JP2006158075A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract


【課題】 放熱効率の向上を図る。
【解決手段】 外部ハーネス90Bとの接続手段として、回路基板のスルーホールに端子金具を差し込むのではなく、バスバー12を曲げ加工することによって第2端子部15Bを形成したので、回路基板11の裏面側に配置される放熱板30に局部的に裏面側へ突出する部分を形成する必要がなく、これにより、放熱板30における車体M(取付け母体)との対向面を概ね平坦状にすることが可能となった。このように放熱板30を平坦状としたことで、放熱板30と車体Mとの間の通風空間Sには空気の流れを遮るものが存在せずに済むので、放熱効率に優れている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電線接続箱に関するものである。
自動車に搭載される電気接続箱として、回路構成体をケースに収容した構造のものがある。回路構成体は、回路基板と、回路基板に実装されるリレー等のスイッチング部材とを備えて構成される。一方、ケースは、回路基板の周縁に沿って回路構成体を包囲するように配置される枠体と、裏面側から回路構成体を覆う放熱板とを備えて構成される。尚、電気接続箱としては、特許文献1に開示されているもの等がある。
特開平10−285747号公報
上記のような電気接続箱には、回路構成体を外部ハーネスに接続させる手段としてコネクタが設けられるが、従来のコネクタは、回路基板のスルーホールに細長い端子金具を差し込んで半田付けにより固着するとともに、回路基板に固定したハウジングに端子金具を収容する構造となっていた。
このように回路基板のスルーホールに端子金具を差し込む構造では、回路基板の裏面に端子金具の差込部が突出するため、回路基板の裏面側に配される放熱板には、端子金具の突出部との干渉を避ける手段として局所的に凹ませた形態の逃がし部を形成することが考えられる。この場合、放熱板の裏面側には局所的に逃がし部が突出することになる。
ところが、放熱板の裏面側に逃がし部が突出していると、放熱板を取付け母体(例えば、自動車のボディ)と対向させるように電気接続箱を取り付けた場合、逃がし部が取付け母体に当接するか、逃がし部が取付け母体に接近した状態となり、この逃がし部の存在によって放熱板と取付け母体との間の通風空間が狭められ、放熱効率が低下することになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、放熱効率の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、回路構成体をケースに収容してなり、前記回路構成体は、回路基板と、前記回路基板に沿って設けられたバスバーと、前記回路基板に実装されたスイッチング部材とを備え、前記ケースは、前記回路基板の周縁に沿って前記回路構成体を包囲するように配置される枠体と、裏面側から前記回路構成体を覆う放熱板とを備えており、取付け母体に対し、前記放熱板を通風空間を空けて対向させる形態で取り付けられるものであって、前記バスバーを曲げ加工することにより、外部ハーネスに接続される端子部を形成し、前記放熱板における前記取付け母体との対向面を概ね平坦状としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記放熱板に、その周縁部から段差状に屈曲するように延出した形態であって、前記取付け母体に対して取り付け可能とされたブラケットを一体に形成し、前記ブラケットを前記取付け母体に取り付けた状態では、前記放熱板と前記取付け母体との間に前記通風空間が確保されるとともに、前記ブラケットが前記通風空間に臨むようにしたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記ブラケットにおける前記通風空間に臨む部分が、前記放熱板及び前記取付け母体に対して斜めをなしているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
