JPH11238127A - 刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補間の共用補間回路 - Google Patents

刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補間の共用補間回路

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JPH11238127A
JPH11238127A JP10349655A JP34965598A JPH11238127A JP H11238127 A JPH11238127 A JP H11238127A JP 10349655 A JP10349655 A JP 10349655A JP 34965598 A JP34965598 A JP 34965598A JP H11238127 A JPH11238127 A JP H11238127A
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JP10349655A
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Gary L Vondran Jr
ゲーリー・エル・ヴァンドラン・ジュニア
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    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー空間の間の変換を実行するために必要な
補間演算に必要とされる計算量を減少させる。 【解決手段】カラー空間の変換において行われるデータ
値の補間に関する従来技術の下位立方補間方式を改良し
た放射状補間方式および四面体補間方式を提供する。こ
れら両方式は、アプリケーションの特性に応じて選択的
に適用され、また、入力空間および出力空間の次元数の
変化に対応できるように構成される。更に、これら両方
式の回路の一部に未使用部分があるためそれを刈り込
み、また、両方式の回路の共通部分を統合した共用回路
構成とした。これにより、回路数の縮減が達成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの変換に関
するもので、特に、第1のカラー空間から第2のカラー
空間への変換の場合のような第1の空間から第2の空間
へのデータの変換に関するものである。
【0002】
【従来の技術】測色は長い間複雑な科学と認識されてき
た。カラー刺激ベクトルを三刺激空間と呼ばれる3次元
空間で表現することが可能でありまた便利であると一般
に認められている。基本的には、Commission Internati
onale L'EclairageすなわちCIE委員会によって19
31年に定義されたように、3つの主要カラー(X,Y,Z)
を組み合わせて、我々のすべての視覚を定義することが
できる(すなわち、理想的3原色観察者のカラー合致特
性で識別される波長の3つの独立機能を指定することに
よって定義される理想的3原色観察者のカラー合致特性
がカラーを指定するための国際基準を形成する)。その
ような3次元構造体の基本概念は、John Wiley & Sons,
Inc., NY, copyright 1981 (2nd. ed.)から出版のBill
meyerおよびSaltzman両氏著の"Principles of Color Te
chnology"およびJohn Wiley & Sons, Inc., copyright
1982 (2d ed.)から出版のWyszeckiおよびStiles両氏著
の"Color Science: Concepts and Methods, Quantitati
ve Data and Formulae"などの文献に記載されている。
【0003】赤、緑、青(すなわちRGB)、シアン、マ
ジェンタ、黄色(すなわちCMY)、色相、彩度、値(す
なわちHSV)、色相、光度、彩度(すなわちHLS)、
輝度、赤黄色スケール、緑青色スケール(すなわちLa
*b*)、輝度、赤緑色スケール、黄青色スケール(すな
わちLuv)、および商用カラーテレビ放送に使用され
るYIQなどの3原色モデル系が、システム設計者に種
々の選択肢を提供する。種々の3変数カラー・モデル
は、例えばAddison-Wesley Publishing Companyから出
版のFoleyおよびVan Dam両氏著の"Fundamentals of Int
eractive ComputerGraphics"に記載されている。
【0004】デジタル・データ処理における諸モデル・
システム間のカラー変換は、オリジナル機器製造者に多
くの問題を与えている。1つのシステムから別のシステ
ムへのデータの変換は、システム間の関係が一般に非線
形であるため、簡単ではない。従って、(カラー・スキ
ャナ、CRTディスプレイ、デジタル・カメラ、コンピ
ュータ・ソフトウェア/ファームウェアなどのような)
入力装置からのオリジナルの画像と(CRTディスプレ
イ、カラー・レーザープリンタ、カラー・インクジェッ
ト式プリンタなどのような)出力装置における変換され
たコピーの間のカラー整合性を維持することは重要な問
題である。
【0005】例えば、コンピュータ芸術家達は、コンピ
ュータ・ビデオ上にカラー画像を作成し、ハード・コピ
ーと同じカラーでプリンタに印刷できる能力を求める。
あるいは、オリジナルのカラー写真がスキャナでデジタ
ル化され、その結果として作成されるデータが、ビデオ
・モニタ上での表示のため変換されたり、レーザー・イ
ンクジェットまたは熱移転プリンタによるハード・コピ
ーとして複製される場合がある。上述のいくつかの文献
に記載されているように、カラーは、加算型主要カラー
である赤、緑および青(RGB)または減算型主要カラー
であるシアン、マジェンタ、黄色および黒(CMYK)の
レンダリングとして構成することができる。例えばコン
ピュータ・ビデオ・モニタのRGBカラー空間から、例
えばレーザープリンタ・ハード・コピーのCMYKカラ
ー空間への変換が必要とされる場合がある。1つのカラ
ー空間から他のカラー空間への変換は、複数次元での複
雑な非線形計算を必要とする。一部の変換演算はマトリ
ックス乗算を通して達成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
の生成のために使用される染料、螢光体およびトナーが
不完全であることがカラー空間変換のそのような方法に
おける困難性の原因ともなっている。更に複雑な点は、
同じ顔料混合で印刷しても媒体が異なればカラー反応が
異なるという点である。その結果として、純粋に数学的
カラー空間変換方法によって、許容可能なカラー複製が
提供されない。
【0007】経験的に引き出された値のセットに基づい
たルックアップ・テーブル方式を使用してカラー空間変
換における優れた結果を得ることができることは認識さ
れている。典型的には、ビデオ・ディスプレイに使用さ
れるRGBカラー空間は、主要カラーである赤、緑およ
び青の各々を表現するため8ビットを使用する。従っ
て、各画素を表現するため24ビットが必要とされる。
この解像度では、RGBカラー空間は224すなわち16,77
7,216カラーから構成される。RGB空間におけるこれ
らポイントの各々から4つのCMYK(印刷における黒
色の純粋性を保つため、シアン、マジェンタおよび黄色
という3つの顔料だけではなく、一般に黒のプロセスと
して知られているように、独立した黒が通常提供される
ので4カラー)へのカラー空間変換の実行においては、
カラー空間コンポーネントは4x224すなわち67,108,864
バイト・データを含むルックアップ・テーブルを必要と
する。経験的には、このような数のエントリを含むルッ
クアップ・テーブルの構築はあまりに高価である。
【0008】1つのカラー空間から別の空間への変換を
実行する際、カラー空間変換分野においてよく知られて
いる多数の補間方式が使用される。"PERFORMING COLORS
PACE CONVERSIONS WITH THREE DIMENSIONAL LINEAR INT
ERPOLATION, JOURNALOF ELECTRONIC IMAGING, July 199
5 Vol.4(3)"には、3線形補間、プリズム補間および四
面体補間を使用してカラー空間変換を実行する方法が開
示されている。米国特許第3,893,166号は、補間におい
て使用される値にアクセスするためルックアップ・テー
ブルを使用するカラー空間変換方式を開示している。
【0009】カラー印刷のために必要とされる場合のよ
うに、従来技術の補間方法を使用するカラー空間の間の
大量のデータの変換は、時間のかかる演算である。カラ
ー空間変換プロセスのため計算集約的先行技術方法を使
用する場合高率のデータ・スループットの達成は困難で
ある。このように、カラー空間の間の変換を実行するた
めに必要な計算量を減少させることを可能にする補間方
法および補間装置に対する必要性が存在する。
【0010】
【課題を解決するための手段】補間データ値の間を補間
する本発明の補間回路は、刈り込み放射状補間および刈
り込み四面体の共用補間回路であって、各々がd個のコ
ンポーネントを有する入力データ値を使用して出力デー
タ値を生成するため補間データ値の間の補間を実行す
る。d個のコンポーネントの各々は上位ビット部分およ
び下位ビット部分に区分けされ、それらd個の下位ビッ
ト部分の各々のビット数はnである。該共用補間回路
は、各々が第1の制御入力セットのうちの1つの制御入
力を受け取り、1つのマルチプレクサ出力を有し、上記
第1の制御入力セットのうちの上記1つの制御入力に応
じて上記補間データ値を選択するように構成された第1
の2n-1個のマルチプレクサ・セット、上記第1のマルチ
プレクサ・セットの1つに接続される1つのマルチプレ
クサ出力を各々が有し、第2の制御入力セットのうちの
1つの制御入力に応じて、第1の関数の使用を決定する
第1の値セットの1つと第2および第3の関数の使用を
決定する第2の値セットの1つの間で選択を行うことに
よって、上記第1セット制御入力を供給する第2の2n-2
個のマルチプレクサ・セット、および、上記第1のマル
チプレクサ・セットの上記マルチプレクサ出力を受け取
るように構成された加算手段を含む。
【0011】補間データ値の間を補間する本発明の別の
1つの補間回路は、刈り込み放射状補間および刈り込み
四面体の共用補間回路であって、各々が上位ビット部分
および下位ビット部分に区分けされた3個のコンポーネ
ントを有する入力データ値を使用して出力データ値を生
成するため補間データ値の間の補間を実行する。該共用
補間回路は、第1のマルチプレクサ出力部を有し、第1
の制御入力および上記複数補間データ値を受け取り該第
1の制御入力に応じて上記補間データ値からの選択を行
うように構成された第1のマルチプレクサ、第2のマル
チプレクサ出力部を有し、第2の制御入力および上記複
数補間データ値を受け取り該第2の制御入力に応じて上
記補間データ値からの選択を行うように構成された第2
のマルチプレクサ、第3のマルチプレクサ出力部を有
し、第3の制御入力および上記複数補間データ値を受け
取り該第3の制御入力に応じて上記補間データ値からの
選択を行うように構成された第3のマルチプレクサ、上
記第2のマルチプレクサに接続し上記第2の制御入力を
供給する第4のマルチプレクサ出力部を有し上記下位ビ
ットの3つのセットから決定される第1の値と第2の値
からの選択を行う第4のマルチプレクサ、上記第3のマ
ルチプレクサに接続し上記第3の制御入力を供給する第
5のマルチプレクサ出力部を有し、上記下位ビットの3
つのセットから決定される第3の値と第4の値からの選
択を行う第5のマルチプレクサ、および、上記第1、第
2および第3のマルチプレクサの出力部に接続し、上記
3つの上位ビット・セットから決定される上記補間デー
タ値の1つを受け取るように構成された加算手段を含
む。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、以下に例示される特定
の典型的実施形態に限定されない。更に、下位立方体補
間のいくつかの実施形態がカラー・レーザープリンタの
文脈において記述されるけれども、 以下に記述される
下位立方体補間の実施形態は、複数空間の間の補間デー
タ変換のいかなるものにおいても適用可能であることは
当業者に認められることであろう。例えば、3次元のグ
ラフィックスのレンダリングに必要とされる補間は、以
下に記述される補間技術を有益に使用することができる
であろう。
【0013】連続的下位立方体の頂点の各々を生成する
ため四面体補間を使用する下位立方体補間は、米国特許
出願第08/504,406号に記載されている。しかしながら、
上記出願特許に開示されている下位立方体頂点値の生成
の方法は、多数の計算を必要とする。従って、下位立方
体頂点値を生成する一層計算効率の高い方法に対する必
要性が存在する。
【0014】図1には立方体格子1が示されている。立
方体格子は、出力カラー空間における値を表す立方体頂
点を持つ複数の立方体から形成されている。入力カラー
空間値の各々は上位部分および下位部分に区分けされ
る。入力カラー空間値の各々の上位部分は、補間のため
に使用される立方体格子1の頂点値のアドレスを定める
インデックスの役目を果たす。入力カラー空間値の各々
の下位部分は、入力カラー空間値の上位部分を使用して
アクセスされた出力カラー空間値の間の補間を行うため
に使用される。立方体格子の次元の各々は、入力カラー
空間値のコンポーネントのうちの1つに対応する。立方
体格子1の頂点に関連する値は、出力カラー空間値を生
成するために使用される。
【0015】出力カラー空間値の各々は、出力カラー空
間の次元に対応する複数のコンポーネントを持つ。入力
カラー空間値から出力カラー空間値のコンポーネントへ
の変換が実行される。出力カラー空間値コンポーネント
各々への変換は、独立した頂点値セットを使用する。出
力カラー空間値の各々に対して3つのコンポーネントが
存在するケースの場合、カラー空間変換のために使用さ
れる3つの頂点値セットが存在する。このケースでは、
各頂点値は3つのセットのうちの1つから選択された3
つの値の各々を持つ3つの値で形成されていると見なす
ことができる。頂点値をこのように見れば、出力カラー
空間値のコンポーネントの各々への変換は並列的に実行
される。出力カラー空間コンポーネントの各々への変換
を逐次実行することも可能である。このように、変換
は、各々が各頂点値セットに対応する3つの別々の立方
体格子を使用するものと見ることができる。
【0016】図2には、一般的補間プロセスが示されて
いる。例えば、円筒形カラー空間でカラーを表現する入
力カラー空間値(a,b,c)10が同じカラーをデカルト・
カラー空間で表現する出力カラー空間値(x,y,z)11に
変換される。この例では、a、b、cの各々は8ビットで
表現される。3つの8ビット・グループの各々は、例え
ば、(au、buおよびcuで表される)上位4ビット10aお
よび(al、blおよびclで表される)下位4ビット10bに
区分けされる。上位4ビット10aの3グループは、補
間データ値として使用される立方体格子1の範囲内の立
方体の頂点に対応している8つの値を取り出すための立
方体格子1へのインデックスとして使用される。次に、
下位4ビット10bの3グループを使用して、立方体格
子1の頂点に対応する8つの補間データ値の間を補間し
て、出力カラー空間値11のコンポーネントが生成され
る。
【0017】入力カラー空間値10のビットの区分に関
してその他の形態も可能である点は当業者に認められる
であろう。特定のビット区分は、補間のため出力カラー
空間の値を記憶するために利用できるメモリ・サイズ、
および、立方体格子1の頂点の間で起こる出力カラー空
間値の変化の量のような要因に依存するであろう。補間
の精度と補間データ値として使用される出力カラー空間
値を記憶するために使用されるメモリ・サイズの間のト
レードオフが存在する。出力カラー空間の特性がカラー
空間を通して比較的直線的に変化するようなものであれ
ば、 許容可能な水準の補間精度を達成するため立方体
格子1の頂点は比較的少なくてすむ。
【0018】au、buおよびcuによって形成されるインデ
ックスは、立方体格子へのエントリ・ポイントとしての
役目を果たす。インデックスは、補間データ値として使
用される立方体の8つの頂点の1つの頂点をアドレスす
る。立方体の頂点の各々は、出力カラー空間値11の1
つのコンポーネントを生成するために実行される補間に
使用される1つの値に対応する。立方体格子1における
立方体の8つの関連する頂点は、以下の相対的アドレス
を持つ。 (au,bu,cu) (au+1,bu,cu) (au,bu+1,cu) (au,bu,cu+1) (au+1,bu+1,cu) (au+1,bu,cu+1) (au,bu+1,cu+1) (au+1,bu+1,cu+1)
