JP2006158627A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルを操作する場合に、指が手の重量を感じることなく、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感の少ないパチンコ機を提供する。
【解決手段】 操作ハンドル10は、内枠3の前面部に固設されるハンドル本体部41と、ハンドル本体部41に固定的に保持される把持部42と、ハンドル本体部41と把持部42との間に回動可能に設けられる回動操作部材43とから構成される。この把持部42の膨出部52は、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部52Aに渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成される。また、先端面部52Aが該回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように構成されている。
【選択図】 図15

Description

本発明は、パチンコ球を発射する発射装置と、回動操作部材を回動させてパチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機に関するものである。
従来より、パチンコ球を発射する発射装置と、回動操作部材を回動させてパチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機に関して種々提案されている。
例えば、パチンコ機の内枠に設置されたハンドルベースと、ハンドルベースに立設した第1の支持軸により回転可能に支持された発射レバーと、発射レバーと一体で回転する第1の歯車と、ハンドルベースに立設した第2の支持軸により回転可能に支持されると共に第1の歯車に噛合されて、発射レバーを初期位置に向けて付勢する第2の歯車と、ハンドルベースに立設した第3の支持軸により回転可能に支持されると共に第1の歯車に噛合されて、発射レバーを初期位置に向けて付勢する第3の歯車と、調整軸の位相角度に基づいて発射装置の打球飛距離が調節される可変抵抗器と、可変抵抗器の調整軸に固着されると共に第1の歯車に噛合された第4の歯車とを具備したパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−126201号公報(段落(0014)〜(0034)、図1〜図9)
しかしながら、上述のパチンコ機のハンドルグリップ構造では、ハンドルグリップセットをコンパクトにすることができるが、遊技者が指を引っ掛ける発射レバーの厚さが薄く、外周面が円筒形であって、また、遊技者の手の平が対向する発射レバーの手前側のキャップは、高さの低いドーム形であるため、遊技者は手の平をこのキャップに載せることができない構成になっている。このため、遊技者は発射レバーの操作時に、手にかかる重量が全て発射レバーを掴む指に掛かるので指の負担が大きくなり、長時間遊技を続けた場合には、手及び指の疲労が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、パチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルを操作する場合に、指が手の重量を感じることなく、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感の少ないパチンコ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、パチンコ球を発射する発射装置と、回動操作部材を回動させてパチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機において、前記操作ハンドルは、後端部がパチンコ機の前面部に固設されると共に、遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜するように形成されるハンドル本体部と、前記ハンドル本体部の遊技者側先端部に対して前記回動操作部材の回動軸心が垂直になるように該ハンドル本体部との間に該回動操作部材を回動可能に保持すると共に、該回動操作部材の前面側を覆う把持部と、を備え、前記把持部は、前記回動操作部材の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される略半球状の膨出部を有し、前記膨出部は、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部に渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成されると共に、前記遊技者側方向の先端面部が該回動操作部材の回動軸心よりも下方に位置するように形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係るパチンコ機は、請求項1に記載のパチンコ機において、前記回動操作部材は、外周部から外側方向に突設されて遊技者の指が引っ掛け可能な複数の引掛部を有し、前記外周部は、遊技者側端面部の外径が前記ハンドル本体部側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係るパチンコ機は、請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記膨出部の基端部は、前記回動操作部材の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されると共に、該基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて該基端部と回動操作部材との隙間を覆うフランジ部を有することを特徴とする。
更に、請求項4に係るパチンコ機は、請求項3に記載のパチンコ機において、前記膨出部の基端部の上端部と回動操作部材との隙間は、該基端部の下端部と回動操作部材との隙間よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項1に係るパチンコ機では、ハンドル本体部の遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜し、回動操作部材の回動軸心は、このンドル本体部の遊技者側先端部に対して垂直になるように設けられている。また、該回動操作部材の前面側を覆う把持部には回動操作部材の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される略半球状の膨出部が設けられている。このため、遊技者が回動操作部材を操作してパチンコ球の発射勢を調整する場合には、遊技者の手の平を略半球状の膨出部に対して斜め上方向から載せることが可能となり、手にかかる重量をほぼ全て膨出部に載せた手の平にかけて操作することが可能となり、回動操作部材にかけた指が手の重量を感じることなく、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を少なくすることができる。
