JP4678057B2 - 時刻情報受信装置、電波時計およびプログラム - Google Patents

時刻情報受信装置、電波時計およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、標準電波を受信してタイムコードを解析する時刻情報受信装置、タイムコードに基づき時刻修正を行う電波時計、および、標準電波の復調信号からタイムコードの解析を行わせるためのプログラムに関する。
以前より、タイムコードが含まれる標準電波を受信して時刻修正を行う電波時計がある。また、世界の各地で送信されている複数の方式の標準電波を受信することのできるマルチバンド対応の電波時計もある。
マルチバンド対応の電波時計においては、何れの送信局の標準電波を受信するのか手動により受信方式を切り換えるものと、自動的に受信方式を切り換えるものとがある。手動により受信方式を切り換えるものでは、世界の各地に移動した際、ユーザにより受信方式の設定を変更操作してもらう必要があり、この操作は頻繁に行われるものでないため操作方法も忘れやすくユーザにとって煩雑なものであった。
一方、受信方式を自動的に切り換えるものでは、一般に、送信局の判別を行わずに受信方式を1つずつ切り替えながら受信が成功するまで電波受信を繰り返すという方式が採用され、このような構成では、無駄な受信処理によって受信時間が長くなったり消費電流が増大したりするという欠点があった。
そこで、従来、マルチバンド対応の電波時計において、標準電波の復調信号から送信局の判別を行って受信方式を決定する幾つかの方法について提案されている。例えば、特許文献1には、一定期間の復調信号から信号レベルがハイレベルだった期間をカウントしたり、1秒間の復調信号に含まれる立ち上がりエッジの数や、1秒の開始に復調信号の立ち上がりエッジが検出されない回数をカウントしたりして送信局を判別する方式が開示されている。
また、特許文献2には、復調信号の立ち上がりエッジを10秒間程度検出して立ち上がり同期となっているか判定したり、復調信号の立ち下がりエッジを10秒間程度検出して立ち下がり同期となっているか判定したりして、送信局を判別する方式が開示されている。
特開2003−121571号公報 国際公開第2005/062137号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1の判別方式では、復調信号を30秒以上100ms単位でサンプリングする必要があり、比較的に長い時間と複雑な処理を要するものであった。さらに、特許文献1や特許文献2の判別方式では、復調信号の劣化によってその立ち上がりエッジや立ち下がりエッジが鈍ってきた場合に、正確な送信局の判別を行うことが困難になるという課題があった。
本発明は、短い時間でタイムコードの種別を判別できるとともに、復調信号が劣化していてもタイムコードの種別を正確に判別できる時刻情報受信装置、電波時計およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
データパルスが所定周期で配されているタイムコードを含んだ標準電波を受信して、当該標準電波の復調信号からタイムコードを解析する時刻情報受信装置において、
前記復調信号の立ち上がり点と立ち下がり点とを判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された複数の立ち上がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち上がり分散量を算出する第1演算手段と、
前記判定手段により判定された複数の立ち下がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち下がり分散量を算出する第2演算手段と、
前記立ち上がり分散量と前記立ち下がり分散量とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づき受信した標準電波に含まれる前記タイムコードの種別を判別する判別手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の時刻情報受信装置において、
前記第1演算手段は、前記判定手段により判定された複数の立ち上がり点のうち、隣接する2個の立ち上がり点の時間間隔と前記所定周期との差分をそれぞれ求め、これら複数の差分から前記立ち上がり分散量を算出し、
前記第2演算手段は、前記判定手段により判定された複数の立ち下がり点のうち、隣接する2個の立ち下がり点の時間間隔と前記所定周期との差分をそれぞれ求め、これら複数の差分から前記立ち下がり分散量を算出することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の時刻情報受信装置において、
