JP2006158951A - 電気ポット - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブザー等の音による報知機能を備えた電気ポットにおいて、静音機能の実現と保温機能の確保との両立を図る。
【解決手段】 内容器と、内容器内の水を加熱する加熱手段と、内容器内の水を加熱沸とうさせて湯沸しを行ない、その後所定の温度に保温する加熱制御手段と、所定の情報を音で報知する報知手段とを備えてなる電気ポットにおいて、任意に選択可能な静音モードを設け、該静音モードが選択された時には、上記報知手段の報知動作を停止させるようにする一方、同静音モードが選択されている場合であっても、報知すべき情報が電気ポットの異常を示す情報である場合には、上記報知手段の報知動作を停止させないようにした。
【選択図】 図7

Description

本願発明は、音による報知機能を備えた電気ポットに関するものである。
一般に、電気ポットは、湯沸時には湯沸しヒータを使用して高加熱出力で速やかに沸とう状態まで加熱した後に、ブザー音による沸とう報知(湯沸し完了報知)を行って湯沸しヒータをOFFにし、その後、所定の温度での保温工程に移行するように構成されたものが多い(特許文献1,2参照)。
また、同電気ポットでは、安全性の見地から、電源との接続に少しの衝撃でも外れやすいマグネットプラグ方式の接続手段を採用したものが殆どであり、それらの電気ポットでは、一般にプラグ外れ等の異常が発生すると、やはりブザーで報知するようになっている。
特開2002−27614号公報(明細書1−8頁、図1−2) 特開2003−52544号公報(明細書1−8頁、図1−3)
ところで、以上のようなブザー等の音による報知機能を備えた電気ポットの場合、例えば乳幼児の睡眠中など、報知音自体が障害となるケースも考えられる。
そこで、例えばマイコン中に任意に選択可能な静音モードを設定して、該静音モードが選択されている時には、上記ブザー等の報知手段の報知動作を停止させるようにすることが考えられる。
ところが、そのように静音モードが選択されている場合であっても、電気ポット側にプラグ外れその他の何らかの異常が生じることは避けられない。したがって、その対策が必要となる。
本願発明は、このような事情に基いてなされたもので、任意に選択可能な静音モードを設け、該静音モードが選択された時には、上記音による報知手段の報知動作を停止させるようにする一方、同静音モードが選択されている場合であっても、報知すべき情報が電気ポットの異常を示す情報である場合には、上記報知手段の報知動作を停止させないようにすることによって、上述の課題を解決した電気ポットを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、内容器と、内容器内の水を加熱する加熱手段と、内容器内の水を加熱沸とうさせて湯沸しを行ない、その後所定の温度に保温する加熱制御手段と、所定の情報を音で報知する報知手段とを備えてなる電気ポットにおいて、任意に選択可能な静音モードを設け、該静音モードが選択された時には、上記報知手段の報知動作を停止させるようにする一方、同静音モードが選択されている場合であっても、報知すべき情報が電気ポットの異常を示す情報である場合には、上記報知手段の報知動作を停止させないようにしたことを特徴としている。
このような構成によると、静音モードが選択された時には、沸とう報知その他の報知手段による各種の報知音が出ないように報知動作を停止させるので、乳幼児等の睡眠を妨げないようにすることができる。
一方、そのように静音モードが選択されている場合であっても、報知すべき情報が何らかの電気ポットの異常を示す情報である場合には、上記報知手段を作動させて、確実に異常を報知することができる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、異常を示す情報は、電気ポット本体から電源プラグが外れたことを示す情報であることを特徴としている。
このような構成によれば、上述のように、静音モードが選択されている場合であっても、電気ポット本体から電源プラグが外れているような本来の保温機能をを維持することができない異常状態の場合には、上記報知手段を作動させて、確実に異常を報知することができる。
以上の結果、本願発明によると、静音機能の実現と保温機能の確保との両立を図ることができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の実施例にかかる電気ポットの構成と作用について説明する。
(電気ポット本体部の構成)
図1ないし図3には、本願発明の実施例にかかる電気ポットの本体および要部の構成が示されている。
