JP2006151926A - Th1細胞依存性疾患の予防又は治療剤 - Google Patents

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Abstract

【課 題】 安全性が高く有用なTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤を提供することを目的とする。
【解決手段】樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有することを特徴とするTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤。
【選択図】なし

Description

本発明はTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤に関する。より詳細には、ロジンに含まれる樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有するTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤に関する。
従来、種々の免疫疾患が知られているが、これらの免疫疾患は生体を防御する免疫機構の中心的細胞である白血球中のリンパ球の働きに関連していることが知られている。リンパ球には細胞性免疫を司るT細胞と、液性免疫が中心的役割のB細胞が知られている。T細胞は細胞性免疫の担い手であるとともに、免疫調節の面でも重要な役割を果たしている。
より具体的には、免疫疾患における炎症は、Tリンパ球が分泌するサイトカインが深く関与している。例えばTリンパ球に含まれるヘルパーT細胞(Th細胞)のうち、Th1細胞はインターフェロン−ガンマ(INF−γ)やインターロイキン−2(IL−2)を産生して細胞性免疫を引き起こし、Th2細胞はインターロイキン−4(IL−4)やインターロイキン−10(IL−10)等のサイトカインを産生し、主に体液性免疫に関与することが知られている。Th1細胞の分泌するIFN−γはTh2細胞を抑制し、逆にTh2細胞の分泌するIL−4、IL−10はTh1細胞を抑制する。Th1細胞とTh2細胞は相互に抑制し、生体の正常な状態下においては、両者は一定のバランスを保っている。しかし例えば慢性炎症性疾患である慢性関節リウマチや、臓器特異的自己免疫疾患[例.糖尿病、多発性硬化症、炎症性腸疾患(例.潰瘍性大腸炎、クローン病等)、糸球体腎炎、肝炎、肝障害、自己免疫性溶血性貧血、白血球減少症、血小板減少症、脱髄疾患、橋本甲状腺炎、アジソン病、上皮小体機能低下症、悪性貧血、限局性回腸炎、萎縮性胃炎、グルテン不耐性腸症、グッドパスツール症候群、連鎖状球菌感染後腎炎、重症筋無力症、リウマチ熱、ウィルス性心筋症、ぶどう膜炎、交感性眼炎、尋常性天疱瘡、水疱性天疱瘡、乾癬等]などでは、上記バランスがくずれ、Th1細胞優位に、また例えばアレルギー性疾患等では、Th2細胞優位にあることが知られている。これらの事実に照らし、Th1細胞とTh2細胞(以下、Th1/Th2細胞と記載することもある。)のバランスが病態形成に重要な役割を果たしていることに着目され、免疫疾患がTh1細胞の優位なTh1病(Th1細胞依存性疾患)又はTh2細胞の優位なTh2病(Th2細胞依存性疾患)という概念で理解されるようになってきた(例えば、非特許文献1参照)。
Th1/Th2細胞のバランスは、種々の原因(微生物、化学物質、生体分解産物等の起炎物質、Th1/Th2細胞の相互作用、遺伝的素因等)により、一方の細胞が過剰に増殖されるか活性化されたり、あるいはTh1細胞又はTh2細胞の機能が抑制されるために起こると考えられている。そのため、Th1/Th2細胞のバランスを正常に保つことが重要であり、このバランスを人為的に変換することにより病態を改善しうることが明らかになりつつある(例えば、非特許文献2参照)。
このような知見に基づき、Th1細胞依存性疾患やTh2細胞依存性疾患に対する治療方法として、薬物療法が種々検討されてきたが、従来の抗炎症剤はTh1細胞及びTh2細胞の両細胞を共に抑制するものであり、炎症反応の主役となるTh1/Th2細胞のバランスを調節することにより制御するものではなかった。そのため、Th1細胞が優位な状態にある場合のTh1/Th2細胞のバランスを調節できる新規な薬剤の開発が切望されている。
松ヤニやロジンから得られる樹脂酸類がTh1細胞やTh2細胞に対しどのような作用を示すのか、ましてやTh1細胞依存性疾患に対する効果については全く知られていない。
アニュアル・レビュー・オブ・イムノロジー、第7巻、p.145〜173、1989年 アニュアル・レビュー・オブ・イムノロジー、第10巻、p.385〜409、1992年