前記判定手段は、前記所定周期の9倍〜20倍の時間間隔分の復調信号から複数の立ち上がり点と複数の立ち下がり点とを判定し、
前記第1演算手段と前記第2演算手段とは、前記時間間隔分の復調信号から判定された複数の立ち上がり点と複数の立ち下がり点とから前記立ち上がり分散量と前記立ち下がり分散量とを算出することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の時刻情報受信装置において、
前記第1演算手段は、前記複数の差分の各絶対値の相加平均を前記立ち上がり分散量として算出し、
前記第2演算手段は、前記複数の差分の各絶対値の相加平均を前記立ち下がり分散量として算出することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の時刻情報受信装置において、
前記第1演算手段は、前記複数の差分の各二乗値の相加平均を前記立ち上がり分散量として算出し、
前記第2演算手段は、前記複数の差分の各二乗値の相加平均を前記立ち下がり分散量として算出することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、
時刻を計時する計時手段と、
該計時手段の計時データに基づいて時刻を表示する時刻表示手段と、
請求項1〜5の何れか一項に記載の時刻情報受信装置と、
前記時刻情報受信装置の前記判別手段により判別されたタイムコード種別のフォーマットに従って前記復調信号からタイムコードを判読して時刻情報を求める判読手段と、
前記判読手段により求められた時刻情報に基づき前記計時手段の計時データを修正する時刻修正手段と、
を備えたことを特徴とする電波時計である。
請求項7記載の発明は、
データパルスが所定周期で配されたタイムコードを含んだ標準電波の復調信号が入力されるコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記復調信号の立ち上がり点と立ち下がり点とを判定する判定機能と、
前記判定機能により判定された複数の立ち上がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち上がり分散量を算出する第1演算機能と、
前記判定機能により判定された複数の立ち下がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち下がり分散量を算出する第2演算機能と、
前記立ち上がり分散量と前記立ち下がり分散量とを比較する比較機能と、
前記比較手段の比較結果に基づいて受信した標準電波に含まれる前記タイムコードの種別を判別する判別機能と、
を実現させることを特徴としている。
本発明に従うと、短時間にタイムコードの種別を判別できる。さらに、上記の立ち上がり分散量と立ち下がり分散量とを比較した結果に基づいてタイムコードの種別を判別するので、復調信号が劣化していても比較的正確な判別を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態の電波時計の全体構成を示すブロック図である。 CPUにより実行される電波判別処理の手順を示すフローチャートである。 日本福岡局の標準電波“JJY60”のタイムコードについて立ち上がりエッジの時間間隔と立ち下がりエッジの時間間隔の一例を示した説明図である。 米国の標準電波“WWVB”のタイムコードについて立ち上がりエッジの時間間隔と立ち下がりエッジの時間間隔の一例を示した説明図である。 タイムシフト付加加算処理の対象となるタイムコードの一例を示すデータチャート図である。 図5のタイムコードに対するタイムシフト付加加算処理の内容を説明する図である。 米国の標準電波“WWVB”のタイムコードについてタイムシフト付加加算処理でローレベル期間が現われる組み合わせの一例を示す説明図である。 イギリスの標準電波“MSF”のタイムコードについてタイムシフト付加加算処理の内容の一例を示す説明図である。 判別対象となる3種類のタイムコードの各データパルスの波形を示す説明図であり、その(a)は日本福岡局の標準電波“JJY60”に含まれるタイムコードの各データパルス波形、(b)は米国の標準電波“WWVB”に含まれるタイムコードの各データパルス波形、(c)はイギリスの標準電波“MSF”に含まれるタイムコードの各データパルス波形である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の電波時計の全体構成を示すブロック図である。