この電気ポットは、先ず図1および図2に示すように、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1の上部側開口部を開閉する蓋体2と、上記内容器3を湯沸し時において加熱する加熱手段である湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を保温時において加熱する加熱手段である保温ヒータ4Bと、上記内容器3内の湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、AC電源が接続されている状態において上記給湯通路5を介して上記内容器3内の湯を外部に送り出す電動給湯ポンプ6とを備えて構成されている。
上記容器本体1は、外側面部を構成する合成樹脂製の筒状の外ケース7と、内側面部を構成する上記内容器3と、上記外ケース7と内容器3とを上部側で一体に結合固定する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面部を構成する合成樹脂製の皿状の底部材9とからなっている。
上記内容器3の底板3aの下面側には、上記湯沸しヒータ4Aと保温ヒータ4B(例えば雲母板にワット数の異なる2組の発熱体を保持させたマイカヒータよりなる)が取り付けられている。
符号12は、上記内容器3の温度(換言すれば、内容器3内の湯温)を検出する湯温検出手段として作用する温度センサー(湯温センサー又は底センサー)であり、サーミスタよりなっている。さらに、符号13は上記内容器3の満水位を表示する凸状の満水位表示部である。
上記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板15とからなっており、上記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して上下方向に開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
なお、符号21a〜21cは、下方から上方に向けて相互に連通した蓋体2の蒸気排出通路、22は同蒸気排出通路21a〜21cの蒸気導出部21a側途中に配設された転倒時止水弁である。
上記蓋体2における下板15の下面には、金属製の内カバー部材23が固定されており、該内カバー部材23の外周縁には、上記蓋体2の閉蓋時において上記内容器3の給水口3bの上面に圧接される耐熱ラバー製のシールパッキン24が設けられている。
上記給湯通路5の上流端側である上記内容器3の下部位置には、内容器3側湯導入筒6a、給湯ポンプ側湯吸入口6bを介して直流型の電動給湯ポンプ6が配設されており、この給湯通路5においては上記湯導入筒6aを介して湯吸入口6bより吸入された湯が当該電動給湯ポンプ6のポンピング作用により、その吐出口6cから吐出され、同給湯通路5の湯注出口5aに導かれる。
さらに、符号35は、後述する各種スイッチ類の操作面や液晶表示部の表示面を備えた操作パネル部である。
上記操作パネル部35には、給湯スイッチ38、給湯ロック解除スイッチ39、再沸騰タイマースイッチ40、保温選択スイッチ41、静音モード選択スイッチ42、再沸騰表示用LED44、保温動作表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46、液晶表示部47等が設けられている。
上記液晶表示部47には、例えば時刻/時間/湯温/作動状態等兼用表示部47a、保温設定温度表示部47b等が設けられており、各種の便利な情報表示がなされるようになっている。
この電動給湯型の電気ポットは、上記給湯スイッチ38を押し続ける限り、連続的に上記電動給湯ポンプ6を駆動して湯を注出できる連続給湯モードを備えて構成されている。
図示実施例の電気ポットは、粉ミルク調合用の貯湯ポット(いわゆる、調乳ポット)として機能するように構成されており、容器本体1内の底部ほぼ中央に、内容器内の湯温を所定温度(約60℃)まで急速に降下させるための冷却ファン62とその駆動用モータ61が設置されている。この冷却ファン62は、容器本体1の背面側に形成した空気吸込口26と容器本体1の背面側に形成した空気吸込口27とから空気A1を容器本体1内に吸込み、内容器3の外周面を冷却したあと、同空気を容器本体1の底部に形成された空気排出口28から排気A2として排出する。容器本体1の底部材9の下部には、排気A2の出口となる切欠部29が形成されている。
また、この電気ポットは、上述のように、操作パネル部35部分に任意に選択可能な静音モード選択スイッチ42を設けて、該静音モード選択スイッチ42を押したときには静音モードが選択されるようになっており、該静音モードが選択された時には、沸騰、異常等報知用のブザー(音による報知手段)43の報知動作を停止させて各種報知音が出ないようにし、乳幼児の睡眠を妨げないようになっている。
