JPH0518647A - 二元冷凍サイクルを有する冷却装置のためのデフロスト装置 - Google Patents

二元冷凍サイクルを有する冷却装置のためのデフロスト装置

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JPH0518647A
JPH0518647A JP17138491A JP17138491A JPH0518647A JP H0518647 A JPH0518647 A JP H0518647A JP 17138491 A JP17138491 A JP 17138491A JP 17138491 A JP17138491 A JP 17138491A JP H0518647 A JPH0518647 A JP H0518647A
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Yuuji Fujimoto
遊二 藤本
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明敏 上野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温側の低圧冷媒系統を共通化する二元冷凍
システムを採用して、逆サイクルデフロストの際に熱回
収冷却運転を可能とすることにより、エネルギー消費の
削減を図らせる。 【構成】 複数の冷却ユニット1A,1Bにおける各カ
スケードコンデンサ6の2次側を低圧冷媒往路21Aと
低圧冷媒復路21Bとによって1基の室外機2に接続し
て二元冷凍サイクルが形成され、冷却ユニット1A,1
Bの一方が冷却運転し、他方がデフロスト運転するとき
は、下手の冷却ユニット1Bが直列に室外機2からの低
圧冷媒を受けるごとく、また、両冷却ユニット1A,1
Bが共に冷却運転するときは並列に低圧冷媒を受けるご
とく配管する弁手段29が廃熱系統に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温側の複数の冷却ユ
ニットと、熱源側となる廃熱処理系統の室外機とをカス
ケード接続してなる二元冷凍システムの冷却装置におい
て、エネルギー消費を軽減しながら効率の良い個別デフ
ロストを行うことができるデフロスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単一の冷却ユニット内に複数の単元閉冷
凍サイクルを有する冷却装置のためのデフロスト装置に
おいて、逆サイクルデフロストを行う閉冷凍サイクルが
冷却運転中の閉冷凍サイクルからの廃熱を利用するデフ
ロスト装置は、たとえば特開昭64−38581号公報
によって公知である。この先行技術では、各閉冷凍サイ
クルを構成する凝縮器が相互に熱交換が可能となるよう
に一括してまとめて構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術は、単元
の閉冷凍サイクルを有する冷却装置に適用されるもので
あるけれども、二元の冷凍サイクルを有する冷却装置に
は適用することはできない。蒸発温度がマイナス数十度
となる極低温が要求されるとき、単元冷凍サイクルより
も二元冷凍サイクルの方が有利である。
【0004】また、上記先行技術に示される冷却装置
は、一体的に構成されるので、大きな冷却室を冷却する
ときなど、冷却装置が大形化し、また一箇所で冷却する
ので、冷却室内を均一に冷却することが困難であるとい
う問題がある。この問題を解決するため、従来から、冷
却装置を複数の冷却ユニットで構成していわゆる低温マ
ルチと称する方式とすることが行われている。
【0005】しかしながら、低温マルチ方式の冷却装置
には、上述の先行技術に示されるようなデフロスト法を
適用することができない。各冷却ユニット毎に別々に凝
縮器が設けられ、相互に熱交換は不可能だからである。
したがって、従来からの低温マルチ方式の冷却装置で
は、デフロスト時に熱回収運転を行うことはできず、熱
効率が悪い。
【0006】本発明の目的は、冷却装置を複数の冷却ユ
ニットで構成し、各冷却ユニットがそれぞれ二元冷凍サ
イクルを有し、高温側の低圧冷媒系統を共通化すること
によって、デフロスト時の熱回収運転を可能とする冷却
