JP2006154166A - 電気光学装置の貼り合わせ装置及び方法 - Google Patents

電気光学装置の貼り合わせ装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貼り合わせ工程の作業性及びスループットを向上させる。
【解決手段】 第1の基板を予備室に配置する配置工程と、前記予備室を真空にして、前記第1の基板を真空下で脱気処理する脱気処理工程と、前記第1の基板を真空状態を維持しながら貼り合わせ用の処理室に移送する移送工程と、前記処理室において、シール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板と前記予備室から移送された第1の基板とを真空下で貼り合わせる貼り合わせ処理工程と、前記処理室を大気開放して前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせ処理を達成する工程とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大板組立方式に好適な電気光学装置の貼り合わせ装置及び方法に関する。
一般に電気光学装置、例えば、電気光学物質に液晶を用いて所定の表示を行う液晶装置は、一対の基板間に液晶が挟持された構成となっている。アクティブマトリクス駆動方式の液晶装置においては、一対の基板のうちの一方は、縦横に夫々配列された多数の走査線(ゲート線)及びデータ線(ソース線)の各交点に対応して、画素電極及びスイッチング素子が配列されたアクティブマトリクス基板であり、他方は、共通電極が形成された対向基板である。
TFT素子等のスイッチング素子は、ゲート線に供給されるオン信号によってオンとなり、ソース線を介して供給される画像信号を画素電極(透明電極(ITO))に書込む。これにより、画素電極と共通電極相互間の液晶層に画像信号に基づく電圧を印加して、液晶分子の配列を変化させる。こうして、画素の透過率を変化させ、画素電極及び液晶層を通過する光を画像信号に応じて変化させて画像表示を行う。
TFT基板と、TFT基板に対向配置される対向基板とは、別々に製造される。両基板は、パネル組立工程において高精度に貼り合わされた後、液晶が封入される。パネル組立工程においては、先ず、各基板工程において夫々製造されたTFT基板と対向基板との対向面、即ち、対向基板及びTFT基板の液晶層と接する面上に配向膜が形成され、次いでラビング処理が行われる。
次に、一方の基板上の端辺に接着剤となるシール部が形成される。TFT基板と対向基板とをシール部を用いて貼り合わせ、アライメントを施しながら圧着硬化させるのである。
ところで、TFT基板と対向基板との間に液晶を封入する方式として、液晶滴下方式が採用されることがある。液晶滴下方式においては、例えばTFT基板上の周縁に、接着剤となるシール材を枠状に形成した後、このシール材の内側の基板上の領域(以下、液晶充填領域という)に、規定量の液晶を滴下する。
次に、真空下において、TFT基板に対向基板を対向配置して、シール材を介して貼り合わせる。そして、TFT基板と対向基板とを圧着硬化させると共に、大気開放する。このような液晶滴下方式については、特許文献1に開示されている。
特開2004−117578公報
ところで、液晶装置においては、TFT基板については水分の付着を防止するために、貼り合わせ工程の前に脱気処理を必要とする。特に、対向基板としてカラーフィルタを有するものを採用する場合には、カラーフィルタに含まれる有機物を除去するために、必ず脱気処理を行う必要がある。この脱気処理は、真空状態下で行われる。
ところが、上述したように、液晶滴下は大気中で行う必要があり、次の貼り合わせ工程は真空状態にする必要がある。このように、液晶滴下方式においては、真空状態下と大気状態下とに繰返し基板を配置する必要があり、作業性が悪いという問題点があった。
本発明は、貼り合わせ室の前段に予備室を設けることによって、液晶滴下処理、脱気処理及び貼り合わせ処理の一連の処理の作業性を高め、スループットを向上させることができる電気光学装置の貼り合わせ装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電気光学装置の貼り合わせ方法は、第1の基板を予備室に配置する配置工程と、前記予備室を減圧して、前記第1の基板を減圧下で脱気処理する脱気処理工程と、前記第1の基板を減圧状態を維持しながら貼り合わせ用の処理室に移送する移送工程と、前記処理室において、シール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板と前記予備室から移送された第1の基板とを減圧下で貼り合わせる貼り合わせ処理工程と、前記処理室を大気開放して前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせ処理を達成する工程とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、配置工程において第1の基板を予備室に配置する。次に、予備室を減圧して、前記第1の基板を減圧下で脱気処理する。脱気処理工程が終了すると、第1の基板を減圧状態を維持しながら貼り合わせ用の処理室に移送する。次に、処理室において、シール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板と予備室から移送された第1の基板とを減圧下で貼り合わせる。脱気処理によって減圧下におかれた第1の基板は、大気状態に戻されることなく、貼り合わせ処理工程のために減圧下で処理室に移送される。脱気処理、貼り合わせ処理に際して、減圧状態と大気状態とを繰返すことなく、第1の基板同士の貼り合わせ処理を行うことができ、作業性及びスループットを向上させることができる。
