JP2006153626A - 複数標準電波のデコード方法及び標準電波受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】世界各国において放送される様々の仕様の標準電波に対して、より少ない処理負荷・時間で最も受信状態の良いチャネルを自動的に選択し、仕様に即応してデコードを行う標準電波受信装置の提供。
【解決手段】搬送波チャネル毎に得られるタイムコード信号の各々の波形から、複数の仕様に共通するビット波形の少なくとも1部を抽出信号として抽出し、この抽出信号に基づいてビット同期をなし、ビット波形から、搬送波チャネル毎の受信状態の良否を示す評価指標を測定し、該評価指標に従って搬送波チャネルのうちの1つのチャネルを選択する。当該選択されたチャネルのタイムコード信号から仕様毎に異なるフォーマットの特徴をなす特徴符号に対応するビット波形を抽出し、特徴符号の内容に従ってチャネルから得られるタイムコード信号の仕様を識別し、識別された仕様のフォーマットに従って、タイムコード信号を時刻データに復号する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、日本及び海外にて複数の仕様により定められた複数の標準電波を受信し、該仕様により異なった搬送波周波数及び異なったフォーマットを有するタイムコード信号をデコードするデコード方法、並びに該タイムコード信号から時刻データを処理する標準電波受信装置に関する。
尚、本明細書において、「フォーマット」の用語は、タイムコード信号(以下、TCO信号と称する)を構成する個々のビット符号の波形フォーマットと、TCO信号が担う情報である時刻コードの配列を規定するデータフォーマットとの両方を意味するものとして用いる。
日本標準時を与える標準電波(以下JJYと称する)は、独立法人通信総合研究所が運営管理を行っている九州長波局と福島長波局の国内2箇所から、40kHz及び60kHzの長波電波によって常時送信されている。かかる標準電波の搬送波は、1ビット/秒のビットレートで発生されるTCO信号によって振幅変調が施されている。該タイムコード信号は、60ビットからなる1フレームが1分毎に繰り返し連続する構成をとる。該1フレームには、年月日及び時分を含む時刻データがBCD(Binary Coded Decimal code)コードの表記形式により格納されている(図1A参照)。
JJYにおけるTCO信号を構成する1ビットの符号は、バイナリ“1”を示すバイナリ1符号と、バイナリ“0”を示すバイナリ0符号と、時刻情報の仕切りを示すための同期信号であるマーカー符号(便宜上“MK”で示す)との3つの符号の何れかとる。その意味で、本明細書中において用いる「ビット」の用語は、通常の用語例とは異なることに注意を要する。かかる3つの符号間の区別は、方形パルスにおけるH幅の違いによりなされる(図1B参照)。JJYの標準電波を利用する技術については、特許文献1及び2が参照される。
一方、海外において、現在稼働している長波標準電波としては、例えば、独国DCF77(77.5KHz)、米国WWVB(60KHz)及び英国MSF(60KHz)がある(図1参照)。その詳細は各国の標準電波局のホームページの記載が参照される。これら各国の標準電波の仕様における主な違いは、放送局のキャリア周波数が異なる点、1分を構成するデータフォーマットが異なる点(図1A参照)、1bitを構成する1秒のTCO信号の波形フォーマットが異なる点(図1B参照)、さらにはサマータイム、うるう年、うるう秒等の特殊属性を持つものがある点等々の多様な点で相違がある。
現在、これら複数の仕様に対応する電波時計の多くは、受信する標準電波の仕様に従ったフォーマットに応じて処理の切り替えを手動により行っている。これは、かかる多種のフォーマット間での相違が大きいために、自動的なフォーマット選択を行うことが処理能力或いは処理時間の面で困難なことに起因する。しかしながら、自動的なフォーマット選択に対する要請は、近時のグローバリゼーション化に呼応して高まっている。
特開平6−258460 特開平2001−108770
自動的なフォーマット選択を実現する上で克服されるべき様々の問題がある。例えば、周波数チャネル選択において、電波時計の使用を日本国内に限定すれば、JJYの40K/60K周波数チャネル選択の場合にはデコーダとしては40K/60Kの把握は特に必要ではなく良好なチャネルを選択すれば良く、そのアンテナを含む周波数チャネル選択回路設計には自由度が有り、高感度な回路を開発しやすい。一方、多種のフォーマットに対応する場合には、フォーマットに応じたキャリア周波数の選択が必要となるため、デコーダが周波数を確実に認知する必要が有り、チャネル選択回路に各標準電波に個々に対応するハードウェア回路を設ける如く何らかの設計上の制限が発生する場合が多い。
また、受信成功までの時間にバラツキが発生するという問題がある。自動的なフォーマット選択を通常の方法により実現するとすると、例えば、独国DCF77を想定し77.5KHzの受信チャネルを選択して受信を開始し、受信が成功すればフォーマットはDCF77であると判断する。一方、DCF77の受信を失敗した場合には60KHzの受信チャネルを選択してMSFの受信を開始し、受信が成功すればフォーマットはMSFであると判断する如くして、順次、各国のフォーマットを想定して受信及び符号デコードを繰り返すことになる。かかる方法では、最初の独国DCF77の受信成功するまでの時間と、最後の例えばJJYの40KHzの受信が成功するまでの時間はかなりの大きな差がある。このため、使用地域の優先度を付けて受信時間を短くする必要がある。また、各フォーマットを順次全てについて検証する必要から全て受信失敗と判定するまでに最大時間が長くなりもっとも電流を消費する欠点がある。
また、最良の条件の標準電波を受信出来ない可能性があるという問題がある。例えば、独国と英国の中間地点の仏国において、自動的なフォーマット選択により受信を実施した場合、独国DCF77の受信を先行して行うとするとDCF77を選択する確率が高くなる。場所によっては英国MSFの受信が良好であってもDCF77を選択されてしまうため、最良の条件ではない標準電波を受信してしまうおそれがある。このような現象を避けるために、全てのフォーマットを受信した後に、最良のフォーマットを選択することが想到されるが、フォーマット間で受信状態の評価指標が異なるために公平な受信評価と成らない可能性があるという問題も存在する。
本発明は、以上の様々の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、世界各国において放送される様々の仕様の標準電波に対して、より少ない処理負荷及び処理時間で最も受信状態の良いチャネルの標準電波を自動的に選択し、当該選択された標準電波のフォーマットの仕様に即応してデコードを行うデコード方法及び標準電波受信装置を提供することである。