また、把持部の膨出部は、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部に渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成されると共に、遊技者側方向の先端面部が該回動操作部材の回動軸心よりも下方に位置するように形成されているため、この膨出部の手の平が接触する斜め上方向部分の形状が手の平内面の形状に近い形状となる。このため、回動操作部材の操作時に、遊技者は斜め上方向から膨出部の上面部に手の平全体を載せることになる。つまり、遊技者がパチンコ球発射のために回動操作部材に指を掛けて操作ハンドルを把持する行為自体が、手の平を膨出部に載せる行為となる。従って、手にかかる重量を手の平で支えながら指先で回動操作部材を操作できるスムーズな姿勢で、この回動操作部材の回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
また、請求項2に係るパチンコ機では、回動操作部材は、外周部から外側方向に突設されて遊技者の指が引っ掛け可能な複数の引掛部を有し、この外周部は、遊技者側端面部の外径がハンドル本体部側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されている。
これにより、回動操作部材の複数の引掛部に指を引っ掛けて操作する場合に、遊技者は手の平の全体を把持部の膨出部に載せて操作できると共に、この回動操作部材の外周部に指を自然に開いた状態で載せて操作できるため、回動操作部材の操作性の向上を図ることができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
また、請求項3に係るパチンコ機では、把持部の膨出部の基端部は、回動操作部材の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されると共に、該基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて該基端部と回動操作部材との隙間を覆うフランジ部が設けられている。
これにより、膨出部の基端部の上端面部と回動操作部材の遊技者側前端部との間に段差が形成され、回動操作部材の操作時に遊技者の手指と膨出部の基端部との間に隙間が形成されるため、回動操作部材の操作時に、指が膨出部の基端部に接触することを防止でき、指を動かし易くスムーズ且つ微少な回動操作を行うことが可能となる。また、膨出部の基端部と回動操作部材の遊技者側前端部との間に形成される隙間は、この膨出部の基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて形成されるフランジ部によって覆われるため、膨出部の基端部と回動操作部材の遊技者側前端部との間に形成される段差に指が挟み込まれるのを確実に防止することができる。
更に、請求項4に係るパチンコ機では、把持部の膨出部の基端部の上端部と回動操作部材との隙間は、該基端部の下端部と回動操作部材との隙間よりも大きくなるように形成されている。これにより、回動操作部材の操作時に遊技者の手指と膨出部の基端部との間に形成される隙間を更に大きくすることができるため、回動操作部材の操作時に、指が膨出部の基端部に接触することを確実に防止でき、指を動かし易くスムーズ且つ微少な回動操作を確実に行うことができる。また、この把持部を回動操作部材の回動軸心よりも下側方向により偏心させて設けることが可能となるため、回動操作部材の回動操作時に、遊技者は斜め上方向から膨出部の上面部に手の平全体を更に容易に載せることが可能となり、手をスムーズな姿勢で把持部の膨出部に置いて回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
以下、本発明に係るパチンコ機について具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図5に基づき説明する。
図1乃至図5に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して不図示の遊技盤上の遊技領域を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイドや発射勢装置として機能する発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器57を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材43(図6参照)の回動量を調節することによって、可変抵抗器57(図14参照)の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部12(図3参照)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には不図示の遊技盤が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク20は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)等を制御する演出表示基板が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオードを駆動制御するサブ統合制御基板が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、操作ハンドル10の概略構成について図6乃至図15に基づいて説明する。
図6乃至図12に示すように、操作ハンドル10は、内枠3の前面部にビス止め等によって固設されるハンドル本体部41と、このハンドル本体部41に固定的に保持される把持部42と、このハンドル本体部41と把持部42との間に回動可能に設けられる回動操作部材43とから構成されている。
