JP2006157465A - 携帯型電子機器の防水構造及び該構造を備えた携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器の防水構造及び該構造を備えた携帯型電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】円滑なスライド操作性を確保し、かつ、低コスト化に寄与しつつ、水分や塵埃等の侵入を抑制し、防水性及び防塵性を向上させる。
【解決手段】上部筐体4の開口の縁部に形成された防水リブと、下部筐体の開口の縁部に形成された防水リブとが、上部筐体4の裏面と、下部筐体の表面との間の僅かな隙間から侵入してきた異物が、それぞれ、両開口に入り込むのを防ぐように配置され、上部筐体4と下部筐体との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、防水リブによって、それぞれ、両開口を介した上部筐体4及び下部筐体の内部への異物の侵入を阻止することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、上部筐体と下部筐体とが互いにスライド自在に結合されている携帯型電子機器の防水構造及び該構造を備えた携帯型電子機器に関する。
従来より、携帯型電子機器としての携帯電話機は、その筐体が一体型(ストレートタイプ)のもののほか、小型化のために、2つのユニットから構成して、両ユニットを互いに折畳可能なように結合した折畳式のものや、互いにスライド自在に結合したスライド式のものも普及している。
これらのうち、スライド式の携帯電話機は、例えば、下部筐体に対して、表示部等が実装された上部筐体が長さ方向に沿ってスライド変位可能とされ、両筐体が重なるように縮退させてコンパクト化した状態で携帯され、例えば通話時には、両筐体が互いに離間するように伸展させて使用される。
ここで、上部筐体に実装された配線基板と下部筐体に実装された配線基板とは、両筐体の互いに対向する側に形成された開口からFPC(Flexible Printed Circuit)が引き出され、このFPCを介して電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
防水及び防塵を完全に行うためには、上部筐体と下部筐体との間に隙間がない状態で、両筐体が互いにスライドして変位することが好ましいが、実際には、円滑なスライド操作のためには、僅かな隙間が必須である。
図28は、従来のスライド型の携帯電話機の構成を示す正面図であって、伸張された状態を示す図、図29は、同携帯電話機の構成を示す断面図であって、縮退された状態を示す図、図30は、図29のP−P線に沿った断面図、また、図31は、図28のQ−Q線に沿った断面図である。
この携帯電話機101は、図28乃至図31に示すように、上部ユニット102の上部筐体104と下部ユニット103の下部筐体113とがスライド自在に相互に結合されている。
上部ユニット102は、扁平な上部筐体104と、それぞれ、上部筐体104に実装され、液晶表示装置等からなる表示部105と、縮退状態で操作を行うための副操作部106と、受話部107とを有してなっている。
また、上部ユニット2の上部筐体104内には、表示部105や副操作部106等を構成する各種電子部品が搭載された上部配線基板108が実装されている。
また、上部筐体104の裏面側(下部ユニット103側)には、FPC118を引き出すための開口109が形成されている。
また、下部ユニット103は、扁平な下部筐体113と、下部筐体113にそれぞれ実装され、当該携帯電話機本体の構成各部を制御する制御部と、制御部が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部と、伸展時に操作面が露出され、数字や文字の入力操作等を行うための多数のキーボタン等を有する主操作部114と、無線電波の送受信を行うアンテナと、アンテナを介して無線電波を送受信し所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる無線通信部と、送話音声を入力するマイクロフォンからなる送話部とを有してなっている。
また、下部ユニット103の下部筐体113内には、制御部や主操作部114、無線通信部等を構成する各種電子部品が搭載された下部配線基板116が実装されている。
また、下部筐体113の表面側(上部ユニット102側)には、FPC118を引き出すための開口117が形成されている。
上部ユニット102と下部ユニット103とは、FPC118を介して、電気的に接続されている。すなわち、上部ユニット102を構成する上部配線基板108の裏面に取り付けられたコネクタ119と、下部ユニット3を構成する下部配線基板116の表面側に取り付けられたコネクタ121とにFPC118の両端部が接続される。
FPC118は、絶縁性及び可撓性を有するベースフィルムに所定の回路パターンが形成されてなり、断面略U字状に湾曲した状態で折り返されて配置され、摺動と共にこの折返箇所が連続的に変化することとなる。
上部筐体104と下部筐体113とは、図30に示すように、スライド機構122によってスライド自在に相互に結合されている。
スライド機構122は、上部筐体104の裏面側の両側に摺動方向に沿って取り付けられた断面T字状の長尺な一対の金属製の摺動部材123,123と、下部筐体113の表面側の両側に摺動方向に沿って取り付けられ、滑面を有する断面コ字状の溝部124aが形成された長尺な一対の金属製の案内部材124,124とを有してなっている。摺動部材123は、フランジ部123aと、脚部123bとを有している。
しかしながら、面接触を回避して円滑なスライド操作性を確保するための上部筐体104と下部筐体113との間の僅かな隙間の周縁部から水分や塵埃等の異物が入り込み、FPC118を引き出すために上部筐体104及び下部筐体113に形成された開口109,117に達して、これらの開口109,117から上部筐体104及び下部筐体113の内部に侵入することがあり、上部配線基板108や下部配線基板116にまで達して、最悪の場合は故障を引き起こしてしまうという問題がある。
最近は、高機能化に伴って、携帯電話機のサイズが大きくなっており、このため、必要なスライド量も大きくなり、FPCの可動範囲も拡大されて、上部筐体及び下部筐体に形成されるFPCを引き出すための開口も大きくせざるを得ないので、上部筐体及び下部筐体の内部への水分や塵埃の侵入の可能性も高くなり、故障の危険性も高まってしまう。
