JP2003270649A - 電気光学装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

電気光学装置の製造方法及び製造装置

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JP2003270649A
JP2003270649A JP2002074897A JP2002074897A JP2003270649A JP 2003270649 A JP2003270649 A JP 2003270649A JP 2002074897 A JP2002074897 A JP 2002074897A JP 2002074897 A JP2002074897 A JP 2002074897A JP 2003270649 A JP2003270649 A JP 2003270649A
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substrate
electro
chamber
manufacturing
substrates
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JP2002074897A
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Takeshi Kakizawa
武士 柿澤
Toshihiro Ota
俊洋 太田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造装置の大型化・複雑化を回避することの
できる電気光学装置の製造方法を提供する。また、小型
化可能な構造の製造装置を提供する。さらに、真空中で
も基板に損傷を与えることなく確実に保持することの可
能な方法及び手段を用いる電気光学装置の製造方法及び
製造装置を提供する。 【解決手段】 基板貼り合わせ装置100は、上記の対
向基板20を保持可能な貼り合わせ機構110と、上記
の大判基板10を支持する支持台120とを備えてい
る。貼り合わせ機構110は、開口111aを備えたチ
ャンバー111と、このチャンバー111内に保持ヘッ
ド112aを配置した基板保持部材112とを有する。
チャンバー111及び基板保持部材112は、チャンバ
ー駆動機構114によって上下方向に移動可能に構成さ
れている。また、基板保持部材112は、ヘッド駆動機
構115によってチャンバー111に対しても上下方向
に移動可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気光学装置の製造
方法及び製造装置に係り、特に、一対の基板間に電気光
学物質を配置してなる電気光学装置の製造方法及び製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気光学装置の一種として、一
対の基板間に電気光学物質である液晶を封入したパネル
構造を有する液晶装置がある。この液晶装置を製造する
場合には、通常、一対の基板のうち、一方の基板上にシ
ール材(樹脂)を開口部を有する矩形枠状に塗布した状
態で、一対の基板を相互に貼り合せ、空セルなどと呼ば
れるパネル構造を形成する。その後、このパネル構造に
対してシール材の内側に上記の開口部から液晶を注入
し、注入が完了した後にその開口部を封鎖することによ
って液晶が封入される。
【0003】ところで、近年、上記液晶装置の製造方法
として、一方の基板上にシール材を塗布するとともに、
一方の基板又は他方の基板のいずれかに液晶を塗布した
状態とし、これら一対の基板を真空槽内に配置して、真
空中において一対の基板を相互に貼り合せることによ
り、液晶が封入されたパネル構造を一度に形成する方法
が提案されている。この方法によれば、空セルと呼ばれ
るパネル構造を形成した後に、液晶注入工程や液晶封止
工程を順次実施する必要がなくなるので、工程数を削減
することができるといった利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の液晶装置の製造方法にあっては、一対の基板を真空
槽内に導入して相互に貼り合せる必要があるので、真空
槽を有する製造装置の構造が複雑になり、大型化すると
いう問題点がある。特に、比較的小型の液晶表示パネル
を製造する場合には、大判基板(マザーガラス)と呼ば
れる大面積の基板を貼り合せるようにしているので、液
晶表示パネル自体は小型であるにも拘わらず、それらの
大判基板に対応する大きな真空槽が必要になるととも
に、一対の基板を導入してから密閉して内部を減圧する
ために、真空槽に開閉機構を設ける必要があることか
ら、製造装置がさらに大型化・複雑化してしまうという
問題点もある。
【0005】また、通常の液晶装置の製造工程において
基板を把持する手段としては、特にパネル構造の内面に
なる表面(液晶に接触する面)に触れずに基板を把持可
能な手段として一般的に真空吸着が用いられる。しか
し、上記のように真空槽内において貼り合せる場合に
は、真空槽内にて基板を把持する手段として真空吸着を
用いることができないため、機械的な把持手段を用いな
ければならない。しかし、機械的な把持手段を用いる
と、基板にキズが付いたり、基板が破損してしまったり
する可能性が高まるため、製品の歩留まりが低下すると
ともに、基板の貼り合せ時において基板を解放する際に
