JP2006154552A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

【課題】プリンタ本体４を動かすことなく、またコストアップを招くことなく、コントローラ基板１０の機能を容易に利用可能にすること。
【解決手段】レーザプリンタ２は、プリンタ本体４の上端部における一側部に配設された用紙排出口６と、プリンタ本体４の上端に配設された排紙トレイ８と、プリンタ本体４に配設されたコントローラ基板１０とを備えている。コントローラ基板１０は、排紙トレイ８の下方空間内に配設され、コントローラ基板１０のインターフェース１６は、プリンタ本体４の他側部に配設される。
【選択図】 図２

Description

本発明は、画像形成装置、更に詳しくは、静電複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどの複合機である画像形成装置に関する。

上記形態の画像形成装置において、装置本体内には、装置全体の制御を遂行するエンジン制御基板の他に、コントローラ基板が配設されている。コントローラ基板は、インターフェースを介して、パソコンなどの外部機器から入力される情報を、画像信号に変換して出力することができる。このような機能を有するコントローラ基板におけるインターフェースは、一般的に画像形成装置本体の後側に配置されているので、ユーザがネットワークの状況を確認する際、コントローラ基板にオプション機能を追加する際、あるいは、ＣＦあるいはＵＳＢなどを接続する際、装置本体を動かす必要があり、設置環境によっては、大変な労力負担となるおそれがある。装置本体の前側にコントローラ基板のインターフェースを配置した場合には、別のコントローラ基板を必要とするので、コストアップとなる。

本発明の目的は、装置本体を動かすことなく、またコストアップを招くことなく、コントローラ基板の機能を容易に利用することを可能にする、新規な画像形成装置を提供することである。

本発明によれば、
装置本体の上端部における、装置本体の横方向の一側部に配設された用紙排出口と、装置本体の上端に配設されかつ、用紙排出口よりも下方位置から装置本体の他側部まで延在する排紙トレイと、装置本体に配設されたコントローラ基板とを備え、用紙排出口から排出された用紙は、該他側部に向って排紙トレイに排出される画像形成装置において、
コントローラ基板は、排紙トレイの下方空間内にほぼ水平に配設され、コントローラ基板のインターフェースは、装置本体の該他側部に配設される、
ことを特徴とする画像形成装置、
が提供される。
インターフェースは、装置本体の他側に対し、一側方向に間隔をおいて後退した位置に配置され、装置本体の該他側には、インターフェースに対応して開口が配設され、該開口は、装置本体の該他側に配設されたカバー部材により開閉される、ことが好ましい。
カバー部材は透明又は半透明である、ことが好ましい。

以下、本発明に従って構成された画像形成装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。

図１及び図２を参照して、画像形成装置であるレーザプリンタ２は、ほぼ直方体形状の装置本体であるプリンタ本体４を備えている。プリンタ本体４の上端部における、プリンタ本体４の水平横方向（図１において左右方向）の一側部（図１において左側部）に配設された用紙排出口６と、プリンタ本体４の上端に配設されかつ、用紙排出口６よりも下方位置からプリンタ本体４の他側部（図１において右側部）まで延在する排紙トレイ８と、プリンタ本体４に配設されたコントローラ基板１０とを備えている。

プリンタ本体４内のほぼ中央部には、感光体ドラムを含む作像手段、給紙カセット、用紙搬送路に沿って配設された各種ローラ、定着装置など、プリント動作に必要な各種の装置が配設されているが（いずれも図示せず）、これらの構成は周知の構成を利用することでよく、また本発明の特徴をなすものではないので、説明は省略する。

図１において、符号１２は、用紙搬送路を示し、符号１４は、排出ローラ対を示している。排出ローラ対１４は、紙排出口６の直上流位置に配設されている。プリント動作によって画像が形成された用紙は、用紙搬送路１２まで搬送されてから、排出ローラ対１４により、用紙排出口６を通して排紙トレイ８に排出される。用紙排出口６から排出された用紙は、プリンタ本体４の他側部に向って排紙トレイ８に排出される。

コントローラ基板１０は、プリンタ本体４内であって、排紙トレイ８の下方空間内にほぼ水平に配設される。プリンタ本体４内には、基板９が、排紙トレイ８の下方に間隔をおいて水平に延在するよう配設され、コントローラ基板１０は、基板９の上方に位置するよう支持されている。コントローラ基板１０のインターフェース１６は、プリンタ本体４の他側部、すなわち、用紙排出口６が形成されている一側部とは反対側の他側部に配設される。インターフェース１６は、プリンタ本体４の前後方向に延在するよう配設されかつ、コントローラ基板１０に離脱自在に連結されて、メンテナンス性の向上に寄与している。該空間内には、コントローラ基板１０に隣接して、エンジン制御基板１８が、基板９上に支持されている。エンジン制御基板１８は、コントローラ基板１０に対し、プリンタ本体４の一側４ａ側に近接した位置に同じレベルで配設され、電線を介さず、直接電気的に接続されているので、電磁ノイズに強い構成となる。