【0019】米国特許出願第08/504,406号に記載の立方
体下位分割補間方法は、既に生成された下位立方体の頂
点に関連した値を使用して新たな下位立方体を生成する
ことによって補間を実行する。上位ビットの3つのグル
ープ(au、buおよびcu)10aに関連する頂点値によって
形成される初期立方体を使用して、第1の下位立方体が
生成される。この初期立方体は8つの下位立方体に分割
される。下位ビットの3つのグループ10b(al,bl,cl)
を使用して、下位立方体分割の次の反復のために作成さ
れる8つの可能な下位立方体のうちの1つが選択され
る。下位ビットのこれら3つのグループ1Obは、8つ
の可能な下位立方体のどれに補間結果が置かれるかを識
別する。補間の結果を含む下位立方体が識別されると、
この下位立方体を使用して、補間の結果を含む次の下位
立方体が生成される。補間の結果を含む最後の下位立方
体が生成されるまで、このプロセスが継続的に反復され
る。生成されたこの最後の下位立方体の頂点に関連する
値のうちの1つが補間の結果として使用される。
【0020】図3は、下位ビットの3グループ(al,bl,c
l)10bを使用した下位立方体の選択を視覚的に示す。
下位立方体の選択を説明する目的のため、入力カラー空
間値の各コンポーネントに関する下位ビット10bが4
ビットから成るケースを考察する。図3には、入力カラ
ー空間値のコンポーネントa、bおよびcに対応する軸が
示されている。これらの軸の各々は入力カラー空間の1
つの次元に対応する。入力カラー空間値の各コンポーネ
ントの下位ビット10bからの1つの対応するビット
(2の同じ累乗の係数であるという意味にいて対応する
ビット)を使用して、下位立方体は指定される。各コン
ポーネントの下位ビット10bの各ビット位置は、その
コンポーネントに対応する次元に沿って立方体を半分に
分割するものとして見ることができる。各コンポーネン
トに関するビットの値は、補間の結果がどの下位立方体
に置かれるかを判断する目的のため、立方体のどの半分
が対応する次元で選択されるかを決定する。選択される
下位立方体は、入力カラー空間値の下位ビット10bの
各コンポーネントの対応するビットによって選択された
2分の1立方体の交点によって規定される立体である。
コンポーネントに関する下位ビット10bのビットが
「1」であれば、選択された2分の1立方体の隅は、立
方体の起点から対応する軸に沿って2分の1の長さ変位
される。コンポーネントに関する下位ビット10bのビ
ットが「0」であれば、選択された2分の1立方体の隅
は、立方体の起点を含む。図4には、al、blおよびcl
各々の対応するビットによって指定される2分の1立方
体の共通の交点によって定義された8つの可能な下位立
方体が示されている。
【0021】入力カラー空間値のコンポーネントの下位
ビット10bの軸に対する割り当てと整合する形態で立
方体の頂点に番号をつけることによって、生成されるべ
き下位立方体の頂点に関連する下位立方体を生成するた
めに使用される立方体の頂点は、コンポーネントの下位
ビット10bのグループの各々からの対応するビットを
結合することによって形成されるバイナリ値によって指
定される。図5には、符号をつけられた軸および番号を
つけられた頂点をもつ立方体が示されている。下位立方
体を生成するために使用される立方体と生成される下位
立方体は1つの頂点を共有する。このような頂点番号の
割り当てを用いれば、生成される下位立方体の範囲内に
含まれる下位立方体を生成するために使用される立方体
の頂点の数は、所与のビット位置に関するal、blおよび
clの対応するビットから形成されるバイナリ値である。
【0022】以下に1つの例を用いて下位立方体生成を
説明する。al、blおよびclの値が、それぞれ、 al=1010 bl=1110 cl=0011 であると仮定する。al、blおよびclに割り当てられたこ
れらの値を用いれば、第1の下位立方体を生成するため
に使用される立方体の頂点番号6(この番号6はa l、bl
およびclの各々から最上位ビットを選択してそれらを1
つのバイナリ値に連結することによって計算される)は
第1の下位立方体の1つの頂点である。生成される第2
の下位立方体の範囲内に含まれる第1の下位立方体の頂
点は、頂点番号2である(この番号2はal、blおよびcl
の各々から最上位から2番目のビットを選択してそれら
を1つのバイナリ値に連結することによって計算され
る)。生成される第3の下位立方体の範囲内に含まれる
第2の下位立方体の頂点は、頂点番号7である(この番
号7はal、blおよびclの各々から最上位から3番目のビ
ットを選択してそれらを1つのバイナリ値に連結するこ
とによって計算される)。生成される第4の下位立方体
の範囲内に含まれる第3の下位立方体の頂点は、頂点番
号1である(この番号1はal、blおよびclの各々から最
上位から4番目のビットを選択してそれらを1つのバイ
ナリ値に連結することによって計算される)。第1の下
位立方体の頂点値は、入力カラー空間のコンポーネント
の上位ビット(al、bl、cl)を使用してアクセスされる頂
点値で生成される。第2の下位立方体の頂点値は、第1
の下位立方体に関して生成される頂点値を使用して生成
される。第3の下位立方体の頂点値は、第2の下位立方
体に関して生成される頂点値を使用して生成される。最
後に、第4の下位立方体の頂点値は、第3の下位立方体
に関して生成される頂点値を使用して生成される。下位
立方体補間において、最後の下位立方体の番号0をつけ
られた頂点に関連する値は、補間の結果として使用され
る値である。この結果が、出力カラー空間値の1つのコ
ンポーネントである。このような下位立方体生成手順
は、入力カラー空間値の下位ビット10bの各コンポー
ネントを指定するために使用される任意の数のビットに
対して適用することができる。
【0023】下位立方体値の生成のため既に種々の方法
が使用されてきた。これらの方法には、四面、ピラミッ
ド、プリズムおよび3線形法が含まれる。放射状下位立
方体生成法は、下位立方体生成の新しい方法であり、下
位立方体を生成するために必要とされる計算量の大幅な
減少を達成する。補間プロセスがカラー空間変換の近似
であるので、補間方法の各々が異なる結果を生成する場
合があることは認識されるべきであろう。変換が実行さ
れるカラー空間の位置およびその結果の好ましさに従っ
て、1つの方法が他の方法より望ましい結果を生むかも
しれない。
【0024】図6には、放射状下位立方体生成方法が示
されている。放射状下位立方体生成プロセスを明確に説
明するため、いくつかの概念の定義が必要とされる。上
述のケースの場合と同様に、補間方法の各々は、al、bl
およびclは、入力カラー空間値のそれぞれのコンーネン
トa、bおよびcの下位ビット10bを表す。変数iは、4
ビットが下位ビット10bの各コンポーネントを指定す
るために使用されるケースに関して、以下に示されるよ
うに、下位ビット10b(al、bl、cl)の範囲内のビット
位置を指定するために使用される。iの最大値(値3)は、
下位ビット10bの最上位ビット位置に対応する。iの
最小値(値0)は、下位ビット10bの最下位ビット位置
に対応する。当業者に認められることであろうが、この
ような表記法は、下位ビット10bの各コンポーネント
に関して使用される種々の数のビットに容易に適応する
ことができる。下位ビット10bを表現するために使用
されるnビットに関して、iの値は、n-1から0の範囲をと
る。
【0025】
【表1】
【0026】この表記法を使用すると、iの値は下位立
方体生成の反復回数を間接的に標示する。3というiの値
は、第1の下位立方体の生成に対応する。この第1の下
位立方体は、上位ビット10aを使用して立方体格子1
の値にアクセスすることによって形成される立方体から
の頂点番号6を含む。0というiの値に関して、第4の下
位立方体が生成される。この第4の下位立方体は、生成
された第3の下位立方体からの頂点番号1を含む。下位
立方体の範囲内に含まれる下位立方体を生成するために
使用される立方体の頂点番号を決定するため、 式1a v(i) = 4al(i) + 2bl(i) + cl(i) という式が使用される。
【0027】式1aにおいて、v(i)は、生成される下位立
方体の範囲内に含まれる立方体の頂点番号を表わす。al
(i)、bl(i)およびcl(i)の各々は、下位ビット10bの
それぞれのコンポーネントにおけるi番目の位置に関連
するバイナリの値を表わす。iの各値に関して、式1a
は、所望の下位立方体の範囲内に含まれる下位立方体を
生成するために使用される立方体の頂点の正確な番号を
作成する。iの値は、n-1から0までの整数を含むと仮定
される。但し、nは、入力カラー空間値の下位ビット1
0bのコンポーネントの各々を指定するために使用され
るビットの数である。番号v(i)を持つ頂点の値は、P[v
(i)]によって表記される。式1aは、d個のコンポーネン
トから形成される入力カラー空間値10に関して一般化
される。次の式1bは、v[i]の一般化された表現である。 式1b v[i]=2d-1xlb1[i]+2d-2xlb2[i]+2d-3xlb3[i]+...
+2d-dxlbd[i] 式1bにおいて、"lb"の各々は、入力カラー空間値10の
d個のコンポーネントの下位ビット10bを表す。式1a
の場合と同様に、iの値はn-1から0の間の整数を含む。
【0028】下位立方体の8つの頂点に関連する値は下
記の表2に示されるような立方体から生成される。P'
[下位立方体番号]によって指定される頂点値は、下位立
方体頂点値を表し、P[立方体番号]によって指定される
頂点値は、下位立方体頂点値を生成するために使用され
た立方体の頂点値を表す。ある1つの下位立方体頂点の
所与の値は、その下位立方体の範囲内に含まれ、その下
位立方体を生成するために使用された立方体の頂点の値
(すなわちP[v(i)]によって指定される値)を用いてその
下位立方体が生成される元の立方体の対応する頂点値を
平均することによって生成される。
【0029】
【表2】 P'[7] = (P[7] + p[v(i)])/2 P'[6] = (P[6] + p[v(i)])/2 P'[5] = (P[5] + p[v(i)])/2 P'[4] = (P[4] + p[v(i)])/2 P'[3] = (P[3] + p[v(i)])/2 P'[2] = (P[2] + p[v(i)])/2 P'[1] = (P[1] + p[v(i)])/2 P'[0] = (P[0] + p[v(i)])/2
【0030】図7には、放射状補間法において使用され
る下位立方体分割プロセスの複数の反復が示されてい
る。図7の例において入力カラー空間値の下位ビット1
0bのコンポーネントに関して使用される値は、表1で
示されたものと同じものである。第1の下位立方体の生
成のため使用された立方体頂点の値は(これらの値は入
力カラー空間値の上位ビット10aを使用してアクセス
される)、メモリに記憶されているカラー・テーブルか
らロードされる。下位立方体分割の最終反復処理の後、
最終的下位立方体の頂点番号0が補間プロセスの結果と
して使用される。下位立方体頂点値の実際の計算の間、
丸め誤差の蓄積を防ぐため、下位立方体生成の各反復プ
ロセスに関して必要とされる2による除算は、生成され
る最終的下位立方体の頂点の値に対してのみ実行され
る。除算がこのように実行される時、nを下位ビット1
0bの各コンポーネントに割り当てられたビットの数で
あるとすれば、除数は2nである。2nによる除算は、右シ
フト演算を実行することによって簡単に実行されること
ができる。n=4の場合、この除数は16である。このよう
に最終的下位立方体頂点値の生成の後になるまで除算演
算が実行されないことにより、下位立方体生成プロセス
は、生成される下位立方体の選択された頂点値の一連の
加算だけに縮減される。
【0031】図8には、放射状補間回路100のハード
ウェア実施形態が示されている。図8は、また、表1の
下位ビット10bに対応するv[i]に関する値を使用しな
がら放射状補間回路100を通して実行される放射状補
間の進展を示す。上位ビット10aを使用して選択され
る8頂点に関連する(P[0]からP[7]までの)値の各々が、
第1のマルチプレクサ101のマルチプレクサ入力部に
接続される。iが3であるv[i]の値は、第1のマルチプレ
クサ101の制御入力部に接続される。iが3であるv[i]
の値を使用して、生成される第1の下位立方体に含めら
れる上位ビット10aを使用して選択される立方体の頂
点に関連する値が選択される。第1のマルチプレクサ1
01の出力は、8台の加算器からなる第1の加算器セッ
ト102の各加算器の第1入力部に接続される。第1の
加算器セット102の各加算器の第2の入力部は、上位
ビット10aを使用して選択される値のうちの1つに接
続される。第1マルチプレクサ101および第1加算器
セット102が放射状補間回路100の第1段を形成す
る。図8から認められるように、放射状補間の1回の反
復プロセスに関して(前述のように放射状補間のすべて
の反復プロセスが完了するまで遅延される2による除算
を除いて)表2の平均演算が第1マルチプレクサ101
および第1加算器セット102という構成を用いて実行
される。放射状補間回路100の第2,第3および第4
の段階は、それぞれ、第2マルチプレクサ103と第2
加算器セット104、第3マルチプレクサ105と第3
加算器セット106、および第4マルチプレクサ107
と第2加算器セット108によって形成される。第2マ
ルチプレクサ103、第3マルチプレクサ105および
第4マルチプレクサ107の制御入力部は、それぞれ、
v[i=2]、v[i=1]およびv[i=0]に接続される。放射状補間
回路100の第2,第3および第4の段階は、表2の関
係を使用して(この場合もすべての反復の完了まで2に
よる除算は遅延されるが)放射補間の連続的反復プロセ
スを実行する。
【0032】図9は、1回の放射状補間反復プロセスの
概略流れ図である。最初に、上位ビット10aを使用し
て2d個の補間データ値が選択される(ステップ200)。
放射状補間法がカラー空間変換のために使用されるケー
スでは、補間データ値は選択される立方体の頂点値に対
応する。更に、カラー空間変換に関しては、dは典型的
には、入力カラー空間値10のコンポーネントの数であ
る3に等しい。ステップ200において頂点値が選択さ
れると、次に、当該反復計算のために必要とされる頂点
値の頂点番号が計算される(ステップ201)。3に等し
いdに関して、上記式1aを使用して、必要とされる頂点
番号が計算される(ステップ201)。放射状補間の反復
に対応するiの値を使用して、(i=3からi=0の範囲で)、v
[i]が計算される。頂点番号の計算(ステップ201)の
後、計算された頂点番号を使用して、2d個の補間データ
値の1つが選択される(ステップ202)。最後に、表2
の関係式に従って2d個の平均値セットが計算される(ス
テップ203)。丸め誤差を避けるため、平均のために
必要とされる2による除算は、補間のすべての反復が実
行されるまで遅延される。
【0033】放射状補間を実行するために要求される計
算の数は、図8に示されるように、大幅に減少させるこ
とができることは明らかである。図8の放射状補間プロ
セスを検証することによって明らかとなるように、補間
結果の決定は、上位ビット10aによってアクセスされ
た8個の頂点値すべての使用を必要としないし、また、
図8に示される加算器すべての使用を必要とするという
わけでもない。図10には、刈り込み放射状補間法が図
示されている。結果を生成するために必要とされる(上
位ビット数10aを使用してアクセスされる)頂点の値
を決定するため、図8に示される補間結果から逆向きに
動かすことによって図10を理解することができるであ
ろう。前述のように、生成された最終的下位立方体の頂
点番号0の値(P[0])が補間の結果として使用される。表
2にリストされている式を使用すれば(但し2で除する
ことはしない)、最終下位立方体の頂点番号0の値を計算
するために使用される最終下位立方体の直前の下位立方
体の頂点を定めることができる。同様に、表2にリスト
されている式を使用すれば 最終下位立方体の直前の下
位立方体の必要な頂点を計算するために必要である、最
終下位立方体より2つ前の下位立方体の頂点を定めるこ
とができる。
【0034】最終下位立方体のP[0]を計算するために必
要な下位立方体の各々の頂点を決定するこの方法は、n=
4の場合0から3までのiの各々の値について実行される。
そのように実行されれば、その結果、最終的下位立方体
のP[0]を計算するために使用される値は、入力カラー空
間値の上位ビット10aによってアクセスされる立方体
の頂点に対応する値の一部だけから構成される。この結
果、図8の32のうち10台の加算器だけを使用して、
所与の入力カラー空間値10から補間結果を計算するこ
とができる。表1に示された下位ビット10bの値に関
して、最終下位立方体のP[0]を計算するために使用され
る値が対応する上位ビット10aによってアクセスされ