この実施の形態の電波時計1は、世界の複数の送信局で送信されている複数種類の標準電波を受信して時刻修正を行うことが可能な時計モジュールである。この電波時計1は、標準電波を受信してタイムコード信号を復調する電波受信部3と、電波受信部3により復調されたタイムコード信号がハイレベルまたはローレベルにあるか比較するコンパレータ21と、タイムコード信号を受けて時刻修正を行ったり時計機能の全体的な制御を行うCPU(中央演算処理装置)22と、例えば指針を回転させたり或いはデジタル表示によって時刻を表示する時刻表示器(時刻表示手段)23と、時刻の計時を行う計時回路(計時手段)24と、計時回路24に一定周波数の信号を供給する発振器25と、CPU22に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)26と、制御データや制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)27等を備えている。
電波受信部3は、標準電波を受信するアンテナ11と、受信信号を増幅するRFアンプ12と、受信信号を中間周波数に変換するミキサ13と、ミキサ13に所定の周波数信号を供給する局部発振器14と、ノイズ除去用の第1ローパスフィルタ15と、中間周波数の信号を増幅するIFアンプ16と、中間周波数の信号を抽出するバンドパスフィルタ17と、中間周波数の信号からタイムコード信号を復調する検波器18と、ノイズ除去用の第2ローパスフィルタ19と、検波されたタイムコード信号(復調信号)の平均的な信号レベルを一定にするためにAGC(自動利得制御)信号を生成してRFアンプ12やIFアンプ16の利得を調整するAGC回路20等を備えている。
上記の構成のうち、電波受信部3、コンパレータ21、CPU22、ROM27およびRAM26により、時刻情報受信装置が構成される。また、CPU22により、判読手段、時刻修正手段、プログラムを実行可能なコンピュータが構成される。
コンパレータ21は、タイムコード信号の信号レベルを所定の閾値と比較して、その比較結果を表わすハイレベル信号またはローレベル信号をCPU22に出力するものである。コンパレータ21の比較閾値は、電波受信部3から送られてくるタイムコード信号のハイレベルとローレベルの中間の信号レベルに設定されている。或いは、ハイレベル寄りの閾値とローレベル寄りの閾値との2つの閾値が設定され、これら2つの閾値によりヒステリシスを持たせてタイムコード信号の信号レベルを比較する構成としても良い。
アンテナ11は、例えば、40kHz、60kHz、75kHzなど、世界の各地で送信されている標準電波の周波数に対応して同調周波数を切り換えることが可能になっている。局部発振器14も受信周波数に対応させてミキサ13に供給する発振信号の周波数を切り換え可能になっている。アンテナ11の同調周波数や局部発振器14の発振信号の周波数の切り換えはCPU22からのチャンネル切換信号(図示略)に基づき行われるようになっている。
ROM27には、計時回路24の計時データに従って時刻表示器23を更新していくことで現在時刻の表示を行う時計機能の処理プログラムに加えて、受信されるタイムコードの種別を判別する電波判別処理プログラム27aと、判別されたタイムコード種別のフォーマットに従ってタイムコードを判読して時刻情報を求めるタイムコード判読処理プログラム27bと、タイムコードから求められた時刻情報に基づいて計時回路24の計時データを修正する時刻修正処理プログラム27cなどが格納されている。
これらの処理プログラムは、ROM27に格納しておくほか、汎用のコンピュータにより読み取り可能な、光ディスク等の可搬型記憶媒体、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等に格納しておき、コンピュータから電波時計1のメモリにダウンロードされるようにしても良い。また、このようなプログラムをキャリアウェーブ(搬送波)を媒体として通信回線やコンピュータを介して電波時計1のメモリにダウンロードされる形態を適用することもできる。
CPU22は、常時は、時計機能の処理プログラムを実行しているが、所定時刻になった場合やユーザからの操作入力があった場合など、所定の条件が成立した場合に、上記の処理プログラム27a〜27cを実行するようになっている。タイムコード判読処理と時刻修正処理については周知の技術なので詳細な説明は省略する。
次に、上記の電波判別処理プログラム27aの後半部分で実行される60kHz標準電波判別処理について詳細に説明する。この60kHz標準電波判別処理の前段において、CPU22は、先ず、受信チャンネルを切り換えて何れの周波数帯の電波が到来しているかを判別し、60kHzの標準電波が到来していると判別された場合に、この60kHz標準電波判別処理を実行するようになっている。
図2には、CPU22により実行される60kHz標準電波判別処理のフローチャートを示す。
60kHz標準電波判別処理は、60kHzで送信されている標準電波が日本福岡局の標準電波“JJY60”か、米国局の標準電波“WWVB”か、イギリス局の標準電波“MSF”かを判別するものである。