一方、同静音モードが選択されている場合であっても、例えば電気ポット本体から電源プラグが外れた場合等各種異常時には、上記ブザー43の報知動作を停止させないようにすることによって、警報音が出るように構成されている。
このように静音モード時でもプラグ外れが発生するとブザー43で報知するが、電源プラグの再セット後は再び静音モードで制御を行う。
なお、以上の静音モードを選択するに際しては、上述のように専用の選択スイッチ42を設けても良いが、上述の他の操作スイッチ2つを一定時間(3秒程度)同時に押すようにしても良い。
(制御回路部の構成)
次に図4は、上記構成の電気ポット本体における制御回路部の構成を示すブロック図である。
図4中、符号53は例えば平滑コンデンサおよび電源ICよりなり、マイコン制御部60および加熱制御部54、ポンプ電源部55、ファンモータ電源部63等に直流電源を供給する直流安定化電源部、また54は湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bの出力制御(ON,OFF制御)用の加熱制御部、4A,4Bは上述した湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bよりなる加熱手段、55は上記電動給湯ポンプ6のポンプ電源部、38は上述の給湯スイッチ、6は上述の直流型の電動給湯ポンプ、61は冷却ファン62を駆動する冷却ファンモータである。
上記湯沸しヒータ4Aは、例えば上記マイコン制御部60から、上記加熱制御部54に湯沸しヒータON信号が出力されると、例えば図示しないトランジスタを介して電源リレーを作動させ、それに対応して電源スイッチがONになることにより、駆動される。
また、上記保温ヒータ4Bは、上記マイコン制御部60から、上記加熱制御部54に保温ヒータON信号が出力されると、例えば図示しないトランジスタがONになることにより、トライアックを駆動させて駆動される。
また、上記マイコン制御部60には、さらに液晶表示部47、再沸騰表示用LED44、保温動作表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46等の各種LED表示部や給湯スイッチ38、再沸騰タイマースイッチ40、給湯ロック解除スイッチ39、保温選択スイッチ41等の各種操作部や底センサ(サーミスタ)よりなる温度センサー12などの各種センサー部等が、各々図示しない入出力ポートを介して接続されている。
そして、以上の電気ポットでは、湯沸時には上記湯沸しヒータ4Aを使用して高加熱出力で速やかに沸とう状態まで加熱した後に、ブザー43のブザー音による沸とう報知(湯沸し完了報知)を行って湯沸しヒータ4AをOFFにし、その後、保温工程に移行する。
この実施例の電気ポットは、通常の保温機能(95℃又は80℃での湯温維持)のほかに、調乳ポットとしての機能(60℃での湯温維持)を有しており、保温選択スイッチ41の操作により、95℃,80℃又は60℃のいずれかの湯温を選択して保温を行わせることができるようになっている。
すなわち、この実施例の電気ポットは、内容器を強制冷却する内容器冷却手段(冷却ファン62)を有しており、内容器3内の水を沸騰させてカルキ抜きしたあと、冷却ファン62により内容器3内の湯を急速冷却して調乳に適した湯温(60℃)まで急速降下させることができるようにされている。
図5は、図示実施例の電気ポットにおける保温工程時の保温ヒータ4Bの制御、冷却ファン62の制御と内容器内の湯温変化ならびに温度センサー12の検知温度の変化とを関連づけて示すグラフである。
図5中、曲線Twoは、内容器3内の水沸騰後にそのまま自然放冷して保温する場合の内容器3内の平均湯温の変化を示す曲線、曲線Tsoは、上記自然放冷保温モード時に温度センサー12が感知する温度変化曲線、曲線Twcは、内容器3内の水沸騰後に冷却ファン62によって内容器3を強制冷却しながら保温する場合の内容器3内の平均湯温の変化を示す温度変化曲線、曲線Tscは上記強制冷却併用保温モード時に温度センサー12が感知する温度変化曲線を示している。
以上からわかるように、自然放冷保温モード時には温度センサー12が感知する温度(センサー検知温度)Tsoと実際の湯温(平均湯温)Twoとの間には、ΔTo=Two−Tsoだけの偏差があり、したがって、自然放冷保温モード時に液晶表示部47において表示する温度(Tno)は、温度センサー12の検知温度Tsoに偏差ΔToを加えた温度(Tno=Tso+ΔTo)とする必要がある。一方、冷却ファン62を駆動しながら行う強制冷却併用保温モード時における温度センサー12のセンサー検知温度Tscと内容器3内の実際の湯温(平均温度)Twcとの間には、ΔTc=Twc−Tscだけの偏差があり、したがって、強制冷却併用保温モード時に液晶表示部47において表示する温度(Tnc)は、温度センサー12の検知温度Tscに偏差ΔTcを加えた温度(Tnc=Tsc+ΔTc)とする必要がある。