る立方体の頂点番号は、0、6、2、7および1である。こ
れに対応する上位ビット10bによってアクセスされる
立方体の頂点の値は、P[0]、P[6]、P[2]、P[7]およびP
[1]である。一般的には、最終下位立方体のP[0]を計算
するために使用される上位ビット10aを使用してアク
セスされる立方体の頂点の値は、P[0], P[v(i=3)], P[v
(i=2)], P[v(i=l)], P[v(i= 0)]である。n=4に関して導
出され得る一般式は、次の式2の通りである。 式2 P[0]最終下位立方体=({8xp[v(i=3)]}+{4xp[v(i=
2)]}+{2xp[v(i=1)]}+P[v(i=0)]+p[0])/16 式2は、n=4に関して刈り込み放射状補間を使用して結果
を計算するための表現である。刈り込み放射状補間に関
する一般化された表現は次の[数1]の式3の通りであ
る。
【0035】
【数1】
【0036】刈り込み放射状補間結果の計算を一般化す
るため式3を使用することができる。式2および式3の一
般式において、上位ビット10aを使用して選択される
立方体の頂点番号0に関連する値が常に使用される点は
注意されるべきである。生成される最終頂点番号0以外
の頂点番号の値が補間の結果として使用される場合に
は、当初選択された立方体のその頂点番号の値がP[0}の
代わりに使用されるであろう。
【0037】刈り込み放射状補間を実行するために必要
なハードウェア機能の構成は複数の加算器およびマルチ
プレクサを含む。Dを出力カラー空間の次元数を表し、n
が各グループの入力カラー空間値の下位ビット10bの
ビット数を表すとすれば、刈り込み放射状補間のハード
ウェア実施要件は次のように計算される。 式4 加算器数 = D x (n + 1) 式5 マルチプレクサ数 = D x n
【0038】式4で指定される余分な加算器は丸めの目
的で使用される点に留意する必要がある。ハードウェア
によって実行されなければならない付加的演算は、乗
算、除算および連結を含む。2の累乗による乗算および
除算演算は、ビット位置をシフトすることによって実行
されることができる。ハードウェアにおいては、このシ
フト演算は、1つのビットに対応する1つの行を、乗算
の場合1つ高位の位置に、また除算の場合1つ下位の位
置に、結合することによって達成される。ハードウェア
においては、連結は、ビット位置に対応する複数行を一
緒にまとめることによって達成される。従って、乗算、
除算および連結演算は、付加的ハードウェアの追加を必
要とすることなく実行することができる。
【0039】ハードウェア形態で刈り込み放射状補間を
実施するために必要なゲート・レベルの設計を行うため
VHDLのような広く使用されているハードウェア記述
言語を使用することができる。図45および図46に
は、刈り込み放射状補間のハードウェア実施形態を生成
することができるVHDLコードのリストが含まれてい
る。
【0040】図11には、N=4の場合の刈り込み放射状
補間回路300のハードウェア実施形態が示されてい
る。図11に示されるハードウェア実施形態が出力カラ
ー空間値11の1つのコンポーネントを生成するために
使用されることができる点に留意する必要がある。この
同じハードウェアを使用して、出力カラー空間値11の
残りのD-1個のコンポーネントを生成するため更に(D-1)
回の反復演算を行うことができるし、あるいは、Dコン
ポーネントの各々を並列的に生成するように図11のハ
ードウェア実施形態を(D-1)個反復配置することも可能
である。刈り込み放射状補間回路300は、16による除
算を行わない式2のハードウェア実施形態である。16に
よる除算は、加算結果をビット・シフトさせることによ
って達成することができる。補間結果を計算するために
使用される5つの頂点値のうちの4頂点(P[6], P[2], P
[7]およびP[1])の選択は、4つのマルチプレクサ301
−304を必要とする。
【0041】必要とされる4つの加算は、4つの加算器
305−308を使用して達成される。補間結果P[0]の
計算のために必要とされる第5の頂点値は、加算器のう
ちの1つの入力部に接続される。加算演算の特性のた
め、図11のハードウェア実施形態は、加算が多数の異
なる順序で実行されるように実施される場合もある点に
注意する必要がある。図11で示される順序は、加算器
を通過する伝播遅延を最小にするものである。また、そ
の他の加算手段を用いることもできる。例えば、十分な
数の入力部を持つ単一の加算器を使用することもでき
る。または、マイクロプロセッサを使用して、加算を実
行することもできる。
【0042】3つの乗算演算309−311は、式2の
右辺の最初の3項の係数8、4および2による乗算に対応
する。乗算309−311は、ハードウェアにおいて
は、それぞれのマルチプレクサ出力の各々にビット位置
に対応する行を送ることによって実行される点に注意す
る必要がある。従って、これらの乗算は、付加的ハード
ウェア・コストなしに実施される。係数のすべてが2の
累乗であるので、行の送信によって乗算を実施すること
が可能である。
【0043】図11に示されるハードウェア実施形態が
4を越える値のnでも4未満の値のnにも適応できる点は
当業者に認められることであろう。n=1の場合の刈り込
み放射状補間のハードウェア実施形態を考察すると、こ
の刈り込み放射状補間ハードウェア実施形態は、立方体
下位分割の単一反復を実行し、生成される下位立方体の
頂点値の1つを補間結果として選択する補間に対して有
用である。この刈り込み放射状補間ハードウェア実施形
態が必要とするのは、ただ1つのマルチプレクサおよび
ただ1つの加算器だけである(当然最後の丸めは付加的
加算器を必要とするが、この付加的加算器は図11に図
示されていない)。
【0044】図12には、各々がnビットの下位ビット
のセットを持つd個のコンポーネントを持つ入力カラー
空間値10に関する刈り込み放射状補間の一般化された
方法の概略流れ図が示されている。最初に、式1bを使用
してn個の値が計算される(ステップ400)。次に、計
算されたn個の値および上位ビット10aを使用して、
(カラー空間変換における頂点値に対応する)(n+1)個の
補間データ値が選択される(ステップ401)。最後に、
選択された(n+1)の補間データ値を式3に従って乗算およ
び加算することによって補間結果が計算される(ステッ
プ402)。
【0045】刈り込み放射状補間のソフトウェア実施
は、計算的に非常に効率的である。d入力次元、D出力次
元および立方体格子1の頂点間の2n値を前提とすれば、
補間結果を生成するために必要とされる計算の数は、次
のように計算することができる。 式6 算術演算の数 = 2 x n x (d+D-1) + D 補間結果を生成するために必要とされるメモリ・アクセ
スの数は、次のように計算することができる。 式7 メモリ・アクセス数 = D x (n+1) 多くの他の補間方法と違って、算術演算の数およびメモ
リ・アクセスの数の両方が、D、 dおよびnに対して線形
であり、その結果刈り込み放射状補間は相対的に計算効
率がよいことは留意されるべき点である。
【0046】図13には、刈り込み放射状補間を実行す
るソフトウェア実施方法の概略流れ図が示されている。
最初に、入力カラー空間(a、b、c)10のコンポーネン
トのいずれか1つが立方体格子1の外側境界上の1つの
位置に対応するか否かの判断がなされる(ステップ50
0)。これは、入力カラー空間値のコンポーネントのい
ずれか1つまたは複数が16進数FFという値を持つケー
スである。そのようなケースであれば、必要な頂点値を
取り出すため立方体格子1へのインデックスを生成する
目的のため、16進数FFという値を持つ入力カラー空間
値10のコンポーネントに16進数100という値が割り
当てられる(ステップ501)。
【0047】16進数FFという入力カラー空間値への1
6進数100という値の割り当ては、補間における特別の
ケースに対処するため行われる。この特別のケースを例
示するため、各々が上位4ビットと下位4ビットに区分
されるコンポーネントに関して8ビットによる入力カラ
ー空間値10の表現を以下考察して見る。この区分によ
れば、上位ビットは各コンポーネントに関して16進数
インデックス値00,10,20,30,...F0を形成することがで
きる。各コンポーネントに関する下位4ビットは、この
インデックス値を使用してアクセスされる出力カラー空
間値11の間の補間を行うために使用される。16進数
00からF0までの連続的インデックス値を使用してアクセ
スされる出力カラー空間値11のペアの間の相違は、す
べて同じく16である。各々の連続的増分によって、低い
出力カラー空間値からより高い出力カラー空間値に進む
時、出力カラー空間値11のアクセスされるペアの間の
相違の1/16ずつ、関連する値が増分される。例えば、5
回の増分の後、関連する値は、出力カラー空間値11の
アクセスされたペアの間の相違の5/16である。下位4ビ
ットを使用して、増分の対応する数に関連する値が、上
位ビットを使用して選択される出力カラー空間値11に
加えられ、補間結果が生成される。しかしながら、入力
カラー空間値10の各コンポーネントに関してインデッ
クス値F0とFFの間で(インデックス値100がテーブルに存
在しない)問題が起こる。
【0048】F0とFFの間には15回の増分だけがあり、FF
によってアクセスされる出力カラー空間値11は、出力
カラー空間の外側境界に対応する。しかしながら、補間
プロセスは、インデックス値を使用してアクセスされる
出力カラー空間値11の間の16回の増分に対して動作す
るように設計される。この問題に対処するため、インデ
ックス値FFに対応する出力カラー空間値11は、16進
数100というアドレスを持つ位置にマップされる。この
マッピングは、16進数インデックス値F0およびFFに対
応する出力カラー空間値11における相違を15の代わり
に16の増分へ効果的に分配する。このため、インデック
ス値F0とFFの間の補間の結果にはわずかな誤差が発生す
る。添付のハードウェアのブロック図には示していない
が、補間におけるこの特別ケースの取り扱いは、種々の
補間回路実施形態で実行される。
【0049】入力カラー空間値10の必要な再割当の
後、立方体格子1における選択された立方体の必要とさ
れる頂点に対応する値をアクセスするために使用される
インデックスが計算される(ステップ502)。最後に、
出力カラー空間値の各コンポーネント(x,y,z)11に関
する値が計算される(ステップ503)。図13に示され
る刈り込み放射状補間法のn=4の場合のC言語でのコー
ド例が図44に示されている。
【0050】刈り込み放射状補間を実行するソフトウェ
アについて多数の可能なプロセッサ固有最適化が実行さ
れ得ることは認められるべきであろう。例えば、各出力
カラー空間値11のすべてのコンポーネントを単一ワー
ドに結合することによって、出力カラー空間値11に対
して変換を実行するために必要とされるメモリ・アクセ
スの数を減少させることができる。別の可能な最適化
は、ALU(すなわち算術論理演算機構)の能力を活用し
て32ビット演算を実行することである。出力カラー空
間値のyコンポーネントの計算を取り扱うようにALU
ワードのビット0-7を割り当て、出力カラー空間値のxコ
ンポーネントの計算を取り扱うようにALUワードのビ
ット16-23を割り当てることによって、シフトおよび加
算の単一シーケンスを使用して、xおよびyコンポーネン
トを並列に生成することができる。刈り込み放射状補間
ソフトウェア実施形態に存在した計算効率は、ハードウ
ェア要件減少としてハードウェア実施形態にも存在す
る。
【0051】四面体補間法は、カラー空間入力値の上位
ビット10aによってアクセスされる立方体を補間の結
果を含む下位立方体の生成のために使用される多数の四
面体に区分する。次に、生成される下位立方体は更に四
面体に細分される。これらの四面体のうちの2つを次に
使用して、補間の結果を含む別の下位立方体が生成され
る。このように生成される下位立方体の四面体への連続
的分割はn回実行される。但し、nは、入力カラー空間値
の下位ビット10bのコンポーネントの各々を表現する
ために使用されるビット数である。
【0052】図14には、CMYまたはRGBカラー空
間の外側境界が示されている。図14に見られるよう
に、これらのカラー空間の外側境界によって形成される
立方体600の頂点は、カラー空間の各々のコンポーネ
ントのカラーに対応する値を含む。CMYおよびRGB
カラー空間の特性は、カラー空間の白601および黒6
02という頂点の間に引かれる対角線が輝度軸に対応す
るということである。輝度軸に沿ったポイントは、種々
の濃淡のレベルに対応する値を持つ。前述のように、入
力カラー空間値10の上位ビット10aを使用して、立
方体600の範囲内に位置する立方体を形成する8つの
関連する値がアクセスされる。CMYまたはRGBカラ
ー空間を表現している立方体600と同様に、選択され
る立方体の各々は、カラー空間の一種のミニチュアとみ
なされ、それらの値は、立方体600の対応する頂点の
カラー方向に加重されるカラーを持つ8つの頂点の各々
に対応する。例えば、黄色の頂点603に空間的に対応
する選択された立方体の頂点は、選択された立方体の中
で黄色に対する値に最も近い値を持つ頂点である。選択
された立方体のその他の7つの頂点も同じように見なさ
れることができる。頂点0および頂点7を結ぶ斜線は、
選択された立方体の頂点に関連するカラー間の一定の輝
度線を定義する。
【0053】ある種の人工的欠陥が、印刷プロセスにお
けるカラー複製によって発生する。これら人工的欠陥
は、印刷プロセスに対してカラー空間値入力によって指
定されるカラーからの乖離として視覚的に知覚される。
人工的欠陥は、輝度軸の近くに位置する入力カラー空間
値に関して特に顕著である。輝度軸の近くの入力カラー
空間値は、少量のカラーを持つ濃淡レベルに対応する。
結果として生ずるカラーを輝度軸から意図したものより
離す可能性のあるカラー複製プロセスの諸因子は、グレ
ー領域で容易に知覚される。人工的欠陥は、輝度軸に沿
った種々の濃淡レベルだけを含まなければならない領域
におけるカラーとして現れる。(電子写真またはインク
ジェット式印刷プロセスのような)印刷に使用されるプ
ロセスの特性または印刷プロセスにおいて使用される
(トナーまたはインクのような)顔料の特性が原因で発生
する人工的欠陥もある。結果がグレーでなければならな
かった時、印刷プロセスのパラメータがカラーの複製を
輝度軸から離す原因となることもある。
【0054】状況によっては、四面体補間がこのような
タイプの人工的欠陥を許容できる程度に減少させる。四
面体から生成される下位立方体の1つの頂点の値が頂点
番号0および頂点番号7に関連した値を使用して計算さ
れるので、印刷人工欠陥は減少する。前述のように、頂
点番号0および頂点番号7の間で形成される対角線は選
択される立方体に対して一定の輝度線を定義する。この
中心点カラー境界線に沿った下位立方体の頂点の計算に
よって補間の加重が作成され、この加重が、入力カラー
空間値10が上位ビット10aによって選択される立方
体の対角線から離れるにつれ、出力カラー空間値におけ
る変化率を減少させる傾向を持つ。そのことが、更に、
グレー入力カラー空間値についてグレーではない出力を
生成する印刷プロセス・パラメータにおける変動を補う
傾向を持つ。
【0055】図15には、四面体701から下位立方体
を生成するプロセスが示されている。下位立方体700
の頂点の値を計算するために使用される四面体701の
頂点の各値は、四面体701が分割された元の立方体7
02の頂点の値でもある。P[k]を立方体の頂点kに関連
する値を示すものとする。P'[k]を頂点kを持つ立方体の
範囲内に含まれる下位立方体の頂点kに関連する値を示
すものとする。値P'[k]は次のように計算される。 式8 P'[k] = {P[k & v(i)] + p[k | v(i)]}/2 但し、"&"はビット単位AND演算を表し、"|"はビット単
位OR演算を表し、"k"は頂点番号を表す。 v(i)= 4 x a(i) + 2 x b(i) + c(i) iは入力カラー空間値における下位ビット10bのビッ
ト位置を表す。
【0056】式8を使用して達成され得る下位立方体生
成は、四面体補間に関する頂点値を計算する新しい方法
を提供する。式8を使用することによって、下位頂点値
を計算するために使用される頂点の値にアクセスするた
めに使用されるインデックスを計算することができる。
これは、頂点値にアクセスするために使用されるインデ
ックスを決定するためルックアップ・テーブルのアクセ
スを必要とする補間方法に対して利点を与える。ルック
アップ・テーブルの使用は、メモリ・アクセスを必要と
し、そのため、インデックスを生成するためのルックア
ップ・テーブルの使用は、インデックスを計算するため
のプロセッサの使用に必要以上に非常に多くのマシン・
サイクルを必要とする。従って、頂点値にアクセスする