ここに、図6乃至図14に示すように、ハンドル本体部41は、内枠3の前面側に向かって略垂直に突設される略円筒状で、遊技者側先端部が斜め上方向に所定傾斜角度(例えば、約15度〜25度の傾斜角度で、望ましくは約20度〜22度の傾斜角度である。)で傾斜するように形成された支持部材45と、この支持部材45の径よりも大径を有し該支持部材45の遊技者側先端部に連続するようにビス46を介して取り付けられ、把持部42を固定的に保持する略半球状の保持部材47とから構成されている。このため、図9、図10及び図14に示すように、操作ハンドル10を内枠3の前面部に取り付けた場合には、保持部材47の遊技者側先端部は、斜め上方向に所定傾斜角度(例えば、約15度〜25度の傾斜角度で、望ましくは約20度〜22度の傾斜角度である。)で傾斜するように設けられている。また、支持部材45の後端面には、内枠3の前面部に形成される不図示の位置決め孔に嵌入される各位置決め突起48が突設されている。また、この支持部材45の後端面には、操作ハンドル10を内枠3の前面部にネジ止めするための各ネジ孔49が設けられている。
また、図13及び図14に示すように、保持部材47の底面部には、回動操作部材43の回動量を検出するための可変抵抗器57がナットで取り付けられると共に、この可変抵抗器57の回転軸にはギヤ58が取り付けられている。かかる可変抵抗器57は回動操作部材43を回転させることによってギヤ58を介して回転する回転軸の回転量に基づき抵抗値が変化し、このように変化された抵抗値の信号が信号線を介して発射制御基板に入力される。
また、この保持部材47の底面部には、発射停止スイッチ60と、この発射停止スイッチ60によって該保持部材47の外側方向に突出するように(図7参照)付勢されている平面視略S字形の操作部50が設けられている。この発射停止スイッチ60は、発射制御基板に電気的に接続される。そして、操作部50が押下されていない場合には、該発射制御基板にOFF信号を送出し、この操作部50が押下された場合には、該発射制御基板にON信号を送出するように構成されている。また、発射制御基板は、発射停止スイッチ60からOFF信号が入力されている場合には、パチンコ球を叩打する発射ソレノイドを駆動可能な状態に設定し、該発射停止スイッチ60からON信号が入力されている場合には、発射ソレノイドを停止するように駆動制御する。
また、図6乃至図12に示すように、把持部42は、回動操作部材43の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される略半球状の膨出部52と、この膨出部52の背面部に取り付けられて該膨出部52の基端部の外周部から略直角外側方向に延出されるように設けられてフランジ部として機能する正面視略円形のフランジ部材53とから構成されている。また、この膨出部52の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成され、該基端部と回動操作部材43との隙間がフランジ部材53によって覆われている。
また、この膨出部52は、図11及び図12に示すように、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、図9及び図10に示すように、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部52Aに渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成されている。また、図14に示すように、遊技者側方向の先端面部52Aが該回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように構成されている。
ここで、図13及び図14に示すように、膨出部52は、略高さの低い円筒状で、先端側端面部が上方に所定角度傾斜するように形成されるフランジ取付部材62と、このフランジ取付部材62の先端側端面部にビス止めされる側面視略半球状で上側基端部から遊技者側方向の先端面部52Aに渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成される当接部材63とから構成されている。これにより、膨出部52の下面部を容易に下側方向に突出する滑らかな曲面に形成することができ、樹脂成形コストの削減下を図ることができる。
また、膨出部52は、この膨出部52の基端部の上端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法が、該膨出部52の基端部の下端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法よりも大きくなるように該フランジ部材53にビス止めされている。
また、図6乃至図12に示すように、回動操作部材43は、その外周部55に、手の指の長さ等に合致させるとともに指を引っ掛けるための複数個(図6には3個が示されている)の各引掛部55A乃至55Cが一体に外側方向に突設されている。また、この回動操作部材の外周部55は、遊技者側端面部の外径が前記ハンドル本体部側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されている。
また、図13及び図14に示すように、回動操作部材43の内側に形成される板状部65における略中央位置には、回転軸部材72がビス止めされ、この回転軸部材72には円筒状の各回転軸部70、71が回動軸心43Aを軸心とするように、それぞれ所定高さ垂設されている。この回転軸部材72の回転軸70は、フランジ部53の底面部の略中央部に前側方向(図14中、左側方向)に凹むように形成される回転支持部67に回転可能に嵌入されている。また、回転軸部材72の回転軸71は、保持部材47の底面部の略中央部に後ろ側方向(図14中、右側方向)に凹むように形成される回転支持部68に回転可能に嵌入されている。また、この回転軸部材72の回転軸71の基端部には、可変抵抗器57の回転軸に固設されるギヤ58と歯合するギヤ部71Aが形成され、回動操作部材43の回動量がギヤ部71A及びギヤ58を介して可変抵抗器57の回転軸に伝達される。
また、回動操作部材43の把持部42側に立設される回転軸70の基端部外周には、復帰バネ73が配設されている。この復帰バネ73の一端側は、回転軸部材72に固定され、他端側は、保持部材47の内側面に立設されるボス部75の先端部に固定されている。これにより、回動操作部材43は、復帰バネ73により非操作位置(回転操作されていない位置)に向かって常時付勢されており(図7中、反時計回転方向に付勢されている)、回動操作部材43が回転された後に回動操作部材43から指が離されると、その捻り弾性力に基づき回動操作部材43は非操作位置まで復帰される。