また、前記処理室における貼り合わせ処理工程の途中において、前記予備室を大気開放し、前記配置工程及び脱気処理工程を実施することを特徴とする。
このような構成によれば、処理室を大気開放することなく、複数枚の第1の基板に対して脱気処理を実施することができ、作業性及びスループットを向上させることができる。
また、前記配置工程は、複数枚の第1の基板を前記予備室に配置するものであることを特徴とする。
このような構成によれば、脱気室及び処理室を大気開放することなく、減圧状態のまま複数枚の第1の基板について、脱気処理及び貼り合わせ処理を実施することができる。
また、前記脱気処理工程の前に、前記予備室において前記第1の基板を加熱する加熱処理を更に具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、脱気処理の処理効果を向上させることができる。
また、本発明に係る電気光学装置の貼り合わせ装置は、減圧状態と大気状態とに設定可能で、第1の基板を外部から載置し、第1の基板を減圧下で脱気処理するための第1の予備室と、減圧状態と大気状態とを前記第1の予備室とは独立に設定可能で、前記第1の予備室に連結されて、前記第1の予備室から減圧状態を維持しながら移送された前記第1の基板とシール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板とを、減圧下で貼り合わせる処理室とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、第1の基板を第1の予備室に配置し、第1の予備室を減圧して、第1の基板を脱気処理する。脱気処理が終了すると、第1の予備室及び処理室を減圧状態にし、第1の基板を減圧状態を維持しながら貼り合わせ用の処理室に移送する。次に、処理室において、シール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板と前記第1の予備室から移送された第1の基板とを減圧下で貼り合わせる。相互に連結された第1の予備室と処理室とは、減圧状態と大気状態とを独立して設定することができ、脱気処理によって減圧下におかれた第1の基板を、大気状態に戻すことなく、貼り合わせ処理工程のために処理室に移送させることができる。脱気処理、貼り合わせ処理に際して、減圧状態と大気状態とを繰返すことなく、第1の基板同士の貼り合わせ処理を行うことができ、作業性及びスループットを向上させることができる。
また、前記処理室は、大気開放することで前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせを達成させることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の予備室を減圧状態にしたまま、処理室を大気開放することができ、脱気処理を行いながら、貼り合わせ処理を達成させることができる。
また、前記第1の予備室と処理室との間に、前記第1の基板の移送を行う搬送手段が構成された転送室を更に具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、搬送手段を常時減圧下におくことができ、大気による搬送への悪影響を回避することができる。
また、減圧状態と大気状態とを前記第1の予備室及び処理室とは独立に設定可能で、前記処理室に連結されて、減圧下で前記第2の基板の脱気処理を行い前記処理室に移送する第2の予備室を更に具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、第1の基板だけでなく、第2の基板についても脱気処理が可能である。第2の基板についても、貼り合わせ処理のために減圧状態を維持しながら処理室に移送することができる。
また、減圧状態と大気状態とを前記第1及び第2の予備室並びに処理室とは独立に設定可能で、前記処理室に連結されて、貼り合わせ処理した前記第1及び第2の基板が減圧下で移送され大気開放することで前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせを達成させる第3の予備室を更に具備したことを特徴とする
このような構成によれば、処理室を大気開放することなく、第3の予備室において貼り合わせ処理を達成させることができる。これにより、処理室の減圧状態を維持しながら次の基板の搬入を行うことができ、作業性及びスループットを著しく向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る電気光学装置の貼り合わせ装置を示す説明図である。本実施の形態は電気光学装置である液晶装置の製造装置に適用したものである。図2はTFT基板等の素子基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板側から見た平面図であり、図3は素子基板と対向基板とを貼り合わせて液晶を封入する組立工程終了後の液晶装置を、図2のH−H'線の位置で切断して示す断面図である。図4は本実施の形態を適用した液晶装置の画素領域を構成する複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。図5はシール材の形成領域を示す平面図である。図6は電気光学装置である液晶装置の組立工程を示すフローチャートである。図7は図6中の液晶封入・貼り合わせ工程を具体的に示すフローチャートである。なお、上記各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
