに対し、本実施形態に係るシーリング装置10では、ポンプモータ36からのトルクにより吸入ポンプ40を作動させると、この吸入ポンプ40により液剤容器32内から吸引されたシーリング剤34が、吸入配管46、吸入ポンプ40、供給配管38及びジョイントホース50の内部をそれぞれ流通するが、これらの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50が全て着脱ユニット56に搭載されているので、使用済みの着脱ユニット56が予め取り外された本体部30に新しい着脱ユニット56を装着するだけで、すなわち本体部30に対する着脱ユニット56の装着作業を1回行うだけで、これらの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50を含む装置の構成部品を新しいものに交換(組み付け)できる。この結果、これらの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50並びに、これらの付帯する装置の構成部品を本体部30に1個ずつ組み付ける場合と比較し、これらの構成部品を簡単に組み付けることができ、かつ、これらの構成部品の本体部30への組み付け時間も大幅に短縮できる。
また本実施形態に係るシーリング装置10では、本体部30から着脱ユニット56を離脱させると、この着脱ユニット56の離脱動作に連動して、吸入配管46及び分岐配管52がそれぞれ液剤容器32及びエアコンプレッサ18から切り離されると共に、吸入ポンプ40とポンプモータ36との連結状態が解除されることにより、パンクしたタイヤを修理した後に、本体部30から着脱ユニット56を取り外す離脱動作を行うだけで、使用済みの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50を含む装置の構成部品を本体部30から取り外すことができるので、これらの吸入配管46、吸入ポンプ40及びジョイントホース50を1個ずつ本体部30から分解する場合と比較し、装置を再使用するために交換が必要となる構成部品を簡単に本体部30から分解でき、かつ、これらの構成部品を本体部30から分解する時間も大幅に短縮できる。
また本実施形態に係るシーリング装置10では、供給配管38にシーリング剤34及び圧縮空気がタイヤ側から吸入ポンプへ逆流することを阻止する逆止弁54が配設されていることにより、吸入ポンプ40又はエアコンプレッサの停止時に、タイヤ内に一旦注入されたシーリング剤34がタイヤの内圧により吸入ポンプ40内へ逆流することを確実に防止できるので、逆流したシーリング剤34により吸入ポンプ40に故障が発生することがなくなる。シーリング装置10では、吸入ポンプ40の作動時に逆止弁54内にもシーリング剤34が流通するが、逆止弁54も着脱ユニット56に供給配管38の一部として搭載されているので、着脱ユニット56の交換により逆止弁54も本体部30に対して簡単に簡単に交換できる。
また本実施形態に係るシーリング装置10では、ジョイントホース50を通してタイヤ側から逆流したシーリング剤34が分岐配管52内へも流入する可能性があるが、エアコンプレッサ18としてレシプロ式のものを用いていることから、このエアコンプレッサ18のエア吐出ポートに配設された排気弁(図示省略)によりシーリング剤34がエアコンプレッサ18のシリンダ内へ侵入することが阻止される。なお、逆止弁54を省略すると共に、供給配管38とジョイントホース50との間に三方管継手48に代えて三方逆止弁を配設し、この三方逆止弁によりジョイントホース50内から供給配管38及び分岐配管52内へのシーリング剤34及び圧縮空気の逆流を阻止するようにして良い。
また本実施形態に係るシーリング装置10では、本体部30内に2個のコンプレッサモータ20及びポンプモータ36が配設されており、これらのモータ20,36によりエアコンプレッサ18及び吸入ポンプ40にそれぞれ独立してトルクを伝達し、エアコンプレッサ18及び吸入ポンプ40をそれぞれ異なる時期に作動させていたが、大容量の1個の共通モータを本体部30に配設し、この共通モータからのトルクをギヤ列機構、ベルト・プーリ機構等のトルク伝達機構を介してエアコンプレッサ18及び吸入ポンプ40にそれぞれ伝達するようにしても良い。このとき、エアコンプレッサ18及び吸入ポンプ40へのトルクの伝達及び遮断は、電磁クラッチ等のトルクの伝達制御機構を用いて制御しても良いが、共通モータとエアコンプレッサ18との間及び共通モータと吸入ポンプ40との間にそれぞれワンウェイクラッチを介在させ、共通モータが正転方向へ回転する時には吸入ポンプ40側へのみトルクが伝達され、共通モータが逆転方向へ回転する時にはエアコンプレッサ18へのみトルクが伝達されるようにしても良い。
本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の構成を示す側面断面図であり、本体部に着脱ユニットが装着された状態を示している。 図1に示されるシーリング・ポンプアップ装置において本体部から着脱ユニットが離脱した状態を示す側面断面図である。
符号の説明
10 シーリング装置(シーリング・ポンプアップ装置)
12 ケーシング
14 本体ケーシング
16 着脱ケーシング
18 エアコンプレッサ
20 コンプレッサモータ
30 本体部
32 液剤容器
34 シーリング剤
36 ポンプモータ
38 供給配管(気液共用配管)
40 吸入ポンプ
42 吸入ポート
44 吐出ポート
46 吸入配管
50 ジョイントホース(気液共用配管)
52 分岐配管
54 逆止弁

Claims (4)

  1. パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置であって、
    シーリング剤を収容する液剤容器と、
    吸入ポートが前記液剤容器内に連通するように接続され、外部からトルクが伝達されると、前記吸入ポートを通して前記液剤容器内からシーリング剤を吸入し、該シーリング剤を吐出ポートから吐出する吸入ポンプと、
    前記吸入ポンプにトルク伝達が可能となるように連結されて、該吸入ポンプにトルクを伝達するポンプモータと、
    一端部が前記吐出ポートに接続されると共に、他端部が空気入りタイヤに接離可能に接続される気液共用配管と、
    前記気液共用配管における前記吸入ポンプと空気入りタイヤとの中間部から分岐する分岐配管と、
    前記分岐配管を通して前記気液共用配管に接続され、作動時に分岐配管及び気液共用配管を通して空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給するエアコンプレッサと、
    前記液剤容器、前記ポンプモータ及び前記エアコンプレッサが配設された装置の本体部に対して着脱可能とされると共に、前記吸入ポンプ、前記気液共用配管及び前記分岐配管がそれぞれ搭載された着脱ユニットとを有し、
    前記本体部に前記着脱ユニットを装着すると、該着脱ユニットの本体部への装着動作に連動して、前記吸入ポンプ及び前記分岐配管がそれぞれ前記液剤容器及び前記エアコンプレッサに接続されると共に、前記吸入ポンプに前記ポンプモータが連結されることを特徴とするシーリング・ポンプアップ装置。
  2. 前記本体部から前記着脱ユニットを離脱させると、該着脱ユニットの本体部からの離脱動作に連動して、前記吸入ポンプ及び前記分岐配管がそれぞれ前記液剤容器及び前記エアコンプレッサから切り離されると共に、前記吸入ポンプと前記ポンプモータとの連結状態が解除されることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  3. 前記気液共用配管を通してシーリング剤及び圧縮空気が空気入りタイヤ側から前記吸入ポンプへ逆流することを阻止する逆止弁を前記着脱ユニットに搭載したことを特徴とする請求項1又は2記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  4. 前記液剤容器が前記本体部に対して着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のシーリング・ポンプアップ装置。
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