また、回動操作部材43の表面部には、導電性薄膜が形成されて、該回動操作部材43の板上部65に設けられるタッチ検出回路77に電気的に接続されている。そして、このタッチ検出回路77は、発射制御基板に接続されており、タッチ検出回路77を介して遊技者が回動操作部材43に触れている信号が発射制御基板に入力された場合にのみ発射ソレノイドが駆動可能な状態になるように構成されている。
また、図13に示すように、保持部材47の内側面の3箇所には、内部に貫通孔が形成されて、回動操作部材43の板上部65に形成される正面視円弧上の一対の各溝部78に挿通される各取付ボス79が設けられている。これにより、回動操作部材43の回動範囲が可変抵抗器57の抵抗可変範囲内に限定されるように構成されている。
また、図13及び図14に示すように、回動操作部材43の遊技者側前端部には、把持部42を構成するフランジ部材53の外周部全周に対向する所定深さ(フランジ部材53の外周部の厚さ寸法にほぼ等しい深さ寸法である。)の段差部81が形成されている。そして、把持部42は、フランジ部材53がこの段差部81に遊技者側から嵌め合わされた後、回動操作部材43の各溝部78に挿通された各取付ボス79にネジ止めされて、ハンドル本体部41に固設される。また、上記の通り、膨出部52の基端部の上端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法が、該膨出部52の基端部の下端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法よりも大きくなるように構成されているため、膨出部52の基端部の上端部と回動操作部材43との隙間は、該膨出部52の基端部の下端部と回動操作部材43との隙間よりも大きくなるように形成される。
このため、図15に示すように、遊技者がパチンコ機1の前に座って、右手83で操作ハンドル10をもった場合には、膨出部52の上面部に右手83の手の平が載せられ、各指が自然に広がった状態で回動操作部材43の外周部55に置かれると共に、各指が各引掛部55A〜55Cに引っ掛けられる。また、各指の付け根の下側には、回動操作部材43の外周部55及び膨出部52の基端部との間に隙間85が形成される。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、ハンドル本体部41の遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜し、回動操作部材43の回動軸心43Aは、このンドル本体部41の遊技者側先端部に対してほぼ垂直になるように設けられている。また、該回動操作部材43の前面側を覆う把持部42には回動操作部材43の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される略半球状の膨出部52が設けられている。このため、遊技者が回動操作部材43を操作してパチンコ球の発射勢を調整する場合には、遊技者の手の平を略半球状の膨出部52に対して斜め上方向から載せることが可能となり、手にかかる重量をほぼ全て膨出部52に載せた手の平にかけて操作することが可能となり、回動操作部材43にかけた指が手の重量を感じることなく、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を少なくすることができる。
また、把持部42の膨出部52は、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部に渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成されると共に、遊技者側方向の先端面部52Aが該回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように形成されているため、この膨出部52の手の平が接触する斜め上方向部分の形状が手の平内面の形状に近い形状となる。このため、回動操作部材43の操作時に、遊技者は斜め上方向から膨出部52の上面部に手の平全体を載せることになる。つまり、遊技者がパチンコ球発射のために回動操作部材43に指を掛けて操作ハンドル10を把持する行為自体が、手の平を把持部42の膨出部52に載せる行為となる。従って、手にかかる重量を手の平で支えながら指先で回動操作部材43を操作できるスムーズな姿勢で、この回動操作部材43の回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
また、この把持部42の膨出部52の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されると共に、該基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて該基端部と回動操作部材43との隙間を覆うフランジ部材53が設けられている。一方、回動操作部材43は、遊技者側前端部にこのフランジ部材53の外周部全周に対向する所定深さの段差部81が形成されている。そして、この膨出部52の基端部に形成されるフランジ部材53は、回動操作部材43の前端部に形成される段差部81に嵌め合わされて取り付けられている。これにより、回動操作部材43の段差部81と把持部42のフランジ部材53との間に形成される隙間は、このフランジ部材53の外周面と段差部81の内周面とによって該回動操作部材43の前面側方向に開口するように形成されるため、この回動操作部材43と把持部42との間に形成される隙間への上方から落下する煙草の灰等の埃の進入を防止でき、操作ハンドル10の操作性を維持することができると共に、清掃を簡単に行うことができる。
また、把持部42の膨出部53の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されるため、膨出部53の基端部の上端面部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に段差が形成され、回動操作部材の操作時に遊技者の手指と膨出部53の基端部との間に隙間85が形成される。このため、回動操作部材43の操作時に、指が膨出部52の基端部に接触することを防止できる。また、操作ハンドル10を把持するにあたり、手指の回動操作部材43に接触し自由に動かす部分と、手の重量を支え固定する部分とが、この遊技者の手指と膨出部52の基端部との間に形成される隙間85によって分けられることとなり、指を動かし易くスムーズ且つ微少な回動操作を行うことが可能となる。また、膨出部52の基端部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に形成される隙間は、この膨出部52の基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて形成されるフランジ部材53によって覆われるため、膨出部52の基端部の上端面部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に形成される段差に指が挟み込まれるのを確実に防止することができる。