本発明は、安全性が高く有用なTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題に対して鋭意・検討を行った結果、天然物である松ヤニやロジンから得られる樹脂酸類が、リンパ球培養試験において、Th1細胞の増殖を抑制し、Th2細胞の増殖を促進し、Th1細胞が優位となる状態を改善することを見出した。本発明者らは、これら知見に基づきさらに検討を重ねて、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有することを特徴とするTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤、および
(2)樹脂酸がアビエチン酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、メルクシ酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸及びテトラヒドロアビエチン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種の樹脂酸であることを特徴とする前記(1)に記載のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤、
に関する。
また本発明は、樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有するTh1細胞依存性疾患の予防治療用医薬又は樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有するTh1細胞依存性疾患の予防治療用健康食品に関する。また、本発明は、ヒトを含む動物に樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を投与することを特徴とするTh1細胞依存性疾患の予防治療方法に関する。さらに本発明はTh1細胞依存性疾患の予防治療のための医薬又は健康食品を製造するための樹脂酸又はその薬学的に許容される塩の使用に関する。
なお、本発明において、Th1細胞依存性疾患とは、Th1/Th2細胞のバランスにおいて、Th1細胞の数又は/及びTh1細胞の機能が優位にある状態により引起こされる全ての疾患をいう。
本発明の予防又は治療剤は、Th1細胞が優位にある状態を調節できるので、Th1細胞依存性疾患、例えば慢性関節リウマチや、臓器特異的自己免疫疾患[例.糖尿病、多発性硬化症、炎症性腸疾患(例.潰瘍性大腸炎、クローン病等)、糸球体腎炎、肝炎、肝障害、自己免疫性溶血性貧血、白血球減少症、血小板減少症、脱髄疾患、橋本甲状腺炎、アジソン病、上皮小体機能低下症、悪性貧血、限局性回腸炎、萎縮性胃炎、グルテン不耐性腸症、グッドパスツール症候群、連鎖状球菌感染後腎炎、重症筋無力症、リウマチ熱、ウィルス性心筋症、ぶどう膜炎、交感性眼炎、尋常性天疱瘡、水疱性天疱瘡、乾癬等]などの予防又は治療剤として用いることができる。
本発明に使用される樹脂酸は毒性のない天然物由来であるために、安全性が高いTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤となり得る。
本発明は、樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有することを特徴とするTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤に関する。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤に係る樹脂酸としては、アビエチン酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、メルクシ酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸又はテトラヒドロアビエチン酸等を挙げることができる。これらの樹脂酸は松の木から製造される松脂を精製して得られる軟化点約70〜80℃の琥珀色の透明ガラス状の樹脂であるロジンの構成樹脂酸である。
これらの樹脂酸の取得は、例えば、アビエチン酸の場合はオーガニック・シンセシス・コレクティヴ、第4巻、p.1−4に記載の方法、レボピマル酸の場合はオーガニック・シンセシス・コレクティヴ、第5巻、p.699−702に記載の方法、ネオアビエチン酸の場合はジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、第21巻、p.610−611に記載の方法、パラストリン酸の場合はジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー第30巻、p.654−655に記載の方法、ピマル酸の場合はジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー、第70巻、p.2079−2091に記載の方法、イソピマル酸の場合はジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、第23巻、p.25−26に記載の方法、サンダラコピマル酸