60kHz標準電波判別処理が開始されると、CPU22は、先ず、ステップS1において、コンパレータ21の出力を(n+1)秒間取り込みながら、この期間におけるタイムコード信号の立ち上がりと立ち下がりのエッジ判定を行う(判定手段)。エッジ判定を行う期間は、短すぎるとタイムコードの判別精度が悪くなる一方、長すぎると判別処理にかかる時間や電流消費が増大する。両者の兼ね合いから、エッジ判定を行う期間は9秒〜20秒、より好ましくは10秒〜15秒とすると良い。この実施形態では、11秒(n=10)としている。
エッジ判定が完了したら、続くステップS2〜S6において、CPU22は、第1の電波判別処理として復調したタイムコード信号が“JJY60”のものか、または、“WWVB”或いは“MSF”のものかを判別する処理を行う。すなわち、ステップS2,S3において、ステップS1で判定したタイムコード信号の複数の立ち上がりエッジと複数の立ち下がりエッジとから指定の演算処理を行う。次に、ステップS4で、これらの算出値を比較する。そして、この比較結果によって、復調したタイムコード信号を“JJY60”のものである判断したり(ステップS5)、“WWVB”或いは“MSF”のものであると判断したりする(ステップS6)。ここで、これらテップS2〜S6の第1の電波判別処理について詳細に説明する。
[第1の電波判別処理]
図3には、標準電波“JJY60”のタイムコードの立ち上がりエッジの時間間隔と立ち下がりエッジの時間間隔とを表わした説明図を、図4には、標準電波“WWVB”のタイムコードの立ち上がりエッジの時間間隔と立ち下がりエッジの時間間隔とを表わした説明図を示す。また、図9には、3種類の標準電波(a)“JJY60”,(b)“WWVB”,(c)“MSF”のタイムコードを構成する各データパルス波形を表わした説明図を示す。
図9(a)に示すように、標準電波“JJY60”のデータパルスは、1秒の始点t0にデータパルスの立ち上がりエッジがあり、パルス幅によって3種類のデータ(マーカ“M”およびポジションマーカ“P”、データ値“1”,“2”)が表わされるようになっている。一方、図9(b),(c)に示すように、標準電波“WWVB”,“MSF”のデータパルスは、1秒の始点t0にデータパルスの立ち下がりエッジがあり、パルス幅やパルス波形によって3種類又は5種類のデータ(マーカ“M”,“P”、データ値“1”,“0”,“00”,“01”,“10”,“11”)が表わされるようになっている。そして、これらのデータパルスが1秒周期で60個配列されて1セットのタイムコードが構成されている。
第1の電波判別処理においては、図9(a)に示したように“JJY60”のタイムコードが1秒の始点t0にデータパルスの立ち上がりエッジが揃っている一方、図9(b),(c)に示すように“WWVB”と“MSF”のタイムコードが1秒の始点t0にデータパルスの立ち下がりエッジが揃っていることを利用して、これらのタイムコードの種別を判別するようになっている。
第1の電波判別処理では、まず、図2のステップS2において、CPU22はステップS1で判定した複数の立ち上がりエッジのうち、隣接する2個の立ち上がりエッジを1組としてそれらの時間間隔Tr1〜Trn(図3,図4参照)とパルス周期“1s”との差分、ならびに、これら複数の差分の散ばり具合を表わす立ち上がり分散量として、各差分の絶対値の相加平均を次式(1)のように算出する(第1演算手段)。この実施形態では、10個のエッジ間隔Tr1〜Tr10から立ち上がり分散量を算出している。
Figure 0004678057
続いて、図2のステップS3において、CPU22はステップS1で判定した複数の立ち下がりエッジのうち、隣接する2個の立ち下がりエッジを1組としてそれらの時間間隔Tf1〜Tfn(図3,図4参照)とパルス周期“1s”との差分、ならびに、これら複数の差分の散ばり具合を表わす立ち下がり分散量として、各差分の絶対値の相加平均を次式(2)のように算出する(第2演算手段)。この実施形態では、10個のエッジ間隔Tf1〜Tf10から立ち下がり分散量を算出している。
Figure 0004678057
ここで、受信した標準電波が“JJY60”である場合、図3に示すように、理想的なタイムコード信号の波形では、立ち上がりエッジが1秒周期で揃っているため、式(1)の立ち上がり分散量は「0」となる。一方、立ち下がりエッジは1秒周期に対してバラツキがあるので、式(2)の立ち下がり分散量は「0.27」など、0以上の値となる。“JJY60”のタイムコードにおいては、同じデータ値(例えば“0”)が連続して配置される場合でも、パルス幅の小さなポジションマーカパルスが10秒間に一回は配置されるので、10個のエッジ間隔Tf1〜Tf10には必ずばらつきが生じる。