装置のためのデフロスト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、低圧冷媒往路
21A、低圧冷媒復路21Bを備える室外機2と、カス
ケードコンデンサ6を含み閉冷凍サイクルが構成され
て、カスケードコンデンサ6の2次側が低圧冷媒往路2
1Aおよび低圧冷媒復路21Bに接続される複数の冷却
ユニット1A,1Bとからなる二元冷凍サイクルを有す
る冷却装置において、低圧冷媒往路21Aの上手に接続
する冷却ユニット1Aが逆サイクルデフロスト運転し、
下手に接続する冷却ユニット1Bが冷却運転する際、下
手の前記冷却ユニット1Bが直列に室外機2からの低圧
冷媒を受けるごとく配管し、上手の冷媒ユニット1A、
下手の冷却ユニット1Bが共に冷却運転する際、並列に
室外機2からの低圧冷媒を受けるごとく配管する弁手段
29が設けられていることを特徴とする二元冷凍サイク
ルを有する冷却装置のためのデフロスト装置である。
【0008】本発明はまた、低圧冷媒往路21A、低圧
冷媒復路21Bを備える室外機2と、カスケードコンデ
ンサ6を含み閉冷凍サイクルが構成されて、カスケード
コンデンサ6の2次側が低圧冷媒往路21Aおよび低圧
冷媒復路21Bに接続される複数の冷却ユニット1A,
1Bとからなる二元冷凍サイクルを有する冷却装置にお
いて、低圧冷媒往路21Aの上手に接続する冷却ユニッ
ト1Aが冷却運転し、下手に接続する冷却ユニット1B
が逆サイクルデフロスト運転する際、下手の前記冷却ユ
ニット1Bが直列に室外機2からの低圧冷媒を受けるご
とく配管し、上手の冷媒ユニット1A、下手の冷却ユニ
ット1Bが共に冷却運転する際、並列に室外機2からの
低圧冷媒を受けるごとく配管する弁手段29が設けられ
ていることを特徴とする二元冷凍サイクルを有する冷却
装置のためのデフロスト装置である。
【0009】本発明はまた、前記弁手段29が、上手の
冷却ユニット1Aにおけるカスケードコンデンサ6の2
次側冷媒出口を低圧冷媒復路21Bに接続するための低
圧冷媒出口管の途中ならびに、上記冷却ユニット1Aに
おけるカスケードコンデンサ6の2次側の分岐接続点
と、下手の冷却ユニット1Bにおけるカスケードコンデ
ンサ6の2次側の分岐接続点との間の低圧冷媒往路21
Aの途中に介在するよう設けられた四路切換弁であっ
て、上手・下手の両冷却ユニット1A,1Bの一方が冷
却運転、他方が逆サイクルデフロスト運転の際は、前記
低圧冷媒出口管途中および前記低圧冷媒往路21A途中
を断路し、かつ、上手の冷却ユニット1Aにおけるカス
ケードコンデンサ6の2次側冷媒出口を低圧冷媒往路2
1Aに接続する一方、上手・下手の両冷却ユニット1
A,1Bが共に冷却運転の際は、前記低圧冷媒出口管途
中および前記低圧冷媒往路21A途中をそれぞれ導通す
るごとく弁作動することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に従えば、複数の冷却ユニット1A,1
Bに対して単冷媒系統の室外機を共通に接続したカスケ
ード接続方式の二元冷凍サイクルであって、冷媒回路が
簡易化されることによって、装置全体が簡単なものとな
る。
【0011】また、複数の冷却ユニット1A,1Bは交
互の個別あるいは同時のデフロスト運転することが可能
であって、さらに個別デフロスト運転する場合は、室外
機2に係る低圧冷媒往路・復路21A,21Bを利用し
て熱回収を図った省エネルギー運転が行える。すなわ
ち、低温系統の冷却ユニット1A,1Bにおいて室外機
2からの低圧冷媒に対して上流側にある冷却ユニット1
Aがデフロスト運転する場合は、下流側の冷却ユニット
1Bに対しカスケードコンデンサ6の冷却熱源として供
給することになって、冷却ユニット1Bの冷却能力を増
加するように熱回収が行われる。また、下流側にある冷
却ユニット1Bがデフロスト運転する場合は、冷却運転
中の上流側の冷却ユニット1Aに生じる冷却廃熱が蒸発
器として作用する下流側の冷却ユニット1Bのカスケー
ドコンデンサ6に供給されるので、冷却ユニット1Bの
デフロスト能力を増加することとなる。
【0012】かくして、廃熱系統を共通化したことによ
って、デフロスト運転の際の省エネルギーが果される。
【0013】また、本発明に従えば、上流側の冷却ユニ