先ず、図2乃至図4を参照して本実施の形態に係る電気光学装置の貼り合わせ装置を用いて製造する液晶装置の全体構成について説明する。
液晶装置は、図2及び図3に示すように、例えば、石英基板、ガラス基板、シリコン基板を用いたTFT基板10と、これに対向配置される、例えばガラス基板や石英基板を用いた対向基板20との間に液晶50を封入して構成される。対向配置されたTFT基板10と対向基板20とは、シール材52によって貼り合わされている。
TFT基板10上には画素を構成する画素電極(ITO)9a等がマトリクス状に配置される。また、対向基板20上には全面に対向電極(ITO)21が設けられる。TFT基板10の画素電極9a上には、液晶50に接して、ラビング処理が施された配向膜16が設けられている。一方、対向基板20側においても、液晶50に接して、全面に渡って、ラビング処理が施された配向膜22が設けられている。各配向膜16,22は、例えば、ポリイミド膜等の透明な有機膜からなる。
図4は画素を構成するTFT基板10上の素子の等価回路を示している。図4に示すように、画素領域においては、複数本の走査線11aと複数本のデータ線6aとが交差するように配線され、走査線11aとデータ線6aとで区画された領域に画素電極9aがマトリクス状に配置される。そして、走査線11aとデータ線6aの各交差部分に対応してTFT30が設けられ、このTFT30に画素電極9aが接続される。
TFT30は走査線11aのON信号によってオンとなり、これにより、データ線6aに供給された画像信号が画素電極9aに供給される。この画素電極9aと対向基板20に設けられた対向電極21との間の電圧が液晶50に印加される。また、画素電極9aと並列に蓄積容量70が設けられており、蓄積容量70によって、画素電極9aの電圧はソース電圧が印加された時間よりも例えば3桁も長い時間の保持が可能となる。蓄積容量70によって、電圧保持特性が改善され、コントラスト比の高い画像表示が可能となる。
画素電極9aは、TFT基板10上に、マトリクス状に複数設けられており、画素電極9aの縦横の境界に各々沿ってデータ線6a及び走査線11aが設けられている。データ線6aは、アルミニウム膜等を含む積層構造からなり、走査線11aは、例えば導電性のポリシリコン膜等からなる。TFT30は半導体層とゲート電極3aとの間にゲート絶縁膜を配置して構成され、走査線11aは、半導体層中のチャネル領域に対向するゲート電極3aに電気的に接続されている。すなわち、走査線11aとデータ線6aとの交差する箇所にはそれぞれ、走査線11aに接続されたゲート電極3aとチャネル領域とが対向配置されて画素スイッチング用のTFT30が構成されている。
TFT基板10上には、TFT30や画素電極9aの他、これらを含む各種の構成が積層構造をなして備えられている。即ち、TFT基板10上には、走査線11aを含む層、TFT30及びゲート電極3aを含む層、蓄積容量70を含む層、データ線6a等を含む層、並びに、画素電極9a及び配向膜16等を含む層が形成される。
各層の層間には、層間絶縁膜が配置されて、各要素間が短絡することが防止される。また、各層間絶縁膜には、上下の層を電気的に接続するためのコンタクトホールも設けられている。
また、図2及び図3に示すように、対向基板20には表示領域を区画する額縁としての遮光膜53が設けられている。対向基板20の全面には、上述したように、ITO等の透明導電性膜が対向電極21として形成され、更に、液晶50に面して、全面にポリイミド系の配向膜22が形成される。配向膜22は、液晶分子に所定のプレティルト角を付与するように、所定方向にラビング処理されている。
遮光膜53の外側の領域には液晶を封入するシール材52が、TFT基板10と対向基板20間に形成されている。シール材52は対向基板20の輪郭形状に略一致するように配置され、TFT基板10と対向基板20を相互に固着する。この貼り合わせは、図1の装置を用いて行われ、貼り合わされた素子基板10及び対向基板20相互の間隙には、液晶が封入されている。
シール材52の外側の領域には、データ線6aに画像信号を所定のタイミングで供給することにより該データ線6aを駆動するデータ線駆動回路101及び外部回路との接続のための外部接続端子102がTFT基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に隣接する二辺に沿って、走査線11a及びゲート電極3aに走査信号を所定のタイミングで供給することによりゲート電極3aを駆動する走査線駆動回路104が設けられている。走査線駆動回路104は、シール材52の内側の遮光膜53に対向する位置においてTFT基板10上に形成される。また、TFT基板10上には、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104、外部接続端子102及び上下導通端子107を接続する配線105が、遮光膜53の3辺に対向して設けられている。
上下導通端子107は、シール材52のコーナー部の4箇所のTFT基板10上に形成される。そして、TFT基板10と対向基板20相互間には、下端が上下導通端子107に接触し、上端が対向電極21に接触する上下導通材106が設けられており、上下導通材106によって、TFT基板10と対向基板20との間で電気的な導通がとられている。
図1の装置は貼り合わせ工程に用いるものである。本実施の形態は生産性に優れたアレイ製造方式によって液晶装置を製造する場合に適用した例を示している。アレイ製造方式においては、製造時に投入したマザー基板を分断することなく成膜及びフォトリソグラフィ工程を繰返して、複数のアクティブマトリクス基板を構成する各素子をマザー基板上に同時に形成する。そして、マザー基板を分断することで、各アクティブマトリクス基板を得る。
