JPH0525190U - 電気機器の冷却装置 - Google Patents

電気機器の冷却装置

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JPH0525190U
JPH0525190U JP6751991U JP6751991U JPH0525190U JP H0525190 U JPH0525190 U JP H0525190U JP 6751991 U JP6751991 U JP 6751991U JP 6751991 U JP6751991 U JP 6751991U JP H0525190 U JPH0525190 U JP H0525190U
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JP
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cooling water
electric
heat exchanger
water temperature
bypass
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JP6751991U
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Inventor
寿彰 松本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱交換器バイパス回路の多重系が可能となり、
運転上、信頼性の高い電気機器の冷却装置を得ることに
ある。 【構成】2次冷却水を冷却する冷水器と、この冷水器で
冷却した2次冷却水で1次冷却水を冷却する熱交換器4
と、1次冷却水温を検出して熱交換器4に流込む2次冷
却水水量を調節し、その1部をバイパス回路7,71に
よりバイパスさせ1次冷却水温を制御する電動三方弁1
0,101で構成された2回路以上のバイパス回路をも
ったサイリスタバルブ冷却装置において、電動三方弁1
0,101の混合側に開閉電磁弁22,23を設け、該
当回路の電動三方弁10,101の過電流又は1次冷却
水温の異常を検出し、開閉電磁弁22,23を動作さ
せ、熱交換器4をバイパスする複数のバイパス回路7,
71の流れを切替えたり、又は、1部のバイパス回路
7,71を遮断可能とした装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばチラーによって構成されるサイリスタバルブ等の電気器を冷 却する冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、サイリスタ素子の発展はめざましく、更に高電圧化、大電流化の傾向に あり、これらのサイリスタ素子を応用したサイリスタバルブも大容量化している 。これに伴い、サイリスタバルブの発熱損失も大きくなり、純水と呼ばれる電気 伝導度の極めて小さな冷却水にてサイリスタバルブを強制冷却している。
【0003】 このようにサイリスタバルブを直接冷却する1次冷却水(純水)は、その温度 が高すぎると、サイリスタ装置の発熱を冷却できず、冷却不良による装置破損に 至らしめ、又、冷却水温が低すぎるとサイリスタバルブ装置内で結露が発生し、 高電圧装置の場合は短絡事故を引き起こす。
【0004】 従って、1次冷却水はある温度範囲内にしておく必要がある。1次冷却水を冷 却する手段としては、水−風冷却、水−水冷却などがあるが、周囲の環境條件に よっては、特に中東等の水のない高気温地区では前述の冷却手段を適用できず、 水以外の冷媒を用いたチラーと呼ばれる冷水器を用いなければならない。 チラーを用いるにあたっての代表的な制約条件を列挙すると次の通りである。 (1)チラー入口水温度はある温度(通常16℃)以下とする。 (2)チラー出口温度はある温度(通常10℃)以下と高くできない。 一方、サイリスタバルブの発熱は常に100%ではなく、運転パターンにより 、0〜100%まで瞬時に変化する。
【0005】 図2を参照して従来のチラーを使用したサイリスタバルブ冷却装置の代表的な 例を説明する。サイリスタバルブ1を直接冷却する冷却水は、ポンプ3により循 環され、イオン交換塔2により電気伝導度を極めて小さくした純水と呼ばれる1 次冷却水により冷却される。1次冷却水系11は、サイリスタバルブ1の発熱に より温度が上昇するため熱交換器4にて熱交換する。そのため、2次冷却水系1 2は熱交換器4にて水温が上昇しチラー5に入って冷却され、冷却された2次冷 却水は貯水タンク6に入りポンプ31により再び熱交換器4にもどる。