外部ハーネスとの接続手段として、回路基板のスルーホールに端子金具を差し込むのではなく、バスバーを曲げ加工することによって端子部を形成したので、回路基板の裏面側に配置される放熱板に局部的に裏面側へ突出する部分を形成する必要がなく、これにより、放熱板における取付け母体との対向面を概ね平坦状にすることが可能となった。このように放熱板を平坦状としたことで、放熱板と取付け母体との間の通風空間には空気の流れを遮るものが存在せずに済むので、放熱効率に優れている。
<請求項2の発明>
放熱板に一体形成されたブラケットは、放熱板と同じ材質であるため、放熱板と同様の放熱機能を備える。そして、このブラケットは、通風空間に臨んでいるので、放熱効率が向上する。
<請求項3の発明>
ブラケットにおける通風空間に臨む部分が、放熱板及び取付け母体に対して斜めをなしているので、放熱板及び取付け母体とほぼ直角をなす形態と比較すると、通風空間に臨む面積が広く、その分、放熱効率が良い。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明する。本実施形態の電気接続箱Pは、自動車に搭載され、バッテリ(図示せず)とランプ、オーディオ等の図示しない電装品との間に介設され、バッテリから供給される電力を各電装品に分配・供給するとともに、これら電力供給の切り替え等の制御を行うものである。
尚、図においては、電気接続箱Pを表面側が上向きとなるように描いているが、自動車に搭載されるときには、電気接続箱Pは、図7に示すように、枠構成体23が上側に位置し、第1ハウジング40と第2ハウジング50が下向きに開口する向きで車体M(本発明の「取付け母体」に相当する)に取り付けられる。
電気接続箱Pは、回路構成体10と、回路構成体10を収容するケース20とを備えて構成される。
回路構成体10は、図2に示すように、回路基板11と、回路基板11の裏面(図における下面)に沿って配索した複数のバスバー12と、回路基板11の表面側(図における上面側)に実装されるリレーなどのスイッチング部材13と、端子金具14を備えて構成されている。回路基板11は、概ね方形をなし、その下端縁のうち略左半分の領域は上端縁に対して斜めをなす傾斜縁部となっている。
バスバー12は回路基板11の裏面に接着されており、バスバー12の端部に形成した複数の第1端子部15Aが回路基板11の前端縁から突出されているとともに、同じくバスバー12の端部に形成した複数の第2端子部15B(本発明の「端子部」に相当する)が回路基板11の下端縁から突出されている。
第1端子部15Aは、回路基板11に対して略直角に表面側(上向き)に立ち上がる支持部16Aと、この支持部16Aの立ち上がり端から前方(回路基板11とは反対側)へ略直角に(回路基板11とほぼ平行に)延出する接続部17Aとから構成され、側方から見て略L字形をなす。この複数の第1端子部15Aは、回路基板11の上端縁に沿って並列している。一方、第2端子部15Bは、回路基板11に対して略直角に表面側(上向き)に立ち上がる支持部16Bと、この支持部16Bの立ち上がり端から後方(回路基板11とは反対側)へ略直角に(回路基板11とほぼ平行に)延出する接続部17Bとから構成され、側方から見て略L字形をなす。この複数の第2端子部15Bは、回路基板11の下端縁のうち傾斜縁部よりも右方の領域(上端縁と平行に領域)に沿って並列している。これらの第2端子部15Bは、電装品への給電経路である外部ハーネス90Bに接続される。
図5に示すように、端子金具14は、金属板材を曲げ加工したものであり、全体として前後方向に細長い形状をなす。端子金具14の略前半領域は、第1端子部15Aの接続部17Aとほぼ同形状のヒューズ接触部14aとなっており、端子金具14の略後半領域は、第2端子部15Bの接続部17Bと同様にタブ状をなす出力用接触部14bとなっている。この端子金具14は、後述する枠構成体23と第1ハウジング40に取り付けられる。これらの端子金具14も、第2端子部15Bと同様に、電装品への給電経路である外部ハーネス90Aに接続される。
図1、図3に示すように、ケース20は、合成樹脂等の絶縁材料からなる枠体21と、枠体21に対しその裏側の開口を塞ぐように固着される金属製の放熱板30と、枠体21に対しその表面側(放熱板30とは反対側)の開口を塞ぐように組み付けられる合成樹脂製のカバー60と、枠体21に組み付けられる合成樹脂製の第1ハウジング40と、枠体21に組み付けられる合成樹脂製の第2ハウジング50とを備えている。