ために使用されるインデックスを計算するための式8の
使用は、四面体補間における速度の点で、四面体補間を
実行する従来の方法に対して大幅な利点を持つ。更に、
頂点値を選択するために使用されるマルチプレクサ制御
入力の計算のための式8のハードウェアでの実施は、四
面体補間の一層単純なハードウェア実施形態を提供す
る。
【0057】刈り込み放射状補間のケースと同様に、生
成された最後の下位立方体の頂点番号0の値が四面体補
間の結果である。生成される下位立方体すべての頂点の
値のすべてが補間の結果を生成するために必要であるわ
けでない点に留意する必要がある。本発明は、この点か
ら、上記四面体補間を一層改良して、刈り込み四面体補
間と呼ばれる方式を開発した。図16には、刈り込み四
面体補間法のブロック図が示されている。図16におい
て、各頂点の値を表現している項目に関連する主要イン
ジケータは下位立方体生成のレベルを示す。例えば、P'
[]として指定される項目は、第1回の立方体分割反復の
後の頂点値を表現し、P''[]として指定される項目は、
第2回の立方体分割反復の後の頂点値を表現する。頂点
値を示すこの方法は、連続的下位立方体の生成に対して
適用される。
【0058】図16は、入力カラー空間値10の下位ビ
ット10bに関して4ビットを使用する刈り込み四面体
補間を示す。補間P''''[0]という最終結果から開始し
て、現在時下位立方体を生成するために必要とされる値
が上位ビット10aを使用して立方体格子1における頂
点の値にアクセスすることによって取得されるまで、式
8を使用して、現在時下位立方体の頂点の値を生成する
ために必要とされる前段階の下位立方体の頂点の値を決
定することによって、図16の諸項目を生成することが
できる。刈り込み放射状補間の場合と同様に、最終的下
位立方体の頂点番号0の値が取得されるまで、丸め誤差
の蓄積を防ぐため、2による除算は実行されない。
【0059】刈り込み四面体補間は、四面体補間に対し
て顕著な計算上の節約を提供する。d入力次元、D出力次
元および下位nビット10bに関して、刈り込み四面体
補間を実行するために要求される計算の数は次のように
計算される。
【0060】
【数2】
【0061】 式10 メモリ・アクセス回数 = D x [min(2d,2n)] これらの式の計算は、ALU演算数に関してdおよびDの
関数として直線的に、メモリ・アクセスの数に関してd
の関数として指数的に、また、メモリ・アクセスの数に
関してnの関数として指数的に、それぞれ変化する点に
注意する必要がある。図16に示されるように、刈り込
み四面体補間は2n回のメモリ参照が必要とされるよう
に、実施されている。しかしながら、必要とされるメモ
リ参照の数が、d=3の場合立方体の範囲内の頂点の数で
ある最大値2dであるように刈り込み四面体補間を実施す
ることは可能である。これは冗長性が2nメモリ・アクセ
スに存在することを認識することによって行われる。図
16で必要とされる複数入力値に関してアクセスされる
頂点値のいくつかを使用することによって必要なメモリ
・アクセスを少なくすることができる。式9および式10
を式4および式5と比較すると、その他の条件を等しいと
して、刈り込み四面体補間は、放射状補間より計算コス
トが高い点が観察される。
【0062】図17は、四面体補間を実行する一般化さ
れた方法の概略流れ図である。この方法に関して、入力
カラー空間値10はd個のコンポーネントから形成され
ている。d個のコンポーネントの各々は、一組の上位ビ
ット10aおよび下位ビット10bに区分けされてい
る。下位ビット10bのd個のセットの各々は、nビット
で形成されている。下位ビット10bのd個のセットの
各々には、lb1,lb2,lb3,...,lbdと符号がつけられてい
る。
【0063】下位ビットの各々のビット位置は、n-1か
ら0間での範囲のiの値によって最上位から最下位ビット
まで指定される。最初に、i=n-1に関して v[i]=2d-1xlb1[i] + 2d-2xlb2[i] + 2d-3xlb3[i] +...+
2d-dxlbd[i] に従って値が計算される(ステップ800)。次に、2d-1
から0間での範囲のkの値に関してv[i]&kに従って一組の
AND値が計算される(ステップ801)。但し&はビット単
位AND演算を表す。次に、2d-1から0間での範囲のkの値
に関してv[i]|kに従って一組のOR値が計算される(ステ
ップ802)。但し|はビット単位OR演算を表す。次に、
AND値セットおよびOR値セットを使用して2d個のペアの
頂点値が選択される(ステップ803)。kの対応する値
に対して計算されたAND値およびOR値を使用してペアの
各々が選択される。最後に、2d個のペアの頂点値の各々
のペアを加算することによって2d個の合計値セットが計
算される(ステップ804)。
【0064】図17に示される方法は、四面体補間の1
回の反復のためのものである。連続的反復の実行は、v
[i]の付加的値を計算し、計算した付加的ANDおよびOR値
を使用して前回の反復で計算された2d個の合計から値を
選択し、付加的2d個の合計を計算することを必要とす
る。四面体補間の最後の反復計算の後、最後の2d個の合
計は(nを反復回数として)2nで除算され、その結果の値
のうちの1つが補間の結果として選択される。丸めの誤
差蓄積を防ぐため、反復計算の各々の後に2で除するの
ではなく、最後の反復計算の後2nによる除算が実行され
る。
【0065】図18および図19には、入力カラー空間
値10の出力カラー空間値11のコンポーネントへの変
換を実行する四面体補間回路900のハードウェア実施
形態が示されている。この同じハードウェアは、出力カ
ラー空間値11の残りの(D-1)個のコンポーネントを生
成するため、付加的に(D-1)回反復使用することができ
る。または、D個のコンポーネントの各々を並列的に生
成するため、図示されているハードウェア実施形態部分
を(D-1)個複製して追加することもできる。マルチプレ
クサ制御入力を生成するために使用されるハードウェア
をD個の複製の各々に対して使用することができる。図
18および図19に示される四面体補間回路900は、
入力カラー空間値10に関してd=3およびn=4に対応す
る。図18および図19に示されるハードウェア実施形
態は、下位立方体頂点値の生成のため式8を実施するも
のである。図18および図19の四面体補間回路900
は、第1、第2、第3および第4の段階901−904
から構成される。4つの段階901−904の各々は23
台の加算器を含み、そのうちの1つには符号905がつ
けられている。4つの段階901‐904の各々は、更
に2x23のマルチプレクサ(23のペアとして配置されてい
る)を含み、そのうちの1つには符号906がつけられ
ている。更にまた、4つの段階901‐904の各々
は、23のビット単位OR機構を含み、そのうちの1つには
符号907がつけられ、23のビット単位AND機構を含
み、そのうちの1つには符号908がつけられている。
【0066】4つの段階901‐904の各々は、補間
の1回の反復を実行する。補間アプリケーションには、
1回の反復の実行だけでよいものもある。ただ1回の補
間反復についてはn=1である。これは、第1の段階90
1だけを使用する四面体補間回路のハードウェア実施形
態900に対応する。特定のアプリケーションに必要と
される補間の付加的反復の各々に関して付加的段階が追
加される。
【0067】第1段階901におけるマルチプレクサの
入力部の各々は、上位ビット10aを使用して選択され
る8つの頂点値に接続される。第1段階901における
マルチプレクサの各ペアの2つの出力部は対応する加算
器の第1および第2の入力に接続される。第1の段階9
01の加算器の各々の出力は第1の下位立方体の頂点値
である。前述のように、下位立方体生成の反復毎の2に
よる除算は、最後の下位立方体が生成されるまで延期さ
れる。生成される最後の下位立方体の頂点値が2nで除算
される。但し、nは入力カラー空間値の下位ビットのビ
ット数であり、四面体補間回路における段階の数に対応
する。第2、第3および第4段902−904に関する
各マルチプレクサの入力部は、前の段階の加算器の出力
に接続される。
【0068】各マルチプレクサ・ペアの一方のマルチプ
レクサの制御入力部はビット単位OR演算機構の出力部に
接続している。各マルチプレクサ・ペアの別の1つのマ
ルチプレクサの制御入力部はビット単位AND演算機構の
出力部に接続している。四面体補間回路900において
使用されるマルチプレクサは、3ビット制御入力を使用
して、8ビット値のうちの1つを選択する能力を持つ。
ビット単位OR機構およびビット単位AND機構は、それぞ
れ、入力された値に対してビット単位OR演算またはAND
演算を実行する。d=3の場合というこの四面体補間回路
900の実施形態の場合、ビット単位OR機構およびビッ
ト単位AND機構の入力部の各々は3ビット量である。ビ
ット単位ORD機構およびビット単位AND機構の各マルチプ
レクサへの出力部の各々は3ビット量である。マルチプ
レクサの各ペアに関連する加算器は、マルチプレクサの
各々から選択された8ビット値の加算を実行する。
【0069】式8で示されているように、生成される頂
点値に対応する頂点番号は、対応するビット単位OR機構
またはビット単位AND機構に関する入力部の1つに接続
される。これらの値は固定的であので、それらを正確な
値で物理的に組み込むことができる。1つの段階におけ
るビット単位OR機構およびビット単位AND機構の対応す
るペアの各々に関するその他の入力部は、その段階に対
応する値v[i]に接続される。すなわち、第1段階の場合
その値はv[3]であり、第2段階の場合v[2]で、第3段階
の場合v[1]で、第3段階の場合v[0]である。
【0070】第1段階901のマルチプレクサ入力部に
上位ビット10aを使用して選択された頂点値を供給
し、各段階のビット単位OR機構およびビット単位AND機
構に該当するv[i]値を供給することによって補間が実行
される。四面体補間回路900は、下位立方体生成の4
回の反復毎に頂点値を計算する。値 P''''(7)からP''''
(O)は、生成される第4の下位立方体の頂点の値であ
る。本実施形態では、P''''(0)が選択され、16で除算さ
れ、補間の結果として使用される。16による除算はビッ
トをシフトすることによって実施されるが図18および
図19には図示されていない。
【0071】当業者に認められることであろうが、計算
されたその他のP''''(7)からP''''(1)の1つを選択し、
16で除算し、補間の結果として使用することも可能であ
る。補間結果を生成するため最終下位立方体の異なる頂
点に対応する値を使用することは、補間の結果の相違に
つながる。これは、補間結果を生成するため生成された
最終的下位立方体の頂点値を選択する際の考慮点であ
る。
【0072】図20には、入力カラー空間値10の出力
カラー空間値11のコンポーネントへの変換を実行する
刈り込み四面体補間回路のハードウェア実施形態100
0が示されている。この同じハードウェアは、出力カラ
ー空間値11の残りの(D-1)個のコンポーネントを生成
するため、付加的に(D-1)回反復使用することができ
る。または、D個のコンポーネントの各々を並列的に生
成するため、図示されているハードウェア実施形態部分
を(D-1)個複製して追加することもできる。マルチプレ
クサ制御入力を生成するために使用されるハードウェア
をD個の複製の各々に対して使用することができる。図
20で示される刈り込み四面体補間回路1000は、入
力カラー空間値10に関するd=3およびn=4に対応してい
る。刈り込み四面体補間回路1000は、図16で示さ
れた刈り込み四面体補間回路のブロック図を実施するも
のである。刈り込み四面体補間回路1000の実施形態
が必要とするハードウェアは、四面体補間回路の実施形
態900の場合より非常に少ない。
【0073】d=3の場合、ビット単位AND機構1001a
乃至1001kの各々は、3ビット入力量に対してビッ
ト単位AND演算を実行して、3ビット出力量を生成す
る。同様に、d=3の場合、ビット単位OR機構1002a
乃至1002kの各々は、3ビット入力量に対してビッ
ト単位OR演算を実行して、3ビット出力量を生成する。
ビット単位AND機構1001a乃至1001gおよびビ
ット単位OR機構1002a乃至1002gの3ビット出
力の各々を使用して、マルチプレクサ1003a乃至1
003nのうちの対応するマルチプレクサにおける8ビ
ットのうちの1ビットの選択が制御される。マルチプレ
クサ1003a−1003oの各々の出力は、加算器1
004a−1004hの入力に接続される。
【0074】図20に示されるように、上位ビット10
aを使用して選択された頂点値をマルチプレクサ100
3a−1003oの入力部に供給し、計算された値v[i]
をビット単位OR機構1002a−1002kおよびビッ
ト単位AND機構1001a−1001kに供給すること
によって、刈り込み四面体補間回路1000を使用する
補間が実行される。 更に、上位ビット10aを使用し
て選択された頂点値が加算器10004hの入力部に供
給される。計算された値v[i]を使用して、ビット単位OR
機構1002a−1002kおよびビット単位AND機構
1001a−1001kは、マルチプレクサ1003a
−1003nの制御入力部へ入力される値を計算する。
マルチプレクサ1003oは、v[3]を直接使用する。マ
ルチプレクサ1003a−1003oによって選択され
る値は、図16に示された刈り込み四面体補間のブロッ
ク図に従って補間結果を計算するために必要な値であ
る。マルチプレクサ1003a−1003oによって選
択された頂点値は、加算のため加算機1004a−10
04hの入力部に送られる。加算の連鎖における最後の
加算器の出力が16で除算され、補間の結果として使用
される。16による除算はビット・シフトによって実行
されるが、図20には図示されていない。
【0075】図20に示される刈り込み四面体補間回路
は、d=3およびn=4に関して実施されている。アプリケー
ションによっては、4回未満の補間反復で十分なものも
ある。また、4回以上の補間反復を必要とするアプリケ
ーションもある。d=3およびn=1の場合の刈り込み四面体
補間回路のハードウエア実施形態は、図20に示される
単一の加算器および単一のマルチプレクサだけを使用し
てP'(0)を生成する。n=2およびn=3の場合それぞれP''
(0)およびP'''(0)を生成するため、更に多くのビット単
位OR機構、ビット単位AND機構、マルチプレクサおよび
加算器を必要とする。
【0076】図21には、刈り込み四面体補間を実行す
る方法の概略流れ図が示されている。この方法に関し
て、入力カラー空間値10はd個のコンポーネントから
形成されている。dコンポーネントの各々は、一組の上
位ビット10aおよび下位ビット10bに区分けされ
る。dセットの下位ビット10bの各々はnビットから成
る。dセットの下位ビットの各々はlb1,lb2,lb3,...,lbd
と符号付けされている。下位ビットの各々のビット位置
は、n-1から0間での範囲のiの値によって最上位から最
下位ビットまで指定される。最初に、n-1から0までのi
に関して、 v[i]=2d-1xlb1[i] + 2d-2xlb2[i] + 2d-3xlb3[i] +...+
2d-dxlbd[i] を用いて図16に示されるビットAND演算およびビットO
R演算に従って(2n-2)個の値が計算される(ステップ11
00)。次に、ステップ1100で計算された(2 n-2)の
値、値v[n-1]、および上位ビット10aのユニークな値
を使用して、2nおよび2dの最小値に等しい数の補間デー
タ値が選択される(ステップ1101)。次に、ステップ
11O1で選択された補間データ値の合計が計算される
(ステップ1102)。
【0077】図21に示される方法は、刈り込み四面体
補間のn回の反復を行うためのものである。ステップ1
102で計算された結果は、補間結果を生成するため、
2nで除算される。この除算は図21に例示されていな
い。
【0078】図22には、刈り込み四面体補間法の1つ
のソフトウェア実施形態の概略流れ図が示されている。
最初に、入力カラー空間(a、b、c)10のコンポーネン
トのいずれか1つが立方体格子1の外側境界上の1つの
位置に対応するか否かの判断がなされる(ステップ12
00)。これは、入力カラー空間値のコンポーネントの
いずれか1つまたは複数が16進数FFという値を持つケ
ースである。そのようなケースであれば、必要な頂点値
を取り出すため立方体格子1へのインデックスを生成す
る目的のため、16進数FFという値を持つ入力カラー空
間値10のコンポーネントに16進数100という値が割
り当てられる(ステップ1201)。
【0079】次に、上位ビット10aを使用してアクセ
スされる立方体格子1における立方体の起点からオフセ
ットが計算され、図16の刈り込み四面体補間に示され
ている関係を使用して刈り込み四面体補間の間に生成さ
