JP2006153429A - 恒温流体供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度変動が発生するおそれのある冷却流体を用いながら、恒温流体の温度変動を十分に小さくして温度制御の精度を向上させる。
【解決手段】 恒温流体供給システムにおいて、温度調整されていない冷却流体101の供給を受け、温度が安定した第1の恒温流体102を供給する第1の恒温流体供給装置10と、第1の恒温流体供給装置10からの第1の恒温流体102を冷却流体として用い、第1の恒温流体102よりも安定した温度の第2の恒温流体103を供給する第2の恒温流体供給装置20とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体製造装置等に用いられ、対象機器の温度を高精度に制御するための恒温流体供給システムに関する。
従来、恒温流体供給装置では、冷却流体,恒温流体に水を用いることが多く、このような装置のことをここでは恒温水ユニットと呼ぶ。恒温を保つ必要のある機器は、内部に恒温水の流路を用意し、恒温水ユニットから供給される恒温水を循環させることで機器の恒温状態の維持を実現する。機器と恒温水との間で熱平衡状態になることで機器の温度を安定させることができる。従って、機器の温度を高精度に安定させる場合は、恒温水の温度を高精度に制御する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
恒温水の温度を高精度に制御するためには、外乱となる熱の出入りを減らさなければならない。外乱の中で恒温水の温度に影響を与える因子に冷却水の温度変化が挙げられる。冷却水には、通常市水や工場の循環水が用いられている。それらの水は温度管理されていないので温度変化を生じる。この冷却水の温度変動によって、恒温流体供給装置での設定温度が一定でも恒温水の温度が変動する。
このような例は、例えばチラーユニットの冷却水の温度変動などで顕著である。市水や工場の循環水は外気温などに影響されやすく、1日で10℃程度の温度が変動する場合がある。この影響により恒温水の温度が変化し、対象機器の温度制御の精度が低下する。
実開平5−25190号公報
このように、従来の恒温流体供給装置においては、外部から供給される冷却水の温度変動により恒温流体の温度が変動するという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、温度変動が発生するおそれのある冷却流体を用いながら、恒温流体の温度変動を十分に小さくして温度制御の精度を向上させることができる恒温流体供給システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次のような構成を採用している。
即ち、本発明の一態様は、恒温流体供給システムであって、入力側に温度調整されていない冷却流体が供給され、出力側から温度が安定した第1の恒温流体を供給する第1の恒温流体供給装置と、入力側に前記第1の恒温流体が供給され、出力側から前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第2の恒温流体を供給する第2の恒温流体供給装置と、を具備してなることを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、被恒温体の第1の部分と第2の部分をそれぞれ所定の温度に制御するための恒温流体供給システムであって、入力側に温度調整されていない冷却流体が供給され、出力側から温度が安定した第1の恒温流体を供給し、且つ前記第1の恒温流体の一部を前記第1の部分に供給する第1の恒温流体供給装置と、入力側に前記第1の恒温流体の残りの一部が供給され、出力側から前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第2の恒温流体を前記第2の部分に供給する第2の恒温流体供給装置と、を具備してなることを特徴とする。
ここで、本発明の望ましい実施態様としては、次のものがあげられる。
(1) 第1の恒温流体供給装置は、蒸発器と凝縮器を持つ冷却機構を用いて構成され、冷却流体と第1の恒温流体との間で熱交換を行うものであり、第1の恒温流体供給装置の入力側としての廃熱側に冷却流体の流路が形成され、第1の恒温流体供給装置の出力側としての冷却側に第1の恒温流体の流路が形成されている。
