JP2006159067A - 円形振動ふるい機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水砕スラグ中の針状物を確実に分離できる円形振動ふるい機を提供する。
【解決手段】 振動電動機を取付けた筒体内にふるい網20を張設し、前記筒体の中心部上方位置に設けた投入口7からふるい網20上に供給される材料のふるい分けをおこなう円形振動ふるい機において、ふるい網20を多数個のパンチ孔23をそなえたパンチング板で構成するとともに、ふるい網20の中央部に、パンチ孔23のない投入口7の投影面積よりも大面積の平板部24を形成した。
【選択図】 図2

Description

この発明は、振動電動機によりふるい網を加振してふるい網上の材料のふるい分けをおこなう円形振動ふるい機に関する。
都市ごみや産業廃棄物などの廃棄物焼却灰は、溶融炉で溶融処理し、得られた溶融物を水砕槽に投入して水砕固化させて粒状の水砕スラグとして回収され、この水砕スラグは土木資材,建築資材等に再利用される。そしてこの再利用の際の品質および取扱い易さの確保のために、水砕槽から搬出した水砕スラグは、一般に磁選機による鉄分の除去および破砕機による細粒化がおこなわれるが、この破砕後の細粒物の中には、針状にガラス化した針状物(針状スラグ)が残存し、再利用の施工現場やスラグ製品の使用現場などにおいて、針状物が手に刺さるなど、取扱上支障をきたすことがあった。
そこで上記の水砕スラグの再利用に先立って水砕スラグをふるい分けして針状物を分離・除去する必要があり、そのふるい分け装置としては、一般に粒状物のふるい分けに多用され、振動電動機によりふるい網を加振してふるい網上の粒状物のふるい分けをおこなう円形振動ふるい機(たとえば特許文献1〜3参照)を使用することが考えられる。
特公平3−21233号公報(第1−2頁、第5図、第7図) 特開2002−346479号公報(第2頁、図1) 特開2004−98034号公報(第3頁、図1)
ところが上記の円形振動ふるい機においては、筒体の中心部上方位置にある投入口からふるい網の中心部に材料が供給されるので、ふるい網の網目を分離除去しようとする針状物の長さ以下の網目寸法としても、傾斜乃至直立状で落下する針状物がふるい網の網目をそのまま通過して落下してしまい、またふるい網は金属細線を平織り状等に交差させた金網であるため、ふるい網上に針状物が横になった状態で積層された場合でも、ふるい網の振動によりふるい網外周方向に移動する針状物の先端部が、上記の金属細線交差部で突出した金属細線の屈曲部に突当って傾斜乃至直立状態に起上り、網目を通過して落下してしまうため、針状物をふるい上として確実に分離・回収することが困難であるという問題点を有するものである。
この発明は上記従来の問題点を解決しようとするもので、水砕スラグ中の針状物を確実に分離できる円形振動ふるい機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の円形振動ふるい機は、振動電動機を取付けた筒体内にふるい網を張設し、前記筒体の中心部上方位置に設けた投入口から前記ふるい網上に供給される材料のふるい分けをおこなう円形振動ふるい機において、前記ふるい網を多数個のパンチ孔をそなえたパンチング板で構成するとともに、前記ふるい網の中央部に、前記パンチ孔のない前記投入口の投影面積よりも大面積の平板部を形成したことを特徴とする。
このように構成すると、投入口から投入された水砕スラグは、ふるい網中央部の平板部上に落下するので、水砕スラグ中の立った状態の針状物がパンチ孔を直接通過して落下することはなく、また平板部上に積層された水砕スラグはふるい網の振動により放射状に拡散駆動されて薄い層状となってパンチ孔穿設面部上を移動するので、針状物は寝た状態でパンチ孔穿設面部上を移動し、この穿設面部は平面状で金属線編組体の金網のような突起部もないので、この突起部に針状物が突当って起上り網目部から落下することもなく、パンチ孔の穴径の選定により、所定長さ以上の針状物を確実にふるい上として分離することができる。
