JP2006157252A - データ分類方法、多次元補間装置、多次元補間方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 データ分割部210により、N次元のデジタル画像信号205を上位ビット信号205と下位ビット信号214とに分割し、分割した上位ビットの信号すべての組み合わせに対応する参照値を重複することなく2N-1個のサブメモリ330(多次元LUT260)に分割記憶するとともに、補間演算に必要な(N+1)個の参照値を参照値読み出し部250で同時に読み出すようにすることにより、補間演算を高速化することができるとともに、割り算器がなくてもサブメモリ330へアクセスするためのアドレスを生成することができるようにして、色空間の変換などの補間演算を高速に行なえるようにすることが、可及的に小さな回路規模で容易に実現できるようにする。
【選択図】 図2
Description
かかる技術では、三次元四面体補間法の場合、選択された四面体の頂点に対応する4つの参照値を並列に読み出して、補間演算を高速化できるようにしている。また、第2の従来技術においても、前述した第1の従来技術と同様に、3D-LUTを重複することなく均等に4個のサブメモリに分割して記憶しており、各サブメモリから参照値を読み出すときにアクセスが競合することはない。
さらに、第2の従来技術におけるLUTを多次元化して分割している。したがって、N次元入力の超四面体(N+1面体)補間法を行なう場合、多次元(N次元)LUTを(N+1)個のサブメモリに分割して記憶できる。
このように、第2の従来技術は、使用するサブメモリの個数が少ないという点で、前述した第1の従来技術よりは優位である。
しかしながら、多次元四面体補間法を採用することが前提になっている場合、補間演算に必要な(N+1)個の参照値をサブメモリから並列に読み出すために、メモリインターフェースなどのメモリ周辺回路を2N個持つ必要があり、余剰回路が多くなるという問題がある。
しかしながら、Nが(2の冪乗−1)でないときには、サブメモリの個数も2の冪乗にならない。例えば、Nが4の場合には、サブメモリの個数は5個となる。そして、第2の従来技術をハードウェア化する場合には、2進法で取り扱うことができない。そのため、Nが(2の冪乗−1)でないときには、サブメモリをアクセスするためのアドレスを生成するときに割り算器が必要となり、シフト演算やビットマスクだけでアドレス生成できないという問題が生じる。また、一般的にメモリは、2の冪乗のワード数で製品化されているため、市場に流通しているメモリを利用してサブメモリを構成する場合、第2の従来技術ではワード数が余剰なメモリを採用しなければならないという問題が生じる。
また、本発明のコンピュータプログラムの他の特徴とするところは、入力したN次元ベクトル信号(Nは4以上の整数)からスカラ信号を出力することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記入力したN次元ベクトル信号値の各成分を各々上位ビットと下位ビットとに分割する分割工程と、前記分割工程により分割された前記上位ビットのデータの組み合わせに対応する参照値を読み出す読み出しステップと、前記読み出し工程により読み出された参照値と、前記分割ステップにより分割された下位ビットのデータとに基づいて、前記入力したN次元ベクトル信号に対する補間演算を行なう補間演算工程とをコンピュータに実行させ、前記参照値は、2N-1個のサブメモリに分割して記憶されていることを特徴とする。
入力デジタル画像信号(R、G、B)は、上位ビットと下位ビットとに分離される。上位ビットは、3D−LUTを用いて行なう補間演算に必要な複数の参照値を取り出すときに使用される。また、下位ビットは、重み係数gとして補間演算に使用される。そして、重み係数gと3D−LUTから取り出された参照値との積和演算により補間値を計算する。
この補間法は、図14(b)〜(g)に示すように、単位立体(例えば、図13に示す単位立体1301)を6つの四面体に分割して(以下、分割した6つの四面体をそれぞれType0〜Type5と称する)、入力座標がどの四面体に属するかによって、以下の(1式)〜(6式)を用いて補間演算する。なお、以下の(1式)〜(6式)では、図14(aa)に示す単位立体の頂点に対応する参照値を、それぞれP0〜P7とし、重み係数gをΔR、ΔG、ΔBとしている。また、Type0からType5の四面体のうち、どの四面体を選択するかは、これら重み係数ΔR、ΔG、ΔBの大小関係により決定される。
X=P0+(P1−P0)×ΔR+(P3−P0)×ΔG+(P7−P0)×ΔB ・・・(1式)
Type1のとき(ΔR>ΔB>ΔG)
X=P0+(P1−P0)×ΔR+(P7−P0)×ΔG+(P5−P0)×ΔB ・・・(2式)
Type2のとき(ΔG>ΔR>ΔB)
