JP2006158075A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 放熱効率の向上を図る。
【解決手段】 外部ハーネス90Bとの接続手段として、回路基板のスルーホールに端子金具を差し込むのではなく、バスバー12を曲げ加工することによって第2端子部15Bを形成したので、回路基板11の裏面側に配置される放熱板30に局部的に裏面側へ突出する部分を形成する必要がなく、これにより、放熱板30における車体M(取付け母体)との対向面を概ね平坦状にすることが可能となった。このように放熱板30を平坦状としたことで、放熱板30と車体Mとの間の通風空間Sには空気の流れを遮るものが存在せずに済むので、放熱効率に優れている。
【選択図】 図7
Description
このように回路基板のスルーホールに端子金具を差し込む構造では、回路基板の裏面に端子金具の差込部が突出するため、回路基板の裏面側に配される放熱板には、端子金具の突出部との干渉を避ける手段として局所的に凹ませた形態の逃がし部を形成することが考えられる。この場合、放熱板の裏面側には局所的に逃がし部が突出することになる。
ところが、放熱板の裏面側に逃がし部が突出していると、放熱板を取付け母体(例えば、自動車のボディ)と対向させるように電気接続箱を取り付けた場合、逃がし部が取付け母体に当接するか、逃がし部が取付け母体に接近した状態となり、この逃がし部の存在によって放熱板と取付け母体との間の通風空間が狭められ、放熱効率が低下することになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、放熱効率の向上を図ることを目的とする。
外部ハーネスとの接続手段として、回路基板のスルーホールに端子金具を差し込むのではなく、バスバーを曲げ加工することによって端子部を形成したので、回路基板の裏面側に配置される放熱板に局部的に裏面側へ突出する部分を形成する必要がなく、これにより、放熱板における取付け母体との対向面を概ね平坦状にすることが可能となった。このように放熱板を平坦状としたことで、放熱板と取付け母体との間の通風空間には空気の流れを遮るものが存在せずに済むので、放熱効率に優れている。
放熱板に一体形成されたブラケットは、放熱板と同じ材質であるため、放熱板と同様の放熱機能を備える。そして、このブラケットは、通風空間に臨んでいるので、放熱効率が向上する。
ブラケットにおける通風空間に臨む部分が、放熱板及び取付け母体に対して斜めをなしているので、放熱板及び取付け母体とほぼ直角をなす形態と比較すると、通風空間に臨む面積が広く、その分、放熱効率が良い。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明する。本実施形態の電気接続箱Pは、自動車に搭載され、バッテリ(図示せず)とランプ、オーディオ等の図示しない電装品との間に介設され、バッテリから供給される電力を各電装品に分配・供給するとともに、これら電力供給の切り替え等の制御を行うものである。
尚、図においては、電気接続箱Pを表面側が上向きとなるように描いているが、自動車に搭載されるときには、電気接続箱Pは、図7に示すように、枠構成体23が上側に位置し、第1ハウジング40と第2ハウジング50が下向きに開口する向きで車体M(本発明の「取付け母体」に相当する)に取り付けられる。
回路構成体10は、図2に示すように、回路基板11と、回路基板11の裏面(図における下面)に沿って配索した複数のバスバー12と、回路基板11の表面側(図における上面側)に実装されるリレーなどのスイッチング部材13と、端子金具14を備えて構成されている。回路基板11は、概ね方形をなし、その下端縁のうち略左半分の領域は上端縁に対して斜めをなす傾斜縁部となっている。
第1端子部15Aは、回路基板11に対して略直角に表面側(上向き)に立ち上がる支持部16Aと、この支持部16Aの立ち上がり端から前方(回路基板11とは反対側)へ略直角に(回路基板11とほぼ平行に)延出する接続部17Aとから構成され、側方から見て略L字形をなす。この複数の第1端子部15Aは、回路基板11の上端縁に沿って並列している。一方、第2端子部15Bは、回路基板11に対して略直角に表面側(上向き)に立ち上がる支持部16Bと、この支持部16Bの立ち上がり端から後方(回路基板11とは反対側)へ略直角に(回路基板11とほぼ平行に)延出する接続部17Bとから構成され、側方から見て略L字形をなす。この複数の第2端子部15Bは、回路基板11の下端縁のうち傾斜縁部よりも右方の領域(上端縁と平行に領域)に沿って並列している。これらの第2端子部15Bは、電装品への給電経路である外部ハーネス90Bに接続される。
組付けに際しては、まず、スイッチング部材13が実装されていない回路基板11とバスバー12を接着剤(図示せず)により固着し、次いでバスバー12と放熱板30を接着する。このとき、回路基板11にはスイッチング部材13が実装されていないので、回路基板11の表面を広い領域に亘って押圧することにより、バスバー12と放熱板30とを強固に接着させることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では放熱板にブラケットを一体形成したが、本発明によれば、ブラケットを放熱板とは別体部品としてもよい。この場合、ブラケットの材質は、放熱板と同じでもよく、放熱板とは異なる材質でもよい。
(2)上記実施形態ではブラケットにおける通風空間に臨む部分(傾斜部)を放熱板及び取付け母体に対して斜めとしたが、本発明によれば、ブラケットにおける通風空間に臨む部分を放熱板及び取付け母体とほぼ直角の向きとしてもよい。
11…回路基板
12…バスバー
13…スイッチング部材
15B…第2端子部(端子部)
20…ケース
21…枠体
30…放熱板
32…ブラケット
32A…傾斜部(ブラケットにおける通風空間に臨む部分)
90B…外部ハーネス
M…車体(取付け母体)
P…電気接続箱
S…通風空間
Claims (3)
- 回路構成体をケースに収容してなり、
前記回路構成体は、回路基板と、前記回路基板に沿って設けられたバスバーと、前記回路基板に実装されたスイッチング部材とを備え、
前記ケースは、前記回路基板の周縁に沿って前記回路構成体を包囲するように配置される枠体と、裏面側から前記回路構成体を覆う放熱板とを備えており、
取付け母体に対し、前記放熱板を通風空間を空けて対向させる形態で取り付けられるものであって、
前記バスバーを曲げ加工することにより、外部ハーネスに接続される端子部を形成し、
前記放熱板における前記取付け母体との対向面を概ね平坦状としたことを特徴とする電気接続箱。 - 前記放熱板に、その周縁部から段差状に屈曲するように延出した形態であって、前記取付け母体に対して取り付け可能とされたブラケットを一体に形成し、
前記ブラケットを前記取付け母体に取り付けた状態では、前記放熱板と前記取付け母体との間に前記通風空間が確保されるとともに、前記ブラケットが前記通風空間に臨むようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。 - 前記ブラケットにおける前記通風空間に臨む部分が、前記放熱板及び前記取付け母体に対して斜めをなしていることを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
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JP2004344261A JP2006158075A (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 電気接続箱 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006158075A true JP2006158075A (ja) | 2006-06-15 |
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JP2004344261A Pending JP2006158075A (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 電気接続箱 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006191772A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続箱 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004040873A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 回路構成体及び回路ユニット |
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2004
- 2004-11-29 JP JP2004344261A patent/JP2006158075A/ja active Pending
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