の場合は、カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー、第38巻、p.663−667に記載の方法、メルクシ酸の場合は、特開昭51−131899号公報に記載の方法、デヒドロアビエチン酸の場合は、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、第31巻、p.4246−4248に記載の方法、ジヒドロアビエチン酸の場合は特開昭51−149256号公報に記載の方法又はテトラヒドロアビエチン酸の場合はジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、第31巻、p.4128−4133に記載の公知の方法等に基づいて行われ得る。上記のように製造した樹脂酸を精製して、樹脂酸又はその塩を単離してもよい。
また、アビエチン酸等を水素化することにより得られるジヒドロアビエチン酸又はテトラヒドロアビエチン酸等も本発明に係る樹脂酸として包含される。
上記樹脂酸の塩は、薬学的に許容されるものすべてが含まれる。薬学的に許容される塩は毒性の少ないものが好ましい。適当な塩として、例えばアルカリ金属(カリウム、ナトリウム、リチウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩(テトラメチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩等)又は有機アミン(トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルタミン等)の塩等が挙げられる。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤は、上記樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を単独で用いてもよく、又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、例えばアビエチン酸約44%、パラストリン酸約22%、ネオアビエチン酸約15%、ピマル酸約9、2%、イソピマル酸約1.5%、サンダラコピマル酸約2.7%及びデヒドロアビエチン酸約4.3%を含有するガムロジン(ジャーナル・オブ・ケミカル・エンジニアリング・データ,1967年,第12巻,第2号,p.278参照)等も本発明に係る樹脂酸として好ましく用いることができる。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤は、前記樹脂酸又はその薬学的に許容される塩と医薬上許容されている添加物又は食品添加物として許容されている添加物とを、自体公知の方法で配合して、医薬あるいは食品とすることができる。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤を医薬とする場合、慣用の担体と共に経口剤、注射剤、外用剤又は坐剤等とされる。経口剤としては、例えば錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、乳剤、懸濁剤又はシロップ剤等の剤形が挙げられる。これら製剤は公知の方法によって製造され得る。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤を顆粒剤及び錠剤とする場合には、樹脂酸又はその薬学的に許容される塩は医薬上許容される添加剤、例えば賦形剤(例.乳糖、デンプン、ショ糖、ブドウ糖、マンニトール、コンスターチ、無機塩類等)、滑沢剤(例.タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、崩壊剤(例.カルメロース、カルメロースカルシウム、デンプン、結晶セルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース等)、結合剤(例.デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ヒドロキシプロピルスターチ、結晶セルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン等)などと共に公知の方法で混和、造粒又は打錠され得る。なお、顆粒剤又は錠剤には、適当なコーティング剤(例.ゼラチン、白糖、アラビアゴム、カルナバロウ等)又は腸溶性コーティング剤(例.酢酸フタル酸セルロース、メタアクリル酸コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロースフタレート、カルボキシメチルエチルセルロース等)などで剤皮を施してもよい。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤をカプセル剤として製造する場合には、樹脂酸は公知の賦形剤と共に均等に混和し、又は粒状化し、若しくは粒状化としたものに適当なコーティング剤で剤皮を施し、カプセルに充填するか、適当なカプセル基剤(例.