れる下位立方体が計算される(ステップ1202)。 次
に、立方体格子の選択された立方体の頂点に対応する値
にアクセスするために使用されるルックアップ・テブル
のインデックスが計算される(ステップ1203)。最後
に、出力カラー空間の各コンポーネント(x,y,z)11に
関する値が計算される(ステップ1204)。図47乃至
図49には、n=4の場合の図22の刈り込み四面体補間
法実施のC言語でのプログラム・リストが示されてい
る。
【0080】また、刈り込み四面体補間をハードウェア
で実施することも可能である。刈り込み四面体補間のソ
フトウェア実施に存在した計算効率はハードウエア要件
減少としてハードウェア実施形態にも存在する。前述の
ように、付加ハードウェアなしにシフトおよび連結が実
施される。刈り込み四面体補間を実行するために必要な
ハードウェア機能の構成は複数の加算器、ANDゲート、O
Rゲートおよびマルチプレクサを含む。Dを出力カラー空
間の次元数を表し、nが各グループの入力カラー空間値
の下位ビット10bのビット数を表すとすれば、刈り込
み四面体補間のハードウェア実施要件は次のように計算
される。 式11 加算器数 = D x 2n 式12 マルチプレクサ数 = D x (2n-1)
【0081】
【数3】
【0082】ハードウェア形態で刈り込み放射状補間を
実施するために必要なゲート・レベルの設計を行うため
VHDLのような広く使用されているハードウェア記述
言語を使用することができる。図50および図51に
は、刈り込み放射状補間のハードウェア実施形態を生成
することができるVHDLコードのリストが含まれてい
る。
【0083】前述のように、放射状補間はRGBおよび
CMYカラー空間の間の変換において特定の入力カラー
空間値について印刷人工欠陥を生むことがある。これら
の印刷欠陥がなければ、四面体補間は一層望ましい結果
を生むかもしれない。複雑さを減らすため、四面体補間
技術は放射状補間よりなお計算集約的ではあるが、刈り
込み四面体補間を使用して四面体補間を実施することが
できる。
【0084】しかしながら、(例えばCieLab、LUVまたは
YCbCrのような)その他のカラー空間の変換には、放射状
補間の方が、適切な結果を生成し計算効率が高いので、
望ましいかもしれない。その上、放射状補間は実際いく
つかのケースにおいて四面体補間より快適な結果を生成
することが可能である。補間方法がソフトウェアで実施
されるとすれば、代替方法の使用は異なるルーチンの呼
び出しによって簡単に達成される。しかしながら、ハー
ドウェアで異なる補間方式を実施すると、別の論理機構
を必要とする場合がある。2つの補間技術の別々のハー
ドウェア実施は利用効率が低いため、非経済的である。
【0085】共用ハードウェア実施によって、放射状補
間方式および刈り込み四面体補間方式の共用ハードウェ
ア実施によって、これらの技術を別々のハードウェアで
実施する場合に比較してより少ないハードウェアで放射
状補間方式および刈り込み四面体補間方式を代替的に実
行する機能を備えることができる。図23には、放射状
補間方式および刈り込み四面体補間方式の共用ハードウ
ェア実施のブロック図が示されている。図23に示され
ているように、実行される補間技術は、ハードウェアへ
の入力である頂点値によって決定される。通常、各v(i)
項を表すために使用されるビット数は、各P[v(i)]項を
表すためのビット数より少ない。このため、P[v(i)]項
に関連する値を取り出すメモリ・アクセスに先立ちv(i)
項をマルチプレクスする方が一般に複雑でない。
【0086】図23からわかるように、放射状補間およ
び刈り込み四面体補間のために使用される頂点値のうち
の2つは、nのすべての値に対して同じものである。従
って、放射状補間方式および刈り込み四面体補間方式の
共用ハードウェア実施形態は、 刈り込み四面体補間の
ハードウェアに(2n-2)のマルチプレクサ(各々制御ビッ
トを持つ)を追加することを必要とする。図52乃至図
54には、放射状補間方式および刈り込み四面体補間方
式の共用ハードウェア実施形態のためのVHDLコード
が示されている。
【0087】図24には、刈り込み放射状補間方式およ
び刈り込み四面体補間方式の共用ハードウェア実施13
00のブロック図が示されている。刈り込み放射状補間
方式および刈り込み四面体補間方式の共用ハードウェア
実施形態は刈り込み四面体補間の実施形態に類似してい
る。相違は、データを選択するために使用される14台
のマルチプレクサ1301a−1301nがマルチプレ
クサ1302a−1302nの制御入力部に追加されて
いる点である。マルチプレクサ130la−1301n
の入力部におけるデータの選択を制御するため単一ビッ
トが使用される。この単一ビットは、マルチプレクサ1
302a−1302nへの制御入力が刈り込み四面体補
間のためのものであるのかあるいは刈り込み放射状補間
のためのものであるかを制御する。マルチプレクサ13
02a−1302nに関するマルチプレクサ制御入力
は、補間データ値のどちらが加算器に接続されるかを決
定する。ビットがその2つの状態の第1のものであれ
ば、図24のハードウェアは、刈り込み放射状補間回路
として実行する。ビットがその2つの状態の第2のもの
であれば、図24のハードウェアは、刈り込み四面体補
間回路として実行する。
【0088】マルチプレクサ130la−1301nに
関する制御ビットを使用して、ビット単位OR演算機構1
303a−1303kおよびビット単位AND演算機構1
304a−1304kを使用して計算される値とv(i)値
の間での選択が行われる。加算器1305a−1305
oは、マルチプレクサ1302a−1302oの出力を
合計する。ビット・シフトによって、合計は16で除算
され、補間結果が生成される(このプロセスは図24に
は図示されていない)。
【0089】図24のハードウェアは、出力カラー空間
値11の残りの(D-1)個のコンポーネントを生成するた
め、付加的に(D-1)回反復使用することができる。また
は、D個のコンポーネントの各々を並列的に生成するた
め、図示されているハードウェア実施形態部分を(D-1)
個複製して追加することもできる。マルチプレクサ制御
入力を生成するために使用されるハードウェアをD個の
複製の各々に対して使用することができる。図24で示
される刈り込み放射状および刈り込み四面体共用補間回
路1300は、入力カラー空間値10に関するd=3およ
びn=4に対応している。刈り込み放射状および刈り込み
四面体共用補間回路1300は、図23で示された刈り
込み放射状および刈り込み四面体共用刈り込み補間ブロ
ック図を実施するものである。
【0090】補間プロセスにおいて、入力カラー空間値
10の上位ビット10aは、補間データ値にアクセスす
るために使用されるインデックスを形成する。補間は、
入力カラー空間値の下位ビット10bを使用して実行さ
れる。前述のように、アクセスされた値は立方体格子1
における1つの立方体の頂点に対応する。アクセスされ
た立方体の頂点に関連する値は、出力カラー空間の特性
に従って、立方体格子1の次元あるいは選択された立方
体が位置する立方体格子1の領域に応じた率で変化する
場合がある。この可能性のため、頂点値の間の変化の変
動率に対応して立方体格子1を通過する頂点の値の間の
補間解像度を変えることによって、一層すぐれた補間結
果を生成することができる。立方体格子1の範囲内で選
択された立方体の位置に基づいた補間解像度の調節は、
入力カラー空間値の上位ビット10aおよび下位ビッ
ト10bへの区分けの変更を可能にすることによって実
施できる。頂点の値の高い非線形変化率を持つ立方体格
子1の領域においては、頂点の値の間の相違が比較的大
きく、上位ビット10aの各コンポーネントを表現する
ビット数ではこのようなカラー空間特性に適応できな
い。頂点間の値を減少させるため、一層大きいビット数
を使用して上位ビット10aのコンポーネントが表現さ
れる。従って、このような領域においては、下位ビット
を表現するため一層少ない数のビットが使用される。頂
点の値の変化率が比較的小さいか直線的な立方体格子1
の領域に関しては、カラー空間特性に適しない上位ビッ
ト10aの各コンポーネントを表現するビット数を使用
する頂点値の間の差は、比較的小さいかあるいは比較的
直線的であろう。頂点の間の値を増加させるため、より
少ない数のビットを使用して上位ビット10aのコンポ
ーネントが表現される。
【0091】立方体格子1によって表現される出力カラ
ー空間上の可変的補間解像度をサポートすることができ
る補間技術を実施するためには、補間技術は、下位ビッ
ト10bのコンポーネントを表現するために使用される
ビットの数の変動に適応しなければならない。これを達
成するため、"a"次元における格子ポイント間を補間す
るためにnビットが使用され、"b"次元における格子ポイ
ント間を補間するためにpビットが使用され、"c"次元に
おける格子ポイント間を補間するためにqビットが使用
されるようにするため、値(n,p,q)が定義される。n、p
およびqの各々の値をそれらが立方体格子1の全体にわ
たって固定されように制約するか、あるいは、n、pおよ
びqの各々の値を立方体格子1領域にわたってそれぞれ
独立または相互に関連するように変化させることができ
る。
【0092】図25には、入力カラー空間値の下位ビッ
ト10bのalコンポーネントを表現するため4ビットを
使用し、blコンポーネントを表現するため3ビットを使
用し、clコンポーネントを表現するため2ビットを使用
する非対称放射状補間プロセスが示されている。立方体
分割の第1の反復は、i=3位置に対応するalのビットを
使用して上位ビット10aによって選択された立方体の
半分を占める下位立方体の選択である。blおよびclに関
するi=3位置に対するビットはない。立方体分割の第2
の反復は、alおよびblからそれぞれ1ビットを使用して
前の下位立方体の1/4を占める下位立方体の選択であ
る。立方体分割の第3の反復は、al、blおよびclからそ
れぞれ1ビットを使用して前の下位立方体の1/8を占め
る下位立方体の選択である。立方体分割の第4の反復
は、al、blおよびclからそれぞれ1ビットを使用して前
の下位立方体の1/8を占める下位立方体の選択である。
このように、下位立方体を生成するために利用できる下
位ビット10bのコンポーネントのビット数が下位立方
体によって占められる下位立方体を生成するために使用
される立方体の分数を決定する。
【0093】下記の式14乃至式19および表3には、放射
状下位立方体生成の各反復に関して下位立方体頂点の値
を計算するために必要な関係式が示されている。式14乃
至式19は表3で示される関係式で使用される値を生成
し、それによって、下位立方体の当該反復についてal
blおよびclの対応するビットが存在するか否かにかかわ
らず正しい下位立方体頂点値が生成される。下位立方体
生成の所与の反復に関して、al、blおよびclのいずれか
1つまたは複数が存在しないとすれば、式19は、下位立
方体の頂点値を生成する際に使用される立方体の頂点の
番号を生成して、失われたビットを補う。 式14 Maska = (2n-1) 式15 Maskb = (2p-1) 式16 Maskc = (2q-1) 式17 m[i] = (4 x Maska[i]) + (2 x Maskb[i]) + Maskc[i] 式18 v[i] = m[i] & {(4 x a[i]) + (2 x b[i]) + c[i]} 式19 f(N,i) = v[i] | (N & 〜m[i])
【0094】
【表3】 P'[7] = {P[7] + P[f(7,i)]}/2 P'[6] = {P[6] + P[f(6,i)]}/2 P'[5] = {P[5] + P[f(5,i)]}/2 P'[4] = {P[4] + P[f(4,i)]}/2 P'[3] = {P[3] + P[f(3,i)]}/2 P'[2] = {P[2] + P[f(2,i)]}/2 P'[1] = {P[1] + P[f(1,i)]}/2 P'[0] = {P[0] + P[f(0,i)]}/2
【0095】図26には、非対称放射状下位立方体生成
法を使用して立方体1401から下位立方体1400を
生成する様態が示されている。図16に示された下位立
方体生成の特定の反復に関して、コンポーネントblおよ
びclに関して反復に対応するビットは存在しない。従っ
て、そのような存在しないビットについて計算されるf
(N,i)を持つ表3の関係式は、頂点値P'[7]、P'[6]、P'
[5]およびP'[4]が、P'[7]、P'[6]、P'[5]およびP'[4]の
各々で垂直に配列された2つの頂点の値の平均として計
算されることを求める。al、blおよびclの各々が存在す
るかしないかのその他の組み合わせに関する頂点値の計
算は、式19によって同様に取り扱われる。
【0096】図27には、非対称刈り込み放射状補間計
算のブロック図が示されている。非対称刈り込み放射状
補間を実行するために必要な計算の数は次の式20のよう
に計算される。
【0097】
【数4】
【0098】図27において、2n回のメモリ参照が行わ
れる。しかしながら、選択された立方体は2d個の頂点値
の最大数を持つ(但しdは入力カラー空間値10の次元の
数である)。従って、図27の回路への入力部に示され
ている2n個の値(n=4の場合16個の値)のいくつかは冗長
である。従って、2dを越える2nの場合、実行されるメモ
リ・アクセスの数は、出力カラー空間の各次元に関する
立方体における頂点の数に制限することができる。従っ
て、出力カラー空間におけるD個の次元に関して必要と
されるメモリ・アクセスの数は次の式21の通りである。 式21 メモリ・アクセス数 = D x min(2d, 2n) 非対称刈り込み放射状補間を実行する一般化された方法
の概略流れ図が図28に示されている。この方法に関し
て、入力カラー空間値10はd個のコンポーネントから
形成されている。dコンポーネントの各々は、上位ビッ
ト10aおよび下位ビット10bのセットに区分けされ
る。d個の下位ビット10bのセットの各々はlb1,lb2,l
b3,...,lbdと符号付けされている。d個の下位ビット・
セットの各々のビット位置は、n1-1から0、n2-1から0、
n3-1から0、...nd-1から0というそれぞれの範囲に対
応するi1,i2,i3,...,idによって最上位から最下位ビッ
トまで指定される。最初に、 m[i]=2d-1xMask1[i] + 2d-2xMask2[i] + 2d-3xMask3[i]
+...+ 2d-dxMaskd[i] として、 f(N,i) = v[i] | (N & 〜m[i]) を使用して(2n-n-1)個の値のセットが計算される(ステ
ップ1500)。この計算に関して、Maskj=2k-1の値の
各々は、n1,n2,n3,...ndから選択される値kに関して計
算される(但し、jの値は、n1,n2,n3,...ndの選択された
1つのサブスクリプトの値に対応して1からdである)。v
[i]の値は、n-1から0のiの値について m[i] & (2d-1xlbl[i] + 2d-2xlb2[i] + 2d-3xlb3[i]
+...+ 2d-dxlbd[i]) として計算される(但し、nはn1,n2,n3,...ndの最大値に
等しく、Nの値は、1から2dまでの頂点番号に対応す
る)。次に、(2n-n-1)個の値セットにおけるユニークな
値、n-1から0間でのiに関するv[i]およびd個のセットの
上位ビットを使用して2nと2dの最小値に等しい数の補間
データ値が選択される(ステップ1501)。最後に、選
択された補間データ値が加算され、合計が生成される
(ステップ1502)。丸め誤差を避けるため、生成され
た合計が2nで除算されるが、このステップは図28に図
示されてない。
【0099】図29には、非対称放射状補間をソフトウ
ェアで実行する1つの方法の概略流れ図が示されてい
る。最初に、入力カラー空間値10の各コンポーネント
に対するマスク値が生成される(ステップ1600)。次
に、入力カラー空間値のコンポーネント(a, b, c)10
いずれかが立方体格子1の外側境界上の位置に対応する
か否かが判断される(ステップ1600)。 入力カラー
空間値のコンポーネントの1つまたは複数が16進数FFと
いう値を持てばこのケースにあてはまる。その場合、必
要な頂点値を取り出すインデックスを生成する目的のた
め、16進数FFという値を持つ入力カラー空間値10のコ
ンポーネントは、16進数100という値を割り当てられる
(ステップ1602)。 次に、m[i]およびv[i]の各々の
値が計算される(ステップ1603)。次に、補間のため
に使用される頂点値の各々にアクセスするために使用さ
れるインデックスが計算される(ステップ1604)。最
後に、ステップ1604で計算されたインデックスによ
ってアクセスされる値を使用して、出力カラー空間値の
コンポーネントの各々が計算される(ステップ160
5)。
【0100】非対称放射状補間のソフトウェア実施のた