枠体21は、図4に示すように、枠本体22と、ヒューズボックスとして機能する枠構成体23との2部品を合体させて構成され、回路基板11の周縁に沿って回路構成体10を全周に亘って連続して包囲するように配置されているとともに、放熱板30の表面に接着剤(図示せず)により固定されている。枠本体22は、回路基板11の周縁のうち下端縁及び左右両側縁に沿うように概ね「コ」字形をなす。詳しくは、枠本体22の後枠部22Bの略左半分領域は、回路基板11の下端縁の傾斜縁部に沿うように、枠本体22の左右両枠部22L,22Rに対して斜めを向いた傾斜枠部22Sとなっている。また、後枠部22Bのうち傾斜枠部22Sよりも右方の領域は、第2端子部15Bよりも後方に位置する。
枠本体22には、図4に示すように、その左右両枠部22L,22Rの前端部同士(即ち、枠本体22における枠構成体23との連結端部同士)を連結した形態の第1連結部24Aが形成されている。この第1連結部24Aは、第1端子部15Aの支持部16Aに対して後方(回路基板11側であり、接続部17Aとは反対側)から当接するように位置する。この第1連結部24Aには、各支持部16Aと対応するように第1連結部24Aの長さ方向と直角な板状の補強部25が複数形成されている。また、枠本体22には、右枠部22Rの後端に近い位置と傾斜枠部22Sのほぼ中央位置とを連結した形態であって、後枠部22Bと略平行をなす第2連結部24Bが形成されている。第2連結部24Bは、第2端子部15Bの支持部16Bに対して前方(回路基板11側であり、接続部17Bとは反対側)から当接するように位置する。
枠構成体23は、回路基板11の上端縁に沿って配置され、接着剤(図示せず)により放熱板30の表面に固着されているとともに、接着剤(図示せず)により枠本体22に固着されている。また、枠構成体23の左右両端部と、枠本体22の左右両枠部22L,22Rの前端部とが、ビス(図示せず)により固定されている。枠構成体23内には、前後方向に貫通する複数のキャビティ26A,26Bが上下2段に分かれて左右方向に並列して形成されており、第1端子部15Aの接続部17Aが、下段側のキャビティ26Bに対して後方から挿入されている。挿入された第1端子部15Aは、接続部17Aの係止孔18Aをキャビティ26Bのランス27Bに係止させることで、抜止め状態に保持されている。そして、枠構成体23のうち、下段側のキャビティ26Bよりも下方の部分23Aが、第1端子部15Aの接続部17Aよりも裏面側(即ち、接続部17Aと放熱板30との間)に配置されることになる。
放熱板30は、回路基板11と概ね相似形であり、且つ回路基板11よりも一回り大きい形状をなす板本体31と、板本体31の前端縁から裏面側前方へ段差状に延出した形態の板状のブラケット32とを一体形成したものである(図3参照)。板本体31の表面には、バスバー12の裏面が接着剤(図示せず)により固着され、固着された状態では、回路基板11とバスバー12(端子部15A,15Bを含む)は、放熱板30の周縁から外側へ突出することがなく、放熱板30の表裏方向(上下方向)に視た投影面内に配置される。
ブラケット32は、板本体31の前端縁に連なるとともに、この板本体31の前端縁に対して斜め下前方(裏面側)へ延出する板状の傾斜部32Aと、傾斜部32Aの前端縁から板本体31と略平行に延出する板状の取付部32Bとからなる(図3、図8参照)。傾斜部32Aの幅寸法は板本体31とほぼ同じかそれよりも僅か狭い寸法とされ、全体として幅方向(左右方向)に細長い形状をなす。一方、取付部32Bは、全体として幅方向に細長く、傾斜部32Aの右端から、傾斜部32Aの左端よりも少し中央寄りの位置に至る範囲に亘って形成されている。取付部32Bの前端縁は傾斜部32A及び板本体31の前端縁に対して傾斜しており、取付部32Bの前後方向の寸法は、右端側から左端側に向かって次第に大きくなっている。また、取付部32Bの左端部には、下方(裏面側)に向かって略方形に叩き出した形態の膨出部32Dが形成されている。そして、この膨出部32Dには、略円形のボルト孔32Hが貫通して形成されているとともに、取付部32Bの前端縁からボルト孔32Hに達する切込み32Cが形成されている。尚、傾斜部32Aと取付部32Bの表面(上面)は、枠構成体23に形成された略板状の覆蓋部80によりほぼ密着する形態で覆い隠されている(図11参照)。また、この覆蓋部80には、ボルト孔32Hと対応する貫通孔81が形成されている。