【0006】 熱交換器4で、1次冷却水はある水温範囲内に維持する必要があるため、図2 に示すように、2次冷却水系12にバイパス回路7を有しており、1次冷却水温 度が上昇するとバイパス回路7の流量をしぼり、熱交換器4に2次冷却水が流れ るよう温度検出器8の温度信号9により電動三方弁10が動作する。逆に、1次 冷却水温度が低くなると、バイパス回路7の流量を多くして熱交換器4に2次冷 却水が流れないよう、温度検出器8の信号により電動三方弁10が動作する。 このようなバイパス回路7を設けるこことにより、サイリスタバルブ1の冷却 水条件とチラー5の制約条件を満足させている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
以上述べたバイパス回路7の電動三方弁10が冷却系の中でも重要な要素とな る。すなわち、電動三方弁10が故障すると、1次冷却水の温度調整能力を失う ため、故障のパターンにより1次冷却水温が上昇したり、又は、過冷却となり、 いずれにしてもサイリスタバルブ1の重大事故を引き起すことになるため、信頼 性向上のためには電動三方弁の10の多重化が必要となる。
【0008】 図3は、このような要望を満足させるため、図2の例に、新たにバイパス回路 71および電動三方弁101を設けて2重化した従来回路を示している。図3の 例であっても、電動三方弁10の故障パターンとしては開度100%から0%の あいだのいずれの状況でもあり得るため、完全閉状態で電動三方弁10,101 が故障すれば問題ないが、少しでも開いた状態で故障した場合には、バイパス回 路7,71を2次冷却水が流れっぱなしになり、1次冷却水を冷却するための能 力がなくなってしまうという問題点があった。 本考案は、熱交換器の2次冷却水系におけるバイパス回路の多重系が可能であ って、運転上、信頼性の高い電気器の冷却装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するため、2次冷却水を冷水器により冷却し、その 冷水器で冷却された2次冷却水で1次冷却水を冷却し、この冷却された冷却水を 電気機器の通電部に直接循環させて電気機器を冷却する熱交換器と、前記1次冷 却水温を検出して前記熱交換器に流込む2次冷却水水量を調節し、前記熱交換器 に導入される2次冷却水の1部をバイパスさせ、前記1次冷却水温を制御する電 動三方弁にて構成された2回路以上のバイパス回路を備えた電気機器の冷却装置 において、前記各電動三方弁の混合側にそれぞれ配設され、開閉信号により開閉 動作する開閉電磁弁と、前記電動三方弁の過電流を検出する電流検出器と、前記 熱交換器の1次冷却水温の異常を検出する冷却水温検出器と、前記電流検出器か らの過電流検出信号と前記冷却水温検出器からの異常検出信号の少なくとも一方 が入力されたとき、前記開閉電磁弁に開閉信号を与え、前記各バイパス回路の2 次冷却水の流れを切替えたり又は1部のバイパス回路を遮断可能にする制御器と を具備している。
【0010】
【作用】
本考案によれば、以下のような作用が得られる。すなわち、電動三方弁が動か なくなった場合は弁を開閉するためのモーターが回転しなくなる為、モーター動 作時に過電流が流れるため電動三方弁に異常があることがわかる。又、バイパス 回路に異常がある場合は1次冷却水温が異常になるため水温を検出することによ りバイパス回路異常を検出することができる。
【0011】 本考案は、以上の特性を利用し、過電流検出信号と水温の異常検出信号の少な くとも一方が入力されたとき、バイパス回路が遮断され、常時、複数回路が動作 している場合は過電流検出により該当のバイパス回路を遮断し他の回路で運転を 継続させ、又常用,予備の使い分けの場合は過電流検出と温度異常により、今ま で動作していた電動三方弁バイパス回路を遮断し、予備側に切替えることにより 運転を継続させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図1を参照して説明する。ここでは、図3 と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。すなわち、電動三方弁1 0,101の各々の出口側(混合側)には、開閉電磁弁22,23が設けられて おり、1次冷却水系11の温度検出器8からの異常検出信号9,13又は電動三 方弁10,101の図示しない過電流検出器からの過電流検出信号24,27が 制御器25に入力されるようになっており、制御器25から電磁弁22,23に 対して開閉信号26,28が与えられるようになっている。
【0013】 従って、常用側バイパス回路71の電動三方弁10に異常があっても該当のバ イパス回路71を遮断し、予備側バイパス回路7に切替えて冷却装置としての機 能を維持させることができる。電動三方弁が動かなくなった場合は弁を開閉する ためのモーターが回転しなくなる為、モーターの動作時に過電流が流れるため電 動三方弁10,101に異常があることがわかる。又、バイパス回路7,71に 異常がある場合は1次冷却水温が異常になるため水温を検出することにより、バ イパス回路7,71の異常を検出することができる。