また、受信した標準電波が“WWVB”である場合、図4に示すように、理想的なタイムコード信号の波形では、立ち下がりエッジが1秒周期で揃っているため、式(2)の立ち下がり分散量は「0」となる。一方、立ち上がりエッジは1秒周期に対してバラツキがあるので、式(1)の立ち上がり分散量は「0.27」など、0以上の値となる。“WWVB”のタイムコードにおいては、同じデータ値(例えば“0”)が連続して配される場合でも、パルス幅の異なるポジションマーカパルスが10秒に一回は配置されるので、10個のエッジ間隔Tr1〜Tr10には必ずばらつきが生じる。
また、受信した標準電波が“MSF”である場合、基本的には上記“WWVB”と同様のことが言える。ただし、“MSF”のデータパルスには、図9(c)の“01”データパルスのように、1個のデータパルスの途中に立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとを有するデータパルスが含まれるため、このデータパルスを受信した場合には、立ち下がり分散量は0以上の値となる。しかしながら、このデータパルスを受信した場合には、その途中にある余分な立ち上がりエッジにより、立ち上がり分散量にも同様の値が加算されることとなる。したがって、立ち下がり分散量と立ち上がり分散量の両者を比較した場合、データパルスの途中にあるエッジの影響はほぼ相殺されることとなる。
なお、ステップS3のエッジ判定の処理において、コンパレータ出力にパルス幅が0.1秒程度の短いハイレベルパルスが含まれる場合に、このハイレベルパルスをノイズとみなしてその始端と終端のエッジは無視するようにすることで、“MSF”のタイムコードに含まれるデータ値“01”のデータパルスの途中の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの影響を排除するようにしても良い。
上記のように立ち上がり分散量と立ち下がり分散量とを算出したら、次に、図2のステップS4において、CPU22は、次式(3)に示すように立ち上がり分散量と立ち下がり分散量との比較を行う(比較手段)。
Figure 0004678057
立ち上がり分散量と立ち下がり分散量とは、上記のように“JJY60”のタイムコードであれば後者の方が大きくなるため、このステップS4の比較結果は“YES”となる。一方、“MSF”又は“WWVB”のタイムコードであれば前者の方が大きくなるため、このステップS4の比較結果は“NO”となる。
標準電波の電界強度が低下して信号波形が劣化したりノイズの混入が多くなった場合には、データパルスの立ち上がりエッジや立ち下がりエッジの判定タイミングには揺らぎが生じる。そのため、理想的な波形のタイムコードであれば、立ち上がり分散量又は立ち下がり分散量の一方が「0」となる場合でも、実際のタイムコードではその算出値は0以上の値となる。しかしながら、上記の判定タイミングの揺らぎによって、もう一方の分散量の値も、理想的な波形の場合の算出値よりも大きくなることが殆どであり、逆に理想的な波形の場合の算出値よりも小さくなることは少ない。従って、信号波形が極端に劣化している場合でなければ、上記式(3)の比較結果は理想的な波形の場合と一致する。
従って、ステップS4の比較結果が“YES”であればCPU22は“JJY60”のタイムコードと判断し(ステップS5)、比較結果が“NO”であればCPU22は“WWVB”或いは“MSF”のタイムコードであると判断する(ステップS6)。これらステップS5,S6の処理が判別手段として機能する。
ステップS5で標準電波“JJY60”と判断したら、タイムコードの種別は一意に決定されるので、このままこの60kHz標準電波判別処理を終了する。一方、ステップS6で標準電波“WWVB”或いは“MSF”と判断したら、タイムコードの種別は未だ一意に決まらないので、ステップS7〜S11の第2の電波判別処理を行って、復調したタイムコード信号が“WWVB”のものか、または、“MSF”のものかを判別する。次に、ステップS7〜S11の第2の電波判別処理について詳細に説明する。
[第2の電波判別処理]
図5には、タイムシフト付加加算処理の対象となるタイムコード信号の一例を示すデータチャート図を、図6には、図5のタイムコード信号に対するタイムシフト付加加算処理の内容を説明する図を示す。
第2の電波判別処理においては、図9(b),(c)に示すように、“WWVB”のタイムコードにはデータパルスの500msの時点以降にローレベルが現われるデータパルスがあるのに対して、“MSF”のタイムコードでは全てのデータパルスが500msの時点以降が全てハイレベルになっていることを利用して、“WWVB”または“MSF”のタイムコード種別を判別するようになっている。