基板に対して基板の平面方向の応力を加えてしまう可能
性があり、この応力により一対の基板間に相対的な位置
ずれが生ずる可能性もある。
【0006】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、製造装置の大型化・複雑化を回避
することのできる電気光学装置の製造方法を提供するこ
とにある。また、小型化可能な構造の製造装置を提供す
ることにある。さらに、真空中でも基板に損傷を与える
ことなく確実に保持することの可能な方法及び手段を用
いる電気光学装置の製造方法及び製造装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電気光学装置の製造方法は、一対の基板間に
電気光学物質を配置してなる電気光学装置の製造方法で
あって、開口を有するチャンバー内に一方の前記基板を
収容した状態で、他方の前記基板に前記チャンバーの開
口縁を接触させて、前記チャンバーと前記他方の基板と
により閉鎖空間を構成し、前記閉鎖空間を減圧し、この
減圧された前記閉鎖空間において、前記一方の基板を前
記他方の基板に貼り合わせることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、開口を有するチャンバ
ー内に一方の基板を収容した状態で、他方の基板にチャ
ンバーの開口縁を接触させて閉鎖空間を構成し、この閉
鎖空間を減圧してから一方の基板を他方の基板に貼り合
せることにより、チャンバーが一方の基板のみを収容で
きるように構成すれば足りるので、チャンバーを小型化
することができるとともに、チャンバーに開口が設けら
れているために一方の基板の出し入れも容易にすること
が可能であり、しかも、チャンバーの開口を他方の基板
によって閉鎖するために、チャンバーを開閉する機構も
不要になる。したがって、製造装置の小型化及び簡易構
造化を図ることができる。
【0009】本発明において、前記一対の基板の少なく
ともいずれか片方の前記基板上にシール材を予め配置し
ておき、該シール材を介して前記一方の基板を前記他方
の基板に貼り合せることが好ましい。
【0010】この発明によれば、少なくとも片方の基板
にシール材を予め配置しておくことにより、閉鎖空間内
で何らの作業をすることなく一方の基板を他方の基板に
そのまま貼り合せることが可能になる。
【0011】本発明において、前記一対の基板の少なく
ともいずれか片方の前記基板上に電気光学物質を塗布し
ておき、前記一方の基板を前記他方の基板に貼り合わせ
ることにより、前記一対の基板が前記電気光学物質を挟
んだ状態に構成されることが好ましい。
【0012】この発明によれば、一方の基板を他方の基
板に貼り合せるだけで電気光学物質が一対の基板間に配
置された状態又は封入された状態とすることができる。
【0013】本発明において、前記一方の基板を前記チ
ャンバー内にて保持可能に構成された基板保持手段を有
することが好ましい。
【0014】この発明によれば、基板保持手段により一
方の基板をチャンバー内にて保持することができるの
で、例えば、上方に一方の基板を保持して、この一方の
基板を下方に配置された他方の基板に向けて降下させて
いくことにより制御性よく貼り合せることができ、或い
は、一方の基板を保持して他方の基板に対する位置決め
を行うことにより高精度に貼り合せを行うことができる
など、閉鎖空間内の貼り合せ作業を高精度かつ容易に行
うことが可能になる。ここで、基板保持手段としては、
基板を何らかの方法で保持可能な全ての手段が含まれる
が、以下に記載する静電チャックの他に、真空吸着構
造、機械的把持機構、粘着物質を用いる手段などが挙げ
られる。
【0015】本発明において、前記基板保持手段は、前
記一方の基板を静電力により吸着保持する静電チャック
であることが好ましい。
【0016】この発明によれば、静電チャックによって
一方の基板を吸着保持することができるので、一方の基
板の内面(電気光学物質側の面となる表面)に触れるこ
となく当該基板を保持することができるとともに、閉鎖
空間を減圧した状態でも吸着保持力を維持することが可
能であるため、一方の基板を減圧された閉鎖空間内で保
持して確実に他方の基板に貼り合せることが可能にな
る。ここで、静電チャックによって一方の基板を吸着保
持する力は、一般に、一方の基板と静電チャックとの間
の静電力に起因するものである。特に、双極型の静電チ
ャックを用いることによって、チャック(基板保持部
材)に内蔵される正電極及び負電極への印加電圧の有無
によって容易に保持状態と解放状態とを切り換えること
ができる。
【0017】本発明において、前記一方の基板は製造す
べき電気光学装置に相当する構成要素を1又は複数含む
ものであり、前記他方の基板は、前記一方の基板の構成
要素より多数の製造すべき電気光学装置に相当する構成
要素を含むものであることが好ましい。
【0018】この発明によれば、一方の基板が含む構成
要素よりも他方の基板が含む構成要素の方が多数である
ため、他方の基板をより大判の基板とし、一方の基板を
小型の基板とすることによって、チャンバーを小さく構
成することができ、装置の小型化を図ることができる。
また、一方の基板がそのまま電気光学装置の一部となる
ように構成することができたり、他方の基板に形成され
た電極パターンなどの一部に不良が生じている場合に当
該不良のある構成要素には一方の基板を貼り合せないよ