一般には、電子機器において、可動部位(例えば、操作部等)の防水のためには、例えば、筐体の裏面側に環状(枠状)に突起部(リブ)を形成し、フランジ部が形成された例えば操作部材を囲むように配置して、この操作部材より下方への水分の侵入を抑制するように工夫がなされている(例えば、特許文献2参照。)。
スライド操作が行われ、かつ、防水性を要する部位には、突起部によって変位が妨げられないようにする必要があり、頻繁に操作が行われないような部位(例えば、電池ポケットの蓋部)には、例えば、筐体に環状の防水用のパッキン部材を配置し、裏面側に環状に突起部を形成した蓋部等を押し付けて、防水性を確保する工夫もなされる(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、突起部をパッキン部材上を摺動させる際に、摩擦力によって、円滑にスライド操作を行うことができないために、頻繁に操作が行われる部位には適用できないという問題がある。
このため、パッキン部材に代えて、極細繊維からなる不織布を介在させて、異物の侵入を抑制すると共に、かつ、スライド操作時の摩擦抵抗を低減する技術が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2003−319042号公報 特開2001−307584号公報 特開平11−25940号公報 特開2004−153597号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術では、不織布等の部材を用いる必要があり、材料費等のために、コストが嵩むという点である。
また、不織布等を用いると、経年変化によって、防水機能も低下するために、交換する必要が生じ、ユーザが知らない間に、防水機能が低下していることもある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、円滑なスライド操作性を確保し、かつ、低コスト化に寄与しつつ、水分や塵埃等の入込みを抑制し、防水性及び防塵性を向上させることができる携帯型電子機器の防水構造及び該構造を備えた携帯型電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、第1の筐体及び第2の筐体が、スライド自在に結合されている携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の筐体に実装された第1の回路部と上記第2の筐体に実装された第2の回路部とがフレキシブル配線板によって電気的に接続され、該フレキシブル配線板が、上記第1の筐体及び上記第2の筐体の互いに対向する側にそれぞれ形成された第1の開口及び第2の開口から引き出され、上記第1の開口及び上記第2の開口の縁部には、それぞれ、上記第1の開口及び上記第2の開口から、上記第1の筐体又は上記第2の筐体の中に液体が入るのを防ぐための第1の障壁部及び第2の障壁部が、上記第1の開口及び上記第2の開口を囲むように形成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部は、それぞれ、上記第2の筐体及び上記第1の筐体に対して非接触状態を保つように形成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部の高さは、液体がそれぞれ上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部を越えて上記第1の開口及び上記第2の開口に達することを防ぐための所定の高さに設定されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部の先端は、それぞれ上記第1の開口及び上記第2の開口に対して外向きに屈曲するように形成されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部は、上記第1の開口及び上記第2の開口の縁部に多重に形成された第1の環状障壁群及び第2の環状障壁群からなること特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1に記載の携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部の外側には、上記第1の障壁部及び上記第2の障壁部を囲むように、それぞれ第1の環状溝部及び第2の環状溝部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の携帯型電子機器の防水構造に係り、上記第1の環状溝部及び上記第2の環状溝部の所定の部位から分岐して上記第1の筐体及び上記第2の筐体の周縁部まで、それぞれ第1の分岐溝部及び第2の分岐溝部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明に係る携帯型電子機器は、請求項1乃至7のいずれか1に記載の携帯型電子機器の防水構造を備えたことを特徴としている。
この発明の構成によれば、第1の開口及び第2の開口の縁部には、それぞれ、第1の開口及び第2の開口から、第1の筐体及び第2の筐体の内部への液体の浸入を防ぐための第1の障壁部及び第2の障壁部が、第1の開口及び第2の開口を囲むように形成されているので、円滑なスライド操作性を確保し、かつ、低コスト化に寄与しつつ、水分や塵埃等の異物の侵入を抑制し、防水性及び防塵性を向上させることができる。
また、従来技術のように、例えば、ゴム等の弾性体からなるパッキン部材や、不織布が劣化した場合に交換する必要もなく、防水機能及び防塵機能を維持することができ、信頼性を向上させることができる。
第1の開口及び第2の開口の縁部には、それぞれ、第1の開口及び第2の開口から、第1の筐体及び第2の筐体の内部への液体の浸入を防ぐための第1の障壁部及び第2の障壁部が、第1の開口及び第2の開口を囲むように形成されていることによって、円滑なスライド操作性を確保し、かつ、低コスト化に寄与しつつ、水分や塵埃等の異物の侵入を抑制し、防水性及び防塵性を向上させるという目的を実現した。
図1は、この発明の第1実施例であるスライド型の携帯電話機の構成を示す正面図であって、縮退された状態を示す図、図2は、同携帯電話機の構成を示す側面図であって、縮退された状態を示す図、図3は、同携帯電話機の構成を示す正面図であって、伸展された状態を示す図、図4は、同携帯電話機の構成を示す側面図であって、伸展された状態を示す図、図5は、同携帯電話機の構成を示すブロック図、図6は、図1のA−A線に沿った断面図、図7は、図1のB−B線に沿った断面図、図8は、図3のC−C線に沿った断面図、図9は、図6のF部を拡大して示す拡大断面図、図10は、図6のG部を拡大して示す拡大断面図、図11は、図2のD−D線に沿った断面図、また、図12は、図2のE−E線に沿った断面図である。