第2の電波判別処理に移行すると、先ず、ステップS7において、CPU22は、ステップS1でエッジ判定して得られたタイムコード信号の個々のデータパルスに対してタイムシフト付加加算の計算を実施する。タイムシフト付加加算とは、1個のデータパルスと、次のデータパルスを500msタイムシフトしたものとを、1秒間にわたって論理和演算するものである。例えば、ステップS1のエッジ判定により図5のタイムコード信号が得られた場合、図6(a)に示すように、先ず、1番目のデータパルスp1と、2番目のデータパルスp2を500msタイムシフトしたものとで、データパルスp1の始端から1秒間にかけて論理和演算を行う。論理和演算の結果、少なくとも何れか一方がハイレベルとなる期間の計算結果はハイレベル、両方ともローレベルとなる期間の計算結果はローレベルとなる。
1回のタイム付加加算の計算処理を実行したら、次のステップS8において、その計算結果が始端から終端まで全てハイレベル(論理値“1”)か否かを判別する。そして、図6(a)の計算結果のように全てハイレベルであれば、ステップS9に移行して、計算処理をN回(例えば10回)以上行ったか否かを判別する。さらに、未だ、N回に達していなければ、ステップS7に戻って、次のデータパルスに対してタイムシフト付加加算の計算を実施する。一方、ステップS8の判別処理で、計算結果が何れかの期間にローレベル(論理値“0”)があると判別されれば、“NO”側に移行する。
図5のタイムコード信号の場合、図6(a)に示したように1回目のタイムシフト付加加算の計算結果が全てハイレベルであるので、ステップS7に戻って、次のデータパルスp2に対するタイムシフト付加加算の計算を行う(図6(b))。さらに、図5のタイムコード信号の場合、その後、計算結果が全てハイレベルとなって、6番目のデータパルスp6までタイムシフト付加加算の処理が続けられる(図6(c))。
一方、図5のタイムコード信号では、8番目のデータパルスp8がハイレベルのパルス幅の小さなマーカパルスであるため、7番目のデータパルスp7と8番目のデータパルスp8のタイム付加加算の計算では、何れかにローレベルが現われる計算結果となる(図6(d))。従って、この7回目のタイムシフト付加加算処理の後のステップS8の分岐処理で“NO”側に移行する。
図7は、“WWVB”のタイムコードについてタイムシフト付加加算処理でローレベル期間が現われる組み合わせの一例を示した説明図、図8は、“MSF”のタイムコードについてタイムシフト付加加算処理の一例を示す説明図である。
ステップS1で得られたタイムコード信号が標準電波“WWVB”のものである場合、マーカパルス“M”やポジションマーカパルス“P”は、ハイレベルのパルス幅が200msと狭いため、図7(a)〜(d)に示すように、このデータパルスが現われるタイムシフト付加加算の処理では、必ず、1秒間の何れかの期間がローレベルとなる計算結果が得られる。また、マーカパルス“M”やポジションマーカパルス“P”は、10秒間に必ず1回は現われるデータパルスなので、連続する10回のタイムシフト付加加算を行えば、少なくとも1回は1秒間の何れかの期間にローレベルが現われる計算結果が得られ、それにより、ステップS8の判別処理で“NO”側へ移行される。
一方、ステップS1で得られたタイムコード信号が標準電波“MSF”のものである場合、ハイレベルのパルス幅が一番狭いマーカパルス“M”でもパルス幅は500msあるため、図8(a)〜(d)に示すように、このデータパルスが現われるタイムシフト付加加算でも計算結果は1秒間の全てがハイレベルとなるものとなる。従って、標準電波“MSF”のタイムコード信号に対しては、10回以上のタイムシフト付加加算を行っても、全てハイレベルとなる計算結果のみが得られ、それにより10回の計算処理の後にステップS9の判別処理で“YES”側に移行される。
従って、ステップS8の判別処理で“NO”側に移行したらタイムコード信号が“WWVB”のものであると判断する(ステップS11)。一方、ステップS9の判別処理で“YES”側へ移行したらタイムコード信号が“MSF”のものであると判断する(ステップS10)。そして、この60kHz標準電波判別処理を終了する。このような判別処理によって、60kHzの標準電波のタイムコード種別が一意に判別される。
なお、図6〜図8の例では、データパルスの秒同期点(コンマ0秒の立ち下がり点)を始点とした1秒間の信号と、次の1秒間のデータパルス信号を500msシフトした信号とを論理和演算を行っているが、演算対象のデータパルスの取り方には種々のバリエーションがある。例えば、データパルスの秒同期点を始点とした1秒間の信号と、この1秒間の同一の信号を500msシフトした信号とを論理和演算するようにしても良い。
また、タイムコードの任意の時点を第1の始点とする1秒間の信号と、この第1の始点から500ms遅れた時点を第2の始点とする1秒間の信号とを、上記第1の始点と第2の始点とが重なるようにタイムシフトして論理和演算するようにしても良い。或いは、タイムコードの任意の時点を第1の始点とする1秒間の信号と、この第1の始点から1500ms遅れた時点を第2の始点とする1秒間の信号とを、上記第1の始点と第2の始点とが重なるようにタイムシフトして論理和演算するようにしても良い。このような演算方法とすることで、例えば、データパルスの秒同期点が正確に認識されていなくても、タイムコード信号が“MSF”のものであるのか、“WWVB”のものであるのか、問題なく判別することができる。
