JP2502497Y2 - 冷媒入電気機器用冷却装置 - Google Patents

冷媒入電気機器用冷却装置

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JP2502497Y2
JP2502497Y2 JP3160988U JP3160988U JP2502497Y2 JP 2502497 Y2 JP2502497 Y2 JP 2502497Y2 JP 3160988 U JP3160988 U JP 3160988U JP 3160988 U JP3160988 U JP 3160988U JP 2502497 Y2 JP2502497 Y2 JP 2502497Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、冷媒入電気機器用冷却装置、例えば、油
入変圧器及び油入リアクトルの油を冷却するために共用
の熱交換器を備えている冷媒入電気機器用冷却装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の熱交換器を共用している冷却装置の一
例を示すと第3図のとおりである。
図において、符号(1)は2台の内一方の冷媒入電気
機器である油入変圧器、(2)は同様に他方の冷媒入電
気機器である油入リアクトル、(3)は熱交換器例えば
冷却器、(4)は油入変圧器(1)及びリアクトル
(2)と冷却器(3)との冷媒である油を連通している
冷媒循環路である油回路である。
次に上記従来装置の作用について説明する。
油入変圧器(1)と油入リアクトル(2)とが併設さ
れている変電所において、油入リアクトルが運転される
場合は、その設置目的から変圧器の負荷が低い場合で、
リアクトルが運転される条件における変圧器損失とリア
クトル損失との和の最大値は、両者がそれぞれ単独に運
転される場合の損失の和より小さいので、冷却器(3)
を共用にすれば、冷却器(3)の容量が小さくてよいこ
とになり、従つて、冷却器(3)の設置面積も縮小さ
れ、低騒音化も可能となり、機器及び建設コストも低減
し、補機損も低減するなどの有利の点を有していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の冷却器を共用とした冷却装置は、多くの利
点を有するが、その一方で、油入変圧器又は油入リアク
トルのいずれか一方の機器内部で故障が生じた場合、こ
の内部故障により上記一方の機器の冷媒でもある絶縁油
が汚損され、その汚損された絶縁油が故障のない他方の
機器の健全な絶縁油に混入し、その結果、故障のない機
器の絶縁性能も低下させるという事態が生じ、これに対
処しなければならないという課題を有していた。
この考案は、かかる課題を解決するためになされたも
ので、冷却器すなわち熱交換器の共用を維持すると共
に、2台の冷媒入電気機器のいずれか一方に内部故障が
生じた場合でも、その側の汚損した冷媒が他方の汚損し
ていない冷媒に混じることのない冷媒入電気機器用冷却
装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る冷媒入電気機器用冷却装置は、2台の
冷媒入電気機器のいずれか一方にのみ冷媒循環路により
接続している専用熱交換器と、上記2台の電気機器に、
少なくともその電気機器側においてそれぞれ別個の冷媒
循環路により接続している共用熱交換器とを備えてお
り、かつ、上記別個の冷媒循環路には上記電気機器の出
入口側の内少なくとも一方に冷媒遮断用の弁が設けられ
ているものである。
〔作用〕
この考案装置では、共用熱交換器と一方の冷媒入電気
機器との間の弁、又は、共用熱交換器と他方の冷媒入電
気機器との間の弁のいずれかにより、常に、一方の冷媒
入電気機器側の冷媒循環路と他方の冷媒入電気機器側の
冷媒循環路との間が仕切られており、従つて、それぞれ
の冷媒は分離されている。
〔実施例〕
以下、この考案をその実施例を示す図に基づいて説明
する。
また、図中において示す油入変圧器(1)及び油入リ
アクトル(2)は、従来装置において同一符号で示した
ものと同一又は同等のものである。
次に、符号(11)は油入変圧器(1)に専用の専用熱
交換器例えば専用冷却器であつて、油入変圧器(1)と
の間は冷媒循環路(12)(12a)により接続され、冷媒
を循環させている。
(13)は油入リアクトル(2)を冷却できる能力を有
し、かつ、油入変圧器(1)及び油入リアクトル(2)
に共用される共用熱交換器例えば共用冷却器であつて、
共用冷媒器(13)は、油入変圧器(1)との間で冷媒例
えば油を循環させる冷媒循環路(14)(14a)と、油入
リアクトル(2)との間で冷媒例えば油を循環させる冷
媒循環路(15)とを、少とくとも油入変圧器(1)、油