X=P0+(P3−P0)×ΔR+(P2−P0)×ΔG+(P7−P0)×ΔB ・・・(3式)
Type3のとき(ΔG>ΔB>ΔR)
X=P0+(P7−P0)×ΔR+(P2−P0)×ΔG+(P6−P0)×ΔB ・・・(4式)
Type4のとき(ΔB>ΔR>ΔG)
X=P0+(P5−P0)×ΔR+(P7−P0)×ΔG+(P4−P0)×ΔB ・・・(5式)
Type5のとき(ΔB>ΔG>ΔR)
X=P0+(P7−P0)×ΔR+(P6−P0)×ΔG+(P4−P0)×ΔB ・・・(6式)
図13に示す三次元直交座標に固定された空間を多次元化して、N次元直交座標に固定された空間にした場合、図13に示す単位立体は、多次元の単位超立体(N次元超立体、もしくは超六面体と呼ぶ)に多次元化される。そして、三次元四面体補間法で使用された四面体は、この多次元化により超四面体と呼ばれる(N+1)面体に多次元化される。
次に、図15(c)に示すように、入力座標と基準点座標との変移量が2番目に大きいΔX1に対応するX1軸と平行で、且つ点(X0<i+1>,X1<j>,X2<k>,X3<l>)を端点にもつ稜線、つまり、点(X0<i+1>,X1<j>,X2<k>,X3<l>)と点(X0<i+1>,X1<j+1>,X2<k>,X3<l>)とを両端点に持つ稜線が選択される。
最後に、図15(e)に示すように、入力座標と基準点座標との変移量が最も小さいΔX3に対応するX3軸と平行で、且つ点(X0<i+1>,X1<j+1>,X2<k+1>,X3<l>)を端点にもつ稜線、つまり、点(X0<i+1>,X1<j+1>,X2<k+1>,X3<l>)と点(X0<i+1>,X1<j+1>,X2<k+1>,X3<l+1>)とを両端点に持つ稜線が選択される。
この場合、経路の採り得る"場合の数"は、24(=4!=4×3×2×1)通りになり、四次元補間演算では単位超立体を24個の超四面体に分割できることが分かる。同様に、N次元補間演算の場合、単位超立体をN!個の超四面体に分割できることが分かる。
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に、カラー複写機の全体構成の一例を示す。
図1において、画像読み取り部120は、レンズ122、CCDセンサ124、及びアナログ信号処理部126等を備えて構成される。レンズ122を介しCCDセンサ124に結像された原稿100の画像が、CCDセンサ124によりR(Red),G(Green),B (Blue)のアナログ電気信号に変換される。
また、CPU回路部110は、演算制御用のCPU112、固定データやプログラムを格納するROM114、データの一時保存やプログラムのロードに使用されるRAM116、及び外部記憶装置118等を備えて構成され、画像読み取り部120、画像処理部130、及びプリンタ部140等を制御し、カラー複写機のシーケンスを統括的に制御する。外部記憶装置118は、カラー複写機が使用するパラメータやプログラムを記憶するディスク等の媒体であり、RAM116のデータやプログラム等は、外部記憶装置118からロードされる構成としても構わない。
本実施形態の多次元補間装置は、N次元の入力信号に対し補間演算を行い、新たな信号を出力する。まず、デジタル画像信号205が多次元補間装置に入力される。このデジタル画像信号205は、N入力の信号である。デジタル画像信号205は、データ分割部210で上位ビット信号212と下位ビット信号214とに分割される。
補間演算部270は、(N+1)本の参照値信号252と、N本の補間演算の重み係数信号242とを受け、前述した補間演算式に従い補間演算を行い、1本の出力信号275を出力する。
図3に、四次元超四面体補間法に従って、基準点から対角点までの単位立体の各頂点を、四次元マンハッタン距離を用いて分類した結果を示す。
Dm=|X0<i1>−X0<i2>|+|X1<j1>−X1<j2>|+|X2<k1>−X2<k2>|+・・・+|XN-2<a1>−XN-2<a2>|+|XN-1<b1>−XN-1<b2>| ・・・(8式)
図3においては、Mem0、Mem1、Mem2、Mem3と記載された太線で囲まれた頂点が同一のサブメモリに記憶され、三次元四面体補間法では、各頂点が4個のサブメモリに分割して記憶されることが理解できる。
図4において、(N+1)個のアドレス生成回路310が、(N+1)個の参照座標信号222をそれぞれ受けて、アドレス信号312と、サブメモリ・バンク選択信号314とを算出する。参照値読み出し部250には、各サブメモリに対応するアドレス選択回路320があり、各アドレス選択回路320は、(N+1)組のアドレス信号312と、サブメモリ・バンク選択信号314とを受ける。
図5において、アドレス生成回路310は、ビット操作部410、サブメモリ・バンク生成回路420、及びサブメモリ・アドレス生成回路430を備えて構成され、N次元参照座標信号222({S0,S1,…,St,…,SN-1})がデータ分割部210から入力される。