本発明によるデコード方法は、搬送波チャネル及びフォーマットを定める複数の仕様の各々に従った信号構成を有する複数の標準電波を受信し、該標準電波によって搬送されるタイムコード信号を復号するデコード方法であり、該搬送波チャネル毎に得られるタイムコード信号の各々の波形から、該複数の仕様に共通するビット波形の少なくとも1部を抽出信号として抽出し、この抽出信号に基づいて前記タイムコード信号の各々についてビット同期をなすビット同期ステップと、該ビット波形から、該搬送波チャネル毎の受信状態の良否を示す評価指標を測定し、該評価指標に従って該搬送波チャネルのうちの1つのチャネルを選択するチャネル選択ステップと、当該選択されたチャネルのタイムコード信号から該仕様毎に異なるフォーマットの特徴をなす特徴符号に対応するビット波形を抽出し、該特徴符号の内容に従って該チャネルから得られるタイムコード信号の仕様を識別する仕様識別ステップと、当該識別された仕様のフォーマットに従って、該タイムコード信号を時刻データに復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
本発明による標準電波受信装置は、搬送波チャネル及びフォーマットを定める複数の仕様の各々に従った信号構成を有する複数の標準電波を受信し、該標準電波によって搬送されるタイムコード信号を復号して処理する標準電波受信装置であり、該搬送波チャネル毎に得られるタイムコード信号の各々の波形から、該複数の仕様に共通するビット波形の少なくとも1部を抽出信号として抽出し、この抽出信号に基づいて前記タイムコード信号の各々についてビット同期をなすビット同期手段と、該ビット波形から、該搬送波チャネル毎の受信状態の良否を示す評価指標を測定し、該評価指標に従って該搬送波チャネルのうちの1つのチャネルを選択するチャネル選択手段と、当該選択されたチャネルのタイムコード信号から該仕様毎に異なるフォーマットの特徴をなす特徴符号に対応するビット波形を抽出し、該特徴符号の内容に従って該チャネルから得られるタイムコード信号の仕様を識別する仕様識別手段と、当該識別された仕様のフォーマットに従って、該タイムコード信号を時刻データに復号する復号手段とを含むことを特徴とする。
本発明によるデコード方法及び標準電波受信装置によれば、統計的ビット同期により、搬送波チャネル毎のタイムコード信号をその仕様を判別するのに先立ってビット同期を行い、さらに、該搬送波チャネル毎の受信状態の良否を示す評価指標により1つのチャネルを選択し、当該選択されたチャネルのタイムコード信号から前記仕様毎に異なるフォーマットの特徴から仕様を識別する構成が与えられる。これより、世界各国において放送される様々の仕様の標準電波に対して、より少ない処理負荷及び処理時間で最も受信状態の良いチャネルの標準電波を自動的に選択し、当該選択された標準電波のフォーマットの仕様に即応してデコードを行うことができる。
本発明の実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施例であり、標準電波受信装置を含む全体の構成を示している。該標準電波受信装置は、本発明によるデコード方法を実行する。本図を参照すると、標準電波受信装置10は、複数のRF同調回路21〜23、キャリア周波数切替回路24と、RF検波回路30、及び主処理回路40から構成される。標準電波受信装置10は、例えば、標準電波の時刻データに基づいて表示時刻を較正する電波時計等の装置であり得る。
複数のRF同調回路21〜23の各々は、例えば、3つのキャリア周波数40KHz、60KHz及び77.5KHzの標準電波にそれぞれ同調する回路である。本実施例では、標準電波として4つの種類、すなわち、独国DCF77、米国WWVB、英国MSF及び日本JJYを想定している(表1参照)。これらの各標準電波は、搬送波チャネル及びフォーマットを定める複数の仕様の各々に従った信号構成を有する。本発明はかかる4つの仕様に限定されず、5つ以上の多様な標準電波に対応できる。複数のRF同調回路21〜23の各々は、これら各標準電波のキャリア周波数に同調し、その同調信号はキャリア周波数切替回路24の選択に応じてRF検波回路30に供給される。RF検波回路30は、キャリア周波数切替回路24により選択された1つの標準電波の同調信号を増幅及び検波して標準電波に搬送されていたTCO信号を抽出して、これを主処理回路40に供給する。
Figure 2006153626
主処理回路40は、サンプリング回路41と、RAM42と、マイクロプロセッサ44と、ROM45と、表示回路43と、チャネル選択制御回路46とから構成され、これら各部は共通バスによって接続されている。サンプリング回路41は、TCO信号をデジタル情報処理する部分であり、アナログ信号であるTCO信号を例えば50msのサンプリングレートにてサンプリングして、デジタル信号であるサンプリングデータを出力する。RAM42は、該サンプリングデータを蓄積する共に該サンプリングデータに対するマイクロプロセッサ44の演算結果を蓄積する。
マイクロプロセッサ44は、該サンプリングデータに対するビット同期及び信号品質評価に基づくチャネル選択処理及びフォーマット判別処理を行い、判別された標準電波のフォーマットに従ったビットデコード及びフレームデコードを演算して、TCO信号に含まれる年月日及び時分等の時刻データを復元する。ROM45は、チャネル選択処理及びフォーマット判別処理、ビットデコード及びフレームデコード等の演算プログラムを格納する。表示回路43は、該復元された時刻データを、例えば、LEDや液晶ディスプレイ等の表示素子を用いて表示する。チャネル選択制御回路46は、マイクロプロセッサ44におけるチャネル選択処理からの指令によりキャリア周波数切替回路24のチャネル選択動作を制御する。
図3は、図2に示された標準電波受信装置における全体的な処理手順を示している。かかる処理手順は、図2に示される主処理回路40のマイクロプロセッサ44が主体となって実行することから、図2に示される構成要素を適宜参照して説明する。