この例の携帯電話機1は、図1乃至図8に示すように、上部ユニット2と下部ユニット3とがスライド自在に相互に結合されて構成されている。
上部ユニット2は、扁平な上部筐体4と、それぞれ、上部筐体4に実装され、液晶表示装置等からなり例えば待受画面や機能設定画面等が表示される表示部5と、縮退状態で操作を行うための副操作部6と、受話音声を出力するスピーカからなる受話部7とを有してなっている。なお、表示部5には、タッチパネルが組み込まれている。
また、上部ユニット2の上部筐体4内には、図6乃至図8に示すように、表示部5や副操作部6等を構成する各種電子部品が搭載された上部配線基板8が実装されている。
また、上部筐体4の裏面側(下部ユニット3側)には、フレキシブル配線板としてのFPC22を引き出すための開口9が形成されている。また、開口9の縁部には、開口9を囲むように環状に防水リブ11が下部筐体13へ向けて突出した状態で形成されている。
なお、開口9の下端縁側(下部ユニット3の送話部側)の防水リブ11の手前の領域には凹部4aが形成され、防水リブ11の所定の高さが確保される。
また、下部ユニット3は、図2乃至図8に示すように、扁平な下部筐体13と、下部筐体13にそれぞれ実装され、当該携帯電話機本体の構成各部を制御する制御部14と、制御部14が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部15と、伸展時に操作面が露出され、数字や文字の入力操作等を行うための多数のキーボタン等を有する主操作部16と、無線電波の送受信を行うアンテナ17と、アンテナ17を介して無線電波を送受信し所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる無線通信部18と、送話音声を入力するマイクロフォンからなる送話部19とを有してなっている。
また、下部ユニット3の下部筐体13内には、制御部14や主操作部16、無線通信部18等を構成する各種電子部品が搭載された下部配線基板21が実装されている。
また、下部筐体13の表面側(上部ユニット2側)には、FPC22を引き出すための開口23が形成されている。また、開口23の縁部には、開口23を囲むように環状に防水リブ24が上部筐体4へ向けて突出した状態で形成されている。
なお、開口23の下端縁側(送話部側)の防水リブ24の手前の領域には凹部13aが形成され、防水リブ24の所定の高さが確保される。すなわち、開口23の下端縁側では、防水リブ24の先端が他の箇所よりも低い位置に(この例では、下部筐体13の表面の開口23近傍の領域以外のリブ等が形成されていない領域と略同じ高さとなるように)形成されている。これによって、FPC22との干渉の回避もなされる。
上部ユニット2と下部ユニット3とは、FPC22を介して、電気的に接続されている。すなわち、上部ユニット2を構成する上部配線基板8の裏面(下部ユニット3側)に取り付けられたコネクタ26と、下部ユニット3を構成する下部配線基板21の表面(上部ユニット2側)に取り付けられたコネクタ27とにFPC22の両端部が接続される。
FPC22は、絶縁性及び可撓性を有するベースフィルムに所定の回路パターンが形成されてなり、断面略U字状に湾曲した状態で折り返されて配置され、摺動と共にこの折返箇所が連続的に変化することとなる。
なお、防水リブ11,24は、上部筐体4と下部筐体13との摺動変位、及びこの摺動変位に伴うFPC22の変形を妨げない態様に、それぞれ、上部筐体4と下部筐体13に形成されている。
上部筐体4と下部筐体13とは、図7、図11及び図12に示すように、スライド機構28によってスライド自在に相互に結合されている。
スライド機構28は、上部筐体4の裏面側の両側部にスライド方向(伸縮方向)に沿って取り付けられた断面T字状の長尺な一対の金属製の摺動部材29,29と、下部筐体13の表面側の両側部の摺動部材29に対応する位置に摺動方向に沿って取り付けられ、断面コ字状の溝部31aが形成された長尺な一対の金属製の案内部材31,31とを有してなっている。
摺動部材29は、フランジ部29aと、脚部29bとを有し、スライド操作時には、上部筐体4と共に変位して、脚部29bの下端面が、溝部31aの底面上を殆ど摩擦抵抗なしに滑ることによって、携帯電話機1は、縮退状態又は伸展状態とされる。
また、摺動部材29は、側方から水分等の浸入を防ぐ機能や、上部筐体4と下部筐体13との互いに対向する面を隔てる所定の僅かな隙間を保つためのスペーサ機能も担っている。
この例の防水構造31は、開口9が形成された上部筐体4の裏面と、開口23が形成された下部筐体13の表面との間の僅かな隙間の周縁部から水分や塵埃等の異物が侵入してきた場合に、この異物が、それぞれ、開口9、開口23に入り込むのを防ぐように、開口9、開口23の縁部に開口9、開口23を囲むように、それぞれ、防水リブ11、防水リブ24が円環状に設けられ、かつ、防水リブ11及び防水リブ24の先端が、それぞれ、下部筐体13の上記表面及び上部筐体4の上記裏面に接触しないように、形成されて概略構成されている。
これにより、上部筐体4と下部筐体13との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、縮退状態及び伸展状態のいずれの場合でも、異物から見て開口9及び開口23の手前に形成されている防水リブ11及び防水リブ24によって、それぞれ、開口9及び開口23から上部筐体4及び下部筐体13の内部への侵入が阻止される。ここで、防水リブ11及び防水リブ24が、下部筐体13及び上部筐体4に接触することはないので、円滑なスライド操作の妨げになることもない。
なお、特に側方から侵入した異物は、まず、スライド機構28を構成する摺動部材29の脚部29bによっても阻止される。
制御部14は、CPU(中央処理装置)等からなり、例えば、所定の電話番号に対する発呼処理等を行うための通信制御プログラムや、主操作部16の各種キーボタンからの入力情報を処理する操作制御プログラム、表示部5を制御するための表示制御プログラム等の記憶部15に記憶された各種処理プログラムを実行し、記憶部15に確保された各種レジスタやフラグを用いて、構成各部を制御し、通信制御処理や、操作制御処理、表示制御処理等を行う。
記憶部15は、ROM、RAM等の半導体メモリからなり、記憶部15には、制御部14が実行する通信制御処理プログラムや、操作制御プログラム、表示制御プログラム等の各種処理プログラムや、各機能の設定情報や通信履歴情報、電話帳情報等の各種情報が記憶されていると共に、制御部14がプログラム実行時に用いる各種レジスタやフラグが確保されている。