うにすることができたりするため、無駄をなくし、製造
コストを低減することができる。さらに、より小さな一
方の基板を他方の基板に貼り付けるようにしているの
で、基板の反りが小さくなり、また、基板の自重による
変形も抑制されるため、パネル構造のばらつきを低減す
ることができる。
【0019】この場合、複数の一方の基板を他方の基板
上に順次貼り付けていくことが望ましい。複数の一方の
基板を他方の基板上に貼り付けることにより、チャンバ
ーや装置を大型化することなく、多数個取り製法によっ
て効率的に電気光学装置を製造することができる。ここ
で、複数の一方の基板を貼り付けた他方の基板は、その
後の工程において複数に分割され、複数の電気光学装置
が製造される。
【0020】本発明において、前記一方の基板よりも前
記他方の基板が大きいことが好ましい。
【0021】この発明によれば、一方の基板よりも他方
の基板が大きいことにより、チャンバーを小さく構成す
ることができ、装置の小型化を図ることができる。ま
た、より小さな一方の基板を大きな他方の基板に貼り付
けるようにしているので、基板の反りが小さくなり、ま
た、基板の自重による変形も抑制されるため、パネル構
造のばらつきを低減することができる。この場合、複数
の一方の基板を他方の基板上に貼り付けることが望まし
い。これによって、複数の製品に相当する部分を一つの
他方の基板上に形成することが可能になり、多数個取り
製法により製造効率の向上及び製造コストの低減を図る
ことができる。
【0022】次に、本発明の電気光学装置の製造装置
は、一対の基板間に電気光学物質を配置してなる電気光
学装置の製造装置であって、一方の前記基板を保持する
基板保持手段と、前記基板保持手段により保持された前
記一方の基板を内部に収容可能に構成されているととも
に、前記他方の基板と開口縁を接触させることにより閉
鎖空間を構成可能な開口を有するチャンバーと、前記チ
ャンバーを移動させるチャンバー移動手段と、前記チャ
ンバー内を減圧するための減圧手段と、を有することを
特徴とする。
【0023】この発明によれば、開口を有するチャンバ
ー内に一方の基板を収容した状態で、他方の基板にチャ
ンバーの開口縁を接触させて閉鎖空間を構成し、この閉
鎖空間を減圧してから一方の基板を他方の基板に貼り合
せることができる。ここで、チャンバーは一方の基板の
みを収容できるように構成すれば足りるので、チャンバ
ーを小型化することができるとともに、チャンバーに開
口が設けられているために一方の基板の出し入れも容易
にすることが可能であり、しかも、チャンバーの開口を
他方の基板によって閉鎖することにより、チャンバーを
開閉する機構も不要になる。したがって、装置の小型化
及び簡易構造化を図ることができる。
【0024】本発明において、前記基板保持手段は、前
記一方の基板を静電力により吸着保持する静電チャック
であることが好ましい。
【0025】この発明によれば、静電チャックによって
一方の基板を吸着保持することができるので、電気光学
物質に接触する一方の基板の内面に触れることなく当該
基板を保持することができるとともに、閉鎖空間を減圧
した状態でも吸着保持力を維持することが可能であるた
め、一方の基板を減圧された閉鎖空間内で保持して確実
に他方の基板に貼り合せることが可能になる。ここで、
静電チャックによって一方の基板を吸着保持する力は、
一般に、一方の基板と静電チャックとの間の静電力に起
因するものである。特に、双極型の静電チャックを用い
ることによって、チャック(基板保持部材)に内蔵され
る正電極及び負電極への印加電圧の有無によって容易に
保持状態と解放状態とを切り換えることができる。
【0026】本発明において、前記基板保持手段に保持
された前記一方の基板を前記開口に向けて移動させる基
板移動手段を有することが好ましい。
【0027】この発明によれば、基板移動手段により一
方の基板を開口に向けて移動させることができることに
より、チャンバーの開口縁を他方の基板に接触させて閉
鎖空間を構成し、この閉鎖空間内を減圧した後に、基板
移動手段により一方の基板を開口縁に接触している他方
の基板に向けて移動させることができるので、一方の基
板を他方の基板に対してより確実に貼り合せることが可
能になる。
【0028】本発明において、前記チャンバーの開口縁
は弾性部材により構成されていることが好ましい。
【0029】この発明によれば、チャンバーの開口縁が
弾性部材により構成されていることにより、この開口縁
が他方の基板に接触する際に他方の基板に損傷が生じ難
くなるとともに、チャンバーと他方の基板とによって閉
鎖空間が構成されたとき、この閉鎖空間の密閉性を高め
ることが可能になることから、より確実に、或いは、よ
り低い圧力まで、閉鎖空間内を減圧することが可能にな
る。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る電気光学装置の製造方法及び製造装置の実施形態
について詳細に説明する。
【0031】まず、本実施形態の電気光学装置の製造方
法の概略について図4乃至図6及び図8を参照して説明
する。なお、以下においては、本発明を、電気光学装置
のうち液晶装置(液晶表示装置)の製造方法として構成
した例について説明する。
【0032】図8は、この液晶装置の製造方法の概略手
順を示す概略フローチャートである。この液晶装置は、
図4に示すように、複数の液晶パネル領域(液晶パネル