先ず、ビット同期及び品質評価によるチャネル選択を実行する(ステップS1)。標準電波装置10は、3つのキャリア周波数40KHz、60KHz及び77.5KHzについて順次チャネル選択することにより、各キャリア周波数に同調、検波することにより各チャネル毎のTCO信号を得る。次いで、TCO信号に対して、デコード開始点からサンプリングを行い波形のH/LをRAM42上に格納する。本実施例ではサンプリング周期は50msecとし、20bit/秒でサンプリングを行っている。サンプリングしたTCO信号を1秒毎に区切りリスト化する。ここでリスト化とは、1秒毎に区切られたTCO信号を、複数分、例えば5秒に対応する5段に重ねたリスト状にすることを意味する。該リストにおいて縦方向にサンプリングデータを畳み込み加算することにより50msec毎の20個の加算値の列を得ることができる。該加算値に対して総計的ビット同期を施すことによりビット同期が得られる。統計的ビット同期の詳細については、4つの異なる標準電波、すなわち、独国DCF77、米国WWVB、英国MSF及び日本JJYの各々について後に説明される(図4A〜図4D参照)。
ビット同期の得られ加算値列に対して、異なる種類の標準電波に対しても公平な品質評価が可能な方法により品質評価を行い評価指標を得る。品質評価方法の詳細については後に説明される(図6A〜図6G参照)。得られた評価指標のうちで最も評価が良好なチャネルの1つを選択する。評価指標を得る方法としては他にも、一定時間受信を行い、時間内に含まれるエラー発生率を受信状態の指標とし、エラー発生率は低いときに受信状態が良好であるとすることもできる。
次に、選択されたチャネルのTCO信号に対して、ビットデコード及び中間符号への変換及び該中間符号を用いたフォーマット判別を実行する(ステップS2)。中間符号への変換は、多種のフォーマットに対応するためにフォーマットに依存せずに復号可能とし、また、ノイズ及びTCO波形の揺らぎ等の欠陥要因があった場合でも正常な複号を可能とするものである。フォーマット判別は、各フォーマットにおける、マーカ符号の値の違い及びその出現周期等の特徴を判別することにより行う。次いで、フォーマット判別の成否を判定する(ステップS3)。もし何れのフォーマットにも対応する特徴が得られず判別に失敗した場合(NG)には、受信未了として処理を終わる。標準電波受信装置10の対応処理としては受信不能等のメッセージを表示することが考えられる。
一方、フォーマットの判別に成功した場合(OK)には、該中間符号を判別フォーマットに対応する符号に変換する(ステップS4)。例えば、DCF77の場合を例とすると、中間符号とフォーマット符号との対応関係は、「03FF」はマーカに、「03FE」はバイナリ0に、「03FC」はバイナリ1に各々対応する(図7C参照)。この対応関係により、中間符号からフォーマットに対応する符号への変換を行う。次いで、フォーマットアライメントを実行する(ステップS5)。これは、得られた符号列に対してマーカ位置を元にフレームを構成する時刻データの各項目との適合をはかるものである。
例えば、JJYの標準電波においては10秒毎にポジションマーカが規定されているため、ポジションマーカの検出を行う。ポジションマーカ検出は、分析開始点より、bitデコードの結果よりマーカ("MK")を検知する。検出開始点においてマーカを検出した場合、bit数のカウントを開始し10bit(10秒)後のbitがマーカである場合、この一致によりポジションマーカであると認識してポジションマーカを確定する。ポジションマーカの検出が終了したらタイムコードの先頭bitである正分マーカの検出を行う。正分マーカ検出は、ポジションマーカの次のbitデータがマーカであるか否かの確認を行うことにより行う。各ポジションマーカについて順次10秒毎にその次のビットデータが正分マーカであるか否かを認識することで正分マーカを検知する。正分マーカの検出により1分毎に繰り返されるJJYのタイムコードのフレームが認識される。
次に、フォーマットデコードを実行する(ステップS6)。フレームの認識により、タイムコードの先頭が得られたため、タイムコードのフォーマットに従ってbitデータを分、時〜通算日のデータに分別し、フレームフォーマットに適合した分、時、日、曜日、月、年等の有効なデータに変換する。
次に、整合性の検証を実行する(ステップS7)。通常の電波時計と同じく、時、日、曜日、月及び年の各データ項目の値間の整合性の検証を行い標準時刻を求める。フォーマットデコードの結果得られる時刻データには、伝送状況が良好でビット化けが発生しない場合を除いて、通常、得られた時刻データにエラーが含まれている可能性がある。このため、複数分の時刻データを収集し、各データの前後関係からエラーを検出し、全ての項目において正確な時刻情報を得るまで検証を行う。例えば、本来ありえない箇所にマーカが入っているような場合には、デコードにおいて何らかの欠陥が発生したからであり、マーカを含むデータを除去して整合性の検証を行う。
次に、該整合性の検証を経た標準時刻を基にして、表示回路43における表示時刻の時刻合わせ及び表示を行う(ステップS8)。以上の処理手順により、独国DCF77、米国WWVB、英国MSF及び日本JJYの如く異なる仕様の標準電波のフォーマットで受信した場合でも、受信データを有効に変換して時刻検証に使用でき最短の時間での時刻合わせを可能としている。従来の自動フォーマット判別では、フォーマット解析を順次行い整合の判断を行っていたため、フォーマットの判別に時間を要するという問題、解析の順序によりフォーマットの判別までの時間が均一で無いという問題、及びフォーマット解析完了後デコード作業を開始するため、受信成功までに時間を要するという欠点があったが、本実施例の形態においてはかかる問題が克服されている。
以降において、4つの異なる標準電波、すなわち、独国DCF77、米国WWVB、英国MSF及び日本JJYの各々における統計的ビット同期の詳細を説明する。尚、ここでは、共通的に各標準電波のTCO信号を50msecのサンプリング周期によりサンプリングし、20ビット/秒の頻度でサンプリングデータを取得することを前提とする。
図4Aは、標準電波JJYに対する統計的ビット同期の方法を説明している。本図の上段を参照すると、理想TCO信号においては、バイナリ0/バイナリ1/マーカいずれの符号においてもbit同期点において全て"L"→"H"となる。このbit同期点を明確にするため、リスト化したサンプリングデータにおいて50msec毎の各サンプリングポイントを縦に加算する。加算したデータが「理想TCO加算グラフ」として示される。ここで、同期点から0.2秒(=4サンプル)は全て"H"となり、0.5秒(=10サンプル)までは、バイナリ0及びバイナリ1データの加算となり、0.8秒(=16サンプル)はバイナリ0のデータの加算となる階段状のグラフとなる。マーカ/バイナリ0/バイナリ1の分布は異なった場合でも同期開始点においては、最小値0→最大値5と変化する。この変化を同期点とすることが出来る。