主操作部16は、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー、操作を決定するために用いられる決定キー、操作メニューを表示させるためのメニューキー、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキー、電話帳を登録したり検索するための電話帳キー、音声通話を行うために用いる通話開始キー、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー、及び電源の入切りを行った各種操作を中止するために用いられる電源キーを含む機能キー群と、表示部5に表示された表示画面状のカーソルを上下左右方向へ移動させるためのカーソルキーと、例えば数字等を入力するためのテンキー群とを有している。
無線通信部18は、RF回路や、変復調回路、ベースバンド処理回路等からなり、音声やデータを変調してアンテナ17を介して無線電波として送信すると共に、無線電波をアンテナ17を介して受信して音声やデータに復調し、所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる。
次に、図6乃至図10を参照してこの例の携帯電話機1の動作について説明する。
縮退状態では、上部筐体4と下部筐体13との間の隙間のうち、例えば、下方(下部ユニット3の送話部側)から水滴や塵埃等の異物が内部へ向けて侵入してきた場合は、まず、防水リブ11の手前の凹部4aが形成された箇所に達し、この後、所定の高さの防水リブ11によって、開口9,23への移動を遮られる(図6参照)。
防水リブ11によっても遮られず開口23へ向かう異物は、防水リブ24の手前の凹部13aが形成された箇所に達し、この後、所定の高さの防水リブ24によって、開口23への移動を遮られる(図6及び図10参照)。
また、上方(下部ユニット3の受話部側)から異物が内部へ向けて侵入してきた場合は、所定の高さの防水リブ11,24によって遮られて、開口9,23への移動を遮られる(図6及び図9参照)。
また、左右側方から異物が内部へ向けて侵入してきた場合は、まず、スライド機構28を構成する摺動部材29の脚部29bによって、開口9,23への移動を遮られる(図7参照)。脚部29bによっても遮られず開口9,23へ向かう異物は、所定の高さの防水リブ24によって、開口9,23への移動を遮られる(図6参照)。
伸展状態では、上部筐体4と下部筐体13との間の隙間のうち、例えば、下方(下部ユニット3の送話部側)から異物が内部へ向けて侵入してきた場合は、防水リブ24の手前の凹部23aが形成された箇所に達し、この後、所定の高さの防水リブ24によって、開口23への移動を遮られる(図8参照)。
防水リブ11によっても遮られず開口23へ向かう異物は、防水リブ24の手前の凹部13aが形成された箇所に達し、この後、所定の高さの防水リブ24によって、開口23への移動を遮られる(図8参照)。
また、上方(下部ユニット3の受話部側)から異物が内部へ向けて侵入してきた場合は、所定の高さの防水リブ11及び防水リブ24によって遮られて、開口9,23への移動を遮られる(図8参照)。
また、左右側方から異物が内部へ向けて侵入してきた場合は、まず、脚部29bによって、開口9,23への移動を遮られる(図7参照)。脚部29bによっても遮られず開口9,23へ向かう異物は、所定の高さの防水リブ11,24によって、開口9,23への移動を遮られる(図8参照)。
こうして、開口9,23から内部への異物の侵入は回避される。
なお、防水リブ11及び防水リブ24は、これらの先端が、それぞれ、下部筐体13の上記表面及び上部筐体4の上記裏面に接触しないように形成されているので、縮退状態と伸展状態との間で移行させるために、スライド操作を行う際に、防水リブ11及び防水リブ24が、下部筐体13及び上部筐体4に接触することはないので、円滑な摺動操作の妨げになることもない。
このように、この例の構成によれば、縮退状態であっても伸展状態であっても、上部筐体4の開口9の縁部に形成された防水リブ11と、下部筐体13の開口23の縁部に形成された防水リブ24とが、開口9が形成された上部筐体4の裏面と、開口23が形成された下部筐体13の表面との間の僅かな隙間から侵入してきた異物が、それぞれ、開口9、開口23に入り込むのを防ぐように配置されているので、上部筐体4と下部筐体13との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、防水リブ11及び防水リブ24によって、それぞれ、開口9及び開口23への異物の侵入を阻止することができる。
また、特に側方から侵入した異物は、まず、スライド機構28を構成する摺動部材29の脚部29bによっても阻止される。
したがって、水分や塵埃等の異物の上部筐体4及び下部筐体13内部への侵入を抑制し、防水性及び防塵性を向上させ、故障の発生を未然に防止することができる。
しかも、防水リブ11及び防水リブ24は、これらの先端が、それぞれ、下部筐体13の上記表面及び上部筐体4の上記裏面に接触しないように形成されているので、縮退状態と伸展状態との間で移行させるために、摺動操作を行う際に、防水リブ11及び防水リブ24が、下部筐体13及び上部筐体4に接触することはないので、円滑な摺動操作の妨げになることもない。
さらに、防水リブ11及び防水リブ24は、上部筐体4及び下部筐体13の一部として一体的に成形するので、防水のための部材を新たに必要としない。このため、部品点数を増加させることがないので、材料費等を抑制することができ、組立ても容易に行うことができる。また、従来技術のように、ゴム等の弾性体からなるパッキン部材や、不織布が劣化した場合に交換する必要もなく、防水機能及び防塵機能を維持することができ、信頼性を向上させることができる。
このように、円滑なスライド操作性を確保し、かつ、低コスト化に寄与しつつ、水分や塵埃等の侵入を抑制し、防水性及び防塵性を向上させることができる。
図13は、この発明の第2実施例であるスライド型の携帯電話機の構成を示す断面図であって、縮退された状態を示す図、図14は、図13のH−H線に沿った断面図、図15は、同携帯電話機の構成を示す断面図であって、伸展された状態を示す図、図16は、図13のI部を拡大して示す拡大断面図、図17は、図13のJ部を拡大して示す拡大断面図、図18は、図13のK−K線に沿った断面図、また、図19は、図13のL−L線に沿った断面図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、環状に形成した防水リブの外側に溝部を防水リブに沿って環状に形成した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の携帯電話機1Aは、図13乃至図15に示すように、上部ユニット41と下部ユニット42とがスライド自在に相互に結合されて構成されている。