(2) 第2の恒温流体供給装置はペルチェ素子を用いて構成されたものであり、ペルチェ素子の入力側としての廃熱面側に第1の恒温流体の流路が形成され、ペルチェ素子の出力側としての吸熱面側に第2の恒温流体の流路が形成されている。
(3) ペルチェ素子は複数個設けられ、第2の恒温流体供給装置は温度の異なる第2の恒温流体をそれぞれ供給するものである。
(4) 第1の恒温流体の温度制御精度を設定温度±0.1℃以下とし、第2の恒温流体の温度制御精度を設定温度±0.01℃以下とした。
(5) 第2の恒温流体は被恒温体に供給され、第2の恒温流体供給装置と被恒温体との間の流路は、断熱材で断熱されている。
また、本発明の別の一態様は、被恒温体の第1の部分と第2の部分をそれぞれ所定の温度に制御するための恒温流体供給システムであって、入力側に温度調整されていない冷却流体が供給され、出力側から温度が安定した第1の恒温流体を供給する第1の恒温流体供給装置と、入力側に前記第1の恒温流体が供給され、出力側から前記第1の部分に、前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第2の恒温流体を供給する第2の恒温流体供給装置と、入力側に前記第1の恒温流体が供給され、出力側から前記第2の部分に、前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第3の恒温流体を供給する第3の恒温流体供給装置と、を具備してなることを特徴とする。
ここで、本発明の望ましい実施態様としては、次のものがあげられる。
(1) 第2の恒温流体供給装置による第2の恒温流体の温度と、第3の恒温流体供給装置による第3の恒温流体の温度とは異なる値に設定されている。
(2) 第1の恒温流体供給装置は、蒸発器と凝縮器を持つ冷却機構を用いて構成され、冷却流体と第1の恒温流体との間で熱交換を行うものであり、第1の恒温流体供給装置の入力側としての廃熱側に前記冷却流体の流路が形成され、第1の恒温流体供給装置の出力側としての冷却側に第1の恒温流体の流路が形成されている。
(3) 第2の恒温流体供給装置及び第3の恒温流体供給装置はペルチェ素子を用いて構成されたものであり、ペルチェ素子の入力側としての廃熱面側に第1の恒温流体の流路が形成され、ペルチェ素子の出力側としての吸熱面側に第2の恒温流体又は第3の恒温流体の流路が形成されている。
(4) 第1の恒温流体の温度制御精度を設定温度±0.1℃以下とし、第2の恒温流体及び第3の恒温流体の温度制御精度を設定温度±0.01℃以下とした。
(5) 第2の恒温流体及び第3の恒温流体と被恒温体との間の流路は、断熱材で断熱されている。
本発明によれば、蒸発器と凝縮器を持つ冷却機構等を備えた第1の恒温流体供給装置により、温度変動が発生するおそれのある冷却流体に対し、熱交換を利用して第1の恒温流体の温度変動を小さくすることができる。そして、この第1の恒温流体を冷却流体として用い、ペルチェ素子等を用いた第2の恒温流体供給装置により該装置から外部機器に供給される第2の恒温流体の温度変動を十分に小さくすることができる。従って、外部機器の精度良い恒温化を実現することが可能となる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図である。
図中の10は第1の恒温流体供給装置であり、この装置10の入力側には市水や工場の循環水である冷却水(冷却流体)101が供給され、出力側からは第1の恒温水(第1の恒温流体)102が出力される。図中の20は第2の恒温流体供給装置であり、この装置20の入力側には恒温水102が冷却水として供給され、出力側からは第2の恒温水(第2の恒温流体)103が出力される。そして、恒温水103は外部機器(被恒温体)30に供給されて外部機器30を恒温化するものとなっている。
ここで、恒温流体供給装置10,20は可撓性の接続ホースにより接続され、着脱可能となっている。同様に、恒温流体供給装置20と外部機器30とは接続ホースにより接続され、互いに着脱可能となっている。そして、恒温水102は第1の恒温流体供給装置10と第2の恒温流体供給装置20との間で循環し、恒温水103は第2の恒温流体供給装置20と外部機器30との間で循環するようになっている。
また、恒温水103の流路、即ち第2の高温流体供給装置20と外部機器30との間のホースは、外部からの影響を受けないように断熱材でカバーリングされている。さらに、外部機器30は温度管理された部屋の中に設置されている。
第1の恒温流体供給装置10は、図2に示すように、蒸発器と凝縮器を有し熱交換を利用することにより恒温化するようになっている。即ち、恒温流体供給装置10は、凝縮器11、蒸発器12、圧縮器13、電磁弁14、電磁弁15、温度計16、コントローラ17、ポンプ18を備えて構成される。
