JP2006152683A - 間仕切壁の取付構造と建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上階で発生した重量床衝撃音などが間仕切壁を通って下階に伝播することを抑制できる、間仕切壁の取付構造と、これを備えた建物を提供することにある。
【解決手段】 間仕切壁1の取付構造であって、上下階でなる建物Tの下階の居室L1,L2を仕切る間仕切壁1が、下階天井C1との間に防振材2を介在させて取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上階床の衝撃音を低減できる間仕切壁の取付構造と、これを備えた建物に関する。
従来、内部に騒音及び振動の発生源を収容する構築物において、その構築物から外部への騒音を防止する防音壁の防振支持構造が、特許文献1に記載されて知られている。この防音壁の防振支持構造は、構築物と防音壁を形成する遮音パネルとの間に、遮音パネルの荷重を一対の弾性材で受け止める弾性支持機構を設けたものである。
特許第3478766号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のような従来技術にあっては、構築物から外部への騒音を防止する防音壁の防振支持構造であるから、外部に対する騒音は確実に抑制できるが、構築物内部において、上階で発生した重量床衝撃音などが下階に伝播することを抑制するものではなかった。特に、従来の建物においては、上階または下階に設置した間仕切壁が床衝撃音による振動を上階から下階に伝播させ、防音性能を悪化させるという問題があった。
本発明の課題は、上階で発生した重量床衝撃音などが間仕切壁を通って下階に伝播することを抑制できる、間仕切壁の取付構造と、これを備えた建物を提供することにある。
請求項1記載の発明は、間仕切壁の取付構造であって、上下階でなる建物の下階の居住空間を仕切る間仕切壁が、下階天井との間に防振材を介在させて取り付けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、間仕切壁の取付構造であって、上下階でなる建物の上階の居住空間を仕切る間仕切壁が、上階床との間に防振材を介在させて取り付けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の間仕切壁の取付構造であって、下階または上階の少なくともいずれか一方の間仕切壁が、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の間仕切壁の取付構造であって、防振材が,防振ゴムまたは潤滑オイルを内蔵した防振マウントで形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の間仕切壁の取付構造を備えていることを特徴とする建物である。
請求項1記載の発明によると、下階の居住空間を仕切る間仕切壁が、下階天井との間に防振材を介在させて取り付けられているので、上階で発生した重量床衝撃音などが間仕切壁を通って下階に伝播することを抑制でき、快適な居住環境を実現できる。
請求項2記載の発明によると、上階の居住空間を仕切る間仕切壁が、上階床との間に防振材を介在させて取り付けられているので、上階で発生した重量床衝撃音などが間仕切壁を通って下階に伝播することを抑制でき、快適な居住環境を実現できる。
請求項3記載の発明によると、さらに、下階または上階の少なくともいずれか一方の間仕切壁が、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁であるので、好みや必要に応じて自由な間取りにできる。
請求項4記載の発明によると、さらに、防振材が,防振ゴムまたは潤滑オイルを内蔵した防振マウントで形成されているので、重量床衝撃音などの伝播を確実に抑制できる。
請求項5記載の発明によると、さらに、請求項1〜4のいずれか1項に記載の間仕切壁の取付構造を備えているので、重量床衝撃音などの伝播を抑制した快適な居住環境を有する建物にできる。
図1〜図4は、本発明の一実施の形態であって、図1は図2のX−X線における間仕切壁の断面図である。図2は建物の1階部分の平面図である。図3は図1のA部を拡大した断面図である。また、図4は防振材の別の例を示す断面図である。
本実施の形態において、図2に示す建物Tは、2階建てのユニット方式の建物であって、階段部は図示省略している。1階部分に4つの建物ユニットUをその長辺側を突き合わせるようにして隣接配置し(図2参照)、2階部分には同じサイズの建物ユニットUを1階部分の建物ユニットUの上に搭載して構築されている(後述の図6参照)。この建物Tの1階部分においては、図2に示すように、北側(図2において上側)の西側(図2において左側)に2個の建物ユニットUにまたがってサニタリーSを配置し、東側(図2において右側)とサニタリーSの南側に2個の建物ユニットUにまたがってキッチンKを配置し、南側(図2において下側)に2個の建物ユニットUにまたがり間仕切壁1で仕切られた居室L1,L2を配置している。サニタリーSとキッチンKとで建物ユニットUの約2個半を占めている。又、居室L1,L2で建物ユニットUの約1個半を占めている。
本実施の形態の間仕切壁1の取付構造は、図1に示すように、建物Tの1階の居室L1,L2を仕切る間仕切壁1が、下階天井C1との間に防振材2を介在させて取り付けられている。この居室L1,L2を仕切る間仕切壁1は、複数に分割された長方形の壁パネルで形成されており、1階床F1と1階天井C1との間に複数枚設置され、防振材2は隣接する間仕切壁1,1にまたがるように配置されている。
上記間仕切壁1の取付構造において、間仕切壁1は、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁である。移動を容易にするため、床面または天井面にレール等を設置するようにしてもよい。