なお、上記の温度偏差(ΔTo,ΔTs)は同じ保温モードの期間中において、常に一定ということはなく、たとえば同じ自然放冷保温モード時であっても、内容器3内の湯量や保温温度帯の変化によって変化する(たとえば、保温温度90℃でのΔTo(90℃)と保温温度60℃でのΔTo(60℃)は同じではない)。
以上のように図示実施例の電気ポットでは、自然放冷保温モード時に液晶表示部47に表示する湯温の演算式
Tno=Tso+ΔTo
と、冷却ファン62による強制冷却併用保温モード時に液晶表示部47に表示する湯温の演算式
Tnc=Tsc+ΔTc
とを異ならせている(ΔTo,ΔTcは、予じめ作成して記憶させている演算テーブルから引き出す)。
表1は、図示実施例の電気ポットにおいて使用する温度表示用演算テーブルである。
Figure 2006158951
この表1に示す温度表示用演算テーブルについて説明すると、この実施例の電気ポットでは、温度下降時に、たとえば、自然放冷保温モード時のセンサー検知温度Tsoが63.8℃〜56.2℃、強制冷却併用保温モード時のセンサー検知温度Tscが57.4℃〜53.0℃の場合に、それぞれ液晶表示部47においてTno,Tncが60℃と表示される(※部分)ように、それぞれの保温モードが異なるのにしたがって使用する温度表示用演算テーブルが異なるようにされている。
表1についてさらに詳しく説明すると、この実施例では、液晶表示部47における表示温度(Tno,Tnc)は5℃きざみとされており、それぞれの表示温度に対応するセンサー検知温度の帯域が自然放冷保温モード時と、強制冷却併用保温モード時で異なるようにされている。
すなわち、同じ表示温度に対応するセンサー検知温度の帯域が自然放冷保温モードの方が強制冷却併用保温モードの場合より約1℃〜約5℃高く設定されている(実際には、温度上昇時又は温度降下時に、5℃ごとの表示温度移行のためのそれぞれのセンサー検知温度のしきい値を変化させるだけで対応できる)。
次に、図5のグラフ及び図6のフローチャートを使用して図示実施例の電気ポットの制御の態様を説明すると、図示実施例の電気ポットは、給水状態で電源を入れると沸騰モードか否かの判別が行われ(ステップS1)、沸騰モードYESの場合は、表1の温度表示用演算テーブル中の自然放冷保温モード時のセンサー検知温度欄(「通常モード閾値テーブル」という)にしたがって、温度(Tno)の表示が行われ(ステップS2)その表示方法が沸騰検知(ステップS3)まで継続される。
沸騰検知後は、その後の保温工程を冷却ファン62駆動による強制冷却併用保温モード(「冷却モード」という)で行うか、自然放冷保温モード(冷却ファン62非駆動)で行うかの判別が行われ(ステップS4)、冷却モードNOの場合は加熱時と同様、温度表示用演算テーブル中の自然放冷保温モード時のセンサー検知温度Tso欄(「通常モード閾値テーブル」)の数値にしたがって温度Tnoの表示を行いながら、所定の設定温度(たとえば、95℃、80℃)での保温が行われる(保温ヒータ4BのON,OFF制御による:ステップS5,S6)。
これに対して、ステップS4で冷却モードYESが判別された場合は、以後の温度表示は表1の温度表示用演算テーブル中の強制冷却併用保温モード時のセンサー検知温度Tsc欄(「冷却モード閾値テーブル」という)の数値にしたがって温度Tncの表示を行いながら、所定の設定温度(この実施例では60℃)での保温が行われる。その場合の保温ヒータ4Bや冷却ファン62の制御態様を図5を参照して説明すると、この実施例の電気ポットでは、沸騰検知後、カルキ抜きに必要な時間だけ経過したあと、冷却ファン62を駆動して、内容器3の強制冷却を開始する。その場合は、上記したように、内容器3内の湯温(平均湯温)は図5中の温度曲線Twcのように変化するのに、温度センサー12の検知温度は図5中の温度曲線Tscのように変化する。このため、表1に示す強制冷却併用保温モード時のセンサー検知温度Tscを表示温度Tncとして液晶表示部47に表示する。
冷却ファン62による冷却開始後、温度センサー12の検知温度が60℃になったところ(実際の平均湯温は65℃程度)でタイマーを作動させて時間計測を開始し、その後13分間は冷却ファン62と保温ヒータ4Bを併用して温度制御を行うとともに、その間は、液晶表示部47での温度表示は65℃で固定する。
そしてタイマー作動終了(13分後)になると(そのころ、内容器3内の平均湯温が約60℃になる)冷却ファン62を停止させて保温ヒータ4Bだけでの通常の保温モードに移行する(ステップS9,S5,S6)。そしてそれ以後は、表1の温度表示用演算テーブル中の自然放冷保温モード用のセンサー検知温度Tsoを使用しての温度表示とする。