恒温流体供給装置10に供給される冷却水101は、凝縮機11を冷却するために用いられる。恒温水102は蒸発器12により冷却され温度調整されて、高温流体供給装置20との間で循環される。蒸発器12の出力側の恒温水流路には温度計16が設置されている。コントローラ17には、恒温水102の設定温度が入力されると共に、温度計16による恒温水102の検出温度が入力される。そして、設定温度と検出温度との差に基づいて、コントローラ17により電磁弁14,15の開閉量を制御することによって蒸発器12の出力を制御する。これにより、恒温水102の温度を設定温度に保つようになっている。
第2の恒温流体供給装置20は、図3に示すように、ペルチェ素子21を用いてより高精度に恒温化をはかるものである。ペルチェ素子21の廃熱側(入力側)には恒温水102を流すための流路22が接続され、吸熱側(出力側)には恒温水103を流すための流路23が接続されている。これにより、ペルチェ素子21は温度が比較的安定した恒温水102により冷却されると共に、恒温水103はペルチェ素子21により極めて安定した温度に冷却されるようになっている。
なお、図には示さないが、ペルチェ素子21は廃熱側の恒温水102の温度が安定しているため、通電電流の制御のみで恒温水103の恒温化が可能である。但し、より厳密な恒温化を行うためには、流路23のペルチェ素子21の下流側に温度センサ24を設け、この温度センサ24の出力をペルチェ素子21の電源25にフィードバックする。そして、温度センサ24による検出温度に応じてペルチェ素子21の通電電流を制御するようにすればよい。
また、上記の温度センサ24に加え、別の温度センサを外部機器の温度制御すべきポイントに設置し、2つの温度センサの検出温度に応じてペルチェ素子21の通電電流を制御するようにしても良い。
本実施形態の構成においては、第1の恒温流体供給装置10では、冷却水101として10℃程度の温度変動のある通常市水や工場の循環水を用いているので、恒温水102の温度変動を1/100℃以下に抑えることはできないが、1/10℃以下程度に抑えることはできる。そして、第1の恒温流体供給装置10によりある程度恒温化(1/10℃以下)された恒温水102を第2の恒温流体供給装置20の冷却水として用いることにより、恒温水103の十分な恒温化が可能となる。その結果、恒温水103の温度変動を1/100℃以下に抑えることができる。
具体的には、第1の高温流体供給装置10の処理能力を400W,5l/minとしたところ、恒温水102を25℃±0.1℃に制御できた。さらに、これに加えて第2の高温流体供給装置20の処理能力を100W,5l/minとしたところ、恒温水103を25℃±0.01℃に制御することができた。
従って、電子ビーム描画装置の真空チャンバなど、高精度の温度制御が要求される外部機器30に対しても、冷却水101の温度変動の影響無しに安定した恒温化をはかることができる。また、第2の恒温流体供給装置20としてペルチェ素子21を用いているため、恒温流体供給装置20の小型化をはかることができると共に、極めて高い精度の恒温化を行うことができる。さらに、ペルチェ素子21を複数個用いることも可能であり、この場合は外部機器30の複数箇所を個別に異なる温度に制御することができる。
また、第1及び第2の恒温流体供給装置10,20はホースにより接続されているので、一方が故障した際には、故障した装置を取り替えることにより、復旧に要する期間及びコストを低減することができる。また、第1及び第2の恒温流体供給装置10,20は、各々同様の機能を有する装置に置き換えることも可能である。
例えば、第1の恒温流体供給装置10として、図4に示すように、通常の熱交換を利用したものを用いることも可能である。なお、図中の43は熱交換器、46は温度計、47はコントローラ、48はポンプを示している。この装置の場合、温度計46による検出温度に応じてコントローラ47で、例えば冷却水101の流量を制御することにより、恒温水102の温度を制御することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態は、第1の恒温流体供給装置10から供給される第1の恒温水102の一部を分岐させている。分岐させた恒温水102の一方は第2の高温流体供給装置20に供給され、他方は外部機器301に供給される。つまり、分岐させた第1の恒温水102の一部が外部機器301との間で循環するようになっている。これにより、外部機器30ほど厳密ではないが、外部機器301をある程度恒温化することができる。