【0014】 本実施例は、以上の特性を利用し、過電流又は水温情報により、開閉電磁弁2 2,23が開閉されるため、バイパス回路7,71が遮断される。例えば、常時 、複数回路が動作している場合は、過電流検出により該当のバイパス回路7を遮 断し他の回路71で運転を継続させ、又常用,予備の使い分けの場合は過電流検 出と温度異常により、今まで動作していた電動三方弁10、バイパス回路7を遮 断し、予備側101,71に切替えることにより運転を継続させることができる 。
【0015】 尚、図1の例に於いて、電動三方弁10,101を2つとも動作させて冷却装 置を運転させたい場合は、温度検出器8の情報にて電磁弁22,23が動作しな いようにしておけばよい。
【0016】 以上述べた実施例では、熱交換器4の1次冷却水でサイリスタバルブ1を冷却 する場合を説明したが、これに限らず通電部に直接一次冷却水を循環させる電気 機器であれば、なんでも適用できることは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、熱交換器とバイパス回路の多重系が可能となり、運転上、信 頼性の高いサイリスタバルブ冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるサイリスタバルブ冷却装置の一実
施例を示す冷却系回路図。
【図2】従来のサイリスタバルブ冷却装置の一例を示す
冷却系回路図。
【図3】従来のサイリスタバルブ冷却装置の他の例を示
す冷却系回路図。
【符号の説明】
1…サイリスタバルブ、2…イオン交換塔、3…1次冷
却系ポンプ、31…2次冷却系ポンプ、4…熱交換器、
5…チラー、6…ストレージタンク、7,71…バイパ
ス回路、8…温度検出器、9…温度信号、10,101
…電動三方弁、13…温度信号、22,23…開閉電磁
弁、24…過電流検出信号、25…制御器、26…開閉
信号、27…過電流検出信号、28…開閉信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次冷却水を冷水器により冷却し、その
    冷水器で冷却された2次冷却水で1次冷却水を冷却し、
    この冷却された冷却水を電気機器の通電部に直接循環さ
    せて電気機器を冷却する熱交換器と、前記1次冷却水温
    を検出して前記熱交換器に流込む2次冷却水水量を調節
    し、前記熱交換器に導入される2次冷却水の1部をバイ
    パスさせ、前記1次冷却水温を制御する電動三方弁にて
    構成された2回路以上のバイパス回路を備えた電気機器
    の冷却装置において、 前記各電動三方弁の混合側にそれぞれ配設され、開閉信
    号により開閉動作する開閉電磁弁と、 前記電動三方弁の過電流を検出する電流検出器と、 前記熱交換器の1次冷却水温の異常を検出する冷却水温
    検出器と、 前記電流検出器からの過電流検出信号と前記冷却水温検
    出器からの異常検出信号の少なくとも一方が入力された
    とき、前記開閉電磁弁に開閉信号を与え、前記各バイパ
    ス回路の2次冷却水の流れを切替えたり又は1部のバイ
    パス回路を遮断可能にする制御器と、 を具備した電気機器の冷却装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153429A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Nuflare Technology Inc 恒温流体供給システム
DE19733172B8 (de) * 1996-07-31 2007-10-31 Denso Corp., Kariya Kollisionserfassungsvorrichtung mit Exzentermasse und Trägheitsmasse
JP2015068021A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 サンコーコンサルタント株式会社 採水装置
JP2015095614A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置およびこれを搭載した電子機器
KR20170032407A (ko) * 2014-08-21 2017-03-22 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 압축 장치

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