また、本実施の形態における貼り合せの方式としては、多数の素子基板を形成したマザー基板と多数の対向基板を形成したマザー基板同士を貼り合せる方式(以下、大板組立方式という)を採用する。
なお、本実施の形態は、アレイ製造でなく、単体のTFT基板と単体の対向基板とを貼り合わせる製造方法にも適用することが可能である。
図1において、処理室71は貼り合わせ室を構成する。処理室71は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、処理室71内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、処理室71は大気を導入する開口部も有しており、処理室71内を大気開放することができるようになっている。なお、必ずしも完全な真空状態を達成する必要はなく、所定の減圧状態にすればよい。
処理室71は3方にゲートバルブ73乃至75を有する。ゲートバルブ73乃至75を介して、外部から処理室71内に図示しない基板を搬入すると共に、処理室71内の基板を外部に搬出することができるようになっている。
処理室71は貼り合わせ室として利用するために、処理室71には図示しないステージとこのステージに対向配置される図示しないヘッドが設けられている。ヘッドは真空吸着によって基板を保持することができる。ステージ上に一方の基板を配置し、ヘッドによって他方の基板を保持した状態で、ヘッド又はステージを水平方向に移動させながら両基板同士を圧着することで、基板をアライメントしながら貼り合わせることができる。
処理室71の近傍には、処理室71のゲートバルブ73に面して処理室ローダー72が設けられている。処理室ローダー72は複数の基板を収納するカセットを備えており、図示しないロボットアームによってカセット内の基板を1枚ずつ取り出し、ゲートバルブ73を介して処理室71内に搬入し、ヘッドに吸着保持させることができるようになっている。
なお、処理室ローダー72から処理室71に搬入する基板は、大板組立方式に対応したTFTマザー基板である。即ち、この基板はマザー基板の状態で複数のTFT基板を構成する素子が形成されたものである。更に、この基板は、組立工程において、全面に配向膜が形成され、ラビング処理が施されている。また、更に、この基板には、シール材が形成され、シール材によって囲まれた液晶充填領域には液晶が滴下されている。
図5は処理室ローダー72から搬入される基板111上に形成されるシール材の形成領域を説明するためのものである。図5においては、基板111として円形の基板を示しているが、四角形の基板であってもよい。図5では基板111内の線によって、シール材を示している。
基板111上には複数のシール材112が形成されている。シール材112は図2及び図3のシール材52に相当する。即ち、図5の例は、34個のTFT基板が形成されている例を示している。更に、本実施の形態においては、基板111上のTFT基板の形成領域を囲むように、第1のダミーシール材113が形成されている。また、更に、基板111の外周に沿って、第2のダミーシール材114も形成されている。
第1のダミーシール材113を形成することで、後述する大気開放時にシール材112に大気圧がかかることを防止することができ、シール材112が大気圧によってダメージを受けることを防ぐことができる。また、第2のダミーシール材114によって、第1のダミーシール材113との間に密閉空間が形成される。この密閉空間は、大気開放時に、空間体積が縮小する。これにより、TFT基板と対向基板との間に確実に圧力を加えることができ、セルギャップを均一に製造することができる。
また、処理室71の近傍には、処理室71のゲートバルブ75に面してアンローダー81が設けられている。アンローダー81は複数の基板を収納するカセットを備えており、図示しないロボットアームによって、処理室71内の基板をゲートバルブ75を介して外部に搬出して、カセット内に収納することができるようになっている。
本実施の形態においては、処理室71の一面には転送室80が隣接配置されている。転送室80は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、転送室80内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、転送室80は大気を導入する開口部も有しており、転送室80内を大気開放することができるようになっている。転送室80内には、基板を搬送するための図示しない搬送装置が配置されている。なお、転送室80は、常時真空下に設定することが可能である。
転送室80と処理室71とはゲートバルブ74によって、気密に区画されている。ゲートバルブ74を介して転送室80と処理室71との間で基板の搬入、搬出が可能となっている。
更に、本実施の形態においては、転送室80の一面には予備室76が隣接配置されている。転送室80と予備室76とはゲートバルブ79によって、気密に区画されている。ゲートバルブ79は、転送室80と予備室76との間で基板の搬入、搬出を可能にしている。
予備室76は脱気室を構成する。予備室76は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、予備室76内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、予備室76は大気を導入する開口部も有しており、予備室76内を大気開放することができるようになっている。
予備室76は2方にゲートバルブ79,78を有する。ゲートバルブ78を介して外部から予備室76内に図示しない基板を搬入すると共に、ゲートバルブ79を介して予備室76内の基板を転送室80側に搬出することができるようになっている。