ット1Aのカスケードコンデンサ6に関連して弁手段2
9を設けた構成であって、配管系統は簡単なものであ
り、しかも弁手段29の切換作動が追加されるだけであ
るので、運転操作が単純化される。
【0014】さらに、弁手段29として四路切換弁を使
用したものは、弁の切換え操作の際に室外機2に係る低
圧冷媒系統中に、液冷媒またはガス冷媒が封じ込められ
る個所が全く存在しなく、したがって圧力上昇をもたら
すなどの危険性はなくて安全性の高い装置を提供し得
る。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例に係る冷却装置
の概要示装置回路図である。屋内に設置する冷却室27
の頂壁部に配設される複数の冷却ユニット1A,1Bは
同じ構造であって、ケーシング11内が中央部に横設す
る断熱壁16によって上下2室に断熱区画され、下半部
が冷却室27に挿入され上半部が冷却室27外に突出さ
れて、前記頂壁に対し気密を保たせて固定される。
【0016】ケーシング11には、下方室に面する右側
壁部と左側壁部とに、空気導入口12と空気導出口13
とがそれぞれ開口され、一方、上方室に面する右側壁部
と頂壁部とに、空気導入口14と空気導出口15とがそ
れぞれ開口される。下方室内には、蒸発器9とブロア1
0とから成るブロアコイル3および逆止弁20Bを並列
接続してなる感温膨張弁で実現される膨張手段7が収設
され、上方室の熱源側部4には、圧縮機5と、四路切換
弁28と、1次側冷媒流通部および2次側冷媒流通部
を、熱交換的に備えて成るカスケードコンデンサ6と、
逆止弁20Aを並列接続してなるキャピラリーチューブ
8と、バックアップ用のファン22とが収設される。
【0017】圧縮機5、四路切換弁28、カスケードコ
ンデンサ6の1次側冷媒流通部、キャピラリーチューブ
8、感温膨張弁7および蒸発器9は、冷媒配管によって
循環的に接続され、周知の可逆冷凍サイクルが形成され
て、圧縮機5、ブロア10を運転し、四路切換弁28を
冷却側に操作した状態で空気導入口12から流入した冷
却室27内の空気は、蒸発器9を通過する際に低温に冷
却されて、空気導出口13から冷却室27内に冷風とし
て送出されることにより、冷却室27内の冷却が成され
る。一方、カスケードコンデンサ6に生じる廃熱は、後
述する室外機2によって室外に放出される。この場合の
冷媒の流動は実線矢印にて示される。以上説明して成る
構造の冷却ユニット1は、機器の組付け、冷媒配管接続
の一切の組立てが専門工場において行われて、いわゆる
ファクトリ・アセンブルド化され、現地側においては、
ユニットの据付けと、カスケードコンデンサ6の2次側
冷媒流通部に対する配管接続とが行われるだけである。
【0018】上記冷却ユニット1と組合わせて用いられ
る室外機2は、圧縮機17と、凝縮器18と、膨張弁1
9と、ファン23とがケーシング内に収容されて、圧縮
機17の吐出口と凝縮器18の冷媒入口とをガス管で接
続し、凝縮器18の冷媒出口と膨張弁19の流入ポート
とを液管で接続する。この室外機2は室外に設置され
て、圧縮機17の吸入口と各カスケードコンデンサ6の
2次側冷媒流通部出口とが低圧冷媒復路21Bによって
接続され、膨張弁19の流出ポートと各カスケードコン
デンサ6の2次側冷媒流通部入口とが低圧冷媒往路21
Aによって接続される。このようにして、圧縮機17、
凝縮器18、膨張弁19および各カスケードコンデンサ
6の2次側冷媒流通部によって周知の冷凍サイクルが形
成され、冷却運転時にカスケードコンデンサ6で奪取さ
れる廃熱は、ファン23の運転によって凝縮器18を通
過する風を介して室外に放出される。
【0019】図2は、図1図示実施例に係る2種の冷媒
サイクル図である。冷却装置が超低温の冷凍用として運
転する装置では図2(イ)に示されるが、蒸発器9の蒸
発温度が−40°C、カスケードコンデンサ6の1次側
が15°C、2次側が5°C、凝縮器18の凝縮温度が
50°Cとなるように設計され、また、低温の冷蔵用と
して運転する装置では、図2(ロ)に示されるが、各温
度がそれぞれ−15°C、15°C,5°C,50°C
となるように設計され、1次側冷媒サイクルの凝縮温度
が蒸発温度の高低に関係なく、たとえば15°C一定に
なるように設計されて、これが室外機2を介して廃熱処