の構成要素となる領域)10Aを含む大判基板(マザー
ガラス)10と、単一若しくは大判基板よりも少ない数
の液晶パネル領域(液晶パネルの構成要素となる領域)
20Aを含む対向基板20とを用いて製造される。図示
例では、対向基板20は、単一の液晶パネル領域20A
をそのまま構成するものとなっている。
【0033】図4に示す大判基板10は、図8に示すス
テップS1乃至S4により構成される。まず、反射型液
晶パネル或いは反射半透過型液晶パネルを製造する場合
には、大判基板10上にアルミニウム等の単体金属や合
金などにより反射膜の形成を行い(図8に示すステップ
S1の反射膜形成工程)、その後、ITO(インジウム
スズ酸化物)等の透明導電体などで構成される、第1電
極パターン11を形成する(図8に示すステップS2の
第1電極形成工程)。また、透過型液晶パネルを製造す
る場合には、反射膜を形成することなく、そのまま大判
基板10上に第1電極パターン11を形成する。この第
1電極パターン11は、後述する液晶パネルの駆動領域
内に設けられる複数の電極と、これらの電極に電位を供
給するための配線とを含む。
【0034】次に、上記第1電極パターン11上にポリ
イミド樹脂等で構成される配向膜(図示せず)を形成す
る(図8に示すステップS3の配向膜形成工程)。この
配向膜は、例えばラビング処理が施されることにより、
液晶に対する初期配向状態を決定する配向能を有するも
のである。たとえば、溶媒を含む樹脂液を大判基板10
上に塗布し、所定温度に加熱して硬化(焼成)させた後
に、ラビング処理を施すことによって上記配向能が付与
される。その後、その上に上記液晶パネル領域10A毎
に所定量の液晶32が配置される(図8に示すステップ
S4の液晶滴下工程)。この工程では、液晶32をディ
スペンサ等に入れておき、大判基板10に対して非接触
で滴下することが好ましい。また、インクジェットヘッ
ドのように、液晶32を所定量吐出することのできる液
滴吐出ヘッドを用意し、この液滴吐出ヘッドを走査する
ことによって液晶32の液滴を吐出させ、各液晶パネル
領域10A毎に当該液滴を着弾させるようにしてもよ
い。
【0035】一方、図4に示す対向基板20は、図8に
示すステップS11乃至S14により構成される。ま
ず、カラー液晶パネルを製造する場合には、対向基板2
0上にカラーフィルタを形成し(図8に示すステップS
11のカラーフィルタ形成工程)、その後、ITO(イ
ンジウムスズ酸化物)等の透明導電体などで構成される
第2電極パターン21を形成する(図8に示すステップ
S12の第2電極形成工程)。一方、モノクロ液晶パネ
ルを製造する場合には、対向基板20上にそのまま第2
電極パターン21を形成する。この第2電極パターン2
1は、後述する液晶パネルの駆動領域内に設けられる対
向電極と、これらの対向電極に電位を供給するための配
線とを含む。
【0036】次に、上記と同様の配向膜(図示せず)を
形成し(図8に示すステップS13の配向膜形成工
程)、その後、シール材(接着材)31を塗布する(図
8に示すステップS14のシール材塗布工程)。シール
材31は、基本的に大判基板10と対向基板20とを接
着する機能を有するものである。また、本実施形態の液
晶パネルの製造方法の場合には、シール材31は液晶3
2を封入する機能をも有する。シール材31は、通常、
熱硬化性樹脂や放射線硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂や
電子線硬化性樹脂など)で構成される。また、このシー
ル材31には、大判基板10と対向基板20との間隔を
規制する機能を持たせるため、樹脂等で構成されたスペ
ーサを混入することもできる。さらに、シール材31に
配線間の導電接続機能をも持たせることも可能である。
この場合には、例えば、シール材31を構成する基材
(上記の樹脂など)に微細な導電性粒子を分散させた状
態とする。なお、上記スペーサを導電性スペーサとする
ことも可能である。シール材31は、本実施形態におい
ては、液晶封入領域を包囲する(取り巻く)ように閉曲
線状若しくは(閉)多角形状に構成されている。
【0037】次に、上記のように構成された大判基板1
0と対向基板20とを、図4に示すように相互に貼り合
せる(図8に示すステップS21の基板貼り合わせ工
程)。より具体的には、例えば、大判基板10の液晶パ
ネル領域10A上に対向基板20を被せるようにして配
置していく。この詳細な方法については後述する。対向
基板20は、図示例の場合、大判基板10の各液晶パネ
ル領域10A毎にそれぞれ貼り合わされる。この貼り合
せ状態の詳細な構成例は図5の拡大部分平面図にも示し
てある。
【0038】次に、上記のように貼り合わされた大判基
板10上の対向基板20を所定の圧力で加圧して、大判
基板10と対向基板20との間隔が既定の値になるよう
に圧着させ、シール材31を硬化させる(図8に示すス
テップS22の本圧着工程)。
【0039】この本圧着工程によって、大判基板10上
に対向基板20を含む複数のパネル構造が形成される。
上記のシール材31の硬化は、シール材の特性に応じて
加熱処理や紫外線照射などによって行われる。なお、後
述する方法で、大判基板10と対向基板20との貼り合
せ時に内外圧力差等によって既に十分な圧着状態になっ
ている場合(すなわち、基板間ギャップが正規の状態に
なっている場合)には、この本圧着工程ではシール材3
1の硬化処理だけを行えばよい。