上部ユニット41は、扁平な上部筐体43と、それぞれ、上部筐体43に実装された表示部5と、副操作部6と、受話部7とを有してなっている。
また、上部ユニット41の上部筐体43内には、表示部5や副操作部6等を構成する各種電子部品が搭載された上部配線基板44が実装されている。
また、上部筐体41の裏面側(下部ユニット42側)には、FPC49を引き出すための開口45が形成されている。また、開口45の縁部には、開口45を囲むように環状に防水リブ46が下部筐体47へ向けて突出した状態で形成されている。さらに、防水リブ46の外側(根元)には、防水リブ46を囲むように環状溝部48が形成されている。
なお、この例でも、開口45の下端縁側(下部ユニット42の送話部側)の防水リブ46の手前の領域には凹部43aが形成され、防水リブ46の所定の高さが確保される。
また、下部ユニット42は、扁平な下部筐体47と、下部筐体47にそれぞれ実装された制御部14と、記憶部15と、主操作部16と、アンテナ17と、無線通信部18と、送話部19とを有してなっている。
また、下部ユニット42の下部筐体47内には、制御部14や主操作部16、無線通信部18等を構成する各種電子部品が搭載された下部配線基板51が実装されている。
また、下部筐体47の表面側(上部ユニット41側)には、FPC49を引き出すための開口52が形成されている。また、開口52の縁部には、開口52を囲むように環状に防水リブ53が上部筐体43へ向けて突出した状態で形成されている。さらに、防水リブ53の外側(根元)には、防水リブ53を囲むように環状溝部54が形成されている。
なお、この例でも、開口52の下端縁側(送話部側)の防水リブ53の手前の領域には凹部47aが形成され、防水リブ53の所定の高さが確保される。
上部ユニット41を構成する上部配線基板44の裏面(下部ユニット42側)に取り付けられたコネクタ56と、下部ユニット42を構成する下部配線基板51の表面(上部ユニット41側)に取り付けられたコネクタ57とにFPC49の両端部が接続される。
なお、防水リブ46,53は、上部筐体43下部筐体47との摺動変位、及びこの摺動変位に伴うFPC49の変形を妨げない態様に、それぞれ、上部筐体43と下部筐体47に形成されている。
上部筐体43と下部筐体47とは、図14に示すように、スライド機構59によってスライド自在に相互に結合されている。
スライド機構59は、上部筐体43に取り付けられた金属製の摺動部材61,61と、下部筐体47に取り付けられた金属製の案内部材62とを有してなっている。
また、摺動部材61は、側方から水分等の浸入を防ぐ機能や、上部筐体43と下部筐体47との互いに対向する面を隔てる所定の僅かな隙間を保つためのスペーサ機能も担っている。
この例の防水構造64は、開口45が形成された上部筐体43の裏面と、開口52が形成された下部筐体47の表面との間の僅かな隙間の周縁部から水分や塵埃等の異物が侵入してきた場合に、この異物が、それぞれ、開口43、開口52に入り込むのを防ぐように、開口43、開口52の縁部に開口43、開口52を囲むように、それぞれ、防水リブ46、防水リブ53が円環状に設けられ、かつ、防水リブ46、防水リブ53の外側には、防水リブ46、防水リブ53を囲むように環状溝部48、環状溝部54が形成され、さらに、防水リブ46及び防水リブ53の先端が、それぞれ、下部筐体47の上記表面及び上部筐体43の上記裏面に接触しないように、形成されて概略構成されている。
これにより、上部筐体43と下部筐体47との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、縮退状態及び伸展状態のいずれの場合でも、異物から見て開口43及び開口52の手前に形成されている環状溝部48、環状溝部54に先ず入り込んで捕らえられ、この異物がさら開口43及び開口52側へ向かおうとするときには、実質的に高さが高くなった防水リブ46及び防水リブ53によって、それぞれ、開口43及び開口52から上部筐体43及び下部筐体47の内部への侵入が阻止される。この例でも、防水リブ46及び防水リブ53が、下部筐体47及び上部筐体43に接触することはないので、円滑なスライド操作の妨げになることもない。
なお、特に側方から侵入した異物は、まず、スライド機構59を構成する摺動部材61の脚部によっても阻止される。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同様の効果を得ることができる。
加えて、防水リブ46,53の外側に環状溝部48,54を設けたので、環状溝部48、環状溝部54に入り込んだ異物を捕らえて開口45及び開口52への移動を阻止し、さらに、環状溝部48、環状溝部54によって防水リブ46及び防水リブ53の実質的な高さが高くなっているので、防水リブ46及び防水リブ53によって、開口43及び開口52から上部筐体43及び下部筐体47の内部への侵入が阻止されるため、防水機能及び防塵機能を一段と向上させることができる。
図20は、この発明の第3実施例であるスライド型の携帯電話機の下部筐体の構成を説明するための説明図、また、図21は、同携帯電話機の上部筐体の構成を説明するための説明図である。
この例が上述した実施例2と大きく異なるところは、環状溝部の所定の部位で分岐させて、筐体の周縁部まで延設させた点である。
これ以外の構成は、上述した実施例2の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の携帯電話機の上部ユニットは、扁平な上部筐体65と、それぞれ、上部筐体65に実装され、液晶表示装置等からなり例えば待受画面や機能設定画面等が表示される表示部5と、縮退状態で操作を行うための副操作部6と、受話音声を出力するスピーカからなる受話部7とを有してなっている。なお、表示部5には、タッチパネルが組み込まれている。
また、上部筐体65内には、表示部5や副操作部6等を構成する各種電子部品が搭載された上部配線基板が実装されている。
また、上部筐体65の裏面側(下部ユニット側)には、図21に示すように、フレキシブル配線板としてのFPCを引き出すための開口66が形成されている。また、開口66の縁部には、開口66を囲むように環状に防水リブ67が下部筐体72へ向けて突出した状態で形成されている。
また、防水リブ67の外側(根元)には、防水リブ67を囲むように環状溝部68が形成され、さらに、環状溝部68の所定の部位から分岐して上部筐体65の周縁部まで形成され異物を排出するための分岐溝部69a,69b,69cが設けられている。