また、把持部42の膨出部53の基端部の上端部と回動操作部材43との隙間は、該基端部の下端部と回動操作部材43との隙間よりも大きくなるように形成されている。これにより、回動操作部材43の操作時に遊技者の手指と膨出部52の基端部との間に形成される隙間を更に大きくすることができるため、回動操作部材43の操作時に、指が膨出部52の基端部に接触することを確実に防止でき、指を動かし易くスムーズ且つ微少な回動操作を確実に行うことができる。また、この把持部42を回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下側方向により偏心させて設けることが可能となるため、回動操作部材43の回動操作時に、遊技者は斜め上方向から膨出部の上面部に手の平全体を更に容易に載せることが可能となり、手をスムーズな姿勢で把持部42の膨出部52に置いて回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
更に、回動操作部材43は、外周部55から外側方向に突設されて遊技者の指が引っ掛け可能な複数の引掛部55A〜55Cを有し、この外周部55は、遊技者側端面部の外径がハンドル本体部41側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されている。これにより、回動操作部材43の複数の引掛部55A〜55Cに指を引っ掛けて操作する場合に、遊技者は手の平の全体を把持部42の膨出部52に載せて操作できると共に、この回動操作部材43の外周部55に指を自然に開いた状態で載せて操作できるため、回動操作部材43の操作性の向上を図ることができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記実施例では、操作ハンドル10は、把持部42がハンドル本体部41に固設されているが、この把持部42に替えて、図16及び図17に示すように、把持部91をハンドル本体部41に固設する構成にしてもよい。
この把持部91は、回動操作部材43の遊技者側前端部から該回動操作部材43の回動軸心43Aを軸心として遊技者側方向(図16中、回動軸心43Aに沿って左上方向)に側面視略釣り鐘形状に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される膨出部92と、この膨出部92の基端部の外周部から略直角外側方向に延出される正面視略円形のフランジ部93とから構成されている。また、この膨出部92の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成され、該基端部と回動操作部材43との隙間がフランジ部93によって覆われている。また、このフランジ部93の外形寸法及び厚さ寸法は、回動操作部材43の内周面の遊技者側前端部に形成される段差部81の内径寸法及び深さ寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
そして、把持部91は、フランジ部93がこの段差部81に遊技者側から嵌め合わされた後、回動操作部材43の各溝部78に挿通された各取付ボス79にネジ止めされて、ハンドル本体部41に固設される。
このため、遊技者がパチンコ機1の前に座って、操作ハンドル10をもった場合には、膨出部92の上面部に手の平が載せられ、各指が自然に広がった状態で回動操作部材43の外周部55に置かれると共に、各指が各引掛部55A〜55Cに引っ掛けられる。また、各指の付け根の下側には、回動操作部材43の外周部55及び膨出部92の基端部との間に隙間が形成される。
従って、パチンコ機1は、操作ハンドル10のハンドル本体部41の遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜し、回動操作部材43の回動軸心43Aは、このンドル本体部の遊技者側先端部に対して垂直になるように設けられている。また、該回動操作部材43の前面側を覆う把持部91には回動操作部材43の遊技者側前端部から該回動操作部材43の回動軸心43A方向に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される側面視略釣り鐘形状の膨出部92が設けられている。このため、遊技者が回動操作部材43を操作してパチンコ球の発射勢を調整する場合には、遊技者の手の平を側面視略釣り鐘形状の膨出部92に対して斜め上方向から載せることが可能となり、手にかかる重量をほぼ全て膨出部92に載せた手の平にかけて操作することが可能となり、回動操作部材43にかけた指が手の重量を感じることなく、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を少なくすることができる。
また、回動操作部材43の外周部55は、遊技者側端面部の外径がハンドル本体部41側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されているため、回動操作部材43の複数の引掛部55A〜55Cに指を引っ掛けて操作する場合に、遊技者は手の平を把持部91の膨出部92に載せて操作できると共に、指は操作ハンドル10の把持行為の一環として回動操作部材43の外周部55に自然に伸ばして開いた状態で載せて操作できるため、回動操作部材43の操作性の向上を図ることができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