なお、第1の温度流体供給装置10は、冷却能力を大きくすることが比較的容易であるため、恒温水102の流路を分割して複数の流路を形成することは十分に可能である。また、外部機器30,301は、例えば電子ビーム露光装置の異なる部分である。一例として外部機器30は試料チャンバや電子光学鏡筒であり、外部機器301は高精度な温度制御は要求されないが発熱量が大きい電源部分である。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態は、第2の恒温流体供給装置20以外に、別の第2の恒温流体供給装置201,202を設け、3つの恒温流体供給装置20,201,202により外部機器30,301,302をそれぞれ恒温化するものである。
即ち、第1の恒温水102は3つに分岐され、一つは恒温流体供給装置20に供給され、もう一つは恒温流体供給装置201に供給され、残りは恒温流体供給装置202に供給されている。恒温流体供給装置20,201,202は、第1の実施形態と同様にそれぞれペルチェ素子からなるものである。
高温流体供給装置20の出力側から出力される第2の恒温水103は外部機器30に供給されて外部機器30を恒温化し、高温流体供給装置201の出力側から出力される第2の恒温水104は外部機器301に供給されて外部機器301を恒温化し、高温流体供給装置202の出力側から出力される第2の恒温水105は外部機器302に供給されて外部機器302を恒温化するものとなっている。
図7は、被恒温体としての電子ビーム露光装置を模式的に示す図である。図中の71は試料チャンバ、72は電子光学鏡筒、73は試料面の高さを検出するZセンサ、74は電子光学鏡筒72内の偏向器を駆動するための偏向アンプ、75は外部電源を示している。前記図5又は図6に示す高温流体供給システムを用いることにより、電子ビーム露光装置の各部分を独立に温度制御することができる。
例えば、試料チャンバ71には、高温流体供給装置20から25℃±0.01℃に温度制御された恒温水103を供給する。電子光学鏡筒72及びZセンサ73には、高温流体供給装置201から24℃±0.01℃に温度制御された恒温水104を供給する。偏向アンプ74には、高温流体供給装置202から20〜30℃±0.01℃に温度制御された恒温水105を供給する。そして、電源75には、高温流体供給装置10から20〜30℃±0.1℃に温度制御された恒温水102を供給する。
ここで、試料チャンバ71に比して電子光学鏡筒72及びZセンサ73への恒温流体の温度が僅かに低いのは、電子光学鏡筒72及びZセンサ73が発熱部を有するためである。また、偏向アンプ74は厳密な温度制御は必要であるが、設定温度自体は比較的ゆるい。さらに、外部電源75は厳密な温度制御は必要なく、ある程度冷却されればよいことから、恒温水102の供給で十分である。
このように、被恒温体の各部分に対し、各々の発熱量や必要とされる温度制御範囲等に応じて、高温流体供給装置を適宜選択して高温化を図るようにしても良い。この場合、効率的な恒温化が可能となる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、第1の恒温流体供給装置10と第2の恒温流体供給装置20を直接接続し、一体化したものである。即ち、第1及び第2の恒温流体供給装置10,20が同一の架台50上に固定され、恒温流体供給装置10の出力側と恒温流体供給装置20の入力側が連結されている。
このような構成であれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるのは勿論のこと、第1及び第2の恒温流体供給装置10,20を一体構成しているので、装置構成の小型化をはかることができる。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。実施形態では、第1の恒温流体供給装置として、前記図2に示す蒸発器と凝縮器を持つ冷却機構を用いたもの、或いは前記図4に示す熱交換器を用いたものを利用したが、これらに限らず適宜変更可能である。第1の恒温流体供給装置は、第2の恒温流体供給装置ほどには精度を要求されないので、低コストに実現できるものを用いるのが望ましい。さらに、第2の恒温流体供給装置としてはペルチェ素子を用いたが、これに限らず十分な精度が得られるものであればよい。