図6において、それぞれがwビットのビット深度を有するN個のN次元参照座標信号222を、ビット操作部410が、下位ビットから所定の形式に並べ替え、(N×w)ビットの信号515を作る。図6に示す例では、まず、ビット操作部410は、N個の参照座標信号222の下位1ビット目だけを取り出し、Nビットの信号[SN-1[0],・・・,St[0],・・・,S1[0],S0[0]]を作る。
図7において、ビット操作部410から出力された(N×w)ビットの信号515の下位(3+N)ビットの信号605が、サブメモリ・バンク生成回路420に入力される。この信号605の下位3ビットの信号608は、加算器630にて加算処理される。加算処理された値(S2[0]+S1[0]+S0[0])は、信号632として出力される。
また、クラスタ数生成回路620は、1を入力値607だけ左シフトし(1<<入力値607)、シフトした値を信号622として出力する。
さらに、前記信号622、632、642は、加算器650にて加算された後、サブメモリ・バンク選択信号生成回路660にて下位(N−1)ビットのみが取り出され、取り出された信号は、サブメモリ・バンク選択信号314として出力される。
サブメモリ・アドレス生成回路430は、ビット操作部410から出力された(N×w)ビットの信号515をもとに、サブメモリ330にアクセスするためのアドレス信号312を生成する。
ビット操作部410から出力された(N×w)ビットの信号515の下位(3+N)ビットのうち、6ビットの信号709が、下位アドレス生成回路710に入力され、4ビットのアドレス下位信号712が作成される。なお、残りのビットは、サブメモリ・バンク信号314を生成するために使用され、サブメモリ・アドレス生成回路430では使用されない。
最後に、ビット連結器720を用いて、アドレス上位信号708と、4ビットのアドレス下位信号712とをビット連結し、連結した信号をアドレス信号312として出力する。
下位アドレス生成回路710に入力される6ビットの信号709は、3次元入力信号{S0,S1,S2}の下位2ビットの信号により形成されており、3D−LUTの座標に対応している。これまで説明してきたように、この4×4×4の3D−LUTが、4つのサブメモリ330に分割されるため、この6ビットの信号709は4つのサブメモリ330における参照値のすべてに対応している。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態では、基本となる3次元入力(ベースm=3)に対し、サブメモリを22個単位(クラスタリング単位=22)で当てはめることで、多次元LUTを分割して記憶するようにした。四次元超四面体補間法に適用する場合には、前記単位のサブメモリ(クラスタ・サブメモリ)が2組(クラスタ数=24-3)必要となる。多次元LUTにサブメモリを分割して記憶する方法は、第1の実施形態で説明した方法に限るわけではなく、アドレス生成回路が複雑になるという問題はあるが、一般化することができる。なお、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図9に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
NSmB=(m+1)×2N-m ・・・(9式)
図10は、一般化したサブメモリ・バンク生成回路1420を示している。
図10において、ビット操作部410から出力された(N×w)ビットの信号515の下位(m+N×u)ビットの信号1605を入力する。ここで、uは、(m+1)を2進法で表現することができるビット深度を示す。つまり、log2(m+1)以上の最小の整数である。この信号1605の下位mビットの信号1608は、加算器1630にて加算処理される。加算処理された値(Sm-1[0]+・・・+S1[0]+S0[0])は、信号1632として出力される。
さらに、前記信号1632、1622、1642は、加算器1650にて加算され信号1652として出力される。そして、サブメモリ・バンク選択信号生成回路1660は、(m+1)×2N-mで信号1652を割り、その余りがサブメモリ・バンク選択信号1314として出力される。
(10式)の第1項"ΣXj%(M+1)"では、0〜MのIDを作り、(10式)の第2項"(M+1)Σ[(X%2)<<(j-M)]で、(M+1)*0,(M+1)*1,(M+1)*2,・・・とオフセットを加算する。