ゼラチン等)にグリセリン又はソルビトール等を加えて塑性を増したカプセル基剤で被包成形してもよい。該賦形剤としては、例えば、流動性と滑沢性を向上させるためのステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク又は軽質無水ケイ酸、加圧流動性のための結晶セルロースや乳糖、あるいは上記崩壊剤等が挙げられる。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤をシロップ剤として製造する場合には、例えば安定剤(例.エデト酸ナトリウム等)、懸濁化剤(例.アラビアゴム、カルメロース等)、矯味剤(例.単シロップ、ブドウ糖等)又は芳香剤等を適宜選択して使用することができる。
注射剤は、水性注射剤又は油性注射剤のいずれでもよい。本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤を水性注射剤とする場合、公知の方法に従って、例えば、水性溶媒(例.注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液等)に、医薬上許容される添加剤、例えば等張化剤(例.塩化ナトリウム、塩化カリウム、グリセリン、マンニトール、ソルビトール、ブドウ糖、プロピレングリコール等)、緩衝剤(例.リン酸緩衝液、酢酸緩衝液、炭酸緩衝液、クエン酸緩衝液、トリス緩衝液、グルタミン酸緩衝液、イプシロンアミノカプロン酸緩衝液等)、保存剤(例.クロロブタノール等)、増粘剤(例.ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等)、安定化剤(例.亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アスコルビン酸等)、懸濁剤(例.アラビアゴム、トラガント、デキストリン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ベントナイト、ビーガム又は無水ケイ酸等)、乳化剤(例.ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビタン、脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル又はモノグリセリド等)又はpH調整剤(例.塩酸、水酸化ナトリウム、リン酸、酢酸等)などを適宜添加した溶液に、樹脂酸又はその塩を溶解した後、フィルター等で濾過して滅菌し、次いで無菌的な容器に充填することにより調製することができる。また適当な溶解補助剤、例えばアルコール(例.エタノール等)、ポリアルコール(例.プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)又は非イオン界面活性剤(例.ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50等)などを使用してもよい。油性注射剤とする場合、油性溶媒としては、例えば、ゴマ油、落花生油、大豆油又はトウモロコシ油等が用いられ、溶解補助剤として安息香酸ベンジル又はベンジルアルコール等を使用してもよい。調製された注射液は、通常、適当なアンプル又はバイアルに充填される。注射剤中の樹脂酸又はその塩は、通常約0.001〜10.0w/v%程度、好ましくは約0.005〜5.0w/v%程度に調整される。
また、外用剤としては、軟膏剤又はクリーム剤等が挙げられ、例えば吸水軟膏、親水軟膏、単軟膏、白色軟膏又はマクロゴール軟膏、あるいはステアリルアルコール、セタノール、パラフィン、流動パラフィン、蜜蝋又はヤシ油等の公知の基剤と混和する等製剤上の常法により調製することができる。
坐剤も慣用の基剤(例.カカオ脂、ラウリン脂、グリセロゼラチン、マクロゴール、ウィテップゾル等)を用いた製剤上の常法によって調製することができる。
また、吸入剤も製剤上の常套手段によって調整することができる。本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤を吸入剤として製造する場合、その添加剤としては、一般に吸入用製剤に使用される添加剤であればいずれのものであってもよく、例えば、噴射剤の他、上記した賦形剤、結合剤、滑沢剤、保存剤、安定化剤、等張化剤、pH調整剤又は矯味剤(例.クエン酸、メントール、グリチルリチンアンモニウム塩、グリシン、香料等)などが用いられる。噴射剤としては、液化ガス噴射剤又は圧縮ガス等が用いられる。液化ガス噴射剤としては、例えば、フッ化炭化水素(例.HCFC22、HCFC−123、HCFC−134a、HCFC142等の代替フロン類等)、液化石油又はジメチルエーテル等が挙げられる。圧縮ガスとしては、例えば、可溶性ガス(例.炭酸ガス、亜酸化窒素ガス等)又は不溶性ガス(例.窒素ガス等)などが挙げられる。