【0040】その後、大判基板10は各液晶パネル領域
10A毎に分割され、これによって、図6に示すよう
に、分割基板10Bと対向基板20とを有する個々の液
晶パネルが形成される(図8に示すステップS23の大
判基板分割工程)。大判基板10の分割は、例えば、基
板表面上に分割予定線(仮想線、図5に一点鎖線で示
す。)に沿って傷痕や溝を形成し、この分割予定線に応
力(機械的応力や熱応力など)を加えることによって破
断させるといった方法によりなされる。また、図示例の
ように対向基板20が単一の液晶パネル領域20Aに一
致する場合には対向基板20の分割は不要であるが、対
向基板20が単一の液晶パネル領域20Aからはみ出し
た部分を有する場合や複数の液晶パネル領域20Aを含
む場合には、対向基板20についても適宜分割を行う。
【0041】最後に、上記のように構成された液晶パネ
ルにフレキシブル配線基板(FPC)や液晶ドライバI
Cなどを実装する(図8に示すステップS24の実装工
程)。この後、必要に応じて、液晶パネルの外面に偏光
板を貼り付けたり、液晶パネルをパネル枠に取り付けた
り、バックライトを取り付けたりして、液晶装置を完成
させる。
【0042】上記のように構成された液晶パネルにおい
ては、図6に示すように、第1電極パターン11中の電
極と、第2電極パターン21中の電極とが対向する領域
が駆動領域(図6に実線の斜線(ハッチングパターン)
で示す。)となる。
【0043】次に、上述した液晶装置の製造方法の上記
基板貼り合わせ工程の詳細について図1乃至図3を参照
して説明する。図1乃至図3は、本実施形態の電気光学
装置の製造方法を示す工程説明図である。
【0044】まず、この基板貼り合わせ工程S21にお
いて用いる基板貼り合わせ装置について説明する。図1
に示すように、基板貼り合わせ装置100は、上記の対
向基板20を保持可能な貼り合わせ機構110と、上記
の大判基板10を支持する支持台120とを備えてい
る。
【0045】貼り合わせ機構110は、開口111aを
備えたチャンバー111と、このチャンバー111内に
保持ヘッド112aを配置した基板保持部材112とを
有する。チャンバー111の開口111aの開口縁には
ゴム等で構成されたOリングなどの弾性部材113が取
り付けられている。
【0046】チャンバー111及び基板保持部材112
は、チャンバー駆動機構114によって上下方向に移動
可能に構成されている。また、基板保持部材112は、
ヘッド駆動機構115によってチャンバー111に対し
て上下方向に移動可能に構成されている。さらに、チャ
ンバー111内には排気管が連通し、この排気管は制御
弁116を介して排気装置117に接続されている。な
お、上記チャンバー駆動機構114、ヘッド駆動機構1
15、排気管116及び排気装置117は、図中では模
式的に示してある。
【0047】基板保持部材112の保持ヘッド112a
には、対向基板20を吸着保持するための手段が設けら
れている。この手段としては、真空吸着機構、機械的な
把持機構、粘着力により基板を保持する粘着材などの各
種保持手段を用いることができる。ただし、真空吸着機
構は、後述するようにチャンバー111内が減圧される
と吸着力が低下するので、真空中において確実に対向基
板20を保持する必要がある場合には採用しにくい。ま
た、機械的な把持機構は、対向基板20に損傷を与え易
くなるとともに、対向基板20を大判基板10に貼り合
わせる際に対向基板20を解放する必要があるが、その
解放時において対向基板20の位置ずれを招く可能性が
ある。さらに、粘着力により対向基板20を保持する場
合には、対向基板20の保持状態の解除動作が困難であ
るとともに、粘着材の粘着物質が対向基板20に付着し
たまま残存する場合があるので、洗浄作業などが困難に
なるという問題点がある。
【0048】上記各手段の欠点を有しないという点で、
保持ヘッド112aには、特に図示点線で示す正電極1
12X及び負電極112Yを内蔵した構造などを有する
静電チャックを用いることが好ましい。この静電チャッ
クは、図示例の場合には双極型静電チャックであり、図
示しない電源部から正電極122Xに正電位を、負電極
122Yに負電位を供給することにより、保持ヘッド1
22aの表面と、対向基板20の表面との間に逆極性の
電荷を生じさせ、両電荷間に生ずる静電力によって対向
基板20を保持するようにしたものである。この場合に
は、対向基板20上に形成された第2電極パターン21
の導電体が電荷を生じさせるために機能する。
【0049】図1に示す保持ヘッド112aは2つの対
向基板20を一度に保持できるように構成された例を表
しているが、単一の対向基板20のみを保持できるよう
に構成してもよく、或いは、3以上の対向基板20を一
度に保持できるように構成しても構わない。
【0050】一方、支持台120上には、大判基板10
が載置される。支持台120には、表面に吸着部(溝或
いは穴など)121が設けられている。吸着部121は
制御弁122を介して模式的に示す排気装置123に接
続されている。
【0051】上記のように構成された基板貼り合わせ装
置100を用いる場合、最初に、支持台120上に大判
基板10を載置し、上記制御弁122を開いて吸着部1
21により大判基板10を支持台120上に吸着保持す
る。次に、基板保持部材112の保持ヘッド112aに
対向基板20を保持させる。対向基板20の保持には、