また、把持部91の膨出部92の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されると共に、該基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて該基端部と回動操作部材43との隙間を覆うフランジ部93が設けられている。これにより、膨出部92の基端部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に段差が形成され、回動操作部材43の操作時に遊技者の手指と膨出部92の基端部との間に隙間が形成されるため、回動操作部材43の操作時に、指が膨出部92の基端部に接触することを防止でき、指を動かし易くスムーズ且つ微少な回動操作を行うことが可能となる。また、膨出部92の基端部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に形成される隙間は、この膨出部92の基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて形成されるフランジ部93によって覆われるため、膨出部92の基端部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に形成される段差に指が挟み込まれるのを確実に防止することができる。
更に、把持部91は、回動操作部材43の遊技者側前端部から該回動操作部材43の回動軸心43A方向に側面視略釣り鐘形状に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される膨出部92と、この膨出部92の基端部の外周部から略直角外側方向に延出される正面視略円形のフランジ部93とから構成されるため、この把持部91を樹脂成形によって作成することが可能となり、部品点数の削減化及び作業工数の削減化を図ることができる。
(B)上記実施例では、操作ハンドル10は、把持部42がハンドル本体部41に固設されているが、この把持部42に替えて、図18及び図19に示すように、把持部95をハンドル本体部41に固設する構成にしてもよい。
この把持部95は、回動操作部材43の遊技者側前端部から該回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように偏心して配置される軸心95Aに沿って、前側方向(図18中、軸心95Aに沿って左上方向)に側面視略釣り鐘形状に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される膨出部96と、この膨出部96の基端部の外周部から略直角外側方向に、回動軸心43Aを中心軸とする正面視略円形状に延出されるフランジ部97とから構成されている。また、この膨出部96の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成され、該基端部と回動操作部材43との隙間がフランジ部97によって覆われている。また、このフランジ部97の外形寸法及び厚さ寸法は、回動操作部材43の内周面の遊技者側前端部に形成される段差部81の内径寸法及び深さ寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
そして、把持部95は、フランジ部97がこの段差部81に遊技者側から嵌め合わされた後、回動操作部材43の各溝部78に挿通された各取付ボス79にネジ止めされて、ハンドル本体部41に固設される。
このため、遊技者がパチンコ機1の前に座って、操作ハンドル10をもった場合には、膨出部96の上面部に手の平が載せられ、各指が自然に広がった状態で回動操作部材43の外周部55に置かれると共に、各指が各引掛部55A〜55Cに引っ掛けられる。また、各指の付け根の下側には、回動操作部材43の外周部55及び膨出部96の基端部との間に隙間が形成される。
従って、パチンコ機1は、操作ハンドル10のハンドル本体部41の遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜し、回動操作部材43の回動軸心43Aは、このンドル本体部の遊技者側先端部に対して垂直になるように設けられている。また、該回動操作部材43の前面側を覆う把持部95には回動操作部材43の遊技者側前端部から該回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に偏心した軸心95Aに沿って、前側方向に側面視略釣り鐘形状に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される膨出部96が設けられている。このため、遊技者が回動操作部材43を操作してパチンコ球の発射勢を調整する場合には、遊技者の手の平を側面視略釣り鐘形状の膨出部96に対して斜め上方向から載せることが可能となり、手にかかる重量をほぼ全て膨出部96に載せた手の平にかけて操作することが可能となり、回動操作部材43にかけた指が手の重量を感じることなく、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を少なくすることができる。
また、把持部95の膨出部96は、側面視略釣り鐘形状の軸心95Aが回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように偏心して設けられると共に、膨出部96の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されている。これにより、回動操作部材43の操作時に遊技者の手指と膨出部96の基端部との間に確実に隙間を形成することができ、回動操作部材43の操作時に、指が膨出部96の基端部に接触することを確実に防止できる。また、操作ハンドル10を把持するにあたり、手指の回動操作部材43に接触し自由に動かす部分と、手の重量を支え固定する部分とが、この遊技者の手指と膨出部96の基端部との間に形成される隙間によって分けられることとなり、指を動かし易くスムーズ且つ微少な回動操作を確実に行うことができる。また、この膨出部96の側面視略釣り鐘形状の軸心95Aを回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下側方向により偏心させて設けられるため、回動操作部材43の回動操作時に、遊技者は斜め上方向から膨出部96の上面部に手の平を更に容易に載せることが可能となり、手をスムーズな姿勢で把持部95の膨出部96に置いて回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
また、回動操作部材43の外周部55は、遊技者側端面部の外径がハンドル本体部41側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されているため、回動操作部材43の複数の引掛部55A〜55Cに指を引っ掛けて操作する場合に、遊技者は手の平を把持部95の膨出部96に載せて操作できると共に、指は操作ハンドル10の把持行為の一環として回動操作部材43の外周部55に自然に伸ばして開いた状態で載せて操作できるため、回動操作部材43の操作性の向上を図ることができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感を更に少なくすることができる。