次に、本図の下段を参照すると、ノイズ混入及び波形の崩れを含んだ実波形において同様の処理を行った例が示されている。ここで、理想的な波形に比較して、信号中にスパイクやエッジ信号のばらつき等が発生している。この実TCO信号に対して、理想TCOデータと同じようにリスト化を施すと、理想TCO信号の波形に比較して波形がばらついていることが認められるが、波形がばらついた場合であっても、符号の起点において、L→Hとなるため、最小値→最大値に一様に増加していることがわかる。この最小値→最大値への上昇エッジをビット同期点とする。
以上の方法により、TCO信号の共通の性質を利用して、複数の符号より統計的にbit同期の起点を抽出することができる。本実施例では、5回(5秒間)のTCO信号のサンプルデータによりbit同期を求めたが、サンプリング数が大きいほど同期精度が向上することは言うまでも無い。また、JJY以外でのフォーマットにも適用可能であることがわかる。
図4Bは、標準電波MSFに対する統計的ビット同期の方法を説明している。本図を参照すると、MSFの波形フォーマットは、Fast Code(図1Aにおける「FC」)を除き、bit同期点において全て"L"期間が100msec以上有る。このため、加算したデータは、bit同期点において最大値5→最小値0と変化する。この変化を同期の起点としてすることが出来る。また、Fast Codeは、25msec単位で変化する信号であり、本例のように50msecでサンプリングした場合、サンプリングが信号に追従しきれないためノイズと認識されるが、Fast Codeがフレームに出現する頻度が他の符号に比べて1/60と少ないため影響は無視し得る。ノイズが混入した実波形においても、同様にbit同期点において最大値→最小値に一様に変化する。これは、JJYの場合と逆の下りエッジの検出となるが、最大値→最小値に一様に変化する点をbit同期点とすることができる。
図4Cは、標準電波DCF77に対する統計的ビット同期の方法を説明している。DCF77は、バイナリ0、バイナリ1共に、bit同期点より100msec間は"L"期間となる。また、60秒をなすフレームの先頭を示す正分マーカーは全区間で"H"であるが、60秒に1回の出現率であるため、加算数を多くすれば問題は少ない。MSFの場合と同様に、最大値→最小値に一様に変化する点をbit同期点とすることができる。
図4Dは、標準電波WWVBに対する統計的ビット同期の方法を説明している。WWVBの場合は、マーカ、バイナリ0、バイナリ1共に、bit同期点より200msec間は"L"期間となるため、MSFの場合と同様に、最大値→最小値に一様に変化する点をbit同期点とすることができる。
図4A〜図4Dを参照して説明したように、統計的bit同期方式においては加算値を求め対象のフォーマットが、MSF、DCF77、WWVBの場合には、最大→最小となる下りエッジがbit同期点となり、JJYの場合には逆に最小→最大となる上りエッジがbit同期点となる。このように、エッジ部分の如くビット波形の少なくとも1部が抽出信号として抽出され、この抽出信号に基づいて全てのフォーマットに対して有効なbit同期検出手段が得られる。これにより、複数のフォーマットにおいてもbit同期点での急峻なエッジが検知されるため、従来の正常なbit同期が行われないという問題を克服することが可能となる。また、統計的bit同期機能を備えることにより全てのフォーマットに対してbit同期可能である。また、今後同様の標準電波フォーマットが仕様された時点でも使える可能性が高い。
以降において、本発明の一部を構成する統計的ビット同期の方法を用いることを前提として、図3に示された自動チャネル選択処理(ステップS1)の詳細について説明する。
図5Aは、自動チャネル選択処理の詳細の処理手順を示している。各標準電波のキャリア周波数のチャネルは、40K/60K/77.5KHzの3周波数に対応する3つのチャネルからなる(表1参照)。自動的に最良の周波数を選択するには、ハードウェアで選択周波数を3チャネルで切り替え、各々の受信状態を評価、比較し、最良の受信状態を選択することで達成できる。また、図5Bは、DCF77、WWVB、JJY及びMSFの各標準電波における加算値データの波形を示している。bit同期成立後の各標準電波の加算値波形において、最大値及び最小値に変化するエッジ部分からなる対象エリア51と、波形変化の平坦部分からなる対象エリア52の何れかを、受信状態の良否を表す評価指標を得るための評価対象エリアとする幾つかの評価方式により、MSF、DCF77、WWVB及びJJYの全てのフォーマットに対して公平な評価が可能であることを本図は示唆している。
図5Aに示される処理手順において、標準電波受信装置は、先ず、40KHz/60KHz/77.5KHzの3つのチャネル(CH1〜CH3)のうちでCH1を選択する(ステップS101)。これにより、CH1からの信号がRF検波されTCO信号が得られる。次いで、該TCO信号に対して、統計的ビット同期を開始する(ステップS102)。ビット同期が成功か否かを判定し(ステップS103)、もし受信成功の場合には、後述する幾つかの信号品質評価方法(図6A〜図6G参照)の何れかを用いた評価結果をCH1評価指標に設定する(ステップS104)。尚、いずれの評価方法においても評価結果が良好なほど評価指標は小さいものとする。一方、ステップS103において、bit同期が失敗したと判定された場合には、最も悪い評価値としてMAX値をCH1評価指標に設定する(ステップS105)。
次に、CH1に対するステップS101〜105の処理と同様の処理を、CH2について行い(ステップS106〜S110)、さらに、CH3について行う(ステップS111〜S115)。最終的に、CH1〜CH3に対する評価指標のうちで最小(最も良好)の評価指標を与えるチャネルを選択する(ステップS116及び117)。これにより、自動的に最良の受信状態のチャネルを選択することが可能となる。
以上の処理手順により、標準電波のフォーマットにハードウェアの回路構成が従属しない形態で動作することが可能となり、チャネル選択に何らかの制限が発生するという問題を克服することができる。尚、本実施例では、3チャネルから1つのチャネルを選択する例が示されたが、電波時計の構成が2チャネルからなる場合も適応可能であるのみならず、4つ以上の多数チャネルから1つのチャネルを選択することも可能であり、将来的に受信選択チャネルが増加した場合にも対処可能となる。
以降において、加算値波形に対する品質評価方法の詳細について説明する。第1の品質評価方法は、図6A及び図6Bが参照され、第2の品質評価方法は、図6C及び図6Dが参照され、第3の品質評価方法は、図6E〜図6Gが参照される。第1の品質評価方法は、加算値波形の最大値及び最小値に変化するエッジ部分からなる対象エリア51(図5B参照)を評価対象とし、第2及び第3の品質評価方法は、加算値波形の平坦部分からなる対象エリア52(図5B参照)を評価対象としている。