上述の各種の保持手段を用いることができる。
【0052】対向基板20を保持ヘッド112aに保持
させる手順としては、図7に示すものが用いられる。ま
ず、対向基板20上にシール材31を塗布してから、図
7(a)に示すように、受け渡しヘッド131を用いて
対向基板20を把持する。ここで、受け渡しヘッド13
1は対向基板20の内面(すなわち第2電極パターン2
1の形成されている面)のうちシール材31の外側部分
のみを吸着保持できるように構成されている。当該外側
部分を吸着保持した受け渡しヘッド131は、その状態
で対向基板20を図1に示す貼り合せ機構110に向け
て搬送する。
【0053】一方、図7(b)に示すように、貼り合せ
機構110を上下に反転させる反転機構118が設けら
れており、この反転機構118を用いて貼り合せ機構1
10は反転した姿勢とされる。この反転姿勢では、上記
基板保持部材112の保持ヘッド112aの表面は上方
に向いている。そして、上記受け渡しヘッド131に保
持された対向基板20は、上方に向いた保持ヘッド11
2aの表面上に載置される。この状態で、受け渡しヘッ
ド131の吸着保持は解除され、その代わりに、保持ヘ
ッド112aが対向基板20を保持する。
【0054】その後、図7(c)に示すように、上記の
反転機構118を用いて貼り合せ機構110を反転さ
せ、図1に示す姿勢にする。なお、図7においては、貼
り合せ機構110を模式的に描いてあり、保持ヘッド1
12aに単一の対向基板20を保持する例を示してあ
る。
【0055】次に、貼り合せ機構110を図7に示す水
平移動機構119を用いて移動させ、保持ヘッド112
aに保持されている対向基板20と、大判基板10上に
設けられた液晶パネル領域の第1電極パターン11とが
整合するように対向配置させる。この水平移動機構11
9は、図7に模式的に示すように、例えばX移動機構部
119XとY移動機構部119Yとを設けることによ
り、貼り合せ機構110全体を支持台120の表面の上
方において任意のXY方向に水平に移動させることがで
きるように構成される。ここで、対向基板20と大判基
板10との位置決め(アライメント)は、CCDカメラ
等の撮像手段によって対向基板20と大判基板10との
重ね合せ状態を撮影し、この撮影画像を処理することに
よって行うことができる。より具体的には、対向基板2
0に設けられた図示しないアライメントマークと、大判
基板10の液晶パネル領域10Aに設けられた図示しな
いアライメントマークとを平面的に一致させるように、
上記水平移動機構119を用いて基板保持部材112を
移動させる。
【0056】次に、上記の整合状態において、図2に示
すように、上記チャンバー111及び基板保持部材11
2をチャンバー駆動機構114により降下させ、チャン
バー111の開口縁をゆっくりと大判基板10の表面に
接触させる。ここで、このとき、開口縁に設けられた弾
性部材113が大判基板10の表面に密着し、チャンバ
ー111と大判基板10とによって閉鎖空間が構成され
る。
【0057】なお、このように閉鎖空間が構成された状
態で、上述したアライメント作業を行うようにしてもよ
い。この場合には、基板保持部材112の平面方向の位
置をチャンバー111に対して微調整可能なXYθ調整
機構等の位置補正手段を設け、上記の水平移動機構11
9は対向基板20の大判基板10に対する概略の位置決
めをするだけとし、上記のようにチャンバー111の開
口縁を大判基板10に接触させてから、上記位置補正手
段により対向基板20の位置を微調整して、大判基板1
0の液晶パネル領域10Aに整合させることが好まし
い。
【0058】次に、上記のように閉鎖空間が構成された
状態で、制御弁116を開くことにより、排気装置11
7によって閉鎖空間が減圧される。この閉鎖空間の減圧
の度合は、液晶パネル内の液晶32の封止空間内に混入
する空気量が支障を生じないレベルとなるように設定さ
れる。
【0059】このようにして、閉鎖空間が十分に減圧さ
れると、図3に示すように、ヘッド駆動機構115によ
り保持ヘッド112aが降下し、対向基板20に付着さ
れたシール材31を大判基板10の表面に接触させる。
そして、この状態で、保持ヘッド112aから対向基板
20を図示のように解放する。この場合、静電チャック
を用いて対向基板20を保持ヘッド112aに吸着保持
させるときには、静電チャックへの給電を解除すればよ
い。
【0060】また、真空吸着を用いて対向基板20を吸
着保持させる場合には、対向基板20に付着されている
シール材31が大判基板10に接触しない範囲で予め保
持ヘッド112aを降下させておき、閉鎖空間の減圧度
合の進展により真空吸着力を生ずる圧力差が低下して、
自然に保持ヘッド112aから対向基板20が解放さ
れ、大判基板10上に落下するようにしてもよい。
【0061】その後、上記制御弁116などを大気に解
放したり、所定の気体を大気圧で導入したりすることな
どによって、閉鎖空間の圧力を周囲の圧力と同等の圧力
まで上昇させる。これによって、大判基板10上に配置
された対向基板20には大気圧が加わり、パネル構造は
内外圧力差によって外部から加圧された状態となる。こ
の加圧状態がパネル構造の基板間ギャップを正確に出す
ために不十分であれば、上記のように本圧着工程S22
を別途設け、この本圧着工程S22にてパネル構造を加
圧してシール材31を硬化させればよい。また、上記の
大気圧による加圧状態によりパネル構造の基板間ギャッ