図10において、クラスタ数生成回路1620は、選択されなかった(N−M)個の成分について、各々奇数か偶数かを判定し、前記判定結果に基づき(M+1)の倍数を前記余りに加算することによって得られる値を指標値とし、前記指標値に基づいて前記頂点を分類する。第2の実施形態では、クラスタリング単位"m+1"を整数倍する値として、n次元入力(S0, S1, …, Sm-1, Sm, Sm+1, …, Sn-1)信号のうち、(Sm, Sm+1, …, Sn-1)の信号に着目し、そのLSBである(Sm[0], Sm+1[0], …, Sn-1[0])を使用しているので、結局、(Sm, Sm+1, …, Sn-1)の信号の奇数か偶数かを判定していることになる。
なお、第2の実施形態では上記着目した信号のLSBにてバンク信号のオフセットの加算の有無を判断しているが、LSBである必要はなく、
(Sm[1], Sm+1[1], …, Sn-1[1])
(Sm[2], Sm+1[2], …, Sn-1[2])
・・・
(Sm[w-1], Sm+1[w-1], …, Sn-1[w-1])
のように、LSBの代わりに、(Sm, Sm+1, …, Sn-1)のうち定められたビット位置のオン/オフを元にクラスタリング単位(m+1)を整数倍した値を信号1622として出力すればよい。
図11(a)に示すように、サブメモリ・アドレス生成回路1430は、ビット操作部410から出力された(N×w)ビットの信号1515をもとに、サブメモリ330をアクセスするためのアドレス信号1312を生成する。
最後に、ビット連結器1720を用いてアドレス上位信号1708と、{(m−1)×u}ビットのアドレス下位信号1712とをビット連結し、連結した信号をアドレス信号1312として出力する。
そこで、ベースmが2の冪乗−1の値(例えば、表3において、ベースmが3及び7)の場合には、下位アドレス生成回路1710を、図11(c)に示すように、ビット操作のみを行なう回路1710bを用いて実現できる。表3から分かるように、8次元超四面体補間法の場合、ベースmが7の構成を用いれば、アドレスの生成が容易となり、且つサブメモリの総数が少ない8次元超四面体補間装置(多次元補間装置)を実現できる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、前述した第1の実施形態における多次元LUT260を、外部メモリとキャッシュ機構とを用いて実現するようにしている。また、本実施形態における多次元LUTの参照値のビット深度を、8ビットとしている。なお、本実施形態の説明において、前述した第1及び第2の実施形態と同一の部分については、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
アドレス信号254が入力されると、そのアドレス信号254に含まれるアドレス上位信号708をもとに、ミスヒット判定回路920でキャッシュにヒットしたかどうかが判定される。ミスヒット判定回路920は、データバッファ950に記憶されているデータに対応するアドレスの上位値をタグRAM930に記憶している。
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
110 CPU回路部
120 画像読み取り部
130 画像処理部
140 プリンタ部
210 データ分割部
220 参照座標選択部
230 順序判定部
240 重み係数算出部
250 参照点読み出し部
260 多次元LUT
270 補間演算部
Claims (21)
- N次元直交座標(Nは4以上の整数)上の各単位超立方体の頂点を分類する方法であって、
それぞれがN個の成分からなる前記頂点の座標値を入力する入力工程と、
前記入力工程により入力されたN個の成分から所定のM個(MはNより小さい整数)の成分を選択する選択工程と、
前記選択工程により選択されたM個の成分の総和を算出する第1の算出工程と、
前記第1の算出工程により算出された総和を、(M+1)で割った余りを算出する第2の算出工程と、
前記選択工程により選択されなかった(N−M)個の成分の各々が奇数か偶数かに基づいて、(M+1)の倍数を、前記第2の算出工程により算出された余りに加算して指標値を算出する第3の算出工程と、
前記第3の算出工程により算出された指標値に基づいて、前記頂点を分類する分類工程とを有することを特徴とするデータ分類方法。 - N次元直交座標(Nは4以上の整数)上の各単位超立方体の頂点を分類する方法であって、
それぞれがN個の成分からなる前記頂点の座標値を入力する入力工程と、
前記入力工程により入力されたN個の成分から所定のM個(MはNより小さい整数)の成分を選択する選択工程と、
前記選択工程により選択されたM個の成分の総和を算出する第1の算出工程と、
前記第1の算出工程により算出された総和を、(M+1)で割った余りを算出する第2の算出工程と、
前記選択工程により選択されなかった(N−M)個の成分の夫々の所定のビット位置の値に基づいて、(M+1)の倍数を、前記第2の算出工程により算出された余りに加算して指標値を算出する第3の算出工程と、