上記間仕切壁1の取付構造に使用する防振材2は,図3に示すような防振ゴムで形成されているが、図4に示すような潤滑オイル(シリコーンオイル)を内蔵した防振マウント20で形成されていてもよい。防振ゴムで形成された防振材2は、図3に示すように、間仕切壁1と接する面に突起が形成され、音の通り道をできるだけ小さくしている。防振マウント20も図4に示すように突起のある同様の構造になされているが、箱型の中空ケース21の下部に防振ゴム22を取り付けて密閉され、密閉ケースの内部にシリコーンオイル23が充填されている。
上記のように構成された本実施の形態の間仕切壁1の取付構造によると、以下のような作用効果がある。
(1)1階の居室L1,L2を仕切る間仕切壁1が、1階天井C1との間に防振材2を介在させて取り付けられているので、2階で発生した重量床衝撃音などが間仕切壁1を通って1階に伝播することを抑制でき、快適な居住環境を実現できる。具体的には、重量床衝撃音を5dBA低減できた。
(2)さらに、間仕切壁1が、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁であるので、好みや必要に応じて自由な間取りにできる。
(3)さらに、防振材2が,防振ゴムまたはシリコーンオイル23を内蔵した防振マウント20で形成されているので、重量床衝撃音などの伝播を確実に抑制できる。
図5〜図7は、本発明の別の実施の形態であって、図5は図6のX−X線における間仕切壁の断面図である。図6は建物の2階部分の平面図である。図7は図5のB部を拡大した断面図である。本実施の形態において、前記実施の形態と同じものは同符号を付けて説明を省略し、異なるものは別符号を付けて説明する。
本実施の形態において、建物Tの2階部分においては、図6に示すように、北側(図6において上側)に3個の建物ユニットUにまたがって居室L5を配置し、南側(図6において下側)に2個の建物ユニットUにまたがる間仕切壁1で仕切られた居室L3,L4を配置している。又、居室L5で建物ユニットUの約2個半を占めている。又、居室L3,L4で建物ユニットUの約1個半を占めている。
本実施の形態の間仕切壁1の取付構造は、図5に示すように、建物Tの2階の居室L3,L4を仕切る間仕切壁1が、2階床F2との間に防振材2を介在させて取り付けられている。この居室L3,L4を仕切る間仕切壁1は、前記実施の形態と同様、複数に分割された長方形の壁パネルで形成されており、2階床F2と2階天井C2との間に複数枚設置され、防振材2は隣接する間仕切壁1,1の下端部にまたがるように配置されている。
上記間仕切壁1の取付構造において、間仕切壁1は、前記実施の形態と同様、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁である。移動を容易にするため、床面または天井面にレール等を設置するようにしてもよい。
上記間仕切壁1の取付構造に使用する防振材2は,図7に示すような防振ゴムで形成されているが、図4に示したような潤滑オイル(シリコーンオイル)を内蔵した防振マウント20で形成されていてもよい。防振ゴムで形成された防振材2は、図7に示すように、間仕切壁1の下端面と接する上面に突起が形成され、音の通り道をできるだけ小さくしている。
上記のように構成された本実施の形態の間仕切壁1の取付構造によると、以下のような作用効果がある。
(1)2階の居室L3,L4を仕切る間仕切壁1が、2階床F2との間に防振材2を介在させて取り付けられているので、2階で発生した重量床衝撃音などが間仕切壁1を通って1階に伝播することを抑制でき、快適な居住環境を実現できる。具体的には、重量床衝撃音を5dBA低減できた。
(2)さらに、間仕切壁1が、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁であるので、好みや必要に応じて自由な間取りにできる。
(3)さらに、防振材2が,防振ゴムまたはシリコーンオイル23を内蔵した防振マウント20で形成されているので、重量床衝撃音などの伝播を確実に抑制できる。
快適な居住環境を実現でき、2階建て以上の戸建住宅や集合住宅としての利用価値が高い。
本発明の一実施の形態であって図2のX−X線における間仕切壁の断面図。 建物の1階部分の平面図。 図1のA部を拡大した断面図。 防振材の別の例を示す断面図。 図6のX−X線における間仕切壁の断面図。 図6は建物の2階部分の平面図。 図7は図5のB部を拡大した断面図。
符号の説明
1 間仕切壁
2 防振材
20 防振マウント
T 建物
C1 1階天井
F2 2階床

Claims (5)

  1. 上下階でなる建物の下階の居住空間を仕切る間仕切壁が、下階天井との間に防振材を介在させて取り付けられていることを特徴とする間仕切壁の取付構造。
  2. 上下階でなる建物の上階の居住空間を仕切る間仕切壁が、上階床との間に防振材を介在させて取り付けられていることを特徴とする間仕切壁の取付構造。
  3. 下階または上階の少なくともいずれか一方の間仕切壁が、間仕切り位置を移動可能な可動間仕切壁であることを特徴とする請求項1または2記載の間仕切壁の取付構造。
  4. 防振材が,防振ゴムまたは潤滑オイルを内蔵した防振マウントで形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の間仕切壁の取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の間仕切壁の取付構造を備えていることを特徴とする建物。
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