予備室76の近傍には、予備室76のゲートバルブ78に面して予備室ローダー77が設けられている。予備室ローダー77は複数の基板を収納するカセットを備えており、図示しないロボットアームによってカセット内の基板を1枚ずつ取り出し、ゲートバルブ78を介して予備室76内に搬入させることができるようになっている。
なお、本実施の形態においては大板組立方式を採用しており、予備室ローダー77から予備室76に搬入する基板は、複数の対向基板を構成する素子が形成された対向マザー基板である。更に、この基板は、組立工程において、全面に配向膜が形成され、ラビング処理が施されている。
なお、予備室76及び処理室71に搬入する基板は、大板組立方式に対応したマザー基板であるものとして説明したが、単体のTFT基板と単体の対向基板であってもよい。
次に、図6乃至図11を参照して液晶装置の製造方法について説明する。図6は組立工程を示しており、図7は図6中の液晶封入・貼り合わせ工程を示している。また、図8乃至図11は予備室76及び処理室71等の状態の変化を工程順に示す説明図である。
TFTマザー基板と対向マザー基板とは、別々に製造される。上述したように、本実施の形態においては、アレイ製造による大板組立方式を例に説明する。
ステップS1においては、素子がアレイ状に形成されているTFTマザー基板(図5の基板111に相当)が投入される。一方、ステップS11では、図2及び図3の対向基板20と同様の対向基板が複数形成された対向マザー基板が投入される。TFTマザー基板上には図2及び図3に示すTFT基板10と同様の素子基板が、組立工程の前工程であるTFT基板工程において複数形成されている(ステップS2)。
TFTマザー基板に対して、次のステップS3では、配向膜16となる配向膜を全面に塗布する。次に、ステップS4において、TFTマザー基板上の各TFT基板表面の配向膜(配向膜16に相当)に対して、ラビング処理を施す。そして、ステップS5において洗浄を行う。ステップS5の洗浄工程は、TFT基板のラビング処理によって生じた塵埃を除去するためのものである。
次のステップS6では、TFTマザー基板の表面にシール材112(図5参照)を形成する。即ち、TFTマザー基板上に形成した図示しないTFT基板の縁辺部において、連続的且つ枠状にシール材描画する。
更に、ステップS7において、第1及び第2のダミーシール材113,114を、シール材112と同じ厚さか若干厚く形成する。なお、シール材112の形成時には導通材65(図2参照)も形成しておく。なお、シール材112は、例えば、ディスペンス塗布によって形成される。なお、シール材をスクリーン印刷法によって形成してもよい。
更に、シール材112〜114には、例えば略球状を有する図示しないギャップ材が混入されており、このギャップ材によってセルギャップが所望の値に規定されるようになっている。次のステップS8においては、液晶滴下が行われる。即ち、TFTマザー基板上に液晶滴下ノズルを配置し、例えばこのノズルを水平方向に移動させることで、ノズルからの液晶を各シール材112内の液晶充填領域内に滴下させる。
一方、対向基板については、ステップS11で用意された対向マザー基板に対して、ステップS12において共通電極を形成する。次に、ステップS13において配向膜を形成する。ステップS14では、配向膜に対してラビング処理を施し、ステップS15において洗浄処理を行う。
次に、ステップS20において、TFTマザー基板(TFTマザー基板)及び対向マザー基板に対して液晶封入・貼り合わせ工程を実施する。図7はこの液晶封入・貼り合わせ工程を具体的に示している。
ステップS8において液晶が滴下されたTFTマザー基板が、処理室ローダー72内のカセットに収納されているものとする。また、予備室ローダー77には、対向マザー基板がカセット内に収納されているものとする。なお、図8乃至図11においては、TFTマザー基板及び対向マザー基板は、四角基板として表している。また、図8乃至図11において、予備室76、転送室80及び処理室71に施した斜線は真空状態を示し、斜線なしは大気開放状態を示している。また、ゲートバルブ73〜75及び78,79は、塗り潰しによって各室又は各室同士を気密に区画する状態を示し、塗り潰しなしによって開放状態を示している。また、矢印は基板の搬送を示している。
液晶封入・貼り合わせ工程においては、先ず図7のステップS21において、対向マザー基板の予備室76への搬入が行われる。即ち、図8(a)に示すように、ゲートバルブ78が開放状態となり、カセット内に収納されている対向マザー基板は、ロボットアームによって引き出されて、予備室76内に搬入される。
対向マザー基板121が予備室76に搬入されると、次にゲートバルブ78が閉じて、予備室76から空気が排出される(ステップS22)。こうして、予備室76は真空状態となる。一方、処理室ローダー72は、ステップS26において、TFTマザー基板を処理室71に搬入する。即ち、図8(b)に示すように、ゲートバルブ73が開放状態となり、処理室ローダー72のカセット内に収納されているTFTマザー基板は、ロボットアームによって引き出されて、処理室71内に搬入される。搬入されたTFTマザー基板は、図示しないヘッドに吸着保持される。
こうして、図8(c)に示すように、真空状態の予備室76には対向マザー基板121が配置され、大気状態の処理室71にはTFTマザー基板122が配置される。予備室76が真空状態になると、ステップS23において、脱気処理が行われる。これにより、対向マザー基板121にカラーフィルタが用いられている場合でも、カラーフィルタに含まれる有機物を除去することができる。また、対向マザー基板121に付着する水分も除去することができる。