前記第3の算出工程により算出された指標値に基づいて、前記頂点を分類する分類工程とを有することを特徴とするデータ分類方法。 - 前記Mは3であり、
前記分類工程は、前記頂点を、2N-1個のグループに分類することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ分類方法。 - 前記Mは(N−1)であり、
前記分類工程は、前記頂点を、(N×2)個のグループに分類することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ分類方法。 - 入力したN次元ベクトル信号(Nは4以上の整数)からスカラ信号を出力する多次元補間装置であって、
前記入力したN次元ベクトル信号値の各成分を各々上位ビットと下位ビットとに分割する分割手段と、
前記分割手段により分割された前記上位ビットのデータの組み合わせに対応する参照値を記憶したメモリ手段と、
前記参照値を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出された参照値と、前記分割手段により分割された下位ビットのデータとに基づいて、前記入力したN次元ベクトル信号に対する補間演算を行なう補間演算手段とを具備し、
前記メモリ手段は、前記参照値を2N-1個のサブメモリに分割して記憶することを特徴とする多次元補間装置。 - 前記入力したN次元ベクトル信号におけるN個の成分から所定のM個(MはNより小さい整数)の成分を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたM個の成分の総和を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された総和を、(M+1)で割った余りを算出する第2の算出手段と、
前記選択手段により選択されなかった(N−M)個の成分の各々が奇数か偶数かに基づいて、(M+1)の倍数を、前記第2の算出手段により算出された余りに加算して指標値を算出する第3の算出手段と、
前記第3の算出手段により算出された指標値に基づいて、前記頂点を前記参照値として分類する分類手段とを有し、
前記メモリ手段は、前記分類手段による分類結果に基づいて、前記参照値を2N-1個のサブメモリに分割して記憶することを特徴とする請求項6に記載の多次元補間装置。 - 前記入力したN次元ベクトル信号におけるN個の成分から所定のM個(MはNより小さい整数)の成分を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたM個の成分の総和を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された総和を、(M+1)で割った余りを算出する第2の算出手段と、
前記選択手段により選択されなかった(N−M)個の成分の夫々の所定のビット位置の値に基づいて、(M+1)の倍数を、前記第2の算出手段により算出された余りに加算して指標値を算出する第3の算出手段と、
前記第3の算出手段により算出された指標値に基づいて、前記頂点を前記参照値として分類する分類手段とを有し、
前記メモリ手段は、前記分類手段による分類結果に基づいて、前記参照値を2N-1個のサブメモリに分割して記憶することを特徴とする請求項6に記載の多次元補間装置。 - 前記Mは3であり、
前記分類手段は、前記第3の算出手段により算出された指標値に基づいて、前記頂点を前記参照値として2N-1個のグループに分類することを特徴とする請求項7又は8に記載の多次元補間装置。 - 前記入力したN次元ベクトル信号におけるN個の成分の上位データの中から、(N−3)成分のデータを選び、各々奇数か偶数かを判定してクラスタ数信号を生成し、生成したクラスタ数信号に基づいて前記サブメモリを選択するサブメモリ選択手段を有し、
前記読み出し手段は、前記サブメモリ選択手段により選択されたサブメモリに記憶されている参照値を読み出すことを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の多次元補間装置。 - 前記サブメモリ選択手段は、前記下位アドレス生成手段により下位2ビットが取り出されなかった(N−3)成分の上位ビットの信号の下位1ビットをクラスタ数信号とし、前記クラスタ数信号に基づいて、前記サブメモリを選択する信号を生成すること特徴とする請求項10に記載の多次元補間装置。
- 前記入力したN次元ベクトル信号におけるN個の成分の上位ビットのデータをデジタル信号化し、上位ビットの信号としたことを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の多次元補間装置。
- 前記入力したN次元ベクトル信号におけるN個の成分のうち、特定の3成分における前記上位ビットの信号の下位2ビットを用いて6ビットの信号を生成し、前記6ビット信号を4ビット信号に変換し、4ビットのアドレス下位信号を生成する下位アドレス生成手段を有することを特徴とする請求項12に記載の多次元補間装置。