図6Aを参照すると、第1の品質評価方法を説明している。本図において、横軸は時間軸であり、1秒間のうちの各サンプリング点(サンプリング周波数を64Hzとする1〜64の各点)である。その縦軸は、統計的bit同期が成立している標準電波DCF77のTCO信号を1秒毎に並べるリスト化を30秒間行って得られる加算値である。グラフ中の3つの折れ線は、相対電界強度が、0dBμV/m、−3dBμV/m及び−6dBμV/mである3つの場合を各々示している。0dBμV/mの電界強度は、受信においてノイズによるスパイク等の欠損が無い良好な状態を示し、この状態を与える受信強度から相対的に−3dBμV/m及び−6dBμV/mである2つの場合の電界強度の波形を各々示している。−6dBμV/mにおいては受信可能な限界電界強度に近い状態である。
DCF77の場合の統計的bit同期の分析に使用する加算値データにおいて電界強度の異なる3つを比較すると、電界強度が高くなるに従い、下りエッジのスロープの急峻度が増加することが読み取れる。これは、電界強度が高い方が毎秒の立ち下がりの起点のばらつきが少なくノイズによる変動も少ないためである。この性質を利用し、下りエッジのスロープの急峻度、すなわち勾配を評価指標とすることによりある加算値を与える受信信号の電界強度の評価が可能となる。急峻度を具体的な数値として求める手法としては、異なる値の2つの閾値(図中の第1の閾値及び第2の閾値)を設定し、加算値がこの閾値の各々を横切る幅をスロープ幅とし、該スロープ幅を急峻度とすることである。電界強度の異なる3つの場合で実測されるスロープ幅を以下の表により示す。ここで、スロープ幅は、サンプリング周期(15.625msec)を単位とする数である。
Figure 2006153626
図6Bのグラフは、電界強度とスロープ幅との関係を示している。電界強度に応じてスロープ幅が変化する相関が把握できる。すなわち、スロープ幅を計測することにより電界強度、すなわち受信状態の指標とすることが出来ることを意味する。このスロープ幅を計測する受信状態の指標は、統計的bit同期処理を行うことにより求めることができる。また、下りエッジを持つフォーマットの全て(MSF、DCF77及びWWVB)に適応することができる。JJYの場合でも、上りエッジの計測とすることにより適応可能である。
未知のフォーマットの場合、上りエッジ及び下りエッジの両方に対してスロープ幅の評価を実施する。閾値を適当に選ぶことにより、bit同期点でないエッジ(DCF77の場合、上りエッジ)では、符号が混在する部分の加算値のため、急峻度は低下し、スロープ幅も大きくなる。このため、上りエッジと下りエッジの両方のスロープ幅の小さい方がbit同期点である。すなわち、両エッジのスロープ幅を計測し、小さいスロープ幅を得ることにより、フォーマットに依存せずに受信状態の評価が可能となる。
以上の第1品質評価方法においては、複数のフォーマットにおいてもbit同期点直後のエッジの急峻度を評価するため、複数のフォーマット間で公平に評価できる受信評価指標を提供することができる。また、スロープ幅による評価はフォーマットを問わず有効な受信状態評価指標となりうる。従来の方法では、bitデコードが完了して符号判別が出来る状態で無いと評価が開始できなかったために評価開始までに時間が要し、また、フォーマットの種別が既知でないと受信状態判定が出来なかったが、本実施例の受信状態評価を用いることにより、bit同期段階で、未知フォーマットに対しても受信状態評価が可能となる。
尚、以上の第1品質評価方法の説明は、主に、DCF77に対する評価法を説明したが、MSF、WWVBでも同じ評価法で受信状態の評価が可能であり、JJYに対してもエッジの方向性を逆にすれば可能であることを付記する。
図6Cを参照すると、第2の品質評価方法を説明している。本図において、横軸は時間軸であり、1秒間のうちの各サンプリング点(サンプリング周波数を64Hzとする1〜64の各点)である。その縦軸は、統計的bit同期が成立している標準電波DCF77のTCO信号を1秒毎に並べるリスト化を30秒間行って得られる加算値である。グラフ中の3つの折れ線は、相対電界強度が、0dBμV/m、−3dBμV/m及び−6dBμV/mである3つの場合を各々示している。第2の品質評価方法では平坦部のノイズによるばらつきを評価対象としている。該平坦部は、bit同期点から約800〜1000msec経過した部分とする。該部分の近傍においては、MSF、DCF77及びWWVBの場合は"H"であり、JJYの場合は"L"である。いずれのフォーマットにおいても、この区間にエッジは無い。
DCF77の場合の統計的bit同期の分析に使用する加算値データにおいて電界強度の異なる3つを比較すると、理想的には加算値は最大値で飽和しているはずであり、電界強度0dBの線においては、ほぼこれを満たすが、電界強度が低下するにつれ、理想的には平坦となるべき加算値の時間軸上のばらつきが大きく発生している。これは、電界強度が低下するに従いSNが劣化することに起因している。本第2の品質評価方法は、このばらつきを受信状態の評価指標とする。
ばらつきを評価するには、この区間での各加算値の標準偏差(σ)を求めればよい。そのために、例えば30秒間の加算値のデータを10回記録する如くして加算値に対する3σを求め、10回分の記録に対して最小値、平均値、最大値を計算する。かかる結果を以下の表に示す。これらが示すばらつき(3σ)と電界強度との相関関係から明らかなように、ばらつき(3σ)は、電界強度に対して単調減少特性を示しており、受信状態の評価指標として適していることがわかる。各電界強度において10回分の記録から平均を求めた結果の要約を以下の表に示す。また、図6Dに示されるグラフは、平坦部の標準偏差と電界強度との相関を示している。
Figure 2006153626
以上のように、第2の品質評価方法においては、複数のフォーマットにおいても平坦部のばらつきを評価するため、フォーマットを問わず有効な受信状態評価指標となり、複数のフォーマット間で公平に評価できる受信評価指標を提供することができる。また、第1の品質評価方法ではbit同期開始のエッジの急峻度(スロープ幅)を評価指標としたが、第1の品質評価方法におけるスロープ幅(3.4、1.5又は0.8)を求めたサンプリング間隔より一桁下の精度の評価が必要であり、加算値波形より求めるために算術上の手間が必要となったが、第2の品質評価方法では平坦部のノイズによるばらつきを評価対象とするため、算術上の手間が少なく、エッジの方向性を受けないため、第1の品質評価方法をよりも評価が単純となる。