なお、予備室76、転送室80及び処理室71は夫々独立して真空状態、大気状態を制御することができるので、処理室71の状態に拘わらず、予備室76が真空状態になることによって脱気処理が行われる。
ステップS27において、処理室71の真空引きが行われる。これにより、図9(a)に示すように、処理室71も真空となる。この時点において、予備室76、転送室80及び処理室71の全てが真空状態となっており、ゲートバルブ74,79を開放しても、各室の真空状態は維持される。
次に、基板同士の貼り合わせのために、脱気処理後の基板を予備室76から処理室71に搬送する。処理室71が真空であるので、ステップS24から処理をステップS25に移行し、ゲートバルブ79,74を開放し、転送室80内の図示しない搬送装置によって、予備室76内の対向マザー基板121を処理室71に移送する(図9(e))。
図9(f)はこの状態を示している。
次のステップS28において、アライメントを施しながら、基板の貼り合わせを行う。即ち、先ず、ヘッドにTFTマザー基板122を吸着させた状態で、ヘッド部を対向マザー基板121上に移動させ、TFTマザー基板122をTFTマザー基板122上にマウントする。更に、ヘッドを水平方向に移動自在にして、アライメントを行いながら、ヘッドを下方に向けて加圧して対向マザー基板121をTFTマザー基板122に圧着させる。ヘッドの下方への加圧量は、ギャップ長を所定値に維持するように設定される。
これにより、第1のダミーシール材113とシール材112との間には、密閉空間が形成され、また、第1のダミーシール材113と第2のダミーシール材114との間にも密閉空間が形成される。
ステップS29において、処理室71の図示しない開口部を介して大気を導入して大気開放する。これにより、貼り合わせたTFTマザー基板及び対向マザー基板122,121には大気圧が加わる。一方、第1及び第2のダミーシール材113,114による密閉空間は、大気開放後も依然として真空状態に維持される。このため、大気圧より低い気圧の密閉空間は、その空間の気圧を大気圧に近づけるよう体積を縮小する。これにより、密閉空間を中心として、一対のマザー基板122,121を縮小するように作用する強い加圧力が発生する。
一方、シール材112〜114には、ギャップ材が混入されていることから、マザー基板122,76、ギャップ材の高さまで押しつぶされ、ギャップ材によって規定される正確なギャップ長が得られる。
本実施の形態においては、処理室71における貼り合わせ処理の間に、予備室76において次の対向マザー基板に対する脱気処理を実施するようになっている(ステップS21〜S23)。即ち、図10(g)に示すように、ゲートバルブ74,79を閉じた状態でゲートバルブ78を開放して、予備室ローダー77から対向マザー基板125を搬入する。ゲートバルブ74,79は閉じているので、転送室80及び処理室71は真空状態が維持される。次いで、ゲートバルブ78を閉じて、予備室76を真空状態にする(図10(h))。そして、予備室76内において、対向マザー基板125の脱気処理を行う。
次に、上述したように、処理室71に大気を導入して、貼り合わせを達成させる(図10(i))。次に、ステップS30において、貼り合わされた基板121,122をアンローダ81によって処理室71から搬出する(図11(i))。次に、処理室ローダー72によって、次のTFTマザー基板を処理室71に搬入する(図11(k))。
図11(k)は図10(b)の状態と同様であり、以後、図10(c)乃至図11(k)を繰返して、TFTマザー基板と対向マザー基板との貼り合わせを行う。
貼り合わせが終了すると、図6のステップS16において、シール材112〜114を硬化させる。最後に、ステップS17において、パネルを分断して、各TFTパネルを得る。
このように、本実施の形態においては、貼り合わせを行う処理室に連結され、処理室と独立して真空状態と大気状態とを制御可能な予備室を設けていることから、基板の脱気処理、貼り合わせ処理の一連の工程に際して、基板を大気状態下と真空状態下とに繰り返しおくことなく、真空状態下のままこれらの一連の処理を実施することができ、作業性に優れている。これにより、スループットを向上させることができる。
なお、上記実施の形態においては、転送室80を設けた例について説明したが、転送室80内の転送装置に相当する転送手段を予備室76内等に設ければ、転送室80は必ずしも必要ではない。即ち、予備室と処理室とを隣接配置して1つのゲートバルブで気密に仕切る構成とすることにより、転送室80を設けた場合と同様の処理手順を実施することができる。
また、上記実施の形態においては、予備室76においては単に真空状態下において脱気処理をするものとして説明したが、脱気処理の効果を高めるために、予備室76内の対向マザー基板を例えば60℃〜100℃くらいで加熱処理するようにしてもよい。この加熱処理は、例えば、予備室76の真空状態以降までに基板を所定の温度にするものである。
また、上記実施の形態においては、脱気工程及び貼り合わせ工程を枚葉処理によって実施する例について説明したが、複数枚の対向マザー基板を同時に脱気処理することも可能である。即ち、この場合には、予備室ローダー77から複数枚の基板を同時に予備室76に搬入するようにし、予備室76から1枚1枚、処理室71に転送すればよい。この場合には、予備室76に対向マザー基板がなくなるまで予備室76の真空状態を維持しておくことができ、図10(g)及び図10(h)の工程を省略することができる。
図12は本発明の第2の実施の形態を示す説明図である。図12において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は対向マザー基板の処理室への搬入側だけでなく、TFTマザー基板の処理室への搬入側にも転送室及び予備室を設けた点が第1の実施の形態と異なる。