- 前記下位アドレス生成手段は、ROMに格納されたテーブルを用いて、前記6ビット信号を4ビット信号に変換することを特徴とする請求項13に記載の多次元補間装置。
- 前記下位アドレス生成手段は、前記特定の3成分うち、1成分の下位2ビットを切り捨てて、前記6ビット信号を4ビット信号に変換することを特徴とする請求項13に記載の多次元補間装置。
- 前記分割手段により分割されたN個の上位ビットの信号から、同一のビット位置にある1ビットを取り出し、取り出したN個のビットをまとめて連結してNビットの信号とする操作を、前記上位ビットの信号の最下位から最上位まで順に行ない得られた複数のNビット信号をさらに連結し、連結した信号から(N+3)ビットを除いた信号をアドレス上位信号として生成する上位アドレス生成手段を有することを特徴とする請求項12に記載の多次元補間装置。
- 前記上位アドレス生成手段により生成されたアドレス上位信号を用いて、キャッシュのヒットもしくはミスヒットを判定するキャッシュ機構を有することを特徴とする請求項16に記載の多次元補間装置。
- 入力したN次元ベクトル信号(Nは4以上の整数)からスカラ信号を出力する多次元補間方法であって、
前記入力したN次元ベクトル信号値の各成分を各々上位ビットと下位ビットとに分割する分割工程と、
前記分割工程により分割された前記上位ビットのデータの組み合わせに対応する参照値を読み出す読み出しステップと、
前記読み出し工程により読み出された参照値と、前記分割ステップにより分割された下位ビットのデータとに基づいて、前記入力したN次元ベクトル信号に対する補間演算を行なう補間演算工程とを有し、
前記参照値は、2N-1個のサブメモリに分割して記憶されていることを特徴とする多次元補間方法。 - N次元直交座標(Nは4以上の整数)上の各単位超立方体の頂点を分類することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
それぞれがN個の成分からなる前記頂点の座標値を入力する入力工程と、
前記入力工程により入力されたN個の成分から所定のM個(MはNより小さい整数)の成分を選択する選択工程と、
前記選択工程により選択されたM個の成分の総和を算出する第1の算出工程と、
前記第1の算出工程により算出された総和を、(M+1)で割った余りを算出する第2の算出工程と、
前記選択工程により選択されなかった(N−M)個の成分の各々が奇数か偶数かに基づいて、(M+1)の倍数を、前記第2の算出工程により算出された余りに加算して指標値を算出する第3の算出工程と、
前記第3の算出工程により算出された指標値に基づいて、前記頂点を分類する分類工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - N次元直交座標(Nは4以上の整数)上の各単位超立方体の頂点を分類することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
それぞれがN個の成分からなる前記頂点の座標値を入力する入力工程と、
前記入力工程により入力されたN個の成分から所定のM個(MはNより小さい整数)の成分を選択する選択工程と、
前記選択工程により選択されたM個の成分の総和を算出する第1の算出工程と、
前記第1の算出工程により算出された総和を、(M+1)で割った余りを算出する第2の算出工程と、
前記選択工程により選択されなかった(N−M)個の成分の夫々の所定のビット位置の値に基づいて、(M+1)の倍数を、前記第2の算出工程により算出された余りに加算して指標値を算出する第3の算出工程と、
前記第3の算出工程により算出された指標値に基づいて、前記頂点を分類する分類工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 入力したN次元ベクトル信号(Nは4以上の整数)からスカラ信号を出力することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記入力したN次元ベクトル信号値の各成分を各々上位ビットと下位ビットとに分割する分割工程と、
前記分割工程により分割された前記上位ビットのデータの組み合わせに対応する参照値を読み出す読み出しステップと、
前記読み出し工程により読み出された参照値と、前記分割ステップにより分割された下位ビットのデータとに基づいて、前記入力したN次元ベクトル信号に対する補間演算を行なう補間演算工程とをコンピュータに実行させ、
前記参照値は、2N-1個のサブメモリに分割して記憶されていることを特徴とするコンピュータプログラム。
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