なお、沸騰モード判定ステップS1でNOの判定がされた場合(すなわち、100℃未満の湯温、たとえば95℃から調乳用の湯温60℃まで急速温度降下させたい場合)は、ステップS7の冷却モードYESへ進み、冷却ファン62が駆動される。その場合の温度表示は、上記したステップS4の冷却モードYESの場合と同様であるので説明を省略する。
次に図7のフローチャートは、図示実施例の電気ポットの静音モードでのブザー報知制御の内容を示している。
すなわち、図示実施例の電気ポットは、上述のように、操作パネル部35部分に任意に選択可能な静音モード選択スイッチ42を設けており、該静音モード選択スイッチ42を押したとき(ステップS1でYES)には静音モードが選択される。そして、該静音モードが選択された時には、基本的に沸騰、異常等報知用のブザー(音による報知手段)43の報知動作を停止させて各種報知音が出ないようにして、乳幼児の睡眠を妨げないようになっている(ステップS3)。
しかし、同静音モードが選択されている場合であっても、例えば電気ポット本体から電源プラグが外れた場合等の異常時(ステップS2でYES)には、上記ブザー43の報知動作を停止させないようにすることによって、警報音を発生する(ステップS4)。
(図示実施例の電気ポットのその他の構成または変形例)
続いて、図示実施例の電気ポットのその他の構成または変形例を説明する。
(1) 図示実施例の電気ポットでは、冷却ファン62による強制冷却モード時に、温度センサー12で検知する温度の降下率が所定の値を外れた場合に、内容器冷却手段系統に異常があるものとして(たとえば、冷却ファン62それ自体の異常や、冷却空気の吸込口26,27や排気口28の目詰まり等があるものとして)、警報音や、警報ランプ(LED)等で報知する。その場合、異常検知は所定の温度又は時間単位で測定し、複数回異常を検知することによって異常報知するようにすることができる。
(2) 冷却ファン62による冷却時以外や、冷却ファン62による冷却終了後には、上記異常報知機能が無効となるようにするとよい。
(3) 複数の温度設定を有する場合で、静音モードでも、最低温度設定時(たとえば、調乳用湯温である60℃)には設定温度到達報知を行うようにすることができる。
(4) 静音モード時には、ファン冷却モードであってもファンは駆動させないか、または低速駆動に切り替えるようにすることができる。
(5) 静音モードは一回を含む所定回数の湯沸し(沸騰検知)で解除されるようにすることができる。
(6) 静音モードは給湯又はロック解除の操作で解除されるようにすることができる。
(7) 静音モードは手動でも解除されるようにすることができる。
本願発明の実施例にかかる電気ポットの内部構造図である。 図1に示す電気ポットの前半部上面図である。 図1に示す電気ポットの後面図である。 図1に示す電気ポットにおける制御回路部の構成を示すブロック図である。 図1に示す電気ポットにおける保温工程時の保温ヒータ4Bの制御、冷却ファン62の制御と内容器内の湯温変化ならびに温度センサー12の検知温度の変化とを関連づけて示すグラフである。 図1〜図4に示す電気ポットにおける温度表示系の作用を説明するためのフローチャートである。 図1〜図4に示す電気ポットにおける静音モードでの作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、4Aは湯沸しヒータ、4Bは保温ヒータ、5は給湯通路、6は電動給湯ポンプ、7は外ケース、8は肩部材、9は底部、12は温度センサー、21a〜21cは蒸気排出通路、26,27は空気吸込口、28は空気排出口、35は操作パネル部、38は給湯スイッチ、39は給湯ロック解除スイッチ、40は再沸騰タイマースイッチ、41は保温選択スイッチ、44は再沸騰表示用LED、45は保温動作表示用LED、46は給湯ロック解除表示用LED、47は液晶表示部、54は加熱制御部、61は駆動用モータ、62は冷却ファンである。

Claims (2)

  1. 内容器と、内容器内の水を加熱する加熱手段と、内容器内の水を加熱沸とうさせて湯沸しを行ない、その後所定の温度に保温する加熱制御手段と、所定の情報を音で報知する報知手段とを備えてなる電気ポットにおいて、任意に選択可能な静音モードを設け、該静音モードが選択された時には、上記報知手段の報知動作を停止させるようにする一方、同静音モードが選択されている場合であっても、報知すべき情報が電気ポットの異常を示す情報である場合には、上記報知手段の報知動作を停止させないようにしたことを特徴とする電気ポット。
  2. 異常を示す情報は、電気ポット本体から電源プラグが外れたことを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の電気ポット。
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