処理室71の一面には転送室88が隣接配置されている。転送室88は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、転送室88内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、転送室88は大気を導入する開口部も有しており、転送室88内を大気開放することができるようになっている。転送室88内には、基板を搬送するための図示しない搬送装置が配置されている。
転送室88と処理室71とはゲートバルブ73によって、気密に区画されている。ゲートバルブ73を介して転送室88と処理室71との間で基板の搬入、搬出が可能となっている。
また、本実施の形態においては、転送室88の一面には予備室85が隣接配置されている。転送室88と予備室85とはゲートバルブ86によって、気密に区画されている。ゲートバルブ86は、転送室88と予備室85との間で基板の搬入、搬出を可能にしている。
予備室85は脱気室を構成する。予備室85は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、予備室85内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、予備室85は大気を導入する開口部も有しており、予備室85内を大気開放することができるようになっている。
予備室85は2方にゲートバルブ86,87を有する。ゲートバルブ87を介して外部から予備室85内に図示しない基板を搬入すると共に、ゲートバルブ86を介して予備室85内の基板を転送室88に搬出することができるようになっている。
予備室85の近傍には、予備室85のゲートバルブ87に面して予備室ローダー72’が設けられている。予備室ローダー72’は複数の基板を収納するカセットを備えており、図示しないロボットアームによってカセット内の基板を1枚ずつ取り出し、ゲートバルブ87を介して予備室85内に搬入させることができるようになっている。
なお、本実施の形態においては、予備室ローダー72’から予備室85に搬入する基板は、TFTマザー基板である。この基板は、ラビング処理された配向膜が形成されており、更に、液晶滴下領域に液晶が滴下されている。
このように構成された実施の形態においては、TFTマザー基板の処理室71への搬入手順が第1の実施の形態と異なるのみである。即ち、本実施の形態においては、予備室ローダー72’によって、TFTマザー基板が予備室85に搬入される。TFTマザー基板が搬入された予備室85は、ゲートバルブ87,86を閉じて真空状態に移行する。これにより、予備室85内のTFTマザー基板は脱気処理される。この脱気処理によって、TFTマザー基板表面に付着した水分等が除去される。
脱気処理されたTFTマザー基板は、図7のステップS26において、転送室88を介して処理室71に搬入される。以後の工程は、第1の実施の形態と同様である。
このように、本実施の形態においては、対向マザー基板だけでなく、TFTマザー基板についても真空状態と大気状態とを繰り返すことなく、真空状態のまま、基板の脱気処理、貼り合わせ処理の一連の工程を実施することができる。これにより、高い作業性及びスループットを得ることができる。
図13は本発明の第3の実施の形態を示す説明図である。図13において図12と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は対向マザー基板の処理室への搬入側及びTFTマザー基板の処理室への搬入側だけでなく、処理室からの基板の搬出側にも転送室及び予備室を設けた点が第2の実施の形態と異なる。
処理室71の一面には転送室94が隣接配置されている。転送室94は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、転送室94内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、転送室94は大気を導入する開口部も有しており、転送室94内を大気開放することができるようになっている。転送室94内には、基板を搬送するための図示しない搬送装置が配置されている。
転送室94と処理室71とはゲートバルブ75によって、気密に区画されている。ゲートバルブ75を介して転送室94と処理室71との間で基板の搬入、搬出が可能となっている。
また、本実施の形態においては、転送室94の一面には予備室91が隣接配置されている。転送室94と予備室91とはゲートバルブ92によって、気密に区画されている。ゲートバルブ92は、転送室94と予備室91との間で基板の搬入、搬出を可能にしている。
予備室91は真空チャンバによって構成することができ、図示しない開口部を有している。この開口部は図示しない管路を介して真空ポンプ(図示せず)等に接続されており、予備室91内は開口部を介した排気処理によって、真空状態を維持することができるようになっている。また、予備室91は大気を導入する開口部も有しており、予備室91内を大気開放することができるようになっている。
予備室91は2方にゲートバルブ92,93を有する。ゲートバルブ92を介して処理室71から転送室94を介して予備室91内に図示しない基板を搬入すると共に、ゲートバルブ93を介して予備室91内の基板を外部に搬出することができるようになっている。予備室91の近傍には、予備室91のゲートバルブ93に面してアンローダー81が設けられている。