なお、この例でも、開口66の下端縁側(下部ユニットの送話部側)の防水リブ67及び環状溝部68の手前の領域には凹部66aが形成され、防水リブ67の所定の高さが確保される。
また、下部ユニットは、扁平な下部筐体72と、下部筐体72にそれぞれ実装され、当該携帯電話機本体の構成各部を制御する制御部14と、制御部14が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部15と、伸展時に操作面が露出され、数字や文字の入力操作等を行うための多数のキーボタン等を有する主操作部16と、無線電波の送受信を行うアンテナ17と、アンテナ17を介して無線電波を送受信し所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる無線通信部18と、送話音声を入力するマイクロフォンからなる送話部19とを有してなっている。
また、下部筐体72内には、制御部14や主操作部16、無線通信部18等を構成する各種電子部品が搭載された下部配線基板が実装されている。
また、下部筐体72の表面側(上部ユニット側)には、FPCを引き出すための開口73が形成されている。また、開口73の縁部には、開口73を囲むように環状に防水リブ74が上部筐体65へ向けて突出した状態で形成されている。
また、防水リブ74の外側(根元)には、防水リブ74を囲むように環状溝部75が形成されている。さらに、環状溝部75の所定の部位から分岐して下部筐体72の周縁部まで形成され異物を排出するための分岐溝部76a,76b,76cが設けられている。
なお、この例でも、開口73の下端縁側(送話部側)の防水リブ74及び環状溝部75の手前の領域には凹部72aが形成され、防水リブ74の所定の高さが確保される。
この例の防水構造は、図20及び図21に示すように、開口66が形成された上部筐体65の裏面と、開口73が形成された下部筐体72の表面との間の僅かな隙間の周縁部から水分や塵埃等の異物が侵入してきた場合に、この異物が、それぞれ、開口66、開口73に入り込むのを防ぐように、開口66、開口73の縁部に開口66、開口73を囲むように、それぞれ、防水リブ67、防水リブ74が円環状に設けられ、かつ、防水リブ67、防水リブ74の外側には、防水リブ67、防水リブ74を囲むように環状溝部68、環状溝部75が形成され、環状溝部68の所定の部位から分岐して上部筐体65の周縁部まで形成され異物を排出するための分岐溝部69a,69b,69cが設けられ、環状溝部75の所定の部位から分岐して下部筐体72の周縁部まで形成され異物を排出するための分岐溝部76a,76b,76cが設けられ、さらに、防水リブ67及び防水リブ74の先端が、それぞれ、下部筐体72の上記表面及び上部筐体65の上記裏面に接触しないように、形成されて概略構成されている。
これにより、上部筐体65と下部筐体72との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、縮退状態及び伸展状態のいずれの場合でも、異物から見て開口66及び開口73の手前に形成されている環状溝部68,75又は分岐溝部69a,69b,69c,76a,76b,76cに先ず入り込んで捕らえられ、この異物がさらに開口66及び開口73側へ向かおうとするときには、実質的に高さが高くなった防水リブ66及び防水リブ73によって、それぞれ、開口66及び開口73から上部筐体65及び下部筐体72の内部への侵入が阻止される。
さらに、環状溝部68(75)又は分岐溝部69a,69b,69c(76a,76b,76c)に捕らえられた異物は、環状溝部68(75)が分岐溝部69a,69b,69c(76a,76b,76c)と連通しており、分岐溝部69a,69b,69c(76a,76b,76c)が、上部筐体65(下部筐体72)の周縁部まで延設されていることにより、上部筐体65(下部筐体72)の外部に排出される可能性が高くなる。
この例でも、防水リブ67及び防水リブ74が、下部筐体65及び上部筐体72に接触することはないので、円滑なスライド操作の妨げになることもない。
この例の構成によれば、上述した実施例2と略同様の効果を得ることができる。
加えて、溝部を筐体の周縁部まで延設したので、水分等の異物が浸入したとしても、排出することが可能となるため、さらに一段と防水性を向上させることができる。
図22は、この発明の第4実施例であるスライド型の携帯電話機の構成を示す断面図であって、縮退された状態を示す図、図23は、図22のM部を拡大して示す拡大断面図、また、図24は、図22のN部を拡大して示す拡大断面図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、防水リブの先端部を開口に対して外側に向けてL字状に屈曲させた点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の携帯電話機1Bは、図22に示すように、上部ユニット78と下部ユニット79とがスライド自在に相互に結合されて構成されている。
また、上部ユニット78の上部筐体81内には、表示部5や副操作部6等を構成する各種電子部品が搭載された上部配線基板82が実装されている。
また、上部筐体81の裏面側(下部ユニット79側)には、フレキシブル配線板としてのFPC83を引き出すための開口84が形成されている。また、開口84の縁部には、開口84を囲むように環状に防水リブ85が下部筐体87へ向けて突出した状態で形成されている。この例の防水リブ85は、図24に示すように、その先端部が開口84に対して外側に向けてL字状に屈曲させるように形成されている。
なお、開口84の下端縁側(下部ユニット79の送話部側)の防水リブ85の手前の領域には凹部が形成され、防水リブ85の所定の高さが確保される。
また、下部ユニット79の下部筐体87内には、制御部14や主操作部16、無線通信部18等を構成する各種電子部品が搭載された下部配線基板88が実装されている。
また、下部筐体13の表面側(上部ユニット2側)には、FPC83を引き出すための開口89が形成されている。また、開口89の縁部には、開口89を囲むように環状に防水リブ91が上部筐体81へ向けて突出した状態で形成されている。この例の防水リブ91は、図23に示すように、その先端部が開口84に対して外側に向けてL字状に屈曲させるように形成されている。
なお、この例でも、開口89の下端縁側(送話部側)の防水リブ91の手前の領域には凹部が形成され、防水リブ91の所定の高さが確保される。