ローション剤には、通常用いられる添加剤が含まれていてもよく、例えばこのような添加剤として、懸濁剤、乳化剤、湿潤剤(例.グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、1,3−ブチレングリコール、dl−ピロリドンカルボン酸、乳酸ナトリウム等)又は保存剤(例.パラオキシ安息香酸エステル類、塩化ベンザルコニウム、クロロブタノール、ベンジルアルコール、デヒドロ酢酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂等)などが挙げられる。上記したこれらの添加剤を用いて、常法に従ってローション剤を調製することができる。
本発明の予防又は治療剤は、Th1細胞依存性疾患、例えば慢性関節リウマチや、臓器特異的自己免疫疾患[例.糖尿病、多発性硬化症、炎症性腸疾患(例.潰瘍性大腸炎、クローン病)、糸球体腎炎、肝炎、肝障害、自己免疫性溶血性貧血、白血球減少症、血小板減少症、脱髄疾患、橋本甲状腺炎、アジソン病、上皮小体機能低下症、悪性貧血、限局性回腸炎、萎縮性胃炎、グルテン不耐性腸症、グッドパスツール症候群、連鎖状球菌感染後腎炎、重症筋無力症、リウマチ熱、ウィルス性心筋症、ぶどう膜炎、交感性眼炎、尋常性天疱瘡、水疱性天疱瘡、乾癬等]などに該疾患の予防治療を目的として投与され得る。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤の有効性は、例えば患者のリンパ球を採取し、その分化増殖機能等を測定することにより判定することができる。例えば本発明の予防又は治療剤の投与前及び投与後の患者の血液を採取し、採取した血液から末梢単核球を分離する。末梢単核球の分離は公知の方法、例えばFicoll−conray溶液を用いる比重遠心法やフィコール・ハイパック法等で行うことができる。分離した細胞にT細胞刺激剤であるマイトジョン、例えばコンカナバリンA(ConA)又はフィトヘマグルチニン(PHA)等を加え細胞を培養し、培養後に増殖したTh1細胞及びTh2細胞の数を測定する。前記マイトジェンを加えることにより、細胞が活性化し、細胞内サイトカイン(例.INF−γ、IL−2、IL−4、IL−10等)が発現する。発現したサイトカイン、例えば発現したINF−γを指標にTh1細胞数を、発現したIL−4を指標にTh2細胞数を検出できる。検出は、細胞内サイトカインを蛍光標識された各抗体[例.FITC−抗INF−γ抗体(ファルミンジェン社製)、PE−抗IL−4抗体(ファルミンジェン社製)等]と結合させ、例えばフローサイトメーター、例えばファクスキャン(ベクトンーディキンソン社製)等を用いることにより行うことができる。末梢血単核球の細胞濃度は、約10〜10個/mL、好ましくは約5×10〜5×10個/mL、より好ましくは約10〜2×10個/mLとなるよう調製され、培養されるのがよい。なおこの場合に使用される培養液としては、単核球細胞の培養に適したものであれば特に制限されず、例えば血清等の生物由来の培養液又は平衡塩類溶液にアミノ酸、ビタミン若しくは核酸塩基等を加えた合成の培養液等が使用できる。好ましい培養液としては、例えばRPMI−1640、AIM−V、DMEM又はIMDM等が挙げられ、とりわけRPMI−1640が好ましい。培養液には、通常ヒト血清又は血漿を添加したものが増殖効果に優れるので好ましく、特に培養する細胞と同一人の血清又は血漿が好ましい。さらに上記のヒト血清又は血漿以外にもウシ胎児血清等を使用することもできる。また、血清を含まないような無血清培地を使用することもできる。培養は、一般的な細胞培養の方法、例えばCOインキュベータ内で行うことができる。CO濃度は約1〜10%の範囲内、望ましくは約3〜7%の範囲内である。培養温度は、約30〜40℃の範囲内であって、特に約35〜38℃が好ましい。培養時間は、特に制限はないが、約1〜10日間程度行うことが好ましく、約1〜3日間がより好ましく、とりわけ約24時間程度が好ましい。なお、培養終了約5〜7時間前に、培養液にタンパク輸送阻害剤、例えばモネンシン(monensinn)やブレフェルディンA(brefeldin A)を添加することが好ましい。これらタンパク輸送阻害剤は、これら阻害剤を含む試薬、例えばゴルジプラグ(Cytofix/cytosperm Plus Kit,ファルミンジェン社製)、GoldgePlugTM(BD Pharingen社製)又はGoldgeStopTM(BD Pharingen社製)等を使用してもよい。これらタンパク輸送阻害剤の使用により、サイトカイン(例.INF−γ、IL−4等)の細胞外への分泌を阻害し、細胞内への蓄積を促進することができるので、サイトカイン(例.INF−γ、IL−4等)を発現した細胞の検出を増強することができる。