このように構成された実施の形態においては、処理室71からの搬出手順が第2の実施の形態と異なるのみである。即ち、本実施の形態においては、処理室71によって貼り合わされたTFTマザー基板及び対向マザー基板は、処理室71及び予備室91が真空状態のまま、一旦、予備室91に移送される。次に、予備室91を大気開放して、TFTマザー基板及び対向マザー基板の貼り合わせ処理を達成させる。貼り合わせ処理が達成した基板は、アンローダ81によって外部に搬出される。
一方、処理室71は大気開放する必要がないので、真空状態のまま次の基板の搬入を行う。他の作用は、第2の実施の形態と同様である。
このように、本実施の形態においては、処理室71からの搬出に際して、処理室71を大気開放する必要がない。これにより、作業性及びスループットを著しく向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電気光学装置の貼り合わせ装置を示す説明図。 TFT基板等の素子基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板側から見た平面図。 素子基板と対向基板とを貼り合わせて液晶を封入する組立工程終了後の液晶装置を、図2のH−H'線の位置で切断して示す断面図。 本実施の形態を適用した液晶装置の画素領域を構成する複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図。 シール材の形成領域を示す平面図。 電気光学装置である液晶装置の組立工程を示すフローチャート。 図6中の液晶封入・貼り合わせ工程を具体的に示すフローチャート。 予備室76及び処理室71等の状態の変化を工程順に示す説明図。 予備室76及び処理室71等の状態の変化を工程順に示す説明図。 予備室76及び処理室71等の状態の変化を工程順に示す説明図。 予備室76及び処理室71等の状態の変化を工程順に示す説明図。 本発明の第2の実施の形態を示す説明図。 本発明の第3の実施の形態を示す説明図。
符号の説明
71…処理室、72…処理室ローダー、73〜75、78,79…ゲートバルブ、76…予備室、77…予備室ローダー、81…アンローダー。

Claims (9)

  1. 第1の基板を予備室に配置する配置工程と、
    前記予備室を減圧して、前記第1の基板を減圧下で脱気処理する脱気処理工程と、
    前記第1の基板を減圧状態を維持しながら貼り合わせ用の処理室に移送する移送工程と、
    前記処理室において、シール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板と前記予備室から移送された第1の基板とを減圧下で貼り合わせる貼り合わせ処理工程と、
    前記処理室を大気開放して前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせ処理を達成する工程とを具備したことを特徴とする電気光学装置の貼り合わせ方法。
  2. 前記処理室における貼り合わせ処理工程の途中において、前記予備室を大気開放し、前記配置工程及び脱気処理工程を実施することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の貼り合わせ方法。
  3. 前記配置工程は、複数枚の第1の基板を前記予備室に配置するものであることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の貼り合わせ方法。
  4. 前記脱気処理工程の前に、前記予備室において前記第1の基板を加熱する加熱処理を更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の貼り合わせ方法。
  5. 減圧状態と大気状態とに設定可能で、第1の基板を外部から載置し、前記第1の基板を減圧下で脱気処理するための第1の予備室と、
    減圧状態と大気状態とを前記第1の予備室とは独立に設定可能で、前記第1の予備室に連結されて、前記第1の予備室から減圧状態を維持しながら移送された前記第1の基板とシール材によって区画された電気光学物質充填領域に電気光学物質が滴下された第2の基板とを、減圧下で貼り合わせる処理室とを具備したことを特徴とする電気光学装置の貼り合わせ装置。
  6. 前記処理室は、大気開放することで前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせを達成させることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の貼り合わせ装置。
  7. 前記第1の予備室と処理室との間に、前記第1の基板の移送を行う搬送手段が構成された転送室を更に具備したことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の貼り合わせ装置。
  8. 減圧状態と大気状態とを前記第1の予備室及び処理室とは独立に設定可能で、前記処理室に連結されて、減圧下で前記第2の基板の脱気処理を行い前記処理室に移送する第2の予備室を更に具備したことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の貼り合わせ装置。
  9. 減圧状態と大気状態とを前記第1及び第2の予備室並びに処理室とは独立に設定可能で、前記処理室に連結されて、貼り合わせ処理した前記第1及び第2の基板が減圧下で移送され大気開放することで前記第1及び第2の基板同士の貼り合わせを達成させる第3の予備室を更に具備したことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の貼り合わせ装置。
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