プが十分正確に規制された状態となるのであれば、その
ままシール材31を硬化させてパネル構造を完成させて
しまっても構わない。
【0062】さらに、上記のように保持ヘッド112a
から対向基板20を解放させずにそのまま保持ヘッド1
12aによって対向基板20を大判基板10上に押し付
けるように加圧することも可能である。この場合には、
閉鎖空間を大気圧に開放する前にシール材31を硬化さ
せてしまっても構わない。これによって、閉鎖空間が大
気圧に開放される際に対向基板20が平面方向の位置ず
れを起こす可能性を無くすことができる。
【0063】いずれにしても、基板貼り合せ工程におけ
るシール材の硬化は、十分な位置精度や基板間ギャップ
の精度が得られるならば、本硬化させてパネル構造を完
成させてしまってもよいが、例えば、対向基板20の位
置ずれを防止するために仮硬化(半硬化)させるだけで
あることが好ましい。この場合には、本圧着工程S22
において、対向基板20を圧着させた状態でシール材を
本硬化させる。ここで、本圧着工程S22において、シ
ール材を本硬化させる前に改めてアライメントをやり直
してもよく、また、このアライメントを省略してもよ
い。
【0064】最後に、チャンバー駆動機構114を用い
てチャンバー111を上方へ引き上げ、大判基板10か
ら離反させる。その後は、上記と同様にして新たな対向
基板20を保持ヘッド112aに給材し、図4に示すよ
うに、大判基板10の別の液晶パネル領域10A上に同
様に貼り付け動作を行う。そして、このような作業を繰
り返し行うことにより、大判基板10の全ての液晶パネ
ル領域10A上に各々対向基板20を貼り合わせること
ができる。
【0065】ここで、図4に示す多数の液晶パネル領域
10Aのうち、検査工程において正常であると判定され
たもののみの上に対向基板20を貼り合せるようにする
ことが好ましい。このようにすると、無駄な対向基板2
0や液晶32などの浪費を防止することができるため、
製造コストを低減できる。
【0066】尚、本発明の電気光学装置の製造方法及び
製造装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態で
は、電気光学装置の一種である液晶装置の製造方法につ
いて説明を行っているが、本発明は、一対の基板間に電
気光学物質が配置されている電気光学装置であれば如何
なるものであってもよく、例えば、エレクトロルミネッ
センス装置、プラズマディスプレイ装置などにも適用で
きるものである。
【0067】また、上記実施形態では対向基板にシール
材を塗布し、大判基板に液晶を塗布しているが、一対の
基板のいずれにシール材や液晶を塗布しても構わない。
【0068】さらに、上記実施形態では、一対の基板を
シール材及び液晶を挟んで貼り合せるようにしている
が、例えば、基板の内面に凹部を設ける、基板の内面上
に隔壁(バンク)を形成することなどによって基板間に
電気光学物質の収容空間が確保される場合には、シール
材を介することなく直接に基板同士を貼り合せることも
可能である。また、この基板貼り合せ工程において、液
晶などの電気光学物質を配置しないで一対の基板を貼り
合せ、いわゆる空セル構造のパネル構造を形成するよう
にしてもよい。この場合には、後の工程においてそのパ
ネル構造内に電気光学物質を導入するようにすればよ
い。
【0069】また、上記実施形態では、図5及び図6に
実線で示すように、液晶封入領域を包囲するようにシー
ル材31を閉曲線状若しくは(閉)多角形状に構成して
いるが、公知の製造方法のようにシール材31に図5及
び図6に一点鎖線で示す開口部31aを設け、シール材
31の内側に余分な液晶32が存在する場合には、両基
板が貼り合せられた後に内外圧力差等により加圧される
と開口部31aから余分な液晶32があふれ出ることが
できるようにしてもよい。この場合、その後、開口部3
1aを封止材33で封鎖することによって、パネル構造
がほぼ定まった状態となり、その後、シール材31を硬
化させればよい。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
製造装置の小型化及び簡易構造化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気光学装置の製造方法の実施
形態における基板貼り合せ工程の第1段階を示す工程説
明図である。
【図2】 本実施形態における基板貼り合せ工程の第2
段階を示す工程説明図である。
【図3】 本実施形態における基板貼り合せ工程の第3
段階を示す工程説明図である。
【図4】 本実施形態の手順の概要を示す工程説明図で
ある。
【図5】 本実施形態における基板貼り合せ状態を示す
拡大部分平面図である。
【図6】 本実施形態によって製造された液晶パネルの
構造を示す平面図である。
【図7】 本実施形態の基板貼り合せ工程における対向
基板の給材手順を示す説明図(a)〜(c)である。
【図8】 本実施形態の製造手順を示す概略フローチャ
ートである。
【符号の説明】
10・・・大判基板、10A・・・液晶パネル領域、1
1・・・第1電極パターン、20・・・対向基板、20
A・・・液晶パネル領域、21・・・第2電極パター
ン、31・・・シール材、32・・・液晶、100・・
・基板貼り合せ装置、110・・・貼り合せ機構、11
1・・・チャンバー、112・・・基板保持部材、11