図1、図5に示すように、第1ハウジング40は、後方に開口する左右2つの筒状嵌合部41と、ロック突起42とを有している。第1ハウジング40には、複数の端子金具14が、その出力用接触部14bを前方から圧入させることによって組み付けられ、組み付け状態では、出力用接触部14bが筒状嵌合部41内に収容されるとともに、ヒューズ接触部14aが第1ハウジング40から前方に突出されている。この筒状嵌合部41には、外部ハーネス90Aの第1コネクタ91Aが嵌合され、その第1コネクタ91Aに取り付けられた接続端子(図示せず)が、出力用接触部14bに接続されるようになっている。
第1ハウジング40は枠構成体23に対して後方から組み付けられる。組み付けの過程では、ヒューズ接触部14aが枠構成体23の上段側のキャビティ26Aに後方から差し込まれ、その係止孔14cにキャビティ26A内のランス27Aを係止させることで、抜止め状態に保持されている。第1ハウジング40は、そのロック突起42を枠構成体23のロックアーム23Bに係止させることで、枠構成体23に対して組付け状態にロックされている。組み付けられた第1ハウジング40は、第1端子部15Aよりも表面側(回路基板11とは反対側)に位置する。
枠構成体23には、図7に示すように、上段側のキャビティ26Aと下段側のキャビティ26Bに連通するヒューズ収容空間28が形成されており、このヒューズ収容空間28内においては、下段側に位置する第1端子部15Aの接続部17Aと上段側に位置する端子金具14のヒューズ接触部14aとがヒューズ(図示せず)によって接続されている。
図4に示すように、第2ハウジング50は、後方に開口するとともに、左右に仕切られた2つの筒状嵌合部51を有する。第2ハウジング50は、枠本体22の後枠部22Bにおける傾斜枠部22Sよりも右方の領域(第2連結部24Bと略平行な領域)の表面に組み付けられ、第2ハウジング50の左右両端部においてビス(図示せず)により固定されている。組付けの過程では、第2端子部15Bの接続部17Bが第2ハウジング50に対して前方から相対的に貫通され、組付け状態では、接続部17Bが筒状嵌合部51内に収容されている。また、第2ハウジング50は第2連結部24Bよりも後方に位置する。同じく組み付け状態では、第2端子部15Bの接続部17Bが筒状嵌合部51内に収容される。そして、この筒状嵌合部51には、外部ハーネス90Bの第2コネクタ91Bが嵌合され、その第2コネクタ91Bに取り付けられた接続端子(図示せず)が接続部17Bに接続されるようになっている。
図6に示すように、カバー60は、全体として回路基板11とほぼ相似形であって、回路基板11よりも一回り大きい形状をなす。カバー60には、第1ハウジング40の2つの筒状嵌合部41との干渉を回避するために前端縁を方形に切欠した形態の切欠部61が形成されている。また、カバー60の前端縁には、表面側へ立ち上がる取付部62が左右一対形成されている。さらに、カバー60の左右両側縁には、前後方向に細長く延びる係止リブ63が形成され、係止リブ63には、弾性係止片64が形成されている。かかるカバー60は、表面側から枠体21に対して組み付けられ、係止リブ63の弾性係止片64が枠本体22の左右両外側面の係止突起29に係止することで、カバー60が組付け状態に対して組付け状態にロックされる。また、取付部62は第1ハウジング40の表面側に当接され、表面側から取付部62と第1ハウジング40の左右両端部を貫通して枠構成体23にねじ込んだビス(図示せず)により、カバー60と第1ハウジング40と枠構成体23とが固定される。
次に、電気接続箱Pの組み付け手順を説明する。
組付けに際しては、まず、スイッチング部材13が実装されていない回路基板11とバスバー12を接着剤(図示せず)により固着し、次いでバスバー12と放熱板30を接着する。このとき、回路基板11にはスイッチング部材13が実装されていないので、回路基板11の表面を広い領域に亘って押圧することにより、バスバー12と放熱板30とを強固に接着させることができる。