図6Eを参照すると、第3の品質評価方法を説明している。本図において、第2の品質評価方法と同様に、横軸は時間軸であり、1秒間のうちの各サンプリング点(サンプリング周波数を64Hzとする1〜64の各点)である。その縦軸は、統計的bit同期が成立している標準電波DCF77のTCO信号を1秒毎に並べるリスト化を30秒間行って得られる加算値である。示される折れ線は、相対電界強度が−3dBμV/mである場合において10回のデータを測定した結果を示している。第3の品質評価方法により用いられる加算値波形の評価対象のエリアは、第2の品質評価方法と同様に加算値波形の平坦部である。第3の品質評価方法は、加算値のばらつきを標準偏差により評価するのに代えて、時間軸上で隣接する加算値どうしの差分の絶対値を合算した総和(以下、隣接差分総和と称する)求めている。
図6Fを参照すると、相対電界強度が−3dBμV/mの場合と共に、相対電界強度が−6dBμV/mの場合及び0dBμV/mの場合について、その結果をまとめた結果を表にして示している。隣接差分総和は、電界強度が低くなるほど大きいことが注目される。この結果を要約したものを以下の表に示す。
Figure 2006153626
図6Gは隣接差分総和と電界強度との相関を示している。本図から明らかなように、隣接差分総和は、電界強度に対して単調減少特性を示しており、受信状態の評価指標として適していることがわかる。
以上の第3の品質評価方法においては、標準偏差を使用しない簡便な隣接差分の絶対値の総和を得ることでばらつきを評価する方法を提供している。これにより、フォーマットを問わず有効な受信状態評価指標となりうると共に、複数のフォーマットにおいても平坦部のばらつきを簡便な計算で評価するため、計算量が少なく、処理能力が小さいマイコンに適し消費電流も小さい。低速で動作する電波時計用のデコーダには最適な方法を提供している。第2の品質評価方法では、同様に加算値のばらつきによる評価指標を求めたが、標準偏差の演算には2乗演算及び平方根演算が必要となるため演算処理負荷が大きく、ローパワーマイコンには向かないものであるが、本第3の品質評価方法では加減算だけで評価できるためローパワーマイコンに向く方法である。
以降において、自動フォーマットの判別処理の詳細について説明される。自動フォーマットの判別処理は、図3に示された処理手順におけるステップ2に相当する。図7Aは、自動フォーマット判別処理の詳細の処理手順を説明している。また、図7Bは、自動フォーマット判別処理の冒頭において実行するTCO信号から中間符号への変換における平均化ビットデコードの方法を説明している。さらに、図7Cは、TCO信号における各符号波形と中間符号との対応関係を説明している。
図7Cを参照すると、MSF、DCF77、WWVB及びJJYの場合の各フォーマットのbit符号の符号波形の一覧を示している。ここで、全てのフォーマットにおいて100msec単位で符号を正規化できるため、100msec単位で分割し分割単位毎に"H"/"L"が定まる。1つの符号に対して10個のH/Lで表現されるため、符号を10bitと見ることができる。LSBファーストとして、1バイト+2bitの表現を記載した(16進表記)。これを中間符号とすることができる。この中間符号は、各フォーマットにおけるマーカ、ビット0及びビット1等の各符号がフォーマット毎に異なる数値で表現されることから、多種のフォーマットを統一的に扱うことが可能となる。
図7Bを参照すると、エリア平均化によるビットデコード方法を説明している。該方法は、ノイズによりTCO波形が乱れ正常なbitデコードが行われないという問題を克服することを指向している。該方法は、100msec幅の所定区間、すなわちエリア毎に、サンプルされた信号数をカウントし、多数決で"H"または"L"にデコードする方法である。本図では、簡便のために、サンプリング周波数を100Hzとしたため、100msec幅の分割エリアにおいては10サンプルのデータが存在する。
分割エリア内において、"H"のデータの個数をSと表現すると、S=0〜10となる。分割エリア内での"H"の個数が勝っている場合、中間値を5(=10/2)とすると、S>5となる。同様に"L"が勝っている場合、S≦5となる。すなわち、中間値5と比較してSが大きい場合を"H"小さい場合を"L"と判定すれば欠陥の混入が少ない場合は正常な"H"/"L"が判定される。
本図の上段に示される理想的TCO波形に関しては、S=10の分割エリアではS>5のため”H"と判断され、S=0の分割エリアでは、S≦5のため”L"と判断できる。また、下段に示される実際のTCO波形において、L→Hのエッジにノイズが混入したTCO波形では、S=3の分割エリアでは、S<5のため"L"と判定でき、S=7の分割エリアでは、S≦5であるため”L"と判定でき、正常な判定が成される。このbit復号方法を本明細書においては「エリア平均化」と称している。
まとめると、「エリア平均化」ビットデコード方法では、第1の行程として、bit起点より100msecの分割エリア10個に分割する。第2の行程として、各分割エリアの"H"サンプル数をカウントし、中間値より大きければ"H"と判定し、中間値以下であれば"L" と判定する。第3の行程として、10個の分割エリアに1bitを割り付け、10bitの中間符号を生成する。以上の手順を全てのビットについて繰り返すことにより、フォーマットに依存しない中間符号を得ることが可能となる。
以上に説明したエリア平均化ビットデコード方法においては、ノイズによりTCO波形が乱れた場合にも、対ノイズ性の高い正常なbitデコードを提供することができる。また、中間符号を使用することにより、フォーマットに依存しないbitデコードが可能となり、将来、フォーマットが増加した場合であっても、100msec単位で規定されているのであれば対応可能となる。
図7Aを参照すると、標準電波受信装置は、自動チャネル選択処理の結果により選択及びビット同期が実行されたTCO信号を入力として、ビットデコードにより中間符号化を行う(ステップS201)。次いで、該中間符号をRAM内の受信バッファに蓄積する(ステップS202)。次いで、所定時間(例えば60秒/データ×4データに相当する4分)の経過を待って(ステップS203)、該蓄積された中間符号データに対するフォーマット判別を開始する(ステップS204)。ここで、フォーマット判別とは、標準電波を定め仕様を識別することを意味する。