また、恒温流体は必ずしも水に限るものではなく、他の液体を用いることもできる。さらに、第1の恒温流体供給装置に使用する冷却水の代わりとして、気体を用いることも可能である。具体的には、第1の恒温流体供給装置の廃熱側を冷却ファンによる空冷にしても良い。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図。 第1の実施形態の恒温流体供給システムに用いた第1の恒温流体供給装置の具体的構成を示す図。 第1の実施形態の恒温流体供給システムに用いた第2の恒温流体供給装置の具体的構成を示す図。 第1の実施形態の恒温流体供給システムに用いることのできる第1の恒温流体供給装置の他の具体的構成を示す図。 第2の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図。 第3の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図。 第2及び第3の実施形態における恒温流体供給システムにより高温化される被恒温体の例を示す図。 第4の実施形態に係わる恒温流体供給システムを示す概略構成図。
符号の説明
10…第1の恒温流体供給装置
20…第2の恒温流体供給装置
101…冷却水
102…恒温水(第1の恒温流体)
103…恒温水(第2の恒温流体)
11…凝縮器
12…蒸発器
13…圧縮器
14,15…電磁弁
16,46…温度計
17,47…コントローラ
18,48…ポンプ
21…ペルチェ素子
22,23…恒温流体流路
43…熱交換器
50…架台

Claims (5)

  1. 入力側に温度調整されていない冷却流体が供給され、出力側から温度が安定した第1の恒温流体を供給する第1の恒温流体供給装置と、
    入力側に前記第1の恒温流体が供給され、出力側から前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第2の恒温流体を供給する第2の恒温流体供給装置と、
    を具備してなることを特徴とする恒温流体供給システム。
  2. 被恒温体の第1の部分と第2の部分をそれぞれ所定の温度に制御するための恒温流体供給システムであって、
    入力側に温度調整されていない冷却流体が供給され、出力側から温度が安定した第1の恒温流体を供給し、且つ前記第1の恒温流体の一部を前記第1の部分に供給する第1の恒温流体供給装置と、
    入力側に前記第1の恒温流体の残りの一部が供給され、出力側から前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第2の恒温流体を前記第2の部分に供給する第2の恒温流体供給装置と、
    を具備してなることを特徴とする恒温流体供給システム。
  3. 前記第1の恒温流体供給装置は、蒸発器と凝縮器を持つ冷却機構を用いて構成され、前記冷却流体と前記第1の恒温流体との間で熱交換を行うものであり、前記第1の恒温流体供給装置の入力側としての廃熱側に前記冷却流体の流路が形成され、前記第1の恒温流体供給装置の出力側としての冷却側に前記第1の恒温流体の流路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の恒温流体供給システム。
  4. 前記第2の恒温流体供給装置はペルチェ素子を用いて構成されたものであり、前記ペルチェ素子の入力側としての廃熱面側に前記第1の恒温流体の流路が形成され、前記ペルチェ素子の出力側としての吸熱面側に前記第2の恒温流体の流路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の恒温流体供給システム。
  5. 被恒温体の第1の部分と第2の部分をそれぞれ所定の温度に制御するための恒温流体供給システムであって、
    入力側に温度調整されていない冷却流体が供給され、出力側から温度が安定した第1の恒温流体を供給する第1の恒温流体供給装置と、
    入力側に前記第1の恒温流体が供給され、出力側から前記第1の部分に、前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第2の恒温流体を供給する第2の恒温流体供給装置と、
    入力側に前記第1の恒温流体が供給され、出力側から前記第2の部分に、前記第1の恒温流体よりも安定した温度の第3の恒温流体を供給する第3の恒温流体供給装置と、
    を具備してなることを特徴とする恒温流体供給システム。
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