理されることになる。
【0020】なお、図1図示冷却装置においては、通常
時はファン22を停止してカスケードコンデンサ6から
出る熱は自然対流分だけが屋内に放散されるようにする
ことにより、屋内温度が上昇するのを防止する。そし
て、冷却室27内の温度をサーモ24で検出して圧縮機
5を発停し、温度一定の制御をする。一方、室外機2側
は、カスケードコンデンサ6の2次側冷媒流通部入口の
冷媒温度サーモ25で検出して、この温度が過熱相当温
度に上昇したとき、圧縮機17を運転するよう制御す
る。
【0021】また、ファン22は、サーモ25で検出し
た前記冷媒温度が設定した値よりも上昇することによっ
て、あるいは、カスケードコンデンサ6の1次冷媒流通
部出口の冷媒温度をサーモ26で検出して、この温度が
設定値よりも上昇することによって運転させるようにす
るものであり、室外機2の故障時に対応させるだけでな
く、室外機2が容量不足状態のときに不足分を補って室
外機2の容量を大きくするのを防ぐ上にも機能させるこ
とができて甚だ有利である。
【0022】低圧冷媒往路21A内における低圧冷媒の
流動方向を基準として上手に接続する方の冷却ユニット
1Aに関連して、四路切換弁で実現される弁手段29が
設けられる。前記四路切換弁29は、カスケードコンデ
ンサ6の2次側冷媒出口を低圧冷媒復路21Bに接続す
るための低圧冷媒出口管の途中と、両冷却ユニット1
A,1Bにおける各カスケードコンデンサ6の2次側冷
媒入口の分岐接続点の間の低圧冷媒往路21Aの途中と
にそれぞれ介在するように設けられて、冷却ユニット1
Aを冷却ユニット1Bと同時に冷却運転する場合は、図
1で実線示するような弁体内接続が行われるように弁操
作し、一方、冷却ユニット1Aをデフロスト運転する場
合または冷却ユニット1Bがデフロスト運転していると
きに冷却運転する場合は、同じく破線示するような弁体
内接続が行われるように切換操作する。
【0023】なお、冷却ユニット1Aは、デフロスト運
転を四路切換弁28の切換操作によって逆冷凍サイクル
の下で行うものであり、そのときの冷媒の流れは、図1
において破線矢印で示すとおりである。
【0024】以上説明した第1実施例において室外機2
の運転制御手段としては、冷却室の温度を検出して、こ
れから負荷を予測して上で圧縮機17を発停するような
方法を採用することもできる。なお、冷却装置を二元的
な冷凍サイクル方式としたことによって、冷却ユニット
1A,1Bでは圧縮比を小さくでき、圧縮機5の寿命を
延ばせるだけでなく、効率向上が図れ、カスケードコン
デンサ6の2次側の蒸発温度を+5°C程度と高くする
ことができて、室外機2に係る冷媒回路の冷媒中に水分
が多少混入したとしても、水分の氷結による膨張弁の塞
流を生じる懸念がなく、現地配管工事が楽になる。この
場合、カスケードコンデンサ6の2次側の冷媒として
は、凝縮性ガス冷媒に限らなく、ブラインであってもよ
いことは勿論である。
【0025】また、二元冷凍システムを採用することに
よって、圧縮比が小さくなるために、許容温度が低く
て、地球環境を汚染することが少ない性質の冷媒を利用
し得る利点もある。
【0026】図3、図4は、本発明の第2実施例、第3
実施例に係る冷却ユニット1の概要示構造図である。図
3、図4に示す各実施例において前述の実施例に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。図3におい
て注目すべきは、この実施例では、熱源側部4のカスケ
ードコンデンサ6の1次側に対して直列に、ファン31
を備えた空冷熱交換器30を接続して有しており、カス
ケードコンデンサ6の1次側冷媒流通部出口の冷媒温度
を検知するサーモ26、あるいは2次側冷媒流通部入口
の冷媒温度を検知するサーモ25によって、当該個所の
温度が設定値よりも上昇していることを検知すれば、室
外機2の故障または容量不足が考慮されることから、フ
ァン31を運転して、空冷熱交換器30を熱交換作動さ
せるようにする。このように、空冷熱交換器30を応急
用として常時は運転停止させておくものであり、この空
冷熱交換器30の接続は、図示の下流側に限らなく、上
流側に代えても勿論差支えない。
【0027】図4において注目すべきは、この実施例で