得られた細胞数からTh2細胞数に対するTh1細胞数の比(以下、Th1/Th2細胞比という。)を計算する。本発明の予防又は治療剤投与前のTh1/Th2細胞比と投与後のTh1/Th2細胞比を比較し、投与後の該細胞比が低下している場合に本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤の効果が認められたとすることができる。前記細胞比は、発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤の投与後に、該予防又は治療剤の投与前のTh1/Th2細胞比より低下しさえすればよいが、好ましくは投与前のTh1/Th2細胞比の約10〜80%程度、さらに好ましくは約10〜60%程度、さらに好ましくは約10〜30%程度低下するのが好ましい。
本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤の投与量は、患者の年齢、体重、疾患の程度又は剤型により異なるが、例えば注射剤の場合、成人に対する投与量は、樹脂酸の重量として通常約0.01mg〜1g/日であり、経口剤の場合は、樹脂酸の重量として、例えば通常約0.01mg〜1g/日である。
本発明を食品として使用する場合、食品添加物として許容される添加物(例.ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等)と共に、公知の方法により、錠剤、顆粒剤又はカプセル剤等とすることができる。
また本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤は、他の食品成分又は例えば食品添加物等の食品材料等に混合してTh1細胞依存性疾患の発生を抑制するための食品とすることもできる。この場合、他の食品成分は特に限定はされず、様々な食品に利用可能である。例えば、醤油、粉末醤油、味噌、粉末味噌、もろみ、ひしお、フリカケ、マヨネーズ、ドレッシング、食酢、三杯酢、粉末すし酢、天つゆ、麺つゆ、ソース、ケチャップ、焼肉のたれ、カレールー、中華の素、シチューの素、スープの素、ダシの素、複合調味料、みりん、新みりん、テーブルシュガー又はコーヒーシュガー等の調味料、せんべい、あられ、おこし、花林糖、求肥、餅、まんじゅう、ういろう、あん、羊羮、水羊羮、錦玉、ゼリー、カステラ又は飴玉等の和菓子、ビスケット、クラッカー、クッキー、パイ、プリン、シュークリーム、ワッフル、スポンジケーキ、ドーナッツ、チョコレート、チューインガム、キャラメル、キャンデー又はグミゼリー等の洋菓子、アイスクリーム、アイスキャンデー又はシャーベット等の氷菓、氷蜜等のシロップ、バタークリーム、カスタードクリーム、フラワーペースト、ピーナッツペースト又はフルーツペースト等のスプレッド及びペースト、ジャム、マーマレード、シロップ漬又は糖菓等の加工果実及び加工野菜、パン、麺、米飯又は人造肉等の穀類加工食品、サラダオイル又はマーガリン等の油脂食品、福神漬、べったら漬、千枚漬又はらっきょう漬等の漬物、たくあん漬の素又は白菜漬の素等の漬物の素、ハム又はソーセージ等の畜肉製品、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、カマボコ、チクワ又はハンペン等の魚肉製品、ウニの塩辛、イカの塩辛、酢コンブ、さきするめ又はフグのみりん干し等の珍味、農産物、畜産物又は水産物等から製造される煮物、焼物、炒め物、揚げ物、蒸し物又はあえ物等の惣菜、えびフライ、コロッケ、シューマイ、ぎょうざ、春巻、ハンバーグステーキ、ミートボール、フィッシュハンバーグ又はフィッシュボール等の冷凍調理食品、ハンバーグ、ミートボール、赤飯、牛めし、とり釜めし、玄米がゆ、カレー、ミートソース、デミグラスソース、ポタージュスープ、コンソメスープ、シチュー、おでん、八宝菜、煮豆、焼鳥、茶碗蒸し又は野菜の水煮等のレトルト食品、錦糸卵等の卵製品、乳飲料、バター又はチーズ等の乳製品、魚肉、畜肉、果実又は野菜等の瓶詰及び缶詰、合成酒、醸造酒、果実酒又は洋酒等の酒類、コーヒー、ココア、ジュース、茶、紅茶、ウーロン茶、ミネラル飲料、炭酸飲料、乳酸飲料又は乳酸菌飲料等の清涼飲料、プリンミックス、ホットケーキミックス、即席ジュース、即席しるこ又は即席スープ等の即席食品等が挙げられる。
上記食品中の樹脂酸又はその塩の含有量は、食品の種類により異なるが、通常約0.001〜0.1質量%程度である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)実験方法
健常成人甲及び乙の2名から20mLの静脈採血を行った。この血液をフィコール・ハイパック法により遠心分離して、ヒトTリンパ球を含む末梢血単核球分画を得た。得られた末梢血単核球を10個/mLの濃度となるよう、5%自己血漿をふくむRPMI1640培養液に浮遊させ、24穴の培養プレートに1mLずつ分注する。これに被験物質をジメチルスルホキシドに溶解した被験溶液を、被験物質が最終濃度1μg/mL又は10μg/mLとなるよう添加し、更にPHAを至適濃度(1μg/mL)になるように加え、37℃にて24時間培養した。培養終了6時間前にゴルジプラグ(Cytofix/cytosperm Plus Kit,ファルミンジェン社)を1μL加えた。培養終了時に各穴に100μLのCytoFixを加え、4℃にて15分間反応させた。反応後、0.1%サポニン含有リン酸緩衝液で細胞を洗浄し、FITC−抗INF−γ抗体とPE−抗IL−4抗体(いずれもファルミンジェン社製)を加え、30分間反応させた。FITC−抗INF−γ抗体又はPE−抗IL−4抗体と結合した細胞をフローサイトメーター(ファクスキャン、ベクトンーディキンソン社製)で検出し、検出されたサイトカイン産生細胞(Th1及びTh2細胞)数を算出した。被験物質は、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸又はイソピマル酸を使用した。対照としては、被験物質の代わりにジメチルスルホキシド(最終濃度0.1%)を被験溶液と同量、培養液に添加した。