この発明によれば、投入口から投入された水砕スラグがパンチ孔部へ直接落下して針状物がパンチ孔を通過するのを防止できるとともに、針状物を寝た状態で平面状のパンチ孔穿設面部上を移動させることにより、従来の金属線編組体の金網のように寝た状態の針状物が起上り落下するのも防止でき、水砕スラグ中の針状物を確実にふるい上として分離することができる。
以下図1〜図2に示す一例により、この発明の実施の形態を説明する。図中、1は円形振動ふるい機で、2は基台、3はこの基台2上にコイルばね4により弾性支持された筒体である。筒体3は、有底円筒状の下部筒体3aと、この上に連設される円筒状の上部筒体3bからなり、これら両筒体は締付バンド5により一体に連結されている。6は上部筒体3bに被せられた蓋板、7はこの蓋板6の中心部、従って筒体3の中心部上方位置に設けられた、材料供給用の投入口である。
10は下部筒体3aの底板8の中心部に固定取付けした振動電動機で、その上下軸端部には、ほぼ半円形板状の上部アンバランスウエイト11および下部アンバランスウエイト12が取付けられている。13は下部筒体3a内に設けたふるい下排出用のガイド、14は下部筒体3aの側壁に設けた排出口である。
20は上部筒体3b内に張設したふるい網で、上部筒体3bの下部に固設したリング状の取付板21上にねじ止めされており、22は上部筒体3bの側壁に設けた排出口である。このふるい網20は、1枚の円板状の金属板に多数個の小径のパンチ孔23をパンチング加工したパンチング板から成り、図2に示すようにふるい網20の中央部には、前記投入口7(そのふるい網20上への投影形状を図2に鎖線で示す)の直径dよりも大きい直径Dの、パンチ孔23のない平板部24を設けてあり、この平板部24の外径側部分である図中斜線を付したパンチ孔穿設面25内に、パンチ孔23が所定のピッチで穿孔されている。
上記構成の円形振動ふるい機1を用いて、粉粒体中に針状物が混在する水砕スラグWから針状物をふるい分けるには、振動電動機10を運転して筒体3を介してふるい網20に振動を与えて、投入口7から水砕スラグWを投入する。この水砕スラグWは、ふるい網20の中央部の平板部24上に落下するので、水砕スラグW中の立った状態の針状物がパンチ孔23を直接通過することない。
平板部24上の水砕スラグWは、図1に鎖線で示すように中心部が厚い山形層状に積層されるが、ふるい網20の振動により、振動電動機10の上部アンバランスウエイト11と下部アンバランスウエイト12の位相角の設定に応じて、ふるい網20の外周方向に向って放射状あるいは旋回しつつ放射状に拡散駆動され、薄い層状となって矢印Rで示すように平板部24上からパンチ孔穿設面25部へと移動する。
これによって水砕スラグW中の針状物はほぼ水平に寝た状態でパンチ孔穿設面25部上を移動し、この穿設面部は平面状で従来の金属線編組体の金網のような突起部もないのでこの突起部に突当って針状物が起上ることもなく、針状物の移動速度が遅い場合でも、パンチ孔23の穴径pの2倍以上の長さを有する針状物は、パンチ孔23内に落下することなく、上記穴径p以上の粗粒物と共に、ふるい上としてふるい網20の外周部を経て排出口22から排出され、ふるい下は排出口14から排出される。
このパンチ孔23の穴径pと針状物の長さとの関係を詳述すれば、針状物の移動速度が遅く且つふるい網20の上下振動が大きい場合、針状物がパンチ孔23の直径部上を移動時にその重心がパンチ孔23の開口面内に進入したとき、先端部がパンチ孔23の対向縁部を越えていないため針状物が上下振動および自重により傾斜して、パンチ孔23内に落下する可能性が大である。そこでふるい分けしようとする針状物の最小長さSに対してパンチ孔23の穴径pを0.5S以下の値に選定しておくことにより、上記の長さS(上記穴径pの2倍)以上の針状物を確実にふるい上として分離できるのである。
また上記の平板部の直径Dは、投入口7から投入された水砕スラグWがこの直径Dの範囲内に落下するように選定するとともに、上記の平板部24上を外周方向に拡散移動する際に、立っていた状態の針状物が寝た状態となる移動距離(針状物の形状や重量,乾湿状態、およびふるい網の加振条件による)が得られるように、投入口7の直径dより所定量大きい直径寸法Dを選定することにより、上記のように針状物を寝た状態でパンチ孔穿設面25部へと移動させて、上記のパンチ孔23によるふるい分け作用を得ることができるのである。