入リアクトル(2)側にそれぞれ別個に有している。
また、(16)(16a)は油入変圧器(1)と共用冷却
器(13)との間を開閉する冷媒遮断用弁であり、(17)
(17a)は油入リアクトル(2)と共用冷却器(13)と
の間を開閉する冷媒遮断用弁である。
この実施例は、上記のように構成されているが、次に
その作用について説明する。
油入変圧器(1)が運転され、油入リアクトル(2)
が停止している場合には、弁(16)(16a)は開とし、
弁(17)(17a)は閉とされる。
また、油入リアクトル(2)が運転され、油入変圧器
(1)が停止している場合には、弁(16)(16a)は閉
とされ、弁(17)(17a)は開とされる。
更に、油入変圧器(1)及び油入リアクトル(2)の
両者が運転されている場合も、弁(16)(16a)は閉と
され、弁(17)(17a)は開とされる。
すなわち、油入変圧器(1)と油入リアクトル(2)
との冷媒循環路(14)(14a)(15)は、弁(16)(16
a)又は弁(17)(17a)のいずれかにより、常に仕切ら
れている。従つて、油入変圧器(1)又は油入リアクト
ル(2)のいずれか一方に内部故障が生じ、その冷媒が
汚損されても、他方の機器の冷媒とは混合することがな
く、健全な機器は運転が継続でき、内部故障が生じた機
器のみを運転停止とすることができる。
なお、上記冷媒遮断用弁(16)(16a)(17)(17a)
は手動弁、電動弁いずれでもよく、あるいは、油入変圧
器及び帯油入リアクトルの運転状態を検出し、この検出
結果によつて自動操作をするようにした弁としてもよい
し、更にまた、機器の出入口側の内出口側にのみ弁を設
置するようにしてもよい。
また、上記実施例では専用冷却器(11)と共用冷却器
(13)とを分離して設置するが、第2図に示すように、
隣接して設置し、例えば第1図における冷媒循環路(1
2)と(14)とを、また、(12a)と(14a)とを共用さ
せて、(18)(18a)とし、冷媒循環路を簡略化しても
よく、この場合も上記実施例と同様の動作となる。
更に、上記実施例では、冷媒を封入した電気機器とし
て、油入変圧器及び油入リアクトルにより説明したが、
これに限らず、ガス絶縁変圧器及びガス絶縁リアクトル
のように、他の冷媒を使用する電気機器でもよく、その
場合においても、上記実施例と同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明した通り、2台の冷媒入電気機
器の一方に専用の専用熱交換器と、上記2台に少なくと
も電気機器側においてそれぞれ別個の冷媒循環路により
接続している共用熱交換器とを備え、かつ、上記別個の
冷媒循環路に冷媒遮断用弁を設けて冷媒流路を常に上記
いずれかの弁で仕切るようにしているために、2台の電
気機器の内、いずれか一方の電気機器で内部故障が発生
しても、他方の健全な電気機器の冷媒を汚染することが
全くなく、従つて、経済的で信頼性の高い冷媒入電気機
器用冷却装置が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における冷媒入電気機器用
冷却装置の構成図、第2図は他の実施例を示す構成図、
第3図は従来の冷媒入電気機器用冷却装置の一例を示す
構成図である。 (1)……冷媒入電気機器(油入変圧器)、(2)……
冷媒入電気機器(油入リアクトル)、(11)……専用熱
交換器(専用冷却器)、(12)(12a)(14)(14a)
(15)(18)(18a)……冷媒循環路(油回路)、(1
3)……共用熱交換器(共用冷却器)(16)(16a)(1
7)(17a)……冷媒遮断用弁。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ循環される冷媒が封入されている
    2台の電気機器の内いずれか一方にのみ冷媒循環路によ
    り接続している専用熱交換器と、上記2台の電気機器
    に、少なくともその電気機器側においてそれぞれ別個の
    冷媒循環路により接続している共用熱交換器とを備えて
    おり、かつ、上記別個の冷媒循環路には上記電気機器の
    出入口側の内少なくとも一方に冷媒遮断用弁が設けられ
    ていることを特徴とする冷媒入電気機器用冷却装置。
JP3160988U 1988-03-11 1988-03-11 冷媒入電気機器用冷却装置 Expired - Lifetime JP2502497Y2 (ja)

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JPH01135716U JPH01135716U (ja) 1989-09-18
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