上述した60kHz標準電波判別処理(図2)によりタイムコード種別が一意に判別されたら、次いで、CPU22は、タイムコード判読処理プログラム27bと時刻修正処理プログラム27cとを実行して、タイムコードから時刻情報を求めるとともに、計時回路24の時刻データをタイムコードの時刻情報によって修正することとなる。
以上のように、この実施の形態の電波時計1によれば、上記の第1の電波判別処理によって、10秒程度の短い時間の電波受信でタイムコードが“JJY60”のものか、または、“WWVB”或いは“MSF”のものかを判別することができる。また、この第1の電波判別処理によれば、立ち上がり分散値と立ち下がり分散値とを比較することでタイムコードの種別の判別を行うので、電波の電界強度が弱くて復調したタイムコード信号の信号波形が劣化していたりノイズの混入があったりする場合でも、比較的正確にタイムコードの種別を判別することができる。
また、上記の第1電波判別処理では、タイムコード信号中の隣接する立ち上がりエッジ間の各時間間隔Tr1〜Tr10と、隣接する立ち下がりエッジ間の各時間間隔Tf1〜Tf10とを求め、これらから立ち上がり分散量と立ち下がり分散量を算出する構成なので、例えば、2個や3個離れた立ち上がりエッジ間の時間間隔を演算に使用する場合と比較して、タイムコード信号の立ち上がりエッジの分散量と立ち下がりエッジの分散量との差異をはっきりと表わすことができ、タイムコードの種別を効率的に判別することができる。
また、立ち上がり分散量として、立ち上がりエッジの時間間隔Tr1〜Tr10とパルス周期(1s)との差分の各絶対値の相加平均を算出し、立ち下がり分散量として、立ち下がりエッジの時間間隔Tf1〜Tf10とパルス周期(1s)との差分の各絶対値の相加平均を算出しているので、負荷の小さな演算処理により上記差分の散ばり具合を求めることができる。
なお、立ち上がり分散量や立ち下がり分散量として、上記差分の各二乗値の相加平均を採用することもできる。この場合、演算処理の負荷はやや大きくなるものの上記差分の散ばり具合をより大きく算出結果に反映させることができる。
また、上記の第2電波判別処理により、10秒程度の短い時間の電波受信によって標準電波が“WWVB”のものか、または、“MSF”のものかを判別することができるので、これにより、60kHzの標準電波の種別を3種類の中から一意に判別することができる。
従って、この実施形態の電波時計1によれば、ユーザが電波時計1を携帯して世界の各地に移動した際に、ユーザは煩雑な設定変更の操作を行うことなく、自動的に各地の標準電波の種別を判別して、当該標準電波から時刻情報を得ることができる。さらに、標準電波の判別には短時間の電波受信しか要さないので、判別処理の後にすぐに電波受信処理を実行して速やかな時刻修正が可能となり、さらに、不要な電波受信処理が省かれるので電流消費量の低減が図られることとなる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、第1の電波判別処理により判別される標準電波として、60kHzの標準電波“MSF”,“WWVB”,“JJY60”を例示したが、他の周波数で立ち上がり同期の標準電波と立ち下がり同期の標準電波とがあれば、同様の方法によりこれら2種類の標準電波の判別を行うことができる。
また、上記実施の形態の第1の電波判別処理では、タイムコード信号の隣接する2個の立ち上がりエッジの時間間隔と、データパルスの周期(1s)との差分から、立ち上がり分散量を演算しているが、例えば、タイムコード信号中の複数の立ち上がりエッジのうち2個や3個離れた立ち上がりエッジの時間間隔と、データパルスの周期(1s)の2倍や3倍との差分から、立ち上がり分散量を演算するようにしても良い。立ち下がり分散量についても同様である。
また、上記実施の形態の第1の電波判別処理では、立ち上がり分散量や立ち下がり分散量を、その前段で算出した複数の差分値の各絶対値の相加平均や各二乗値の相加平均から求めた例を示したが、その他、上記の差分値の散らばり具合が反映される量であれば、どのような演算式を適用しても良い。
また、上記実施の形態では、電波判別処理を電波受信処理の前段で常に行うように説明したが、例えば、1回目の電波受信処理は前回の受信が成功した方式で行い、1回目の電波受信処理で正常受信できなかった場合に電波判別処理を実行してから再度の電波受信処理を実行するように構成しても良い。また、上記実施形態では、コンパレータによりタイムコード信号のエッジ判定を行っているが、タイムコード信号を所定のサンプリングレートでAD変換してCPU22に取り込み、このAD変換されたデータからCPU22がエッジ判定を行うように構成しても良い。その他、実施の形態で具体的に示した細部は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 電波時計