インターフェース１６は、プリンタ本体４の他側４ｂに対し、一側４ａ方向に間隔をおいて後退した位置に配置されている。インターフェース１６には、ＵＳＢポート２０、メモリスロット２２、ネットワークポート２４、プリンタポート２５、ＨＤＤ追加ポート（オプション）２６、ネットワーク追加ポート（オプション）２８などが配設され、プリンタ本体４の他側４ｂに対向させられている。このように、インターフェース１６において、ユーザが比較的頻繁に利用したり、作動の状況を確認したりするインターフェース類がプリンタ本体４の手前側に配置されることにより、インターフェース１６の利用が容易となる。

プリンタ本体４の他側４ｂには、インターフェース１６に対応して開口３０が配設されている。開口３０は、プリンタ本体４の他側４ａに配設されたカバー部材３２により開閉される。カバー部材３２は透明又は半透明である。この構成により、防塵効果を確保しながら、ネットワークなどの信号を容易に確認することができる（ネットワークポート２４の上部左右には、緑（接続）と、オレンジ（データ入力）のＬＥＤが設けられている）。

上記したように、コントローラ基板１０は、排紙トレイ８の下方空間内にほぼ水平に配設され、コントローラ基板１０のインターフェース１６は、プリンタ本体４の他側部に配設される（排紙トレイ８に対し水平横方向の反対側に配設される）ので、ＵＳＢなど、緊急のデバイスの接続（ノートパソコンなどの接続）が、プリンタ本体４を動かすことなく容易に行なうことが可能になる。また、ネットワークなどの信号を容易に確認することが可能になる。更にはまた、ＣＦのスロットなども利用しやすくなる。更にはまた、ＨＤＤやネットワークの増設作業も、プリンタ本体４を移動させることなく、容易に可能となる。更にはまた、コントローラ基板１０とは別のコントローラ基板を設ける必要がないので、コストアップをまねくことはない。

上記実施形態において、用紙排出口６が、プリンタ本体４の上端部における、プリンタ本体４の横方向の一側部に配設され、コントローラ基板１０のインターフェース１６が、プリンタ本体４の他側部に配設されているが、逆に、用紙排出口６が、プリンタ本体４の上端部における、プリンタ本体４の横方向の他側部に配設され、コントローラ基板１０のインターフェース１６が、プリンタ本体４の一側部に配設される、他の実施形態であってもよい。

図１に示すように、プリンタ本体４の上端寄りの位置又は更なる上方位置に、ノートパソコン載置用のテーブル３４を引き出し及び収納可能に、及び／又は離脱自在に装着した場合には、ノートパソコンの利用が容易となる。

以上、本発明を、レーザプリンタ２に適用した実施形態について説明したが、他の画像形成装置にも同様に適用可能である。

本発明に従って構成された画像形成装置の実施形態を示す正面概略図であって、上端部を断面で示す正面概略図である。 図１に示す画像形成装置の斜視図である。

符号の説明

２：レーザプリンタ
４：プリンタ本体
４ａ：プリンタ本体の一側
４ｂ：プリンタ本体の他側
６：用紙排出口
８：排紙トレイ
１０：コントローラ基板
１６：インターフェース
１８：エンジン制御基板
３２：カバー部材

Claims (3)

1. 装置本体の上端部における、装置本体の横方向の一側部に配設された用紙排出口と、装置本体の上端に配設されかつ、用紙排出口よりも下方位置から装置本体の他側部まで延在する排紙トレイと、装置本体に配設されたコントローラ基板とを備え、用紙排出口から排出された用紙は、該他側部に向って排紙トレイに排出される画像形成装置において、
   コントローラ基板は、排紙トレイの下方空間内にほぼ水平に配設され、コントローラ基板のインターフェースは、装置本体の該他側部に配設される、
   ことを特徴とする画像形成装置。
2. インターフェースは、装置本体の他側に対し、一側方向に間隔をおいて後退した位置に配置され、装置本体の該他側には、インターフェースに対応して開口が配設され、該開口は、装置本体の該他側に配設されたカバー部材により開閉される、請求項１記載の画像形成装置。
3. カバー部材は透明又は半透明である、請求項２記載の画像形成装置。

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