フローサイトメーターで測定した細胞数は、10個であった。
(2)実験結果
健常成人甲から採取した末梢血単核球のPHA刺激後のTh1細胞数又はTh2細胞数を測定した結果を図1に示した。健常成人Aの末梢血単核球では、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸あるいはイソピマル酸の添加により、対照と比べ、INF−γを産生するTh1細胞数が減少した(図1A)。またTh2細胞数はデヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸あるいはイソピマル酸10μg/mLの添加により、対照と比べ増加した(図1B)。前記Th1細胞数とTh2細胞数をTh1/Th2細胞比で示すと図1Cとなり、Th1/Th2細胞比はデヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸あるいはイソピマル酸の添加により、濃度依存的に低下した。
健常成人乙から採取した末梢血単核球のPHA刺激後のTh1細胞数又はTh2細胞数を測定した結果を図2に示した。健常成人乙の末梢血単核球では、デヒドロアビエチン酸又はジヒドロアビエチン酸の各々1又は10μg/mLの添加により、INF−γを産生するTh1細胞数が対照に比べ約5%増加した。一方、イソピマル酸を添加した場合においては、イソピマル酸1μg/mLの添加によりTh1細胞数が対照に比べ約5%増加したが、10μg/mLの添加では、対照と比べTh1細胞数が減少した(図2A)。またTh2細胞数はデヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸又はイソピマル酸10μg/mLの添加により、対照と比べ増加した(図2B)。前記Th1細胞数とTh2細胞数をTh1/Th2細胞比で示すと図2Cとなり、Th1/Th2細胞比はデヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸あるいはイソピマル酸の添加により、大きく低下した。
以上の結果は、樹脂酸が生体内でTh1/Th2細胞比のバランスがくずれ、Th1細胞が優位となるのを抑制するので、Th1細胞依存性疾患に利用し得ることがわかった。
本発明の予防又は治療剤は、Th1細胞依存性疾患の予防治療に有用で、天然物由来の樹脂酸を用いるために安全に使用できる。また本発明のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤は、免疫調節の中枢を担うTh1/Th2細胞バランスがくずれ、Th1細胞の優位な状態を抑制することができる新しい薬物療法として有用である。
図1は、健常成人甲の末梢血単核球をPHAで刺激したときの樹脂酸の効果を示す図である。AはTh1細胞数[全細胞に対する比率(%)]、BはTh2細胞数[全細胞に対する比率(%)]及びCはTh1/Th2細胞比を示す。図中●は、デヒドロアビエチン酸を、三角はジヒドロアビエチン酸を、■はイソピマル酸を示す。 図2は、健常成人乙の末梢血単核球をPHAで刺激したときの樹脂酸の効果を示す図である。AはTh1細胞数[全細胞に対する比率(%)]、BはTh2細胞数[全細胞に対する比率(%)]及びCはTh1/Th2細胞比を示す。図中●は、デヒドロアビエチン酸を、三角はジヒドロアビエチン酸を、■はイソピマル酸を示す。

Claims (2)

  1. 樹脂酸又はその薬学的に許容される塩を含有することを特徴とするTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤。
  2. 樹脂酸がアビエチン酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸、ピマル酸、イソピマル酸、サンダラコピマル酸、メルクシ酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸及びテトラヒドロアビエチン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種の樹脂酸であることを特徴とする請求項1に記載のTh1細胞依存性疾患の予防又は治療剤。

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