また、把持部95の膨出部96の基端部は、回動操作部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されると共に、該基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて該基端部と回動操作部材43との隙間を覆うフランジ部96が設けられている。これにより、膨出部96の基端部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に形成される隙間は、この膨出部96の基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて形成されるフランジ部97によって覆われるため、膨出部96の基端部と回動操作部材43の遊技者側前端部との間に形成される段差に指が挟み込まれるのを確実に防止することができる。
更に、把持部95は、回動操作部材43の遊技者側前端部から該回動操作部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように偏心して配置される軸心95Aに沿って、前側方向に側面視略釣り鐘形状に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される膨出部96と、この膨出部96の基端部の外周部から略直角外側方向に、回動軸心43Aを中心軸とする正面視略円形状に延出されるフランジ部97とから構成されるため、この把持部95を樹脂成形によって作成することが可能となり、部品点数の削減化及び作業工数の削減化を図ることができる。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した平面図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した右側面図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した背面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した右側面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した左側面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した平面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した下面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した分解斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した側断面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを手で操作する状態を説明する説明図である。 他の実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した右側面図である。 他の実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した左側面図である。 更に他の実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した右側面図である。 更に他の実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した左側面図である。
符号の説明
1 パチンコ機
10 操作ハンドル
30 発射制御基板ケース
41 ハンドル本体部
42、91、95 把持部
43 回動操作部材
43A 回動軸心
45 支持部材
47 保持部材
52、92、96 膨出部
52A 先端面部
53、93、97 フランジ部
55 外周部
55A〜55C 引掛部
81 段差部
85 隙間
95A 軸心

Claims (4)

  1. パチンコ球を発射する発射装置と、回動操作部材を回動させてパチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機において、
    前記操作ハンドルは、後端部がパチンコ機の前面部に固設されると共に、遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜するように形成されるハンドル本体部と、
    前記ハンドル本体部の遊技者側先端部に対して前記回動操作部材の回動軸心が垂直になるように該ハンドル本体部との間に該回動操作部材を回動可能に保持すると共に、該回動操作部材の前面側を覆う把持部と、
    を備え、
    前記把持部は、前記回動操作部材の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して遊技者の手の平内に収まるように形成される略半球状の膨出部を有し、
    前記膨出部は、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部に渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成されると共に、前記遊技者側方向の先端面部が該回動操作部材の回動軸心よりも下方に位置するように形成されていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記回動操作部材は、外周部から外側方向に突設されて遊技者の指が引っ掛け可能な複数の引掛部を有し、
    前記外周部は、遊技者側端面部の外径が前記ハンドル本体部側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記膨出部の基端部は、前記回動操作部材の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成されると共に、該基端部の外周部から略直角外側方向に延出されて該基端部と回動操作部材との隙間を覆うフランジ部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記膨出部の基端部の上端部と回動操作部材との隙間は、該基端部の下端部と回動操作部材との隙間よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ機。
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