2a・・・保持ヘッド、112X・・・正電極、112
Y・・・負電極、113・・・弾性部材、114・・・
チャンバー駆動機構、115・・・ヘッド駆動機構、1
16・・・制御弁、117・・・排気装置、118・・
・反転機構、119・・・水平移動機構、120・・・
支持台、121・・・吸着部、122・・・制御弁、1
23・・・排気装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA04 FA09 FA10 FA30 MA17 MA20 2H089 LA24 LA41 NA22 NA24 NA38 NA39 NA49 NA53 NA60 QA11 QA12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に電気光学物質を配置して
    なる電気光学装置の製造方法であって、 開口を有するチャンバー内に一方の前記基板を収容した
    状態で、他方の前記基板に前記チャンバーの開口縁を接
    触させて、前記チャンバーと前記他方の基板とにより閉
    鎖空間を構成し、 前記閉鎖空間を減圧し、 この減圧された前記閉鎖空間において、前記一方の基板
    を前記他方の基板に貼り合わせることを特徴とする電気
    光学装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記一対の基板の少なくともいずれか片
    方の前記基板上にシール材を予め配置しておき、該シー
    ル材を介して前記一方の基板を前記他方の基板に貼り合
    せることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記一対の基板の少なくともいずれか片
    方の前記基板上に電気光学物質を塗布しておき、前記一
    方の基板を前記他方の基板に貼り合わせることにより、
    前記一対の基板が前記電気光学物質を挟んだ状態に構成
    されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    電気光学装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記一方の基板を前記チャンバー内にて
    保持可能に構成された基板保持手段を有することを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電
    気光学装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基板保持手段は、前記一方の基板を
    静電力により吸着保持する静電チャックであることを特
    徴とする請求項4に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記一方の基板は1又は複数の電気光学
    装置に相当する構成要素を含むものであり、前記他方の
    基板は、前記一方の基板の構成要素より多数の電気光学
    装置に相当する複数の構成要素を含むものであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載
    の電気光学装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記一方の基板よりも前記他方の基板が
    大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    か1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 一対の基板間に電気光学物質を配置して
    なる電気光学装置の製造装置であって、 一方の前記基板を保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段により保持された前記一方の基板を内
    部に収容可能に構成されているとともに、前記他方の基
    板と開口縁を接触させることにより閉鎖空間を構成可能
    な開口を有するチャンバーと、 前記チャンバーを移動させるチャンバー移動手段と、 前記チャンバー内を減圧するための減圧手段と、を有す
    ることを特徴とする電気光学装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記基板保持手段は、前記一方の基板を
    静電力により吸着保持する静電チャックであることを特
    徴とする請求項8に記載の電気光学装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記基板保持手段に保持された前記一
    方の基板を前記開口に向けて移動させる基板移動手段を
    有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の
    電気光学装置の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記チャンバーの開口縁は弾性部材に
    より構成されていることを特徴とする請求項8乃至請求
    項10のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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