この例の防水構造は、開口84が形成された上部筐体81の裏面と、開口89が形成された下部筐体87の表面との間の僅かな隙間の周縁部から水分や塵埃等の異物が侵入してきた場合に、この異物が、それぞれ、開口84、開口89に入り込むのを防ぐように、開口84、開口89の縁部に開口84、開口89を囲むように、それぞれ、先端部が開口84,89に対して外側に向けてL字状に屈曲した防水リブ85,91が円環状に設けられ、かつ、防水リブ85及び防水リブ91の先端が、それぞれ、下部筐体87の上記表面及び上部筐体81上記裏面に接触しないように、形成されて概略構成されている。
これにより、上部筐体81と下部筐体87との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、縮退状態及び伸展状態のいずれの場合でも、異物から見て開口84及び開口89の手前に形成されている防水リブ85及び防水リブ91によって、それぞれ、開口85び開口89から上部筐体81び下部筐体87の内部への侵入が阻止される。さらに、防水リブ85,91の先端部は、開口84,89に対して外側に向けてL字状に屈曲しているので、異物は、防水リブ85,91に到達しても、開口85,89へ向かうには、屈曲部位を乗り越えなければならないので、実施例1の場合と比較して、異物の開口84、開口89からの内部への侵入は一層困難になる。
ここで、防水リブ85及び防水リブ91が、下部筐体87及び上部筐体81接触することはないので、円滑なスライド操作の妨げになることもない。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同様の効果を得ることができる。
加えて、リブの先端部をL字状としたので、内部への異物の浸入を一段と抑制することができる。
図25は、この発明の第5実施例であるスライド型の携帯電話機の下部ユニットの構成を示す図、図26は、同携帯電話機の上部ユニットの構成を示す図、また、図27は、同携帯電話機の要部の構成を拡大して示す拡大断面図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、防水リブを開口の周りに2重に設けた点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
図26に示すように、この例の携帯電話機の上部ユニット94の上部筐体95の裏面側(下部ユニット96側)には、FPCを引き出すための開口95aが形成されている。また、同図に示すように、開口95aの縁部には、開口95aを囲むように2重の環状に防水リブ95p,95qが下部筐体97へ向けて突出した状態で形成されている。
また、図25に示すように、下部ユニット96の下部筐体97の表面側(上部ユニット95側)には、FPCを引き出すための開口97aが形成されている。また、開口97aの縁部には、図25及び図27に示すように、開口97aを囲むように2重の環状に防水リブ97p,97qが上部筐体95へ向けて突出した状態で形成されている。
これにより、上部筐体95と下部筐体97との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、縮退状態及び伸展状態のいずれの場合でも、異物から見て開口95a及び開口97aの手前に形成されている防水リブ95p,95q及び防水リブ97p,97qによって、それぞれ、開口95aび開口97aから上部筐体95び下部筐体97の内部への侵入が阻止される。異物は、開口95a,97aへ向かうには、防水リブ95p,95q及び防水リブ97p,97qを乗り越えなければならないので、実施例1の場合と比較して、異物の開口95a、開口97aからの内部への侵入は一層困難になる。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同様の効果を得ることができる。
加えて、防水リブを開口の周りに2重に設けたので、内部への異物の浸入をさらに一段と抑制することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、筐体の長さ方向に沿ってスライドさせる場合について述べたが、これに限らず、幅方向に沿ってスライド可能なように構成しても良い。
また、案内部材及び摺動部材の組合せ(スライダ)による摺動に限らず、例えば、ラックとピニオンとを用いて、互いに変位させるように構成しても良い。この場合、モータを用いて自動的にスライド操作可能なように構成しても良い。また、スライド機構の溝部は、断面コ字状に限らず、楔状として抜止機能を持たせるようにしても良い。
また、FPCをコネクタを用いずに、その端部を半田(熱圧着)によって、上部配線基板やに下部配線基板に直接接続しても良い。
また、実施例2及び実施例3では、筐体内に実装された部品の配置状態等に応じて、溝部の断面積が、可能な限り大きくなるように、溝部の深さや幅を大きく設定して、異物を捕らえる確率や排出される確率を高めるようにしても良い。
また、実施例2及び実施例3においても、先端部をL字状に形成した防水リブを採用するようにしても良い。また、環状溝部を多重に形成するようにしても良い。
また、実施例3で、携帯電話機を例えば水平に保持した場合に、水分等を排出し易くするために、底面が、筐体の周縁部へ向けて低くなるように傾斜させて分岐溝部を形成するようにしても良い。
また、実施例4で、防水リブの先端部の形状はL字状に限らず渦巻状等他の形状としても良いし、L字状の場合でも、その先端の長さやリブの高さを、筐体内に実装された部品の配置状態等に応じて、可能な限り、長く又は高く設定するようにしても良い。
例えば、防水リブの先端部を開口に対して外側に向けて屈曲させ、かつ、先端の長さを比較的長くして庇状としても良い。これにより、上部筐体と下部筐体との僅かな隙間から、異物が侵入してきたとしても、縮退状態及び伸展状態のいずれの場合でも、異物から見て開口の手前に形成されている防水リブによって、開口から上部筐体び下部筐体の内部への侵入が阻止される。さらに、防水リブの先端部は、開口に対して外側に向けて屈曲していると共に、庇状とされているので、異物は、防水リブに到達しても、開口へ向かうには、庇状の屈曲部位を乗り越えなければならないので、異物の開口からの内部への侵入はより一層困難になる。したがって、内部への異物の浸入をさらに一段と抑制することができる。
また、実施例5で、防水リブを2重に限らず、3重以上の多重に設けるようにしても良い。
携帯型電子機器としては、携帯電話機のほか、データ通信機能を有するPHS端末や、PDA、携帯型のコンピュータを用いる場合に適用できる。