は、カスケードコンデンサ6の1次側に対して直列に、
ファン31を備えた空冷熱交換器30を接続して有する
構成であり、圧縮機5とカスケードコンデンサ6とを接
続するガス管の途中、空冷熱交換器30のコイル接続点
に、三方電磁切換弁から成る切換手段32を介設する。
通常の運転時は矢印のカスケードコンデンサ6側にガ
ス冷媒が流通するように前記電磁弁32を作動させてお
き、カスケードコンデンサ6の1次側および空冷熱交換
器30のコイルに対し下流側となる冷媒液管の冷媒温度
を検知するサーモ24またはカスケードコンデンサ6の
2次側冷媒流通部入口の冷媒温度を検知するサーモ26
が設定値よりも高い温度を検知したときは、室外機2の
故障または容量不足が予想されることから、矢印の空
冷熱交換器30側にガス冷媒が流通するように、前記電
磁弁32を切換え操作すると同時に、ファン31を運転
して、空冷熱交換器30を熱交換作動させるようにす
る。
【0028】図5は、本発明の第4実施例に係る室外機
2の略示装置回路図である。この実施例において、前述
の実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。図5において、注目すべきは、室外機2が空冷式で
なく水冷式の構造であって、凝縮器18に水冷方式のシ
ェル形熱交換器が用いられ、この熱交換器のシェル側と
クーリングタワ33とを、ポンプ34が介設された配管
で循環的に接続している。この室外機2は、凝縮器18
の1次側における廃熱を水を介して室外に放出すること
が可能である。
【0029】図6は本発明の第5実施例に係る冷却ユニ
ット1Aの要部略示装置回路図である。この第5実施例
において前述の実施例に類似し、対応する部分には、同
一の参照符を付す。図6において注目すべきは弁手段2
9が低圧冷媒往路21A途中に併設する二方電磁弁35
と、カスケードコンデンサ6の2次側の低圧冷媒出口管
途中に介設し、かつ、低圧冷媒往路21Aの二方電磁弁
35より下流に分岐接続する三方切換電磁弁36との組
合わせにより形成される点である。この弁手段29は冷
却ユニット1A,1Bが冷却運転されるときは、二方電
磁弁35を開弁操作するとともに、三方切換電磁弁36
を図6図示の実線矢印導通側に操作する。一方、いずれ
かの冷却ユニットがデフロスト運転されるときは、二方
電磁弁35を閉弁操作し、三方切換電磁弁36を図6図
示の破線矢印導通側に切換え操作する。このようにすれ
ば、図1図示の四路切換弁28と同様の冷媒流通切換え
制御が行える。
【0030】図7は本発明の第6実施例に係る冷却ユニ
ット1Bの略示装置回路図である。図7の第6実施例に
おいて前述の各実施例に類似し、対応する部分には、同
一の参照符を付す。図7において注目すべきは、冷却ユ
ニット1Bが一体形でなくて、ブロアコイル3と熱源側
部4とを分離したセパレート型に形成した点である。こ
のようにセパレート型の冷却ユニットを備える冷却装置
も当然本発明の範囲に包含されるものであって、ブロア
コイル3は冷却室27内に設置され、熱源側部4はたと
えば冷却室27の外壁に近接して屋内に配設される。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に従えば、複
数の冷却ユニット1A,1Bにおけるいずれか一方がデ
フロスト運転、他方が冷却運転をする場合には、2次側
の低圧冷媒往路21Aを基準として上手に接続する冷却
ユニット1Aのカスケードコンデンサ6の2次側が下手
の冷却ユニット1Bのカスケードコンデンサ6の2次側
に対し直列になるよう弁手段29によって切換え接続を
行い、また、両冷却ユニット1A,1Bが同時冷却運転
する場合には、並列になるようにするものであって、交
互のデフロスト運転が簡単、確実に行え、しかも冷却運
転を行う冷却ユニットとデフロスト運転を行う冷却ユニ
ットとの間で有効に熱授受が成されるので、運転のため
のエネルギーの節減が果たされる。
【0032】また、本発明に従えば交互デフロスト運転
を行うのに、四路切換弁などの弁の切換え操作をするだ
けで良いので、制御が容易であり、かつ、装置コストは
低廉に収まる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る冷却装置の概要示装
置回路図である。