次に、回路基板11にスイッチング部材13を実装し(図2及び図8を参照)、これにより、回路構成体10が概ね組み上がる(図3及び図9を参照)。この後、放熱板30に対し、表面側から枠本体22を接近させつつ接着剤(図示せず)により固着する(図4及び図10を参照)。枠本体22が固着された後、枠本体22に対し前方から枠構成体23を接近させつつ組み付けることで、下段側のキャビティ26Bに第1端子部15Aの接続部17Aを挿入させるとともに、枠構成体23のうち下段側のキャビティ26Bよりも裏面側の部分23Aを第1端子部15Aと放熱板30との間の空間(第1端子部15Aよりも裏面側の空間)に配置させる(図5及び図11を参照)。枠構成体23の組付け時に、枠構成体23と放熱板30とが接着剤(図示せず)により固着されるとともに、枠構成体23と枠本体22とが接着剤(図示せず)により固着され、もって、枠体21が構成される。尚、本実施形態では、枠本体22を枠構成体23よりも先に組み付けたが、枠本体22よりも先に枠構成体23を組み付けてもよい。このように、枠本体22と枠構成体23を別々に組み付けることができるので、枠構成体23を第1端子部15Aの裏側に配置させることに支障はない。
このように回路基板11を全周に亘って包囲する枠体21が構成されるとともに、回路基板11とバスバー12を裏面側から覆う放熱板30が枠体21に固定された後は、枠体21と放熱板30とによって構成された凹部内に防水用の充填材(図示せず)を注入する。充填材は、バスバー12における第1端子部15Aと第2端子部15Bとを除いた領域(即ち、回路基板11の裏面に沿って配索されている領域)と、回路基板11の全体と、回路基板11におけるスイッチング部材13との接触部分を覆い、これにより、回路基板11とバスバー12とスイッチング部材13の導通部分に対する浸水や異物の干渉が防止される。
この後は、枠構成体23に対して第1ハウジング40を組み付けるとともに、端子金具14のヒューズ接触部14aを上段側のキャビティ26A内に挿入させ、枠構成体23のロックアーム23Bとロック突起42との係止により、第1ハウジング40と枠構成体23を組付け状態にロックする。また、この第1ハウジング40の組付けと前後して、第2ハウジング50を枠本体22に組み付けるとともに、第2端子部15Bを第2ハウジング50に取り付け、ビス(図示せず)により第2ハウジング50と枠本体22とを組付け状態にロックする(図6及び図12を参照)。
最後に、カバー60を表面側から枠体21に組み付け、弾性係止片64と係止突起29の係止により、組付け状態にロックするとともに、ビス(図示せず)によりカバー60と第1ハウジング40と枠構成体23とを固定する(図1及び図7を参照)。このカバー60により、回路基板11とスイッチング部材13が覆い隠される。
上述のように組み付けられた電気接続箱Pは、車体Mの鉛直方向の略平坦な取付面Maに取り付けられる。取付けに際しては、電気接続箱Pを、枠構成体23及び放熱板30のブラケット32が上端側に位置するとともに、放熱板30の裏面が車体Mの取付面Maと対向するように向きを整え、かかる状態で、表面側からボルト70を貫通孔81とボルト孔32Hに差込み、取付面Maに形成されている雌ネジ孔(図示せず)に螺合する。車体Mに電気接続箱Pが取り付けられた状態では、ブラケット32の取付部32Bの裏面が取付面Maに対して面接触状態で当接するとともに、板本体31が取付面Maに対して所定の間隔を空ける。そして、この板本体31と取付面Maとの間の空間が、放熱板30から放出された熱を放出させるための通風空間Sとなる。即ち、放熱板30から通風空間S中に放出された熱は、通風空間Sを通過する空気に乗じて通風空間Sの外部へ排出される。また、この通風空間Sには、板本体31だけでなく、ブラケット32の傾斜部32Aも臨んでおり、板本体31から傾斜部32Aに伝達された熱も通風空間S内に放出されて空気流に乗じて外部へ排出される。
上述のように本実施形態においては、外部ハーネス90Bとの接続手段として、回路基板のスルーホールに端子金具を差し込むのではなく、回路基板11に沿って取り付けたバスバー12を曲げ加工することによって第2端子部15Bを形成したので、回路基板11の裏面側に配置される放熱板30に局部的に裏面側へ突出する部分を形成せずに済んでいる。これにより、放熱板30における車体Mとの対向面(板本体31の裏面)を概ね平坦状にすることが可能となった。このように放熱板30を平坦状としたことで、放熱板30と車体Mとの間の通風空間Sには空気の流れを遮るものが存在せずに済むようになったので、放熱効率に優れている。