めのC言語コードのリストが図55乃至図57に含めら
れている。非対称放射状補間の場合、計算されるインデ
ックスは、上位ビット10aによって選択された立方体
の起点からのオフセットに対応する。出力カラー空間に
わたって使用される解像度の変化のため、上位ビット1
0aによって選択される3つの立方体(出力カラー空間
の各次元毎に1つの立方体)に関する頂点の値は、入力
カラー空間値10に対してカラー空間変換が実行される
度毎に、図55乃至図57のルーチンへ渡される。この
点は、カラー・テーブルがルーチンへのアレイとして渡
され、このテーブルへのインデックスがこのルーチンに
おいて計算される刈り込み放射状および刈り込み四面体
に関するコードと相違する点である。
【0101】また、非対称放射状補間をハードウェアで
実施することも可能である。前述のように、シフトおよ
び連結は追加のハードウェア・エレメントを必要とする
ことなく実施される。非対称放射状補間を実行するため
に必要とされるハードウェア機構は、加算器およびAND
デート、ORゲートおよびマルチプレクサを含む。Dが出
力カラー空間次元、dが入力カラー空間次元、nが入力カ
ラー空間値のコンポーネントのうちの1つを表現するた
めに使用されるビットの最大数をそれぞれ表すとすれ
ば、非対称放射状補間のハードウェア実施に必要要件は
次のように計算される。 式22 加算器の数 = D x [(2n-1)+1] 式23 マルチプレクサの数 = D x (2n-1)
【0102】
【数5】
【0103】非対称刈り込み放射状補間のハードウェア
実施に必要なゲート・レベルの設計を生成するため、V
HDLのような一般に使用されるハードウェア記述言語
を使用することができる。図58乃至図60には、非対
称刈り込み放射状補間のハードウェア実施形態を生成す
ることができるVHDLコードのリストが示されてい
る。
【0104】図30には、非対称刈り込み放射状補間回
路1700のハードウェア実施形態が示されている。制
御入力計算機構170la−170lkは、制御入力計
算機構170la−170lkに接続されるマルチプレ
クサ1702a−1702oの制御入力部によって使用
される値を計算する。制御入力計算機構170la−1
70lkの各々は、その入力部において式14−式19の計
算を実行する。図30に示されているように、マルチプ
レクサ1702a−1702oの制御入力部のいくつか
はv[i]の値を使用する。加算器1703a−1703o
は、マルチプレクサ1702a−1702oの出力を合
計する。この合計は、補間結果を生成するためシフトに
よって2nで除算される(図30には図示されていない)。
【0105】図30のハードウェアは、出力カラー空間
値11の残りの(D-1)個のコンポーネントを生成するた
め、付加的に(D-1)回反復使用することができる。また
は、D個のコンポーネントの各々を並列的に生成するた
め、図示されているハードウェア実施形態部分を(D-1)
個複製して追加することもできる。マルチプレクサ制御
入力を生成するために使用されるハードウェアをD個の
複製の各々に対して使用することができる。図30で示
される非対称刈り込み放射状補間回路1700は、入力
カラー空間値10に関するd=3および4に等しいn1,n2,
n3,...ndの最大値に対応している。非対称刈り込み放射
状補間回路1700は、図27で示された非対称刈り込
み放射状補間ブロック図を実施するものである。
【0106】図31には、前述の式14乃至式19を使用し
て非対称放射状補間を実行する一般化された方法の概略
流れ図が示されている。最初に、f(N,i) = v[i] | (N &
〜m[i])を使用して、2d個の値の第1セットが計算され
る(ステップ1800)。次に、補間データ値の2d個のペ
アが選択される(ステップ1801)。これらペアの各々
は、第1セットの2d個の値の1つおよび値Nで指定され
る頂点に対応する補間データ値を使用して選択される補
間データ値から形成される。最後に、2d個の合計が、選
択された2d個ぺアの補間データ値から計算される(ステ
ッップ1802)。
【0107】図31の方法は非対称放射状補間の1回の
反復のためのものである。理解されることであろうが、
図31のステップを反復して、連続的に減分するiに対
応するv[i]およびm[i]の値に関してf(N,i))を使用して2
d個の値の複数セットを計算して、前の反復で計算され
た2d個の合計値セットから2d個のペアの値セットを選択
し、その2d個のペアの値セットから2d個の合計値セット
を選択することができる。nをn1,n2,n3,...ndの最大値
に等しいものとしてn回の反復の後、計算された最後の2
d個の合計のうちの1つが2nで除算され、補間結果が生
成される。各反復の後に実行できる2による除算は丸め
誤差を避けるため最後の反復の後まで遅延される。
【0108】図32および図33には、出力カラー空間
値11のコンポーネントへの入力カラー空間値10の変
換のための非対称放射状補間回路1900のハードウェ
ア実施形態が示されている。この同じハードウェアは、
出力カラー空間値11の残りの(D-1)個のコンポーネン
トを生成するため、付加的に(D-1)回反復使用すること
ができる。または、D個のコンポーネントの各々を並列
的に生成するため、図示されているハードウェア実施形
態部分を(D-1)個複製して追加することもできる。マル
チプレクサ制御入力を生成するために使用されるハード
ウェアをD個の複製の各々に対して使用することができ
る。図32および図33で示される非対称刈り込み放射
状補間回路1900は、入力カラー空間値10に関する
d=3および4に等しいn1,n2,n3,...ndの最大値に対応して
いる。図32および図33のハードウェアは、下位立方
体頂点値の生成のため式14-式19および表4の諸式を実
施するものである。図32および図33の非対称放射状
補間回路1900は、第1、第2、第3および第4の段
階1901−1904から形成されている。4つの段階
1901−1904の各々は23の加算機器を含み、その
1つには1905という符号が付けられている。更に、
4つの段階1901−1904の各々は23のマルチプレ
クサを含み、その1つには1906という符号が付けら
れている。最後に、4つの段階1901−1904の各
々は、式14乃至式19の計算を実行する23の制御入力計算
機構を含む。これら制御入力計算機構のうちの1つには
1907という符号が付けられている。
【0109】4つの段階1901‐1904の各々は、
補間の1回の反復を実行する。補間アプリケーションに
は、1回の反復の実行だけでよいものもある。ただ1回
の補間反復についてはn=1である。これは、第1の段階
1901だけを使用する四面体補間回路のハードウェア
実施形態1900に対応する。特定のアプリケーション
に必要とされる補間の付加的反復の各々に関して付加的
段階が追加される。
【0110】第1段階1901におけるマルチプレクサ
の入力部の各々は、上位ビット10aを使用して選択さ
れる8つの頂点値に接続される。第1段階1901にお
ける各マルチプレクサの出力部は対応する加算器の第1
の入力に接続される。加算器の第2の入力は、対応する
制御入力計算機構の入力部の1つに等しい頂点の数に対
応する値に接続される。第1の段階1901の加算器の
各々の出力は第1の下位立方体の頂点値である。前述の
ように、下位立方体生成の反復毎の2による除算は、最
後の下位立方体が生成されるまで延期される。生成され
る最後の下位立方体の頂点値が2nで除算される。但し、
nは入力カラー空間値の下位ビットのビット数であり、
非対称放射状補間回路における段階の数に対応する。第
2、第3および第4段1902−1904に関する各マ
ルチプレクサの入力部は、前の段階の加算器の出力に接
続される。
【0111】各マルチプレクサの制御入力部は対応する
制御入力計算機構の出力部に接続している。非対称放射
状補間回路1900において使用されるマルチプレクサ
は、3ビット制御入力を使用して、8ビット値のうちの
1つを選択する能力を持つ。d=3およびn=4の場合という
この非対称放射状補間回路1900のの実施形態の場
合、制御入力計算機構への入力の各々は3ビット量であ
る。制御入力計算機構の各々の出力は3ビット量であ
る。各マルチプレクサに関連する加算器は、マルチプレ
クサの各々から選択された8ビット値の加算を実行す
る。
【0112】上位ビット10aを使用して選択される頂
点値を第1段階1901のマルチプレクサ入力部に供給
することによって補間が実行される。制御入力計算機構
への入力はハードウェアとして固定されている。非対称
放射状補間回路1900は、下位立方体生成の4回の反
復毎に頂点値を計算する。値 P''''(7)からP''''(O)
は、生成される第4の下位立方体の頂点の値である。本
実施形態では、P''''(0)が選択され、16で除算され、補
間の結果として使用される。16による除算はビットをシ
フトすることによって実施されるが図32および図33
には図示されていない。
【0113】当業者に認められることであろうが、計算
されたその他のP''''(7)からP''''(1)の1つを選択し、
16で除算し、補間の結果として使用することも可能であ
る。補間結果を生成するため最終下位立方体の異なる頂
点に対応する値を使用することは、補間の結果の相違に
つながる。これは、補間結果を生成するため生成された
最終的下位立方体の頂点値を選択する際の考慮点であ
る。
【0114】刈り込み四面体補間を、非対称立方体格子
によって表現されるカラー空間での実施形態に適応させ
ることができる。刈り込み四面体補間に関する場合と同
様に、生成される下位立方体の頂点は、下位立方体を生
成するために使用される立方体から分割された四面体頂
点を使用して計算される。しかしながら、下位立方体生
成の反復の一部について、al、blおよびclコンポーネン
トの各々の対応するビットが存在しない場合がある。そ
のようなケースに関しては、al、blおよびclコンポーネ
ントのうちの少なくとも1つにおける失われた対応する
ビットを補うように下位立方体頂点の計算は修正されな
ければならない。
【0115】非対称刈り込み四面体下位立方体生成のた
め下位立方体頂点の値を計算するために必要な関係式
が、次の表4および式25および式26に示されている。式
14乃至式18と共に式25および式26を使用することによっ
て、表4にリストされた関係式において、下位立方体の
当該反復に対応するal、blおよびclコンポーネントのビ
ットが存在するか存在しないかにかかわらず、正しい下
位立方体頂点値が生成される。下位立方体生成の所与の
反復に関して、al、blおよびclのいずれかが存在しない
場合、失われたビットを補うように、式25および式26
は、下位立方体の頂点値を生成する際に使用される立方
体の頂点の数を生成する。 式25 g(N,i) = (v[i] | 〜m[i] & N) 式26 h(N,i) = (v[i] | N)
【0116】
【表4】 P'[7] = {P[g(7,i)] + P[h(7,i)]}/2 P'[6] = {P[g(6,1)] + P[h(6,i)]}/2 P'[5] = {P[g(5,i)] + P[h(5,i)]}/2 P'[4] = {P[g(4,i)] + P[h(4,i)]}/2 P'[3] = {P[g(3,i)] + P[h(3,i)]}/2 P'[2] = {P[g(2,i)] + P[h(2,i)]}/2 P'[l] = {P[g(1,i)] + P[h(1,i)]}/2 P'[0] = {P[g(0,i)] + P[h(0,i)]}/2
【0117】図26は、非対称放射状立方体生成を使用
して立方体1401から下位立方体1400を生成する
様態を示しているが、図26は、また、非対称刈り込み
四面体下位立方体生成を表すことができる。
【0118】図26に示された下位立方体生成の特定の
反復に関して、コンポーネントblおよびclに関して反復
に対応するビットは存在しない。従って、そのような存
在しないビットについて計算されるg(N,i)およびh(N,i)
を持つ表4の関係式は、頂点値P'[7]、P'[6]、P'[5]お
よびP'[4]が、P'[7]、P'[6]、P'[5]およびP'[4]の各々
で垂直に配列された2つの頂点の値の平均として計算さ
れることを求める。al、blおよびclの各々が存在するか
しないかのその他の組み合わせに関する頂点値の計算
は、式25および式26によって同様に取り扱われる。
【0119】図34には、非対称刈り込み四面体補間計
算のブロック図が示されている。非対称刈り込み四面体
補間を実行するために必要な計算の数は次の式27および
式28のように計算される。
【0120】
【数6】
【0121】 式28 メモリ・アクセス数 = D(min(2d,2n)) 非対称刈り込み四面体補間を実行する一般化された方法
の概略流れ図が図35に示されている。この方法に関し
て、入力カラー空間値10はd個のコンポーネントから
形成されている。dコンポーネントの各々は、上位ビッ
ト10aおよび下位ビット10bのセットに区分けされ
る。d個の下位ビット10bのセットの各々はlb1,lb2,l
b3,...,lbdと符号付けされている。d個の下位ビット・
セットの各々のビット位置は、n1-1から0、n2-1から0、
n3-1から0、...nd-1から0というそれぞれの範囲に対
応するi1,i2,i3,...,idによって最上位から最下位ビッ
トまで指定される。
【0122】最初に、 m[i]=2d-1xMask1[i] + 2d-2xMask2[i] + 2d-3xMask3[i]
+...+ 2d-dxMaskd[i] として、 g(N,i)=(v[i]|〜m[i]&N)およびh(N,i)=(v[i]|N) を使用して(2n-2)個の値のセットが計算される(ステッ
プ2000)。この計算に関して、Maskj=2k-1の値の各
々は、n1,n2,n3,...ndから選択される値kに関して計算
される(但し、jの値は、n1,n2,n3,...ndの選択された1
つのサブスクリプトの値に対応し、1からdの範囲であ
る)。v[i]の値は、n-1から0のiの値について m[i] & (2d-1xlbl[i] + 2d-2xlb2[i] + 2d-3xlb3[i]
+...+ 2d-dxlbd[i]) として計算される(ステップ2000)(但し、nはn1,n2,
n3,...ndの最大値に等しく、Nの値は、1から2dまでの頂
点番号に対応する)。次に、(2n-2)個の値セットにおけ
るユニークな値、n-1から0間でのiに関するv[i]およびd
個のセットの上位ビットを使用して2nと2dの最小値に等
しい数の補間データ値が選択される(ステップ200
1)。最後に、選択された補間データ値が加算され、合
計が生成される(ステップ2002)。丸め誤差を避ける
ため、生成された合計が2nで除算されるが、このステッ
プは図35に図示されてない。
【0123】図36には、非対称刈り込み四面体補間を
ソフトウェアで実行する方法の概略流れ図が示されてい
る。最初に、入力カラー空間値10の各コンポーネント
に対するマスク値が生成される(ステップ2100)。次
に、入力カラー空間値のコンポーネント(a, b, c)10
いずれかが立方体格子1の外側境界上の位置に対応する
か否かが判断される(ステップ2101)。 入力カラー
空間値のコンポーネントの1つまたは複数が16進数FFと
いう値を持てばこのケースにあてはまる。その場合、必
要な頂点値を取り出すインデックスを生成する目的のた
め、16進数FFという値を持つ入力カラー空間値10のコ
ンポーネントは、16進数100という値を割り当てられる
(ステップ2102)。 次に、m[i]およびv[i]の各々の
値が計算される(ステップ2103)。次に、補間のため
に使用される頂点値の各々にアクセスするために使用さ
れるインデックスが、g[N,i]およびh[N,i]を使用して、
計算される(ステップ2104)。最後に、ステップ21
04で計算されたインデックスによってアクセスされる
値を使用して、出力カラー空間値のコンポーネントの各
々が計算される(ステップ2105)。
【0124】非対称刈り込み四面体補間のソフトウェア
実施のためのC言語コードのリストが図61および図6
2に含められている。非対称刈り込み四面体補間の場
合、計算されるインデックスは、上位ビット10aによ
って選択された立方体の起点からのオフセットに対応す
る。出力カラー空間にわたって使用される解像度の変化
のため、上位ビット10aによって選択される3つの立
方体(出力カラー空間の各次元毎に1つの立方体)に関す
る頂点の値は、入力カラー空間値10に対してカラー空
間変換が実行される度毎に、図61および図62のルー
チンへ渡される。この点は、カラー・テーブルがルーチ
ンへのアレイとして渡されこのテーブルへのインデック
スがこのルーチンにおいて計算される刈り込み放射状お
よび刈り込み四面体に関するコードと相違する点であ
る。
【0125】また、非対称刈り込み四面体補間をハード
ウェアで実施することも可能である。前述のように、シ