3 電波受信部
11 アンテナ
21 コンパレータ
22 CPU
23 時刻表示器
24 計時回路
25 発振器
26 RAM
27 ROM
27a 電波判別処理プログラム
27b タイムコード判読処理プログラム
27c 時刻修正処理プログラム

Claims (7)

  1. データパルスが所定周期で配されているタイムコードを含んだ標準電波を受信して、当該標準電波の復調信号からタイムコードを解析する時刻情報受信装置において、
    前記復調信号の立ち上がり点と立ち下がり点とを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された複数の立ち上がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち上がり分散量を算出する第1演算手段と、
    前記判定手段により判定された複数の立ち下がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち下がり分散量を算出する第2演算手段と、
    前記立ち上がり分散量と前記立ち下がり分散量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づき受信した標準電波に含まれる前記タイムコードの種別を判別する判別手段と、
    を備えたことを特徴とする時刻情報受信装置。
  2. 前記第1演算手段は、前記判定手段により判定された複数の立ち上がり点のうち、隣接する2個の立ち上がり点の時間間隔と前記所定周期との差分をそれぞれ求め、これら複数の差分から前記立ち上がり分散量を算出し、
    前記第2演算手段は、前記判定手段により判定された複数の立ち下がり点のうち、隣接する2個の立ち下がり点の時間間隔と前記所定周期との差分をそれぞれ求め、これら複数の差分から前記立ち下がり分散量を算出することを特徴とする請求項1記載の時刻情報受信装置。
  3. 前記判定手段は、前記所定周期の9倍〜20倍の時間間隔分の復調信号から複数の立ち上がり点と複数の立ち下がり点とを判定し、
    前記第1演算手段と前記第2演算手段とは、前記時間間隔分の復調信号から判定された複数の立ち上がり点と複数の立ち下がり点とから前記立ち上がり分散量と前記立ち下がり分散量とを算出することを特徴とする請求項2記載の時刻情報受信装置。
  4. 前記第1演算手段は、前記複数の差分の各絶対値の相加平均を前記立ち上がり分散量として算出し、
    前記第2演算手段は、前記複数の差分の各絶対値の相加平均を前記立ち下がり分散量として算出することを特徴とする請求項2記載の時刻情報受信装置。
  5. 前記第1演算手段は、前記複数の差分の各二乗値の相加平均を前記立ち上がり分散量として算出し、
    前記第2演算手段は、前記複数の差分の各二乗値の相加平均を前記立ち下がり分散量として算出することを特徴とする請求項2記載の時刻情報受信装置。
  6. 時刻を計時する計時手段と、
    該計時手段の計時データに基づいて時刻を表示する時刻表示手段と、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の時刻情報受信装置と、
    前記時刻情報受信装置の前記判別手段により判別されたタイムコード種別のフォーマットに従って前記復調信号からタイムコードを判読して時刻情報を求める判読手段と、
    前記判読手段により求められた時刻情報に基づき前記計時手段の計時データを修正する時刻修正手段と、
    を備えたことを特徴とする電波時計。
  7. データパルスが所定周期で配されたタイムコードを含んだ標準電波の復調信号が入力されるコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記復調信号の立ち上がり点と立ち下がり点とを判定する判定機能と、
    前記判定機能により判定された複数の立ち上がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち上がり分散量を算出する第1演算機能と、
    前記判定機能により判定された複数の立ち下がり点の時間間隔と前記所定周期に係る時間との差分、および、複数の当該差分の散ばり具合を表わす立ち下がり分散量を算出する第2演算機能と、
    前記立ち上がり分散量と前記立ち下がり分散量とを比較する比較機能と、
    前記比較手段の比較結果に基づいて受信した標準電波に含まれる前記タイムコードの種別を判別する判別機能と、
    を実現させるプログラム。
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