先ず、標準電波受信装置は、該中間符号データがDCF77のフォーマットであるか否かを判別するDCF77フォーマット判別処理を行う(ステップS205)。ここで、図8Aを参照すると、DCF77では、特徴符号として59秒目のみマーカであることが特徴であって、1分を周期とした受信データ中で特定位置にマーカが存在することが検知できればDCF77と判別することが可能であることがわかる。DCF77のマーカは中間符号においては「03FF」で表現される。受信データの中で「03FF」に合致する箇所を抽出すると明らかにマーカであることが判別できる。ここでは、正確に判別するために、4分の受信データを先頭から0〜59の番号をふって、各番号(位置)のマーカ「03FF」の度数を求めた。この例では、マーカ位置の度数が4となり、明らかに未知フォーマットがDCF77であることが判別される。
再び、図7Aを参照すると、標準電波受信装置は、以上のDCF77フォーマット判別処理により判別が成功したと判定された場合(ステップS206)、判別フォーマットを「DCF77」と設定する(ステップS207)。
次に、標準電波受信装置は、該中間符号データがWWVBのフォーマットであるか否かを判別するWWVBフォーマット判別処理を行う(ステップS208)。ここで、図8B及び図8Cを参照し、WVBとJJYに関して注目すると、特徴符号として、どちらのフォーマットでも10秒毎のポジションマーカと、0秒位置の正分マーカが特徴的に並んでいる。このポジションマーカ、正分マーカの規則性を検出することによりWWVB又はJJYであると判別できる。WWVBとJJYでは、マーカのbitフォーマットが異なり、中間符号も異なるため混同することはない。WWVBのマーカは中間符号では「0300」で表現される。受信データの中で「0300」に合致する箇所を目立たせると明らかにポジション&正分マーカであることが判別できる。マーカ位置での度数が4となり、明らかにWWVBであることが判別できる。
再び、図7Aを参照すると、標準電波受信装置は、以上のWWVBフォーマット判別処理により判別が成功したと判定された場合(ステップS209)、判別フォーマットを「WWVB」と設定する(ステップS210)。
次に、標準電波受信装置は、該中間符号データがJJYのフォーマットであるか否かを判別するJJYフォーマット判別処理を行う(ステップS211)。ここで、図8Cを参照すると、特徴符号として、JJYのマーカは中間符号では「0003」で表現される。受信データの中で「0003」に合致する箇所を抽出すると明らかにポジション&正分マーカであることが判別できる。マーカ位置での度数が4となり、明らかにJJYであることが判別できる。
再び、図7Aを参照すると、標準電波受信装置は、以上のJJYフォーマット判別処理により判別が成功したと判定された場合(ステップS212)、判別フォーマットを「WWVB」と設定する(ステップS213)。
次に、標準電波受信装置は、該中間符号データがMSFのフォーマットであるか否かを判別するMSFフォーマット判別処理を行う(ステップS214)。ここで、図8Dを参照すると、MSFの場合には、マーカが存在しないため、明らかな特徴を有さないが、bitフォーマットにおいて、DCF77、WWVB、JJYでは存在し得ないbitフォーマットが存在する。すなわち、特徴符号として、UTCとの該当ビットを示すフォーマット(説明の容易性から以降ではUTC0と称する)と、パリティ〜DST領域で1を示すフォーマット(説明の容易性から以降ではDST1と称する)との2つがある。このどちらかのフォーマットが検出された場合、MSFであることが判別可能である。MSFのUTC0は、「03FA」であり、DST1は「03F8」で表現される。受信データの中で、「03FA」及び「03F8」に合致する箇所を目立たせるとMSFのみを検出できることから判別ができる。
再び、図7Aを参照すると、標準電波受信装置は、以上のMSFフォーマット判別処理により判別が成功したと判定された場合(ステップS215)、判別フォーマットを「MSF」と設定する(ステップS216)。一方、何れのフローチャート判別処理によってもフォーマット判別に失敗した場合には、判別フォーマットを「未判別」と設定して(ステップS217)、処理を終了する。
以上の自動フォーマット判別処理についてまとめると、各フォーマットには他のフォーマットにはない特徴をなす特徴符号の出現パターンが存在し、中間符号で構成された受信データ中にその出現パターンを見いだすことにより、DCF77、WWVB、JJY、MSFのいずれのフォーマットであるか判別することが可能となる。いずれのフォーマット検出に関しても、ソフトウェア処理に要する時間は、TCO信号から時刻データを得る全体時間に比べて無視できるほど短いため、DCF77、WWVB、JJY、MSFのいずれのフォーマット検出に要する時間は変わらない。これにより、フォーマット選択を短時間で行うことが可能となり、また、自動チャネル選択で最も良好な周波数チャネルを選択しているため、最良の受信フォーマットで受信することができる。
以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によるデコード方法及び標準電波受信装置によれば、正常なbit同期が行われない問題、ノイズによりTCO波形が乱れ正常なbitデコードが行われない問題、チャネル選択に何らかの制限が発生する問題、フォーマットを自動選択して受信成功までの時間が長いという問題、フォーマットにより自動受信が成功するまでの時間が大幅に異なる問題、受信失敗と判定するまでの時間が長いという問題、複数のフォーマット間で公平に評価できる受信評価指標が無い問題、複数のフォーマットで受信可能な場合、及び最良の受信フォーマットで受信されない場合が発生する問題を含む様々の問題を克服している。
以上の実施例においては、本発明によるデコード方法及び標準電波受信装置を実行又は実装する装置として、標準電波を受信し内部の時刻情報を較正及び表示する時計等の装置について説明されたが、本発明はかかる装置に限定されず、標準電波による時刻データを基にして、スケジュール動作を行う様々の制御機器あるいは家電製品に適用し得る。