フトおよび連結は追加のハードウェア・エレメントを必
要とすることなく実施される。非対称刈り込み四面体補
間を実行するために必要とされるハードウェア機構は、
加算器およびANDデート、ORゲートおよびマルチプレク
サを含む。Dが出力カラー空間次元、dが入力カラー空間
次元、nが入力カラー空間値のコンポーネントのうちの
1つを表現するために使用されるビットの最大数をそれ
ぞれ表すとすれば、非対称刈り込み四面体補間のハード
ウェア実施の必要要件は次のように計算される。 式29 加算器数 = D x 2n 式30 マルチプレクサ数 D X (2n-1)
【0126】
【数7】
【0127】非対称刈り込み四面体補間のハードウェア
実施に必要なゲート・レベルの設計を生成するため、V
HDLのような一般に使用されるハードウェア記述言語
を使用することができる。図63乃至図65には、非対
称刈り込み四面体補間のハードウェア実施形態を生成す
ることができるVHDLコードのリストが示されてい
る。
【0128】図37には、非対称刈り込み四面値補間回
路2200のハードウェア実施形態が示されている。制
御入力計算機構220la−220lvは、制御入力計
算機構220la−220lvに接続されるマルチプレ
クサ2202a−2202nの制御入力部によって使用
される値を計算する。制御入力計算機構220la−2
20lvの各々は、その入力部において式25−式26の計
算を実行する。図37に示されているように、マルチプ
レクサ2202oはその入力のためv[i]の値を使用す
る。マルチプレクサ2202a−2202oの各々は、
上位ビットを使用して8個の補間データ値を選択する。
加算器2203a−2203oは、マルチプレクサ22
02a−2202oの出力を合計する。この合計は、補
間結果を生成するためシフトによって2nで除算される
(図37には図示されていない)。
【0129】図30のハードウェアは、出力カラー空間
値11の残りの(D-1)個のコンポーネントを生成するた
め、付加的に(D-1)回反復使用することができる。また
は、D個のコンポーネントの各々を並列的に生成するた
め、図示されているハードウェア実施形態部分を(D-1)
個複製して追加することもできる。マルチプレクサ制御
入力を生成するために使用されるハードウェアをD個の
複製の各々に対して使用することができる。図37で示
される非対称刈り込み四面体補間回路2200は、入力
カラー空間値10に関するd=3および4に等しいn1,n2,
n3,...ndの最大値に対応している。非対称刈り込み四面
体補間回路2200は、図34で示された非対称刈り込
み四面体補間ブロック図を実施するものである。
【0130】図38には、非対称四面体補間を実行する
一般化された方法の概略流れ図が示されている。最初
に、それぞれg(N,i)およびh(N,i)を使用して、2d個の
値の第1セットおよび第2セットが計算される(ステッ
プ2300)。次に、第1セットおよび第2セットの値
を使用して補間データ値の2d個のペアが選択される(ス
テップ2301)。最後に、2d個の合計のセットが、選
択された2d個ぺアの補間データ値から計算される(ステ
ッップ2302)。
【0131】図38の方法は非対称四面体補間の1回の
反復のためのものである。理解されることであろうが、
図38のステップを反復して、連続的に減分するiに対
応するv[i]およびm[i]の値に関してg(N,i)およびh(N,i)
を使用して2d個の値の複数セットを計算して、前の反復
で計算された2d個の合計値セットから2d個のペアの値セ
ットを選択し、その2d個のペアの値セットから2d個の合
計値セットを選択することができる。nをn1,n2,n3,...n
dの最大値に等しいものとしてn回の反復の後、計算され
た最後の2d個の合計のうちの1つが2nで除算され、補間
結果が生成される。各反復の後に実行できる2による除
算は丸め誤差を避けるため最後の反復の後まで遅延され
る。
【0132】図39および図40には、出力カラー空間
値11のコンポーネントへの入力カラー空間値10の変
換のための非対称四面体補間回路2400のハードウェ
ア実施形態が示されている。この同じハードウェアは、
出力カラー空間値11の残りの(D-1)個のコンポーネン
トを生成するため、付加的に(D-1)回反復使用すること
ができる。または、D個のコンポーネントの各々を並列
的に生成するため、図示されているハードウェア実施形
態部分を(D-1)個複製して追加することもできる。マル
チプレクサ制御入力を生成するために使用されるハード
ウェアをD個の複製の各々に対して使用することができ
る。図39および図40で示される非対称四面体補間回
路2400は、入力カラー空間値10に関するd=3およ
び4に等しいn1,n2,n3,...ndの最大値に対応している。
図39および図40のハードウェアは、下位立方体頂点
値の生成のため式25−26および表4の諸式を実施するも
のである。図39および図40の非対称四面体補間回路
2400は、第1、第2、第3および第4の段階240
1−2404から形成されている。4つの段階2401
−2404の各々は23の加算機器を含み、その1つには
2405という符号が付けられている。更に、4つの段
階2401−2404の各々は2x23のマルチプレクサを
含み、その1つには2406という符号が付けられてい
る。各段階毎にマルチプレクサは23個のペアに配列され
ている。最後に、4つの段階2401−2404の各々
は、g(N,i)の計算を実行する23の制御入力計算機構(そ
の1つに2407という符号が付けられている)およびh
(N,i)の計算を実行する23の制御入力計算機構(その1つ
に2408という符号が付けられている)を含む。
【0133】段階2401−2404の各々は補間の1
回の反復を実行する。補間アプリケーションによって
は、補間のただ1回の反復の実行だけでよいものもあ
る。ただ1回の補間反復の場合、n=1である。これは、
第1段階2401だけを使用する非対称四面体補間回路
2400のハードウェア実施形態に対応する。特定のア
プリケーションに関して必要とされる補間の付加的反復
の各々について付加的段階が追加される。
【0134】第1段階2401におけるマルチプレクサ
の入力部の各々は、上位ビット10aを使用して選択さ
れる8つの頂点値に接続される。段階2401−240
4におけるマルチプレクサの各ペアの出力部は対応する
加算器の第1および第2の入力に接続される。第1段階
2401の加算器の各々の出力は第1の下位立方体の頂
点値である。前述のように、下位立方体生成の反復毎の
2による除算は、最後の下位立方体が生成されるまで延
期される。生成される最後の下位立方体の頂点値が2n
除算される。但し、nは入力カラー空間値の下位ビット
のビット数であり、非対称四面体補間回路における段階
の数に対応する。第2、第3および第4段2402−2
404に関する各マルチプレクサの入力部は、前の段階
の加算器の出力に接続される。
【0135】各マルチプレクサの制御入力部は対応する
制御入力計算機構の出力部に接続している。非対称四面
体補間回路2400において使用されるマルチプレクサ
は、3ビット制御入力を使用して、8ビット値のうちの
1つを選択する能力を持つ。d=3およびn=4の場合という
この非対称四面体補間回路2400のの実施形態の場
合、制御入力計算機構への入力の各々は3ビット量であ
る。制御入力計算機構の各々の出力は3ビット量であ
る。各マルチプレクサに関連する加算器は、マルチプレ
クサの各々から選択された8ビット値の加算を実行す
る。
【0136】第1段階2401のマルチプレクサ入力部
に上位ビット10aを使用して選択された頂点値を供給
することによって補間が実行される。制御入力計算機構
への入力はハードウェアとして固定されている。非対称
放四面体補間回路2400は、下位立方体生成の4回の
反復毎に頂点値を計算する。値 P''''(7)からP''''(O)
は、生成される第4の下位立方体の頂点の値である。本
実施形態では、P''''(0)が選択され、16で除算され、補
間の結果として使用される。16による除算はビットをシ
フトすることによって実施されるが図39および図40
には図示されていない。
【0137】当業者に認められることであろうが、計算
されたその他のP''''(7)からP''''(1)の1つを選択し、
16で除算し、補間の結果として使用することも可能であ
る。補間結果を生成するため最終下位立方体の異なる頂
点に対応する値を使用することは、補間の結果の相違に
つながる。これは、補間結果を生成するため生成された
最終的下位立方体の頂点値を選択する際の考慮点であ
る。
【0138】非対称刈り込み放射状補間および非対称刈
り込み四面体補間の共用ハードウェアを実施することが
可能である。図27および図34の非対称刈り込み放射
状補間および非対称刈り込み四面体補間のブロック図そ
れぞれから見ることができるように、この共用ハードウ
ェア実施形態は、入力頂点値にアクセスするために使用
されるインデックスをマルチプレクスすることによって
達成することができる。非対称刈り込み放射状補間およ
び非対称刈り込み四面体補間の共用ハードウェア実施形
態を生成することができるVHDLコードのリストが図
66乃至図68に含められている。
【0139】図41乃至図43には、非対称刈り込み放
射状および非対称刈り込み四面体共用補間回路2500
のハードウェア実施形態が示されている。非対称刈り込
み放射状および非対称刈り込み四面体共用補間のハード
ウェア実施形態は、非対称刈り込み放射状補間回路17
00と非対称刈り込み四面体補間回路2200の制御入
力計算機構を取り入れる。マルチプレクサ2502a−
2502nの制御入力部へのデータを選択するためマル
チプレクサ2501a−2501nが使用される。マル
チプレクサ250la−2501nの入力部におけるデ
ータの選択を制御するため単一ビットが使用される。こ
の単一ビットは、マルチプレクサ2502a−2502
nへの制御入力が非対称刈り込み四面体補間のためのも
のであるのかあるいは非対称刈り込み放射状補間のため
のものであるかを制御する。マルチプレクサ2502a
−2502nに関するマルチプレクサ制御入力は、補間
データ値のどちらが加算器に接続されるかを決定する。
ビットがその2つの状態の第1のものであれば、図41
乃至図43のハードウェアは、非対称刈り込み放射状補
間回路として実行する。ビットがその2つの状態の第2
のものであれば、図41乃至図43のハードウェアは、
非対称刈り込み四面体補間回路として実行する。加算器
2503a−2503oは、マルチプレクサ2502a
−2502oの出力を合計する。ビット・シフトによっ
て、合計は16で除算され、補間結果が生成される(こ
のプロセスは図示されていない)。制御入力計算機構2
504a−2504kは式14-式19を実施し、制御入力
計算機構2505a−2505vは式25および式26を実
施する。
【0140】図41乃至図43のハードウェアは、出力
カラー空間値11の残りの(D-1)個のコンポーネントを
生成するため、付加的に(D-1)回反復使用することがで
きる。または、D個のコンポーネントの各々を並列的に
生成するため、図示されているハードウェア実施形態部
分を(D-1)個複製して追加することもできる。マルチプ
レクサ制御入力を生成するために使用されるハードウェ
アをD個の複製の各々に対して使用することができる。
図41乃至図43で示される非対称刈り込み放射状およ
び非対称刈り込み四面体共用補間回路2500は、入力
カラー空間値10に関するd=3およびn=4に対応してい
る。
【0141】上述の補間回路ハードウェア実施形態の各
々について、マルチプレクサ制御入力を供給するため計
算が必要であることは理解されるべきであろう。そのよ
うな計算は、専用ハードウェアで実施することも、ある
いは、ソフトウェア制御の下でマイクロプロセッサを使
用して実施することもできる。マルチプレクサ制御入力
を計算するためマイクロプロセッサを使用すれば、マル
チプレクサ制御入力計算を実行するために必要な時間は
増加するかもしれないが、ハードウェアを節約すること
ことができる。
【0142】以上、本発明の好ましいいくつかの実施形
態を記述したが、本発明の理念を逸脱することなく、こ
れら実施形態に種々の修正を加えることができる点は当
業者に明らかであろう。
【0143】本発明には、例として次のような実施様態
が含まれる。 (1)各々が上位ビット部分およびnビットの下位ビッ
ト部分に区分けされたd個のコンポーネントを有する入
力データ値を使用して出力データ値を生成するため補間
データ値の間の補間を実行する刈り込み放射状補間およ
び刈り込み四面体補間の共用補間回路であって、各々が
第1の制御入力セットのうちの1つの制御入力を受け取
り、1つのマルチプレクサ出力を有し、上記第1の制御
入力セットのうちの上記1つの制御入力に応じて上記補
間データ値を選択するように構成された第1の2n-1個の
マルチプレクサ・セットと、各々が、上記第1のマルチ
プレクサ・セットの1つに接続される1つのマルチプレ
クサ出力を有し、第2の制御入力セットのうちの1つの
制御入力に応じて、上記下位ビット部分の上記d個のセ
ットから決定される第3のn個の値セットの1つと上記
下位ビット部分の上記d個のセットから決定される第4
の2n-2個の値セットの1つの間で選択を行って上記第1
セット制御入力の上記1つを供給する第2の2n-2個のマ
ルチプレクサ・セットと、上記第1のマルチプレクサ・
セットの上記マルチプレクサ出力を受け取るように構成
された加算手段と、を備える刈り込み放射状補間および
刈り込み四面体補間の共用補間回路。
【0144】(2)上記第1のマルチプレクサ・セット
の各マルチプレクサが2d個の上記補間データ値を受け取
る2d個のマルチプレクサ入力部を含み、上記第2のマル
チプレクサ・セットの各マルチプレクサが上記第3のn
個の値セットの上記1つおよび上記第4の2n-2個の値セ
ットの上記1つをそれぞれ受け取るように構成された第
1マルチプレクサ入力部および第2マルチプレクサ入力
部を含み、上記第2の2n-2個のマルチプレクサ・セット
の各マルチプレクサが上記第2セットの制御入力の上記
1つを使用して、上記刈り込み放射状補間と上記刈り込
み四面体補間の間の選択を行う、上記(1)に記載の刈
り込み放射状補間および刈り込み四面体補間の共用補間
回路。
【0145】(3)上記加算手段が、各々が第1入力
部、第2入力部および1つの出力部を有する2n-1個の加
算器を含み、上記2n-1個の加算器の各々の上記第1およ
び第2入力部が、上記第1マルチプレクサ・セットのマ
ルチプレクサ出力部の1つに接続され、上記加算器の1
つの第1の入力部が、上記d個のセットの上位ビット部
分を使用して選択される上記補間データ値の1つを受け
取り、上記第2入力部を上記第2マルチプレクサ・セッ
トのマルチプレクサ出力部の1つに接続させる構成を含
み、上記加算器のうちの2n-(2n-1)個の加算器が、別の
加算器の出力部に接続される上記第1および第2の入力
部を有し、上記上記第2の2n-2個のマルチプレクサ・セ
ットが、iがn-1から1までの範囲の値を持つとして、各
々が上記第2マルチプレクサ・セットの2i個のマルチプ
レクサを含むn-1個のグループに分割される、上記
(2)に記載の刈り込み放射状補間および刈り込み四面
体補間の共用補間回路。
【0146】(4)各々が第1入力部、第2入力部およ
び1つの出力部を有し、iがn-1から1までの範囲の値を
持つとして、全体がn-1個のグループに分割される第5
の2n-1-1個のビット単位AND演算機構セットであって、
上記n-1個のグループの各々は2i-1個の上記ビット単位A
ND演算機構をそれぞれ含み、上記ビット単位AND演算機
構の上記出力の各々は対応するiの値を持つ上記第5セ
ットのn-1個のグループにおける上記マルチプレクサの
1つの上記第2入力部に接続される、第5の2n-1-1個の
ビット単位AND演算機構セットと、各々が第1入力部、
第2入力部および1つの出力部を有し、iがn-1から1ま
での範囲の値を持つとして、全体がn-1個のグループに
分割される第6の2n-1-1個のビット単位OR演算機構セッ
トであって、上記第6セットのn-1個のグループの各々
は2i-1個の上記ビット単位OR演算機構をそれぞれ含み、
上記ビット単位OR演算機構の上記出力の各々は対応する
iの値を持つ上記n-1個のグループにおける上記マルチプ
レクサの1つの上記第2入力部に接続される、第6の2
n-1-1個のビット単位OR演算機構セットと、を更に備え
る上記(3)に記載の刈り込み放射状補間および刈り込
み四面体補間の共用補間回路。
【0147】(5)n-1から0間での範囲の値kによって
最上位から最下位ビットまでのビット位置を指定される
d個の下位ビット・セットをlb1,lb2,lb3,...,lbdが表す
とすれば、上記第3のn個の値セットの計算は、値kの各
々毎に v[k]=(2d-1xlb1[k] + 2d-2xlb2[k] + 2d-3xlb3[k] +...