この発明の第1実施例であるスライド型の携帯電話機の構成を示す正面図であって、縮退された状態を示す図である。 同携帯電話機の構成を示す側面図であって、縮退された状態を示す図である。 同携帯電話機の構成を示す正面図であって、伸展された状態を示す図である。 同携帯電話機の構成を示す側面図であって、伸展された状態を示す図である。 同携帯電話機の構成を示すブロック図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 図3のC−C線に沿った断面図である。 図6のF部を拡大して示す拡大断面図である。 図6のG部を拡大して示す拡大断面図である。 図2のD−D線に沿った断面図である。 図2のE−E線に沿った断面図である。 この発明の第2実施例であるスライド型の携帯電話機の構成を示す断面図であって、縮退された状態を示す図である。 図13のH−H線に沿った断面図である。 同携帯電話機の構成を示す断面図であって、伸展された状態を示す図である。 図13のI部を拡大して示す拡大断面図である。 図13のJ部を拡大して示す拡大断面図である。 図13のK−K線に沿った断面図である。 図13のL−L線に沿った断面図である。 この発明の第3実施例であるスライド型の携帯電話機の下部筐体の構成を説明するための説明図である。 同携帯電話機の上部筐体の構成を説明するための説明図である。 この発明の第4実施例であるスライド型の携帯電話機の構成を示す断面図であって、縮退された状態を示す図である。 図22のM部を拡大して示す拡大断面図である。 図22のN部を拡大して示す拡大断面図である。 この発明の第5実施例であるスライド型の携帯電話機の下部ユニットの構成を示す図である。 同携帯電話機の上部ユニットの構成を示す図である。 同携帯電話機の要部の構成を拡大して示す拡大断面図である。 従来のスライド型の携帯電話機の構成を示す正面図であって、伸張された状態を示す図である。 同携帯電話機の構成を示す断面図であって、縮退された状態を示す図である。 図29のP−P線に沿った断面図である。 図28のQ−Q線に沿った断面図である。
符号の説明
1,1A,1B 携帯電話機(携帯型電子機器)
2,41,78,94 上部ユニット
3,42,79,96 下部ユニット
4,43,65,81,95 上部筐体(第1の筐体)
8,44,82 上部配線基板(第1の回路部の一部)
9,45,66,84,95a 開口(第1の開口)
11,46,67,85, 防水リブ(第1の障壁部)
13,47,72,87,97 下部筐体(第2の筐体)
21,51,88 下部配線基板(第2の回路部の一部)
22,49,83 FPC(フレキシブル配線板)
23,52,73,89,97a 開口(第2の開口)
24,53,74,91, 防水リブ(第2の障壁部)
28,59 スライド機構
31,64 防水構造(携帯型電子機器の防水構造)
48,68 環状溝部(第1の環状溝部)
54,75 環状溝部(第2の環状溝部)
69a,69b,69c 分岐溝部(第1の分岐溝部)
76a,76b,76c 分岐溝部(第2の分岐溝部)
95p,95q 防水リブ(第1の環状障壁群の一部)
97p,97q 防水リブ(第2の環状障壁群の一部)

Claims (8)

  1. 第1の筐体及び第2の筐体が、スライド自在に結合されている携帯型電子機器の防水構造であって、
    前記第1の筐体に実装された第1の回路部と前記第2の筐体に実装された第2の回路部とがフレキシブル配線板によって電気的に接続され、該フレキシブル配線板が、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の互いに対向する側にそれぞれ形成された第1の開口及び第2の開口から引き出され、
    前記第1の開口及び前記第2の開口の縁部には、それぞれ、前記第1の開口及び前記第2の開口から、前記第1の筐体又は前記第2の筐体の中に液体が入るのを防ぐための第1の障壁部及び第2の障壁部が、前記第1の開口及び前記第2の開口を囲むように形成されている
    ことを特徴とする携帯型電子機器の防水構造。
  2. 前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部は、それぞれ、前記第2の筐体及び前記第1の筐体に対して非接触状態を保つように形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器の防水構造。
  3. 前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部の高さは、液体がそれぞれ前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部を越えて前記第1の開口及び前記第2の開口に達することを防ぐための所定の高さに設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型電子機器の防水構造。
  4. 前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部の先端は、それぞれ前記第1の開口及び前記第2の開口に対して外向きに屈曲するように形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の携帯型電子機器の防水構造。
  5. 前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部は、前記第1の開口及び前記第2の開口の縁部に多重に形成された第1の環状障壁群及び第2の環状障壁群からなること特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の携帯型電子機器の防水構造。
  6. 前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部の外側には、前記第1の障壁部及び前記第2の障壁部を囲むように、それぞれ第1の環状溝部及び第2の環状溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の携帯型電子機器の防水構造。
  7. 前記第1の環状溝部及び前記第2の環状溝部の所定の部位から分岐して前記第1の筐体及び前記第2の筐体の周縁部まで、それぞれ第1の分岐溝部及び第2の分岐溝部が形成されていることを特徴とする請求項6記載の携帯型電子機器の防水構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載の携帯型電子機器の防水構造を備えたことを特徴とする携帯型電子機器。
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