4種類の標準電波の時刻データの配列を規定するデータフォーマットを示しているフォーマット図である。 図1Aに示される4つのフォーマットの各々におけるビット符号の波形フォーマットを説明している説明図である。 本発明の実施例を示し、標準電波受信装置の構成を示しているブロック図である。 図2に示される標準電波受信装置において実行される処理手順を示しているフローチャートである。 標準電波JJYに対する統計的ビット同期の方法を説明している。 標準電波MSFに対する統計的ビット同期の方法を説明している。 標準電波DCF77に対する統計的ビット同期の方法を説明している。 標準電波WWVBに対する統計的ビット同期の方法を説明している。 自動チャネル選択処理の詳細の処理手順を示しているフローチャートである。 標準電波の各フォーマットに対する加算値波形を示しているグラフである。 第1の品質評価方法において、加算値のエッジ部分の時間変化の様子を示しているグラフである。 第1の品質評価方法において、スロープ幅と電界強度との相関を示しているグラフである。 第2の品質評価方法において、加算値の平坦部部分の時間変化の様子を示しているグラフである。 第2の品質評価方法において、平坦部の標準偏差と電界強度との相関を示しているグラフである。 第3の品質評価方法において、加算値の平坦部分の時間変化及び隣接差分の変化の様子を示しているグラフである。 第3の品質評価方法において、異なる相対電界強度における隣接差分総和の値をまとめた表である。 第3の品質評価方法において、隣接差分総和と電界強度との相関を示しているグラフである。 自動フォーマット判別処理の詳細の処理手順を示しているフローチャートである。 平均化ビットデコードの方法を説明している説明図である。 TCO信号の符号波形と中間符号との対応関係を説明している説明図ある。 標準電波DCF77のためのフォーマット判別処理の方法を説明している説明図である。 標準電波WWVBのためのフォーマット判別処理の方法を説明している説明図である。 標準電波JJYのためのフォーマット判別処理の方法を説明している説明図である。 標準電波MSFのためのフォーマット判別処理の方法を説明している説明図である。
符号の説明
10 標準電波受信装置
21〜23 RF同調回路
24 キャリア周波数切替回路
30 RF検波回路
40 主処理回路
41 サンプリング回路
42 RAM
43 表示回路
44 マイクロプロセッサ
45 ROM
46 チャネル選択制御回路
51、52 対象エリア

Claims (11)

  1. 搬送波チャネル及びフォーマットを定める複数の仕様の各々に従った信号構成を有する複数の標準電波を受信し、前記標準電波によって搬送されるタイムコード信号を復号するデコード方法であって、
    前記搬送波チャネル毎に得られるタイムコード信号の各々の波形から、前記複数の仕様に共通するビット波形の少なくとも1部を抽出信号として抽出し、この抽出信号に基づいて前記タイムコード信号の各々についてビット同期をなすビット同期ステップと、
    前記ビット波形から、前記搬送波チャネル毎の受信状態の良否を示す評価指標を測定し、前記評価指標に従って前記搬送波チャネルのうちの1つのチャネルを選択するチャネル選択ステップと、
    当該選択されたチャネルのタイムコード信号から前記仕様毎に異なるフォーマットの特徴をなす特徴符号に対応するビット波形を抽出し、前記特徴符号の内容に従って前記チャネルから得られるタイムコード信号の仕様を識別する仕様識別ステップと、
    当該識別された仕様のフォーマットに従って、前記タイムコード信号を時刻データに復号する復号ステップと、
    を含むことを特徴とするデコード方法。
  2. 前記ビット同期ステップは、前記タイムコード信号を、所定ビット周期よりも細かいサンプリング周期でサンプリングして得られるサンプリングデータを前記所定ビット周期毎に畳み込み加算して得られる加算値の波形におけるエッジ部分を前記抽出信号として同期をなすステップであることを特徴とする請求項1記載のデコード方法。
  3. 前記チャネル選択ステップは、前記搬送波チャネルの各々の電界強度と前記ビット波形のエッジ部分の急峻度との相関関係に基づいて、前記急峻度を前記品質指標として測定することを特徴とする請求項2記載のデコード方法。
  4. 前記チャネル選択ステップは、前記搬送波チャネルの各々の電界強度と前記エッジ部分の急峻度から定まるスロープ幅との相関関係に基づいて、前記スロープ幅を前記品質指標として測定することを特徴とする請求項2記載のデコード方法。
  5. 前記チャネル選択ステップは、前記搬送波チャネルの各々の電界強度と、前記エッジ部分を含まない平坦部におけるばらつきとの相関関係に基づいて、前記ばらつきを前記品質指標として測定することを特徴とする請求項2記載のデコード方法。
  6. 前記チャネル選択ステップは、前記ばらつきの大小を表す指標として前記加算値の時間軸上の標準偏差を用いることを特徴とする請求項5記載のデコード方法。
  7. 前記チャネル選択ステップは、前記ばらつきの大小を表す指標として、前記加算値において時間軸上で隣接する加算値の差分の絶対値の総和を用いることを特徴とする請求項5記載のデコード方法。
  8. 前記仕様識別ステップは、前記タイムコード信号から前記仕様毎に異なるフォーマットの各符号に対応するビット波形を、前記異なるフォーマットにわたって一意に識別し得る中間符号に復号するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1記載のデコード方法。
  9. 前記特徴符号は、前記仕様毎に異なるフォーマットにおいてフレーム位置を指示するマーカ符号であることを特徴とする請求項1又は8記載のデコード方法。
  10. 前記ビット同期の得られたタイムコード信号に対して所定ビット周期よりも細かいサンプリング周期でサンプリングして得られるサンプリングデータを所定フレーム周期毎に畳み込み加算して得られる加算値の波形に対して、1つのビット波形に対応する時間を複数の所定区間に分割し前記所定区間毎の戦記加算値の中間値と理想的なタイムコード信号から定まる基準値との比較により、前記1つのビット波形を構成するH又はLのレベルを確定するステップを全てのビットについて繰り返すステップを含むことを特徴とする先行する請求項の何れか1記載のデコード方法。
  11. 搬送波チャネル及びフォーマットを定める複数の仕様の各々に従った信号構成を有する複数の標準電波を受信し、前記標準電波によって搬送されるタイムコード信号を復号して処理する標準電波受信装置であって、
    前記搬送波チャネル毎に得られるタイムコード信号の各々の波形から、前記複数の仕様に共通するビット波形の少なくとも1部を抽出信号として抽出し、この抽出信号に基づいて前記タイムコード信号の各々についてビット同期をなすビット同期手段と、
    前記ビット波形から、前記搬送波チャネル毎の受信状態の良否を示す評価指標を測定し、前記評価指標に従って前記搬送波チャネルのうちの1つのチャネルを選択するチャネル選択手段と、
    当該選択されたチャネルのタイムコード信号から前記仕様毎に異なるフォーマットの特徴をなす特徴符号に対応するビット波形を抽出し、前記特徴符号の内容に従って前記チャネルから得られるタイムコード信号の仕様を識別する仕様識別手段と、
    当該識別された仕様のフォーマットに従って、前記タイムコード信号を時刻データに復号する復号手段と、
    を含むことを特徴とする標準電波受信装置。
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