この発明は上記の例に限定されるものではなく、たとえばパンチ孔23は多角形穴など、丸穴以外の穴形状としてもよく、また排出口22はふるい網の全周部からふるい上を受けるリング状の排出路に設けるなど、筒体3やふるい網取付部などの具体的構造は上記以外のものとしてもよい。
次に上記構成の円形振動ふるい機1(筒体3の内径=645mm,投入口7の直径d=150mm,板厚2.3mmのステンレス板製のふるい網20のパンチ孔23の穴径p=2.5mm,パンチ孔23の穿孔ピッチ=4mm,平板部24の直径D=200mm)を用いて水砕スラグ(都市ごみ焼却灰の溶融物を水砕化後、磁選機による鉄分の除去および破砕機による細粒化をおこなった細粒物)のふるい分けをおこなった実施例、およびふるい網を変更した比較例を説明する。なお下記データ中、針状物の本数は、ふるい分け前の水砕スラグおよびふるい分け後のふるい下から捕集したサンプル各1g中の、長さ5mm以上の針状物の本数を目視で計数したものである。
[実施例] 針状物本数N=32本/gの乾燥状態の水砕スラグを、800g/分の投入速度で投入口7から投入し、上部アンバランスウエイト11と下部アンバランスウエイト12の位相角度差=0で加振状態のふるい網20により、ふるい分けをおこなった。排出口22から排出されたふるい下中の針状物本数は0本であり、長さ5mm以上の針状物は全てふるい上としてふるい分けることができた。
[比較例] 上記ふるい網20を、通常のステンレス細線平織状のふるい目寸法=2.35mmのふるい網(中央部に平板部は無く、全面が網目状)と交換し、水砕スラグWとその投入条件およびふるい網加振条件はいずれも実施例と同じにして、水砕スラグWのふるい分けをおこなったところ、排出口22から排出されたふるい下中の長さ5mm以上の針状物本数は15本/gであり、針状物のふるい分けは不充分であった。
この発明の実施の形態の一例を示す円形振動ふるい機の縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。
符号の説明
1…円形振動ふるい機、3…筒体、6…蓋板、7…投入口、10…振動電動機、20…ふるい網、23…パンチ孔、24…平板部、25…パンチ孔穿設面。

Claims (1)

  1. 振動電動機を取付けた筒体内にふるい網を張設し、前記筒体の中心部上方位置に設けた投入口から前記ふるい網上に供給される材料のふるい分けをおこなう円形振動ふるい機において、前記ふるい網を多数個のパンチ孔をそなえたパンチング板で構成するとともに、前記ふるい網の中央部に、前記パンチ孔のない前記投入口の投影面積よりも大面積の平板部を形成したことを特徴とする円形振動ふるい機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007071245A3 (en) * 2005-12-19 2007-09-13 Poul Christian Knudsen Method for separation of waste material and apparatus for such method
JP2012217899A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Mitsubishi Rayon Co Ltd 振動ふるい機
JP2015226912A (ja) * 2015-08-31 2015-12-17 三菱レイヨン株式会社 振動ふるい機
CN114308622A (zh) * 2021-11-28 2022-04-12 中建新疆建工土木工程有限公司 一种桥梁施工用机制砂制造设备
CN116081144A (zh) * 2023-03-07 2023-05-09 中节能(肥西)环保能源有限公司 一种基于生活垃圾焚烧发电用垃圾运输装置

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