【図2】図1図示実施例に係る2種の冷媒サイクル図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例に係る冷却装置の略示装置
回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る冷却装置の略示装置
回路図である。
【図5】本発明の第4実施例に係る冷却装置の略示装置
回路図である。
【図6】本発明の第5実施例に係る冷却装置の略示装置
回路図である。
【図7】本発明の第6実施例に係る冷却装置の略示装置
回路図である。
【符号の説明】
1A,1B 冷却ユニット 2 室外機 6 カスケードコンデンサ 21A 低圧冷媒往路 21B 低圧冷媒復路 27 冷却室 28 四路切換弁 29 弁手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧冷媒往路21A、低圧冷媒復路21
    Bを備える室外機2と、カスケードコンデンサ6を含み
    閉冷凍サイクルが構成されて、カスケードコンデンサ6
    の2次側が低圧冷媒往路21Aおよび低圧冷媒復路21
    Bに接続される複数の冷却ユニット1A,1Bとからな
    る二元冷凍サイクルを有する冷却装置において、低圧冷
    媒往路21Aの上手に接続する冷却ユニット1Aが逆サ
    イクルデフロスト運転し、下手に接続する冷却ユニット
    1Bが冷却運転する際、下手の前記冷却ユニット1Bが
    直列に室外機2からの低圧冷媒を受けるごとく配管し、
    上手の冷媒ユニット1A、下手の冷却ユニット1Bが共
    に冷却運転する際、並列に室外機2からの低圧冷媒を受
    けるごとく配管する弁手段29が設けられていることを
    特徴とする二元冷凍サイクルを有する冷却装置のための
    デフロスト装置。
  2. 【請求項2】 低圧冷媒往路21A、低圧冷媒復路21
    Bを備える室外機2と、カスケードコンデンサ6を含み
    閉冷凍サイクルが構成されて、カスケードコンデンサ6
    の2次側が低圧冷媒往路21Aおよび低圧冷媒復路21
    Bに接続される複数の冷却ユニット1A,1Bとからな
    る二元冷凍サイクルを有する冷却装置において、低圧冷
    媒往路21Aの上手に接続する冷却ユニット1Aが冷却
    運転し、下手に接続する冷却ユニット1Bが逆サイクル
    デフロスト運転する際、下手の前記冷却ユニット1Bが
    直列に室外機2からの低圧冷媒を受けるごとく配管し、
    上手の冷媒ユニット1A、下手の冷却ユニット1Bが共
    に冷却運転する際、並列に室外機2からの低圧冷媒を受
    けるごとく配管する弁手段29が設けられていることを
    特徴とする二元冷凍サイクルを有する冷却装置のための
    デフロスト装置。
  3. 【請求項3】 前記弁手段29が、上手の冷却ユニット
    1Aにおけるカスケードコンデンサ6の2次側冷媒出口
    を低圧冷媒復路21Bに接続するための低圧冷媒出口管
    の途中ならびに、上記冷却ユニット1Aにおけるカスケ
    ードコンデンサ6の2次側の分岐接続点と、下手の冷却
    ユニット1Bにおけるカスケードコンデンサ6の2次側
    の分岐接続点との間の低圧冷媒往路21Aの途中に介在
    するよう設けられた四路切換弁であって、上手・下手の
    両冷却ユニット1A,1Bの一方が冷却運転、他方が逆
    サイクルデフロスト運転の際は、前記低圧冷媒出口管途
    中および前記低圧冷媒往路21A途中を断路し、かつ、
    上手の冷却ユニット1Aにおけるカスケードコンデンサ
    6の2次側冷媒出口を低圧冷媒往路21Aに接続する一
    方、上手・下手の両冷却ユニット1A,1Bが共に冷却
    運転の際は、前記低圧冷媒出口管途中および前記低圧冷
    媒往路21A途中をそれぞれ導通するごとく弁作動する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の二元冷凍サイ
    クルを有する冷却装置のためのデフロスト装置。
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