また、放熱板30に車体Mとの取付け手段として一体に形成されているブラケット32は、板本体31の前端縁から段差状に屈曲するように延出した形態とされているが、ブラケット32を車体Mに取り付けた状態では、放熱板30の板本体31と車体Mの取付面Maとの間に確保される通風空間Sに対して傾斜部32Aが臨むようになっている。このように放熱板30に一体形成されたブラケット32は、放熱板30と同じ材質であるため、放熱板30と同様の放熱機能を備える。そして、板本体31だけでなくブラケット32の傾斜部32Aも通風空間Sに臨んでいるので、放熱効率が高い。
また、ブラケット32における通風空間Sに臨む傾斜部32Aが、放熱板30の板本体31及び車体Mの取付面Maに対して斜めをなしているので、ブラケットにおける通風空間Sに臨む部分(板本体31と取付部32Bを繋ぐ部分)が板本体31及び取付面Maとほぼ直角をなす形態のものと比較すると、通風空間Sに臨む面積が広く、その分、放熱効率に優れている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では放熱板にブラケットを一体形成したが、本発明によれば、ブラケットを放熱板とは別体部品としてもよい。この場合、ブラケットの材質は、放熱板と同じでもよく、放熱板とは異なる材質でもよい。
(2)上記実施形態ではブラケットにおける通風空間に臨む部分(傾斜部)を放熱板及び取付け母体に対して斜めとしたが、本発明によれば、ブラケットにおける通風空間に臨む部分を放熱板及び取付け母体とほぼ直角の向きとしてもよい。
実施形態1の斜視図 回路構成体の斜視図 回路構成体に枠本体を組み付ける前の状態をあらわす斜視図 枠本体に枠構成体と第2ハウジングを組み付ける前の状態をあらわす斜視図 枠構成体に第1ハウジングを組み付ける前の状態をあらわす斜視図 枠体にカバーを組み付ける前の状態をあらわす斜視図 断面図 回路構成体の断面図 回路構成体に枠本体を組み付ける前の状態をあらわす断面図 枠本体に枠構成体と第2ハウジングを組み付ける前の状態をあらわす断面図 枠構成体に第1ハウジングを組み付ける前の状態をあらわす断面図 枠体にカバーを組み付ける前の状態をあらわす断面図 底面図 放熱板の平面図
符号の説明
10…回路構成体
11…回路基板
12…バスバー
13…スイッチング部材
15B…第2端子部(端子部)
20…ケース
21…枠体
30…放熱板
32…ブラケット
32A…傾斜部(ブラケットにおける通風空間に臨む部分)
90B…外部ハーネス
M…車体(取付け母体)
P…電気接続箱
S…通風空間

Claims (3)

  1. 回路構成体をケースに収容してなり、
    前記回路構成体は、回路基板と、前記回路基板に沿って設けられたバスバーと、前記回路基板に実装されたスイッチング部材とを備え、
    前記ケースは、前記回路基板の周縁に沿って前記回路構成体を包囲するように配置される枠体と、裏面側から前記回路構成体を覆う放熱板とを備えており、
    取付け母体に対し、前記放熱板を通風空間を空けて対向させる形態で取り付けられるものであって、
    前記バスバーを曲げ加工することにより、外部ハーネスに接続される端子部を形成し、
    前記放熱板における前記取付け母体との対向面を概ね平坦状としたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記放熱板に、その周縁部から段差状に屈曲するように延出した形態であって、前記取付け母体に対して取り付け可能とされたブラケットを一体に形成し、
    前記ブラケットを前記取付け母体に取り付けた状態では、前記放熱板と前記取付け母体との間に前記通風空間が確保されるとともに、前記ブラケットが前記通風空間に臨むようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記ブラケットにおける前記通風空間に臨む部分が、前記放熱板及び前記取付け母体に対して斜めをなしていることを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
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