+ 2d-dxlbd[k]) に従って上記d個の下位ビット部分を使用し、n-1から1
までの範囲の上記iの値に対応する上記n-1個のグループ
における上記ビット単位AND演算記憶およびビット単位O
R演算機構の各々の上記第1の入力部がn-1に等しいkに
関するn個の値に関する上記第3のセットの1つを受け
取る構成を含み、n-1から2までの範囲の上記iの値に対
応する上記n-1個のグループにおける上記ビット単位AND
演算記憶およびビット単位OR演算機構の各々の上記第2
の入力部が上記第3のn個の値セットに対するビット単
位AND演算およびビット単位OR演算を使用して計算され
る第7のn個の値セットの1つを受け取るように構成さ
れ、1に等しい上記iの値に対応する上記n-1個のグルー
プにおける上記ビット単位AND演算記憶およびビット単
位OR演算機構の各々の上記第2の入力部がn-2に等しいk
に関するn個の値に関する上記第3のセットの1つを受
け取る構成を含み、上記補間データ値の各々がD個の補
間データ値コンポーネントを含み、上記D個の補間デー
タ値コンポーネントの各々が出力カラー空間の1つの次
元に対応し、上記入力データ値のd個のコンポーネント
の各々が入力カラー空間の1つの次元に対応する、上記
(4)に記載の刈り込み放射状補間および刈り込み四面
体補間の共用補間回路。
【0148】(6)カラー空間変換を実行するため印刷
装置に含まれる、上記(5)に記載の刈り込み放射状補
間および刈り込み四面体補間の共用補間回路。 (7)Dが3に等しく、dが3に等しく、nが4に等しく、上
記出力カラー空間がRGB、Lab、XYZ、HSV、
Luv、HLSおよびCMYカラー空間からなるグルー
プから選択される1つのカラー空間を含み、上記入力カ
ラー空間がRGB、Lab、XYZ、HSV、Luv、
HLSおよびCMYカラー空間からなるグループから選
択される1つのカラー空間を含む、上記(6)に記載の
刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補間の共用補
間回路。 (8)Dが4に等しく、dが3に等しく、nが4に等しく、上
記出力カラー空間がCMYKカラー空間を含み、上記入
力カラー空間がRGB、Lab、XYZ、HSV、Lu
v、HLSおよびCMYカラー空間からなるグループか
ら選択される1つのカラー空間を含む、上記(6)に記
載の刈り込み放射状および刈り込み四面体共用補間回
路。
【0149】(9)各々が上位ビット部分およびnビッ
トの下位ビット部分に区分けされた3個のコンポーネン
トを有する入力データ値を使用して出力データ値を生成
するため補間データ値の間の補間を実行する刈り込み放
射状および刈り込み四面体共用補間回路であって、第1
のマルチプレクサ出力部を有し、第1の制御入力および
上記複数補間データ値を受け取り該第1の制御入力に応
じて上記補間データ値からの選択を行うように構成され
た第1のマルチプレクサと、第2のマルチプレクサ出力
部を有し、第2の制御入力および上記複数補間データ値
を受け取り該第2の制御入力に応じて上記補間データ値
からの選択を行うように構成された第2のマルチプレク
サと、第3のマルチプレクサ出力部を有し、第3の制御
入力および上記複数補間データ値を受け取り該第3の制
御入力に応じて上記補間データ値からの選択を行うよう
に構成された第3のマルチプレクサと、上記第2のマル
チプレクサに接続し上記第2の制御入力を供給する第4
のマルチプレクサ出力部を有し、上記3つのセットの下
位ビット部分から各々決定される第1の値と第2の値か
らの選択を行う第4のマルチプレクサと、上記第3のマ
ルチプレクサに接続し上記第3の制御入力を供給する第
5のマルチプレクサ出力部を有し、上記3つのセットの
下位ビット部分から各々決定される第3の値と第4の値
からの選択を行う第5のマルチプレクサと、上記第1、
第2および第3のマルチプレクサの出力部に接続し、上
記3つの上位ビット・セットから決定される上記補間デ
ータ値の1つを受け取るように構成された加算手段と、
を備える刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補間
の共用補間回路。
【0150】(10)上記第2の値を受け取るように構
成される第1入力部、上記3つのセットの下位ビット部
分から決定される第5の値を受け取るように構成される
第2入力部および上記第1の値を供給するため上記第4
のマルチプレクサに接続される1つの出力部を有するビ
ット単位AND演算機構と、上記第2の値を受け取るよう
に構成される第1入力部、上記第5の値を受け取るよう
に構成される第2入力部および上記第3の値を供給する
ため上記第5のマルチプレクサに接続される1つの出力
部を有するビット単位ORD演算機構と、を更に備える上
記(9)に記載の刈り込み放射状補間および刈り込み四
面体補間の共用補間回路。
【0151】
【発明の効果】本発明のカラー空間変換における新機軸
の補間手段によって、カラー空間の間の変換を実行する
ために必要とされる計算量が顕著に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】立方体格子における補間に使用される出力カラ
ー空間値を表すブロック図である。
【図2】円筒形軸で表されるカラーから長方形軸で表さ
れるカラーへのカラー空間変換プロセスを示すブロック
図である。
【図3】入力カラー空間値の下位ビットの対応するビッ
トを使用して単一下位立方体を選択するプロセスを示す
ブロック図である。
【図4】入力カラー空間値の下位ビットの対応するビッ
トを使用して立方体から選択されることができる可能な
8個の下位立方体を示すブロック図である。
【図5】補間結果を含む下位立方体を選択するために振
られる立方体頂点の番号を示すブロック図である。
【図6】放射状下位立方体の生成を示すブロック図であ
る。
【図7】放射状補間において使用される立方体再分割プ
ロセスの複数反復を示すブロック図である。
【図8】放射状補間回路の1つの実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図9】放射状補間方法の概略流れ図である。
【図10】刈り込み放射状補間における下位立方体生成
に必要な計算を示すブロック図である。
【図11】刈り込み放射状補間回路の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図12】刈り込み放射状補間法の概略流れ図である。
【図13】刈り込み放射状補間をソフトウェアで実施す
る方法の概略流れ図である。
【図14】CMYおよびRGBカラー空間の外側境界の
カラーを示すブロック図である。
【図15】2つの四面体から1つの下位立方体を生成す
るプロセスを表すブロック図である。
【図16】刈り込み四面体補間における下位立方体生成
に必要な計算を示すブロック図である。
【図17】四面体補間法の概略流れ図である。
【図18】図19と共に四面体補間の1つの実施形態を
示すブロック図である。
【図19】図18の続きであって、四面体補間の1つの
実施形態を示すブロック図である。
【図20】刈り込み四面体補間のハードウェア実施形態
を示すブロック図である。
【図21】刈り込み四面体補間法の概略流れ図である。
【図22】刈り込み四面体補間をソフトウェアで実施す
る方法の概略流れ図である。
【図23】共用放射状補間および刈り込み四面体補間の
実施を示すブロック図である。
【図24】刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補
間共用回路の1つの実施形態を示すブロック図である。
【図25】非対称補間プロセスを示すブロック図であ
る。
【図26】非対称下位立方体生成を使用して立方体から
下位立方体を生成するプロセスを示すブロック図であ
る。
【図27】非対称放射状補間プロセスを示すブロック図
である。
【図28】非対称放射状補間法の概略流れ図である。
【図29】非対称刈り込み放射状補間をソフトウェアで
実施する方法の概略流れ図である。
【図30】非対称刈り込み放射状補間のハードウェア実
施形態を示すブロック図である。
【図31】非対称放射状補間法の概略流れ図である。
【図32】図33と共に非対称放射状補間の1つの実施
形態を示すブロック図である。
【図33】図32の続きであって、非対称放射状補間の
1つの実施形態を示すブロック図である。
【図34】非対称刈り込み四面体補間プロセスの実施を
示すブロック図である。
【図35】非対称刈り込み四面体補間法の概略流れ図で
ある。
【図36】非対称刈り込み四面体補間をソフトウェアで
実施する方法の概略流れ図である。
【図37】非対称刈り込み四面体補間の1つのハードウ
ェア実施形態のブロック図である。
【図38】非対称四面体補間法の概略流れ図である。
【図39】図40と共に非対称四面体補間の1つのハー
ドウェア実施形態を表すブロック図である。
【図40】図39の続きであって、非対称四面体補間の
1つのハードウェア実施形態を表すブロック図である。
【図41】図42および図43と共に、非対称刈り込み
放射状補間および非対称刈り込み四面体補間共用回路の
1つの実施形態を表すブロック図である。
【図42】図41および図43と共に、非対称刈り込み
放射状補間および非対称刈り込み四面体補間共用回路の
1つの実施形態を表すブロック図である。
【図43】図41および図42と共に、非対称刈り込み
放射状補間および非対称刈り込み四面体補間共用回路の
1つの実施形態を表すブロック図である。
【図44】刈り込み放射状補間を実施する方法のC言語
コードのリストである。
【図45】図46と共に、刈り込み放射状補間のハード
ウェア実施形態を生成するために使用されるVHDLリ
ストである。
【図46】図45の続きであって、刈り込み放射状補間
のハードウェア実施形態を生成するために使用されるV
HDLリストである。
【図47】図48および図49と共に、刈り込み四面体
補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コードのリ
ストである。
【図48】図47および図49と共に、刈り込み四面体
補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コードのリ
ストである。
【図49】図47および図48と共に、刈り込み四面体
補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コードのリ
ストである。
【図50】図51と共に、刈り込み四面体補間のハード
ウェア実施形態を生成するために使用されるVHDLリ
ストである。
【図51】図50の続きであって、刈り込み四面体補間
のハードウェア実施形態を生成するために使用されるV
HDLリストである。
【図52】図53および図54と共に、刈り込み放射状
補間および刈り込み四面体補間の共用ハードウェア実施
形態を生成するために使用されるVHDLリストであ
る。
【図53】図52および図54と共に、刈り込み放射状
補間および刈り込み四面体補間の共用ハードウェア実施
形態を生成するために使用されるVHDLリストであ
る。
【図54】図52および図53と共に、刈り込み放射状
補間および刈り込み四面体補間の共用ハードウェア実施
形態を生成するために使用されるVHDLリストであ
る。
【図55】図56および図57と共に、非対称刈り込み
放射状補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コー
ドのリストである。
【図56】図55および図57と共に、非対称刈り込み
放射状補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コー
ドのリストである。
【図57】図55および図56と共に、非対称刈り込み
放射状補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コー
ドのリストである。
【図58】図59および図60と共に、非対称刈り込み
放射状補間のハードウェア実施形態を生成するために使
用されるVHDLリストである。
【図59】図58および図60と共に、非対称刈り込み
放射状補間のハードウェア実施形態を生成するために使
用されるVHDLリストである。
【図60】図58および図59と共に、非対称刈り込み
放射状補間のハードウェア実施形態を生成するために使
用されるVHDLリストである。
【図61】図62と共に、非対称刈り込み四面体補間を
ソフトウェアで実施する方法のC言語コードのリストで
ある。
【図62】図61の続きであって、非対称刈り込み四面
体補間をソフトウェアで実施する方法のC言語コードの
リストである。
【図63】図64および図65と共に、非対称刈り込み
四面体補間のハードウェア実施形態を生成するために使
用されるVHDLリストである。
【図64】図63および図65と共に、非対称刈り込み
四面体補間のハードウェア実施形態を生成するために使
用されるVHDLリストである。
【図65】図63および図64と共に、非対称刈り込み
四面体補間のハードウェア実施形態を生成するために使
用されるVHDLリストである。
【図66】図67および図68と共に、非対称刈り込み
放射状補間および非対称刈り込み四面体補間の共用ハー
ドウェア実施形態を生成するために使用されるVHDL
リストである。
【図67】図66および図68と共に、非対称刈り込み
放射状補間および非対称刈り込み四面体補間の共用ハー
ドウェア実施形態を生成するために使用されるVHDL
リストである。
【図68】図66および図67と共に、非対称刈り込み
放射状補間および非対称刈り込み四面体補間の共用ハー
ドウェア実施形態を生成するために使用されるVHDL
リストである。
【符号の説明】
10 入力データ値 10a 上位ビット 10b 下位ビット 11 出力データ値 1300 刈り込み放射状および刈り込み四面体共用補
間回路 1301 第2マルチプレクサ・セット 1302 第1マルチプレクサ・セット 1303 加算器セット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が上位ビット部分およびnビットの下
    位ビット部分に区分けされたd個のコンポーネントを有
    する入力データ値を使用して出力データ値を生成するた
    め補間データ値の間の補間を実行する刈り込み放射状補
    間および刈り込み四面体補間の共用補間回路であって、 各々が、第1の制御入力セットのうちの1つの制御入力
    を受け取り、1つのマルチプレクサ出力を有し、上記第
    1の制御入力セットのうちの上記1つの制御入力に応じ
    て上記補間データ値を選択するように構成された第1の
    2n-1個のマルチプレクサ・セットと、 各々が、上記第1のマルチプレクサ・セットの1つに接
    続される1つのマルチプレクサ出力を有し、第2の制御
    入力セットのうちの1つの制御入力に応じて、上記下位
    ビット部分の上記d個のセットから決定される第3のn個
    の値セットの1つと上記下位ビット部分の上記d個のセ
    ットから決定される第4の2n-2個の値セットの1つの間
    で選択を行って上記第1セット制御入力の上記1つを供
    給する第2の2n-2個のマルチプレクサ・セットと、 上記第1のマルチプレクサ・セットの上記マルチプレク
    サ出力を受け取るように構成された加算手段と、 を備える刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補間
    の共用補間回路。
JP10349655A 1997-12-12 1998-12-09 刈り込み放射状補間および刈り込み四面体補間の共用補間回路 Pending JPH11238127A (ja)

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